JP2018025163A - 産業車両のスイッチバック制御装置 - Google Patents

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啓介 ▲桑▼原
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Abstract

【課題】より簡易な構成により産業車両をスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことが可能な産業車両のスイッチバック制御装置の提供にある。【解決手段】車輪14の荷重を検出する輪重検出器を備え、エンジンコントローラ32は、輪重検出器の検出値に基づきスリップ限界トルクを求めるとともに、タービン回転数センサ21およびエンジン回転数センサ17の検出値に基づきエンジン10からの駆動トルクを求め、走行中にシフト操作レバー30によるスイッチバック操作が行われたとき、エンジンコントローラ32は、スリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるように、エンジン10を制御する。【選択図】 図1

Description

この発明は、産業車両のスイッチバック制御装置に関する。
産業車両のスイッチバック制御装置の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された産業車両のスイッチバック制御装置が知られている。
特許文献1に開示された産業車両のスイッチバック制御装置では、エンジン式フォークリフトのトルクコンバータと作動連結された変速機は、前進クラッチおよび後進クラッチを備える。制御装置は、フォークリフト走行中にシフトレバーを前進位置から後進位置へ、または後進位置から前進位置へ切換操作したスイッチバック操作を検出すると、車両停止までの減速中区間においてシフト側クラッチを半クラッチとするようにクラッチバルブを制御する。また、減速中は車速センサの検出値から得た駆動輪の回転加速度から駆動輪のロックを検出し、駆動輪のロックが検出されるとシフト側クラッチのクラッチ係合圧を弱める一種のABS(アンチスキッドブレーキシステム)制御を実施する。
特許文献1に開示された産業車両のスイッチバック制御装置によれば、スイッチバック中は、シフト側クラッチが半クラッチとされるので、駆動輪の制動力が弱まり、フォークリフトがスムーズに制動されるスイッチバックを実現できる。また、駆動輪の制動力が弱まることから、スイッチバック中の車両の減速ショックを小さく抑えることができ、しかも駆動輪のロックも発生し難くなる。さらにスイッチバック中は、エンジン回転数が予め設定された上限値以下に抑えられるので、駆動輪に加わる制動力が一層弱まり、フォークリフトが一層スムーズに制動されるスイッチバックを実現できる。
特開2001−114499号公報
しかしながら、従来技術は、エンジン回転数およびクラッチ圧を制御してフォークリフトがスムーズに制動されるスイッチバックを実現できるものの、検出対象や制御の対象が多く、スイッチバック制御装置の構成やその制御が複雑である。産業車両のスイッチバック装置としては、構成や制御をより簡易にすることが要請されている。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、より簡易な構成により産業車両をスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことが可能な産業車両のスイッチバック制御装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、エンジンと、前記エンジンと連結され、トルクコンバータを備える変速機と、前記変速機と接続され、車輪に駆動力を伝達する車軸と、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記トルクコンバータのタービン回転数を検出するタービン回転数センサと、前記変速機の前後進を切り換えるシフト操作レバーと、前記エンジンを制御するエンジンコントローラと、を備えた産業車両のスイッチバック制御装置であって、前記車輪の荷重を検出する輪重検出器を備え、前記エンジンコントローラは、前記輪重検出器の検出値に基づきスリップ限界トルクを求めるとともに、前記タービン回転数センサおよび前記エンジン回転数センサの検出値に基づき前記エンジンからの駆動トルクを求め、走行中に前記シフト操作レバーによるスイッチバック操作が行われたとき、前記エンジンコントローラは、前記スリップ限界トルクよりも前記駆動トルクが小さくなるように、前記エンジンを制御することを特徴とする。
本発明では、走行中にシフト操作レバーによるスイッチバック操作が行われたとき、エンジンコントローラはスリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるようにエンジンを制御する。このため、センサ類による検出対象を少なくすることができ、スイッチバック時の制御対象をエンジンに絞ることができる。その結果、より簡易な構成により産業車両をスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことができる。
また、産業車両のスイッチバック制御装置において、前記エンジンコントローラは、前記スリップ限界トルクよりも前記駆動トルクが小さくなるように、前記エンジンの回転数を制御する構成としてもよい。
この場合、走行中にシフト操作レバーによるスイッチバック操作が行われたとき、エンジンコントローラはスリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるようにエンジンの回転数を制御する。エンジンの回転数を制御することにより、産業車両をスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことができる。
また、産業車両のスイッチバック制御装置において、前記輪重検出器は、前記車軸の歪量を検出する歪センサであり、前記エンジンコントローラは、前記歪センサにより検出された歪量に基づいて前記スリップ限界トルクを求める構成としてもよい。
この場合、エンジンコントローラは、輪重検出器としての歪センサが検出する車軸の歪量に基づいてスリップ限界トルクを求めるため、産業車両における荷の有無に関わらず、スムーズなスイッチバック制御を行うことができる。
また、産業車両のスイッチバック制御装置において、前記輪重検出器は、前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を検出する空気圧センサであり、前記エンジンコントローラは、前記空気圧センサにより検出された前記タイヤの空気圧に基づいて前記スリップ限界トルクを求める構成としてもよい。
この場合、エンジンコントローラは、輪重検出器としての空気圧センサが検出するタイヤの空気圧に基づいてスリップ限界トルクを求めるため、産業車両における荷の有無に関わらず、スムーズなスイッチバック制御を行うことができる。
本発明によれば、より簡易な構成により産業車両をスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことが可能な産業車両のスイッチバック制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るフォークリフトのスイッチバック制御装置の概要を示す制御ブロック図である。 スイッチバック制御のプログラムのフローチャート図である。 輪重と駆動トルクとの関係を示すマップ図である。 別例に係るフォークリフトのスイッチバック制御装置の概要を示す制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る産業車両のスイッチバック制御装置について図面を参照して説明する。本実施形態では産業車両としてのフォークリフトを例示し、フォークリフトのスイッチバック制御装置(以下「スイッチバック制御装置」と表記する)について説明する。
図1に示すように、フォークリフトは、車体に搭載されたエンジン10と、エンジン10と連結され、トルクコンバータ11を備える変速機12と、変速機12からの駆動力を車輪14に伝達する車軸13と、を備えている。エンジン10は、スロットル開度を調節するスロットルアクチュエータ15を備えている。スロットルアクチュエータ15の作動によりスロットル開度が調節され、エンジン10の回転数が制御される。エンジン10とトルクコンバータ11とは出力軸16を介して連結されている。出力軸16にはエンジン回転数センサ17が設けられている。エンジン回転数センサ17は出力軸16の回転からエンジン10の回転数を検出する。
トルクコンバータ11は、ポンプ18とタービン19を備えている。ポンプ18は出力軸16と連結されており、トルクコンバータ11に封入されている流体をタービン19に送り込むための要素である。タービン19はポンプ18から送り込まれた流体の運動エネルギーを回転運動に変換し、回転動力を得るための要素である。変速機12はトルクコンバータ11と連結する入力軸20を備えており、タービン19は入力軸20と連結されている。トルクコンバータ11にはタービン19の回転数を検出するタービン回転数センサ21が設けられている。
変速機12は、トルクコンバータ11と連結された入力軸20のほか、差動機構23を介して車軸13と連結される出力軸22を備えている。入力軸20には前進クラッチ24および後進クラッチ25が設けられている。前進クラッチ24および後進クラッチ25と出力軸22との間にはそれぞれギヤ列(図示せず)が設けられている。入力軸20の回転は前進クラッチ24のギヤ列又は後進クラッチ25のギヤ列を介して出力軸22に伝達される。前進クラッチ24および後進クラッチ25のそれぞれに設けられたクラッチバルブ(図示せず)の作動により、入力軸20の回転は前進クラッチ24又は後進クラッチ25を介して出力軸22に伝達する。本実施形態の変速機12は湿式多板クラッチを用いている。出力軸22の回転数から車速を検出する車速センサ26が設けられている。なお、図示はされないが、出力軸22には駐車ブレーキが備えられている。
出力軸22は差動機構23を介して車軸13と連結されている。トルクコンバータ11を備える変速機12に連結されている。差動機構23を挟んで設けられた一対の車軸13には車輪14がそれぞれ備えられている。本実施形態の車輪14は空気圧タイヤを有している。車軸13には輪重(車輪14に作用する荷重)を検出する輪重検出器としての歪センサ27が設けられている。歪センサ27は車軸13の歪量を検出する。車軸13の歪量は、輪重に比例して変化し、フォークリフトの荷の有無や走行時における加速・減速により変動する。
フォークリフトの運転席の床面には、アクセルペダル28が設けられている。アクセルペダル28の踏み込み量に応じてスロットル開度を調節するように、アクセルペダル28の踏み込む量を検出するアクセルセンサ29が設けられている。アクセルセンサ29はポテンショメータにより構成され、アクセルペダル28の踏み込み量に比例する検出信号を出力する。
フォークリフトの運転席の前部にはシフト操作レバー30が設けられている。シフト操作レバー30は変速機12の前後進を切り換えるレバーであり、前進位置F、後進位置Rおよび中立位置Nのいずれかに位置するように操作される。シフト操作レバー30の位置はシフトスイッチ31により検知される。シフトスイッチ31は、シフト操作レバー30が前進位置F、後進位置Rおよび中立位置Nのいずれかに位置しているのかを検出し、シフト操作レバー30の位置に応じた検出信号を出力する。
次に、フォークリフトのスイッチバック制御装置の電気的構成について説明する。図1に示すように、フォークリフトには、スロットルアクチュエータ15を制御するエンジンコントローラ32を備えている。エンジンコントローラ32は、演算処理部(CPU)33、読み出し専用の不揮発性メモリ(ROM)34、書き換え可能な揮発性メモリ(RAM)35、入力インターフェース36および出力インターフェース37を備えている。ROM34には、各種のプログラムやプログラムの実行に必要な各種データやマップ等が記憶されている。RAM35にはCPU33により演算処理されたデータ等が一時的に記憶される。CPU33は、ROM34に記憶された各種プログラムに基づいて演算処理を行う。
エンジンコントローラ32は、入力インターフェース36を介してエンジン回転数センサ17、タービン回転数センサ21、車速センサ26、歪センサ27、アクセルセンサ29およびシフトスイッチ31と電気的に接続されている。従って、エンジンコントローラ32は、各センサ17、21、26、27、29およびシフトスイッチ31から出力された検出信号を受信する。エンジンコントローラ32は、エンジンコントローラ32は出力インターフェース37を介してスロットルアクチュエータ15と電気的に接続されている。従って、エンジンコントローラ32は、スロットルアクチュエータ15を制御する指令信号を発信する。
本実施形態のスイッチバック制御装置は、エンジン10、トルクコンバータ11を備えた変速機12、車軸13、エンジン回転数センサ17、タービン回転数センサ21、歪センサ27、シフト操作レバー30およびエンジンコントローラ32を有する。本実施形態のスイッチバック制御装置は、さらに、車速センサ26、アクセルセンサ29およびシフトスイッチ31を有する。
次に、フォークリフトのスイッチバック制御のプログラムについて説明する。エンジンコントローラ32は、図2に示すフローチャートにおける一連のステップを実行する。まず、フォークリフトの走行中にアクセルペダル28を踏み込んだ状態で、走行方向と反対方向に走行するようにシフト操作レバー30の位置を切り換えることにより、スイッチバック操作が発生する(ステップS1を参照)。例えば、オペレータが走行中に前進位置F(後進位置R)のシフト操作レバー30を後進位置R(前進位置F)に切り替えた場合には、シフトスイッチ31からの検出信号がエンジンコントローラ32へ出力される。エンジンコントローラ32はシフトスイッチ31の検出信号を受信することにより、スイッチバック操作の発生を判別する。
スイッチバック操作が発生すると、エンジンコントローラ32はスリップ限界トルクを求める(ステップS2を参照)。スリップ限界トルクは輪重に対応しており、図3に示すマップを参照して求められる。なお、輪重は歪センサ27により検出された車軸13の歪量に基づいて求められる。エンジンコントローラ32は、スリップ限界トルクを求めた後、エンジン10からの駆動トルクを求める(ステップS3を参照)。エンジン10からの駆動トルクは、タービン回転数センサ21により検出される検出値(タービン19の回転数)に基づき求められる。図3に示すマップは、輪重と駆動トルクとの関係を示す。図3に示すマップによれば、輪重に対応するスリップ限界トルクを超える駆動トルクでは車輪14はスリップし、輪重に対応するスリップ限界トルクを超えない駆動トルクでは、車輪14はスリップしない。
エンジンコントローラ32は、駆動トルクを求めた後、エンジン10からの駆動トルクがスリップ限界トルクを越えない(スリップ限界トルク>駆動トルク)ように、エンジン10のスロットルアクチュエータ15を制御する(ステップS4)。具体的には、図3に示すマップにおいてハッチングにより示す領域に駆動トルクが位置するように、スロットルアクチュエータ15によりエンジン10の回転数が調節される。フォークリフトは減速するが、駆動トルクがスリップ限界トルクを越えないように、エンジン10のスロットルアクチュエータ15を制御することにより、スイッチバック時における減速の際のフォークリフトのスリップが防止される。
次に、エンジンコントローラ32は、フォークリフトの車速が0であるか否かを判別する(ステップS5)。フォークリフトの車速は車速センサ26により常に検出されている。車速センサ26からの検出信号により車速が0を示す場合は、駆動トルクがスリップ限界トルクを越えないようにするスロットルアクチュエータ15の制御が解除される。車速が0になると、フォークリフトは反対方向への走行を開始する。車速が0に達しない場合には、ステップS4に戻り、駆動トルクがスリップ限界トルクを越えないようにするスロットルアクチュエータ15の制御が継続される。
次に、本実施形態に係るフォークリフトの作用について説明する。例えば、フォークリフトの前進走行中にオペレータがアクセルペダル28を踏み込んだままシフト操作レバー30を前進位置Fから後進位置Rに切り換えてスイッチバック操作を行うと、スイッチバック制御が行われる。スイッチバック操作が行われても、前進クラッチ24は直ちに解除されず、エンジンコントローラ32は駆動トルクがスリップ限界トルクを越えない(スリップ限界トルク>駆動トルク)ように、エンジン10のスロットルアクチュエータ15を制御する。このため、前進走行中のフォークリフトは、車輪14がスリップすることなく速やかに減速する。
スリップ限界トルクは輪重に応じて変動し、輪重はフォークリフトの荷の有無や加速・減速によって変動する。例えば、フォークリフトに荷が搭載されている場合には、荷が無い場合と比較して輪重が大きくなるため、スリップ限界トルクも大きくなり、駆動トルクは大きくできる。逆に、フォークリフトに荷が無い場合は荷が搭載されている場合と比較して輪重が小さくなるため、スリップ限界トルクは小さくなり、駆動トルクを小さくする必要がある。また、フォークリフトの車速が大きい場合には、スイッチバックの際の減速により輪重が大きくなる。フォークリフトの車速が小さい場合には、スイッチバックの際の減速による輪重は小さくなる。なお、エンジン回転数を制御して駆動トルクをスリップ限界トルクから越えないようにするが、駆動トルクはスリップ限界トルクの近いほど、スイッチバックにおいて車速が0になるまでの時間を短縮することができる。
スイッチバックによりフォークリフトの車速が0のときには、後進クラッチ25が接続されており、フォークリフトは後進を開始し、後進するフォークリフトの車速は増大する。このように、オペレータがアクセルペダル28を踏み込んだままで、スイッチバック操作を行うことにより、フォークリフトの前進から後進への切り換えが行われる。そして、例えば、フォークリフトの後進走行中にオペレータがアクセルペダル28を踏み込んだままシフト操作レバー30を後進位置Rから前進位置Fに切り換えてスイッチバック操作を行うと、エンジンコントローラ32によるスイッチバック制御が行われる。
本実施形態のスイッチバック制御装置は、以下の作用効果を奏する。
(1)エンジンコントローラ32がスリップ限界トルクとエンジン10からの駆動トルクとを比較し、走行中にシフト操作レバー30によるスイッチバック操作が行われたとき、スリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるようにエンジン10を制御する。このため、センサ類による検出対象をエンジン10の回転数、タービン19の回転数および車軸13の歪量と少なくすることができ、スイッチバック時の制御対象をエンジン10に絞ることができる。その結果、より簡易な構成によりフォークリフトをスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことができる。
(2)スイッチバック制御では、エンジンコントローラ32によりスロットルアクチュエータ15が制御される。従って、エンジン10のスロットルは調節され、エンジン10のスロットルの調節によりエンジン10の回転数が制御される。エンジンコントローラ32がエンジン10の回転数を制御することにより、フォークリフトをスムーズに制動するスイッチバック制御を行うことができる。
(3)エンジンコントローラ32は、輪重検出器としての歪センサ27が検出する車軸13の歪量に基づいてスリップ限界トルクを求めるため、フォークリフトにおける荷の有無に関わらず、スムーズなスイッチバック制御を行うことができる。従って、荷の有無によって輪重が極端に変動するフォークリフトにおいて適切な駆動トルクを得ることができ、スイッチバック時におけるスリップを防止することができる。また、歪センサ27は一対の車軸13にそれぞれ設けられており、歪量に基づく輪重をより精度よく得ることができる。
(4)スイッチバック時におけるフォークリフトは、減速して車速が0になるまでは、エンジンコントローラ32がエンジン10の回転数を制御するため、減速時にスリップすることなく速やかに減速することができる。スイッチバック時における減速時にエンジン10を制御するだけの制御であるため、スイッチバック制御自体も従来よりも簡単である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、エンジンコントローラは、スリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるように、エンジンの回転数を制御するとしたが、この限りではない。エンジンコントローラは、スリップ限界トルクよりも駆動トルクが小さくなるように、エンジンのトルクを制御するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、輪重検出器として車軸に設けた歪センサを例示したが、輪重検出器は歪センサに限定されない。輪重検出器としては、例えば、車輪に装着されたタイヤの空気圧を検出する空気圧センサとしてもよい。空気圧センサを輪重検出器とする場合、図4に示すように、無線通信機能を備えた空気圧センサ41を車輪14に装着された空気入りタイヤ42の内部に設け、空気圧センサ41からの検出信号をエンジンコントローラ32に出力するように構成すればよい。輪重は空気圧センサ41により検出されたタイヤ42の空気圧に基づいて推定して求められる。そして、輪重に対応するスリップ限界トルクが求められる。
○ 上記の実施形態では、スイッチバック操作の発生後に、スリップ限界トルクを求めて、次いで、駆動トルクを求めるとしたがこの限りではない。例えば、スイッチバック操作の発生後に、駆動トルクを求め、その後にスリップ限界トルクを求めてもよい。あるいは、駆動トルクやスリップ限界トルクはスイッチバック操作の発生の有無に関わらず、フォークリフトの走行中に常に求めるようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、変速機の出力軸の回転数からフォークリフトの車速を検出する車速センサを用いたが、車速を検出する手段はこの限りではない。フォークリフトの車速は、例えば、車輪の回転数を検出するセンサを用い、車輪の回転数に基づいて求めてもよい。
10 エンジン
11 トルクコンバータ
12 変速機
13 車軸
14 車輪
15 スロットルアクチュエータ
16 出力軸
17 エンジン回転数センサ
18 ポンプ
19 タービン
20 入力軸
21 タービン回転数センサ
22 出力軸
26 車速センサ
27 歪センサ(輪重検出器)
30 シフト操作レバー
32 エンジンコントローラ
33 演算処理部

Claims (4)

  1. エンジンと、
    前記エンジンと連結され、トルクコンバータを備える変速機と、
    前記変速機と接続され、車輪に駆動力を伝達する車軸と、
    前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、
    前記トルクコンバータのタービン回転数を検出するタービン回転数センサと、
    前記変速機の前後進を切り換えるシフト操作レバーと、
    前記エンジンを制御するエンジンコントローラと、を備えた産業車両のスイッチバック制御装置であって、
    前記車輪の荷重を検出する輪重検出器を備え、
    前記エンジンコントローラは、前記輪重検出器の検出値に基づきスリップ限界トルクを求めるとともに、前記タービン回転数センサおよび前記エンジン回転数センサの検出値に基づき前記エンジンからの駆動トルクを求め、
    走行中に前記シフト操作レバーによるスイッチバック操作が行われたとき、前記エンジンコントローラは、前記スリップ限界トルクよりも前記駆動トルクが小さくなるように、前記エンジンを制御することを特徴とする産業車両のスイッチバック制御装置。
  2. 前記エンジンコントローラは、前記スリップ限界トルクよりも前記駆動トルクが小さくなるように、前記エンジンの回転数を制御することを特徴とする請求項1記載の産業車両のスイッチバック制御装置。
  3. 前記輪重検出器は、前記車軸の歪量を検出する歪センサであり、
    前記エンジンコントローラは、前記歪センサにより検出された歪量に基づいて前記スリップ限界トルクを求めることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両のスイッチバック制御装置。
  4. 前記輪重検出器は、前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を検出する空気圧センサであり、
    前記エンジンコントローラは、前記空気圧センサにより検出された前記タイヤの空気圧に基づいて前記スリップ限界トルクを求めることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両のスイッチバック制御装置。
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