JP2018028414A - 空気調和機 - Google Patents

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真一郎 原田
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Abstract

【課題】交流電源に接続されるノイズフィルタ回路を備えた空気調和機で、直列に接続されたコンデンサが入力電圧間に接続され、このコンデンサ同士の接続点をアースするコモンモードノイズフィルタ回路を備えた構成において、この接続点とアースとの間に流れる漏洩電流を低減しつつ、ノイズフィルタ回路の部品コスト、又は組立コストの上昇を抑えたノイズフィルタ回路を備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】室内機12は、単相交流電源が接続される入力端31aと入力端31bと、入力端31aと入力端31bとの間に、直列に接続されたコンデンサ39aとコンデンサ39bが接続されこれらの接続点が室内機12のアースに接続されるコモンモードノイズフィルタ基板32と、共通端子35aが入力端31aに、ノーマルオープン端子35bが室外機出力端36に接続され、空気調和機1が待機状態の時に単相交流電源の供給を切断するリレー35を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、室内機と室外機のノイズフィルタ回路において待機時に流れる漏洩電流の低減対策に関する。
従来、空気調和機における待機時の漏洩電流の低減対策としては、例えば特許文献1に開示されている技術がある。
図6のブロック図に示す空気調和機は、交流電源101に接続される室内機100と、同室内機100を経由して電源の供給を受ける室外機201で構成されている。
室内機100には電源を室外機201に供給する一方のラインにリレーMRY1が備えられており、空気調和機が待機状態の時に室内機100がリレーMRY1をオフとすることで室外機201への電源供給を絶つようになっている。
室外機201にはフィルタ基板4Aが内蔵されており、室外機201で発生するノイズの交流電源101側への流出を低減させるようになっている。フィルタ基板4Aは電源入力側と電源出力側の間にノイズ用のチョークコイルL1が直列に接続されている。また、電源出力側のライン間には、直列に接続されたコンデンサC3とコンデンサC4が接続されている。
このコンデンサC3とコンデンサC4の接続点はリレーRY1を介してアースに接続されるようになっており、コモンモードノイズを低減させるようになっている。リレーRY1は室外機201が待機中の時、つまり、室内機100によってリレーMRY1がオフとなった時、リレーRY1もオフとなり、コンデンサC4を介して交流電源101からアースに流れる漏洩電流をカットするようになっている。
一方、近年の空気調和機は内蔵されているマイコンの高速化やインバータにより内部で発生するノイズが増大しており、このノイズを低減させるためコンデンサC3とコンデンサC4のように接続点をアースするコモンモードノイズフィルタ回路が複数設けられている。
図5はこのようなコモンモードノイズフィルタ回路を複数備えた空気調和機200のブロック図である。この空気調和機200は、室内機110と、室内機110から単相交流電源が供給される室外機150を備えている。
室内機110は、単相交流電源用の電源コード14が接続された室内機フィルタ基板120と、室内機フィルタ基板120を介して入力される単相交流電源で動作する室内機制御基板10とを備えている。また室外機150は、室内機フィルタ基板120経由で入力した単相交流電源が接続される室外機フィルタ基板140と、室外機フィルタ基板140経由で単相交流電源が入力される室外機制御基板50を備えている。
室内機フィルタ基板120は、入力端127と入力端128と室内機出力端129と室内機出力端130と室外機出力端121と室外機出力端122と、室内機110のアースに接続されるアース端子126を備えている。このアース端子126は、室内機フィルタ基板120のアースラインにハンダ付けされたリード線の先端にアース端子を設けたものであり、室内機フィルタ基板120を室内機110に固定した後、室内機110のアース配線をまとめる図示しないアース板にこのリード線の先端のアース端子をねじ止めする構成になっており、着脱には手間(工数)がかかる。一方、入力端127には電源コード14の電源線14aが、入力端128には電源コード14の電源線14bが、それぞれ接続されている。
一方、室内機制御基板10は、室内機出力端129と室内機出力端130に接続されて単相交流電源が供給されるようになっている。
また、室外機フィルタ基板140は、室外機入力端143と室外機入力端144と室外機基板出力端148と室外機基板出力端149を備えており、室内機フィルタ基板120の室外機出力端121は室外機入力端144に、室外機出力端122は、室外機入力端143にそれぞれ接続されている。
室内機フィルタ基板120は、入力端127と室内機出力端129との間、及び入力端128と室内機出力端130との間にそれぞれ直列に接続されたコイルを1つのパッケージにしたコモンモードチョークコイル26と、入力端127と入力端128との間に接続されたコンデンサ25と、入力端127と入力端128との間に直列接続されたコンデンサ123とコンデンサ124と、入力端127と室外機出力端122の間に直列に接続されたリレー125を備えている。
なお、入力端128と室外機出力端121が接続され、コンデンサ123とコンデンサ124の接続点はアース端子126を介して前述した室内機110のアース板に接続されている。
室外機フィルタ基板140は、室外機入力端143と室外機基板出力端148の間と、室外機入力端144と室外機基板出力端149の間にそれぞれ直列に接続されたコイルを1つのパッケージにしたコモンモードチョークコイル44と、室外機入力端143と室外機入力端144の間に接続されたコンデンサ43と、室外機入力端143と室外機入力端144の間に直列接続されたコンデンサ141とコンデンサ142と、室外機基板出力端148と室外機基板出力端149との間に接続されたコンデンサ45と、室外機基板出力端148と室外機基板出力端149との間に直列接続されたコンデンサ46とコンデンサ47とを備えている。なお、コンデンサ141とコンデンサ142の接続点、及びコンデンサ46とコンデンサ47の接続点は室外機150のアースにそれぞれ接続されている。
また、室外機基板出力端148と室外機基板出力端149には、室外機制御基板50が接続されている。
このように構成された空気調和機200が待機状態になった時、つまり、リレー125がオフとなり室外機フィルタ基板140への電源供給が遮断された時、単相交流電源が印加される入力端128から室外機フィルタ基板140の室外機入力端144、室外機基板出力端149、室外機制御基板50を介して室外機基板出力端148、室外機入力端143に至る経路のインピーダンスが、入力端128から電源コード14、入力端127、リレー125を経由して室外機入力端143に至る経路のインピーダンスよりも小さいため、次に説明する5経路で漏洩電流が流れる。なお、以下の説明は入力端128から室内機110、又は室外機150へ流れる漏洩電流を説明している。
(1)フィルタ基板120の入力端128からコンデンサ124を経由してアース端子126へ流れる経路。(2)室外機フィルタ基板140の室外機入力端144からコンデンサ142を介して室外機150のアースへ流れる経路。(3)室外機入力端144からコモンモードチョークコイル44とコンデンサ47を経由して室外機150のアースへ流れる経路。(4)室外機入力端144からコモンモードチョークコイル44と室外機制御基板50とコモンモードチョークコイル44とコンデンサ141を経由して室外機150のアースへ流れる経路。(5)室外機入力端144からコモンモードチョークコイル44と室外機制御基板50とコンデンサ46を経由して室外機150のアースへ流れる経路。
なお、入力端127から室内機110、又は室外機150へ流れる漏洩電流も同様の考え方であるが、リレー125がオフの場合、室外機150には漏洩電流が流れない。
一方、運転状態、つまり、リレー125がオンの場合、単相交流電源が印加される入力端128から室外機フィルタ基板140の室外機入力端144、室外機基板出力端149、室外機制御基板50を介して室外機基板出力端148、室外機入力端143に至る経路のインピーダンスが、入力端128から電源コード14、入力端127、リレー125を経由して室外機入力端143に至る経路のインピーダンスよりも大きいため、前述した(4)と(5)の経路の漏洩電流はほとんど流れなくなる。つまり、待機時は運転時よりも漏洩電流が多く流れることになる。ここで特許文献1の方法を採用すると、室内機フィルタ基板120と室外機フィルタ基板140に、アースに流れる漏洩電流をカットするリレーがそれぞれ必要になり、回路がコストアップとなる問題があった。
特開2008−301585号公報(第5−6頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、交流電源に接続されるノイズフィルタ回路を備えた空気調和機で、直列に接続されたコンデンサが入力電圧間に接続され、このコンデンサ同士の接続点をアースするコモンモードノイズフィルタ回路を備えた構成において、この接続点とアースとの間に流れる漏洩電流を低減しつつ、ノイズフィルタ回路の部品コスト、又は組立コストの上昇を抑えたノイズフィルタ回路を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、室内機と、前記室内機から供給される単相交流電源で動作する室外機とを備えた空気調和機であって、
前記室内機は、
前記単相交流電源が接続される第1入力端と第2入力端と、
前記第1入力端と前記第2入力端との間に、直列に接続された第1コンデンサと第2コンデンサが接続され、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの接続点が前記室内機のアースに接続されるコモンモードノイズフィルタ回路と、
一端が前記第1入力端に、他端が前記室外機に接続され、前記空気調和機が待機状態の時に前記室外機への前記単相交流電源の供給を切断するリレーとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、前記室内機が、前記リレーと、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの接続点と接続されるアース端子とが設けられた前記コモンモードノイズフィルタ回路が組み込まれたリレーユニットを備え、
前記リレーユニットが前記室内機に固定されることで、前記コモンモードノイズフィルタ回路の前記アース端子が前記室内機のアースに接続されることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、室内機と室外機に共通なコモンモードノイズフィルタ回路を1組だけ備えるようにしたため、空気調和機が待機状態の時に流れる漏洩電流を低減させると共に、ノイズフィルタ回路の部品コスト、又は組立コストを低減させることができる。
本発明による空気調和機の実施例を示す外観図である。 本発明によるリレーユニットを示す上方から見た分解斜視図である。 本発明によるリレーユニットを示す下方から見た斜視図である。 本発明による空気調和機を示すブロック図である。 従来の空気調和機を示すブロック図である。 従来の他の空気調和機を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。本発明は主としてノイズフィルタ回路に関するものであるため、冷媒回路やモータ、圧縮機などの部品の図示と説明を省略している。なお、図5の背景技術で説明した部品については同じ番号を付与している。
図1は本発明による空気調和機1の室内機12の前面を斜め右から見た状態を示す外観斜視図であり、運転停止時の外観を示している。図1(A)の室内機12は、前面に開放可能な前面パネル5と、側面から吸い込んだ空気を前面から吹き出す左右のサイドファン4と、上面に吸込みグリル2と、下面に水平風向板3を備えている。
図1(B)は前面パネル5を取り外した状態を示しており、前面右側に矩形の配線カバー7を、また、左方には2つのエアフィルタ清掃ユニット6を備えている。図1(C)は、エアフィルタ清掃ユニット6が取り外され、さらに配線カバー7を取り外して室内機12と室外機(図示なし)の電源コード15を接続する場合を示している。
室内機12の前方右側には上側から、室内機フィルタ基板20と、リレーユニット30と、アース板11と、電源コード15をクランプするクランパ9が順に配置されている。
図4は空気調和機1のブロック図である。この空気調和機1は、室内機12と、室内機12から単相交流電源が供給される室外機13を備えている。
室内機12は、単相交流電源用の電源コード14が接続されたリレーユニット30と、このリレーユニット30から分岐された単相交流電源が接続される室内機フィルタ基板20と、リレーユニット30を介して入力される電源で動作する室内機制御基板10とを備えている。また室外機13は、リレーユニット30経由で入力された電源が接続される室外機フィルタ基板40と、室外機フィルタ基板40経由で電源が入力される室外機制御基板50を備えている。
室内機フィルタ基板20は、入力端21と入力端22と室内機出力端23と室内機出力端24が備えられており、室内機制御基板10は、室内機出力端23と室内機出力端24に接続されて電源が供給されるようになっている。
また、室外機フィルタ基板40は、室外機入力端41と室外機入力端42と室外機基板出力端48と室外機基板出力端49を備えており、室外機制御基板50は、室外機基板出力端48と室外機基板出力端49に接続されて電源が供給されるようになっている。
リレーユニット30は入力端(第1入力端)31aと入力端(第2入力端)31bと、室外機出力端36と室外機出力端38と、アース端子37を備えている。入力端31aには電源コード14の電源線14aが、また、入力端31bには電源線14bがそれぞれ接続されている。
そして、入力端31aは配線33aで室内機フィルタ基板20の入力端21に、また、入力端31bは配線33bで室内機フィルタ基板20の入力端22にそれぞれ接続されてる。また、室外機出力端36は室外機フィルタ基板40の室外機入力端41に電源コード15を介して接続され、室外機出力端38は室外機フィルタ基板40の室外機入力端42に電源コード15を介して接続されている。なお、アース端子37は室内機12のアース板11(図2参照)に接続されている。
次に各部の内部回路について説明する。
リレーユニット30は、リレー35と、コモンモードノイズフィルタ基板32とを備えており、コモンモードノイズフィルタ基板32はコンデンサ(第1コンデンサ)39aとコンデンサ(第2コンデンサ)39bとアース端子37からなるコモンモードノイズフィルタ回路を備えている。コンデンサ39aの一端とコンデンサ39bの一端は共にアース端子37に接続され、コンデンサ39aの他端は配線34aを介して入力端31aに、また、コンデンサ39bの他端は配線34bを介して入力端31bにそれぞれ接続されている。
そして、リレー35の共通端子(一端)35aは入力端31aに、リレー35のノーマルオープン端子(他端)35bは室外機出力端36にそれぞれ接続され、入力端31bは室外機出力端38に接続されている。
室内機フィルタ基板20は、入力端21と室内機出力端23との間、及び入力端22と室内機出力端24との間にそれぞれ直列に接続されたコイルを1つのパッケージにしたコモンモードチョークコイル26と、入力端21と入力端22との間に接続されたコンデンサ25を備えている。
室外機フィルタ基板40は、室外機入力端41と室外機基板出力端48の間と、室外機入力端42と室外機基板出力端49の間にそれぞれ直列に接続されたコイルを1つのパッケージにしたコモンモードチョークコイル44と、室外機入力端41と室外機入力端42の間に接続されたコンデンサ43と、室外機基板出力端48と室外機基板出力端49との間に接続されたコンデンサ45と、室外機基板出力端48と室外機基板出力端49との間に直列接続されたコンデンサ46とコンデンサ47とを備えている。なお、コンデンサ46とコンデンサ47の接続点は室外機13のアースに接続されている。
このように構成された空気調和機1が図示しないリモコンにより運転が停止されて待機状態になった時、リレー35がオフとなり室外機フィルタ基板40への電源が遮断され、次に説明する3経路で漏洩電流が流れる。なお、以下の説明は入力端31bから室内機12、又は室外機13へ流れる漏洩電流を説明している。
(1)リレーユニット30の入力端31bからコンデンサ39bとアース端子37を経由して室内機12のアースへ流れる経路。(2)室外機フィルタ基板40の室外機入力端42からコモンモードチョークコイル44とコンデンサ47を経由して室外機13のアースへ流れる経路。(3)室外機入力端42からコモンモードチョークコイル44と室外機制御基板50とコンデンサ46を経由して室外機13のアースへ流れる経路。
背景技術で説明した回路で流れる漏洩電流は5経路であったが、このように本発明の回路構成では3経路に減っている。従ってこの削減された2経路で流れる漏洩電流を削減することができる。さらに、従来は室内機フィルタ基板と室外機フィルタ基板にそれぞれ必要であった2つのコンデンサからなるコモンモードノイズフィルタ回路を1つに削減できるためコストダウンとなる。
また、背景技術で説明したリレーにより漏洩電流をカットする方法に比較して、リレーを用いることなく漏洩電流を低減できるためコストダウンとなる。
なお、本実施例では背景技術で説明した室内機フィルタ基板からリレーとコモンモードノイズフィルタ回路を分離して、1つのリレーユニット30として説明しているが、これに限るものでなく、室内機フィルタ基板にリレーとコモンモードノイズフィルタ回路を備えたものでもよい。ただし、コモンモードノイズフィルタ回路は必ず、リレーよりも上流(入力電源側)に配置する必要がある。
次にリレーユニット30の構造について詳細に説明する。
図2はリレーユニット30と、アース板11と、電源コード15と、電源コード15を固定するクランパ9を斜め上方から見た分解斜視図である。リレーユニット30は矩形の箱体であり、図2においてリレーユニット30の下面にアース板11が配置され、リレーユニット30の前面側に電源コード15とクランパ9が配置されている。リレーユニット30の前面側の反対が背面側になる。また、リレーユニット30の下面側の反対が上面側になる。
なお、室内機12に取り付けた状態ではリレーユニット30の前面側が室内機12の下側になり、リレーユニット30の背面側が室内機12の上側になる。
室内機12のアースを集約するアース板11にはリレーユニット30取付時の位置を規定する切起こし11bと、リレーユニット30を固定するビス8が固定されるねじ孔11cと、室内機12の各部に接続されたアース線をアース板11に固定するねじ11aが備えられている。
また、室外機13に接続された電源コード15を固定するクランパ9が室内機12に設けられている。また、電源コード15の先端の銅線15aはリレーユニット30の前面に設けられた室外機出力端36に、また、電源コード15の先端の銅線15bはリレーユニット30の前面に設けられた室外機出力端38にそれそれ接続されるようになっている。
室外機出力端36と室外機出力端38は着脱自在の端子になっており、リレーユニット30の上面に設けられた着脱ボタン30bを押している間だけ電源コード15の着脱が可能であり、着脱ボタン30bが押されていない時に電源コード15をそれぞれの端子に固定すると共に電気的な接続を行なうことができる。
一方、リレーユニット30のユニット外郭30aの上面には挿通孔30cが設けられており、ビス8をこの挿通孔30cに挿通させ、アース板11のねじ孔11cに螺着することでリレーユニット30をアース板11上に固定するようになっている。
図3はリレーユニット30の下面を上側に返して、斜め上方から見た斜視図である。そして図3において、電源コード14が接続されている側がリレーユニット30の背面側となり、その反対側が前面となる。背面から見て下面の左側にはリレー35が格納されており、下面の右側にはコモンモードノイズフィルタ基板32が格納されている。
リレー35の共通端子35aは入力端31aにハンダ付けされ、入力端31aには電源コード14の電源線14aと配線33aと配線34aが圧着で接続されている。また、入力端31bには電源コード14の電源線14bと配線33bと配線34bが圧着で接続されている。なお、リレー35のノーマルオープン端子35bは室外機出力端36に接続されている。
リレーユニット30は、ユニット外郭30aの内部から下面に向かって円柱状のボス30dが形成されており、このボス30dの内部には挿通孔30cがリレーユニット30の上面まで形成されている。このボス30dはコモンモードノイズフィルタ基板32のほぼ中央を挿通している。また、金属板からなる断面コの字型のアース端子37がこのボス30dの上面を跨ぐように配置されており、アース端子37の中央には挿通孔30cに対応してビス8が挿通されるようになっている。そして、アース端子37はコモンモードノイズフィルタ基板32に固定され、コンデンサ39aの一端とコンデンサ39bの一端に接続されている。また、コンデンサ39aの他端は配線34aを介して入力端31aに、また、コンデンサ39bの他端は配線34bを介して入力端31bにそれぞれ接続されている。
従って、リレーユニット30をアース板11に固定すると、アース端子37がアース板11に接触し、コンデンサ39aとコンデンサ39bの接続点が室内機12のアースに接続されることになる。従来であれば室内機フィルタ基板にハンダ付けされたアース線をアース板11のねじ11aに固定する必要があり、室内機フィルタ基板の脱着に手間がかかっていたが、本実施例ではリレーユニット30の取付とアースの取付を同時に行なうことができ、余分な工数による組立コストを節約することができる。また、コモンモードノイズフィルタ基板32により漏洩電流を低減しつつコスト上昇を抑えることができる。
1 空気調和機
2 吸込グリル
3 水平風向板
4 サイドファン
5 前面パネル
6 エアフィルタ清掃ユニット
7 配線カバー
8 ビス
9 クランパ
10 室内機制御基板
11 アース板
11b 切起こし
11c ねじ孔
12 室内機
13 室外機
14 電源コード
14a 電源線
14b 電源線
15 電源コード
15a 銅線
15b 銅線
20 室内機フィルタ基板
21 入力端
22 入力端
23 室内機出力端
24 室内機出力端
25 コンデンサ
26 コモンモードチョークコイル
30 リレーユニット
30a ユニット外郭
30b 着脱ボタン
30c 挿通孔
30d ボス
31a 入力端(第1入力端)
31b 入力端(第2入力端)
32 コモンモードノイズフィルタ基板
33a 配線
33b 配線
34a 配線
34b 配線
35 リレー
35a 共通端子(一端)
35b ノーマルオープン端子(他端)
36 室外機出力端
37 アース端子
38 室外機出力端
39a コンデンサ(第1コンデンサ)
39b コンデンサ(第2コンデンサ)
40 室外機フィルタ基板
41 室外機入力端
42 室外機入力端
43 コンデンサ
44 コモンモードチョークコイル
45 コンデンサ
46 コンデンサ
47 コンデンサ
48 室外機基板出力端
49 室外機基板出力端
49 室外機出力端
50 室外機制御基板

Claims (2)

  1. 室内機と、前記室内機から供給される単相交流電源で動作する室外機とを備えた空気調和機であって、
    前記室内機は、
    前記単相交流電源が接続される第1入力端と第2入力端と、
    前記第1入力端と前記第2入力端との間に、直列に接続された第1コンデンサと第2コンデンサが接続され、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの接続点が前記室内機のアースに接続されるコモンモードノイズフィルタ回路と、
    一端が前記第1入力端に、他端が前記室外機に接続され、前記空気調和機が待機状態の時に前記室外機への前記単相交流電源の供給を切断するリレーとを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室内機は、前記リレーと、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの接続点と接続されるアース端子とが設けられた前記コモンモードノイズフィルタ回路が組み込まれたリレーユニットを備え、
    前記リレーユニットが前記室内機に固定されることで、前記コモンモードノイズフィルタ回路の前記アース端子が前記室内機のアースに接続されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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