JP2018023561A - トイレットロール - Google Patents

トイレットロール Download PDF

Info

Publication number
JP2018023561A
JP2018023561A JP2016157046A JP2016157046A JP2018023561A JP 2018023561 A JP2018023561 A JP 2018023561A JP 2016157046 A JP2016157046 A JP 2016157046A JP 2016157046 A JP2016157046 A JP 2016157046A JP 2018023561 A JP2018023561 A JP 2018023561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
ply
toilet
plies
toilet roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016157046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6753026B2 (ja
Inventor
康伸 大岡
Yasunobu Ooka
康伸 大岡
大篭 幸治
Koji Okago
幸治 大篭
創 高橋
So Takahashi
創 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Nippon Paper Crecia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Nippon Paper Crecia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paper Industries Co Ltd, Jujo Paper Co Ltd, Nippon Paper Crecia Co Ltd filed Critical Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority to JP2016157046A priority Critical patent/JP6753026B2/ja
Publication of JP2018023561A publication Critical patent/JP2018023561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6753026B2 publication Critical patent/JP6753026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、美粧性及び表裏両面の滑らかさや柔らかさに優れ、シートの剥がれが少ない、デコレーションエンボスを有する3プライのトイレットロールを提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、3プライ又は4プライのトイレットロールであって、トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライがデコレーションエンボスを有しており、トイレットロールの裏面側の2プライ又は3プライがマイクロエンボスを有しており、デコレーションエンボスが付与された1プライ又は2プライのうち、裏面側の1プライと、マイクロエンボスが付与された2プライ又は3プライのうち、表面側の1プライと、が糊で接着されており、トイレットロールの裏面のTS750が、3プライ又は4プライが積層された状態で、12dBV2rms以上40dBV2rms以下である、トイレットロールを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、美粧性に優れた、デコレーションエンボスを有する3プライ以上のトイレットロールに関する。
一般に、高級志向のトイレットロールとして、3プライ又は4プライのトイレットロールが知られている。3プライ又は4プライのトイレットロールは、トイレットペーパーの坪量が高くなるため、吸水性や拭き取り性に優れ、しっかり感の高い製品となる。そして、3プライ及び4プライのトイレットロールが高級志向であることに対応して、トイレットロールの美粧性を高めるため、トイレットロールのデコレーションエンボス(以下、「デコエンボス」ともいう)が施される場合がある。トイレットロールにデコレーションエンボスを施した場合、糊によりデコレーションエンボスの形状を保持することが一般的である。
デコレーションエンボスを設けたトイレットロールの発明としては、例えば、特許文献1に、所定の坪量である3枚のシートを重ね合わせたトイレットロールであって、少なくとも2枚のシートにエンボス加工が施され、このエンボスパターンが付与されたシートのエンボス凸部頭頂部に付与された接着糊によってエンボスパターンを付与されたシートと、他のシートが接着されたトイレットロールが開示されている。
特開2007−061445号公報
しかしながら、特許文献1のトイレットロールにおいては、図1に示すように、デコレーションエンボスが、他のシートに強く当接してしまい、トイレットロール裏面の滑らかさが低下することにつながってしまう。一方、トイレットロール裏面の滑らかさを改善するために、表側1枚のシートにデコレーションエンボスを設け、エンボス凸部頭頂部に糊をつけて、裏面側2枚のシートと接着した場合、滑らかさは良好となるものの、トイレットロールの裏面側のシート1枚が剥がれやすくなってしまうという問題がある。別の方法として、デコレーションエンボスを太さの太いエンボスパターンからなるものとして、糊の量を増やした場合、シートの接着性は改善するが、糊の量が多すぎるために、トイレットロールの柔らかさが劣った(接着部がゴワゴワする)ものとなる。そして、デコレーションエンボスをドット状にした場合、シートの接着性は改善するが、裏面の滑らかさが劣ったものとなる。このように、3プライのトイレットロールにおいては、トイレットペーパーの特性を良好なものとしつつ、各シートの接着性を良好に維持する上では問題がある。
したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、美粧性及び表裏両面の滑らかさや柔らかさに優れ、シートの剥がれが少ない、デコレーションエンボスを有する3プライのトイレットロールを提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、3プライ又は4プライのトイレットロールにおいて、表面側の1プライ又は2プライにデコレーションエンボスを形成するとともに、裏面側の2プライ又は3プライにはマイクロエンボスを形成し、トイレットロールの裏面のTS750を所定の値に調整することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、3プライ又は4プライのトイレットロールであって、トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライがデコレーションエンボスを有しており、トイレットロールの裏面側の2プライ又は3プライがマイクロエンボスを有しており、デコレーションエンボスが付与された1プライ又は2プライのうち、裏面側の1プライと、マイクロエンボスが付与された2プライ又は3プライのうち、表面側の1プライと、が糊で接着されており、トイレットロールの裏面のTS750が、3プライ又は4プライが積層された状態で、12dBVrms以上40dBVrms以下であることを特徴とするものである。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のトイレットロールであって、前記マイクロエンボスの密度が、20個/cm以上100個/cm以下であり、前記マイクロエンボスのエンボスパターンの深さが0.02mm以上0.40mm以下であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載のトイレットロールであって、トイレットペーパーの坪量が、3プライ又は4プライが積層された状態で、36g/m以上60g/m以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載のトイレットロールであって、トイレットペーパーの紙厚が、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.20mm以上0.55mm以下であることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載のトイレットロールであって、トイレットロールの表面のTS750が、3プライ又は4プライが積層された状態で、23dBVrms以上53dBVrms以下であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載のトイレットロールであって、3プライ又は4プライが積層された状態で、トイレットロールの裏面のTS750/トイレットロールの表面のTS750が、0.3以上1.1以下であることを特徴とするものである。
(7)本発明の第7の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載のトイレットロールであって、トイレットペーパーのDMDTが、3プライ又は4プライが積層された状態で、3.0N/25mm以上7.0N/25mm以下であり、DCDTが、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.7N/25mm以上2.5N/25mm以下であることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載のトイレットロールであって、前記デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さが0.04mm以上0.55mm以下であることを特徴とするものである。
(9)本発明の第9の態様は、(1)から(8)のいずれかに記載のトイレットロールであって、トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライが、更にマイクロエンボスを有しており、デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さに対して、マイクロエンボスのエンボスパターンの深さが、30%以上95%以下であることを特徴とするものである。
(10)本発明の第10の態様は、(1)から(9)のいずれかに記載のトイレットロールであって、長さが1.0cm以上であるデコレーションエンボスの太さが0.3mm以上4.0mm以下であることを特徴とするものである。
(11)本発明の第11の態様は、(1)から(10)のいずれかに記載のトイレットロールであって、ミシン目を有しており、ミシン目の切れ込み線の長さが0.5mm以上3.5mm以下であることを特徴とするものである。
(12)本発明の第12の態様は、(1)から(11)のいずれかに記載のトイレットロールであって、ミシン目を有しており、ミシン目のつなぎ部の長さが0.3mm以上2.3mm以下であり、ミシン目のボンド率が15%以上60%以下であることを特徴とするものである。
(13)本発明の第13の態様は、(1)から(12)のいずれかに記載のトイレットロールであって、吸水度が2.0秒/0.2mL以上4.0秒/0.2mL以下であることを特徴とするものである。
本発明のトイレットロールは、トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライがデコレーションエンボスを有しており、トイレットロールの裏面側の2プライ又は3プライがマイクロエンボスを有している。このため、トイレットロールが美粧性に優れたものとなるとともに、デコレーションエンボスが、最も裏面側のプライに強く当接することにより、トイレットロール裏面の滑らかさが低下することがなく、かつ、裏面側の2プライ又は3プライがマイクロエンボスを有していることによって、シートが剥がれにくいものとなる。また、本発明のトイレットロールにおいては、裏面の滑らかさが調整されたものとなっており、TS750が所定の数値範囲内のものとなっている。
従来のトイレットロールの問題点を模式的に示す図面である。 エンボス深さの測定方法を示す図面である。 エンボス深さの測定方法を示す図面である。 エンボス深さの測定方法を示す図面である。
以下に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係るトイレットロールのトイレットペーパーについては、その製品の抄紙の流れ方向を「縦方向」とし、流れ方向に直角な方向を「横方向」とする。また、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
<トイレットロール>
本発明のトイレットロールは3プライ又は4プライである。例えば、3プライの場合、抄紙機により抄造したトイレットペーパー原紙を1次原紙ロールとし、1次原紙ロール3本を用い、トイレットロール加工機にてエンボス加工を施しつつ紙管に巻き取り、所定幅に切断してトイレットロールを製造する。または、2本の1次原紙ロールをプライマシンにより2枚重ねに積層して2次原紙ロールを製造し、この2次原紙ロール1本および1次原紙ロール1本を用いてトイレットロール加工機にてエンボス加工を施しつつ紙管に巻き取ればよい。この際、1次原紙ロール1本のシートに、以下に説明するデコエンボスを形成することが好ましい。もちろん、3本の1次原紙ロールを3枚重ねに積層して2次原紙ロールを製造し、この2次原紙ロール1本を用いて、トイレットロール加工機にてエンボス加工を施しつつ紙管に巻き取り、所定幅に切断してトイレットロールを製造してもよい。
1次原紙ロール3本を用いる場合、プライマシンを使用しなくて済み、製造工程を減らすことができるので、好ましい。また、2次原紙ロール1本および1次原紙ロール1本を用いる場合、バックスタンドの設備が2カ所で済むため、より好ましい。
4プライの場合、例えば、2枚重ねに積層した2次原紙ロールを2本用いるため、生産性が劣ることがある。また、1次原紙ロールを4本用いる場合もあるが、その場合は、原紙ロールをセットするバックスタンド等の設備が複雑になってしまう。以上の点を考慮すれば、3プライのトイレットロールが好ましい。
トイレットペーパー原紙の製造において、抄紙原料から形成された湿紙ウェブシートは、ヤンキードライヤー及びヤンキードライヤーフードにより乾燥され、さらに、ドクターブレードによりクレープ処理されながら、ヤンキードライヤーから剥がされ、クレープ付与ウェブシートになる。クレープ付与ウェブシートは、速度差をつけたリールドラムを介してリールに巻き取られ、トイレットペーパー原紙の1次原紙ロールが製造される。
ここで、ウェブシートをヤンキードライヤーに接着させて、ドクターブレードで剥離させることでクレープと称される波状の皺を形成し、クレープの形成により、トイレットペーパー原紙に嵩(バルク感)、柔らかさ、吸水性などが付与される。
トイレットペーパー原紙の製造においては、湿紙ウェブシートに15%以上45%以下、より好ましくは20%以上40%以下、最も好ましくは25%以上35%以下のクレープ率を付与することにより、細かいクレープと表面の柔らかさを確保したトイレットペーパー原紙となる。なお、クレープ率とは、ヤンキードライヤーとリールの速度差に基づくものであり、次式により定義される。
クレープ率(%)=100×{(ヤンキードライヤー速度(m/分)−リール速度(m/分))}÷リール速度(m/分)
ヤンキードライヤーは、湿紙ウェブシートを乾燥させるための鋳鉄又は鋳鋼製のドラムであり、その外径は、一般には3.5m以上4.3m以下である。
エンボスパターン、及び必要に応じてミシン目の付与された、3プライ又は4プライのトイレットロールの1ロールの巻長、すなわちトイレットロールを展開したときの全長は、20m以上であることが好ましく、この長さに巻取られたロールは、所定の巾に切断されて1ロールのトイレットロールが製造される。トイレットロール1ロールの巻長は、20m以上41m以下が好ましく、22m以上36m以下がより好ましく、25m以上31m以下が最も好ましい。巻長が短いと交換の頻度が多くなってしまうことがある。一方、巻長が長いと、3プライで紙厚が高いことから、巻径が大きくなってしまうことがある。トイレットロールの巻径は100mm以上140mm以下が好ましく、105mm以上132mm以下がより好ましく、110〜124mm以下が最も好ましい。
[トイレットペーパー]
トイレットペーパーは木材パルプ100質量%から成っていてもよく、古紙パルプ、非木材パルプ、脱墨パルプを含んでも良い。目標とする品質を得るためには、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)の含有率が好ましくは15質量%以上75質量%以下、より好ましくは25質量%以上65質量%以下、さらに好ましくは35質量%以上55質量%以下である。また、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)の含有率が好ましくは25質量%以上85質量%以下、より好ましくは35質量%以上75質量%以下、さらに好ましくは45質量%以上65質量%以下である。
また、ミルクカートン(牛乳パック)由来の古紙パルプの含有率が好ましくは0質量%以上50質量%以下、より好ましくは0質量%以上30質量%以下、さらに好ましくは0質量%以上10質量%以下であり、クラフトパルプの含有率としては、好ましくは50質量%以上100質量%以下、より好ましくは70質量%以上100質量%以下、さらに好ましくは90質量%以上100質量%以下である。
ミルクカートン(牛乳パック)由来の古紙パルプは、トイレットペーパーの強度を確保しやすいメリットがある一方、品質的バラツキが大きく、含有割合が高すぎると製品の品質に影響するので、上記の範囲の含有率にすることが好ましい。
上記LBKPの材種としてユーカリ属グランディス、及びユーカリグロビュラスに代表される、フトモモ科ユーカリ属から製造されるパルプが好ましい。
また、このNBKP、LBKP、ミルクカートン由来の古紙のパルプ100質量部に対して、新聞や雑誌古紙等由来の脱墨パルプを25質量部以下、配合することができる。なお、脱墨パルプを25質量部配合したときの、トイレットペーパー(シート)中の脱墨パルプの含有率は、25質量部/(100質量部+25質量部)×100=20質量%となる。脱墨パルプの含有率は0質量%以上20質量%以下、より好ましくは0質量%以上10質量%以下、更に好ましくは0質量%以上5質量%以下、最も好ましくは0質量%である。脱墨パルプも古紙であるため、品質にばらつきが大きくなる。また、脱墨パルプは通常、蛍光染料を含んでおり、その含有率が20質量%を超えると蛍光染料を多く含むことになり、好ましくない。
なお、脱墨パルプが蛍光染料を含むと、トイレットペーパー(シート)のUV−in条件下での白色度の値と、UV−cut条件下での白色度の値の差Δが大きくなる。ここで、UV−inとは、CIE(国際照明委員会)が規定するC光源(紫外光を含む)をシート表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度である。UV−cutとは、波長420nm以下の紫外光をカットするフィルタを介して、C光源をシート表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度である。差Δ=(白色度UV−in)−(白色度UV−cut)である。
差Δは、好ましくは0.0ポイント以上4.0ポイント以下、より好ましくは0.0ポイント以上2.5ポイント以下、さらに好ましくは0.0ポイント以上1.0ポイント以下、最も好ましくは0.0ポイント以上0.5ポイント以下である。白色度は、ISO 2470に準拠して、株式会社村上色彩技術研究所社製 高速分光光度計CMS−35SPXを用いて測定できる。
なお、本発明のトイレットペーパーには、上記以外にも、必要に応じて公知の添加剤等を使用してもよい。
トイレットペーパーの坪量は、JIS P 8124に基づいて、3プライ又は4プライが積層された状態で、36g/m以上60g/m以下であることが好ましく、40g/m以上55g/m以下であることがより好ましく、44g/m以上51g/m以下であることが最も好ましい。また、トイレットペーパーの紙厚は、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.20mm以上0.55mm以下であることが好ましく、0.27mm以上0.49mm以下であることがより好ましく、0.30mm以上0.44mm以下であることが最も好ましい。紙厚は、シックネスゲージ(尾崎製作所製のダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK」)を用いて測定する。測定条件は、測定荷重3.7kPa、測定子直径30mmで、測定子と測定台の間に試料を置き、測定子を1秒間に1mm以下の速度で下ろしたときのゲージを読み取る。なお、シートを5組分(3プライの場合は15枚分、4プライの場合は20枚分)重ねて測定を行う。また、測定を10回繰り返して測定結果を平均する。そして、得られた1回当りの平均値を組数で割ってシート1組当りの紙厚とする。
トイレットペーパーの坪量及び紙厚を上記の範囲内のものとすることにより、トイレットペーパーの使用感とボリューム感が良好なものとなる。また、3プライ以上が積層された状態の紙厚を3プライ以上が積層された状態の坪量で割り、単位g当たりの容積cmで表した比容積が、5.0cm/g以上11.5cm/g以下であることが好ましく、6.0cm/g以上10.0cm/g以下であることがより好ましく、7.0cm/g以上8.5cm/g以下であることが最も好ましい。比容積を上記の範囲内のものとすることにより、トイレットペーパーの柔らかさが良好なものとなる。
トイレットペーパーの吸水度は、3プライ又は4プライが積層された状態で、2.0秒/0.2mL以上4.0秒/0.2mL以下であることが好ましく、2.0秒/0.2mL以上3.4秒/0.2mL以下であることがより好ましく、2.0秒/0.2mL以上2.8秒/0.2mL以下であることが最も好ましい。吸水度は、旧JIS S 3104に基づいて、0.1mLを1滴、滴下する代わりに、0.1mLを2滴、滴下し(1滴目と2滴目の間隔は1秒以内とする)、2滴目を滴下してから時間を測定する。なお、吸水度は、2.0秒以下であっても、2.0秒とみなす。
[エンボスパターン]
本発明のトイレットロールは、3プライの場合は、表面側の1プライがデコレーションエンボス(美粧性を付与するための、凹部の深さの深いエンボスパターン)を有しており、裏面側の2プライがマイクロエンボスを有しており、トイレットロールの表面側の1プライと、少なくともトイレットロールの中間層の1プライとが糊で接着されている。このため、トイレットロールが美粧性に優れたものとなるとともに、デコレーションエンボスが、最も裏面側のプライに強く当接することにより、トイレットロール裏面の滑らかさが低下することがなく、かつ、裏面側の2プライがマイクロエンボスを有していることによって、シートが剥がれにくいものとなる。また、トイレットロールの表面側の1プライと、トイレットロールの中間層の1プライとが糊で接着され、デコレーションエンボスの凸部に付与された糊が裏面側の1プライに到達していない場合には、トイレットロールの裏面の柔らかさが良好なものとなる。
同様に、本発明のトイレットロールが4プライの場合は、表面側の2プライがデコレーションエンボス(美粧性を付与するための、凹部の深さの深いエンボスパターン)を有しており、裏面側の2プライがマイクロエンボスを有しており、少なくともトイレットロールの表面側2プライのうちの、裏面側の1プライと、少なくともトイレットロールの裏面側2プライのうちの、表面側の1プライとが糊で接着されている。このため、トイレットロールが美粧性に優れたものとなるとともに、デコレーションエンボスが、最も裏面側のプライに強く当接することにより、トイレットロール裏面の滑らかさが低下することがなく、かつ、裏面側の2プライがマイクロエンボスを有していることによって、シートが剥がれにくいものとなる。また、トイレットロールの中間層の2プライが、互いに糊で接着され、デコレーションエンボスの凸部に付与された糊が裏面側の1プライに到達していない場合には、トイレットロールの裏面の柔らかさが良好なものとなる。
または、本発明のトイレットロールが4プライの場合、表面側の1プライがデコレーションエンボス(美粧性を付与するための、凹部の深さの深いエンボスパターン)を有しており、裏面側の3プライがマイクロエンボスを有しており、少なくともトイレットロールの表面側の1プライと、マイクロエンボスが付与された3プライのうちの、表面側の1プライとが糊で接着されている。このため、トイレットロールが美粧性に優れたものとなるとともに、デコレーションエンボスが、最も裏面側のプライに強く当接することにより、トイレットロール裏面の滑らかさが低下することがなく、かつ、裏面側の3プライがマイクロエンボスを有していることによって、シートが剥がれにくいものとなる。また、トイレットロールの表面側の1プライと、トイレットロールの表面側から2プライ目の1プライとが糊で接着され、デコレーションエンボスの凸部に付与された糊が裏面側の1プライに到達していない場合には、トイレットロールの裏面の柔らかさが良好なものとなる。
なお、エンボスは、ダブルエンボスであることが好ましい。3プライ以上のトイレットロールにおいて、表面側と裏面側のそれぞれにエンボス処理を行い、トイレットロールの内側に向かって形成される、表面側のトイレットペーパーの凸部と、裏面側のトイレットペーパーの凸部とが、互いに対向して、エンボスパターンの凸部がトイレットロールの表面側の表面やトイレットロールの裏面側の表面に突出しないように積層される。
なお、ここで、表面側とは、トイレットロールの外側面を構成する表面を意味し、裏面側とは、トイレットロールの紙管の内側面を構成する表面を意味する。
本発明において、デコレーションエンボスは、トイレットペーパー上に文字や図柄を構成するエンボスパターンのことを指し、具体的には、植物の図柄、動物の図柄、ロゴ、文字等を構成するエンボスパターンのことを指し、その外径は直径換算で6mm以上であることが好ましく、外径は直径換算で10mm以上であることがより好ましく、外径は直径換算で15mm以上であることが最も好ましい。デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さは0.04mm以上0.55mm以下であることが好ましく、0.10mm以上0.45mm以下であることがより好ましく、0.18mm以上0.35mm以下であることが最も好ましい。デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さを上記の範囲内のものとすることにより、トイレットロールの美粧性が良好となるとともに、デコレーションエンボスの凸部に塗布された糊が、中間層の1プライ以上に接触して、表側の2プライ以上が十分に固定されることとなる。また、長さが1.0cm以上であるデコレーションエンボスの太さは0.3mm以上4.0mm以下であることが好ましく、0.6mm以上3.0mm以下であることがより好ましく、1.0mm以上2.0mm以下であることが最も好ましい。所定以上の長さのデコレーションエンボスの太さを上記の範囲内のものとすることにより、トイレットペーパーの美粧性と柔らかさが良好なものとなり、トイレットロール裏面の滑らかさが好適なものとなる。
一方、本発明において、マイクロエンボスは、外径が直径換算で6mm未満、より好ましくは外径が直径換算で4mm未満、更に好ましくは外径が直径換算で2mm未満の微小なパターンが、以下に示す密度で規則的に並列したパターンを構成するエンボスパターンのことを指す。マイクロエンボスについては、マイクロエンボスの密度が、20個/cm以上100個/cm以下であることが好ましく、40個/cm以上80個/cm以下であることがより好ましく、50個/cm以上70個/cm以下であることがより好ましい。また、マイクロエンボスのエンボスパターンの深さは0.02mm以上0.40mm以下であることが好ましく、0.07mm以上0.30mm以下であることがより好ましく、0.11mm以上0.22mm以下であることがより好ましい。マイクロエンボスの密度及び深さを上記の範囲内のものとすることにより、トイレットロールの裏面側の2プライが固定されて、剥がれにくいものとなる。
本発明においては、トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライが、更にマイクロエンボスを有しており、デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さに対して、マイクロエンボスのエンボスパターンの深さが、30%以上95%以下であることが好ましく、45%以上85%以下であることがより好ましく、60%以上80%以下であることが特に好ましい。表面側の1プライにもマイクロエンボスが施されていることにより、エンボスの触感が良好になると共に、デコエンボス部以外のマイクロエンボス部に糊が付きにくくなり、触感が良好になる。
なお、エンボスパターンの深さDは、マイクロスコープを用いてエンボスの高低差を測定して求める。
マイクロスコープとしては、KEYENCE社製の製品名「ワンショット3D測定マイクロスコープ VR−3100」を使用することができる。レーザマイクロスコープの画像の観察・測定・画像解析ソフトウェアとしては、製品名「VR−H1A」を使用することができる。また、測定条件は、倍率12倍、視野面積24mm×18mmの条件で測定する。なお、測定倍率と視野面積は、求めるエンボスパターンの大きさによって、適宜変更してもよい。測定に用いるトイレットロールは、3プライ以上が積層された状態のシートとする。
まず、図2に示すように、エンボスの周縁frの最短部bを求める。図3(a)は、形状測定レーザマイクロスコープによるX−Y平面上の高さプロファイルを示し、トイレットペーパー表面の高さが濃淡で表されることがわかる。図3(a)の濃色部位が個々のエンボスパターンを示し、図3(a)から1つのエンボスパターンの最短部bを見分けることができる。この最短部bを横切る線分A−Bを引くと、図3(b)に示すようにエンボスパターンの高さ(測定断面曲線)プロファイルが得られる。ここで、X−Y平面画像の色の濃淡で、エンボスの凸部(非エンボス部)と凹部がわかるので、凸部と凹部が隣接している部分を横切るように線分A−Bを決めればよい。
ここで、図3(b)の高さプロファイルは、実際のトイレットペーパーの試料表面の凹凸を表す(測定)断面曲線Sであるが、ノイズ(トイレットペーパーの表面に繊維塊があったり、繊維がヒゲ状に伸びていたり、繊維のない部分に起因した急峻なピーク)をも含んでおり、凹凸の高低差の算出に当たっては、このようなノイズピークを除去する必要がある。
そこで、図4に示すように、高さプロファイルの断面曲線Sから「輪郭曲線」Wを計算し、この輪郭曲線Wのうち、上に凸となる2つの変曲点P1,P2と、変曲点P1,P2で挟まれる最小値を求め、深さの最小値Minとする。さらに、変曲点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。このようにして、エンボスパターンの深さD=最大値Max−最小値Minとする。
なお、「輪郭曲線」は、断面曲線からλc:800μm(ただし、λcはJIS−B0601「3.1.1.2」に記載の「粗さ成分とうねり成分との境界を定義するフィルタ」)より短波長の表面粗さの成分を低域フィルタによって除去して得られる曲線である。λcについては、隣接するエンボス同士のP1の間隔(これを、エンボスピッチという)以上に設定すると、ピークをノイズと認識してしまう可能性があるので、λcをエンボスピッチ未満とする。例えば、エンボスピッチが800μm以下の場合、例えばλc:250μmに設定する。隣接するエンボス同士のP1の間隔は、図4の左又は右に繋がる次のエンボスについて同様にP1,P2を求め、隣接するエンボス同士でP1、P2、P1と並ぶときの2つのP1の間隔である。
同様にして、図3(a)において最短部bに交わる方向での最長部aについてもエンボスパターンの深さDを測定し、最長部aとbの各エンボスパターンの深さDのうち、大きい方の値をエンボスパターンの深さDとして採用する。以上の測定を、トイレットペーパーの表面の任意の10個のエンボスパターンについて行い、その平均値を最終的なエンボス深さDとして採用する。また、エンボスパターンの深さDで任意の10個のエンボスを選定する際には、トイレットロールの外巻の端部(トイレットペーパーを使用し始める位置)から、トイレットロールの巻長の20%に当たる部分で測定する。例えば、巻長が30mの場合、端部から30m×20%=6mの部分で測定する。なお、巻長の20%の部分がミシン目に当たる場合は、ミシン目の外巻側を測定する。
[TS750]
本発明のトイレットロールは、ティシューソフトネス測定装置TSA(Tissue Softness Analyzer;特開2014−233363号公報参照)により、試料台に設置したトイレットロールの裏面側を上にしたサンプルに対し、ブレード付きロータを100mNの押し込み圧力として上から押し込んだ後に回転数2.0(/sec)で回転させ、試料台の振動を振動センサで測定したとき、TSA上のソフトウェアにて自動的に取得した、低周波数側からの最初のスペクトルの極大ピークの強度(TS750)が、3プライ又は4プライが積層された状態で、12dBVrms以上40dBVrms以下であり、16dBVrms以上35dBVrms以下であることがより好ましく、20dBVrms以上30dBVrms以下であることが最も好ましい。また、トイレットロールの表面のTS750は、3プライ又は4プライが積層された状態で、23dBVrms以上53dBVrms以下であることが好ましく、28dBVrms以上48dBVrms以下であることがより好ましく、33dBVrms以上43dBVrms以下であることが最も好ましい。トイレットロールの表面及び裏面のTS750を上記の範囲内のものとすることにより、トイレットロールの表面及び裏面の滑らかさが、ともに良好なものとなる。トイレットロールの裏面のTS750/トイレットロールの表面のTS750は、0.35以上1.10以下であることが好ましく、0.42以上0.95以下であることがより好ましく、0.50以上0.76以下であることが最も好ましい。トイレットロールの表面と裏面とのTS750の比を上記の範囲内のものとすることにより、トイレットロールの表裏の滑らかさの差を小さくすることができる。なお、表面側とは、トイレットロールの外側面を構成する表面を意味し、裏面側とは、トイレットロールの紙管の内側面を構成する表面を意味する。
[DMDT、DCDT]
トイレットペーパーのJIS P 8113に基づく乾燥時の縦方向の引張強さをDMDT(Dry Machine Direction Tensile strength)、乾燥時の横方向の引張強さをDCDT(Dry Cross Direction Tensile strength)とするとき、本発明のトイレットペーパーのDMDTは、3プライ又は4プライが積層された状態で、3.0N/25mm以上7.0N/25mm以下であることが好ましく、3.4N/25mm以上6.0N/25mm以下であることがより好ましく、3.8N/25mm以上5.5N/25mm以下であることが最も好ましい。また、本発明のトイレットペーパーのDCDTは、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.7N/25mm以上2.5N/25mm以下であることが好ましく、0.9N/25mm以上2.0N/25mm以下であることがより好ましく、1.1N/25mm以上1.8N/25mm以下であることが最も好ましい。なお、引張強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行う。DMDT及びDCDTを上記の数値範囲内のものとすることにより、トイレットペーパーがしっかり感と柔らかさに優れたものとなる。引張強さは、公知の方法で調整することができる。
[ミシン目]
本発明のトイレットロールには、トイレットペーパーの切り取り用のミシン目が、トイレットペーパーの縦方向に対して、一定間隔で設けられていることが好ましい。ミシン目を設ける場合、ミシン目の切れ込み線の長さは0.5mm以上3.5mm以下であることが好ましく、ミシン目のつなぎ部の長さが0.3mm以上2.3mm以下であることが好ましい。ミシン目の切れ込み線の長さは1.0mm以上3.0mm以下であることがより好ましく、ミシン目のつなぎ部の長さが0.5mm以上1.8mm以下であることがより好ましい。ミシン目の切れ込み線の長さは1.5mm以上2.5mm以下であることが最も好ましく、ミシン目のつなぎ部の長さが0.7mm以上1.3mm以下であることが最も好ましい。また、ミシン目のボンド率が15%以上60%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることがより好ましく、25%以上40%以下であることが最も好ましい。ミシン目の切れ込み線の長さ、つなぎ部分の長さ、及びボンド率を上記の範囲内のものとすることにより、ミシン目によりトイレットペーパーの各プライが一体化され、各プライが剥がれにくいものとなり、ミシン目の強度も適正になる。なお、切れ込み線の長さとつなぎ部の長さは、少なくともトイレットロールの幅のうち、75mmにおいて測定し、加重平均とする。測定には、一般的な光学顕微鏡等の顕微鏡を用いる。
以下、本発明について実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1から47、比較例1から4>
公知の方法によりパルプ繊維を用いて抄紙し、形成されたシート(湿紙)をヤンキードライヤーで乾燥させ、クレープ処理されながらヤンキードライヤーから剥がし、1次原紙ロールを作成した。次いで、3プライのトイレットロールを作成する場合は2本の一次原紙ロールを積層した2次原紙ロール1本および1次原紙ロール1本を用い、4プライのトイレットロールを作成する場合は2本の一次原紙ロールを積層した2次原紙ロール2本を用いて、表側となる原紙にデコレーションエンボスを、裏側となる原紙にマイクロエンボスを施しながら、デコレーションエンボスの凸部頭頂部に糊を付着させて紙管に巻き取り、所定幅に切断してトイレットペーパーを作成した。トイレットペーパーの特性は、表1から表3に示したとおりとした。
得られたトイレットペーパーについて、30名のモニターにより、使用感、ボリューム感、ゴワゴワ感、破れにくさ、柔らかさ、吸水性、表側の滑らかさ、表側のエンボスの触感、裏面の滑らかさ、裏側のエンボスの触感、表側と裏側の滑らかさの表裏差、デコレーションエンボスの美粧性、接着部のゴワゴワ感、裏側のシートの剥がれにくさ、ミシン目の適正な強度について、5段階評価を行った。評価は、従来品と同等なものを「3」とし、これよりやや優れているものを「4」、優れているものを「5」とした。同様に、「3」より劣っているものを「2」、著しく劣っているものを「1」とした。評価が3から5であれば問題ない。以上の結果を表1から表3にまとめた。
表4にトイレットロールの各パラメータと、各評価項目における評価結果との関係性を示す。本発明のトイレットロールは、表裏両面の滑らかさや柔らかさに優れ、シートの剥がれが少ないものとなった。

Claims (13)

  1. 3プライ又は4プライのトイレットロールであって、
    トイレットロールの表面側の1プライ又は2プライがデコレーションエンボスを有しており、
    トイレットロールの裏面側の2プライ又は3プライがマイクロエンボスを有しており、
    デコレーションエンボスが付与された1プライ又は2プライのうち、裏面側の1プライと、マイクロエンボスが付与された2プライ又は3プライのうち、表面側の1プライと、が糊で接着されており、
    トイレットロールの裏面のTS750が、3プライ又は4プライが積層された状態で、12dBVrms以上40dBVrms以下である、トイレットロール。
  2. 前記マイクロエンボスの密度が、20個/cm以上100個/cm以下であり、前記マイクロエンボスのエンボスパターンの深さが0.02mm以上0.40mm以下である、請求項1に記載のトイレットロール。
  3. トイレットペーパーの坪量が、3プライ又は4プライが積層された状態で、36g/m以上60g/m以下である、請求項1又は2に記載のトイレットロール。
  4. トイレットペーパーの紙厚が、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.20mm以上0.55mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載のトイレットロール。
  5. トイレットロールの表面のTS750が、3プライ又は4プライが積層された状態で、23dBVrms以上53dBVrms以下である、請求項1から4のいずれかに記載のトイレットロール。
  6. 3プライ又は4プライが積層された状態で、トイレットロールの裏面のTS750/トイレットロールの表面のTS750が、0.35以上1.10以下である、請求項1から5のいずれかに記載のトイレットロール。
  7. トイレットペーパーのDMDTが、3プライ又は4プライが積層された状態で、3.0N/25mm以上7.0N/25mm以下であり、DCDTが、3プライ又は4プライが積層された状態で、0.7N/25mm以上2.5N/25mm以下である、請求項1から6のいずれかに記載のトイレットロール。
  8. 前記デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さが0.04mm以上0.55mm以下である、請求項1から7のいずれかに記載のトイレットロール。
  9. トイレットロールの表面側の1プライが、更にマイクロエンボスを有しており、
    デコレーションエンボスのエンボスパターンの深さに対して、マイクロエンボスのエンボスパターンの深さが、30%以上95%以下である、請求項1から8のいずれかに記載のトイレットロール。
  10. 長さが1.0cm以上であるデコレーションエンボスの太さが0.3mm以上4.0mm以下である、請求項1から9のいずれかに記載のトイレットロール。
  11. ミシン目を有しており、ミシン目の切れ込み線の長さが0.5mm以上3.5mm以下である、請求項1から10のいずれかに記載のトイレットロール。
  12. ミシン目を有しており、ミシン目のつなぎ部の長さが0.3mm以上2.3mm以下であり、ミシン目のボンド率が15%以上60%以下である、請求項1から11のいずれかに記載のトイレットロール。
  13. 吸水度が2.0秒/0.2mL以上4.0秒/0.2mL以下である、請求項1から12のいずれかに記載のトイレットロール。
JP2016157046A 2016-08-09 2016-08-09 トイレットロール Active JP6753026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157046A JP6753026B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 トイレットロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157046A JP6753026B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 トイレットロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018023561A true JP2018023561A (ja) 2018-02-15
JP6753026B2 JP6753026B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=61193473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016157046A Active JP6753026B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 トイレットロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6753026B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070073A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日本製紙クレシア株式会社 ロール製品パッケージ
WO2023210056A1 (ja) 2022-04-28 2023-11-02 コアレックス信栄株式会社 トイレットペーパーロールの製造方法
WO2023210057A1 (ja) 2022-04-28 2023-11-02 コアレックス信栄株式会社 トイレットペーパーロールの製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061861A (ja) * 2001-08-29 2003-03-04 Daio Paper Corp ミシン目付きトイレットペーパーロール
JP2007061510A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Daio Paper Corp シート製品およびその製造方法
JP2007061445A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Daio Paper Corp シート製品およびその製造方法
JP2010202986A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Daio Paper Corp 水解性衛生薄葉紙及びトイレットペーパーロール
JP2013070954A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Daio Paper Corp トイレットロールの製造方法及びトイレットロール製品
JP2014073420A (ja) * 2014-01-28 2014-04-24 Nippon Paper Crecia Co Ltd トイレットペーパー製品
WO2014155456A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 王子ホールディングス株式会社 衛生用紙およびその製造方法
JP2014188342A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nippon Paper Crecia Co Ltd 衛生薄葉紙ロール
JP2015126771A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 日本製紙クレシア株式会社 トイレットペーパー及びその製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061861A (ja) * 2001-08-29 2003-03-04 Daio Paper Corp ミシン目付きトイレットペーパーロール
JP2007061445A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Daio Paper Corp シート製品およびその製造方法
JP2007061510A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Daio Paper Corp シート製品およびその製造方法
JP2010202986A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Daio Paper Corp 水解性衛生薄葉紙及びトイレットペーパーロール
JP2013070954A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Daio Paper Corp トイレットロールの製造方法及びトイレットロール製品
WO2014155456A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 王子ホールディングス株式会社 衛生用紙およびその製造方法
JP2014188342A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nippon Paper Crecia Co Ltd 衛生薄葉紙ロール
JP2015126771A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 日本製紙クレシア株式会社 トイレットペーパー及びその製造方法
JP2014073420A (ja) * 2014-01-28 2014-04-24 Nippon Paper Crecia Co Ltd トイレットペーパー製品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070073A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日本製紙クレシア株式会社 ロール製品パッケージ
WO2023210056A1 (ja) 2022-04-28 2023-11-02 コアレックス信栄株式会社 トイレットペーパーロールの製造方法
WO2023210057A1 (ja) 2022-04-28 2023-11-02 コアレックス信栄株式会社 トイレットペーパーロールの製造方法
KR20230157490A (ko) 2022-04-28 2023-11-16 코어렉스신에이가부시키가이샤 화장지 롤의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6753026B2 (ja) 2020-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009356451B2 (en) Fibrous product, embossing roll for producing such fibrous product, and device and method for producing such fibrous product
US20110123773A1 (en) Method and device for producing a multi-ply fibrous product and multi-ply fibrous product
BR112021004430A2 (pt) produto de papel tissue de múltiplas camadas.
US11987030B2 (en) Laminated multi-ply tissue products with improved softness and ply bonding
JP2007061445A (ja) シート製品およびその製造方法
JP6972467B2 (ja) シャワートイレ用トイレットロール
JP6753026B2 (ja) トイレットロール
JP6712496B2 (ja) トイレットロール
JP6186484B1 (ja) トイレットロール
JP2019013336A (ja) キッチンタオルロール
JP6923175B2 (ja) シャワートイレ用トイレットペーパー
JP6801151B2 (ja) トイレットロール
JP6882075B2 (ja) トイレットロール
EP3781742B1 (en) Multi-ply tissue paper product and method of manufacturing the same
JP7019887B2 (ja) トイレットロール
JP2020137868A (ja) トイレットロール
JP6974528B2 (ja) トイレットロールの製造方法
JP6712491B2 (ja) トイレットロール
JP6987163B2 (ja) トイレットロール
JP6996044B2 (ja) シャワートイレ用トイレットロール
JP7028525B2 (ja) トイレットロール
JP6974529B2 (ja) トイレットロールの製造方法
JP6837164B2 (ja) トイレットロール
JP6862643B2 (ja) トイレットロール
JP6186483B1 (ja) トイレットロール

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6753026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350