JP2018025570A - 固定構造体、固定構造体の製造方法 - Google Patents

固定構造体、固定構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カシメ部による部品の固定漏れを抑制できる固定構造体及び固定構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】固定構造体10は、本体20と、第1部品60と、第2部品50と、変形されて第1部品60を固定位置で本体20に固定する第1カシメ部31と、変形されて第2部品50を本体20に固定する第2カシメ部32であって、変形前において第1部品60と干渉して第1部品60を固定位置に位置させることを阻止する形状とされ、変形後において第1部品60を固定位置に位置させることを許容する形状とされる第2カシメ部32と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定構造体、固定構造体の製造方法に関する。
特許文献1及び特許文献2には、レンズ及びマスクを筒状の枠体の軸方向一端部に固定する技術が開示されている。特許文献1及び特許文献2の技術では、枠体の軸方向一端部における外周部分を熱カシメにより変形させることで、枠体内に収容されたレンズを固定する。さらに、特許文献1及び特許文献2の技術では、レンズを固定した後に、マスクを接着により枠体の軸方向一端部に固定する。
特開2005−326488号公報 特開2011−33989号公報
前述のように、特許文献1及び特許文献2の技術では、レンズを熱カシメにより枠体に固定するものの、マスクについては接着により枠体に固定する。ここで、レンズだけでなく、マスクも、熱カシメにより枠体の軸方向一端部に固定する方法が考えられる。この方法では、例えば、レンズを熱カシメにより枠体の軸方向一端部に固定した後に、マスクを熱カシメにより枠体の軸方向一端部に固定する必要がある。このように、レンズ及びマスクに対して熱カシメ作業を行う場合では、同じ作業(熱カシメ作業)が連続するため、例えば、レンズに対する熱カシメ作業を失念して、次工程のマスクに対する熱カシメ作業だけを行う場合が考えられる。
本発明は、カシメ部による部品の固定漏れを抑制できる固定構造体及び固定構造体の製造方法を提供することを目的とする。
第1態様に係る固定構造体は、本体と、第1部品と、第2部品と、本体に形成され、変形されて第1部品を固定位置で本体に固定する第1カシメ部と、本体に形成され、変形されて第2部品を本体に固定する第2カシメ部であって、変形前において第1部品と干渉して第1部品を固定位置に位置させることを阻止する形状とされ、変形後において第1部品を固定位置に位置させることを許容する形状とされる第2カシメ部と、を備える。
第1態様に係る固定構造体では、第2部品を固定する第2カシメ部を変形させないと、第2カシメ部によって第1部品を固定位置に位置させることが阻止される。これにより、第1部品を本体に固定することができない。このように、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。
第2態様に係る固定構造体では、第1部品は、変形前の第1カシメ部が挿入されることで第1部品を固定位置に位置決めさせる挿入孔を有し、第2カシメ部は、変形前において第1部品と干渉して第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入を阻止する形状とされ、変形後において第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入を許容する形状とされる。
第2態様に係る固定構造体では、第2部品を固定する第2カシメ部を変形させないと、第2カシメ部によって第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入が阻止される。これにより、第1部品を固定位置に位置決めできず、第1部品を本体に固定することができない。このように、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。
第3態様に係る固定構造体では、第1カシメ部及び第2カシメ部において変形される部分は、本体から同一方向に伸びている。
第3態様に係る固定構造体では、第1カシメ部及び第2カシメ部を同一方向側から変形させることができる。このため、本体の向きを変えずに、第1カシメ部を変形させる作業と、第2カシメ部を変形させる作業とを行うことができ、作業性が良い。
第4態様に係る固定構造体では、第1部品は、第2カシメ部による第2部品の固定部位を覆っている。
ここで、第1部品が第2カシメ部による第2部品の固定部位を覆っている構成では、固定構造体の製造過程において、第1部品が本体に固定されると、第2カシメ部による第2部品の固定部位が視認しづらい。このため、第2部品を固定する第2カシメ部を変形させずに、第1部品が本体に固定されてしまった場合に、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れが気づかれにくい。これに対して、第4態様に係る固定構造体では、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。このため、固定構造体の不良品の発生率を低減できる。
第5態様に係る固定構造体では、第2部品は、レンズであり、本体は、枠体である。
第5態様に係る固定構造体では、レンズを固定する第2カシメ部を変形させないと、第2カシメ部によって、第1部品を固定位置に位置させることが阻止される。これにより、第1部品を枠体に固定することができない。このように、第1部品を枠体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部によるレンズの枠体への固定漏れを抑制できる。
第6態様に係る固定構造体の製造方法は、第1部品と、第2部品と、第1カシメ部及び第2カシメ部が形成された本体であって第2カシメ部が変形前において第1部品と干渉して第1部品を固定位置に位置させることを阻止する形状とされた本体と、を準備する準備工程と、第1部品を固定位置に位置させることを許容する形状に第2カシメ部を変形させて、第2部品を本体に固定する第1固定工程と、第1部品を固定位置に配置する配置工程と、第1カシメ部を変形させて第1部品を固定位置で本体に固定する第2固定工程と、を有する。
第6態様に係る固定構造体の製造方法では、第1固定工程を実施しないと、第1部品を固定位置に位置させることを許容する形状に第2カシメ部が変形されず、第2カシメ部によって第1部品を固定位置に配置することが阻止される。これにより、第1部品を固定位置で本体に固定する第2固定工程を実施できない。このように、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。
第7態様に係る固定構造体の製造方法における準備工程では、第2部品と、変形前の第1カシメ部が挿入されることで第1部品を固定位置に位置決めさせる挿入孔を有する第1部品と、第2カシメ部が変形前において第1部品と干渉して第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入を阻止する形状とされた本体と、を準備し、第1固定工程では、第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入を許容する形状に第2カシメ部を変形させて、第2部品を本体に固定し、配置工程では、第1部品の挿入孔へ第1カシメ部を挿入して、第1部品を固定位置に配置する。
第7態様に係る固定構造体の製造方法では、第1固定工程を実施しないと、第1部品の挿入孔への第1カシメ部の挿入を許容する形状に第2カシメ部が変形されず、第2カシメ部によって第1部品の挿入孔へ第1カシメ部を挿入することが阻止される。これにより、第1部品を固定位置に配置することが阻止され、第1部品を固定位置で本体に固定する第2固定工程を実施できない。このように、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。
第8態様に係る固定構造体の製造方法における準備工程では、第1部品と、第2部品と、第1カシメ部及び第2カシメ部において変形される部分が同一方向に伸びている本体と、を準備する。
第8態様に係る固定構造体の製造方法では、第1カシメ部及び第2カシメ部を同一方向側から変形させることができる。このため、本体の向きを変えずに、第1カシメ部を変形させる作業と、第2カシメ部を変形させる作業とを行うことができ、作業性が良い。
第9態様に係る固定構造体の製造方法における準備工程では、第2部品と、第2カシメ部による第2部品の固定部位を固定位置で覆う第1部品と、本体と、を準備する。
ここで、第1部品が第2カシメ部による第2部品の固定部位を固定位置で覆う場合では、固定構造体の製造過程において、第1部品が本体に固定されると、第2カシメ部による第2部品の固定部位が視認しづらい。このため、第2部品を固定する第2カシメ部を変形させずに、第1部品が本体に固定されてしまった場合に、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れが気づかれにくい。これに対して、第9態様に係る固定構造体の製造方法では、第1部品を本体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部による第2部品の本体への固定漏れを抑制できる。このため、固定構造体の不良品の発生率を低減できる。
第10態様に係る固定構造体の製造方法における準備工程では、第1部品と、第2部品としてのレンズと、本体としての枠体と、を準備する。
第10態様に係る固定構造体の製造方法では、第1固定工程を実施しないと、第1部品を固定位置に位置させることを許容する形状に第2カシメ部が変形されず、第2カシメ部によって第1部品を固定位置に配置することが阻止される。これにより、第1部品を固定位置で枠体に固定する第2固定工程を実施できない。このように、第1部品を枠体に固定する前に、第2カシメ部を変形させなければならないため、第2カシメ部によるレンズの枠体への固定漏れを抑制できる。
本発明によれば、カシメ部によるレンズの固定漏れを抑制できる。
レンズ枠の構成を示す斜視図である。 図1における2−2線断面図である。 図2に示す構成において、マスクを固定位置に配置することが阻止された状態を示す断面図である。 図2に示す構成において、カシメ部を熱カシメにより変形させた状態を示す断面図である。 図4に示す構成において、マスクを固定位置に配置した状態を示す断面図である。 図5に示す構成において、カシメピンを熱カシメにより変形させた状態を示す断面図である。 マスク固定体の構成を示す断面図である。 筒体の構成を示す平面図である。 第1部品の一例としてのマスクの構成を示す平面図である。 第2部品の一例としてのマスクの構成を示す平面図である。 図7に示す構成において、第1部品の一例としてのマスクを固定位置に配置することが阻止された状態を示す断面図である。 図7に示す構成において、第2カシメピンを熱カシメにより変形させた状態を示す断面図である。 図12に示す構成において、第1部品の一例としてのマスクを固定位置に配置した状態を示す断面図である。 図13に示す構成において、第1カシメピンを熱カシメにより変形させた状態を示す断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
(レンズ枠10の構成)
まず、レンズ枠10(固定構造体の一例)の構成を説明する。図1及び図2には、レンズ枠10の構成が示されている。なお、図2は、図1における2−2線断面図である。
本実施形態に係るレンズ枠10は、図1及び図2に示されるように、枠体20(本体の一例)と、マスク60(第1部品の一例)と、レンズ50(第2部品の一例)と、を備えている。
レンズ50は、例えば、光軸方向視(平面視)にて円形状をした両凸レンズである。なお、レンズ50及びマスク60を含む光学系の光軸が、図中において一点鎖線Sにて示されている。
マスク60は、例えば、フレアやゴーストなどの発生を抑制するために、結像に必要な光が通過する光路以外の領域をふさぐ遮光部材である。具体的には、マスク60は、光軸方向に貫通する円孔62を有する円盤状に形成されている。マスク60には、後述のカシメピン31が挿入される挿入孔64が周方向に等間隔に3つ形成されている。
枠体20は、レンズ50及びマスク60が固定(装着)される部材である。この枠体20は、後述のカシメピン31及びカシメ部32を含めて、樹脂材料で形成されている。本実施形態では、レンズ50及びマスク60は、枠体20の図1及び図2における上側に固定される。なお、以下の説明では、枠体20の図1及び図2における上側を固定側と称し、図1及び図2における下側を反固定側と称する。
枠体20は、具体的には、円孔22を有する円盤状に形成されている。円孔22は、図2に示されるように、円盤状の枠体20の軸方向に貫通している。枠体20における円孔22の内壁には、円孔22の円中心側へ円孔22の全周にわたって張り出す張出部25が形成されている。
張出部25は、固定側から円孔22に挿入されたレンズ50における反固定側の面(図1及び図2における下面)に接触してレンズ50を支持する(光軸方向に位置決めする)。
また、枠体20における固定側の表面の外周部分には、図1及び図2に示されるように、全周にわたって固定側に突出する平面視にて環状(リング状)の環状部26が形成されている。また、枠体20の固定側の表面における環状部26の内周側には、全周にわたって固定側に突出する平面視にて環状(リング状)の環状部28が形成されている。
環状部28の固定側の表面は、環状部26の固定側の表面よりも反固定側に一段下がった位置に位置している。環状部28は、部分的な厚肉部として略円柱状に形成された円柱部分28Cを有している。円柱部分28Cは、環状部28の周方向に等間隔に3つ配置されている。
さらに、枠体20は、各円柱部分28Cと環状部26とを環状部28の径方向に沿って連結する連結部27と、各連結部27の間で環状部28と環状部26とを環状部28の径方向に沿って連結する連結部29と、を有している。
連結部27及び連結部29は、それぞれ環状部28の周方向に等間隔に3つ配置されている。連結部29は、環状部26側の表面29Aが、環状部28側の表面29Bよりも高くされた段状に形成されている。表面29Aと表面29Bとの間には、環状部26の径方向内側を向く壁部29Cが形成されている。連結部29の表面29Aは、環状部26の固定側の表面と同一面上に位置している。連結部29の表面29Bは、環状部28の固定側の表面と同一面上に位置している。
なお、枠体20における反固定側の表面の外周部分には、図2に示されるように、全周にわたって反固定側に突出する環状の凸部23が形成されている。
ここで、枠体20には、図1及び図2に示されるように、各円柱部分28Cの固定側の表面から固定側へ伸びるカシメピン31(第1カシメ部の一例)が形成されている。カシメピン31は、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより、変形されてマスク60を後述する固定位置で枠体20に固定する(図6参照)。
具体的には、カシメピン31は、変形前において、円柱部分28Cよりも小径であってマスク60の挿入孔64に挿入可能とされた略円柱状に形成されている。変形前の各カシメピン31が、マスク60の各挿入孔64に挿入されることで、マスク60が、枠体20に対して光軸方向と直交する直交方向に位置決めされる。さらに、マスク60が、直交方向に位置決めされた状態で、3つの壁部29Cの内側において環状部28の表面に接触することで、光軸方向に位置決めされる(図5参照)。この位置決めされた位置が、マスク60が固定される固定位置である。
そして、カシメピン31は、マスク60の挿入孔64に挿入された状態で、マスク60に対して固定側に突出した突出部分(上部)が、熱カシメにより変形されて、マスク60が固定位置で枠体20に固定される。すなわち、マスク60に対して固定側に突出した突出部分(上部)が、カシメピン31における変形部分である。
さらに、枠体20の固定側の表面における環状部28の内周側には、図1及び図2に示されるように、カシメ部32(第2カシメ部の一例)が、形成されている。カシメ部32は、円孔22の縁部で円孔22の全周にわたって形成された環状の環状部34と、環状部34の外周側で環状部34の周方向に互いが離れて複数配置された凸部36と、を有している。
環状部34及び凸部36は、互いに一体に形成されており、変形前において、固定側へ立ち上がった形状をしている。すなわち、環状部34及び凸部36は、カシメピン31が伸びる固定側に伸びている。このように、カシメ部32の変形部分である環状部34及び凸部36と、カシメピン31とは、同一方向に伸びている。
具体的には、環状部34は、変形前において、図2に示されるように、側断面視にて、固定側にいくにつれて先細りとされたテーパ形状に形成されている。
変形前の凸部36は、変形前のカシメピン31よりも固定側に突出している。この変形前の凸部36は、枠体20におけるマスク60に覆われる部分に配置されている。すなわち、マスク60が固定位置において占める空間内に、変形前の凸部36が位置する。これにより、図3に示されるように、変形前の凸部36は、マスク60と干渉して、マスク60の各挿入孔64への各カシメピン31の挿入を阻止する。すなわち、変形前の凸部36は、マスク60を固定位置に位置させることを阻止する。
そして、図5に示されるように、レンズ50が固定側から枠体20の円孔22に挿入された状態で、カシメ部32が熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより変形されて、レンズ50が枠体20に固定される。具体的には、カシメ部32の環状部34が熱カシメにより変形されることで、レンズ50の周縁を固定する。カシメ部32の凸部36が熱カシメよって変形させることで、凸部36の先端の位置は、環状部28における固定側の表面の高さよりも低くされる。これにより、変形後の凸部36は、マスク60と干渉せず、マスク60を固定位置に位置させることを許容する。
このように、凸部36は、変形前においてマスク60と干渉してマスク60を固定位置に位置させることを阻止する形状とされ、変形後においてマスク60を固定位置に位置させることを許容する形状とされる。
また、本実施形態では、カシメ部32の環状部34は、環状部28の内周側に配置される共に、固定位置に位置するマスク60に対する反固定側(下側)に配置される。これにより、固定位置に位置するマスク60及び環状部28が、カシメ部32の環状部34によるレンズ50の周縁の固定部位を覆う。
以上のように、レンズ枠10におけるカシメ部32では、環状部34が、レンズ50を固定する固定機能を有し、凸部36が、マスク60を固定位置に位置させることを阻止する阻止機能を有している。すなわち、カシメ部32では、環状部34と凸部36とで機能を分離している。
なお、各凸部36は、各カシメピン31に対するレンズ50側(光軸側)に配置されており、各凸部36をマスク60の各挿入孔64に同時に挿入することはできない。従って、各凸部36によってマスク60が枠体20に固定されることが防止される。
また、レンズ枠10は、例えば、筒体と該筒体に支持された複数のレンズとを有する鏡筒の構成部品として用いられる。この場合、レンズ枠10は、鏡筒の筒体に組み付けられる部品として構成されていてもよいし、レンズ枠10の枠体20が鏡筒の筒体と一体に構成されていてもよい。さらに、レンズ枠10の枠体20にレンズ50を含む複数のレンズを取り付け、レンズ枠10を鏡筒として構成してもよい。
(レンズ枠10の製造方法)
次に、レンズ枠10の製造方法を説明する。
まず、図2に示されるように、マスク60と、レンズ50と、枠体20と、を準備する(準備工程)。
次に、枠体20の固定側から円孔22にレンズ50を挿入する。円孔22に挿入されたレンズ50は、反固定側の面(図2における下面)が、張出部25で支持される。
次に、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより、図4に示されるように、環状部34と凸部36とを含むカシメ部32を変形させる(第1固定工程)。環状部34が変形されることにより、レンズ50が枠体20に固定される。凸部36が変形されることにより、凸部36がマスク60と干渉せず、マスク60を固定位置に位置させることが許容される。すなわち、凸部36は、マスク60を固定位置に位置させることを許容する形状に変形する。
次に、図5に示されるように、変形前の各カシメピン31がマスク60の各挿入孔64に挿入されるように、環状部28の表面にマスク60を載せる。これにより、マスク60が固定位置に配置される(配置工程)。
次に、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより、図6に示されるように、各カシメピン31を変形させる(第2固定工程)。これにより、マスク60が固定位置で枠体20に固定される。以上により、レンズ枠10が製造される。
ここで、本実施形態の構成によれば、環状部34と凸部36とを含むカシメ部32が変形されなければ、図3に示されるように、凸部36がマスク60と干渉して、マスク60の各挿入孔64への各カシメピン31の挿入が阻止される。これにより、マスク60を固定位置に配置できず、マスク60を枠体20に固定することができない。このように、マスク60を枠体20に固定する前に、カシメ部32を変形させなければならないため、カシメ部32によるレンズ50の枠体20への固定漏れを抑制できる。
なお、マスク60を接着剤により枠体20に固定する場合(比較例)では、マスク60が予め定められた固定位置に位置していなくても、枠体20とマスク60との間に接着剤を塗布できれば、マスク60を枠体20に固定できてしまう。これに対して、本実施形態のように、マスク60をカシメピン31の変形により固定する場合では、カシメピン31によって固定できる固定位置は特定の位置(カシメピン31がマスク60の挿入孔64に挿入される位置)であるので、マスク60を固定位置に位置させないことで、カシメ部32の変形前におけるマスク60の固定が阻止できる。
また、マスク60が環状部34によるレンズ50の周縁の固定部位を覆う構成では、レンズ枠10の製造過程において、マスク60が枠体20に固定されると、環状部34によるレンズ50の周縁の固定部位が視認しづらい。このため、レンズ50を固定する環状部34を変形させずに、マスク60が枠体20に固定されてしまった場合では、環状部34によるレンズ50の枠体20への固定漏れが気づかれにくい。これに対して、本実施形態では、マスク60を枠体20に固定する前に、カシメ部32を変形させなければならないため、カシメ部32によるレンズ50の枠体20への固定漏れを抑制できる。このため、レンズ枠10の不良品の発生率を低減できる。
また、本実施形態の構成によれば、図2に示されるように、カシメピン31と、カシメ部32の環状部34及び凸部36と、は同一方向に伸びているため、カシメピン31と環状部34及び凸部36とを同一方向側(固定側)から変形させることができる。これにより、枠体20の向きを変えずに、環状部34及び凸部36を変形させる作業と、カシメピン31を変形させる作業とを行うことができ、作業性が良い。
[第2実施形態]
(マスク固定体200)
マスク固定体200(固定構造体の一例)の構成を説明する。図7には、マスク固定体200の構成が示されている。
マスク固定体200は、図7に示されるように、筒体270(本体の一例)と、マスク260(第1部品の一例)と、マスク250(第2部品の一例)と、を備えている。なお、図7に示す筒体270、マスク260及びマスク250は、それぞれ、図8の7A−7A線断面、図9の7B−7B線断面、図10の7C−7C線断面での構成を示す。
マスク260及びマスク250は、例えば、フレアやゴーストなどの発生を抑制するために、結像に必要な光が通過する光路以外の領域をふさぐ遮光部材である。具体的には、マスク260及びマスク250は、それぞれ、図7、図9及び図10に示されるように、光軸方向に貫通する円孔262、252を有する円盤状に形成されている。円孔252は、図7に示されるように、図7における上側(後述の固定側)に向かって徐々に拡径されたテーパ状に形成されている。また、円孔262は、図7における上側に向かって徐々に縮径されたテーパ状に形成されている。また、円孔262の内径における最大径部分は、一例として、円孔262の内径における最小径部分よりも小さい。なお、マスク260及びマスク250を含む光学系の光軸が、図中において一点鎖線Sにて示されている。
マスク260には、図9に示されるように、後述の第1カシメピン210の変形部214が挿入される挿入孔264が周方向に等間隔に2つ形成されている。マスク250には、図10に示されるように、後述の第2カシメピン220の変形部224が挿入される挿入孔256と、後述の第1カシメピン210の位置決部212が挿入される位置決孔254と、が2つずつ形成されている。2つずつの挿入孔256及び位置決孔254は、マスク250の周方向に沿って、挿入孔256、位置決孔254、挿入孔256及び位置決孔254の順で等間隔に形成されている。
筒体270は、マスク260及びマスク250が固定(装着)される部材である。この筒体270は、後述の第1カシメピン210及び第2カシメピン220を含めて、樹脂材料で形成されている。本実施形態では、マスク260及びマスク250は、筒体270の図7における上側に固定される。なお、以下の説明では、筒体270の図7における上側を固定側と称し、図7における下側を反固定側と称する。
図7に示されるように、筒体270は、具体的には、軸方向両端が開放された筒状に形成されている。筒体270の内部には、筒体270の軸方向に厚みを有する円盤状の壁部272が形成されている。壁部272には、円孔274が筒体270と同軸に形成されている。円孔274は、固定側(図7における上側)に向かって徐々に拡径されたテーパ状に形成されている。
壁部272の固定側の表面には、固定側へ伸びる第1カシメピン210(第1カシメ部の一例)及び第2カシメピン220(第2カシメ部の一例)が2つずつ形成されている。図8に示されるように、2つずつの第1カシメピン210及び第2カシメピン220は、筒体270の周方向に沿って、第1カシメピン210、第2カシメピン220、第1カシメピン210及び第2カシメピン220の順で等間隔に配置されている。
第1カシメピン210は、図7に示されるように、マスク260を光軸方向に位置決めする位置決部212と、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより変形される変形部214と、を有している。位置決部212は、壁部272の固定側の表面から固定側へ突出する円柱状に形成されている。変形部214は、位置決部212よりも小径であって、位置決部212の固定側の表面から固定側へ伸びる円柱状に形成されている。
各第1カシメピン210の変形前の変形部214が、図13に示されるように、マスク260の各挿入孔264に挿入されることで、マスク260は、筒体270に対して光軸方向と直交する直交方向に位置決めされる。さらに、マスク260は、直交方向に位置決めされた状態で、位置決部212の固定側の表面に接触することで、光軸方向に位置決めされる。この位置決めされた位置が、マスク260が固定される固定位置である。
そして、第1カシメピン210の変形部214がマスク260の挿入孔264に挿入された状態で、図14に示されるように、変形部214が熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより変形されて、マスク260が固定位置で筒体270に固定される。
第2カシメピン220は、マスク250を光軸方向に位置決めする位置決部222と、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより変形される変形部224と、を有している。位置決部222は、壁部272の固定側の表面から固定側へ突出する円柱状に形成されている。変形部224は、位置決部222よりも小径であって、位置決部222の固定側の表面から固定側へ伸びる円柱状に形成されている。このように、変形部224と、第1カシメピン210の変形部214とは、同一方向に伸びている。なお、変形部224は、第1カシメピン210の変形部214よりも小径とされている。
各第2カシメピン220の変形前の変形部224が、図11に示されるように、マスク250の各挿入孔256に挿入されると共に、各第1カシメピン210の位置決部212がマスク250の各位置決孔254に挿入されることで、マスク250は、筒体270に対して光軸方向と直交する直交方向に位置決めされる。さらに、マスク250は、直交方向に位置決めされた状態で、位置決部222の固定側の表面に接触することで、光軸方向に位置決めされる。
さらに、第2カシメピン220の変形前の変形部224は、図11に示されるように、第1カシメピン210の変形前の変形部214よりも固定側に突出している。この変形前の変形部224は、筒体270におけるマスク260に覆われる部分に配置されている。すなわち、マスク260が固定位置において占める空間内に、変形前の変形部224が位置する。これにより、変形前の変形部224は、マスク260と干渉して、マスク260の各挿入孔264への各第1カシメピン210の変形部214の挿入を阻止する。すなわち、変形前の変形部224は、マスク260を固定位置に位置させることを阻止する。
そして、第2カシメピン220は、マスク250の挿入孔256に挿入された状態で、図12に示されるように、変形部224が熱カシメにより変形されて、マスク250が筒体270に固定される。この熱カシメによる変形により、変形部224の先端の位置は、第1カシメピン210の位置決部212の高さより低くなる。これにより、変形後の変形部224は、マスク260と干渉せず、マスク260を固定位置に位置させることを許容する。
このように、変形部224は、変形前においてマスク260と干渉してマスク260を固定位置に位置させることを阻止する形状とされ、変形後においてマスク260を固定位置に位置させることを許容する形状とされる。
また、本実施形態では、第2カシメピン220の変形部224は、筒体270の内周側に配置される共に、固定位置に位置するマスク260に対する反固定側(下側)に配置される。これにより、固定位置に位置するマスク260及び筒体270が、変形部224によるマスク250の固定部位を覆う。
以上のように、マスク固定体200における第2カシメピン220では、変形部224が、マスク250を固定する固定機能と、マスク260を固定位置に位置させることを阻止する阻止機能とを有している。すなわち、第2カシメピン220では、レンズ枠10におけるカシメ部32とは異なり、固定機能と阻止機能とが変形部224に集約されている。
なお、本実施形態では、各第2カシメピン220の変形部224がマスク260の各挿入孔264に挿入されても、挿入孔264の内径よりも変形部224の外径が小さく、マスク260は、ガタにより、光軸方向と直交する方向に位置決めされない。従って、各第2カシメピン220の変形部224によってマスク260が筒体270に固定されることが防止される。なお、2つの第2カシメピン220の位置関係と、2つの第1カシメピン210の位置関係とを変えて、第2カシメピン220の各変形部224がマスク260の各挿入孔264に同時に挿入できない構成としてもよい。
さらに、マスク固定体200は、例えば、筒体と該筒体に支持された複数のレンズとを有する鏡筒の構成部品として用いられる。この場合、マスク固定体200は、鏡筒の筒体に組み付けられる部品として構成されていてもよいし、マスク固定体200の筒体270が鏡筒の筒体と一体に構成されていてもよい。さらに、マスク固定体200の筒体270に複数のレンズを取り付け、マスク固定体200を鏡筒として構成してもよい。
(マスク固定体200の製造方法)
次に、マスク固定体200の製造方法を説明する。
まず、図7に示されるように、マスク260と、マスク250と、筒体270と、を準備する(準備工程)。
次に、筒体270の内部に筒体270の固定側からマスク250を入れ、各第2カシメピン220の変形前の変形部224をマスク250の各挿入孔256に挿入すると共に、各第1カシメピン210の位置決部212をマスク250の各位置決孔254に挿入する(図11参照)。
各変形部224が各挿入孔256に挿入されると共に、各位置決部212が各位置決孔254に挿入されることで、マスク250は、筒体270に対して光軸方向と直交する直交方向に位置決めされる。さらに、マスク250は、直交方向に位置決めされた状態で、位置決部222の固定側の表面に接触することで、光軸方向に位置決めされる。
次に、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより、図12に示されるように、第2カシメピン220の変形部224を変形させる(第1固定工程)。変形部224が変形されることにより、マスク250が筒体270に固定される。また、変形部224が変形されることにより、変形部224がマスク260と干渉せず、マスク260を固定位置に位置させることが許容される。すなわち、変形部224は、マスク260を固定位置に位置させることを許容する形状に変形する。
次に、筒体270の内部に筒体270の固定側からマスク260を入れ、図13に示されるように、各第1カシメピン210の変形前の変形部214をマスク260の各挿入孔264に挿入する。これにより、マスク260は、筒体270に対して光軸方向と直交する直交方向に位置決めされる。さらに、マスク260は、直交方向に位置決めされた状態で、位置決部212の固定側の表面に接触することで、光軸方向に位置決めされる。これにより、マスク260が固定位置に配置される(配置工程)。
次に、熱カシメ装置(図示省略)を用いた熱カシメにより、図14に示されるように、各第1カシメピン210の変形部214を変形させる(第2固定工程)。これにより、マスク260が固定位置で筒体270に固定される。以上により、マスク固定体200が製造される。
ここで、本実施形態の構成によれば、第2カシメピン220の変形部224が変形されなければ、図11に示されるように、変形部224がマスク260と干渉して、マスク260の各挿入孔264への各第1カシメピン210の変形部214の挿入が阻止される。これにより、マスク260を固定位置に配置できず、マスク260を筒体270に固定することができない。このように、マスク260を筒体270に固定する前に、第2カシメピン220の変形部224を変形させなければならないため、第2カシメピン220によるマスク250の筒体270への固定漏れを抑制できる。
なお、マスク260を接着剤により筒体270に固定する場合(比較例)では、マスク260が予め定められた固定位置に位置していなくても、筒体270とマスク260との間に接着剤を塗布できれば、マスク260を筒体270に固定できてしまう。これに対して、本実施形態のように、マスク260を第1カシメピン210の変形部214の変形により固定する場合では、変形部214によって固定できる固定位置は特定の位置(変形部214がマスク260の挿入孔264に挿入される位置)であるので、マスク260を固定位置に位置させないことで、第2カシメピン220の変形部224の変形前におけるマスク260の固定が阻止できる。
また、本実施形態の構成によれば、形状の異なる円孔252、262を有するマスク250、260を組み合わせることで、円孔252、262の内壁部分に、射出成形などでは筒体270の内壁面に形成できない複雑な凹凸形状を形成することができる。これにより、マスク250、260における円孔252、262の内壁部分での反射による迷光を抑制できる。
また、マスク260が第2カシメピン220の変形部224によるマスク250の固定部位を覆う構成では、マスク固定体200の製造過程において、マスク260が筒体270に固定されると、変形部224によるマスク250の固定部位が視認しづらい。このため、マスク250を固定する変形部224を変形させずに、マスク260が筒体270に固定されてしまった場合では、変形部224によるマスク250の固定漏れが気づかれにくい。これに対して、本実施形態では、マスク260を筒体270に固定する前に、変形部224を変形させなければならないため、第2カシメピン220によるマスク250の筒体270への固定漏れを抑制できる。このため、マスク固定体200の不良品の発生率が低減できる。
また、本実施形態の構成によれば、第1カシメピン210の変形部214と第2カシメピン220の変形部224とは同一方向に伸びているため、変形部214と変形部224とを同一方向側(固定側)から変形させることができる。これにより、筒体270の向きを変えずに、変形部224を変形させる作業と、変形部214を変形させる作業とを行うことができ、作業性が良い。
(変形例)
前述のレンズ枠10及びマスク固定体200では、それぞれ、第1部品の一例としてマスク60、マスク260を用いたが、第1部品の一例としてはこれに限られない。第1部品の一例としては、例えば、通過する光量を調整する機能を有する絞りや、その他の光学部品(光学系を構成する部品)であってもよく、本体に固定される部品であればよい。
前述のレンズ枠10及びマスク固定体200では、それぞれ、第2部品の一例としてレンズ50、マスク250を用いたが、第2部品の一例としてはこれに限られない。第2部品の一例としては、例えば、通過する光量を調整する機能を有する絞りや、その他の光学部品(光学系を構成する部品)であってもよく、本体に固定される部品であればよい。
前述のレンズ枠10では、変形前の凸部36が、変形前のカシメピン31の高さよりも固定側に突出していたが、変形前の凸部36は、変形前のカシメピン31と同じ高さとされていてもよい。
また、前述のマスク固定体200では、第2カシメピン220の変形前の変形部224が、第1カシメピン210の変形前の変形部214の高さよりも固定側に突出していたが、変形前の変形部224は、変形前の変形部214と同じ高さとされていてもよい。
前述のレンズ枠10及びマスク固定体200では、第1カシメ部の一例としてのカシメピン31及び第1カシメピン210、第2カシメ部の一例としてのカシメ部32及び第2カシメピン220は、熱カシメにより変形されて、各部品を固定していたが、これに限られない。第1カシメ部及び第2カシメ部としては、例えば、熱カシメ以外のカシメ(例えば、加圧によるカシメ)により、変形されて各部品を固定する構成であってもよい。
前述のレンズ枠10の枠体20及びマスク固定体200の筒体270は、カシメ部(カシメピン31、第1カシメピン210、カシメ部32及び第2カシメピン220)を含めて、樹脂材料で形成されていたが、これに限られない。例えば、加圧によるカシメにより各部品を固定する場合では、枠体20及び筒体270は、カシメ部を含めて金属材料で形成されていてもよい。
前述のレンズ枠10では、マスク60が環状部34によるレンズ50の周縁の固定部位を覆っていたが、これに限られず、環状部34によるレンズ50の周縁の固定部位が露出される構成であってもよい。
また、前述のマスク固定体200では、マスク260が第2カシメピン220の変形部224によるマスク250の固定部位を覆っていたが、これに限られず、第2カシメピン220の変形部224によるマスク250の固定部位が露出される構成であってもよい。
本発明は、前述した実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、前述した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 レンズ枠(固定構造体の一例)
20 枠体(本体の一例)
31 カシメピン(第1カシメ部の一例)
32 カシメ部(第2カシメ部の一例)
34 環状部(変形される部分の一例)
36 凸部(変形される部分の一例)
50 レンズ(第2部品の一例)
60 マスク(第1部品の一例)
64 挿入孔
200 マスク固定体(固定構造体の一例)
210 第1カシメピン(第1カシメ部の一例)
214 変形部(変形される部分の一例)
220 第2カシメピン(第2カシメ部の一例)
224 変形部(変形される部分の一例)
250 マスク(第2部品の一例)
260 マスク(第1部品の一例)
264 挿入孔
270 筒体(本体の一例)

Claims (10)

  1. 本体と、
    第1部品と、
    第2部品と、
    前記本体に形成され、変形されて前記第1部品を固定位置で前記本体に固定する第1カシメ部と、
    前記本体に形成され、変形されて前記第2部品を前記本体に固定する第2カシメ部であって、変形前において前記第1部品と干渉して前記第1部品を固定位置に位置させることを阻止する形状とされ、変形後において前記第1部品を前記固定位置に位置させることを許容する形状とされる前記第2カシメ部と、
    を備える固定構造体。
  2. 前記第1部品は、変形前の前記第1カシメ部が挿入されることで該第1部品を前記固定位置に位置決めさせる挿入孔を有し、
    前記第2カシメ部は、変形前において前記第1部品と干渉して前記第1部品の挿入孔への前記第1カシメ部の挿入を阻止する形状とされ、変形後において前記第1部品の挿入孔への前記第1カシメ部の挿入を許容する形状とされる
    請求項1に記載の固定構造体。
  3. 前記第1カシメ部及び前記第2カシメ部において変形される部分は、前記本体から同一方向に伸びている
    請求項1又は2に記載の固定構造体。
  4. 前記第1部品は、前記第2カシメ部による前記第2部品の固定部位を覆っている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定構造体。
  5. 前記第2部品は、レンズであり、
    前記本体は、枠体である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定構造体。
  6. 第1部品と、第2部品と、第1カシメ部及び第2カシメ部が形成された本体であって該第2カシメ部が変形前において前記第1部品と干渉して前記第1部品を固定位置に位置させることを阻止する形状とされた前記本体と、を準備する準備工程と、
    前記第1部品を前記固定位置に位置させることを許容する形状に前記第2カシメ部を変形させて、前記第2部品を前記本体に固定する第1固定工程と、
    前記第1部品を前記固定位置に配置する配置工程と、
    前記第1カシメ部を変形させて前記第1部品を前記固定位置で前記本体に固定する第2固定工程と、
    を有する固定構造体の製造方法。
  7. 前記準備工程では、
    前記第2部品と、変形前の前記第1カシメ部が挿入されることで前記第1部品を前記固定位置に位置決めさせる挿入孔を有する前記第1部品と、前記第2カシメ部が変形前において前記第1部品と干渉して前記第1部品の挿入孔への前記第1カシメ部の挿入を阻止する形状とされた前記本体と、を準備し、
    前記第1固定工程では、
    前記第1部品の挿入孔への前記第1カシメ部の挿入を許容する形状に前記第2カシメ部を変形させて、前記第2部品を前記本体に固定し、
    前記配置工程では、
    前記第1部品の挿入孔へ前記第1カシメ部を挿入して、前記第1部品を前記固定位置に配置する
    請求項6に記載の固定構造体の製造方法。
  8. 前記準備工程では、
    前記第1部品と、前記第2部品と、前記第1カシメ部及び前記第2カシメ部において変形される部分が同一方向に伸びている前記本体と、を準備する
    請求項6又は7に記載の固定構造体の製造方法。
  9. 前記準備工程では、
    前記第2部品と、前記第2カシメ部による前記第2部品の固定部位を前記固定位置で覆う前記第1部品と、前記本体と、を準備する
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の固定構造体の製造方法。
  10. 前記準備工程では、
    前記第1部品と、前記第2部品としてのレンズと、前記本体としての枠体と、を準備する
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の固定構造体の製造方法。
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