JP2018025152A - エンジンの排気還流装置 - Google Patents

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【課題】吸気マニホールドの振動を抑制する効果を高め、かつエンジンの軽量化を図ることができるエンジンの排気還流装置を提供すること。【解決手段】吸気マニホールド20が、上流端周辺部21におけるシリンダブロック13と対向する壁面21Aに、排気ガスを導入する排気ガス導入口22を有する。EGRクーラ35が、シリンダブロック13の外壁13Aに固定されている。EGRクーラ35が、上流端周辺部21とシリンダブロック13の外壁13Aとに挟まれる空間Sに向いて開口する排気ガス出口35Bを有する。排気還流管31が、排気ガス出口35Bと排気ガス導入口22とを連結するL字形状に湾曲したクーラ出口側排気還流管33を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの排気還流装置に関する。
自動車等の車両において、エンジンには吸気マニホールドが設けられており、この吸気マニホールドの吸気流れ方向の下流側端部は、シリンダヘッドの吸気ポートに連通するようにシリンダヘッドの側面に連結されている。
このように構成されたエンジンにおいて、吸気マニホールドは、車体やエンジンからの振動を受けてシリンダヘッドとの連結部を支点にして振動してしまう。吸気マニホールドが振動してしまうと、快適性を損ねたり、吸気配管等の吸気係の構成部材の耐久性を損なってしまうおそれがある。
これに対し、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載のものは、スティフナによって吸気マニホールドをエンジンに支持させることで、吸気マニホールドの振動を低減するようになっている。
一方、自動車等の車両において、エンジンには排気還流装置が設けられており、排気還流装置は、排気ガスを吸気マニホールドに還流している。この種の排気還流装置として特許文献2に記載の技術が知られている。特許文献2に記載のものは、排気ガスを吸気マニホールドに還流させる排気還流管と、この排気還流管の途中に設けられたEGRクーラを備えており、EGRクーラを吸気管の下方に配置し、かつ、吸気管を支持するブラケットにEGRクーラを取付けるようになっている。特許文献2に記載の技術によれば、ブラケットによりEGRクーラと吸気管の両方が支持されているため、吸気および排気装置をコンパクト化することが期待できる。
特開平11−50923号公報 特開2008−180173号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、スティフナを追加することでエンジンの重量増加を引き起こしてしてしまうという問題があった。また、特許文献1、2に記載のものは、吸気管の振動を十分に抑制するために、スティフナまたはブラケットの剛性を大幅に増加させる必要があり、スティフナまたはブラケットの重量増加によりエンジンの重量増加を引き起こしているという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、吸気マニホールドの振動を抑制する効果を高め、かつエンジンの軽量化を図ることができるエンジンの排気還流装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シリンダブロックの上部に配置されるシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに連結される吸気マニホールドと、排気ガスを前記吸気マニホールドの吸気通路に還流させる排気還流管と、前記排気還流管の途中に配置されるEGRクーラと、を有し、前記吸気マニホールドが前記シリンダヘッドから湾曲して下方へ延び、かつ、前記吸気マニホールドの吸気流れ方向の上流端周辺部が前記シリンダブロックの側方に配置されるエンジンの排気還流装置において、前記吸気マニホールドが、前記上流端周辺部における前記シリンダブロックと対向する壁面に、排気ガスを導入する排気ガス導入口を有し、前記EGRクーラが、前記シリンダブロックの外壁に固定され、前記EGRクーラが、前記上流端周辺部と前記シリンダブロックの外壁とに挟まれる空間に向いて開口する排気ガス出口を有し、前記排気還流管が、前記排気ガス出口と前記排気ガス導入口とを連結するL字形状に湾曲したクーラ出口側排気還流管を有することを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、吸気マニホールドの振動を抑制する効果を高め、かつエンジンの軽量化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る排気還流装置を備えるエンジンの正面図である。 図2は、図1のII−II矢視断面図である。 図3は、図1のIII−III矢視断面図である。
本発明の一実施の形態に係るエンジンの排気還流装置は、シリンダブロックの上部に配置されるシリンダヘッドと、シリンダヘッドに連結される吸気マニホールドと、排気ガスを吸気マニホールドの吸気通路に還流させる排気還流管と、排気還流管の途中に配置されるEGRクーラと、を有し、吸気マニホールドがシリンダヘッドから湾曲して下方へ延び、かつ、吸気マニホールドの吸気流れ方向の上流端周辺部がシリンダブロックの側方に配置されるエンジンの排気還流装置において、吸気マニホールドが、上流端周辺部におけるシリンダブロックと対向する壁面に、排気ガスを導入する排気ガス導入口を有し、EGRクーラが、シリンダブロックの外壁に固定され、EGRクーラが、上流端周辺部とシリンダブロックの外壁とに挟まれる空間に向いて開口する排気ガス出口を有し、排気還流管が、排気ガス出口と排気ガス導入口とを連結するL字形状に湾曲したクーラ出口側排気還流管を有することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るエンジンの排気還流装置は、吸気マニホールドの振動を抑制する効果を高め、かつエンジンの軽量化を図ることができる。
以下、本発明の一実施例に係るエンジンの排気還流装置について図面を用いて説明する。図1から図3は、本発明の一実施例に係るエンジンの排気還流装置を示す図である。図1から図3において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
まず、構成を説明する。図1において、エンジン10は、4つの気筒が直列で配置された4気筒エンジンであり、矢印Aで示す気筒列方向が車両の左右方向となるように、図示しない車両のエンジンルームに横置きで配置されている。
エンジン10は、シリンダブロック13と、シリンダブロック13の上部に設けられるシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14の上端を閉塞するシリンダヘッドカバー15と、シリンダブロック13の下部に設けられ、オイルが貯留されるオイルパン16とを備えている。これらシリンダブロック13、シリンダヘッド14、シリンダヘッドカバー15およびオイルパン16は、エンジン本体11を構成している。
図2において、シリンダブロック13には複数のシリンダ13Bが形成されており、このシリンダ13Bには図示しないピストン13Cが往復動自在に収容され、ピストン13Cの往復運動は、シリンダブロック13に収容された図示しないクランクシャフト13Dの回転運動に変換される。
シリンダヘッド14には複数の吸気ポート14Aおよび排気ポート14Bが形成されており、この吸気ポート14Aおよび排気ポート14Bは、シリンダヘッド14の図示しない燃焼室に連通している。
図1、図2、図3において、シリンダヘッド14の後側面には吸気マニホールド20がボルトで連結されており、この吸気マニホールド20は、シリンダヘッド14から湾曲して下方へ延びている。吸気マニホールド20の内部には吸気通路20Aが形成されており、吸気通路20Aでは矢印Bで示す吸気流れ方向に空気が流れる。吸気マニホールド20は、吸気流れ方向の下流側で分岐しており、吸気通路20Aを通った空気を各気筒の吸気ポート14Aに分配している。吸気マニホールド20の吸気流れ方向の上流端周辺部21は、シリンダブロック13の側方に配置されている。
吸気マニホールド20は、吸気通路20Aにおける分岐箇所の直前にサージタンク24を備えている。サージタンク24は、吸気通路20Aにおける他の部位よりも通過断面積が広く形成されており、吸気マニホールド20に導入された空気を一時的に蓄えてから各気筒の吸気ポート14Aに供給している。
また、エンジン10は、吸気配管19を備えており、吸気配管19は、図示しないエアクリーナを通過して濾過された空気を吸気マニホールド20に導入している。
吸気配管19は、エンジン本体11の前方からエンジン本体11の右側面の近傍を通って後方に延びている。そして、吸気配管19は、エンジン本体11の後面の右端部側に配置されたオルタネータ17の下方を通過するように、エンジン本体11の後方において順次、左方、左上方向に延び、吸気マニホールド20の吸気流れ方向の上流端に連結されている。なお、吸気配管19はゴム等の軟質な材料から構成されている。また、吸気配管19は、部位ごとに分割された分割構造になっている。
エンジン10には排気還流装置30が設けられており、排気還流装置30は、排気ガスを吸気マニホールド20の吸気通路20Aに還流させる排気還流管31と、排気還流管31の途中に配置されるEGRクーラ35と、を有している。排気還流管31およびEGRクーラ35は、シリンダブロック13の後側面に配置されている。排気還流管31およびEGRクーラ35には、矢印Cで示す排気流れ方向に排気ガスが流れる。
EGRクーラ35は、筒状の本体部35Cと、本体部35Cの排気流れ方向の上流端に設けられた排気ガス入口35Aと、本体部35Cの排気流れ方向の下流端に設けられた排気ガス出口35Bと、を有する。EGRクーラ35は、本体部35Cに流通する冷却水との熱交換により、排気ガスを冷却する。EGRクーラ35の本体部35Cが筒状であるため、EGRクーラ35の設置空間の長さが必要になる。このため、EGRクーラ35は、エンジン本体11の後面の左端部側に配置されたスタータ18の左方の空間であって、吸気マニホールド20とシリンダヘッド14との連結部の下方の空間に、概ね水平の姿勢で配置されている。
排気還流管31は、EGRクーラ35の排気流れ方向の上流側に連結されるクーラ入口側排気還流管32と、EGRクーラ35の排気流れ方向の下流側に連結されるクーラ出口側排気還流管33とを有する。
クーラ入口側排気還流管32には、排気ポート14Bから排出された排気ガスが、シリンダヘッド14の外部に設けられた図示しない還流管、またはシリンダヘッド14の内部に形成された還流通路を介して導入される。
本実施例では、吸気マニホールド20は、上流端周辺部21におけるシリンダブロック13と対向する壁面21Aに、排気ガス導入口22を有しており、この排気ガス導入口22から吸気通路20Aに排気ガスが導入される。
吸気マニホールド20は、クーラ出口側排気還流管33が締結部材41によって締結される取付部23を排気ガス導入口22の外側に有する。また、吸気マニホールド20をシリンダブロック13の外壁13Aと反対側から見た場合、取付部23が、吸気マニホールド20の上流端周辺部21の幅方向両側部より外方に突出する突出部23Aを有する。この突出部23Aには、締結部材41が着座する座面23Bが形成されている。
サージタンク24は、吸気マニホールド20における排気ガス導入口22より吸気流れ方向の下流側に配置されており、エンジン10の気筒列方向に延びている。
サージタンク24における気筒列方向の中心部を通って鉛直方向に延びる仮想平面VPを設定した場合、排気ガス導入口22が、仮想平面VPに対して一方側(右方側)へ偏倚した位置に配置されている。EGRクーラ35は、排気ガス入口35Aが仮想平面VPに対して他方側(左方側)に位置するようにシリンダブロック13に固定されている。
EGRクーラ35は、EGRクーラブラケット37を介して、シリンダブロック13の後面の外壁13Aに固定されている。EGRクーラ35は、下方かつ右方に向くように傾斜する姿勢で配置されている。排気ガス出口35Bは、上流端周辺部21とシリンダブロック13の外壁13Aとに挟まれる空間Sに向いて開口している。
クーラ出口側排気還流管33は、L字形状に湾曲しており、排気ガス出口35Bと排気ガス導入口22とを連結している。クーラ出口側排気還流管33は、排気ガス出口35B側にフランジ33Aを有し、このフランジ33Aにより排気ガス出口35Bに連結されている。クーラ出口側排気還流管33は、排気ガス導入口22側にフランジ33Bを有し、このフランジ33Bにより排気ガス導入口22に連結されている。
クーラ出口側排気還流管33は、フランジ33Aから下方かつ右方に延びた後、後方に向かって90°湾曲し、さらに後方に延びている。
クーラ出口側排気還流管33は、単一の湾曲部33Cを有する。クーラ出口側排気還流管33において、湾曲部33Cの中間位置と排気ガス出口35Bとの間の管長L1は、湾曲部33Cの中間位置と排気ガス導入口22との間の管長L2よりも短く設定されている。
クーラ出口側排気還流管33は、円筒状の金属から構成される。具体的には、クーラ出口側排気還流管33は、金属製の部分ベローズ管と直管からなり、湾曲部33Cから排気ガス出口35Bに渡って蛇腹状のベローズ加工が施されている。また、クーラ出口側排気還流管33は、湾曲部33Cから排気ガス導入口22に渡る部位は、ベローズ加工の施されていない直管になっている。すなわち、クーラ出口側排気還流管33は、吸気流れ方向の上流端であるフランジ33Aから湾曲を開始して、フランジ33Aの近傍まで湾曲部33Cとなるように構成されている。これにより、クーラ出口側排気還流管33の管長L1の部位の長さを可能な限り短くできるので、この箇所が車両前後方向に振動することを抑制できる。また、管長L2の部位における直管部分が伸縮しないので、クーラ出口側排気還流管33の車両前後方向の剛性をさらに高めることができる。
次に作用を説明する。吸気マニホールド20は、エンジン10で発生した振動または車両の走行に伴う振動を受けて、シリンダヘッド14との連結部を固定端として振動する。このため、吸気マニホールド20は、シリンダヘッド14への連結部から最も離れた上流端周辺部21において、シリンダブロック13の外壁13Aと交差する方向、すなわち前後方向に振動し易い。
本実施例では、吸気マニホールド20が、上流端周辺部21におけるシリンダブロック13と対向する壁面21Aに、排気ガスを導入する排気ガス導入口22を有する。また、EGRクーラ35が、シリンダブロック13の外壁13Aに固定されている。
さらに、EGRクーラ35が、上流端周辺部21とシリンダブロック13の外壁13Aとに挟まれる空間Sに向いて開口する排気ガス出口35Bを有する。また、排気還流管31が、排気ガス出口35Bと排気ガス導入口22とを連結するL字形状に湾曲したクーラ出口側排気還流管33を有する。
この構成により、吸気マニホールド20の排気ガス導入口22と、EGRクーラ35の排気ガス出口35Bとの間の距離を短縮するように、EGRクーラ35をシリンダブロック13の外壁13Aに固定できる。
そして、EGRクーラ35の排気ガス出口35Bと吸気マニホールド20の排気ガス導入口22との間を、閉断面であり、L字形状に湾曲する全長が短いクーラ出口側排気還流管33によって連結できる。
これにより、クーラ出口側排気還流管33をスティフナとして機能させることができ、吸気マニホールド20の上流端周辺部21がシリンダブロック13の外壁13Aと交差する方向(前後方向)に振動することを確実に防止できる。
また、本実施例では、スティフナを使用せずに吸気マニホールド20の振動を抑制できるため、エンジンの軽量化を図ることができる。
この結果、吸気マニホールドの振動を抑制する効果を高め、かつエンジンの軽量化を図ることができる。
また、本実施例では、クーラ出口側排気還流管33が、単一の湾曲部33Cを有し、クーラ出口側排気還流管33が、湾曲部33Cの中間位置と排気ガス出口35Bとの間の管長L1が、湾曲部33Cの中間位置と排気ガス導入口22との間の管長L2よりも短く設定されている。
この構成により、クーラ出口側排気還流管33の湾曲部33Cの中間位置と排気ガス出口35Bとの間の管長L1を短縮できるため、クーラ出口側排気還流管33を車両前後方向に振動し難くでき、吸気マニホールド20の振動抑制効果を高めることができる。
また、本実施例では、吸気マニホールド20は、クーラ出口側排気還流管33が締結部材41によって締結される取付部23を排気ガス導入口22の外側に有する。また、吸気マニホールド20をシリンダブロック13の外壁13Aと反対側から見た場合、取付部23が、吸気マニホールド20の上流端周辺部21の幅方向両側部より外方に突出する突出部23Aを有し、突出部23Aに、締結部材41が着座する座面23Bが形成されている。
この構成により、吸気マニホールド20に対してシリンダブロック13の外壁13Aとは反対側から、クーラ出口側排気還流管33のフランジ33Bを、吸気マニホールド20側の取付部23に締結できる。
また、吸気マニホールド20の上流端周辺部21とシリンダブロック13の外壁13Aとの間に締結作業用の空間を確保する必要がなくなり、吸気マニホールド20の上流端周辺部21をよりシリンダブロック13の外壁13Aに近づけることができる。
このため、クーラ出口側排気還流管33の管長L1をさらに短縮でき、吸気マニホールド20の振動抑制効果を高めることができる。
また、本実施例では、吸気マニホールド20が、排気ガス導入口22より吸気流れ方向の下流側に、エンジン10の気筒列方向Aに延びるサージタンク24を有する。また、サージタンク24における気筒列方向の中心部を通って鉛直方向に延びる仮想平面VPを設定した場合、排気ガス導入口22が、仮想平面VPに対して一方側へ偏倚した位置に配置されている。
この構成により、サージタンク24の下側、かつ排気ガス導入口22より気筒列方向Aで仮想平面VP側の空間が、その反対側より大きくなる。
さらに、本実施例では、EGRクーラ35が、筒状の本体部35Cと、本体部35Cの排気流れ方向の上流端に設けられた排気ガス入口35Aと、本体部35Cの排気流れ方向の下流端に設けられた排気ガス出口35Bと、を有する。また、排気ガス入口35Aが仮想平面VPに対して他方側に位置するように、EGRクーラ35がシリンダブロック13に固定されている。
この構成により、排気ガス入口35Aと排気ガス出口35Bとの間隔が長いEGRクーラ35であっても、その排気ガス出口35Bを吸気マニホールド20の排気ガス導入口22に近づけることが容易になる。
また、本実施例では、クーラ出口側排気還流管33が、円筒状の金属からなる。
この構成により、クーラ出口側排気還流管33が円筒状の金属からなるため、クーラ出口側排気還流管33を薄肉に形成しても十分な強度を持たせることができる。また、クーラ出口側排気還流管33の形状が円筒状であるため、板金等からなる従来の平面状のスティフナのように振動方向によって騒音や振動が悪化するおそれがない。
また、本実施例では、クーラ出口側排気還流管33が、湾曲部33Cから排気ガス出口35Bに渡る部分のみがベローズ加工が施された部分ベローズ管からなる。
この構成により、クーラ出口側排気還流管33における、湾曲部33Cから排気ガス導入口22に渡る部位が、ベローズ加工の施されていない直管となる。このため、クーラ出口側排気還流管33の、シリンダブロック13の外壁13Aと交差する方向(前後方向)の剛性を高めることができる。したがって、吸気マニホールド20の上流端周辺部21が、シリンダブロック13の外壁13Aと交差する方向(前後方向)に振動するのを、より効果的に抑制できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10...エンジン、13...シリンダブロック、13A...外壁、14...シリンダヘッド、20...吸気マニホールド、20A...吸気通路、21...上流端周辺部、21A...壁面、22...排気ガス導入口、23...取付部、23A...突出部、23B...座面、24...サージタンク、30...排気還流装置、31...排気還流管、33...クーラ出口側排気還流管、33C...湾曲部、35...EGRクーラ、35A...排気ガス入口、35B...排気ガス出口、35C...本体部、41...締結部材、A...気筒列方向、B...吸気流れ方向、C...排気流れ方向、L1...管長(湾曲部の中間位置と排気ガス出口との間の管長)、L2(湾曲部の中間位置と排気ガス導入口との間の管長)...管長、S...空間、VP...仮想平面

Claims (6)

  1. シリンダブロックの上部に配置されるシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドに連結される吸気マニホールドと、
    排気ガスを前記吸気マニホールドの吸気通路に還流させる排気還流管と、
    前記排気還流管の途中に配置されるEGRクーラと、を有し、
    前記吸気マニホールドが前記シリンダヘッドから湾曲して下方へ延び、かつ、前記吸気マニホールドの吸気流れ方向の上流端周辺部が前記シリンダブロックの側方に配置されるエンジンの排気還流装置において、
    前記吸気マニホールドが、前記上流端周辺部における前記シリンダブロックと対向する壁面に、排気ガスを導入する排気ガス導入口を有し、
    前記EGRクーラが、前記シリンダブロックの外壁に固定され、
    前記EGRクーラが、前記上流端周辺部と前記シリンダブロックの外壁とに挟まれる空間に向いて開口する排気ガス出口を有し、
    前記排気還流管が、前記排気ガス出口と前記排気ガス導入口とを連結するL字形状に湾曲したクーラ出口側排気還流管を有することを特徴とするエンジンの排気還流装置。
  2. 前記クーラ出口側排気還流管が、単一の湾曲部を有し、
    前記クーラ出口側排気還流管が、前記湾曲部の中間位置と前記排気ガス出口との間の管長が、前記湾曲部の中間位置と前記排気ガス導入口との間の管長よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気導入装置。
  3. 前記吸気マニホールドが、前記クーラ出口側排気還流管が締結部材によって締結される取付部を前記排気ガス導入口の外側に有し、
    前記吸気マニホールドを前記シリンダブロックの外壁と反対側から見た場合、
    前記取付部が、前記吸気マニホールドの上流端周辺部の幅方向両側部より外方に突出する突出部を有し、
    前記突出部に前記締結部材が着座する座面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気還流装置。
  4. 前記吸気マニホールドが、前記排気ガス導入口より吸気流れ方向の下流側に、前記エンジンの気筒列方向に延びるサージタンクを有し、
    前記サージタンクにおける前記気筒列方向の中心部を通って鉛直方向に延びる仮想平面を設定した場合、前記排気ガス導入口が、前記仮想平面に対して一方側へ偏倚した位置に配置されており、
    前記EGRクーラが、筒状の本体部と、前記本体部の排気流れ方向の上流端に設けられた排気ガス入口と、前記本体部の排気流れ方向の下流端に設けられた前記排気ガス出口とを有し、
    前記排気ガス入口が前記仮想平面に対して他方側に位置するように、前記EGRクーラが前記シリンダブロックに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気還流装置。
  5. 前記クーラ出口側排気還流管が、円筒状の金属からなることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のエンジンの排気還流装置。
  6. 前記クーラ出口側排気還流管が、前記湾曲部から前記排気ガス出口に渡る部分のみがベローズ加工が施された金属製の部分ベローズ管からなることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のエンジンの排気還流装置。
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