JP2018025249A - ダブル型メカニカルシール装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、封液の圧力変動に起因して機外側のメカニカルシールのシール性能が低下するのを抑制することができるダブル型メカニカルシールを提供することを目的とする。
この場合、回転環は、その外周面のみがリテーナに内嵌されているため、従来のように回転環のシール面と反対側の背面がリテーナの平坦度が低い面に接触するのを防止することができる。これにより、回転環のシール面の平坦度が低下するのを抑制することができるので、第2メカニカルシールのシール性能が低下するのをさらに抑制することができる。
この場合、従来のように、スリーブとリテーナとの相対回転を規制する回り止めピンを用いる必要がないので、装置の構成を簡素化することができる。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るダブル型メカニカルシール装置を示す断面図である。図1において、このダブル型メカニカルシール装置1は、被密封流体が内部に存在するポンプ等の回転機器における機内領域Aと機外領域(大気領域)Cとを区画する区画領域に設けられるシールケースとしてのケーシング51と、その回転機器の回転軸52との間に設けられている。
機内側の第1メカニカルシール3は、ケーシング51側に取り付けられた静止環5と、回転軸52側に一体回転可能に取り付けられた回転環6とを備えている。回転環6は、例えばSiC焼結体からなり、その機内側の端部にはシール面6aが形成されている。静止環5は、例えばカーボンからなり、その外周面がOリング7,8によりシールされた状態で保持リング9に嵌合して固定されている。
機外側の第2メカニカルシール4は、ケーシング51側に取り付けられた静止環13と、回転軸52側に一体回転可能に取り付けられた回転環14と、静止環13と回転環14との間に挟圧保持された遊動環15とを備えている。回転環14は、例えばSiC焼結体からなり、その機外側の端部にはシール面14aが形成されている。静止環13は、例えばカーボンからなり、その機内側の端部には押圧面13aが形成されている。
遊動環15は、例えばカーボンからなり、遊動環本体15aと、その遊動環本体15aの軸方向両側面に一体形成された押圧部15b及びシール部15cとを有している。遊動環本体15aの球面状の外周面は、リテーナ16の外周端部に固定された円筒状の支持リング19の内周面に嵌合されて支持されている。なお、支持リング19の外周面とケーシング51の内周面との間はOリング20によりシール(二次シール)されている。
図2は、第1及び第2メカニカルシール3,4の回転環6,14の取付構造を示す拡大断面図である。第1及び第2メカニカルシール3,4の回転環6,14は、回転軸52側のスリーブ30に取り付けられている。スリーブ30は、円筒状の本体部31と、円環部32と、円筒部33とが一体に形成されて構成されている。なお、本体部31、円環部32及び円筒部33は、互いに別体であってもよい。
同様に、第2円筒部35の内周面35aと、円環部32の機外側の側面32bと、本体部31の外周面のうち第2円筒部35の内周面35aに対向する対向面31bとによって、第2メカニカルシール4の回転環14が配置される第2環状空間S2が区画形成されている。
第1メカニカルシール3の回転環6は、円筒状のリテーナ36を介してスリーブ30の第1円筒部34に取り付けられている。リテーナ36は、回転環6の外周面6bのみを内嵌した状態で、第1円筒部34の内周面34aに内嵌して取り付けられている。これにより、回転環6およびリテーナ36は、スリーブ30の第1円筒部34に同心状に取り付けられている。なお、回転環6の外周面6bは、リテーナ36の内周面に対して、従来の焼嵌めよりも緩く嵌め込まれている。
3 第1メカニカルシール
4 第2メカニカルシール
13 静止環
14 回転環
14a シール面
14b 外周面
15 遊動環
15c1 シール面
30 スリーブ
31 本体部
32 円環部
35 第2円筒部(円筒部)
35b 凸部
37 リテーナ
37a 凹部
51 ケーシング
52 回転軸
A 機内領域
B 封液室
C 機外領域
Claims (3)
- 回転機器の機内領域と機外領域とを区画する区画領域に設けられるケーシングと、このケーシングを貫通する回転軸との間に、機内側の第1メカニカルシール及び機外側の第2メカニカルシールが前記回転軸の軸方向に並列して配置され、これら両メカニカルシールの間に封液が導入される環状の封液室が形成されているダブル型メカニカルシール装置であって、
前記第2メカニカルシールは、
前記回転軸側に一体回転可能に取り付けられ、シール面を有する回転環と、
前記ケーシング側に取り付けられた静止環と、
前記回転環と前記静止環との間において当該静止環に対する回転が規制された状態で挟圧保持され、前記回転環のシール面が摺接するシール面を有する遊動環と、を備えるダブル型メカニカルシール装置。 - 前記回転環の外周面のみを内嵌した状態で前記回転軸側に一体回転可能に取り付けられた円筒状のリテーナをさらに備える請求項1に記載のダブル型メカニカルシール装置。
- 前記回転軸の外周面に一体回転可能に取り付けられた円筒状の本体部、前記本体部から径方向外方に延びる円環部、および前記円環部の外周端部から機外側に延び前記リテーナが同心状に取り付けられた円筒部を有するスリーブをさらに備え、
前記円筒部及び前記リテーナのうち、一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部とを係合させることで、前記円筒部と前記リテーナとの相対回転が規制されている、請求項2に記載のダブル型メカニカルシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016157816A JP2018025249A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | ダブル型メカニカルシール装置 |
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- 2016-08-10 JP JP2016157816A patent/JP2018025249A/ja active Pending
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