JP2018028226A - 災害時用ダンボール製簡易間仕切り - Google Patents

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和則 影山
Kazunori Kageyama
和則 影山
鈴木 一夫
Kazuo Suzuki
一夫 鈴木
鈴木 喜夫
Yoshio Suzuki
喜夫 鈴木
内田 智也
Tomoya Uchida
内田  智也
道 本澤
Michi Motosawa
道 本澤
英次 林
Eiji Hayashi
英次 林
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Abstract

【課題】折り畳むことで小さな状態で備蓄しておくことのできる省スペース保管対応の災害時用ダンボール製簡易間仕切りを提供する。【解決手段】少なくとも横1,600mm、高さ方向となる縦1,600mmの大きさが得られる方形状のダンボール紙よりなる平坦状の側壁片1を横・縦方向の分割線により田の字形状に分割して4区画を形成し、該分割線の内の1区画を形成する該横方向の分割線の1/2を切断線とし、残りの1/2の横方向の分割線及び縦方向分割線は折り曲げ自在の折り曲げ線とし、側壁片の左右端縁部には紙片よりなる連結部を形成して1単位の連結部付の側壁片とし、該側壁片を他の同様の連結部付側壁片の連結部相互を連結する連結手段により間仕切り壁を組み立て形成してなる。【選択図】図1

Description

本発明は、地震や台風時等において体育館や集会所のような広いスペースでの避難所生活を強いられる場合、個別の生活スペースが避難住民に割り振られることになるが、その生活スペースのプライバシーを確保するための災害時用ダンボール製簡易間仕切りに関する。
地震や台風時等の災害時には広いスペースが確保できる体育館や集会所のような場所に避難所が設けられ、避難した住民が割り当てられたスペースを生活空間とし、プライバシーを確保するために隣接する他の住民の生活スペースとの間に仕切りを形成することが重要なこととなるが、簡易的なものである程度高さの有る仕切りを形成するには転倒等の問題があった。そこで、それら生活空間相互間を安定性の良いダンボール箱を積み上げることで目線を避けることのできる間仕切り手段としている場合が多く見受けられる。
しかし、それらダンボール箱にあっては空間を狭くする要因となり、薄手の間仕切り手段が求められていた。そこで、ダンボール箱を解体してダンボール紙による仕切り手段が場所をとらない間仕切り手段として有効であるが、それらは薄手のために自立性に欠点があり、従って、高さが低く、避難者が立ち上がった状態では隣接する他の生活空間を覗くことができる状態であった。そこで、ダンボール紙を組み合わせることで薄手のものでも立設状態を維持できる高さの有る間仕切り手段としているが、その組み合わせは煩雑であり、緊急時に素早く対応できるものではなかった。また、それら組み立てる前のダンボール紙は大きなものとなり、予め所定の保管場所に収納しておくスペースを確保しておくことは困難なことであった。
下記する特許文献1は、災害時に避難所に送られてくる物資運搬用のダンボールを有効活用して組み立てることのできる比較的薄手のダンボール紙による簡易間仕切りのための固定部材で、L字型の内壁と外壁を水平な連結部を介して一体とし、その内・外壁間の直交溝にダンボール紙を入れ込むことでダンボール紙を連結しながら立設組み立てする簡易間仕切りのための固定部材を提供するものである。
また、下記する特許文献2は、講堂や体育館等の避難先での就寝時のプライバシーを守るためにダンボール紙によって床や簡易間仕切りを形成するもので、特に床面からの冷え込みを防ぐために厚手のダンボール紙を敷設するものである。その際、間仕切りとしての機能を有する衝立部材は、ダンボール紙の両端をガムテープにより連結して環状にし、内側床面に枠材に嵌め込んだ厚手のダンボール紙を配置させることにより該衝立部材が内側に折れ込むのを防止して立設状態を維持して間仕切りとしての機能をもたせるものである。
しかし、上記特許文献1は、L字型のダンボール蓋板固定部材に係るもので、間仕切りとしては一部品にすぎず、また、極めて間に合わせ的なもので、且つ、間仕切り本体となるダンボール紙の入手を待ち、材料の選定から始まるもので、その後の組み立てまでに多くの時間を費やし、更に、一時的とはいえ生活空間を仕切る間仕切りとしては立設に不安定さが残り、また、間仕切りとしては統一性に欠けたものであった。
また、上記特許文献2は、ガムテープでの連結及び内側への転倒防止手段を設けてはいるが、この衝立部材が高さの有る間仕切りとして所定の安定状態を維持することは困難であり、視線を防ぐ高さの有る間仕切りを得ることはできなかった。
特開2010−235192号公報 特開2006−241885号公報
本発明は、上記様々な欠点を解決したもので、少なくとも大人の標準的な目線位置を遮ることのできる高さが得られる薄手の部材を間仕切り手段として採用することにより、他者からの視線を遮ることのできる生活空間を得ることができるもので、且つ、避難者自らが間仕切りとして簡単に組み立てることができるものである。また、生活空間を狭くすることなく、安定した立設強度を得ることができ、更に、平常時となる未使用での保管は、折り畳むことで小さな状態で備蓄しておくことのできる省スペース保管対応の災害時用ダンボール製簡易間仕切りを提供できるものである。
本発明は、少なくとも横1,600mm、高さ方向となる縦1,600mmの大きさが得られる方形状のダンボール紙よりなる平坦状の側壁片を横・縦方向の分割線により田の字形状に分割して4区画を形成し、該分割線の内の1区画を形成する該横方向の分割線の1/2を切断線とし、残りの1/2の横方向の分割線及び縦方向分割線は折り曲げ自在の折り曲げ線とし、側壁片の左右端縁部には紙片よりなる連結部を形成して1単位の連結部付の側壁片とし、該側壁片を他の同様の連結部付側壁片の連結部相互を連結する連結手段により間仕切り壁を組み立て形成してなる災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
また、横・縦方向の切断線及び折り曲げ線に沿って折り曲げ重ねることで1区画分の大きさに折り畳める形状とした災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
更に、上記連結部は、側壁片の左右端縁部から延出した断続筒状体の突出片として、縦方向折り曲げ線を挟んだ左右端縁部において、一方の断続筒状体は他方の断続空間に入り込む位置に形成し連続した連結手段受け入れ部としてなる災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
また、上記断続筒状体は、1区画において左右端縁部の一方側を2個の断続筒状体とし、他方側を1個の断続筒状体とし、その各々の断続空間に嵌合する位置に各々の断続筒状体を形成してなる災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
更に、上記連結手段は、側壁片の断続筒状体と別体となる側壁片の断続筒状体とを嵌合した内側空間に挿入自在とした棒状間挿部材とした災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
また、上記棒状間挿部材は、紙製の長尺部材とし、断続筒状体の1個の長さの約2倍の長さとした災害時用ダンボール製簡易間仕切りを特徴とする。
本発明の災害時用ダンボール製簡易間仕切りは、保管時には折り畳むことで小スペースで保管することができ、使用時には生活空間のプライバシーを確保することができる高さ(縦方向)の有る間仕切りとして組み立てることが可能となった。
また、全体が軽量なので持ち運びができ、且つ、取り扱いがわかり易いため初めての利用者であっても所定の場所に持ち込んで簡単に間仕切りとして組み立てることが可能となった。
更に、側壁片を4枚組み立てることで矩形状となる最小単位の間仕切りを得ることができ、その各角部に柱の役割をする筒状の圧縮及び曲げ強度の有る棒状間挿部材が配置されるので数箇月間にわたって使用しても強度上問題のない間仕切りを得ることが可能となった。
また、薄手の部材をダンボール紙を主体とした再生紙系の紙材料或いは軽量のプラスチック系材料よりなるので使用後において再利用することも可能であり、そのことを含め低価格となる間仕切りを得ることが可能となった。
災害時用ダンボール製簡易間仕切りの一側壁片の正面図。 災害時用ダンボール製簡易間仕切りの一側壁片に連結部を形成した正面図。 (a)側壁片相互を連結した状態を示す斜視図、(b)棒状間挿部材の斜視図。 (a)側壁片の縁部に形成した連結部の拡大斜視図、(b)同他の実施例の拡大斜視図。 (a)〜(e)側壁片を連結して間仕切りを形成した異なる大きさの態様を示す平面図。 災害時用ダンボール製簡易間仕切りの一側壁片の他の実施例の正面図。 (a)側壁片の縁部に形成した連結部の平面図、(b)同連結部を押しつぶした状態の平面図。 (a)角補強部材の組み立てる前の正面図、(b)同組み立てた状態の平面図、(c)角補強部材を組み立てた側壁片に固定した状態の平面図。 (a)〜(d)側壁片を折り畳んだ状態から広げた状態へと変化させた一実施例の正面図。 (a)〜(d)側壁片を折り畳んだ状態から広げた状態へと変化させた他の実施例の平面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の災害時用ダンボール製簡易間仕切りを構成する一側壁片を広げた状態の正面図を示している。本実施例のものは、横方向となる幅は約1,800mm、高さとなる縦方向幅は約1,800mmの方形状のダンボール紙よりなる平坦状の側壁片1としている。上記寸法は最適値であり、間仕切りとして立設したときに他からの目線を避けることのできる標準的な高さとして約1,600mm〜約2,000mmの範囲の寸法が得られる横・縦方向寸法を適宜選択することが可能である。該側壁片1を折り畳むことが可能となるように該側壁片1の中心位置から横方向及び縦方向の第1乃至第4の分割線2〜5により田の字形状に分割し、略等区画となる第1乃至第4の4区画6〜9が得られるようにしている。なお、実施例において、間仕切りの材料となる薄手の部材をダンボール紙として限定記載しているが、軽量プラスチック系材料であっても同様の目的を達成することが可能である。便宜上、ダンボール紙として以下に記載する。
該4区画の内の第1区画6及び第2区画7との間の該横方向の第1分割線2は両者を分断する切断線とし、残りの第2、第3、第4分割線3、4、5は折り曲げ自在の折り曲げ線としている。折り曲げ線は、側壁片の表・裏面部で断続的な切れ目或いは他の折り曲げ易い手段を形成している。切れ目を形成する場合、各々の切れ目が側壁片1の強度に影響しないように形成することで折り曲げ易く、且つ、破断しないようにする。
該側壁片1の左右端縁部には紙を筒状とした連結部を形成している。該連結部は、断続筒状体で、左右端縁部に各々3箇所となる第1乃至第6連結部10〜15を形成している。各々の第1乃至第6連結部10〜15は、端縁部に沿って等間隔で形成し、連結部間及び該連結部と上下端縁部間には該連結部10、11、…の長さと同一寸法となる第1乃至第6断続空間部16〜21を形成している。
図2の左端縁部側の第1、第2、第3連結部10、11、12は、側壁片1の縦方向の寸法が約1,800mmなので該第1連結部10の長さは300mm、第1、第2連結部10、11の間に生じる第1断続空間部16の寸法も300mmとなる。この寸法とすることにより第1連結部10と第2連結部11は第3区画8の区画内に収まることができ、且つ、その間に別体となる連結部を挿入することができる。
該第3区画8の下側に位置する第4区画9における第3連結部12は、上方に第2断続空間部17が形成され、第3連結部12を介して第3断続空間部18と続くことになる。
他方、第1区画6における右端縁部側は、上方より第4断続空間部19、第4連結部13、第5断続空間部20を形成しており、第2区画7における右端縁部側は、上方より第5連結部14、第6断続空間部21、第6連結部15を形成している。
上記により、該側壁片1と同一形状の別体となる他側壁片1aとを該側壁片1の右端縁部側で連結する場合、図3(a)に示すように、該側壁片1の第4断続空間部19の位置へ別体の他側壁片1aの第1連結部10aが入り込み、該他側壁片1aの第1断続空間部16aへ該側壁片1の第4連結部13が嵌合し、該側壁片1の第5断続空間部20の位置へ該他側壁片1aの第2連結部11aが嵌合し、該他側壁片1aの第2断続空間部17aの位置へ該側壁片1の第5連結部14が嵌合し、該側壁片1の第6断続空間部21の位置へ該他側壁片1aの第3連結部12aが嵌合し、該他側壁片1aの第3断続空間部18aの位置へ該側壁片1の第6連結部15が入り込むことになる。
上記により側壁片1と他側壁片1aとがその左右端縁部において連結部が相互に嵌合され、直角方向位置或いは水平方向位置で保持できることになる。
該第1〜第6連結部10a、13、11a、14、12a、15は、筒状体とされているので、両者が嵌合された状態ではその内側は第1連結部10aの位置から第6連結部15の位置まで連続した貫通孔22が形成されることになる。組み立て後において連通した該貫通孔22に棒状間挿部材23を挿入することで側壁片1と他の側壁片1aとを強固に連結することができる。該貫通孔22へ該棒状間挿部材23を挿入し易いように該貫通孔22の上部に位置する上端部に適宜長さの切込み22aを形成し、第1連結部10又は10aの側壁部を外側へ折り曲げて該棒状間挿部材23の入口となる開口部を拡げることができる。
該棒状間挿部材23は、図3(b)に示すように、側壁片1の連結部と別体となる側壁片1aの連結部とに挿入できる長さとすることで両者に跨り連結することができ、側壁片1、1a相互の立設状態を保持できることになる。
該棒状間挿部材23は、紙筒状の短長のものを使用することで所定の圧縮強度及び曲げ強度が得られ、軽量化を図ることができる。且つ、該棒状間挿部材23の長さを短くすることができるので、上方側からの挿入が容易となり、先に挿入したものを後のものが下方側へ押し込み、全体として図3(b)の連続した柱状のものとすることができる。
該棒状間挿部材23の長さは、側壁片1の縦方向の長さが約1,800mmの場合、約600mmとなる。この長さであれば該側壁片1を略1/4の大きさに折り畳んだ場合、その1辺の長さの約900mmより短くすることができ、収納時に邪魔になることはない。側壁片1の縦方向の長さに応じて該棒状間挿部材23の長さを調整することができ、全体長の約1/3とする。
第1〜第6連結部10〜15は、図4(a)に示すように、側壁片1の端縁部の外方へ延設した側壁片1を第1〜第6連結部10〜15の長さに切断し、残部となった側壁片1を外壁部24、24a、24b及び内壁部25となるように折り曲げ形成し、該内壁部25に連続する先端側の取着片26を側壁片の裏面部27へ固定することで形成されることになる。また、図4(b)に示すように、該側壁片1の裏面部27と別体として形成した連結部の一方側外壁部24cとが面一となるように位置させ、内壁部25a側から突出した取着片26aを側壁片1の裏面部27に固定することで所定位置に配設することができる。
上記第1〜第6連結部10〜15は、紙を筒状に形成しているので該棒状間挿部材23を挿入するときは先端に位置する該第1連結部10、10aの開口部を拡げることで該棒状間挿部材23を挿入し易くすることができ、挿入後にあっては紙の弾力性により該棒状間挿部材23の外形形状に合った密着状態に復元することができ、連続状体が強固となる柱の役割を成すことができる。
該側壁片1と他の側壁片1a、…を上記同様に順次連結することにより、図5(a)〜(e)に示すように、1単位、2単位、4単位、…の広さを形成する間仕切りによって囲まれた矩形状、L字形状、十字形状等の立体間仕切りで仕切られた生活空間を得ることができる。図5(a)は、側壁片1を4個組み合わせて立設した間仕切りによって囲まれた最小の1単位の広さとなる生活空間を形成した矩形状のもの、(b)は、該側壁片1を6個組み合わせて立設した間仕切りによって囲まれた2単位の広さとなる生活空間を形成した矩形状のもの、(c)は、側壁片1を8個組み合わせて立設した間仕切りによって囲まれた3単位の広さとなる生活空間を形成したL字形状のもの、(d)は、側壁片1を8個組み合わせて立設した間仕切りによって囲まれた4単位の広さとなる生活空間を形成したL字形状のもの、(e)は、側壁片1を12個組み合わせて立設した間仕切りによって囲まれた5単位の広さとなる生活空間を形成した十字形状のものを示している。また、避難所の隅部にあっては側壁片1を2個L字形状に組み合わせて立設した間仕切りにより1単位の広さとなる生活空間を形成することもできるし、上記の組み合わせや更なる数の側壁片1を組み合わせて大きな単位の広さとなる生活空間を得ることもできる。
生活空間への出入口は、図6に示すように、いずれかの側壁片の第1〜第4区画6〜9の内の上下に隣接位置する区画に切断線による切断部28を設け、折り曲げ部29を軸側とした開閉自在の戸30を形成することができる。
図1、2、6は、側壁片1を展開した状態を示しているが、保管時には第1〜第4分割線2〜5に沿って折り畳まれるので、図1、2の平面の大きさの約1/4の大きさとすることができる。
図7に示すように、第1〜第6連結部10〜15は、4角形状の紙よりなる筒状体としているので対角線方向からの押圧力に対しては弱く、図7(a)に示す正方形の状態から図7(b)に示す菱形状態へと押しつぶすことができる。この押しつぶしにより側壁片1、…を重ねたときに該第1〜第6連結部10〜15が大きく突出することはなく、邪魔になることはない。
また、上記した間仕切りの立設した状態をより強固に維持するために、図8に示すように、側壁片1の直交する連結部に上方から直角三角柱形状に組み立てた角補強部材31を嵌入固定することができる。
該角補強部材31は、図8(a)の長尺平板状のものに縦方向に3本の縦折り曲げ部32、33、34を設けて4側片が形成されるようにし、左右両端側の側片35、36には横方向中央部に横折り曲げ部37、38を設け、該折り曲げ部37、38に到達する位置まで縦方向に切断部39、40を設けている。
上記縦折り曲げ部32、33、34を折り曲げ、且つ、横折り曲げ部37、38を少し折り曲げて切断部39、40において側片35、36を前後に入り込ませることにより、図8(b)に示す直角三角柱形状の角補強部材31とすることができる。
該角補強部材31を側壁片1、1aの隅部に形成した垂直方向の切断部41、42に嵌入することにより、組み立てた間仕切りの隅部上端部を強固に固定することが可能となり、全体の強度を高めることができる。
図9(a)は、上記第1〜第6連結部10〜15を押しつぶした状態で重ねて保管している状態の一実施例を示している。図9(a)は、第1区画6の裏面部を最上部として第2〜第4分割線3、4、5を折り曲げて重ねた状態を示している。この状態で第3分割線4を中心に第1区画6を回動すると、図9(b)に示すように、元の2倍の大きさに展開することができる。次に、第2分割線3を中心に重なっている第2、第4区画7、9を回動すると、図9(c)に示すように、元の3倍の大きさに展開することができる。
更に、図9(c)に示す重なっている第2、第4区画7、9の内の第2区画7を第4分割線5中心に回動すると、図9(d)に示すように、元の4倍の大きさとなる平坦な側壁片1を得ることができる。
図10(a)は、上記同様、重ねて保管している状態の他の実施例を示している。図10(a)は、第2区画7の裏面部を最上部として第2〜第4分割線3、4、5を折り曲げて重ねた状態を示している。この状態で第4分割線5を中心に第2区画7を回動すると、図10(b)に示すように、元の2倍の大きさに展開することができる。次に、第2分割線3を中心に重なっている第1、第3区画6、8を回動すると、図10(c)に示すように、元の3倍の大きさに展開することができる。
更に、図10(c)に示す重なっている第1、第3区画6、8の内の第1区画6を第3分割線4を中心に回動すると、図10(d)に示すように、元の4倍の大きさとなる平坦な側壁片1を得ることができる。
展開した状態の側壁片1に対して上記実施例の逆のことを行うことにより、第1〜第4区画6〜9を折り畳んで略1/4の大きさの側壁片1とすることができる。
折り畳み方は適宜行うことができるが、第1分割線2を切断線として切断しているので、第1、第2区画6、7を各々第3分割線4及び第4分割線5のみが折り曲げ自在とする軸側とすることができ、折り畳んで重ねることが可能となる。その折り曲げる際、第1〜第6連結部10〜15を押しつぶすことが可能であるし、重ねたときの連結部10〜15相互は各々対向する第1〜第3断続空間部16〜21内に入り込むことができるので、かさばることなく合理的に折り畳むことが可能となる。
上記したいずれかの側壁片1に小孔となる開口部を設けることにより通風口とし、これにより該側壁片1のいくつかを組み立てた後の生活空間内へ外気を積極的に取り入れることが可能となり、換気手段とすることができる。該開口部は、不使用時には視線を避けるために、例えば、内側から薄手のハンカチやタオルを鋲着する等により簡単なカーテンの代用とすることができ、目線回避手段を施すことができる。
1 側壁片
2 第1分割線
3 第2分割線
4 第3分割線
5 第4分割線
6 第1区画
7 第2区画
8 第3区画
9 第4区画
10 第1連結部
11 第2連結部
12 第3連結部
13 第4連結部
14 第5連結部
15 第6連結部
16 第1断続空間部
17 第2断続空間部
18 第3断続空間部
19 第4断続空間部
20 第5断続空間部
21 第6断続空間部
22 貫通孔
23 棒状間挿部材
24 一方側外側部
25 内壁部
26 取着片
27 裏面部
28 切断部
29 折り曲げ部
30 戸
31 角補強部材
32、33、34 縦折り曲げ部
35、36 側片
37、38 横折り曲げ部
39、40、41、42 切断部

Claims (6)

  1. 少なくとも横1,600mm、高さ方向となる縦1,600mmの大きさが得られる方形状のダンボール紙よりなる平坦状の側壁片を横・縦方向の分割線により田の字形状に分割して4区画を形成し、該分割線の内の1区画を形成する該横方向の分割線の1/2を切断線とし、残りの1/2の横方向の分割線及び縦方向分割線は折り曲げ自在の折り曲げ線とし、側壁片の左右端縁部には紙片よりなる連結部を形成して1単位の連結部付の側壁片とし、該側壁片を他の同様の連結部付側壁片の連結部相互を連結する連結手段により間仕切り壁を組み立て形成してなることを特徴とする災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
  2. 横・縦方向の切断線及び折り曲げ線に沿って折り曲げ重ねることで1区画分の大きさに折り畳める形状としたことを特徴とする請求項1記載の災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
  3. 連結部は、側壁片の左右端縁部から延出した断続筒状体の突出片として、縦方向折り曲げ線を挟んだ左右端縁部において、一方の断続筒状体は他方の断続空間に入り込む位置に形成し連続した連結手段受け入れ部としてなることを特徴とする請求項1又は2記載の災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
  4. 断続筒状体は、1区画において左右端縁部の一方側を2個の断続筒状体とし、他方側を1個の断続筒状体とし、その各々の断続空間に嵌合する位置に各々の断続筒状体を形成してなることを特徴とする請求項3記載の災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
  5. 連結手段は、側壁片の断続筒状体と別体となる側壁片の断続筒状体とを嵌合した内側空間に挿入自在とした棒状間挿部材としたことを特徴とする請求項3又は4記載の災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
  6. 棒状間挿部材は、紙製の長尺部材とし、断続筒状体の1個の長さの約2倍の長さとしたことを特徴とする請求項5記載の災害時用ダンボール製簡易間仕切り。
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JP2021179076A (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 Jパックス株式会社 パーテーション及びそれを利用した簡易個室

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JP2021179076A (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 Jパックス株式会社 パーテーション及びそれを利用した簡易個室

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