JP2018021418A - 基礎構造物及び基礎構造物の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造により軽量化を図ることができる基礎構造物を提供することを目的とする。【解決手段】基礎構造物1は、地上で線状に延在する線状構造体3を支持する基礎構造物であって、線状構造体3と地盤100との間に介在し線状構造体3を保持する基礎本体部5と、地盤100に埋設され、地盤100の方向への引張力によって基礎本体部5を地盤100に固定するアンカー部7と、を備える。また、地盤100中に設けられ、アンカー部7が埋設される地盤改良体を備えるようにしてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は基礎構造物及び基礎構造物の施工方法に関するものである。
従来、構造物を支持するための基礎構造物の方式として、構造物の荷重を地盤に直接伝達する直接基礎や、地盤に打ち込んだ杭を介して構造物の荷重を強固な支持層に伝達する杭基礎などが知られている(下記非特許文献1参照)。
「道路橋示方書・同解説(I共通編・IV下部構造編)」、改訂版第1刷、社団法人日本道路協会、平成14年3月、p.292、351
直接基礎を用いる場合、直接基礎が転倒するような回転力を支持するために、直接基礎の幅が大きくなる傾向がある。従って、直接基礎の重量が大きくなり、材料の使用量も多くなる。一方、杭基礎によれば、杭を施工する手間が大きい。このような問題に鑑み、本発明は、簡易な構造により軽量化を図ることができる基礎構造物及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明の基礎構造物は、地上に配置される構造体を支持する基礎構造物であって、構造体と地盤との間に介在する基礎本体部と、地盤に埋設され地盤の方向への引張力によって基礎本体部を地盤に固定するアンカー部と、を備える。
この基礎構造物では、基礎本体部がアンカー部の引張力によって地盤に固定される。仮にアンカー部が無い場合を考えると、基礎本体部を転倒させるような回転力によって地盤が崩壊しないように、基礎本体部の軸方向の寸法を大きくする必要がある。これに対し、本発明の基礎構造物によれば、アンカー部の引張力が上記の回転力に抵抗するので、基礎本体部の寸法を大きくする必要性が低い。よって、基礎本体部を小型化、軽量化することができる。また、引張力によって基礎本体部を地盤に固定するアンカー部は、引張部材で構成することができるので、この基礎構造物は、杭基礎などに比べて簡易に構築することができる。
また、地盤中に設けられ、アンカー部の少なくとも一部が埋込まれる地盤改良体を備えるようにしてもよい。この構成によれば、基礎本体部と地盤中の地盤改良体とがアンカー部を介して接続される。
また、アンカー部は、基礎本体部に接続された第1アンカー部と第2アンカー部とを備え、第1アンカー部と第2アンカー部とは、下方に向かうに従って互いに離れるように傾斜して延在しているようにしてもよい。
この構成によれば、基礎本体部に作用する水平力や回転力に対して、第1アンカー部及び第2アンカー部が効率良く抵抗する。
また、アンカー部の上端は、アンカープレートとナットによって基礎本体部に定着されているようにしてもよい。
また、基礎本体部は、地盤に当接する底面に設けられ地盤に食込むせん断キーを有するようにしてもよい。このせん断キーにより、地盤上での基礎本体部の移動が抑制される。
本発明の基礎構造物の施工方法は、地上に配置される構造体を支持する基礎構造物の施工方法であって、地盤に硬化性材料を混合して地盤改良体を形成する地盤改良工程と、地盤改良体が硬化する前に、引張材であるアンカー部を地盤改良体に挿入するアンカー部設置工程と、地盤改良体の硬化後に、構造体を保持するための基礎本体部を地盤上に設置し、地盤改良体から上方に突出するアンカー部を基礎本体部に設けられた貫通穴に貫通させる基礎本体部設置工程と、貫通穴の上方に突出したアンカー部を基礎本体部に定着させ、アンカー部に引張力を付与するアンカー定着工程と、を備える。
本発明の基礎構造物によれば、簡易な構造により基礎本体部の軽量化を図ることができる基礎構造物及びその施工方法を提供することができる。
第1実施形態に係る基礎構造物を用いた線状構造体の設置の状態を示す断面図である。 (a)は、基礎構造物を示す断面図であり、(b)は基礎構造物の基礎本体部を示す平面図である。 基礎本体部5及び線状構造体3を示す斜視図である。 (a)〜(d)は、基礎構造物の施工方法を示す断面図である。 第2実施形態に係る基礎構造物の断面図である。
〔第1実施形態〕
図1〜図3を参照しつつ本発明に係る基礎構造物の第1実施形態について詳細に説明する。図1は、基礎構造物1を用いた線状構造体3の設置の状態を示す断面図である。図2(a)は、基礎構造物1を示す断面図であり、図2(b)は基礎構造物1の基礎本体部5を示す平面図である。図3は、基礎本体部5及び線状構造体3を示す斜視図である。なお、各図面においては、特徴点を誇張して描写する場合があるため、図面上の各部の寸法比は必ずしも他の図面や以下の説明とは一致しない。
基礎構造物1は、地盤100に対して線状構造体3を設置するために用いられる。線状構造体3は、地表面に沿って地上で線状に延在するように配置される構造体であり、例えば、パイプライン、ケーブル配管、配送管等であってもよい。線状構造体3は例えば工場敷地内で地上に設置される配管であり、水やLNG(液化天然ガス)等の液体を搬送する配管であってもよく、気体を搬送する配管であってもよい。このように配管等を支持する構造物は、一般に「パイプスリーパー」などと呼ばれる場合もある。本実施形態においては、元々の地盤100が比較的軟弱な地盤であるため、地盤100の上層部には所定の地盤改良が施され、地盤改良体101が形成されている。
線状構造体3は、複数の基礎構造物1によって支持され、地盤100と線状構造体3との間に基礎本体部5が介在することで、地表面100aから所定の高さ位置において地表面100aとほぼ平行に延在している。以下、地表面100aは水平面であり、線状構造体3は水平に直線状に延在する場合を例として説明する。また以下では、鉛直方向をZ方向、線状構造体3の延在方向をY方向、Z方向及びY方向の双方に直交する方向をX方向とする。
図1に示されるように、地盤100上には、複数の基礎構造物1がY方向に直線状に略等間隔で配置されている。基礎構造物1は、コンクリートからなる基礎本体部5と、地盤100に埋設され基礎本体部5を地盤100に固定するアンカー部7と、を備えている。
基礎構造物1の基礎本体部5は、その底面5aを地盤100に当接させた状態で、地表面100a上に設置されている。線状構造体3は、複数の基礎本体部5上に架設されるように、各基礎本体部5に取り付けられ支持されている。基礎本体部5同士のY方向の間隔は、例えば約7mである。図3に示されるように、複数本(例えば、5〜6本程度)の線状構造体3がX方向に並設された状態で基礎本体部5上に架設されている。
基礎本体部5は、逆T字形をなしており、水平に広がる矩形板状の基礎スラブ11と、基礎スラブ11の中央部から上方に延在するように立設されたペデスタル13とを備えている。ペデスタル13は、Y方向に直交する平面に沿って広がる矩形板状をなす。また、基礎本体部5は、底面5aの中央部において下方に突出するように設けられたせん断キー15を備えている。せん断キー15は、X方向に延在する凸条部をなしており、せん断キー15が地盤100に食込んでいる。このせん断キー15が基礎本体部5へのY方向の水平力に抵抗し、基礎本体部5のY方向への横滑りが抑制される。
基礎本体部5は、プレキャストコンクリートであってもよく、ハーフプレキャストコンクリートとして形成されてもよく、場所打ちコンクリートで形成されてもよい。また、基礎スラブ11とペデスタル13とが別体のプレキャストコンクリートで形成されていてもよい。基礎スラブ11のY方向の寸法は例えば約3mであり、基礎スラブ11のX方向の寸法は例えば約4mであり、ペデスタル13のZ方向の寸法は例えば約1mである。
アンカー部7は、基礎スラブ11の四隅のそれぞれに接続され、鉛直方向に延在している。アンカー部7の材料としては、例えば、PC鋼材又は総ネジ鉄筋を採用することができる。また、上記のPC鋼材は、PC鋼棒であってもよく、PC鋼より線であってもよい。アンカー部7のうち地盤100中に埋込まれた部分(以下、アンカー部7の地中部分という)は、少なくともその一部が地盤改良体101に埋込まれており、地盤100に対して強固に定着されている。ここでは、図1に示されるように、アンカー部7の地中部分全体が地盤改良体101中に埋込まれているものとする。地盤改良体101に対してアンカー部7を強固に定着させるために、アンカー部7の下端には当該アンカー部7よりも大径の定着プレート7aが取り付けられている。なお、アンカー部7の地中部分の長さは、例えば7〜8mである。
アンカー部7が接続される基礎スラブ11の四隅には、上下に貫通する貫通穴17が形成されている。アンカー部7のうち地表面100aから上方に突出した部分(以下、アンカー部7の地上部分という)は、貫通穴17に挿通されている。そして、貫通穴17から突出したアンカー部7の上端には、貫通穴17より大きいアンカープレート19と、当該地上部分に螺合するナット21が取り付けられている。なお、このようなナット21の取付けを可能にするためにアンカー部7の上端部には雄ネジ部が設けられている。この状態でナット21が締め付けられることで、アンカー部7に緊張力が付与され、アンカー部7からの引張力がアンカープレート19を介して基礎スラブ11の上面に伝達される。このような構造により、アンカー部7の上端が基礎本体部5に定着され、アンカー部7の引張力によって基礎本体部5が地盤100に押し付けられ固定される。このように、アンカー部7は、下方への引張力によって基礎本体部5を地盤100に固定する引張材として機能する。
基礎構造物1において、線状構造体3は、配管保持部材23を介してペデスタル13の上面13aに取り付けられる。配管保持部材23は、例えば、ペデスタル13の上面13aに対して、Y方向にスライド可能に設置されると共に、線状構造体3を挿入させ保持するリング状をなす。ペデスタル13をY方向にスライド可能にする機構としては、公知の機構を適宜採用すればよい。配管保持部材23がY方向にスライド可能であるので、線状構造体3のY方向の伸縮や変位を吸収することができる。また、ペデスタル13の上面13aと配管保持部材23との間に、高さ調整用のプレートが挟み込まれてもよい。このような高さ調整用プレートによって、ペデスタル13の上面13aの不陸分を微調整し線状構造体3を一定の高さ位置で保持することができる。
続いて、図4を参照しながら基礎構造物1の施工方法の一例について説明する。ここでは、基礎本体部5がプレキャストコンクリートで形成されている場合を例として説明する。
(地盤改良工程)
まず、図4(a)に示されるように、地盤100の上層部に所定の地盤改良が施され、地盤改良体101が形成される。地盤改良の方法としては、パワーブレンダー工法、表層混合処理工法、機械式混合攪拌工法などの公知の地盤改良法が採用される。この地盤改良では、地盤100中の土に対してセメント等の水硬性材料(硬化性材料)が混合撹拌され、土と水硬性材料との混合物が硬化することで、地盤改良体101が形成される。例えば、地盤改良体101は、地表面100aから後工程で設置するアンカー部7の下端よりも深い位置までの範囲に形成される。
(アンカー部設置工程)
次に、図4(b)に示されるように、上記の地盤改良体101が硬化する前に、地表面100aから下方に向けて地盤改良体101にアンカー部7を挿入する。このとき、アンカー部7の上端近傍の部分を地表面100aから上方に突出させて前述の地上部分とする。また、アンカー部7の下端は、地盤改良体101の下端に到達しない深さまで侵入する。ここでは、後工程で設置する基礎本体部5の貫通穴17に対応する配置で4本のアンカー部7が挿入される。その後、地盤改良体101が硬化すれば、各アンカー部7の地中部分が地盤改良体101に埋込まれた状態となる。
(基礎本体部設置工程)
その後、図4(c)に示されるように、上記の4本のアンカー部7の地上部分を各貫通穴17に挿通させながら、地盤100上に基礎本体部5を載置する。このとき、事前に地盤改良体101上部に切り込みを入れ、モルタルを敷いておくことで、基礎本体部5の重量によって、せん断キー15が地盤100に食い込むと共に、底面5aが地表面100aに当接する。
(アンカー定着工程)
地盤改良体101の硬化後、図4(d)に示されるように、貫通穴17の上方に突出した各アンカー部7の上端部にアンカープレート19とナット21とを取り付け、ナット21を締め付ける。これにより、アンカー部7が基礎本体部5の基礎スラブ11の上面に定着され、アンカー部7には、基礎本体部5を下方に引き込む引張力が付与される。この引張力によって、基礎本体部5は地盤100に対して強固に固定される。なお、基礎スラブ11の上面に設置したジャッキによってアンカー部7に緊張力を付与して定着させてもよい。基礎スラブ11上面に位置するアンカー部7の上端部には、カバーコンクリート、防食塗装などによって腐食防止がはかられる。
続いて、基礎構造物1による作用効果について説明する。
線状構造体3を支持する基礎構造物1には、鉛直力、水平力、X軸周りの回転力等の外力に対して転倒、横滑り、傾斜などせず安定していることが求められる。基礎構造物1では、基礎本体部5がアンカー部7の引張力によって地盤100に固定される。仮にアンカー部7が無い場合を考えると、Y方向へ基礎本体部5を転倒させるような回転力(X軸周りの回転力)によって地盤100が崩壊しないように、基礎本体部5のY方向の寸法を大きくする必要がある。これに対し、基礎構造物1によれば、アンカー部7の引張力が上記の回転力に抵抗するので、基礎本体部5のY方向の寸法を大きくする必要性が低い。よって、基礎本体部5を小型化、軽量化することができる。また、引張力によって基礎本体部5を地盤100に固定するアンカー部7は、引張部材で構成することができるので、この基礎構造物1は、杭基礎などに比べて簡易に構築することができる。また、アンカー部7によって基礎本体部5が地盤100に対して比較的強固に固定されるので、基礎本体部5に水平力が作用した場合にも、基礎本体部5が容易に横滑りしない。また、地盤100の表層部が地盤改良されているので、基礎本体部5が鉛直力によって沈下することも抑制される。
また、基礎本体部が小型化されることにより、当該基礎本体部5のプレキャスト化が容易になる。すなわち、一般的にプレキャストコンクリート部材は、運搬や取扱いを考慮して一定の重量に抑える必要があるところ、小型の基礎本体部5であれば、プレキャスト化しても運搬や取扱いが可能である。そして、基礎本体部5をプレキャスト化すれば、基礎本体部5を場所打ちで構築する場合に比較して、現場作業の期間の短縮が図られる。
〔第2実施形態〕
続いて、図5を参照しながら本発明の基礎構造物の第2実施形態について説明する。本実施形態の基礎構造物51において、第1実施形態の基礎構造物51と同一又は同等な構成要素には同一符号を付し重複する説明を省略する。図5に示される基礎構造物51は、鉛直方向に延在するアンカー部7に代えて、傾斜したアンカー部57a,57bを備えている。
アンカー部57a(第1アンカー部)は、貫通穴17aの位置で基礎本体部5に接続されている。アンカー部57b(第2アンカー部)は、貫通穴17aとは+Y方向にずれた貫通穴17bの位置で基礎本体部5に接続されている。そして、アンカー部57aとアンカー部57bとは、下方に向かうに従って互いにY方向に離れるように傾斜して延在している。すなわち、アンカー部57aの下端は上端よりも−Y方向にずれた位置にあり、アンカー部57bの下端は上端よりも+Y方向にずれた位置にある。更に換言すれば、YZ平面に投射した場合に、アンカー部57aとアンカー部57bとが八の字型を呈している。この構成によれば、基礎本体部5に作用する水平力やX軸周りの回転力に対する、アンカー部57a,57bの抵抗力が向上する。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
例えば、上述の実施形態では、地盤100が比較的軟弱である場合を例として説明しているが、本発明の基礎構造物は地盤改良を行わない強固な地盤に構築することも可能である。この場合、アンカー部7を設置する際には、地盤にアンカー部7の設置のためのボーリングを行えばよい。また、前述の通り、基礎本体部5を場所打ちコンクリートやハーフプレキャストコンクリートで形成してもよい。この場合、アンカー部設置工程の後、アンカー部7の地上部分にシースを挿入した状態で基礎本体部5のコンクリートを打設することで、アンカー部7が挿入された状態の貫通穴17が形成される。
また、実施形態では地盤100の表層部を地盤改良しているが、地盤100の地中の地盤改良を行い、例えばアンカー部7の下端の近傍のみが地盤改良体であってもよい。また、地盤100の表層部をY方向に連続させて地盤改良することも必須ではなく、1つの基礎構造物1に対して、アンカー部7を埋込むための地盤改良体を1カ所ずつ形成してもよい。また、基礎構造物1において基礎本体部5に接続されるアンカー部7は4本には限定されず、アンカー部7の本数は適宜設計によって決定すればよい。また、実施形態では、地上に線状に配置される線状構造体を支持する基礎構造物1を例として説明しているが、本発明は線状構造体用の基礎構造物だけでなく、ボイラー、サイロ、機械設備などの他の構造体を支持する基礎構造物にも適用できる。
1,51…基礎構造物、3…線状構造体、5…基礎本体部、5a…底面、7…アンカー部、15…せん断キー、19…アンカープレート、21…ナット、100…地盤、101…地盤改良体。

Claims (6)

  1. 地上に配置される構造体を支持する基礎構造物であって、
    前記構造体と地盤との間に介在する基礎本体部と、
    前記地盤に埋設され前記地盤の方向への引張力によって前記基礎本体部を前記地盤に固定するアンカー部と、を備える基礎構造物。
  2. 前記地盤中に設けられ、前記アンカー部の少なくとも一部が埋込まれる地盤改良体を備える、請求項1に記載の基礎構造物。
  3. 前記アンカー部は、
    前記基礎本体部に接続された第1アンカー部と第2アンカー部とを備え、
    前記第1アンカー部と第2アンカー部とは、下方に向かうに従って互いに離れるように傾斜して延在している、請求項1又は2に記載の基礎構造物。
  4. 前記アンカー部の上端は、アンカープレートとナットによって前記基礎本体部に定着されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の基礎構造物。
  5. 前記基礎本体部は、
    前記地盤に当接する底面に設けられ前記地盤に食込むせん断キーを有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の基礎構造物。
  6. 地上に配置される構造体を支持する基礎構造物の施工方法であって、
    地盤に硬化性材料を混合して地盤改良体を形成する地盤改良工程と、
    前記地盤改良体が硬化する前に、引張材であるアンカー部を前記地盤改良体に挿入するアンカー部設置工程と、
    前記地盤改良体の硬化後に、前記構造体を保持するための基礎本体部を前記地盤上に設置し、前記地盤改良体から上方に突出する前記アンカー部を前記基礎本体部に設けられた貫通穴に貫通させる基礎本体部設置工程と、
    前記貫通穴の上方に突出した前記アンカー部を前記基礎本体部に定着させ、前記アンカー部に引張力を付与するアンカー定着工程と、を備える、基礎構造物の施工方法。
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