JP2018024269A - キャブのマウント構造 - Google Patents

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正彦 緒方
Masahiko Ogata
正彦 緒方
隆裕 今井
Takahiro Imai
隆裕 今井
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Abstract

【課題】アンカーアームが固定されるプレートと円筒部とを、少ない溶接部で適切に溶接する。
【解決手段】車両のキャブをチルト可能に支持するキャブのマウント構造1は、キャブがチルトする際にねじれ変形可能な長手方向一端部を有するトーションバー20と、マウントラバーを覆う円筒部32が、車体フレームに固定されるアーム固定プレート36に周方向において離間している複数の溶接部60a〜60fで溶接されているマウント部材30と、トーションバー20の長手方向他端部を固定支持しており、アーム固定プレート36に固定部36b、36cで固定されているアンカーアーム40と、を備え、複数の溶接部のうち60a〜60fの、固定部36b、36cから離れて位置する溶接部60e、60fの周方向における第1離間距離は、固定部36b、36cの近くに位置する複数の溶接部60a〜60dの周方向における第2離間距離よりも大きい。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両のキャブをチルト可能に支持するキャブのマウント構造に関する。
キャブの下方にエンジンルームが位置するキャブオーバー型車両(例えば、トラック)は、下記の特許文献1に記載のように、作業者がエンジンを点検等しやすいように、キャブをチルト可能に支持するマウント構造を備える。
このマウント構造は、車幅方向に沿って設けられたトーションバーのねじりを利用して、作業者が小さい力でキャブをチルトアップできるように構成されている。トーションバーにおいては、長手方向の一端側でねじれが発生するように、長手方向の他端側はアンカーアームに固定支持されている。
特開2007−176407号公報
ところで、マウント構造は、マウントラバーを覆う円筒部と、アンカーアームが固定されるプレートとを有しており、円筒部とプレートは、周方向に沿って複数の溶接部で溶接されている。
しかし、上記の溶接部は、トーションバーを固定支持するアンカーアームからプレートへ作用する大きな力に対応する観点等から、等間隔で多数設けられている。このため、製造コストが高くなってしまう。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、アンカーアームが固定されるプレートと円筒部とを、少ない溶接部で適切に溶接することを目的とする。
本発明の一の態様においては、車両のキャブをチルト可能に支持するキャブのマウント構造であって、前記キャブがチルトする際にねじれ変形可能な長手方向一端部を有するトーションバーと、マウントラバーを覆う円筒部が、車体フレームに固定されるプレートに周方向において離間している複数の溶接部で溶接されているマウント部材と、前記トーションバーの長手方向他端部を固定支持しており、前記プレートに固定部で固定されているアンカーアームと、を備え、前記複数の溶接部のうちの、前記固定部から離れて位置する複数の第1溶接部の前記周方向における第1離間距離は、前記固定部の近くに位置する複数の第2溶接部の前記周方向における第2離間距離よりも大きい、キャブのマウント構造を提供する。
かかるキャブのマウント構造によれば、固定部の近くに位置する第2溶接部の離間距離が小さいことで、強固に溶接されることになるので、アンカーアームからプレートへ外力が作用しても、プレートと円筒部の固定状態を適切に維持できる。一方で、上記外力の影響が小さい、固定部から離れて位置する第1溶接部の離間距離を大きくすることで、第1溶接部の数を減らすことができるので、製造コストを削減できる。
また、隣接する前記第1溶接部と前記第2溶接部の前記周方向における距離は、前記第1離間距離よりも小さく、かつ前記第2離間距離よりも大きいこととしてもよい。

また、前記第1溶接部の前記周方向の長さは、前記第2溶接部の前記周方向の長さと同じ大きさであることとしてもよい。
本発明によれば、アンカーアームが固定されるプレートと円筒部とを、少ない溶接部で適切に溶接できるという効果を奏する。
本発明の一の実施形態に係るキャブのマウント構造1を説明するための斜視図である。 図1に示すマウント構造1の分解図である。 マウント部材30の構成の一例を示す斜視図である。 図3に示すマウント部材30の正面図である。 円筒部32及びアーム固定プレート36の溶接を説明するための図である。
<キャブのマウント構造>
図1及び図2を参照しながら、本発明の一の実施形態に係るキャブのマウント構造1の構成について説明する。
図1は、一の実施形態に係るキャブのマウント構造1を説明するための斜視図である。図2は、図1に示すマウント構造1の分解図である。マウント構造1は、トラック等のキャブオーバー型車両のキャブの下方に設けられ、キャブをチルト(回動)可能に支持する機能を有する。マウント構造1は、図1及び図2に示すように、支柱部材10と、トーションバー20と、マウント部材30と、アンカーアーム40とを有する。
支柱部材10は、キャブを支持する機能を有し、キャブがチルトする際に回動する。支柱部材10は、パイプ部12と、レバー部14とを有する。
パイプ部12は、車両の車幅方向に沿って配置されている。パイプ部12の内部には、トーションバー20が内挿されている。パイプ部12の長手方向の一端側の内周面には、ノコギリ歯状の嵌合部が形成されている。
レバー部14は、パイプ部12の長手方向の両端部から外方へ延出しており、キャブの下部に連結されている。レバー部14は、パイプ部12の長手方向の両端部に溶接で固定されている。
トーションバー20は、金属棒である。トーションバー20の長手方向の両端部には、それぞれノコギリ歯状の嵌合部が形成されている。トーションバー20の長手方向の一端側の嵌合部は、パイプ部12の嵌合部と嵌合している。一方で、トーションバー20の長手方向の他端側の嵌合部21は、アンカーアーム40のノコギリ歯状の嵌合部41と嵌合している。本実施形態では、トーションバー20の長手方向の一端側が、キャブがチルトする際にねじれ変形する。
マウント部材30は、トーションバー20の長手方向の両側に設けられており、支柱部材10の両端部を支持する。ここでは、図2に示すようにトーションバー20の長手方向の他端側に設けられたマウント部材30の構成について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、マウント部材30の構成の一例を示す斜視図である。図4は、図3に示すマウント部材30の正面図である。マウント部材30は、円筒部32と、ブラケット部34と、アーム固定プレート36とを有する。
円筒部32は、パイプ状の形状を成しており、内部に、支柱部材10のパイプ部12の長手方向の他端部を支持するマウントラバーを収納する。円筒部32は、ブラケット部34及びアーム固定プレート36に溶接で固定されている。
ブラケット部34は、車両の車体フレーム(具体的には、サイドフレーム)にマウント部材30をボルト等で固定する機能を有する。ブラケット部34は、複数の金属板を溶接することで構成されている。
アーム固定プレート36は、平板状の金属板から成る。アーム固定プレート36は、円筒部32の外周面の縁部と、周方向において離間している複数の溶接部(図5に示す溶接部60a〜60f参照)で溶接されている。アーム固定プレート36は、図3に示すように、貫通孔36aと、第1固定部36bと、第2固定部36cとを有する。
貫通孔36aは、アーム固定プレート36の中央に形成されており、トーションバー20が貫通孔36aを貫通している(図2参照)。
第1固定部36bは、アーム固定プレート36の主面36dから突出した円筒状の突出部である。第1固定部36bが、ボルト51(図2)と螺合することで、アンカーアーム40が主面36dに固定される。
第2固定部36cは、アーム固定プレート36の主面36dから延出した延出部である。第2固定部36cは、ボルト52(図2)と螺合する部分である。ボルト52は、先端がアンカーアーム40に接触することで、アンカーアーム40の回転を規制している。これにより、トーションバー20の長手方向の他端部が固定され、長手方向の一端側がねじれる。
なお、車幅方向の一端側に位置するマウント部材30は、円筒部32及びブラケット部34を有するが、アーム固定プレート36を有しない。
図1及び図2に戻り、説明を続ける。
アンカーアーム40は、トーションバー20の長手方向の他端側に設けられており、トーションバー20の長手方向の他端部を固定支持する。また、アンカーアーム40は、アーム固定プレート36に固定されている。アンカーアーム40は、図2に示すように、嵌合部41と、ボルト接触部42とを有する。
嵌合部41は、アンカーアーム40の中央側に設けられ、貫通孔の内周面にノコギリ歯状に形成されている。嵌合部41が、トーションバー20の嵌合部21と嵌合することで、トーションバー20の長手方向の他端部がアンカーアーム40に固定される。
ボルト接触部42は、ボルト52の先端と接触することで、図2においてアンカーアーム40が時計方向に回転することを規制している。
なお、トーションバー20の長手方向の他端部には、係止溝22が形成されており、Cリング53と係合している(図1)。これにより、トーションバー20が長手方向においてずれることを規制している。
<アーム固定プレート36と円筒部32の溶接について>
図5を参照しながら、円筒部32及びアーム固定プレート36の溶接について、説明する。
図5は、円筒部32及びアーム固定プレート36の溶接を説明するための図である。円筒部32及びアーム固定プレート36は、図5に示すように、溶接部60a〜60fによって溶接されている。溶接部60a〜60dは、離間して環状に形成された溶接ビードであり、溶接部60a〜60fの周方向の長さは、それぞれ同じ大きさである。本実施形態では、溶接部60e、60fが第1溶接部に該当し、溶接部60a〜60dが第2溶接部に該当する。
アーム固定プレート36の第1固定部36b及び第2固定部36cには、トーションバー20を支持するアンカーアーム40から外力が作用する。このため、アーム固定プレート36において第1固定部36b及び第2固定部36cの近くの箇所では、上述した外力の影響が大きいため、円筒部32と強固に溶接することが望ましい。一方で、第1固定部36b及び第2固定部36cから離れた箇所では、上述した外力の影響が小さいため、円筒部32と強固に溶接しなくてもよい。
そこで、本実施形態では、溶接部60a〜60fのうちの、第1固定部36b及び第2固定部36cから離れて位置する溶接部60e、60fの周方向における第1離間距離(図5に示す離間距離L1)は、第1固定部36b及び第2固定部36cの近くに位置している溶接部60a〜60dの溶接部同士の周方向における第2離間距離(図5に示す離間距離L2)よりも大きい。このように第2離間距離(離間距離L2)を小さくすることで、第1固定部36b及び第2固定部36cの近くの部分は強固に溶接されることになるので、アンカーアーム40から第1固定部36b及び第2固定部36cを介してアーム固定プレート36へ作用する過大な外力に耐えられる。また、第1離間距離(離間距離L1)を大きくすることで、例えば溶接部を周方向において同じ離間距離で設ける場合に比べて、第1固定部36b及び第2固定部36cから離れた箇所における溶接部の数を減らすことができる。
また、溶接部60eと溶接部60dの間の離間距離L3、及び溶接部60fと溶接部60aの間の離間距離L3は、前述した第1離間距離(離間距離L1)よりも小さく、かつ第2離間距離(離間距離L2)よりも大きい。このような離間距離に設定することで、溶接部60a〜60fをバランス良く配置させることができる。
なお、上記では、溶接部60e、60fの周方向の長さと、溶接部60a〜60dの周方向の長さとが、同じ大きさであることとしたが、これに限定されない。例えば、溶接部60e、60fの周方向の長さが、溶接部60a〜60dの周方向の長さよりも小さいこととしてもよい。
<本実施形態における効果>
上述した実施形態によれば、円筒部32とアーム固定プレート36とを周方向において溶接している溶接部60a〜60fのうちの、溶接部60e、60fの周方向における第1離間距離(離間距離L1)は、溶接部60a〜60dの溶接部同士の周方向における第2離間距離(離間距離L2)よりも大きい。
かかる場合には、第1固定部36b及び第2固定部36cの近くに位置する溶接部60a〜60dの第2離間距離が小さいことで、強固に溶接されることになるので、アンカーアーム40から第1固定部36b及び第2固定部36cを介して外力が作用しても、円筒部32とアーム固定プレート36の固定状態を適切に維持できる。一方で、上記外力の影響が小さい、第1固定部36b及び第2固定部36cから離れて位置する溶接部60e、60fの第1離間距離を大きくすることで、溶接部の数を減らすことができるので、製造コストを削減できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 マウント構造
10 支柱部材
20 トーションバー
30 マウント部材
32 円筒部
36 アーム固定プレート
36b 第1固定部
36c 第2固定部
40 アンカーアーム
60a〜60f 溶接部

Claims (3)

  1. 車両のキャブをチルト可能に支持するキャブのマウント構造であって、
    前記キャブがチルトする際にねじれ変形可能な長手方向一端部を有するトーションバーと、
    マウントラバーを覆う円筒部が、車体フレームに固定されるプレートに周方向において離間している複数の溶接部で溶接されているマウント部材と、
    前記トーションバーの長手方向他端部を固定支持しており、前記プレートに固定部で固定されているアンカーアームと、
    を備え、
    前記複数の溶接部のうちの、前記固定部から離れて位置する複数の第1溶接部の前記周方向における第1離間距離は、前記固定部の近くに位置する複数の第2溶接部の前記周方向における第2離間距離よりも大きい、キャブのマウント構造。
  2. 隣接する前記第1溶接部と前記第2溶接部の前記周方向における距離は、前記第1離間距離よりも小さく、かつ前記第2離間距離よりも大きい、
    請求項1に記載のキャブのマウント構造。
  3. 前記第1溶接部の前記周方向の長さは、前記第2溶接部の前記周方向の長さと同じ大きさである、
    請求項1又は2に記載のキャブのマウント構造。

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