JP2018028367A - 被締結部材及び締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作不能となった締結部材を通常の工具を用いて除去することができる締結部材除去構造を有する被締結部材を提供する。【解決手段】予め定められた径を有する頭部32と、頭部32の径に比べ小さい径のネジ部42が形成された軸部40を有する締結部材30により、取付部材60に取り付けられる被締結部材10であって、締結部材30の軸部40が挿通される少なくとも一つの挿通孔16と、締結部材30の頭部30が配置される側の面12に、挿通孔16を挟んで対向し、締結部材30の頭部32の外径33の内側22から外側24に亘って形成された一対の溝部20、20で構成された締結部材除去構造18を有する被締結部材10である。【選択図】図2

Description

本発明は、被締結部材及び締結構造に関する。
ネジ穴等の操作溝がつぶれた状態のネジやビス等の締結部材を除去するために、例えば、下記特許文献1には、ビス除去用のねじ回し工具の発明が開示されている。下記特許文献1に開示されたビス除去用のねじ回し工具によれば、ビス頭部(11)が外凸湾曲状に形成され、あるいはビス頭部(11)の一部が締結座より突出しているビス(10)を除去対象とするビス除去用のねじ回し工具であって、ドライバー軸(2)の先端に、ビス頭部(11)を緩め操作する筒状の操作部(5)が下向きに開口する状態で設けられており、操作部(5)の内周面(21)に、ビス頭部(11)の表面の周縁に食込む食込みエッジ(22)がドライバー軸(2)の中心軸線に沿って設けられており、食込みエッジ(22)の下端がビス頭部(11)の表面の周縁に接当する状態で、ドライバー軸(2)をその中心軸方向へ叩打して、食込みエッジ(22)をビス頭部(11)の表面の周縁に食込ませるとしている。
特開2014−094441号公報
ネジ孔等の操作溝がつぶれた状態のネジ等の締結部材を除去するためには、専用の工具を用いないと除去できないとする課題がある。
本発明は、操作不能となった締結部材を通常の工具を用いて除去することができる締結部材除去構造を有する被締結部材及び締結構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、前記締結部材の前記頭部が配置される側の面に、前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成された一対の溝部で構成された締結部材除去構造と、を有する被締結部材である。
請求項2に係る本発明は、前記溝部の前記締結部材の頭部の外径の内側は、少なくとも前記頭部の外径と同じ位置より前記挿通孔側から形成され、且つ、前記挿通孔と予め定められた距離離れている部分を有する請求項1に記載の被締結部材である。
請求項3に係る本発明は、前記溝部は、前記締結部材の回転方向に沿うように曲線状に形成されている請求項1又は2に記載の被締結部材である。
請求項4に係る本発明は、予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成され、貫通された一対の孔部で構成された締結部材除去構造と、を有する被締結部材である。
請求項5に係る本発明は、前記孔部の前記締結部材の頭部の外径の内側は、少なくとも前記頭部の外径と同じ位置より前記挿通孔側から形成され、且つ、前記挿通孔と予め定められた距離離れている部分を有する請求項4に記載の被締結部材である。
請求項6に係る本発明は、前記孔部は、前記締結部材の回転方向に沿うように曲線状に形成されている請求項4又は5に記載の被締結部材である。
請求項7に係る本発明は、予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材と、前記締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、前記締結部材の前記頭部が配置される側の面に、前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成された一対の溝部又は一対の孔部で構成された締結部材除去構造と、を有する被締結部材と、前記締結部材により前記被締結部材が取り付けられる取付部材と、を有する締結構造である。
請求項1に係る本発明によれば、操作不能となった締結部材を汎用の挟み工具を用いて除去することができるようになる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加え、汎用の挟み工具で挟むための頭部を一対の溝部にかかるように配置させることができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、汎用の挟み工具で頭部を挟んだ状態で締結部材を回転させることができる。
請求項4に係る本発明によれば、操作不能となった締結部材を汎用の挟み工具を用いて除去することができるようになる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明の効果に加え、汎用の挟み工具で挟むための頭部を一対の孔部にかかるように配置させることができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項4又は5に係る本発明の効果に加え、汎用の挟み工具で頭部を挟んだ状態で締結部材を回転させることができる。
請求項7に係る本発明によれば、操作不能となった締結部材を汎用の挟み工具を用いて除去することができる締結構造を提供することができる。
実施形態1の被締結部材、取付部材及び締結部材の斜視図である。 図2Aは実施形態1の被締結部材、取付部材及び締結部材の断面図であり、図2Bは平面図である。 図3Aは実施形態1の締結部材を除去する工程を示す断面図であり、図3Bは平面図である。 図4Aは実施形態1の締結部材を除去する工程を示す図3Aに続く断面図であり、図4Bは図3Bに続く断面図である。 従来の被締結部材から締結部材を除去する場合を示す断面図である。 図6Aは実施形態1の変形例を示す平面図であり、図6Bは他の変形例を示す平面図である。 図7Aは実施形態1の他の変形例を示す断面図であり、図7Bは、他の変形例を示す断面図である。 図8Aは実施形態2の被締結部材、取付部材及び締結部材の断面図であり、図8Bは平面図である。 図9Aは実施形態2の締結部材を除去する工程を示す断面図であり、図9Bは平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための締結部材除去構造を有する被締結部材を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態1]
まず、図1〜図4を参照して、実施形態1の締結構造100を構成する被締結部材10について説明する。なお、実施形態1の被締結部材10は、締結部材除去構造18を有し、画像形成装置等の締結部材を用いて組み立てられる製品を構成する部材であって、製品を構成する取付部材60にネジ等の締結部材30により締結され、取り付けられることで、製品に組み付けられるようになる。また、実施形態1の締結構造100は、被締結部材10と取付部材60が締結部材30により取り付けられたものを言う。
まず、実施形態1の被締結部材10を締結させる締結部材30について説明する。実施形態1の被締結部材10を取付部材60に締結させる締結部材30は、図1及び図2に示すように、ねじ回し工具等が差し込まれ回転操作される操作溝部34が形成された予め定められた径を有する円形状の頭部32と、操作溝部34が形成された側とは反対側の頭部32から延設され、頭部32の径より小さい径の円柱状に形成された予め定められた長さの軸部40と、この軸部40の外周に螺旋状の凹凸により形成されたネジ部42とで構成されている。また、実施形態1の締結部材30の頭部32は、略半球状のいわゆるナベ頭で形成されている。
また、実施形態1の被締結部材10が取り付けられる取付部材60は、図1及び図2に示すように、製品を構成する部材であって、被締結部材10が取り付けられる大きさを有し、金属製の板状体や棒状体で形成されている。この取付部材60には、締結部材30のネジ部42が締結される螺旋状の凹凸が形成された取付孔62が形成されている。
次に、図1及び図2を参照して、実施形態1の締結部材除去構造18を有する被締結部材10について説明する。被取付部材10全体は、製品を構成するための種々の大きさ及び形状等を有しているが、被締結部材10の締結部材除去構造18が形成された部分は、一方に締結部材30が挿入され、頭部32が配置される側となる表面12と、他方に取付部材60と当接される裏面14とを有する予め定められた厚さを有する板状体で形成されており、例えば、金属材料で形成されている。なお、実施形態1では、被取付部材10の締結部材除去構造が形成される部分を主に説明する。
また、被締結部材10には、表面12から裏面14に亘って締結部材30の軸部40が挿通される挿通孔16が少なくとも1つ形成されている。この挿通孔16内の面は平面状に形成されており、締結部材30の軸部40が挿通されるようになる。なお、この挿通孔16は、被締結部材10が製品内で用いられる場所や形状に応じて配置され、また、取付部材60に形成された取付孔62に対応して形成されるようになる。
そして、被締結部材10の挿通孔16の周囲には、締結部材除去構造18としての一対の溝部20、20が形成されている。この一対の溝部20、20は、被締結部材10の表面12が裏面14側に向かって窪んだ状態で形成されており、被締結部材10の厚さより低く形成されている。なお、実施形態1では、一対の溝部20、20は、それぞれ矩形状の窪みで形成されている。
また、一対の溝部20、20は、挿通孔16から予め定められた距離離れた位置にそれぞれ形成されている。この一対の溝部20、20が形成される位置は、被取付部材10が取付部材60に取り付けられ、締結部材30の頭部32が被取付部材10の表面12に配置された状態で、頭部32の外径33の内側22となる位置から外径33の外側24となる位置に亘って形成されている。すなわち、頭部32の外径33が一対の溝部20、20にかかるように配置される位置に形成されている。このとき、一対の溝部20、20の内側22は、挿通孔16と予め定められた距離を有することで、締結部材30の頭部32の下部分36を被締結部材10に力を加えることができるようになる。
また、一対の溝部20、20の締結部材30の頭部32の外径33の内側22は、少なくとも頭部32の外径33と同じ位置より挿通孔16側から形成されるようにすることで、後述するラジオペンチ70により頭部32を変形させるための、ラジオペンチ70の移動距離を確保することができるようになる。
また、一対の溝部20、20は、後述する締結部材30を除去するために用いられる部分であり、締結部材30を除去するための例えばラジオペンチ等の挟み工具の先端部分が挿入可能な大きさ及び深さに形成されている(図3参照)。
なお、被締結部材10の取付部材60への締結部材30による取り付けは、各種製品の組み立ての一工程において行われる。この取り付けは、まず、被締結部材10の裏面14側と取付部材60とを、被締結部材10の挿通孔16と取付部材60の取付孔62とが合わさるように当接させる。その後、被締結部材10の挿通孔16から締結部材30の軸部40を挿通させ、取付部材60の取付孔62に到達した後、締結部材30の頭部32の操作溝部34を締結工具により回転させることで、ネジ部42が回転され、取付部材60の取付孔62に締結されて、被締結部材10と取付部材60の取り付けが行われる。
次に、実施形態1の被締結部材10に締結された締結部材30の除去の方法について図3及び図4を参照して説明する。
上記のように、被締結部材10は、取付部材60にネジ等の締結部材30により締結されている。また、実施形態1で用いられる締結部材30は、頭部32の外周が円形状に形成されており、また、略半球状に形成されている。
このとき、締結部材30の操作溝部34をねじ回し等の締結工具により回転させる場合に、複数回、締結を繰り返し行ったり、想定以上の力で行ったりすると、締結部材30の頭部32の操作溝部34がつぶれてしまい、操作溝部34が機能しなくなる場合がある。そして、締結部材30の頭部32の操作溝部34がつぶれると、締結工具での操作が不可能となり、締結部材30を取り外すことができなくなるおそれがある。
また、締結部材30の頭部32を、ラジオペンチやプライヤ等の挟み工具(以下、ラジオペンチ70を用いた場合を代表して説明する。)により挟んで回転させる場合、締結部材除去構造が形成されていない被締結部材10’では、頭部32が半球状に形成されているため、頭部32を挟み難く、回転させることが困難となる(図5参照)。
一方、実施形態1の被締結部材10は、図3に示すように、一対の溝部20、20で構成された締結部材除去構造18が形成されている。この一対の溝部20、20が形成されていることで、一対の溝部20、20にラジオペンチ70の先端部分72が挿入された状態で締結部材30の頭部32を挟むことが可能となる。このとき、ラジオペンチ70の先端部分72が挿入されることで、ラジオペンチ70の先端部分72より奥の部分の面積の広い部分で締結部材30の頭部32の下の部分(以下、下部分36という。)の半球状になっていない部分を挟むことができるため、締結部材30の頭部32をすべることなく挟むことができるようになる。
その後、図4に示すように、ラジオペンチ70に力を加え、半球状の頭部32の下部分36のラジオペンチ70で挟んだ部分を圧縮して、変形させることで、半球状の頭部32の一部に平らな平坦部38を形成することができる。このとき、実施形態1のように、被締結部材10に一対の溝部20、20が形成されることで、締結部材30の頭部32が圧縮されて変形された一部分が一対の溝部20、20に逃げることができるため、締結部材30の頭部32を変形させやすくなる。
そして、頭部32の下部分36の平らになった平坦部38をラジオペンチ70等で挟み、締結部材30を回転させることで、操作不能となっていた締結部材30を取り外すことができるようになる。このとき、ラジオペンチにより、締結部材の頭部の挿抜方向から挟んでもよく、また、軸線方向に対して直交する方向、すなわち、被締結部材と平行な方向から挟んでもよい。
以上で、頭部の操作溝部がつぶれて操作不能となった締結部材の取り外しを行うことが完了する。
[変形例1]
なお、実施形態1では、一対の溝部20、20を矩形状の窪みで形成した場合を示したが、これに限らず、締結部材30の頭部32を挟んでラジオペンチ70等の挟み工具を挿入できる大きさ及び深さ、並びに形状で形成することができる。
例えば、図6Aに示すように、被締結部材10Aに形成された締結部材除去構造18Aとしての一対の溝部20A、20Aを、実施形態1の一対の溝部20、20より小さく形成してもよい。このようにすることで、強度が必要な被締結部材に対しても、締結部材除去構造を形成することができるようになる。また、一対の溝部の形状は、四角形状に限られず、円形状、楕円形状等の形状とすることもできる。
[変形例2]
また、図6Bに示すように、被締結部材10Bに形成された締結部材除去構造18Bとしての一対の溝部20B、20Bのように、締結部材30の回転方向に沿うような扇状の曲線に形成してもよい。このように形成することで、ラジオペンチ70で頭部32を挟み、変形させた状態で、一対の溝部20B、20Bの形状に沿ってラジオペンチと共に締結部材30を回転させることができ、締結部材30の取り外しを効率よく行うことができるようになる。
[変形例3]
また、被締結部材10を締結する締結部材30の頭部32は、実施形態1で示したような半球状の頭部32のほか、図7Aに示すように、頭部32Cの上面44が平坦な締結部材として、いわゆる皿ネジ30Cを用いることもできる。すなわち、被締結部材10と取付部材60の取り付けに皿ネジ30Cを用いた場合でも、操作用の操作溝部34Cがつぶれた場合は、操作ができなくなり、皿ネジ30Cの取り外しが不可能となる場合がある。
そのため、実施形態1の締結部材除去構造18が形成された被締結部材10を用いることで、皿ネジ30Cを用いた場合でも、実施形態1と同様に、皿ネジ30Cの頭部32Cの一部を挟み、変形させ、平坦部38Cを形成することでラジオペンチ70により回転をさせることが可能となり、皿ネジ30Cの取り外しを行うことができるようになる。なお、皿ネジ30Cを用いる場合は、被締結部材10の挿通孔16Cの形状が皿ネジ30Cに対応するように一部変形されるようになる。
[変形例4]
また、締結部材除去構造18が形成された被締結部材10は、実施形態1のように直接取付部材60と取り付ける場合のほか、図7Bに示すように、被締結部材10と取付部材60の間に他の部材80を挟持するようにしてもよい。この場合は、被締結部材10の締結部材除去構造18が形成された面が表に現れるように配置されるようにされる。
[実施形態2]
また、実施形態1では、締結部材除去構造18を一対の溝部20、20により形成した場合を説明したが、実施形態2では、図8に示すように、締結部材除去構造18Dを被締結部材10Dに一対の孔部20D、20Dにより形成されている場合を説明する。なお、実施形態2は、実施形態1の被締結部材10に形成された締結部材除去構造18の形状が異なるのみなので、共通する構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
また、実施形態2の被締結部材10Dと取付部材60とが締結部材30により取り付けられたものが実施形態2の締結構造100Dとなっている。
すなわち、実施形態2の被締結部材10Dに形成された一対の孔部20D、20Dは、図8に示すように、被締結部材10Dの表面12から裏面14に亘って貫通させた貫通孔により形成されている。
このように、締結部材除去構造18Dを一対の孔部20D、20Dで形成することで、図9に示すように、ラジオペンチ70の先端部分72をより深く挿入させることができるようになる。また、被締結部材の厚さが薄い場合にも容易に締結部材除去構造18Dを形成することができるようになる。
そして、実施形態2の被締結部材10Dに一対の孔部20D、20Dが形成される位置は、上述した実施形態1の被締結部材10に一対の溝部20、20が形成される位置と共通する。そのため、実施形態2の被締結部材10Cに一対の孔部20D、20Dで締結部材除去構造18Cを形成することで、上記実施形態1と同様の効果を奏することができるようになる。
また、実施形態2の一対の孔部20D、20Dにおいても、上記実施形態1の変形例1〜4のような大きさや形状等にすることができ、また、頭部が略半球状の締結部材のほか、皿ネジを用いることもできる。
10、10A、10B、10C、10D 被取付部材
16、16C 挿通孔
18、18A、18B、18C、18D 締結部材除去構造
20、20A、20B 溝部
20D 孔部
22 内側
24 外側
30 締結部材
30C 皿ネジ(締結部材)
32、32C 頭部
33 外径
34、34C 操作溝部
36 下部分
38、38C 平坦部
60 取付部材
62 取付孔
70 ラジオペンチ(挟み工具)
72 先端部分
80 他の部材
100、100D 締結構造


Claims (7)

  1. 予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材により、取付部材に取り付けられる被締結部材であって、
    前記締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、
    前記締結部材の前記頭部が配置される側の面に、前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成された一対の溝部で構成された締結部材除去構造を有する被締結部材。
  2. 前記溝部の前記締結部材の頭部の外径の内側は、少なくとも前記頭部の外径と同じ位置より前記挿通孔側から形成され、且つ、前記挿通孔と予め定められた距離離れている部分を有する請求項1に記載の被締結部材。
  3. 前記溝部は、前記締結部材の回転方向に沿うように曲線状に形成されている請求項1又は2に記載の被締結部材。
  4. 予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材により、取付部材に取り付けられる被締結部材であって、
    前記締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、
    前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成され、貫通された一対の孔部で構成された締結部材除去構造を有する被締結部材。
  5. 前記孔部の前記締結部材の頭部の外径の内側は、少なくとも前記頭部の外径と同じ位置より前記挿通孔側から形成され、且つ、前記挿通孔と予め定められた距離離れている部分を有する請求項4に記載の被締結部材。
  6. 前記孔部は、前記締結部材の回転方向に沿うように曲線状に形成されている請求項4又は5に記載の被締結部材。
  7. 予め定められた径を有する頭部と、前記頭部の径に比べ小さい径のネジ部が形成された軸部を有する締結部材と、
    前記締結部材の前記軸部が挿通される少なくとも一つの挿通孔と、
    前記締結部材の前記頭部が配置される側の面に、前記挿通孔を挟んで対向し、前記締結部材の頭部の外径の内側から外側に亘って形成された一対の溝部又は一対の孔部で構成された締結部材除去構造と、
    を有する被締結部材と、
    前記締結部材により前記被締結部材が取り付けられる取付部材と、
    を有する締結構造。
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