JP2018021380A - 金属製足場板の固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】断面が溝形の底部を有する補強用側板部を左右両側辺に備えている金属製の足場板を、水平に架設された足場板支持用鋼管の上に、簡単に且つ強固に固定出来る金具を提供する。
【解決手段】足場板支持用鋼管3を把持するクランプ12のベース部材15の平坦底板部15bに、1本の取付け用ボルトナット18を介して取り付けられた足場板係止板13に、ベース部材15の横側方に延出する延出板部20aと、その遊端から足場板支持用鋼管3の側へ折曲形成された係止片21aが設けられ、この係止片21の下側縁24が、足場板係止板13に対して傾斜し、この係止片21の下側縁24を、金属製足場板2の補強用側板部7aの下側水平板部9上に当接させたとき、取付け用ボルトナット18が金属製足場板2の長さ方向に対して傾斜する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水平に架設された足場板支持用鋼管の上に載置された金属製足場板を、当該足場板支持用鋼管に固定するための金具に関するものである。
仮設足場は、垂直に立設された支柱用鋼管を利用して、同一高さで水平に架設された少なくとも2本の足場板支持用鋼管の上に足場板を載置して組み立てられるが、安全性を高めるために前記足場板は、足場板支持用鋼管に固定される。特許文献を示すことは出来ないが、一般的には、番線を利用して足場板を足場板支持用鋼管に固定していた。木材を帯状に裁断された木製足場板の場合は、番線により足場板支持用鋼管に足場板を緊縛することになるが、近年は、金属製足場板、即ち、帯状金属板の両側辺下側に、補強用側板部が折曲連設された金属製足場板、が多用されている。
上記のような金属製足場板では、両側辺下側に連設されている補強用側板部の強度を高めるために、当該補強用側板部を、表面帯状板部から折曲連設された垂直側板部と、この垂直側板部の下側辺から内側に折曲連設された水平板部と、この水平板部の内側辺から上向きに折曲連設された垂直立ち上がり板部とから成る溝形断面形状に構成されている。このような金属製足場板を、番線で足場板支持用鋼管に緊縛する方法では、番線が金属製足場板の外周面となじみ難いので、がたつきなく強固に足場板支持用鋼管に緊縛することが困難であるだけでなく、表面に露出している番線が、この足場板上を歩行する作業者の足に引っ掛かり易く、安全面でも問題があった。換言すれば、上記のような金属製足場板を、比較的簡単に、しかも当該金属製足場板の内側空間を利用して強固に、足場板支持用鋼管に固定出来るような金具は、考えられていなかった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる金属製足場板の固定金具を提案するものであって、本発明に係る金属製足場板の固定金具は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、水平に架設された足場板支持用鋼管(3)の上に載置された金属製足場板(2)を前記足場板支持用鋼管(3)に固定する金具であって、前記足場板支持用鋼管(3)に着脱自在に締結されるクランプ(12)と、このクランプ(12)に取り付けられた足場板係止板(13)とから成り、前記クランプ(12)は、連結支軸(14)を介して互いに開閉自在に連結されたベース部材(15)とカバー部材(16)、及びベース部材(15)の遊端部とカバー部材(16)の遊端部とを互いに締結する係脱自在なクランプ用ボルトナット(17)から成り、前記足場板係止板(13)は、前記ベース部材(15)の平坦底板部(15b)の外側に、1本の取付け用ボルトナット(18)で取り付けられた取付け板部(19)と、この取付け板部(19)から一体に連設された係止片(21a)から成り、前記取付け用ボルトナット(18)は、前記取付け板部(19)の外側にナット(18b)が位置する向きに配置され、前記平坦底板部(15b)と前記足場板係止板(13)の取付け板部(19)には、互いに嵌合して前記取付け用ボルトナット(18)の周りの相対回転を阻止する回り止め用突起(22a)と孔(23a)が設けられ、前記取付け板部(19)には、前記クランプ(12)のベース部材(15)の外側へ、前記足場板支持用鋼管(3)の長さ方向に延出する延出板部(20a)が連設され、この延出板部(20a)は、その遊端の巾が前記取付け板部(19)の巾よりも狭められ、前記係止片(21a)は、前記延出板部(20a)の遊端から、前記足場板支持用鋼管(3)のある側に折曲形成され、この係止片(21a)の下側縁は、前記取付け板部(19)の表面に対して傾斜した構成になっている。
上記本発明の構成によれば、前記取付け用ボルトナットが、先に説明した構造の金属製足場板の裏面の直下に位置する向きで、クランプを当該金属製足場板の内側に入り込ませると共に、傾斜下側縁が下向きになっている前記係止片を、前記金属製足場板の補強用側板部の内側に入り込ませる。この状態でクランプのカバー部材を上動させて、ベース部材とカバー部材とで、水平に架設されている足場板支持用鋼管を挟み込み、クランプ用ボルトナットでベース部材の遊端部とカバー部材の遊端部とを互いに締結するのであるが、このとき、前記係止片の傾斜下側縁の全域が、金属製足場板の補強用側板部における垂直側板部と垂直立ち上がり板部との間の水平板部上に当接するように、クランプを足場板支持用鋼管の周りに回転させた状態で、クランプ用ボルトナットによる締結作業を行う。この結果、前記係止片の傾斜下側縁と足場板支持用鋼管との間で、金属製足場板の補強用側板部における水平板部を、前記係止片の傾斜下側縁の全域が前記水平板部上に当接する状態で、挟持固定することが出来る。
上記のようにクランプを、足場板支持用鋼管の所定位置に所定向きで、クランプ用ボルトナットにより締結させるだけの比較的簡単で迅速に行える操作により、金属製足場板を足場板支持用鋼管に強固に固定することが出来る。しかも金属製足場板側には特別な加工も不要である。勿論、金属製足場板の外側に何も突出させないで済むので、安全性も確保出来る。
更に、上記本発明の構成によれば、前記係止片が、前記足場板支持用鋼管の軸心方向から見た側面視において、前記取付け用ボルトナットの軸心に対して当該係止片の巾の中心が、前記クランプ用ボルトナットのある側に偏る位置にあると共に、当該係止片の下側縁は、前記取付け板部の表面からの高さが、前記クランプ用ボルトナットのある側が高くなる向きに傾斜した構成になっているので、上記のように足場板支持用鋼管上に金属製足場板を固定したとき、前記足場板支持用鋼管の軸心方向から見た側面視において、前記取付け用ボルトナットが自動的に一定角度傾斜することになり、この取付け用ボルトナットが垂直姿勢になる場合と比較して、金属製足場板の補強用側板部の高さが低くとも、前記取付け用ボルトナットの上端(ボルトの遊端)が金属製足場板の裏面に干渉する恐れを回避出来る。又、係止片をクランプへ取り付けるための取付け板部には、係止片の巾に影響されずに十分な巾を持たせて、大径の取付け用ボルトナットと、突起と孔とによる回り止め構造の適用を可能にし、溶接などを利用せずに、強固に係止片をクランプに取り付けることが出来る。しかも係止片の巾は、前記取付け板部の巾に影響されずに必要最小限の巾に狭めることが出来るので、金属製足場板に対して足場板支持用鋼管が平面視で傾斜するような状況でも、金属製足場板の補強用側板部における水平板部の巾内に係止片の全域を確実に嵌合させて、所期の締結効果を確実に得ることが出来る。
上記本発明を実施する場合、前記延出板部(20a)は、前記取付け板部(19)から片側にのみ連設して、1つの係止片(21a)を備えた構造としても良いが、前記延出板部(20a,20b)を前記取付け板部(19)の両側に連設し、この両側の延出板部(20a,20b)の遊端からそれぞれ前記係止片(21a,21b)を折曲連設するのが望ましい。なぜならば、この構成によれば、金具全体が左右対称形になり、金具の向きを反転させなくとも、金属製足場板の右側辺側の補強用側板部を足場板支持用鋼管に取り付けるときは、金具の右側に突出している係止片を利用し、金属製足場板の左側辺側の補強用側板部を足場板支持用鋼管に取り付けるときは、金具の左側に突出している係止片を利用することが出来、作業性が向上する。
図1Aは、本発明に係る金属製足場板の固定金具の使用状態を示す一部縦断側面図、図1Bは、図1AのB矢視部の拡大図である。 図2は、本発明に係る金属製足場板の固定金具の使用状態を示す底面図である。 図3Aは、図1AのXーX線拡大断面図、図3Bは、図3AのYーY線断面図である。 図4Aは、本発明に係る金属製足場板の固定金具の平面図、図4Bは図4AのZーZ線断面図である。 図5Aは、本発明に係る金属製足場板の固定金具の第一変形例を示す平面図、図5Bは、本発明に係る金属製足場板の固定金具の第二変形例を示す平面図である。
図1A〜図2において、1は金属製足場板の固定金具、2は金属製足場板、3は足場板支持用鋼管、4は垂直に立設された支柱用鋼管である。足場板支持用鋼管3は、1枚の金属製足場板2の少なくとも両端近傍2か所を支持出来る間隔で水平に配置されるもので、各足場板支持用鋼管3の両端部が支柱用鋼管4によって支持されている。この足場板支持用鋼管3と支柱用鋼管4とは、従来周知の2本の鋼管を交叉状態でクランプするパイプクランプ5によって互いに固定される。金属製足場板2は、表面帯状板部6の長さ方向に沿った左右両側辺から下側に補強用側板部7a,7bが連設された、従来周知のものである。補強用側板部7a,7bは、表面帯状板部6から折曲連設された垂直側板部8と、この垂直側板部8の下側辺から内側に折曲連設された水平板部9と、この水平板部9の内側辺から上向きに折曲連設された垂直立ち上がり板部10とから成る溝形断面形状に構成されている。尚、図示の金属製足場板2には、左右両補強用側板部7a,7b間の巾方向中央位置で表面帯状板部6の下側に、これら補強用側板部7a,7bと同一高さの中間補強部材11が、金属製足場板2の長さ方向と平行に付設されている。この中間補強部材11は、垂直板材11aの下側縁に水平帯状板11bをT字形に溶接したものであるが、水平帯状板11bに代えて、垂直板材11aの下側部に断面が三角形の筒状部を、当該垂直板材11aの曲げ加工により一体成形したものも知られている。
固定金具1は、図3A〜図4Bに示すように、足場板支持用鋼管3に着脱自在に締結されるクランプ12と、このクランプ12に取り付けられた足場板係止板13とから構成されている。前記クランプ12は、連結支軸14を介して互いに開閉自在に連結されたベース部材15とカバー部材16、及びベース部材15の遊端部とカバー部材16の遊端部とを互いに締結する係脱自在なクランプ用ボルトナット17から構成されている。クランプ用ボルトナット17は、ベース部材15の遊端部に、連結支軸14と平行な支軸17aにより揺動自在に取り付けられたボルト17bと、このボルト17bに螺嵌されたナット17cから構成されたもので、前記ボルト17bを、支軸17aの周りの揺動により、カバー部材16の遊端二股部16bに嵌入させた状態で、当該ボルト17bの遊端部に螺嵌させたナット17cを捻じ込むことにより、ベース部材15に対してカバー部材16を連結支軸14の周りに閉動させて、ベース部材15の円弧形内周縁15aとカバー部材16の円弧形内周縁16aとの間で、足場板支持用鋼管3を締結することが出来る。
足場板係止板13は、クランプ12のベース部材15における平坦底板部15bの外側に1つの取付け用ボルトナット18によって取り付けられる取付け板部19と、この取付け板部19から左右両側に延出する左右一対の延出板部20a,20b、及び各延出板部20a,20bの遊端からクランプ12のある内側に向けて直角に折曲連設された左右一対の係止片21a,21bから構成されている。この足場板係止板13は、図4Aに示すように、左右一対の係止片21a,21bの一側辺どうしを結ぶ直線状側辺13aに対し、反対側の中央部領域の側辺13bが出っ張って、両側辺13a,13b間に巾広の取付け板部19を形成すると共に、側辺13bの両端から各係止片21a,21bの他側辺に至る傾斜側辺13c,13dと直線状側辺13aとの間に、取付け板部19の左右両側から延出する、係止片21a,21b側ほど巾が狭まった延出板部20a,20bが形成されている。従って、係止片21a,21bの巾は、取付け板部19の巾より十分に狭められている。
前記取付け用ボルトナット18のボルト18aは、ベース部材15の平坦底板部15bの内側から、当該平坦底板部15bと、その外側に重なる足場板係止板13の取付け板部19を貫通し、取付け板部19から突出するボルト18aにナット18bが螺嵌している。足場板係止板13がボルト18aの周りで回転するのを阻止するために、ベース部材15の平坦底板部15bに2つの回り止め用突起22a,22bがプレス加工により突設され、足場板係止板13の取付け板部19には、回り止め用突起22a,22bが嵌合する孔23a,23bが設けられている。図では、これら孔23a,23bは、取付け板部19を貫通する貫通孔としているが、貫通しない凹入孔であっても良い。又、回り止め用突起22a,22bを取付け板部19に設け、ベース部材15の平坦底板部15bに孔23a,23bを設けても良い。
ベース部材15の平坦底板部15bにおけるボルト18aの貫通位置は、当該平坦底板部15bの巾の中央を通る長さ方向に沿った中心線上で且つ、当該平坦底板部15bの長さ方向の中央位置よりも、クランプ用ボルトナット17のボルト17bを軸支する支軸17aに近い位置にある。そして2つの回り止め用突起22a,22bは、ボルト18aの貫通位置に対し前記支軸17aのある側とは反対側で、前記中心線に対し左右対称に設けられている。従って、足場板係止板13の取付け板部19においては、ボルト18aの貫通位置は、当該取付け板部19の中心位置よりも直線状側辺13aに近い位置にあり、2つの孔23a,23bは、当該取付け板部19の中心位置よりも中央部領域の側辺13bに近い位置に設けられている。上記構成によれば、クランプ12が把持する足場板支持用鋼管3の軸心方向から固定金具1を見たとき、図3Aに示すように、取付け用ボルトナット18のボルト18aの軸心は、足場板支持用鋼管3の中心近くを通り、係止片21a,21bは、その巾の中央位置が、ボルト18aの軸心よりもクランプ12のクランプ用ボルトナット17のある側に偏った位置にある。そして係止片21a,21bの下側縁24は、取付け板部19の表面からの折曲高さが、クランプ12のクランプ用ボルトナット17のある側ほど高くなるように、傾斜している。
図1A〜図3Bに示すように、足場板支持用鋼管3上に載置された金属製足場板2を、固定金具1により足場板支持用鋼管3に固定する場合、クランプ12のクランプ用ボルトナット17のボルト17bをカバー部材16の遊端二股部16bから外して、ベース部材15に対しカバー部材16を連結支軸14の周りに開いた状態で、ベース部材15を、金属製足場板2の下側で足場板支持用鋼管3上に被さる状態にする。この状態で当該固定金具1を、金属製足場板2の片側の補強用側板部7a/7bのある側へ、足場板支持用鋼管3に沿って移動させながら、当該補強用側板部7a/7b側にある係止片21a/21bを、補強用側板部7a/7bの垂直立ち上がり板部10を乗り越えさせ、当該係止片21a/21bを、補強用側板部7a/7bの水平板部9の上に載置させる。この後、足場板支持用鋼管3の下側に垂れ下がっているカバー部材16を持ち上げて、ベース部材15との間で足場板支持用鋼管3を挟む状態にし、クランプ用ボルトナット17のボルト17bをカバー部材16の遊端二股部16bに嵌合させ、当該遊端二股部16bの外側でボルト17bに螺嵌しているナット17cを締め付け、カバー部材16を、連結支軸14の周りでベース部材15の側へ閉動させる。
上記のようにして、クランプ12のベース部材15の円弧形内周縁15aと、カバー部材16の円弧形内周縁16aとの間で、足場板支持用鋼管3を挟持させるのであるが、このとき、クランプ12を足場板支持用鋼管3の周りに少し回転させて、図3Aに示すように、係止片21a/21bの傾斜下側縁24の全域を、補強用側板部7a/7bの水平板部9の上に当接載置させる。この状態でクランプ用ボルトナット17のナット17cを完全に締め付けて、クランプ12を足場板支持用鋼管3に固定することにより、係止片21a/21bの傾斜下側縁24の全域が、金属製足場板2の補強用側板部7a/7bにおける水平板部9の内側底面に当接した状態で、当該係止片21a/21bと足場板支持用鋼管3との間で、金属製足場板2の補強用側板部7a/7bにおける水平板部9を挟持固定することになる。尚、このとき、足場板係止板13の取付け板部19と係止片21a/21bとの間の延出板部20a/20bが少し上方に撓むように、両係止片21a,21bの傾斜下側縁24の高さを設定しておくのが望ましい。
上記のように、足場板支持用鋼管3上に載置された金属製足場板2を、固定金具1により足場板支持用鋼管3に固定した状態を、足場板支持用鋼管3の軸心方向から見たとき、図3Aに示すように、係止片21a/21bの傾斜下側縁24の全域が、金属製足場板2の補強用側板部7a/7bにおける水平板部9の表面に当接しているため、クランプ12のベース部材15における平坦底板部15bと、足場板係止板13の取付け板部19が、金属製足場板2の長さ方向に対し傾斜し、これに伴って、取付け用ボルトナット18のボルト18aが傾斜することになる。この結果、取付け用ボルトナット18のナット18bから多少なりとも上方に突出することになるボルト18aの上端の、金属製足場板2の補強用側板部7a/7bにおける水平板部9の内側底面からの高さが低くなり、金属製足場板2の補強用側板部7a,7bの高さが比較的低い金属製足場板2に対して固定金具1を使用する場合でも、ボルト18aの上端が表面帯状板部6の底面に圧接したり、食い込むような状況になるのを回避出来る。
金属製足場板2の片側の補強用側板部7a/7bを足場板支持用鋼管3に固定金具1で固定する場合の手順を説明したが、両側の補強用側板部7a,7bの何れもを足場板支持用鋼管3に固定金具1で固定するのが望ましい。この場合、図1A及び図2に示すように、同一の足場板支持用鋼管3に対して、金属製足場板2の左右両側の補強用側板部7a,7bを固定金具1で固定しても良いし、左右両側の補強用側板部7a,7bを異なる足場板支持用鋼管3に固定金具1で固定しても良い。何れの場合も、固定金具1には、左右両側に係止片21a,21bを左右対称に備えているので、固定金具1の向きを反転させなくとも、左右何れの補強用側板部7a,7bに対しても係止片21a/21bを係合させて固定させることが出来る。更に、足場板係止板13の取付け板部19には、ベース部材15の平坦底板部15bに対する取付け及び回り止めのために十分な巾(面積)を確保しながら、係止片21a,21bの巾は十分に狭めているので、図2の下半に示すように、金属製足場板2を支持する足場板支持用鋼管3が、当該金属製足場板2の長さ方向に対して傾斜しているような状況においても、係止片21a,21bを平面視において斜めの状態のまま、補強用側板部7a,7bの垂直側板部8と垂直立ち上がり板部10との間で水平板部9上に載置させることが出来る。
尚、図5Aに示すように、足場板係止板13の延出板部20a,20bは、係止片21a,21bの巾と同一巾の帯板状に形成することも出来る。又、図5Bに示すように、足場板係止板13は、取付け板部19の片側にのみ、先端に係止片21aを備えた延出板部20aが連設されたものであっても良い。
本発明の金属製足場板の固定金具は、建設現場において、断面が溝形の底部を有する補強用側板部を左右両側辺に備えている金属製の足場板を、水平に架設された足場板支持用鋼管の上に、簡単に且つ強固に固定出来る金具として活用出来る。
1 固定金具
2 金属製足場板
3 足場板支持用鋼管
4 支柱用鋼管
5 パイプクランプ
6 金属製足場板の表面帯状板部
7a,7b 金属製足場板の補強用側板部
8 補強用側板部の垂直側板部
9 補強用側板部の水平板部
10 補強用側板部の垂直立ち上がり板部
11 中間補強部材
12 クランプ
13 足場板係止板
14 連結支軸
15 ベース部材
15a,16a 円弧形内周縁
15b 平坦底板部
16 カバー部材
16b 遊端二股部
17 クランプ用ボルトナット
18 取付け用ボルトナット
19 取付け板部
20a,20b 延出板部
21a,21b 係止片
22a,22b 回り止め用突起
23a,23b 回り止め用孔
24 傾斜下側縁

Claims (2)

  1. 水平に架設された足場板支持用鋼管の上に載置された金属製足場板を前記足場板支持用鋼管に固定する金具であって、前記足場板支持用鋼管に着脱自在に締結されるクランプと、このクランプに取り付けられた足場板係止板とから成り、前記クランプは、連結支軸を介して互いに開閉自在に連結されたベース部材とカバー部材、及びベース部材の遊端部とカバー部材の遊端部とを互いに締結する係脱自在なクランプ用ボルトナットから成り、前記足場板係止板は、前記ベース部材の平坦底板部の外側に、1本の取付け用ボルトナットで取り付けられた取付け板部と、この取付け板部から一体に連設された係止片から成り、前記取付け用ボルトナットは、前記取付け板部の外側にナットが位置する向きに配置され、前記平坦底板部と前記足場板係止板の取付け板部には、互いに嵌合して前記取付け用ボルトナットの周りの相対回転を阻止する回り止め用突起と孔が設けられ、前記取付け板部には、前記クランプのベース部材の外側へ、前記足場板支持用鋼管の長さ方向に延出する延出板部が連設され、この延出板部は、その遊端の巾が前記取付け板部の巾よりも狭められ、前記係止片は、前記延出板部の遊端から、前記足場板支持用鋼管のある側に折曲され、この係止片は、前記延出板部の遊端から、前記足場板支持用鋼管のある側に折曲形成され、この係止片の下側縁は、前記取付け板部の表面に対して傾斜している、金属製足場板の固定金具。
  2. 前記延出板部は、前記取付け板部から両側に連設され、この両側の延出板部の遊端からそれぞれ前記係止片が折曲連設されている、請求項1に記載の金属製足場板の固定金具。
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