JP2018027864A - ガラス管の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管部の一端が封止され、その一端側の管壁が貫通孔を有するガラス管において、内部の清浄性を高めることを可能にしたガラス管の製造方法を提供する。【解決手段】ガラス管11の製造方法は、貫通孔形成工程と封止部形成工程とを備える。貫通孔形成工程では、ガラス管16の第1端16a側の管壁に貫通孔15を形成する。封止部形成工程では、貫通孔形成工程の後に、ガラス管16の第1端16aから貫通孔15までの所定箇所を熱加工することで封止部13を形成する。【選択図】図5

Description

本発明は、ガラス管の製造方法に関する。
例えば、ガラス製の医薬用容器を得るためには、両端を有するガラス管の一端を封止し、このガラス管の一端側の管壁に貫通孔を形成したガラス管が用いられている(特許文献1)。こうしたガラス管は、特許文献1に開示されるように、ガラス管の一端の開口部を封止した後に、ガラス管の一端側の管壁に貫通孔を形成することで製造される。
特開2004−010475号公報
ガラス管の管壁に貫通孔を形成する際には、例えばフューム等の異物が発生する。上記従来技術のように、一端が封止されたガラス管の一端側の管壁に貫通孔を形成する場合、ガラス管の内部に異物が堆積し易く、こうした異物がガラス管の内部の清浄性を低下させるおそれがあった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、管部の一端が封止され、その一端側の管壁が貫通孔を有するガラス管において、内部の清浄性を高めることを可能にしたガラス管の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するガラス管の製造方法は、第1端及び第2端からなる両端にそれぞれ開口部を有するガラス管の第1端側の管壁に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、前記貫通孔形成工程の後に、前記ガラス管の第1端から前記貫通孔までの所定箇所を熱加工することで封止部を形成する封止部形成工程と、を備える。
この方法によれば、貫通孔形成工程の後に封止部形成工程を行うため、貫通孔形成工程においてガラス管に貫通孔を形成する際に生じる異物をガラス管の第1端の開口部から排出させることが可能となる。
上記ガラス管の製造方法は、前記貫通孔形成工程において、前記ガラス管の第2端の開口部から前記ガラス管の第1端の開口部へ向けて前記ガラス管の内部に送風しながら前記貫通孔を形成することが好ましい。
この方法によれば、貫通孔形成工程においてガラス管に貫通孔を形成する際に生じる異物をガラス管の第1端の開口部から強制的に排出させることができる。
上記ガラス管の製造方法において、前記貫通孔形成工程は、バーナーを用いて前記貫通孔を形成する工程であり、前記貫通孔形成工程では、前記ガラス管の管軸が水平となる姿勢、又は前記ガラス管の第1端が上方となる姿勢とされた状態で前記貫通孔を形成することが好ましい。
この方法によれば、バーナーを用いてガラス管に貫通孔を形成する際に発生する揮発物質が、ガラス管の第1端の開口部から排出され易くなる。
上記ガラス管の製造方法において、前記貫通孔形成工程は、バーナーを用いて前記貫通孔を形成する工程であり、前記バーナーの燃料ガスは、酸素と水素の混合ガスであり、前記バーナーのノズル先端と前記ガラス管の間隔は3mm以上であることが好ましい。
この方法によれば、バーナーの燃料ガスとして酸素と水素の混合ガスを用いることで、ガラス管に貫通孔を形成する時間を短縮することができる。さらに、バーナーのノズル先端とガラス管の間隔を3mm以上に離間させてガラス管に貫通孔を形成することで、ガラス管に貫通孔を形成する際に生じる異物(揮発物質)がバーナーのノズル先端に付着することを抑制することができる。
上記ガラス管の製造方法において、前記ガラス管の用途は、医薬用容器であることが好ましい。
医薬用容器には高い清浄性が求められるため、上記ガラス管を用いて製造することが好適である。
本発明によれば、管部の一端が封止され、その一端側の管壁が貫通孔を有するガラス管において、内部の清浄性を高めることが可能となる。
実施形態におけるガラス管を示す概略図である。 ガラス管の製造方法における貫通孔形成工程を示す概略図である。 貫通孔形成工程において、ノズル先端とガラス管の間隔と、貫通孔が形成されるまでの時間との関係を示すグラフである。 貫通孔形成工程において、ノズル先端とガラス管の間隔と、貫通孔の孔径との関係を示すグラフである。 ガラス管の製造方法における封止部形成工程を示す概略図である。
以下、本発明のガラス管の製造方法の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、製造の対象となるガラス管11は、両端を有する管部12を備えている。ガラス管11は、管部12の一端に位置する封止部13と、管部12の他端に位置する開口部14を備えている。ガラス管11において、管部12の封止部13側の管壁には貫通孔15が形成されている。
図2及び図5に示すように、ガラス管11の製造方法は、両端が開口したガラス管16から製造される。ガラス管11の製造方法は、ガラス管16に上述した貫通孔15を形成する貫通孔形成工程と、ガラス管16に上述した封止部13を形成する封止部形成工程とを備えている。
図2に示すように、貫通孔形成工程に供されるガラス管16は、第1端16a及び第2端16bからなる両端にそれぞれ開口部17,18を有している。ガラス管16としては、例えば、ダンナー法又はダウンドロー法(ベロー法)を用いて溶融ガラスから成形し、所定の長さに切断された直管状のものを用いることができる。
貫通孔形成工程では、ガラス管16の第1端16a側の管壁に貫通孔15を形成する。本実施形態の貫通孔形成工程では、バーナー19を用いて貫通孔15を形成する。バーナー19は、燃料ガスFGをガラス管16に向けて噴出する燃料ガスノズル20を備えている。
貫通孔形成工程では、ガラス管16の管軸が水平となる姿勢、又はガラス管16の第1端16aが上方となる姿勢とされた状態で貫通孔15を形成することが好ましい。本実施形態では、ガラス管16の管軸が水平となる姿勢にガラス管16を支持する支持部21を用いている。なお、バーナー19はガラス管16の管軸の鉛直下方から火炎を照射するように配置されることが好ましい。バーナー19の燃焼形式としては、燃料ガスFGと空気とを予め混合して燃焼させる予混合型のバーナーであってもよいし、燃料ガスFGと空気とを拡散及び混合させながら燃焼させる拡散混合型(先混合型)のバーナーであってもよい。予混合型のバーナー19は、予め混合する空気が理論空気量よりも多い完全予混合型のバーナーであってもよいし、予め混合する空気が理論空気量よりも少ない部分予混合型のバーナーであってもよい。
貫通孔形成工程で用いる燃料ガスFGとしては、可燃性ガスと助燃性ガスとの混合ガスが好適に用いられる。可燃性ガスとしては、例えば、水素、LPG(液化石油ガス)、及びLNG(液化天然ガス)が挙げられる。助燃性ガスとしては、例えば、酸素が挙げられる。燃料ガスFGとしては、火炎温度が高く、ガラス管16からバーナー19の燃料ガスノズル20におけるノズル先端20aを遠ざけても比較的短い時間で貫通孔15を形成することができることから、酸素と水素の混合ガスを用いることが好ましい。混合ガス中における酸素に対する水素の体積比(体積比=水素の体積/酸素の体積)は、1以上、3以下であることが好ましい。
貫通孔形成工程において、バーナー19の燃料ガスノズル20におけるノズル先端20aとガラス管16の間隔Dは、3mm以上であることが好ましく、より好ましくは5mm以上であり、さらに好ましくは7mm以上である。ノズル先端20aとガラス管16の間隔Dが広くなるほど、ガラス管16に貫通孔15が形成される際に生じるフューム等の異物がノズル先端20aに付着し難くなる。一方、上記間隔Dは、15mm以下であることが好ましく、より好ましくは12mm以下である。ノズル先端20aとガラス管16の間隔Dが狭くなるほどガラス管16に貫通孔15を形成する時間を短縮することが可能となる。ノズル先端20aの異物の付着を抑え、かつガラス管16に貫通孔15を形成する時間を短縮するという観点から、ノズル先端20aとガラス管16の間隔Dは、3mm以上、15mm以下の範囲であることが好ましく、より好ましくは5mm以上、15mm以下の範囲であり、さらに好ましくは7mm以上、12mm以下の範囲である。
ここで、貫通孔形成工程において、上記間隔D等を変更して貫通孔15を形成した試験例について説明する。
試験例1では、燃料ガスFGとして酸素と水素の混合ガスを用いてガラス管16に貫通孔15を形成した。この試験例1では、燃料ガスノズル20におけるノズル先端20aとガラス管16の間隔Dを3.0mm,5.0mm,7.0mm,10.0mm,12.0mm,15.0mmの各間隔Dに設定して、それぞれガラス管16に火炎を照射してから貫通孔15が形成されるまでの時間Tを測定した。なお、試験例1では、燃料ガスFG(混合ガス)中の酸素に対する水素の体積比を2、燃料ガスFGの流量を2.0L/minに設定するとともに、内径が0.4mmの燃料ガスノズル20を用いた。ガラス管16の外径は16mm、管壁の厚さ1.0mmである。
試験例2では、燃料ガスFGとしてLNGと酸素の混合ガスを用いてガラス管16に貫通孔15を形成した。この試験例2では、燃料ガスノズル20におけるノズル先端20aとガラス管16の間隔Dを3.0mmに設定してガラス管16に火炎を照射してから貫通孔15が形成されるまでの時間Tを測定した。なお、試験例2では、燃料ガスFG(混合ガス)中のLNGに対する酸素の体積比を2.5〜2.6、燃料ガスFGの流量を2.0L/minに設定するとともに、内径が1.0mmの燃料ガスノズル20を用いた。ガラス管16の外径は16mm、管壁の厚さ1.0mmである。
図3には、上記試験例1及び試験例2において、上記間隔Dと、ガラス管16に火炎を照射してから貫通孔15が形成されるまでの時間Tとの関係を示している。試験例1では、上記間隔Dをより広く設定しても、試験例2よりも短時間で貫通孔15が形成できることが分かる。
図4には、上記試験例1において、上記間隔Dと、ガラス管16に形成された貫通孔15の直径(孔径HD)との関係を示している。試験例1の結果から、上記間隔Dを変更することにより、ガラス管16に形成される貫通孔15の孔径HDを変更することが可能であることが分かる。
貫通孔形成工程において、燃料ガスノズル20から噴出する燃料ガスFGの流量は、例えば、燃料ガスノズル20の内径(ノズル径)に応じて適宜調整することができる。燃料ガスノズル20から噴出する燃料ガスFGの流量は、1.5L/min以上であることが好ましく、より好ましくは1.7L/min以上であり、さらに好ましくは1.9L/min以上である。燃料ガスFGの流量を高めることで、ガラス管16に貫通孔15を形成する時間を短縮することが可能となる。なお、燃料ガスノズル20から噴出する燃料ガスFGの流量は、ガラス管16に貫通孔15が形成された後に、貫通孔15に向かい合うガラス管16の管壁の溶融を抑えるという観点から、3.0L/min以下であることが好ましく、より好ましくは2.5L/min以下である。
貫通孔形成工程で用いる燃料ガスノズル20の内径(ノズル径)は、0.2mm以上であることが好ましい。燃料ガスノズル20の内径が大きいほど、ガラス管16の貫通孔15の内径を大きくすることができる。なお、燃料ガスノズル20の内径(ノズル径)は、ガラス管16の貫通孔15の内径が過剰に大きくなることを抑えるという観点から、1.0mm以下であることが好ましい。
図2に示すように、貫通孔形成工程では、ガラス管16の第2端16bの開口部18からガラス管16の第1端16aの開口部17へ向けてガラス管16の内部に送風しながら貫通孔15を形成することが好ましい。ガラス管16の内部の送風には、送風用ガスVGをガラス管16の外方からガラス管16の第2端16bの開口部18に向けて噴射する送風用ノズル22が用いられる。送風用ノズル22はガラス管16の第2端16bの開口部18からガラス管16の内部に挿入して用いてもよい。送風用ガスVGとしては、空気又は不活性ガスを好適に用いることができる。
図5に示すように、ガラス管11の製造方法における封止部形成工程では、貫通孔形成工程の後に、ガラス管16の第1端16aから貫通孔15までの所定箇所を熱加工することで封止部13を形成する。詳述すると、封止部形成工程は、ガラス管16を回転させながらガラス管16の第1端16aと貫通孔15との間を周方向に沿って加熱し、加熱した部分の両側部分が互いに離間するように外力を加えることにより、封止部13を形成する。
封止部形成工程は、例えば、ラインバーナー23を用いることでガラス管16を搬送しながら行うことができる。詳述すると、まず、ラインバーナー23の火炎23aの長手方向に対してガラス管16の管軸が直交するように配置し、ガラス管16を回転させながら、ラインバーナー23の火炎の長手方向に沿ってガラス管16を搬送する。このとき、ガラス管16の加熱した部分の両側部分が互いに離間するようにガラス管16に外力を加える。これにより、ガラス管16の加熱した部分が閉塞されるように変形させることで、封止部13を形成することができる。なお、封止部形成工程では、ガラス管16を搬送せずに定位置でガラス管16を回転させながら加熱し、ガラス管16に外力を加えることで封止部13を形成してもよい。
以上のようにガラス管11の製造方法で得られたガラス管11(管部12、封止部13、開口部14、及び貫通孔15を有するガラス物品)は、ガラス容器を製造するために用いられる。ガラス容器は、周知のようにガラス管11の封止部13側が上方となるように配置して、ガラス管11の開口部14から所定の長さの位置を加熱して順次切断する工程を含む製造方法により得られる。このようなガラス容器を製造する際に、ガラス管11の貫通孔15は、ガラス管11の管部12内の圧力や温度を調整する通気口となる。
ガラス管11は、比較的高い清浄性が要求されるガラス容器を製造する用途に用いられることが好適である。ガラス管11の用途としては、例えば、医薬用容器や食品用容器を製造する用途が挙げられ、特に医薬用容器の製造に好適に用いられる。医薬用容器としては、例えば、シリンジ、バイアル、及びアンプルが挙げられる。なお、医薬用容器の製造に用いられるガラス管11のガラスは、例えば、ホウケイ酸ガラスである。また、医薬用容器の製造に用いられるガラス管11において、管部12の外径(ガラス管16の外径)は、例えば、5mm以上、75mm以下の範囲であり、管部12における管壁の厚さ(ガラス管16の管壁の厚さ)は、例えば、0.3mm以上、3.0mm以下の範囲である。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)ガラス管11の製造方法は、貫通孔形成工程と封止部形成工程とを備えている。貫通孔形成工程では、第1端16a及び第2端16bからなる両端にそれぞれ開口部17,18を有するガラス管16の第1端16a側の管壁に貫通孔15を形成する。封止部形成工程では、貫通孔形成工程の後に、ガラス管16の第1端16aから貫通孔15までの所定箇所を熱加工することで封止部13を形成する。
この方法によれば、貫通孔形成工程の後に封止部形成工程を行うため、貫通孔形成工程においてガラス管16に貫通孔15を形成する際に生じる異物をガラス管16の第1端16aの開口部17から排出させることが可能となる。その結果、ガラス管11の内部の清浄性を高めることが可能となる。
(2)ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程では、ガラス管16の第2端16bの開口部18からガラス管16の第1端16aの開口部17へ向けてガラス管16の内部に送風しながら貫通孔15を形成している。
この場合、貫通孔形成工程においてガラス管16に貫通孔15を形成する際に生じる異物をガラス管16の第1端16aの開口部17から強制的に排出させることができる。従って、ガラス管11の内部の清浄性をより高めることが可能となる。
(3)ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程は、バーナー19を用いて貫通孔15を形成する工程であり、貫通孔形成工程では、ガラス管16の管軸が水平となる姿勢、又はガラス管16の第1端16aが上方となる姿勢とされた状態で貫通孔15を形成することが好ましい。
この場合、バーナー19を用いてガラス管16に貫通孔15を形成する際に発生する揮発物質が、ガラス管16の第1端16aの開口部17から排出され易くなる。従って、ガラス管11の内部の清浄性をより高めることが可能となる。
(4)ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程で用いるバーナー19の燃料ガスFGは、酸素と水素の混合ガスであり、バーナー19のノズル先端20aとガラス管16の間隔Dは3mm以上であることが好ましい。
この場合、バーナー19の燃料ガスFGとして酸素と水素の混合ガスを用いることで、ガラス管16に貫通孔15を形成する時間を短縮することができる。さらに、バーナー19のノズル先端20aとガラス管16の間隔Dを3mm以上に離間させてガラス管16に貫通孔15を形成することで、ガラス管16に貫通孔15を形成する際に生じる異物(揮発物質)がバーナー19のノズル先端20aに付着することを抑制することができる。すなわち、貫通孔形成工程で用いるバーナー19のノズルを交換又は洗浄する頻度を低めることができる。このため、ガラス管11の生産性を高めたり、ガラス管11の製造コストを削減したりすることが可能となる。
(5)本発明の方法で製造するガラス管11の用途は、医薬用容器であることが好ましい。医薬用容器には高い清浄性が求められるため、上記ガラス管11を用いて製造することが好適である。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程は、例えば、レーザー光やドリルを用いてガラス管16に貫通孔15を形成する工程に変更することもできる。
・ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程において、ガラス管16の内部における送風を省略してもよい。
・ガラス管11の製造方法における貫通孔形成工程において、例えば、ガラス管16に貫通孔15を形成する際に発生する異物が下降し易い場合、ガラス管16の第2端16bが上方となる姿勢とされた状態で貫通孔15を形成してもよい。
11…ガラス管、13…封止部、14,17,18…開口部、15…貫通孔、16…ガラス管、16a…第1端、16b…第2端、19…バーナー、20a…ノズル先端、D…間隔、FG…燃料ガス。

Claims (5)

  1. 第1端及び第2端からなる両端にそれぞれ開口部を有するガラス管の第1端側の管壁に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記貫通孔形成工程の後に、前記ガラス管の第1端から前記貫通孔までの所定箇所を熱加工することで封止部を形成する封止部形成工程と、を備えることを特徴とするガラス管の製造方法。
  2. 前記貫通孔形成工程において、前記ガラス管の第2端の開口部から前記ガラス管の第1端の開口部へ向けて前記ガラス管の内部に送風しながら前記貫通孔を形成することを特徴とする請求項1に記載のガラス管の製造方法。
  3. 前記貫通孔形成工程は、バーナーを用いて前記貫通孔を形成する工程であり、
    前記貫通孔形成工程では、前記ガラス管の管軸が水平となる姿勢、又は前記ガラス管の第1端が上方となる姿勢とされた状態で前記貫通孔を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラス管の製造方法。
  4. 前記貫通孔形成工程は、バーナーを用いて前記貫通孔を形成する工程であり、前記バーナーの燃料ガスは、酸素と水素の混合ガスであり、前記バーナーのノズル先端と前記ガラス管の間隔は3mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス管の製造方法。
  5. 前記ガラス管の用途は、医薬用容器であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス管の製造方法。
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