JP2018028671A - カメラ装置及びカメラ装置の制御方法 - Google Patents

カメラ装置及びカメラ装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遮光率を調整することにより最適な画像を得て、監視能力の向上を図る。【解決手段】カメラ装置10Aは、本体20に対する支持部材32の回動、支持部材32に対するカメラ部140の回動及び遮光板部50Aの状態を制御する。また、カメラ装置10Aは、カメラ部140の撮像方向を含む複数の姿勢情報を記憶する。記憶部71は、第1回動軸31を中心とするカメラ部140の向き情報である第1角度情報(パン角度情報)P及び第2回動軸35を中心として本体20に対するカメラ部140の向き情報である第2角度情報(チルト角度情報)Tを有する複数の姿勢情報を記憶する。記憶部71は、退避状態又は被覆状態における遮光率Mを示す遮光板部情報も記憶する。制御部70が、記憶部71に記憶された姿勢情報に基づいてカメラ部140の向きを決定し、記憶部71に記憶された遮光板部情報に基づいて遮光板51による遮光率Mを決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動する機能を有するカメラ装置及びカメラ装置の制御方法に関する。
従来、監視カメラ等のカメラ装置では、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動させて撮影するものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図17に示すように、特許文献1に記載のドーム型カメラ100は、半球状のドームカバー101を備えている。ドームカバー101の内側には、カメラレンズ102を有するレンズユニット103が収容されている。
ドーム型カメラ100には、パンモータとチルトモータが備えられており、レンズユニット103は、パン方向とチルト方向に回動可能である。
このドーム型カメラ100では、チルト角が大きい方向(水平方向に近い方向)を撮影する場合に、ケラレが生じないように、レンズユニット103をドームカバー101の球心から天頂方向へオフセットしている。レンズユニット103をドームカバー101の球心からオフセットすると、ドームカバー101のレンズ効果に起因する収差が生じ、この収差により、図18(B)の写真のように像が重なって映り、画質が低下してしまう。
なお、この現象はレンズユニット103がオフセットされていなくても、図18(A)のように、ドームカバー101の半球部分の上側に円筒部分が設けられる場合には、同様に発生する。これは、レンズユニット103が水平近い角度にある場合には、光軸CBMの上側でドームカバー101を透過する光L1の透過角度α1と、下側でドームカバー101を透過する光L2の透過角度α2とが異なり、焦点F1、F2の位置がずれるためである。
この画質低下を改善する為に、レンズユニット103には、部分遮光フィルタ104が備えられている。部分遮光フィルタ104の端部には、支持片106を介して円弧状のガイド部105が設けられている。ガイド部105の左右の側面には、それぞれ2つのガイドピン107が突設されている。レンズユニット103の上部には、左右一対のガイド板108が設けられている。ガイド部105のガイドピン107は、ガイド板108に設けられた円弧状の長孔109にスライド可能に挿入されている。
これにより、部分遮光フィルタ104が、挿入位置と退避位置との間で往復移動して、撮像素子に入射される一方の光を遮ることにより、像の重なりを防ぐことができる。
特開2012−103452号公報(第1図)
しかしながら、従来のカメラ装置(ドーム型カメラ100)においては、部分遮光フィルタ104が、挿入位置と退避位置との間で往復移動可能となっており、いずれか一方を選択する。このため、チルト角が大きく水平に近い方向を撮影する際に、部分遮光フィルタ104を挿入位置に配置可能であるが、監視方向や監視対象に応じた挿入量を制御ができず、例えば暗くなりすぎてしまう等、最適な画像が得られないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、遮光率を調整することにより最適な画像を得て、監視能力の向上を図ることができるカメラ装置及びカメラ装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明のカメラ装置は、透光性を有するドームカバーと、前記ドームカバーの内部に設けられ、回動軸を中心として回動可能なカメラ部と、前記カメラ部に前記ドームカバーを透して入射される光を、前記カメラ部の撮影方向に応じて遮光するように複数の遮光板の位置を回動可能な遮光板部と、を備え、前記カメラ部は、前記複数の遮光板の間から光が入射されるように配置され、前記遮光板部は、前記カメラ部の回動軸と同一又は平行な回動軸を中心として前記複数の遮光板を回動させる。
本発明のカメラ装置の制御方法は、透光性を有するドームカバーの内部に設けられ、回動軸を中心として回動可能なカメラ部に前記ドームカバーを透して入射される光を、前記カメラ部の撮影方向に応じて遮光する複数の遮光板の間に前記カメラ部が配置され、前記カメラ部の回動軸と同一又は平行な回動軸を中心として前記複数の遮光板の位置を回動させるステップを含む。
本発明に係るカメラ装置及びカメラ装置の制御方法によれば、制御部が、記憶部に記憶された姿勢情報に基づいてカメラ部の向きを決定するとともに、記憶部に記憶された遮光板部情報に基づいて遮光板の遮光率を決定する。これにより、最適な画像を得て、監視能力の向上を図ることができる。
また、本発明に係るカメラ装置及びカメラ装置の制御方法によれば、カメラ部及び遮光板部は、透光性のカバーにより覆われている。カバーは、カメラ部の第2回動軸を中心とする回動に伴って、カメラ部の光軸を中心とする一方と他方において透過角度が異なる形状をしている。このため、光軸の一方を通過した光と、他方を通過した光の焦点距離が異なり、像がダブってぼける。そこで、遮光板駆動部により遮光板を適切に回動させることにより、カメラ部の光軸を中心とする一方又は他方を通過する光を遮光するので、像がダブるのを防止して、画質を改善することができる。
本発明に係るカメラ装置及びカメラ装置の制御方法によれば、チルト方向に回動可能なカメラ部が設けられているパンテーブルに、カメラ部に入射される光の一部を遮光する遮光板が、遮光板昇降部を介して昇降可能に設けられている。制御部は、記憶部に記憶された姿勢情報に基づいてカメラ部の向きを制御するとともに、記憶部に記憶された遮光板の位置情報に基づいて遮光板昇降部を制御する。遮光板はカメラ部と一体でパン方向に回転するとともに、カメラ部のチルト方向の回動に対応して遮光板が昇降する。このため、簡易な構造及び容易な制御でカメラの位置に応じた遮光量を得ることにより、最適な画像を得ることができる。
本発明に係るカメラ装置及びカメラ装置の制御方法によれば、遮光板は、カメラ部の周囲であるパンテーブルの周囲360度に、遮光板昇降部を介して昇降可能に設けられているので、カメラ部のパン方向向きにかかわらず、常にカメラ部の前方を遮光することができる。そして、制御部は、記憶部に記憶された姿勢情報に基づいてカメラ部の向きを制御するとともに、記憶部に記憶された遮光板の位置情報に基づいて遮光板昇降部を制御する。これにより、パンテーブルとカメラ部がパン方向に回動しても、遮光板は常にカメラ部の前方に位置するとともに、カメラ部のチルト方向の回動に伴って遮光板が昇降する。このため、簡易な構造及び容易な制御でカメラ部の位置に応じた遮光量を得ることにより、最適な画像を得ることができる。
本発明に係る第1実施形態のカメラ装置を下方から見た全体斜視図 本発明に係る第1実施形態のカメラ装置の本体に収容されている機構を上方から見た斜視図 カメラ部を上方から見た斜視図 カメラ部及び遮光板部の側面図 制御系統を示すブロック図 記憶部に記憶されるデータを示す表 遮光板による遮光率の説明図 望遠レンズの前面の一部を被覆した状態における画像を示す説明図 広角レンズの前面の一部を被覆した状態における画像を示す説明図 (A)光軸の上側の光を遮光した場合の結像を示す概略断面図、(B)(A)によって結像した像の写真 本発明に係る第2実施形態のカメラ装置における遮光板部の斜視図 (A)退避状態の遮光板部の位置を示す正面図、(B)被覆状態の遮光板部の位置を示す正面図 カメラ部と遮光板部との連動を示す斜視図、(A)水平方向の一方に向いた状態を示す図、(B)カメラ部の回動途中を示す斜視図、(C)水平方向反対側を向いた状態の斜視図 プライバシーモードの遮光板部の位置を示す正面図 プライバシーモードでのカメラ部及び遮光板部の正面図 プライバシーモードでのカメラ装置の断面図 従来の車両に搭載されたCCDカメラの光学系の概略構成 (A)光軸の上側と下側でカバーを透過する光の透過角度の違いによって像がダブる場合の説明図、(B)(A)によって像が重なって映る写真 本発明に係る第5実施形態のカメラ装置の本体に収容されている機構を上方から見た斜視図 カメラ部及び遮光板部の側面図 (A)本発明に係る第5実施形態のカメラ装置において退避状態の遮光板を示す正面図、(B)被覆状態の遮光板を示す正面図 (A)本発明に係る第6実施形態のカメラ装置において退避位置の遮光板の正面図、(B)下側の遮光板を回動させた状態の正面図、(C)被覆状態の遮光板を示す正面図 本発明に係る第7実施形態のカメラ装置における遮光板の正面図 第2回動軸がカバーの中心から水平方向にオフセットした状態の正面図 (A)カバーが半楕円形状の場合を示す断面図、(B)カバーが円筒形状の場合を示す断面図 従来のカメラ装置における半球状のカバーを透過する光を示す断面図 本発明に係る第8実施形態のカメラ装置が天井面に取り付けられた状態の断面図 パンテーブルに取り付けられる遮光板及びインナードームカバーの斜視図 (A)インナードームカバーの開口部が180度に設定されている場合のチルト回動角度及びパン回動角度を示す斜視図及び断面図、(B)インナードームカバーの開口部が90度に設定されている場合のチルト回動角度及びパン回動角度を示す斜視図及び断面図 制御装置のブロック図 本発明に係る第9実施形態のカメラ装置が天井面に取り付けられた状態の断面図 インナードームカバーの外側に設けられている遮光板が原点位置にある状態を示す斜視図 インナードームカバーの外側に設けられている遮光板が下降した状態を示す斜視図 制御装置のブロック図 本発明に係る第4実施形態のカメラ装置の動作を説明するフローチャート (A)、(B)遮光板の移動量とAF評価値との関係の一例を示すグラフ、(C)遮光板の移動量とAF評価値との関係と遮光板の移動量と明るさとの関係の各一例を示すグラフ
(第1実施形態)
以下、本発明に係るカメラ装置について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、第1実施形態のカメラ装置10Aは、例えば、取付面である天井面11に取り付けて、天井面11より下方を360度監視可能な監視カメラに用いることができる。
なお、以下の説明においては、天井面11側を上とし、天井面11と反対側を下として説明する。
カメラ装置10Aは、天井面11に取付可能な本体20を有する。本体20は、天井面11に取り付けられる円盤状のベース21と、ベース21の下側に取り付けられる略円筒形状の収容部22と、収容部22の開口221を覆う透明の半球状のカバー23を有する。
図2に示すように、本体20には、内部機構30が収容される。本体20の収容部22に収容される内部機構30は、収容部22に収容され、天井面11に対して垂直な第1回動軸31を有する。
第1回動軸31の下端部には、第1回動軸31を中心として本体20に対して矢印A方向に回動可能な支持部材32が取り付けられている。第1回動軸31の上端部は、ベース21又は収容部22の上部に固定されている。
支持部材32は、全体コ字形状を呈しており、天板321と、天板321から下方に延びる一対の対向する側板322、322を有する。天板321の上側における第1回動軸31の周囲には、第1回動軸31よりも大径のギヤ部33が、支持部材32と一体で回転するように設けられている。
本体20の収容部22には、第1モータ34が取り付けられている。第1モータ34の回転軸341には、ギヤ部33に噛合するギヤ342が取り付けられている。
従って、ギヤ部33は、第1モータ34により回転制御され、支持部材32が図2中矢印A方向に回転制御される。なお、第1モータ34は、後述する制御部70に接続されている(図5参照)。
支持部材32の一対の側板322、322には、第1回動軸31に対して直交する第2回動軸35が、支持部材32に対して回動可能に各々設けられている。一対の第2回動軸35、35の間には、カメラ部140が一体で設けられている。従って、カメラ部140は、一対の第2回動軸35、35と一体で側板322に対して回動可能となっている。
第2回動軸35は水平に設けられており、一方の第2回動軸35の先端には、ギヤ部36を有する。ギヤ部36は、第2回動軸35と一体で回転する。
支持部材32には、第2モータ37が取り付けられている。第2モータ37の回転軸371には、ギヤ部36に噛合するギヤ372が取り付けられている。ギヤ部36は第2モータ37により制御されて、カメラ部140は鉛直面内で上下方向に回動制御される(矢印B参照)。なお、第2モータ37は、後述する制御部70に接続されている(図5参照)。
図3及び図4に示すように、カメラ部140は、レンズ41を収容する筒体42と、筒体42を通過してきた光が結像して電気信号に変換される撮像素子43を有する。筒体42の両側面には、第3回動軸44が外向きに突出して設けられている。
筒体42には、第3モータ55が水平方向外側に取り付けられている。第3モータ55は、筒体42と一体で移動できれば、取り付け方は問わない。第3モータ55の回転軸には、ギヤ551が装着されている。なお、第3モータ55は、後述する制御部70に接続されている(図5参照)。
筒体42の前面(被写体側)には、遮光板部50Aが取り付けられている。遮光板部50Aは、部分円弧状に屈曲された遮光板51を有する。遮光板51の幅方向両端は、対向する一対の扇形状の支持板52、53により支持される。支持板52、53は、扇形状の中心位置に、第3回動軸44に回動可能に支持される軸受部154を有する。
一方の支持板52には、第3回動軸44を中心とする円弧状の長孔521が設けられている。長孔521における中心側の一面には、第3モータ55のギヤ551に噛合するギヤ522が形成されている。
従って、第3モータ55を回転させると、遮光板部50Aは、カメラ部140のレンズ41の前方を遮光板51により一部を覆う被覆状態と、レンズ41の前方から遮光板51を退避させる退避状態との間で回動する。
遮光板部50Aの後方(被写体と反対方向)には、原点センサ156が設けられている。原点センサ156は、退避状態の遮光板部50Aの遮光板51又は支持板52、53のいずれかを検出可能となっている。
原点センサ156は、制御部70に接続されており、遮光板51が原点に位置していることを検出する。これにより、遮光板51を正確に位置決めすることができ、遮光率を高精度で制御できる。
図5に示すように、カメラ装置10には、制御部70や記憶部71以外に、信号処理部72、I/F部73を有する。信号処理部72は、撮像素子43からの信号をγ補正、ゲイン補正等の映像信号処理を行い、I/F部73に出力する。
I/F部73は、外部のコントローラ(PC)170とネットワークを介して接続され、信号処理部72からの映像信号を送信するとともに、コントローラ(PC)170からの制御信号を制御部70に送信する。
一方、コントローラ(PC)170には、操作部75、制御部76、I/F部77、モニター78が設けられている。I/F部77は、カメラ装置10AのI/F部73とネットワークを介して接続され、カメラ装置10Aからの映像信号を受信して、モニター78に出力する。モニター78は、I/F部77を介して受信した映像信号を画面に出力する。
また、操作部75は、遮光板51の位置を遠隔で操作するための信号を入力する。制御部76は、操作部75からの信号を受信、解析し、遮光板51を制御する為の制御信号をI/F部77を介してカメラ装置10Aに送信する。
これにより、コントローラ(PC)170は、カメラ部140のパン方向の角度及びチルト方向の角度を制御して、カメラ部140の姿勢を制御する。また、遮光板51の位置を制御して、遮光率を調整する。
第1モータ34、第2モータ37、第3モータ55は、制御部70によって制御される。これにより、制御部70は、支持部材32の回動、支持部材32に対するカメラ部140の回動及び遮光板部50Aの状態を制御する。
制御部70には、記憶部71が接続されている。図6に示すように、記憶部71は、特定の撮影方向を示すプリセット番号に対するカメラ部140の姿勢情報及び遮光板部50Aの遮光板部情報が記憶されている。
これらの情報は、カメラ装置10Aを設置した後に、離れた場所にいる監視者が操作するコントローラ(PC)170により設定される。
つまり、監視者は、コントローラ(PC)170の操作部75によりカメラ部140を撮影したい方向に向け、カメラ部140の撮影している映像をモニター78で見ながら、像の重なりを低減させ、かつ、暗くなりすぎないように遮光板部50Aの位置を制御して調整する。このように、カメラ部140の撮影方向を示す姿勢情報と遮光板部50Aの遮光板部情報の調整を完了した後、監視者は、コントローラ(PC)170の操作部75にあるセットボタン等により、記憶部71にプリセット番号と共にカメラ部140の姿勢情報と遮光板部50Aの遮光板部情報とを記憶させる。
この作業をプリセット番号1からプリセット番号Nまで行って、図6に示す表を作成して記憶部71に記憶する。
カメラ部140の姿勢情報としては、例えば、本体20に対する支持部材32の第1回動軸31回りの第1角度情報(パン角度)P、支持部材32に対するカメラ部140の第2回動軸35回りの第2角度情報(チルト情報)T、ズーム情報Z、フォーカス情報F等がある。
また、遮光板部情報としては、例えば、遮光板51による遮光率Mや遮光板51の位置情報等がある。
ここで、遮光率Mは、図7に示すように、遮光板51によって被覆されているレンズ41の面積の割合(%)で示すことができる。従って、遮光板51が退避状態にある場合を遮光率M=0とし100%の明るさが得られる。この退避状態は、原点センサ156が遮光板部50Aを検出することから容易かつ高精度で検知される。
次に、制御部70によるカメラ装置10Aの制御について説明する。
まず、監視者が、コントローラ(PC)170の操作部75によりプリセット番号1を選択すると、制御部70は、図6に示すように、記憶部71に記憶されているプリセット番号1の被写体(例えば、玄関)にカメラ部140を向けて撮影を行う。即ち、制御部70は、第1モータ34を制御して支持部材32を第1角度(パン角度)P1位置に回動させる。また、制御部70は、第2モータ37を制御してカメラ部140を第2角度(チルト角度)T1位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z1、フォーカス位置(焦点位置)F1に移動させる。
更に、制御部70は、第3モータ55を制御して遮光板部50Aを移動させる。図6においては、遮光率が10%となるような被覆状態に設定する。
次に、監視者が、コントローラ(PC)170の操作部75によりプリセット番号2を選択すると、制御部70は、記憶部71に記憶されているプリセット番号2の被写体(例えば、受付)にカメラ部140を向けて撮影を行う。即ち、制御部70は、第1モータ34を制御して支持部材32を第1角度(パン角度)P2位置に回動させる。また、制御部70は、第2モータ37を制御してカメラ部140を第2角度(チルト角度)T2位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z2、フォーカス位置(焦点位置)F2に移動させる。
更に、制御部70は、第3モータ57を制御して遮光板部50Aを移動させる。図6において、遮光率M=0%なので、退避状態に移動させる。
次に、レンズ41の前面の一部を遮光板部50Aで被覆した被覆状態における撮影画像について説明する。
図8に示すように、レンズ41の倍率を望遠にした際には、レンズ41の上端部を遮光板51Aで覆っても、全体的な光量の低下はあるが、遮光板51Aで覆われていないレンズ41の下端部を介して被写体の光は撮像素子43に届くため、像の欠損は無い。
一方、図9に示すように、レンズ41の倍率を広角にした場合には、レンズ41の上端部を遮光板51Aで覆うと被写体の上部の光は遮光板51Aで遮られ、撮像素子43に届かず、像の欠損(図9中点線で表示)が生じてしまう。
第1実施形態のカメラ装置10Aの作用効果について説明する。
カメラ装置10Aは、天井面11に取り付けられる本体20に、天井面11に対して垂直な第1回動軸31を中心として回動可能な支持部材32を有する。支持部材32には、第1回動軸31に対して直交する第2回動軸35を中心として回動可能なカメラ部140が取り付けられる。カメラ部140には、遮光板部50Aが取り付けられる。遮光板部50Aは、カメラ部140のレンズ41の前方を遮光板51により一部を覆う被覆状態とレンズ41の前方から遮光板51を退避させる退避状態とが、選択可能である。
即ち、図10(A)に示すように、遮光板51Aによって光軸CBMの上方の光L1を遮光することができる。これにより、光軸CBMの下方の光L2のみがレンズ41に入射するので、図10(B)に示すように、重なる(ダブる)像の一方を遮光することができ、画質を改善することができる。
カメラ装置10Aは、本体20に対する支持部材32の回動、支持部材32に対するカメラ部140の回動及び遮光板部50Aの状態を制御する制御部70を有する。また、カメラ装置10Aは、カメラ部140の撮像方向を含む複数の姿勢情報を記憶する記憶部71を有する。記憶部71は、第1回動軸31を中心とするカメラ部140の向き情報である第1角度情報(パン角度)P及び第2回動軸35を中心として本体20に対するカメラ部140の向き情報である第2角度情報(チルト情報)Tを有する複数の姿勢情報を記憶する。また、記憶部71は、退避状態又は被覆状態における遮光率Mを示す遮光板部情報をも記憶する。
そして、制御部70が、記憶部71に記憶された姿勢情報に基づいてカメラ部140の向きを決定するとともに、記憶部71に記憶された遮光板部情報に基づいて遮光板51の遮光率Mを決定する。
これにより、遮光率Mを調整することにより最適な画像を得て、監視能力の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のカメラ装置を説明する。
なお、前述した第1実施形態のカメラ装置10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図11に示すように、第2実施形態のカメラ装置10Bでは、遮光板部50Bは、上下一対の遮光板571、572を有する。両遮光板571、572はレンズ41の外径よりも大きく離れており、両遮光板571、572の間には開口58が設けられている。
従って、図12(A)に示すように、遮光率M=0の退避状態では、レンズ41の前方は全体が開口58から前方に露出する。
一方、遮光板部50Bを下方(図12(B)中矢印A)へ回動させた遮光状態では、レンズ41の上部が遮光板571によって一部遮られる。
次に、カメラ部140を第2回動軸35回りに180度回動させて反転した場合の遮光板部50Bについて説明する。
図13(A)では、カメラ部140は水平方向の一方向に向いており、レンズ41の上部が一部遮光板571により覆われている被覆状態を示す。この状態からカメラ部140及び遮光板部50Bを矢印A方向へ回動させる。
図13(B)は、カメラ部140を第2回動軸35を中心として90度回動させて真下を向いた状態を示す。カメラ部140を回動させる際に、遮光板部50Bを同期して第3回動軸44を中心として回動させる。ここでは、カメラ部140が下方を向いたときに、レンズ41が遮光板部50Bの開口58に位置するように、遮光板部50Bの方を若干早く回動させる。これにより、レンズ41の前方が、両遮光板571、572によって覆われていない退避状態となる。
そして、図13(C)に示すように、更にA方向へ回動させてカメラ部140が反転して水平方向の他方向へ向いたときには、遮光板部50Bは、他方の遮光板572がレンズ41の上部を覆う被覆状態となる。
このとき、レンズ41の上下の向きが反対になるため、信号処理部72で映像の上下反転を行っている。
なお、図13においては、第2回動軸35と第3回動軸44とを同じ位置に設けたが、異なる位置に設けた場合も同様である。
以上、説明した第2実施形態のカメラ装置10Bによれば、遮光板部50Bが、遮光板部50Bの移動方向にカメラ部140のレンズ41の外径よりも大きく離れた一対の遮光板571、572を有する。
このため、カメラ部140及び遮光板部50Bが第2回動軸35を中心として反転しても、遮光率Mの調整が可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のカメラ装置を説明する。
前述した第1実施形態及び第2実施形態のカメラ装置10A、10Bでは、遮光板部50A、50Bを動かしてレンズ41の一部の光を遮ることによって、像の重なりを防ぎ、最適な画像を得られるようにしている。
第3実施形態のカメラ装置10Cは、遮光板部50A、50Bの構造を用いて、プライバシー保護の機能を実現する。
図14に示すように、第3実施形態のカメラ装置10Cは、第3モータ55(図3〜図5参照)を制御し、遮光板51をレンズ41の前球の全てを覆い隠す位置に動かすようにする。このように、遮光板51がレンズ41の前球の全てを覆い隠す位置(遮光率M=100%)にすると、カメラ部140に映される被撮影者のプライバシーを保護するとともに、被撮影者に対して撮影していないことを示すことができる。
また、遮光板51でレンズ41の前球の全てを覆い隠す構造だけでなく、図15に示すカメラ装置10Dのように、カバー23(図2参照)とレンズ41(図2参照)との間に設けられたインナーカバー23Aを用いてレンズ41を覆い隠す構造や、図16に示すカメラ装置10Eのように、カメラ筐体45を用いてレンズ41を覆い隠す構造も本発明に含まれる。
なお、これらの場合には、遮光板51だけでなく、カメラ装置10D、10Eの向きをインナーカバー23Aやカメラ筐体45に合わせるように制御する必要がある。
更に、カメラ装置10A、10B、10C、10D、10Eの記憶部71に、プリセット番号と共に姿勢情報と遮光板部情報(遮光率M=100%)を登録しておけば、特定の位置におけるプライバシーの保護の機能を実現することができる。つまり、監視者はコントローラ(PC)74の操作部75により、プリセット番号を入力すれば、自動的にプライバシーを優先するプライバシーモードに移行することが可能となる。
このように遮光板51の制御と同様にプライバシーの保護機能を実現できるため、カメラ装置10A、10B、10C、10D、10Eとコントローラ(PC)170とはプライバシー機能のON/OFFコマンドを改めて設けなくもよく、コントローラ(PC)170のバージョンアップは不要となる。
また、カメラの向きによって自動で遮光板をレンズ41の前に配置するようにしてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のカメラ装置を説明する。
前述した第1実施形態及び第2実施形態のカメラ装置10A、10Bでは、カメラ部140の姿勢情報に応じて、予め遮光板571、572の位置を調整して遮光する範囲(遮光板の位置)を記憶させている。
しかしながら、映像を見ながら遮光板の位置を手動で設定する作業は手間が掛かり、ユーザの負担になるという問題がある。
本発明は、自動で遮光板の位置を設定することを可能とするカメラ装置を提供する。
以下、第4実施形態におけるカメラ装置10Fの制御部70における遮光板の制御方法について、図35のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明は、遮光板が退避している状態、即ち、図6に示す遮光板部情報の遮光率Mが0%である状態を前提としている(図3参照)。
まず、例えば人為的な作業により、ズーム倍率かチルト角が変化した場合(S1のYES)に、制御部70は、遮光板を挿入するかどうかを判定する(S2)。例えば、ズーム倍率が広角の1倍やチルト角が真下の向きに変わった場合は、制御部70は、遮光板を挿入する必要がないと判断し(S2のNO)、図35に示す動作を終了する。なお、遮光板の挿入が不要と判断するズーム倍率及びチルト角の範囲については、予め記憶部71に設定されている。
遮光板を挿入すると判定した場合(S2のYES)は、遮光板を移動させながら(S3)画像データの一部の領域(例えば中心エリアとしてのAFエリア)に係る画像データを取得し、その画像データから高周波成分を抽出して、抽出した高周波成分の総和を被写体の合焦状態を評価する値(以下、AF評価値)を算出する(S4)。なお、ステップS4の制御部70におけるAF評価値を算出する方法は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
遮光板を少しずつ挿入していき、制御部70は、AF評価値の変化を算出する(S5)。被写体の影響のみで焦点がずれている場合は、遮光板を挿入してもAF評価値はほとんど増加しない。したがって、制御部70は、ある一定量まで遮光板を移動させ(S6)、図35に示すフローチャートのスタート時からステップS6において遮光板が一定量まで移動するまでのAF評価値が単調増加しない場合(S7のNO)は、遮光板の挿入は行わずに元の位置に戻す(S8)。
一方、ドームカバーの影響により焦点がずれている場合は、制御部70は、遮光板を挿入するとAF評価値が増加する。AF評価値が増加した場合(S7のYES)には、制御部70は、遮光板を移動させながら遮光板の位置に対するAF評価値の増加した変化量を算出し(S9、S10、S11)、変化量が所定の値より少なくなった(傾きが水平近くなった)時点(S13)の遮光板の位置を記憶する(S12)。そして、制御部70は、記憶した位置に遮光板を制御する(S14、S15)ことにより、2重像による画質劣化を低減させ、画質を改善させることができる。遮光板の挿入量が多くなると、撮像素子への入射光量が減り、遮光板に近い上側の画面が、若干、薄暗くなる為、図36(A)に示すようにAF評価値の変化量が少なくなった時点の位置が最適の位置となる。
このように、制御部70は、遮光板の位置を制御させることにより、遮光板を自動で最適な位置に調整させることが可能となり、焦点が合った先鋭な画像を映し出すことができる。
また、遮光板の挿入位置の決定方法としては、上述したように、AF評価値の変化で判断するのではなく、図36(B)に示すように、制御部70は、AF評価値が所定値以上になった位置を最適の位置と判断しても良い。
更に、遮光板を挿入することにより2重像による画質劣化は低減できるが、明るさも低下する。したがって、制御部70は、遮光板の挿入量に応じて変化するAF評価値とともに明るさの値(例えば、輝度信号のレベル)も算出し、図36(C)に示すように、AF評価値が増加し、所定値を越え、かつ、明るさの値が所定値よりも減った時点での遮光板の位置を記憶するようにしても良い。
なお、本実施形態は、遮光板が退避している状態を前提に説明したが、既に遮光板が挿入されている場合であっても、ズーム倍率かチルト角が変化し、遮光板が必要と判断された時点で、一度、制御部70は、遮光板を退避位置へ移動させ、同様の処理を行えば、遮光板を最適な位置に移動させることが可能である。なお、制御部70は、本実施形態における遮光板の最適な位置の決定方法を用いて、図6に示す遮光板部情報の遮光率Mを決定して記憶部71に記憶させても良い。
本発明のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、半球状のカバー23を有する場合を例示したが、このほか、半楕円形状のカバーや、円筒形状のカバーを有する場合にも適用可能である。
また、従来、監視カメラ等のカメラ装置では、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動させて撮影するものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図17に示すように、特許文献1に記載のドーム型カメラ100は、半球状のドームカバー101を備えている。ドームカバー101の内側には、カメラレンズ102を有するレンズユニット103が収容されている。
ドーム型カメラ100には、パンモータとチルトモータが備えられており、レンズユニット103は、パン方向とチルト方向に回動可能である。
レンズユニット103には、部分遮光フィルタ104が備えられている。部分遮光フィルタ104の端部には、支持片106を介して円弧状のガイド部105が設けられている。ガイド部105の左右の側面には、それぞれ2つのガイドピン107が突設されている。レンズユニット103の上部には、左右一対のガイド板108が設けられている。ガイド部105のガイドピン107は、ガイド板108に設けられた円弧状の長孔109にスライド可能に挿入されている。
これにより、部分遮光フィルタ104が、挿入位置と退避位置との間で往復運動する。
ところで、図18(A)に示すように、ドームカバー101は、収容部との接続を行うために、半球部分の上側に円筒部分が設けられている。このため、レンズユニット103が水平に近い角度にある場合には、光軸CBMの上側でドームカバー101を透過する光L1の透過角度α1と、下側でドームカバー101を透過する光L2の透過角度α2とが異なる。これにより、焦点F1、F2の位置がずれるので、図18(B)に示すように、像が例えば、2重像のように重なることで、ぼやけてしまい、画質の低下を招くという問題がある。
なお、この問題は、図26に示すように、半球状のドームカバー101の中心P11と、レンズユニット103の回動中心P12とがずれて(オフセット)配置されている場合には、半球部分を透過する光においても透過角度が異なるため生じる。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、像の重なりを低減して、画質を改善できるカメラ装置及びカメラ装置の制御方法を提供することを目的とする。
(第5実施形態)
以下、本発明に係る第5実施形態のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態のカメラ装置10Aは、例えば、取付面である天井面11に取り付けて、天井面11より下方を360度監視可能な監視カメラに用いることができる。
なお、以下の説明においては、天井面11側を上とし、天井面11と反対側を下として説明する。
カメラ装置10Aは、天井面11に取付可能な本体20を有する。本体20は、天井面11に取り付けられる円盤状のベース21と、ベース21の下側に取り付けられる略円筒形状の収容部22と、収容部22の開口221を覆う半球形状の透光性のカバー23を有する。カバー23の内側には、カメラ部140が収められている。
図19に示すように、本体20には、内部機構30が収容される。本体20の収容部22に収容される内部機構30は、収容部22に収容され、天井面11に対して垂直な第1回動軸31を有する。
第1回動軸31の下端部には、第1回動軸31を中心として本体20に対して矢印A方向に回動可能な支持部材32が取り付けられている。第1回動軸31の上端部は、ベース21又は収容部22の上部に固定されている。
支持部材32は、全体コ字形状を呈しており、天板321と、天板321から下方に延びる一対の対向する側板322A、322Bを有する。天板321の上側における第1回動軸31の周囲には、第1回動軸31よりも大径のギヤ部33が、支持部材32と一体で回転するように設けられている。
本体20の収容部22には、第1モータ34が取り付けられている。第1モータ34の回転軸341には、ギヤ部33に噛合するギヤ342が取り付けられている。
従って、ギヤ部33は、第1モータ34により回転制御され、支持部材32が図19中の矢印A方向に回転制御される。
支持部材32の一対の側板322A、322Bには、第1回動軸31に対して直交する第2回動軸35が、支持部材32に対して回動可能に各々設けられている。一対の第2回動軸35の間には、カメラ部140が一体で設けられている。
従って、カメラ部140は、一対の第2回動軸35と一体で側板322A、322Bに対して回動可能となっている。
第2回動軸35は、カバー23の中心CPからずれた(オフセットした)位置に水平に設けられている。一方の第2回動軸35の先端には、ギヤ部36を有する。ギヤ部36は、第2回動軸35と一体で回転する。
支持部材32には、第2モータ37が取り付けられている。第2モータ37の回転軸371には、ギヤ部36に噛合するギヤ372が取り付けられている。ギヤ部36は第2モータ37により制御されて、カメラ部140は鉛直面内で上下方向に回動制御される(矢印B参照)。
図19及び図20に示すように、カメラ部140は、レンズ41を収容する筒体42と、筒体42を通過してきた光が結像して電気信号に変換される撮像素子43を有する。筒体42の両側面には、第3回動軸44が外向きに突出して設けられている。
筒体42には、一対の第3モータ(遮光板駆動部)55、56が水平方向外側に取り付けられている。第3モータ55の回転軸には、ギヤ(図示省略)が装着されている。
筒体42の前面(被写体側)には、遮光板部50Aが取り付けられている。遮光板部50Aは、部分円弧状に屈曲された遮光板51A、52Aを有する。遮光板51A、52Aの幅方向両端は、それぞれ対向する一対の扇形状の支持板53、54により支持される。支持板53、54は、扇形状の中心位置が第3回動軸44によって回動可能に支持されている。
図20に示すように、一方の支持板53、54には、第3回動軸44を中心とする円弧状の長孔531、541が設けられている。長孔531、541における中心側の一面には、第3モータ55、56に装着されているギヤに噛合するギヤ532、542が形成されている。
従って、第3モータ55を回転させると、遮光板51Aは、カメラ部140のレンズ41の前方の一部を覆う被覆状態(図20に示す状態)と、レンズ41の前方から退避する退避状態との間で回動する。
同様に、第3モータ56を回転させると、遮光板52Aは、カメラ部140のレンズ41の前方の一部を覆う被覆状態と、レンズ41の前方から退避する退避状態(図20に示す状態)との間で回動する。
カメラ部140及び遮光板部50Aは、本体20に取り付けられている透光性を有するカバー23により覆われている。
ここで、図20に示すように、カバー23は、カメラ部140の第2回動軸35を中心とする回動に伴って、カメラ部140の光軸CBMを中心とする上方(一方)における透過角度θA1と、下方(他方)における透過角度θA2とが異なる形状である。ここでは、例えば、半球形状とすることができる。
次に、遮光板51A、52Aの動きについて説明する。
図21(A)に示すように、退避状態では、遮光板51Aはレンズ41の上方に位置し、遮光板52Aはレンズ41下方に位置する。この状態では、いずれの遮光板51A、52Aもレンズ41の前方を覆っていない。
被覆状態に移る際には、遮光板51A又は遮光板52Aを光軸CBMに接近させる。なお、以下の説明においては、遮光板51Aを下降(図21(A)中矢印A参照)させる場合について説明する。
これにより、図21(B)に示すように、遮光板51Aはレンズ41の光軸CBMの一方である上部を覆って、被覆状態となる。
なお、遮光板51Bによってレンズ41の光軸CBMの他方である下部を覆って、被覆状態とすることもできる。
次に、レンズ41の前面の一部を遮光板部50Aで被覆した被覆状態における撮影画像について説明する。
図8に示すように、レンズ41の倍率を望遠にした際には、レンズ41の上端部を遮光板51Aで覆っても、全体的な光量の低下はあるが、遮光板51Aで覆われていないレンズ41の下端部を介して被写体の光は撮像素子43に届くため、像の欠損は無い。
一方、図9に示すように、レンズ41の倍率を広角にした場合には、レンズ41の上端部を遮光板51Aで覆うと被写体の上部の光は遮光板51Aで遮られ、撮像素子43に届かず、像の欠損(図9中点線で表示)が生じてしまう。
本発明にかかる第5実施形態のカメラ装置10Aの作用効果について説明する。
カメラ装置10Aは、天井面11に取り付けられる本体20に、天井面11に対して垂直な第1回動軸31を中心として回動可能な支持部材32を有する。支持部材32には、第1回動軸31に対して直交する第2回動軸35を中心として回動可能なカメラ部140が取り付けられる。カメラ部140には、遮光板部50Aが取り付けられる。遮光板部50Aは、カメラ部140のレンズ41の前方を遮光板51A、52Aにより一部を覆う被覆状態とレンズ41の前方から遮光板51A、52Aを退避させる退避状態とが、選択可能である。
カメラ部140及び遮光板部50Aは、透光性を有するカバー23により覆われている。
ここで、カバー23は、カメラ部140の第2回動軸35を中心とする回動に伴って、カメラ部140の光軸CBMを中心とする上方と下方において透過角度θA1、θA2が異なる形状である。ここでは、例えば半球形状をしている。
このため、図18において前述したように、カバー23(101)を透過してレンズ41(102)に入射する光は、カメラ部140の光軸CBMを中心として上方を透過する光L1と、下方を透過する光L2の焦点位置F1、F2がずれるので、像がダブって画質が低下する。
そこで、遮光板部50Aが、第2回動軸35と平行な第3回動軸44を中心として別個に回動可能な一対の遮光板51A、52Aと、これらの一対の遮光板51A、52Aを第3回動軸44を中心として回動させる第3モータ55、56とを設けた。
従って、第3モータ55、56が遮光板51A、52Aを適切に移動させることにより、一対の遮光板51A、52Aは、それぞれカメラ部140の光軸CBMを中心とする上方又は下方を遮光することができる。
即ち、図10(A)に示すように、遮光板51Aによって光軸CBMの上方の光L1を遮光することができる。
これにより、光軸CBMの下方の光L2のみがレンズ41に入射するので、図10(B)に示すように、ダブる像の一方を遮光することができ、画質を改善することができる。
なお、遮光板52Aによって光軸CBMの下方の光L2を遮光することによっても、同様の作用・効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法について説明する。
なお、前述した第5実施形態に係るカメラ装置10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図22に示すように、本発明に係る第6実施形態のカメラ装置10Bの遮光板部50Bでは、遮光板51Bと遮光板52Bとが遮光板部ステップにより別個に回動する。
図22(A)に示すように、まず、退避状態にある下側の遮光板52Bを上方へ回動させて(図22(A)中矢印B参照)、被覆状態とする。
図22(B)に示すように、下側の遮光板52Bが所定位置まで回動してレンズ41の下部を覆ったら、上側の遮光板51Bを下方へ回動させる。
これにより、図22(C)に示すように、レンズ41の上部及び下部を被覆状態とし、レンズ41の中央部(上部及び下部を除く部分)を被覆状態にはしないことで、撮像エリアの広い中央部を撮像素子に入射することができ、画像があまり暗くならないようにすることができる。
なお、被覆状態で、レンズ41の上部と下部とで、遮光板部ステップにより異なる領域(面積)を覆うようにすることも可能である。
以上、説明した第6実施形態のカメラ装置10Bでも、第1実施形態のカメラ装置10Aと同様の効果を得ることができる。
更に、第2回動軸35を中心としてカメラ部140を180度反転させた場合に、レンズ41の上部を被覆状態とすることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係るカメラ装置10A及び第2実施形態に係るカメラ装置10Bと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図23に示すように、本発明に係る第7実施形態のカメラ装置10Cにおける遮光板部50Cでは、上側の遮光板51Cの下端部が下方に凸の円弧状となっている。また、下側の遮光板52Cの上端部が下方へ凹の円弧状となっている。
上側の遮光板51C及び下側の遮光板52Cの回動方法は、前述した第1実施形態の遮光板51A、52Aと同様に、同期して移動させることができる。或いは、前述した第2実施形態の遮光板51B、52Bと同様に、上側の遮光板51Cが所定位置まで回動してレンズ41の上部を覆ったら、下側の遮光板52Cを上方へ回動させるようにすることも可能である。
なお、上側の遮光板51C及び下側の遮光板52Cの形状を逆にすることも可能である。即ち、上側の遮光板51Cの下端部を上方に凹の円弧状とし、下側の遮光板52Cの上端部を上方へ凸の円弧状とすることも可能である。
以上、説明した第7実施形態のカメラ装置10Cでも、第1実施形態のカメラ装置10Aと同様の効果を得ることができる。
更に、レンズ41の上部とレンズ41の下部で、異なる形状の領域を覆うことができるので、被写体に応じて最適な画像を得て、監視能力の向上を図ることができる。
本発明のカメラ装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、レンズ41の上下端部を一対の遮光板51A(51B、51C)、52A(52B、52C)で覆う場合について説明した。このほか、レンズ41の水平方向端部(左右端部)によって画質が劣化する場合には、左右に回動する遮光板によりレンズ41の左右端部を覆うことも可能である。
また、前述した各実施形態においては、図20に示すように、カメラ部140の回動中心である第2回動軸35が、半球状のカバー23の中心CPから下方にオフセットして設けられている場合について説明した。
このほか、中心CPから上方にオフセットした場合や、水平方向(図20において左右方向)にオフセットした場合でも同様に適用できる。
また、図24に示すように、カメラ部140の光軸CBMが、中心CPから水平方向(図24において左右方向)にオフセットした場合でも同様に適用できる。
また、前述した各実施形態においては、半球状のカバー23を有するとともに、第2回動軸35がカバー23の中心CPから下方にオフセット場合について説明したが、その他の形状の場合にも適用できる。
例えば、図25(A)に示すように、楕円形状のカバー23Bを有する場合には、カバー23Bにおける透過角度θB1、θB2、θB3が異なるので、適用可能である。
また、図25(B)に示すように、円筒形状のカバー23Cを有する場合には、カバー23Cにおける透過角度θC1、θC2が異なるので、適用できる。
なお、上述した楕円形状のカバー23B及び円筒形状のカバー23Cのように、カメラ部の光軸を中心とする一方と他方において透過角度が異なるような形状である場合には、第2回動軸がカバーの中心からオフセットしていない場合にも適用可能である。
なお、各実施形態での遮光板は、カメラ装置の外部(遠隔地)にあるコントローラ等を用いて制御することができる。
また、従来、監視カメラ等のカメラ装置では、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動させて撮影するものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図17に示すように、特許文献1に記載のドーム型カメラ100は、半球状のドームカバー101を備えている。ドームカバー101の内側には、カメラレンズ102を有するレンズユニット103が収容されている。
ドーム型カメラ100には、パンモータとチルトモータが備えられており、レンズユニット103は、パン方向とチルト方向に回動可能である。
このドーム型カメラ100では、チルト角が大きい方向(水平方向に近い方向)を撮影する場合に、ケラレが生じないように、レンズユニット103をドームカバー101の球心から天頂方向へオフセットしている。レンズユニット103をドームカバー101の球心からオフセットすると、ドームカバー101のレンズ効果に起因する収差が生じ、この収差により、図18(B)の写真のように像が重なって映り、画質が低下してしまう。
なお、この現象はレンズユニット103がオフセットされていなくても、図18(A)のように、ドームカバー101の半球部分の上側に円筒部分が設けられる場合には、同様に発生する。これは、レンズユニット103が水平近い角度にある場合には、光軸CBMの上側でドームカバー101を透過する光L1の透過角度α1と、下側でドームカバー101を透過する光L2の透過角度α2とが異なり、焦点F1、F2の位置がずれるためである。
この画質低下を改善する為に、図17に示すように、レンズユニット103には、部分遮光フィルタ104が備えられている。部分遮光フィルタ104の端部には、支持片106を介して円弧状のガイド部105が設けられている。ガイド部105の左右の側面には、それぞれ2つのガイドピン107が突設されている。レンズユニット103の上部には、左右一対のガイド板108が設けられている。ガイド部105のガイドピン107は、ガイド板108に設けられた円弧状の長孔109にスライド可能に挿入されている。
これにより、部分遮光フィルタ104が、挿入位置と退避位置との間で往復移動して、撮像素子に入射される一方の光を遮ることにより、像の重なりを防ぐことができるようにしている。
しかしながら、従来のカメラ装置(ドーム型カメラ100)においては、部分遮光フィルタ104をカメラレンズ102の前面に配置し、パン、チルトするレンズユニット103に取り付けられている。
このため、スペース上の制約が大きく、遮光構造が複雑になるという問題があった。また、カメラレンズ102のチルト動作により、遮光板自体が動いてしまうため、チルト動作に応じて、カメラレンズ102のチルト動作を差し引いた位置への制御が必要となり、制御が煩雑になるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、簡易な構造及び容易な制御でカメラの位置に応じた遮光量を得ることにより最適な画像を得ることができるカメラ装置及びカメラ装置の制御方法を提供することを目的とする。
以下、本発明に係る第8実施形態のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法について、図面を用いて説明する。
(第8実施形態)
図27に示すように、第8実施形態のカメラ装置10は、例えば、取付面である天井面11に取り付けて、天井面11より下方をパン方向(水平方向)に360度監視可能な監視カメラに用いることができる。
なお、以下の説明においては、天井面11側を上とし、天井面11と反対側を下として説明する。
カメラ装置10は、天井面11に取付可能な円柱箱状の本体20を有する。本体20は、天井面11に取り付けられる円盤状のベース21と、ベース21の下側に取り付けられる略円筒形状の側板122と、側板122の下端に設けられる天板123を有する。
本体20の天板123には、パンテーブル24がパン回動軸25を中心として、パン方向に回動可能に取り付けられる。パン回動軸25は天板123を貫通しており、本体20の内部においてパン回動軸25の上端部に第1ギヤ26が取り付けられている。
また、本体20の内部にはパンテーブルモータ27が設けられており、第1ギヤ26に噛合する第2ギヤ28が、パンテーブルモータ27に取り付けられている。
パンテーブル24の下面には、カメラ部130が取り付けられている。カメラ部130は、先端にレンズ301を有し、レンズ301の後方には、結像したデータを電気信号に変換する撮像素子302(図8参照)を有する。
カメラ部130は、チルト回動軸131を中心として、チルト方向(上下方向)に180度回動可能に支持されており、チルトモータ132(図30参照)により回動する。
図28にも示すように、パンテーブル24の下面には、カメラ部130を収容する非透光性のインナードームカバー133が設けられている。インナードームカバー133は、全体略半球形状をしており、チルトするカメラ部130の前方には、チルト方向に沿って開口部331が設けられている。
本実施形態では、図29(A)に示すように、インナードームカバー133の開口部331が180度(図29(A)中矢印A1)設けられている場合について主に説明する。
この場合は、カメラ部130がチルト方向(図29(A)中矢印A2)に180度回動(反転)する場合であり、パンテーブル24はパン方向(図29(A)中矢印A3)に180度回動可能となっている。
これにより、カメラ装置10は、天井面11の下方を全方向について撮像が可能となる。
なお、図29(B)に示すように、インナードームカバー133の開口部331が90度(図29(B)中矢印B1)設けられている場合も可能である。この場合は、カメラ部130がチルト方向(図29(B)中矢印B2)に90度回動する場合であり、パンテーブル24はパン方向(図29(B)中矢印B3)に360度回動可能となっている。
図27及び図28に示すように、パンテーブル24には、カメラ部130のレンズ301の前方を覆って、カメラ部130に入射される光の一部を選択的に遮光する遮光板40が設けられている。従って、遮光板40は、パンテーブル24の回動によって、常にカメラ部130と一体的にパン方向へ回動する。
遮光板40は、遮光板昇降部141を介してパンテーブル24又はパンテーブル24に取り付けられているインナードームカバー133に取り付けられ、パンテーブル24に対して直交方向(即ち、上下方向)に移動可能となっている。
なお、以下においては、遮光板40がインナードームカバー133に取り付けられる場合について主に説明する。
遮光板昇降部141は、遮光板40と、遮光板40の昇降をガイドするガイド部242を有する。遮光板40は、インナードームカバー133の外周面と略同様の半径を有する円形に湾曲した板状部材であり、インナードームカバー133に沿ってインナードームカバー133の内側或いは外側に設けられている。
図28には、遮光板40をインナードームカバー133の外側に設けた場合が示されている。開口部331に沿ったインナードームカバー133の一方の端部には、遮光板40をガイドするガイドレール421が上下方向に設けられている。
開口部331に沿ったインナードームカバー133の他方の端部には、ガイド溝422が上下方向に沿って設けられており、遮光板40の端部から内側に折曲げ形成されているリブ401がガイド溝422を通ってインナードームカバー133の内側に延びている。
これにより、遮光板40は、ガイドレール421及びガイド溝422を介して、インナードームカバー133に対して昇降可能に支持される。
リブ401には、ナット部材(ギヤ部)143が取り付けられており、ナット部材143には螺合するねじ部材(ギヤ部)144が上下方向に設けられている。ねじ部材144は、遮光板モータ145により回転駆動される。
従って、遮光板モータ145がねじ部材144を回転させると、ねじ部材144に螺合するナット部材143が昇降して、遮光板40を昇降させる。
なお、インナードームカバー133側には、遮光板40が原点位置(上端)にあるのを検知する原点センサ46(図30参照)が設けられており、遮光板40を検知して制御装置60に信号を発する。
これにより、遮光板40を正確に位置決めすることができ、遮光率を高精度で制御できる。
図27に示すように、本体20には、カメラ部130及びインナードームカバー133等を内包する略半球形状の透光性のアウタードームカバー50が、着脱可能に取り付けられる。
図30に示すように、カメラ装置10は、制御部61、記憶部62、信号処理部63、I/F部64を有する。制御部61は、パンテーブルモータ27、カメラ部130をチルト方向へ回動させるチルトモータ132及び遮光板40を回転させることにより昇降させる遮光板モータ145を制御する。記憶部62は、カメラ部130の撮像方向を含む姿勢情報と遮光板40の位置情報とを記憶する。信号処理部63は、撮像素子302からの信号をγ補正、ゲイン補正等の映像信号処理を行い、I/F部64に出力する。I/F部64は、外部のコントローラ(PC)170とネットワークを介して接続され、信号処理部63からの映像信号を送信するとともに、コントローラ(PC)170からの制御信号を制御部61に送信する。
一方、コントローラ(PC)170には、操作部171、制御部172、I/F部73、モニター74が設けられている。
I/F部73は、カメラ装置10のI/F部64とネットワークを介して接続され、カメラ装置10からの映像信号を受信して、モニター74に出力する。モニター74は、I/F部73を介して受信した映像信号を画面に出力する。また、操作部171は、遮光板40の昇降量(高さ位置)を遠隔で操作するための信号を入力する。制御部172は操作部171からの信号を受信、解析し、遮光板40を制御する為の制御信号をI/F部73を介してカメラ装置10に送信する。
これにより、コントローラ(PC)170は、カメラ部130のパン方向の角度及びチルト方向の角度を制御して、カメラ部130の姿勢を制御する。また、遮光板40の高さ位置を制御して、遮光率を調整する。
次に、カメラ装置10の制御方法について説明する。
まず、記憶ステップにおいて、記憶部62に種々の情報を記憶する。
即ち、図6に示すように、記憶部62に、特定の撮影方向を示すプリセット番号に対するカメラ部130の姿勢情報及び遮光板40の遮光板部情報である高さ位置を記憶する。
記憶部62に記憶されているこれらの情報は、カメラ装置10を設置した後に、離れた場所にいる監視者が操作するコントローラ170により設定される。
つまり、監視者は、コントローラ170によりカメラ部130を撮影したい方向に向け、カメラ部130の撮影している映像をモニター74で見ながら、像の重なりを低減させ、かつ、暗くなりすぎないように遮光板40の位置を制御して遮光率を調整する。
このように、カメラ部130の撮影方向を示す姿勢情報と遮光板40の遮光板部情報の調整を完了した後、監視者は、コントローラ170の操作部171のセットボタン等により、記憶部62にプリセット番号と共にカメラ部130の姿勢情報と遮光板40の遮光板部情報とを記憶させる。
この作業をプリセット番号1からプリセット番号Nまで行って、図6に示す表を作成して記憶部62に記憶する。
カメラ部130の姿勢情報としては、例えば、パンテーブル24の基準位置(図示省略)に対するパン角度P、カメラ部130のチルト角度T、ズーム情報Z、フォーカス情報F等がある。
また、遮光板部情報としては、例えば、遮光板40の昇降位置によって決定される遮光率Mがある。
ここで、遮光率Mは、図7に示すように、遮光板40によって被覆されているレンズ301の面積の割合(%)で示すことができる。
従って、遮光板40が退避状態にある場合を遮光率M=0とし、100%の明るさが得られる。この退避状態は、原点センサ46が遮光板40を検出することから容易かつ高精度で検知される。
次に、撮像時における制御ステップでは、監視者が、コントローラ170によりプリセット番号1を選択すると、制御部61は、図6に示すように、記憶部62に記憶されているプリセット番号1の被写体(例えば、玄関)にカメラ部130を向けて撮影を行う。
即ち、制御部61は、パンテーブルモータ27を制御してパンテーブル24をパン角度P1位置に回動させる。また、制御部61は、チルトモータ132を制御してカメラ部130をチルト角度T1位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z1、フォーカス位置(焦点位置)F1に移動させる。
更に、制御部61は、遮光板モータ145を制御して遮光板40を昇降させる(遮光板ステップ)。
これにより、プリセット番号1においては、遮光率Mが10%となるような被覆状態に設定することができる。
次に、監視者が、コントローラ170によりプリセット番号2を選択すると、制御部61は、記憶部62に記憶されているプリセット番号2の被写体(例えば、受付)にカメラ部130を向けて撮影を行う。
即ち、制御部61は、パンテーブルモータ27を制御してパンテーブル24をパン角度P2位置に回動させる。また、制御部61は、チルトモータ132を制御してカメラ部130をチルト角度T2位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z2、フォーカス位置(焦点位置)F2に移動させる。
更に、制御部61は、遮光板モータ145を制御して遮光板40を昇降させる。
これにより、プリセット番号2においては、遮光率M=0%の退避状態に設定させることができる。このとき、原点センサ46は、遮光板40が原点位置にあることを検知する。
なお、プリセット番号による操作だけでなく、監視者がモニター74を見ながら必要に応じてコントローラ170の操作部171を操作して、遮光板40を手動で制御しても良い。
次に、レンズ301の前面の一部を遮光板40で被覆した被覆状態における撮影画像について説明する。
図8に示すように、レンズ301の倍率を望遠にした際には、レンズ301の上端部を遮光板40で覆っても、遮光板40で覆われていないレンズ301の下端部を介して被写体の光は撮像素子302に届くため、全体的な光量の低下はあるが、像の欠損は無い。
即ち、図10(A)に示すように、遮光板40によって光軸CBMの上方の光L1を遮光することができる。これにより、光軸CBMの下方の光L2のみがレンズ301に入射するので、図10(B)に示すように、重なる(ダブる)像の一方を遮光することができ、画質を改善することができる。
なお、図9に示すように、レンズ301の倍率を広角にした場合には、レンズ301の上端部を遮光板40で覆うと、被写体の上部の光は遮光板40で遮られ、撮像素子302に届かず、像の欠損(図9中点線で表示)が生じてしまう。従って、レンズ301の倍率に従って、遮光板40の位置を制御する必要がある。
次に、カメラ装置10の作用効果について説明する。
透光性を有するアウタードームカバー50の内部には、パン方向に回動可能なパンテーブル24が設けられており、パンテーブル24にはチルト方向に回動可能なカメラ部130が設けられている。パンテーブル24には、カメラ部130に入射される光の一部を遮光する遮光板40が、遮光板昇降部141によりパンテーブル24に対して直交する方向へ昇降可能に設けられている。
これにより、パンテーブル24が回転すると遮光板40はカメラ部130と一体でパン方向に回転するため遮光板40は常にカメラ部130の前方に位置するとともに、カメラ部130のチルト方向の回動に伴って遮光板40が昇降する。このため、簡易な構造及び容易な制御でカメラ部130の位置に応じた遮光量を得ることにより、最適な画像を得ることができる。
また、カメラ装置10では、パンテーブル24に、アウタードームカバー50の内側の一部を覆うインナードームカバー133を設け、遮光板40をインナードームカバー133に取り付けた。
これにより、パンテーブル24の回転により遮光板40はインナードームカバー133と一体でパン方向に回転するので、遮光板40は常にカメラ部130の前方に位置し、カメラ部130のチルト方向の回動に伴って遮光板40を昇降させることができる。
また、カメラ装置10では、遮光板昇降部141は、遮光板40の昇降をガイドするガイド部242と、遮光板40を昇降させるナット部材143及びねじ部材144と、ねじ部材144を回転駆動する遮光板モータ145とを有する。
このため、遮光板モータ145を回転させることにより、ナット部材143及びねじ部材144を介して遮光板40をガイド部242に沿って昇降させることができる。
次に、カメラ装置の制御方法の作用効果について説明する。
制御ステップは、パンテーブル24の回動及びカメラ部130の向きを制御する。また、遮光板ステップでは、パンテーブル24に対する遮光板40の昇降を制御する。
これにより、簡易な構造及び容易な制御でカメラ部130の位置に応じた遮光量を得ることにより、最適な画像を得ることができる。
なお、本実施形態では、モータを用いて、カメラの方向、遮光板40の位置を制御しているが、モータを用いずに手動で遮光板40の位置を調整してもよい。
本発明のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法は、前述した第8実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
また、従来、監視カメラ等のカメラ装置では、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動させて撮影するものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図17に示すように、特許文献1に記載のドーム型カメラ100は、半球状のドームカバー101を備えている。ドームカバー101の内側には、カメラレンズ102を有するレンズユニット103が収容されている。
ドーム型カメラ100には、パンモータとチルトモータが備えられており、レンズユニット103は、パン方向とチルト方向に回動可能である。
このドーム型カメラ100では、チルト角が大きい方向(水平方向に近い方向)を撮影する場合に、ケラレが生じないように、レンズユニット103をドームカバー101の球心から天頂方向へオフセットしている。レンズユニット103をドームカバー101の球心からオフセットすると、ドームカバー101のレンズ効果に起因する収差が生じ、この収差により、図18(B)の写真のように像が重なって映り、画質が低下してしまう。
なお、この現象はレンズユニット103がオフセットされていなくても、図18(A)のように、ドームカバー101の半球部分の上側に円筒部分が設けられる場合には、同様に発生する。これは、レンズユニット103が水平近い角度にある場合には、光軸CBMの上側でドームカバー101を透過する光L1の透過角度α1と、下側でドームカバー101を透過する光L2の透過角度α2とが異なり、焦点F1、F2の位置がずれるためである。
この画質低下を改善する為に、図17に示すように、レンズユニット103には、部分遮光フィルタ104が備えられている。部分遮光フィルタ104の端部には、支持片106を介して円弧状のガイド部105が設けられている。ガイド部105の左右の側面には、それぞれ2つのガイドピン107が突設されている。レンズユニット103の上部には、左右一対のガイド板108が設けられている。ガイド部105のガイドピン107は、ガイド板108に設けられた円弧状の長孔109にスライド可能に挿入されている。
これにより、部分遮光フィルタ104が、挿入位置と退避位置との間で往復移動して、撮像素子に入射される一方の光を遮ることにより、像の重なりを防ぐことができるようにしている。
しかしながら、従来のカメラ装置(ドーム型カメラ100)においては、部分遮光フィルタ104をカメラレンズ102の前面に配置し、パン、チルトするレンズユニット103に取り付けられている。
このため、スペース上の制約が大きく、遮光構造が複雑になるという問題があった。また、カメラレンズ102のチルト動作により、遮光板自体が動いてしまうため、チルト動作に応じて、カメラレンズ102のチルト動作を差し引いた位置への制御が必要となり、制御が煩雑になるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、簡易な構造及び容易な制御でカメラの位置に応じた遮光量を得ることにより最適な画像を得ることができるカメラ装置及びカメラ装置の制御方法を提供することを目的とする。
以下、本発明に係る第9実施形態のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法について、図面を用いて説明する。
(第9実施形態)
図31に示すように、第9実施形態のカメラ装置10は、例えば、取付面である天井面11に取り付けて、天井面11より下方をパン方向(水平方向)に360度監視可能な監視カメラに用いることができる。
なお、以下の説明においては、天井面11側を上とし、天井面11と反対側を下として説明する。
カメラ装置10は、天井面11に取付可能な円柱箱状の本体20を有する。本体20は、天井面11に取り付けられる円盤状のベース21と、ベース21の下側に取り付けられる略円筒形状の側板122と、側板122の下端に設けられる天板123を有する。
本体20の天板123には、パンテーブル24がパン回動軸25を中心として、パン方向に回動可能に取り付けられる。パン回動軸25は天板123を貫通しており、本体20の内部においてパン回動軸25の上端部に第1ギヤ26が取り付けられている。
また、本体20の内部にはパンテーブルモータ27が設けられており、第1ギヤ26に噛合する第2ギヤ28が、パンテーブルモータ27に取り付けられている。
パンテーブル24の下面には、カメラ部130が取り付けられている。カメラ部130は、先端にレンズ301を有し、レンズ301の後方には、結像したデータを電気信号に変換する撮像素子302(図8参照)を有する。
カメラ部130は、チルト回動軸131を中心として、チルト方向(上下方向)に180度回動可能に支持されており、チルトモータ132(図34参照)により回動する。
図32及び図33にも示すように、パンテーブル24の下面には、カメラ部130を収容する非透光性のインナードームカバー133が設けられている。インナードームカバー133は、全体略半球形状をしており、チルトするカメラ部130の前方には、チルト方向に沿って開口部331が設けられている。
本実施形態では、図20(A)に示すように、インナードームカバー133の開口部331が180度(図20(A)中矢印A1)設けられている場合について主に説明する。
この場合は、カメラ部130がチルト方向(図20(A)中矢印A2)に180度回動(反転)する場合であり、パンテーブル24はパン方向(図20(A)中矢印A3)に180度回動可能となっている。
これにより、カメラ装置10は、天井面11の下方を全方向について撮像が可能となる。
なお、図20(B)に示すように、インナードームカバー133の開口部331が90度(図20(B)中矢印B1)設けられている場合も可能である。この場合は、カメラ部130がチルト方向(図20(B)中矢印B2)に90度回動する場合であり、パンテーブル24はパン方向(図20(B)中矢印B3)に360度回動可能となっている。
図31及び図32に示すように、パンテーブル24及びインナードームカバー133の外側には、カメラ部130のレンズ301の前方を覆って、カメラ部130に入射される光の一部を選択的に遮光する遮光板40が設けられている。
遮光板40は、円柱形状を呈しており、パンテーブル24及びインナードームカバー133の外側に全周にわたって設けられている。
従って、遮光板40は、パンテーブル24の回動によってカメラ部130がパン方向に回動しても、常にカメラ部130の前方に位置することになる。
図32及び図33に示すように、遮光板40は、遮光板昇降部141を介して本体20に取り付けられ、パンテーブル24に対して直交方向(即ち、上下方向)に移動可能となっている。
遮光板昇降部141は、本体20側に固定されたガイド突起142と、遮光板40に設けられガイド突起142に沿って移動可能な傾斜したガイド溝243と、遮光板40を回転させるギヤ部244と、ギヤ部244を駆動する遮光板モータ145を有する。
ガイド突起142は、本体20から遮光板40の径方向の外側に向かって突出して設けられる。或いは、本体20から支持部材(図示省略)を下方に向かって設け、支持部材の先端から径方向の外側に向かって突出して設けることができる。
なお、ガイド突起142は、例えば先端にネジ部を設けておき、遮光板40の外側からガイド溝243に挿入して、本体20側にねじ込んで取り付けるようにすることにより、容易に取り付けることができる。
ガイド溝243は、遮光板40の周方向に沿って上下方向に直線的に傾斜している。ガイド溝243の傾斜角度θによって、遮光板40の回転に対する昇降量が決定される。
従って、傾斜角度θを大きくすると少ない回転量で大きく昇降するが、傾斜角度θはあまり大きくない方が細かな高さ調整をし易くすることができる。また、ガイド溝243の両端部の高さの差が、遮光板40の昇降可能量Hとなる。
ガイド突起142及びガイド溝243は、円筒形状の遮光板40の中心に対して対称の位置に一対設けられている。或いは、遮光板40の周方向に沿って3カ所以上設けることもできる。
ギヤ部244は、遮光板40の外周面に沿って周方向に設けられた円弧状の遮光板側ギヤ441と、遮光板モータ145の回転軸に取り付けられ、遮光板側ギヤ441に噛み合うモータ側ギヤ442を有する。
従って、遮光板モータ145がモータ側ギヤ442を回転させると、遮光板40に取り付けられている遮光板側ギヤ441を周方向へ移動させ、遮光板40は周方向へ回動する。このとき、ガイド突起142は本体20側に固定されているので、遮光板40の回動に伴って、ガイド溝243がガイド突起142に対して昇降する。これにより、遮光板40が昇降する。
なお、図33に示すように、遮光板40が下降すると、遮光板側ギヤ441も一体的に下降するので、遮光板モータ145のモータ側ギヤ442は相対的に上昇する。このため、遮光板側ギヤ441の上下方向の幅寸法Wを昇降可能量Hよりも大きくして、モータ側ギヤ442が遮光板側ギヤ441から脱落しないようにする。
また、本体20側には、遮光板40が原点位置(上端)にあるのを検知する原点センサ46(図34参照)が設けられており、遮光板40を検知して制御装置60(図34参照)に信号を発する。
これにより、遮光板40を正確に位置決めすることができ、遮光率を高精度で制御できる。
図31に示すように、本体20には、カメラ部130及びインナードームカバー133等を内包する略半球形状の透光性のアウタードームカバー50が、着脱可能に取り付けられる。
インナードームカバー133の外側に設けられている遮光板40は、アウタードームカバー50の内側に沿って位置する。
図34に示すように、カメラ装置10は、制御部61、記憶部62、信号処理部63、I/F部64を有する。制御部61は、パンテーブルモータ27、カメラ部130をチルト方向へ回動させるチルトモータ132及び遮光板40を回転させることにより昇降させる遮光板モータ145を制御する。記憶部62は、カメラ部130の撮像方向を含む姿勢情報と遮光板の位置情報とを記憶する。信号処理部63は、撮像素子302からの信号をγ補正、ゲイン補正等の映像信号処理を行い、I/F部64に出力する。I/F部64は、外部のコントローラ(PC)170とネットワークを介して接続され、信号処理部63からの映像信号を送信するとともに、コントローラ(PC)170からの制御信号を制御部61に送信する。
一方、コントローラ(PC)170には、操作部171、制御部172、I/F部73、モニター74が設けられている。
I/F部73は、カメラ装置10のI/F部64とネットワークを介して接続され、カメラ装置10からの映像信号を受信して、モニター74に出力する。モニター74は、I/F部73を介して受信した映像信号を画面に出力する。また、操作部171は、遮光板40の昇降量(高さ位置)を遠隔で操作するための信号を入力する。制御部172は操作部171からの信号を受信、解析し、遮光板40を制御する為の制御信号をI/F部73を介してカメラ装置10に送信する。
これにより、コントローラ(PC)170は、カメラ部130のパン方向の角度及びチルト方向の角度を制御して、カメラ部130の姿勢を制御する。また、遮光板40の高さ位置を制御して、遮光率を調整する。
次に、カメラ装置10の制御方法について説明する。
まず、記憶ステップにおいて、記憶部62に種々の情報を記憶する。
即ち、図6に示すように、記憶部62に、特定の撮影方向を示すプリセット番号に対するカメラ部130の姿勢情報及び遮光板40の遮光板部情報である高さ位置を記憶する。
記憶部62に記憶されているこれらの情報は、カメラ装置10を設置した後に、離れた場所にいる監視者が操作するコントローラ170により設定される。
つまり、監視者は、コントローラ170によりカメラ部130を撮影したい方向に向け、カメラ部130の撮影している映像をモニター74で見ながら、像の重なりを低減させ、かつ、暗くなりすぎないように遮光板40の位置を制御して遮光率を調整する。
このように、カメラ部130の撮影方向を示す姿勢情報と遮光板40の遮光板部情報の調整を完了した後、監視者は、コントローラ170の操作部171のセットボタン等により、記憶部62にプリセット番号と共にカメラ部130の姿勢情報と遮光板40の遮光板部情報とを記憶させる。
この作業をプリセット番号1からプリセット番号Nまで行って、図6に示す表を作成して記憶部62に記憶する。
カメラ部130の姿勢情報としては、例えば、パンテーブル24の基準位置(図示省略)に対するパン角度P、カメラ部130のチルト角度T、ズーム情報Z、フォーカス情報F等がある。
また、遮光板部情報としては、例えば、遮光板40の昇降位置によって決定される遮光率Mがある。
ここで、遮光率Mは、図7に示すように、遮光板40によって被覆されているレンズ301の面積の割合(%)で示すことができる。
従って、遮光板40が退避状態にある場合を遮光率M=0とし、100%の明るさが得られる。この退避状態は、原点センサ46が遮光板40を検出することから容易かつ高精度で検知される。
次に、撮像時における制御ステップでは、監視者が、コントローラ170によりプリセット番号1を選択すると、制御部61は、図6に示すように、記憶部62に記憶されているプリセット番号1の被写体(例えば、玄関)にカメラ部130を向けて撮影を行う。
即ち、制御部61は、パンテーブルモータ27を制御してパンテーブル24をパン角度P1位置に回動させる。また、制御部61は、チルトモータ132を制御してカメラ部130をチルト角度T1位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z1、フォーカス位置(焦点位置)F1に移動させる。
更に、制御部61は、遮光板モータ145を制御して遮光板40を昇降させる(遮光板ステップ)。
これにより、プリセット番号1においては、遮光率Mが10%となるような被覆状態に設定することができる。
次に、監視者が、コントローラ170によりプリセット番号2を選択すると、制御部61は、記憶部62に記憶されているプリセット番号2の被写体(例えば、受付)にカメラ部130を向けて撮影を行う。
即ち、制御部61は、パンテーブルモータ27を制御してパンテーブル24をパン角度P2位置に回動させる。また、制御部61は、チルトモータ132を制御してカメラ部130をチルト角度T2位置に回動させる。同時に、ズーム位置Z2、フォーカス位置(焦点位置)F2に移動させる。
更に、制御部61は、遮光板モータ145を制御して遮光板40を昇降させる。
これにより、プリセット番号2においては、遮光率M=0%の退避状態に設定させることができる。このとき、原点センサ46は、遮光板40が原点位置にあることを検知する。
なお、プリセット番号による操作だけでなく、監視者がモニター74を見ながら必要に応じてコントローラ170の操作部171を操作して、遮光板40を手動で制御しても良い。
次に、レンズ301の前面の一部を遮光板40で被覆した被覆状態における撮影画像について説明する。
図8に示すように、レンズ301の倍率を望遠にした際には、レンズ301の上端部を遮光板40で覆っても、遮光板40で覆われていないレンズ301の下端部を介して被写体の光は撮像素子302に届くため、全体的な光量の低下はあるが、像の欠損は無い。
即ち、図10(A)に示すように、遮光板40によって光軸CBMの上方の光L1を遮光することができる。これにより、光軸CBMの下方の光L2のみがレンズ301に入射するので、図10(B)に示すように、重なる(ダブる)像の一方を遮光することができ、画質を改善することができる。
なお、図9に示すように、レンズ301の倍率を広角にした場合には、レンズ301の上端部を遮光板40で覆うと、被写体の上部の光は遮光板40で遮られ、撮像素子302に届かず、像の欠損(図9中点線で表示)が生じてしまう。従って、レンズ301の倍率に従って、遮光板40の位置を制御する必要がある。
次に、カメラ装置10の作用効果について説明する。
天井面11に取り付けられる本体20には、透光性を有するアウタードームカバー50が取り付けられ、アウタードームカバー50の内部には、パン方向に回動可能なパンテーブル24が取り付けられる。パンテーブル24には、チルト方向に回動可能なカメラ部130が取り付けられる。
カメラ部130に入射される光の一部を遮光する円筒形状の遮光板40が、本体20に対して昇降可能に取り付けられる。遮光板40は、遮光板昇降部141を介して、昇降可能に取り付けられる。
即ち、遮光板40は、カメラ部130の周囲であるパンテーブル24の周囲360度に、遮光板昇降部141を介して昇降可能に設けられているので、カメラ部130のパン方向向きにかかわらず、常にカメラ部130の前方を遮光することができる。
これにより、パンテーブル24とカメラ部130がパン方向に回動しても、遮光板40は常にカメラ部130の前方に位置するとともに、カメラ部130のチルト方向の回動に伴って遮光板40が昇降する。
このため、簡易な構造及び容易な制御でカメラ部130の位置に応じた遮光量を得ることにより、最適な画像を得ることができる。
また、カメラ装置10では、遮光板40は、パンテーブル24の外側に配置されているので、容易に本体20に取り付けることができる。
また、カメラ装置10では、遮光板40は、本体20に取り付けられるアウタードームカバー50に沿って設けられるので、カメラ部130の外側を360度覆うことができる。
また、カメラ装置10では、遮光板40は、アウタードームカバー50の内側に設けられているので、遮光板昇降部141をアウタードームカバー50の内側に設けることができ、外観を損ねるのを防止できる。
また、カメラ装置10は、本体20にガイド突起142を設け、円筒形状の遮光板40にはガイド突起142に沿って移動可能な傾斜したガイド溝243を設けた。
これにより、遮光板モータ145によりギヤ部244を介して遮光板40を回転させることにより、簡易な構造で遮光板40を昇降することができる。
次に、カメラ装置10の制御方法の作用効果について説明する。
遮光板ステップでは、遮光板40の昇降を制御する。また、制御ステップでは、カメラ部130の回動に対応して遮光板40の昇降位置を制御する。
これにより、簡易な構造及び容易な制御でカメラ部130の位置に応じた遮光量を得ることができ、最適な画像を得ることができる。
なお、本実施形態では、モータを用いてカメラの方向、遮光板40の位置を制御しているが、モータを用いずに手動で位置を調整しても良い。
本発明のカメラ装置及びカメラ装置の制御方法は、前述した第9実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本発明は、カメラレンズをパン方向及びチルト方向に回動する機能を有するカメラ装置及びカメラ装置の制御方法に適用できる。
10、10A、10B、10C、10D、10E カメラ装置
11 天井面(取付面、被取付面)
20 本体
23 カバー
24 パンテーブル
31 第1回動軸
32 支持部材
35 第2回動軸
33 インナードームカバー
40 遮光板
41 レンズ
44 第3回動軸
45 遮光板モータ(モータ)
50 アウタードームカバー
50A、50B、50C 遮光板部
51、571、572 遮光板
51A、51B、51C (上側)遮光板
52A、52B、52C (下側)遮光板
55、56 第3モータ(遮光板駆動部)
61 制御部
62 記憶部
70 制御部
71 記憶部
130、140 カメラ部
141 遮光板昇降部
142 ガイド突起
143 ナット部材(ギヤ部)
144 ねじ部材(ギヤ部)
145 遮光板モータ(モータ)
242 ガイド部
243 ガイド溝
244 ギヤ部
M 遮光率
P 第1角度情報(パン角度)
T 第2角度情報(チルト角度)
CBM 光軸
CP 中心
θA1、θA2 透過角度

Claims (7)

  1. 透光性を有するドームカバーと、
    前記ドームカバーの内部に設けられ、回動軸を中心として回動可能なカメラ部と、
    前記カメラ部に前記ドームカバーを透して入射される光を、前記カメラ部の撮影方向に応じて遮光するように複数の遮光板の位置を回動可能な遮光板部と、を備え、
    前記カメラ部は、前記複数の遮光板の間から光が入射されるように配置され、
    前記遮光板部は、前記カメラ部の回動軸と同一又は平行な回動軸を中心として前記複数の遮光板を回動させる、
    カメラ装置。
  2. 前記ドームカバーは、球形状である、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記カメラ部は、チルト方向に回動可能であり、前記チルト方向の回転軸は、前記ドームカバーの球心から天頂方向にオフセットされている、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  4. 前記複数の遮光板は、前記カメラ部の光軸に対して上下方向に配置されている、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  5. 前記複数の遮光板は、別個に制御される、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  6. 前記複数の遮光板は、円弧状の形状をしている、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  7. 透光性を有するドームカバーの内部に設けられ、回動軸を中心として回動可能なカメラ部に前記ドームカバーを透して入射される光を、前記カメラ部の撮影方向に応じて遮光する複数の遮光板の間に前記カメラ部が配置され、前記カメラ部の回動軸と同一又は平行な回動軸を中心として前記複数の遮光板の位置を回動させるステップを含む、
    カメラ装置の制御方法。
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