JP2018023037A - 周波数差検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定周波数に対する使用クロックの周波数の周波数差を高精度で検出することが可能な周波数差検出器を提供する。【解決手段】周波数差検出器14は、伝送信号の送受信処理に使用する使用クロック信号の実際の周波数と、設定周波数との周波数差に対応する量を検出し、クロックラッチ部22は、周波数安定度が高く、使用クロック信号と設定周波数が同じで基準クロック信号の逓倍クロック信号により、使用クロック信号をラッチしてクロックラッチ信号を出力する。カウント信号出力部24は、所定のビット数のカウント信号を出力し、カウント信号ラッチ部25は、クロックラッチ信号に基づき、カウント信号をラッチしてカウント信号値を出力する。累積加算部24は、このカウント信号値の偏差量を累積加算し、所定のカウント期間中に得られた累積加算値を、前記周波数差に対応する量として出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、放送機器や通信機器などの伝送信号の送受信に利用される使用クロック信号の周波数の設定周波数に対する周波数差を検出する技術に関する。
地上ディジタル放送やスマートフォン・セルラーフォンなどの伝送ネットワークシステムにおいては、基地局内(親局−中継局間や中継局−中継局間など)における伝送信号品質を維持するため、送受信処理に使用するクロック信号(以下、「使用クロック信号」という)の周波数を一定偏差以内に抑える必要がある。そのため装置内部で用いる使用クロック信号の周波数偏差量を正確に把握したいという要請もある。
ここで特許文献1には、2つのクロック間の位相差の量をパルス幅で抽出し、この位相差量をカウントアップ、またはカウントダウンして、一方のクロックの遅延量を制御する技術が記載されている。
特開2008−92359号公報:請求項1、段落0040〜0049、0064〜0065、図3
しかしながら、特許文献1に例示されている2つのクロックの周波数差は、30MHz/32MHz、30MHz/30.72MHzや70kHz/71kHzであり、比較されるクロック間の周波数差が大きい。
基地局などで用いる使用クロックには、例えば10−9程度の周波数安定度が要求され、このように、高度の周波数安定性が要求されているクロックの周波数のずれ量を高精度に検出する技術は引用文献1には開示されていない。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、設定周波数に対する使用クロックの周波数の周波数差を高精度で検出することが可能な周波数差検出器を提供することにある。
本発明に係る周波数差検出器は、伝送信号の送受信処理に使用される使用クロック信号の周波数と、当該使用クロック信号の設定周波数との周波数差に対応する量を検出する周波数差検出器であって、
前記使用クロック信号と同等以上の周波数安定度を有し、当該使用クロック信号と設定周波数が同じである基準クロック信号を逓倍した逓倍クロック信号により、前記使用クロック信号をラッチして得られたクロックラッチ信号を出力するクロックラッチ部と、
前記逓倍クロック信号に同期して、予め設定されたビット数のカウント信号を出力するカウント信号出力部と、
前記クロックラッチ部から出力されたクロックラッチ信号に基づき、前記カウント信号出力部から出力されたカウント信号をラッチして得られたカウント信号値を出力するカウント信号ラッチ部と、
前記カウント信号ラッチ部から取得したカウント信号値について、今回取得したカウント信号値と、前回取得したカウント信号値との偏差量を累積加算する累積加算部と、を備え、
予め設定されたカウント期間中に前記偏差量を累積加算して得られた累積加算値を、前記周波数差に対応する量として出力することを特徴とする。
上述の周波数差検出器は、前記伝送信号の周波数変換に用いられる機器の動作クロックが、前記使用クロック信号に基づいて生成され、前記周波数差に対応する量は、前記動作クロックに基づいて動作する機器の動作を補正するための補正値として利用してもよい。
本発明によれば、使用クロック信号と同等以上の周波数安定度を有し、当該使用クロック信号と設定周波数が同じである基準クロック信号を逓倍した逓倍クロック信号を利用するので、前記設定周波数に対する使用クロック信号の周波数差を比較的短い時間で正確に検出することができる。
実施の形態に係る周波数差検出器が設けられている送受信装置のブロック図である。 前記周波数差検出器の構成を示すブロック図である。 前記周波数差検出器の作用を示す第1のタイムチャートである。 前記周波数差検出器の作用を示す第2のタイムチャートである。 前記周波数差検出器の作用を示す第3のタイムチャートである。
図1は、放送機器や通信機器などの伝送ネットワークシステムの基地局に設けられ、本実施の形態に係る周波数差検出器14を備えた送受信装置1のブロック図を示している。
親局や他の中継局から送信され、受信アンテナ102にて受信された伝送信号は、高周波変復調部11にて、例えばマイクロ波帯の送受信周波数の伝送信号が、ベースバンド帯(例えば数十MHz)のベースバンド復調信号に復調された後、ベースバンド変復調部12に入力される。ベースバンド変復調部12では、ベースバンド復調信号をさらに復調して放送用のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号などを得る(ベースバンド受信信号)。
一方、基地局を介して中継されるOFDM信号は、パイロット信号の付加などが行われたうえでベースバンド変復調部12にてベースバンド変調信号に変調された後(ベースバンド送信信号)、さらに高周波変復調部11にて送受信周波数の伝送信号に変調され、中継アンテナ101より送信される。
ベースバンド変復調部12においては、例えば不図示の数値制御発振器(NCO(Numerically Controlled Oscillator)。DDS(Direct Digital Synthesizer)ともいう)などを利用してベースバンド変調信号の生成が行われる。
本例の送受信装置1において、基地局にて使用する使用クロック(設定周波数f01=10MHz)は、PLL(Phased Locked Loop)を含む動作クロック生成部13の基準周波数信号などとして用いられる。動作クロック生成部13からは、既述のベースバンド変調信号を生成する際に利用される、ベースバンド変復調部12内の機器の動作クロック(fclk)が出力される。
ここで例えば、使用クロックを外部から取得する場合には、各基地局に分配される過程において信号の劣化が蓄積されている場合もあり、送受信装置1に入力された時点における実際の周波数f1が、設定周波数f01から変動している可能性もある。また、基地局内で使用クロックを発生させる場合であっても、高精度の発振器を多数、設けることができない場合もある。そして、変動した周波数f1の使用クロックに基づいて得られた動作クロックを用いてベースバンド変調を行うと、伝送信号の劣化を引き起こす要因となるおそれもある。
そこで本例の送受信装置1は、使用クロックと同等(例えば10−9)以上の周波数安定度を有し、当該使用クロックの設定周波数が同じである基準クロック(f02=10MHz)を用いて、使用クロックと基準クロックとの周波数差に対応する量を検出する周波数差検出器14を備えている。基準クロックとしては、例えば送受信装置1と共通の基地局内で得られた外部基準信号を利用する例が挙げられる。基地局内で得られた外部基準信号を利用することにより、例えば基地外から取得した外部基準信号を用いる場合と比較して、分配の過程における劣化のない、周波数安定度の高い基準クロックを利用できる。なお、基準クロックの供給源は、特定の種類の発振器に限定されるものではなく、高精度のOCXO(Oven Controlled Oscillator)や水素メーザー原子発振器、セシウム原子発振器、ルビジウム発振器、TCXOなどを用いてよい。また、使用クロックと同等以上の周波数安定度が得られれば、基地外から外部基準信号を取得してもよいことは勿論である。
図2に示すように周波数差検出器14は、基準クロックを逓倍する逓倍器21と、使用クロックを前記逓倍クロックにてラッチするクロックラッチ部22と、逓倍された基準クロック(逓倍クロック)に同期して、2ビットのカウント信号を出力するカウント信号出力部24と、使用クロックを前記逓倍クロックにてラッチした結果に基づき、前記カウント信号の信号値をさらにラッチするカウント信号ラッチ部25と、カウント信号ラッチ部25から出力されたカウント信号値の偏差量を累積加算する累積加算部26と、累積加算部26にて累積加算された累積加算値の出力タイミングを制御するカウント期間制御部29と、を備えている。
逓倍器21は、基準クロックを16逓倍し、逓倍クロック(B)を出力する。逓倍器21にて基準クロックを逓倍する逓倍数は、「16逓倍」に限定されるものではなく、2逓倍以上の逓倍数を選択することができる。逓倍数を大きくするに連れて、使用クロックと基準クロックとの周波数差の検出分解能が向上し、より短い時間でずれ量を検出することができる。一方で、逓倍数が大きくなりすぎると、高速処理が可能なハードウェアが必要となり、ハードウェアの処理速度に制約がある場合には、周波数差検出精度との間にトレードオフが生じる場合もある。具体的な逓倍数の設定手法については、後述のカウント信号ラッチ部25におけるカウント信号値のビット数の設定と合わせて説明する。
使用クロックの設定周波数f01=10MHz、基準クロックの逓倍数が16逓倍の場合、約6.4[ppt/bit]の周波数差分解能が得られ、最小の周波数差を約16分で検出することができる。
クロックラッチ部22は、使用クロック(A)を逓倍クロック(B)にてラッチしたクロックラッチ信号(C)を出力する。パルス化部23は、クロックラッチ信号の立ち上がりのタイミングでパルス信号(D)を出力する。
カウント信号出力部24は、逓倍クロック(B)に同期して作動する2ビットの遅延回路242と、遅延回路242に対する入力値を「1」ずつ増加させる加算器241とを含む積算器として構成されている。カウント信号出力部24からは、「0(00)→1(01)→2(10)→3(11)」のカウント信号値(E)がこの順で繰り返し出力される。
ここでカウント信号値のビット数は2ビットに限定されるものではない。例えば既述の逓倍器21における逓倍数Nとの関係において、以下の(1)式を満たすビット数を選択することができる。
N=n*(f1/f02)*2 … (1)
ここでNは逓倍器21の逓倍数、mはカウント信号値のビット数、係数nは自然数(1、2、3、…)である。また、(1)式が適用できる条件として、送受信装置1の使用温度範囲における使用クロックf1の周波数変動量をΔf1としたとき、Δf1<<f1(基準クロックを16逓倍する場合は、Δf1が使用クロックf1の6.25%(1/16)以下)であることが必要である。
上記(1)式によると、(f1/f02)≒1であるとき、図2に示す逓倍器21の逓倍数(N=16)は、カウント信号値のビット数m=2、係数n=4の場合であることが分かる。実際には逓倍器21の逓倍数やカウント信号値のビット数は、後述のカウント信号ラッチ部25の出力(F)の変動量やハードウェアの処理速度などを考慮して所望の周波数差検出精度を得られる値が選択される。
カウント信号ラッチ部25は、パルス化部23からパルス信号が出力されたタイミングにてカウント信号出力部24から出力されたカウント信号値をラッチする(F)。
累積加算部26は、さらに偏差量パルス化部261と偏差量カウント部262とを備える。偏差量パルス化部261は、カウント信号ラッチ部25から取得したカウント信号値について、今回取得したカウント信号値と、前回取得したカウント信号値との偏差量(G)を出力する。偏差量カウント部262は、偏差量パルス化部261から出力された偏差量を累積加算する。
さらに周波数差検出器14には、予め設定された時間間隔(カウント期間)に基づき、カウント期間制御部29から出力されるラッチ信号(K)が入力されたタイミングにて、偏差量カウント部262から入力された偏差量の累積加算値(H)をラッチして出力する累積加算値ラッチ部27と、累積加算値ラッチ部27の出力値中の不要成分を除去するフィルタ部28とを備えている。
以上の構成を備えた周波数差検出器14の作用について、図3、図4を参照しながら説明する。
図3、図4は、周波数差検出器14に入力された使用クロックの実際の周波数f1が、設定周波数(f01=10MHz)よりも小さい(使用クロック間隔が長い)ケースを示している。
使用クロック(A)を逓倍クロック(B:基準クロックの16逓倍クロック)でラッチすると、クロックラッチ信号(C)が得られる。具体的には、逓倍クロックの立ち上がり時の使用クロックの値をラッチし、クロックラッチ信号として出力する。
さらにこのクロックラッチ信号の立ち上がりのタイミングで、パルス化部23よりパルス信号(D)を出力する。
一方、カウント信号出力部24においては、逓倍クロック信号に同期して、カウント信号値(E:0、1、2、3)がこの順で繰り返し出力されている。そして、パルス化部23よりパルス信号が出力されたタイミングでラッチされたカウント信号値(F)がカウント信号ラッチ部25から偏差量パルス化部261へと出力される。
偏差量パルス化部261は、カウント信号ラッチ部25からカウント信号値を取得したとき、今回取得したカウント信号値と、前回取得したカウント信号値との偏差量(G)を出力する。
例えば図3において、パルス信号D2が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「1→2」へ変化し、偏差量「1」が出力されている。また、パルス信号D3が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「2→2」のまま変化なく、偏差量パルス化部261から出力される偏差量は「0」である。そして、パルス信号D4が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「2→3」へ変化し、偏差量「1」が出力されている。
なお、2ビットのカウント信号値を出力するカウント信号出力部24において、カウント信号値が「3→0」に変化したときの偏差量は「1」である。
偏差量カウント部262は、偏差量パルス化部261から取得した偏差量を累積加算した累積加算値を出力する(H)。ここで図3に示すように、偏差量カウント部262から出力される偏差量の累積加算値が「+1」変化するのに要するパルス信号D2〜D4の時間間隔は、下記(2)式で計算できることが分かっている。
時間間隔t=abs(f1/(f1−f01)/f02)
=(f1/|f1−f01|)*(1/f02) … (2)
(2)式によると、設定周波数(f01)に対する使用クロックの実際の周波数(f1)のずれ量(周波数差:f1−f01)が大きくなるに連れて、時間間隔tは小さくなる。一方、上記ずれ量が小さくなるに連れて、時間間隔tは大きくなる傾向がある。使用クロックの周波数が設定周波数と一致している場合には、累積加算値は、ゼロのまま変化しない。
以上の関係から、あるカウント期間を設定したとき、前記ずれ量が大きい場合には、当該カウント期間中に累積加算される累積加算値は大きくなり、ずれ量が小さい場合には、当該カウント期間中に累積加算される累積加算値は小さくなる関係が導き出される。即ち、累積加算値は、設定周波数(f01)に対する使用クロックの周波数(f1)のずれ量に対応する量であるといえる。
そこで図4に示すように、本例の周波数_差検出器14は、カウント期間制御部29からラッチ信号(K)が入力されたタイミングにて偏差量カウント部262から入力される累積加算値(H)をラッチし、前記ずれ量に対応する量(L:使用クロックの実際の周波数と、設定周波数との周波数差に対応する量)として出力する。図4に示す例では、先のラッチ信号が入力されたタイミングと、後のラッチ信号が入力されたタイミングとでLの値が「785→786」に増加しているので、ずれ量が増加していることが分かる。
なお、カウント期間制御部29からラッチ信号を出力する間隔(カウント期間)の設定例については後述する。また、累積加算値ラッチ部27からずれ量に対応する量を出力するタイミングにて、偏差量カウント部262の累積加算値はリセットされる。
以上、図3、図4を参照しながら、使用クロックの周波数f1が、設定周波数(f01=10MHz)よりも小さいケースを説明した。これに対して図5は、使用クロックの実際の周波数f1が、設定周波数よりも大きい(使用クロックが短い)ケースを示している。
この場合には、パルス化部23よりパルス信号が出力されたタイミングでラッチされたカウント信号値(F)は、次第に減少していく。即ち、パルス信号D2が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「1→0」へ変化し、偏差量「−1」が出力されている。パルス信号D3が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「0→0」のまま変化なく、偏差量パルス化部261から出力される偏差量は「0」である。そして、パルス信号D4が出力されたタイミングの前後では、偏差量パルス化部261が取得するカウント信号値は「0→3」へ変化する。ここで、2ビットのカウント信号値を出力するカウント信号出力部24において、カウント信号値が「0→3」に変化したときの偏差量(3−0)は2の補数で「−1」とする。
そして、偏差量パルス化部261から負の偏差量(G)が出力された場合には、偏差量カウント部262にて算出される累積加算値も次第に負の方向へ減少していく(図5のH)。
このように、本例の周波数差検出器14は、設定周波数(f01)に対する使用クロックの周波数(f1)のずれ量に対応する量を出力する際に、使用クロックの周波数のずれ方向に応じて、符号の異なる値を出力することができる。
図1を用いて説明したように、本例の送受信装置1は、ベースバンド変復調部12内の機器にてベースバンド変調信号を生成するにあたり、動作クロック生成部13から出力された動作クロックを利用する。この動作クロック生成部13は、使用クロックに基づいて動作クロックを生成するので、使用クロックにずれ量が含まれる場合には、当該ずれ量の影響が動作クロックにも含まれることとなり、ベースバンド変調を実行するベースバンド変復調部12内の機器の動作も前記ずれ量の影響を受ける。そこで、周波数差検出器14にて使用クロックの正確なずれ量を把握し、ベースバンド変調を実行する機器の動作を補正する補正値として利用することにより、高精度のベースバンド変調を実行することができる。
本実施の形態に係る周波数差検出器14によれば以下の効果がある。使用クロックと同等以上の周波数安定度を有し、当該使用クロックと設定周波数が同じである、外部基準信号などから得られた基準クロックを用い、この基準クロックを逓倍して得られた逓倍クロックを利用するので、前記設定周波数に対する使用クロック信号の周波数差を比較的短い時間で正確に検出することができる。
ここで、図2〜図4を用いて説明した周波数差検出器14においては、カウントアップ型のカウント信号出力部24を用いる例を示したが、カウント信号値をカウントダウン(3→2→1→0)する構成を採用してもよい。この場合には、累積加算値(H)の符号と、使用クロックの周波数のずれ方向との対応関係が、図2〜図4を用いて説明した例とは反対になる。
1 送受信装置
12 ベースバンド変復調部
121 NCO
13 動作クロック生成部
14 周波数差検出器
21 逓倍器
22 クロックラッチ部
23 パルス化部
24 カウント信号出力部
25 カウント信号ラッチ部
26 累積加算部
29 カウント期間制御部
31 周波数補正部

Claims (2)

  1. 伝送信号の送受信処理に使用される使用クロック信号の周波数と、当該使用クロック信号の設定周波数との周波数差に対応する量を検出する周波数差検出器であって、
    前記使用クロック信号と同等以上の周波数安定度を有し、当該使用クロック信号と設定周波数が同じである基準クロック信号を逓倍した逓倍クロック信号により、前記使用クロック信号をラッチして得られたクロックラッチ信号を出力するクロックラッチ部と、
    前記逓倍クロック信号に同期して、予め設定されたビット数のカウント信号を出力するカウント信号出力部と、
    前記クロックラッチ部から出力されたクロックラッチ信号に基づき、前記カウント信号出力部から出力されたカウント信号をラッチして得られたカウント信号値を出力するカウント信号ラッチ部と、
    前記カウント信号ラッチ部から取得したカウント信号値について、今回取得したカウント信号値と、前回取得したカウント信号値との偏差量を累積加算する累積加算部と、を備え、
    予め設定されたカウント期間中に前記偏差量を累積加算して得られた累積加算値を、前記周波数差に対応する量として出力することを特徴とする周波数差検出器。
  2. 前記伝送信号の周波数変換に用いられる機器の動作クロックが、前記使用クロック信号に基づいて生成され、
    前記周波数差に対応する量は、前記動作クロックに基づいて動作する機器の動作を補正するための補正値として利用されることを特徴とする請求項1に記載の周波数差検出器。
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