JP2018021299A - 建設機械のホース保持装置 - Google Patents

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【課題】ホースの固定/解放作業を簡略化するとともにホース保持の自由度を高める。【解決手段】アタッチメント配管としての複数本の中継ホース9bの各基端部に取付けられる複数のブラケット12と、各ブラケット12に抜き差し自在に挿通されて各ホース9bを吊持する吊りロッド14と、吊りロッド14とアダプタ8に取付けられた接続ブロック10の止め付け部11との間に架け渡されるチェーンブロック等の保持具16と、を備える。保持具16の引き操作により各中継ホース9bを持ち上げて垂れ下がらないようにまとめて保持することができる。【選択図】図4

Description

本発明は解体機や油圧ショベル等の建設機械において、複数本のホースをまとめて保持するホース保持装置に関するものである。
大型の建設機械においては、法制限から複数のセクションに分解されて輸送され、輸送先で組立てられる。
たとえば超ロングアタッチメント付きの解体機は、図11に示すように下部走行体1と上部旋回体2から成る自走式かつ旋回式の機械本体(ベースマシン)3に作業アタッチメント4が取付けられて構成され、輸送時には機械本体3と作業アタッチメント4が切り離される。
また、作業アタッチメント4についても、機械本体3(上部旋回体2)に起伏作動可能に取付けられるメインブーム5とその先端に連結されるインサートブーム6に分解され、当該インサートブーム6及びさらにその先端のセクション(フロントブーム、アーム、圧砕装置等の作業装置。図示省略)も必要に応じて分解される。
ここで、多くの場合、メインブーム5と、これを起伏させるブームシリンダ7を一体状態で分解/組立できるように両者をアダプタ8に取付け、このアダプタ8を上部旋回体2に対して脱着する構成がとられている。
一方、作業アタッチメント4を作動させる各油圧アクチュエータと機械本体3側の油圧機器とを接続するアタッチメント配管としての複数本のホース9が、アタッチメント上面(図11のように倒した状態での上面。以下にいう上下の方向性について同じ)に沿って配索され、機械組立状態でその機械本体側の端部が、機械本体3に配索された図示しない固定配管に接続される。
以下、ホース9について機械本体3に近い側の端部を「基端部」、反対側を「先端部」という。
各ホース9は、油圧アクチュエータからアダプタ8までのアタッチメント側ホース9aと、アダプタ8から固定配管までの中継ホース9bとに分割され、両ホース9a,9bが、アダプタ8の上面に突設された接続ブロック10によって接続される。
図12は、メインブーム5とブームシリンダ7とアダプタ8の三者(以下、「メインブームユニット」という)を上部旋回体2から取外し、かつ、ホース9を固定配管から切り離したユニット分解状態を示し、この状態でメインブームユニットが輸送され、輸送先で機械本体3に取付けられる。
このユニット分解時または組立時に、図示のように中継ホース9bの基端側が自重により機械本体側に垂れ下がり、固定配管や構造物に引っ掛かったり作業の邪魔になったりして分解/組立作業に支障を来たす場合があった。
また、各段のインサートブーム6の上面に配索されたホースや、フロントブームとインターブームに跨って配索されたホース等(図示しない)についても、隣接するホースから切り離した状態で垂下し、同様の問題が発生していた。
そこで従来は、ホース群を左右方向に避けたり、邪魔になるホースを持ち上げて作業したりしているが、ホースが太くて硬く、回避操作そのものが困難であるため根本的な解決にはなっていない。
一方、この問題に関連する技術として、特許文献1に示されたものが公知である。
この公知技術においては、機械の分解輸送時に、機械本体側の複数のホースを所定の位置に保持する手段として、各ホースの端部をクランプに把持固定し、このクランプを、機械本体の上面に固設されたブラケットにボルト止めする構成をとっている。
従って、この構成を、図12に示すユニット分解時の中継ホース9bの保持構造として応用すること、たとえばアダプタ8に上記ブラケットを固設する一方、各中継ホース9bの基端部をクランプに把持固定し、このクランプをブラケットに止め付ける構成をとることによって、ホース9bを垂れ下がらないようにまとめて保持できる可能性がある。
実公昭61−11327号公報
しかし、上記応用技術によると、各ホースをクランプに把持固定するため、ホース固定作業(ホースをクランプ本体のホース溝にセットして蓋を被せ、ボルトで締め込み固定する作業)、及び逆に各ホースをクランプから解放するホース解放作業がともに手間と時間を要する面倒な作業となる。
また、クランプによってホースの本数と左右方向の位置、間隔が決まってしまうため、ホースの増減等に対応できない等、ホース保持の自由度が低いという課題もある。
そこで本発明は、ホースの固定/解放作業を簡略化できるとともにホース保持の自由度を高めることができる建設機械のホース保持装置を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明においては、ホース並び方向に並んで配索される複数本のホースを建設機械に含まれる固定部分に固定するように当該複数本のホースを保持するための装置であって、上記複数本のホースのそれぞれに取付けられる複数のブラケットと、上記複数のブラケットを吊持する少なくとも一つの吊りロッドと、上記吊りロッドと上記固定部分との間に架け渡されて上記複数のホースを持ち上げ状態で保持する保持具とを具備し、上記複数のブラケットのそれぞれは、上記吊りロッドに対し脱着自在でかつ上記吊りロッドのロッド長さ方向に移動自在に係止される係止部を備えたものである。
この構成によれば、上記各ブラケットの係止部を上記吊りロッドに係止させ、この状態で当該吊りロッドと上記固定部分との間に保持具を架け渡すだけでよいため、上記クランプ固定構造と比較してホースの保持作業を簡単、迅速に行うことができる。
しかも、上記各ブラケットは係止部によって上記吊りロッドに対して容易に脱着できるため、クランプ固定構造と比較して、ホース同士の接続/分離等のためのホースの解放/拘束が容易となる。
また、上記各ブラケットは上記吊りロッドに対して当該吊りロッドのロッド長さ方向に移動自在となるため、ホースの並び方向の位置と間隔をホース本数や作業性に応じて自由に選択、調整することができる。すなわち、ホース保持の自由度が高くなる。
この場合、上記複数のブラケットのそれぞれは上記係止部としての吊り穴を有し、上記吊りロッドは、上記複数のブラケットのそれぞれの吊り穴に対して上記ロッド長さ方向に抜き差し自在に挿通されることによって、上記複数のブラケットを上記吊りロッドに対して脱着自在かつ上記ロッド長さ方向に移動自在に係止するのが望ましい。
こうすれば、上記吊りロッドの上記各ブラケットの吊り穴に対する抜き差しだけで当該吊りロッドに対して各ブラケットを脱着できるため、ホースの解放/拘束がとくに容易となる。
請求項1または2の構成において、上記複数本のホースは、互いに高低差を持って配索される複数の上側ホース及び複数の下側ホースを含んで当該上側ホースと当該下側ホースとに上記保持具が架け渡され、上記少なくとも一つの吊りロッドは上記複数の上側ホースを係止する上側吊りロッドと上記複数の下側ホースを係止する下側吊りロッドとを含み、上記ホース保持装置は上記上側吊りロッド及び上記下側吊りロッドを相互に連結する連結具をさらに備えるのが望ましい。
この構成によれば、ホース群が高低差を持った二つのグループに分けて配索される場合に、上下のホース群をそれぞれ上側及び下側吊りロッドに吊持した状態で一体に保持できるため、ホース保持のための作業を能率良く行うことができる。
また本発明においては、上記固定部分に取付けられて上記複数本のホースの位置を上記ホース並び方向の両側から規制することにより当該複数本のホースの横倒れを防止する倒れ止め部材をさらに備えるのが望ましい。
こうすれば、持ち上げたホースの横倒れを防止でき、輸送及び分解/組立時のホース保持状態を安定化させることができる。
上記建設機械が、固定配管を有する機械本体と、当該機械本体に脱着可能に取付けられ、かつ、上記固定部分を含む作業アタッチメントと、を備え、上記複数本のホースが上記作業アタッチメントと機械本体に跨って配索され、上記複数本のホースのそれぞれは、上記作業アタッチメントが上記機械本体に取付けられた組立状態で上記固定配管に接続される一方、上記作業アタッチメントが上記機械本体から切り離された分解状態で上記固定配管から分離される本体側端部を有する場合においては、上記複数のブラケット及び上記少なくとも一つの吊りロッドは上記本体側端部に取付けられ、上記保持具は上記吊りロッドと上記作業アタッチメントの固定部分との間に架け渡されるのがよい。
この構成によれば、機械本体と作業アタッチメントとが脱着される建設機械において、分解/組立時にアタッチメント配管の一部としてのホース(例えば後述の中継ホース)の本体側端部の垂れ下がりを防止し、作業アタッチメントの分解/組立の作業性を向上させることができる。
例えば、上記建設機械が、上記機械本体に脱着可能に取付けられるアダプタをさらに備えてこのアダプタに作業アタッチメントが取付けられ、上記作業アタッチメントとアダプタが一体に脱着される場合、上記保持具は上記吊りロッドと上記アダプタとの間に架け渡されるのが、よい。
この場合、上記複数本のホースのそれぞれが、上記作業アタッチメントに沿って配索されたアタッチメント側ホースと、上記アダプタと上記機械本体の固定配管との間に配索される中継ホースとに分割され、上記アダプタにホース接続ブロックが固定されて上記アタッチメント側ホースの端部と上記中継ホースの端部とが上記接続ブロックによって相接続されるとともに上記アダプタに固定される建設機械においては、上記複数のブラケット及び上記少なくとも一つの吊りロッドが上記中継ホースの上記本体側端部に取付けられ、上記保持具が上記吊りロッドと上記接続ブロックとの間に架け渡されるのがよい。
こうすれば、アタッチメント側ホースと中継ホースを接続するためのホース接続ブロックを保持具の止め付け部分として兼用できるため、この止め付け部分を構成するためのアダプタ側の改造が最小限ですむ。
あるいは、上記複数のブラケット及び上記吊りロッドは、上記中継ホースの上記本体側端部に取付けられるものと、上記中継ホース及びアタッチメント側ホースのいずれか一方のアダプタ側端部に取付けられるものと、を含み、上記保持具が上記本体側端部に取付けられる上記吊りロッドと上記アダプタ側端部に取付けられる上記吊りロッドとの間に架け渡されてもよい。
こうすれば、中継ホースまたはアタッチメント側ホースのアダプタ側端部が保持具の止め付け部分となるため、アダプタ側の改造が一切不要となる。
本発明によると、ホースの固定/解放作業を簡略化できるとともにホース保持の自由度を高めることができる。
本発明の第1実施形態を示すホース保持状態の斜視図である。 図1の一部の拡大図である。 図2の一部の分解斜視図である。 図1に対応する側面図である。 図4の一部の拡大図である。 図5のVI−VI線拡大断面図である。 本発明の第2実施形態を示すホース保持状態の側面図である。 本発明の第3実施形態を示ホース保持状態の側面図である。 本発明の第4実施形態を示すホース保持状態の斜視図である。 同、側面図である。 本発明の対象となる解体機の一部側面図である。 同解体機のホース配索状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態を図1〜図10によって説明する。
各実施形態は、超ロングアタッチメント付きの解体機であって、アダプタ方式をとるものを適用対象とし、アタッチメント配管の一部としての中継ホースを保持する場合を例にとっている。
第1実施形態(図1〜図6参照)
解体機とその配管に関する基本構成は図11,12に示す従来技術と同じであり、この共通部分については図11,12と同一符号を付し、かつ、適宜両図を引用して説明する。
メインブーム5と、これを起伏させるブームシリンダ7を一体状態で分解/組立できるように両者がアダプタ8に取付けられ、このアダプタ8が、図11の機械本体3(上部旋回体2)に対して脱着される。
一方、アタッチメント配管としての複数本のホース9がアタッチメント上面に沿って配索され、機械組立状態でその基端部が機械本体側の固定配管に接続される。
各ホース9は、油圧アクチュエータからアダプタ8までのアタッチメント側ホース9aと、アダプタ8から固定配管までの中継ホース9bとに分割され、両ホース9a,9bが、アダプタ8の上面に突設(図例ではボルト止め)された接続ブロック10によって接続される。
第1実施形態においては、この接続ブロック10の先端左右二個所(片側のみ図示する)に、後述する保持具の先端側が止め付けられる止め付け部11が突設されている。
一方、複数のブラケット12が各中継ホース9bの基端部(口金近傍部)に取付けられている。各ブラケット12は、たとえば図6に示すように長短二枚のブラケット片12a,12b(図6のみに符号を付す)で中継ホース9bを挟み込んでボルト固定する構造によって取付けられている。
このブラケット12の上端部に吊り穴13(図3,5,6のみに符号を付す)が設けられ、丸軸状または丸パイプ状の吊りロッド14が、各ブラケット12の吊り穴13に跨って挿通されている。
この吊りロッド14は、図5,6に示すように吊り穴13よりも少し小径とされ、ブラケット12に対して抜き差し自在、及び当該吊りロッド14のロッド長さ方向に移動自在で、かつ、中継ホース9bの少しの上下位置の差を吸収できる状態で挿通されている。
いいかえれば、ブラケット12が吊りロッド14に対して脱着自在、上記ロッド長さ方向に移動自在及び上下動自在となるように当該吊りロッド14に係止されている。
なお、吊りロッド14は、両端において脱着自在な抜け止めピン(符号省略)によって抜け止めされる。
また、吊りロッド14の左右二個所に保持具止め付け用のリンク15,15が、ブラケット12と同様に吊りロッド14に挿通された状態で取付けられ、左右二個所においてこのリンク15と接続ブロック10の止め付け部11の間に保持具16が架け渡される。
なお、保持具16としては、図示のような自力でのホース引き/戻し操作が可能なチェーンブロックや、人力またはクレーン等の牽引機械によって引き/戻し操作されるスリングやチェーン、ロッド等を用いることができる。
以上の構成において、メインブーム5、ブームシリンダ7、アダプタ8のユニット分解/組立時に、保持具16を引き操作して吊りロッド14を引っ張ることにより、各中継ホース9bを、機械本体側に垂れ下がらないように、また分解/組立の作業の邪魔にならないように持ち上げ、まとめて保持することができる。
このホース保持装置によれば、各中継ホース9bのブラケット12の吊り穴13に吊りロッド14を差し込み、保持具16で引き上げるだけで各中継ホース9bをまとめて保持できるため、公知のクランプ固定構造と比較してホース保持作業を簡単、迅速に行うことができる。
しかも、吊りロッド14を引き抜くことによって各ブラケット12を容易に脱着できるため、ホース同士の接続/分離等のための中継ホース9bの解放/拘束が容易となる。
また、ブラケット12は吊りロッド14に対して上記ロッド長さ方向に移動自在となるため、中継ホース9bの並び方向(左右方向)の位置と間隔をホース本数や作業性に応じて自由に選択、調整することができる。すなわち、ホース保持の自由度が高くなる。
さらに、第1実施形態によると、アタッチメント側ホース9aと中継ホース9bを接続するための接続ブロックを保持具の止め付け部として兼用できるため、この止め付け部を構成するためのアダプタ側の改造が最小限ですむ。
第2実施形態(図7参照)
以下の第2〜第4各実施形態においては、第1実施形態との相違点のみを説明する。
第2実施形態においては、アタッチメント側ホース9aの基端部(接続ブロック10に固定された端部)にも、中継ホース9bに取付けられたのと同じ、吊り穴付きのブラケット17、吊りロッド18、保持具止め付け用のリンク19がそれぞれ取付けられ、両リンク15,19間に保持具16が架け渡されている。つまり、当該保持具16は中継ホース9bに取付けられる吊りロッド14とアタッチメント側ホース9aに取付けられる吊りロッド18との間に架け渡されている。
すなわち、接続ブロック10に固定されたアタッチメント側ホース9aを保持具止め付け部(固定部分)として、保持具16によって中継ホース9bを持ち上げるように構成されている。
なお、この第2実施形態のバリエーションとして、中継ホース9bの先端部にブラケット17、吊りロッド18、リンク19を取付け、中継ホース先端部を固定部分として同ホース先端側を持ち上げるようにしてもよい。
この第2実施形態及び上記バリエーションによれば、アタッチメント側ホース9aまたは保持具16bのアダプタ側端部が保持具16の止め付け部となるため、アダプタ8側の改造が一切不要となる。
第3実施形態(図8参照)
第3実施形態においては、中継ホース群が高低差を持った二つのグループ、つまり複数の上側中継ホース9b1からなるグループ及び複数の下側中継ホース9b2からなるグループ、に分けて配索される場合の構成として、上側及び下側ホース9b1,9b2のそれぞれにブラケット12が取付けられるとともに上側及び下側ホース9b1,9b2にそれぞれ上側及び下側吊りロッド14,14が取付けられる。互いに対をなすブラケット12,12同士が連結リンク20によって連結され、これにより、当該連結リンク20は上側吊りロッド14と下側吊りロッド14とを相互に連結する。そして、上部ホース側の吊りロッド14に取付けた保持具16によって上部及び下部両ホース9b1,9b2を一体に持ち上げ保持する構成がとられている。
この場合、保持具止め付け用のリンク15は上部の吊りロッド14のみに設ければよい。
なお、図8には、保持具16の先端側をアダプタ側(固定部分)に止め付ける構造として、第2実施形態の構成を採用した場合を例示しているが、前記した第2実施形態のバリエーションの構成、または第1実施形態の構成を採用してもよい。
この第3実施形態によれば、上下のホース群をそれぞれ吊りロッド14,14に吊持した状態で一体に保持できるため、ホース保持のための作業を能率良く行うことができる。
第4実施形態(図9,10参照)
第4実施形態においては、中継ホース9bを左右両側から位置規制して横倒れを防止する倒れ止め部材21が固定部分としてのアダプタ8に前方に向けて突設されている。
この倒れ止め部材21は、アダプタ8の左右両側面に固定された板状の本体21a,21aが連結桟21bで連結されて成り、両側本体21a,21aによって中継ホース9bの横倒れが防止される。
また、連結桟21bで中継ホース9bを上から押さえ込むことにより、同ホース9bの縦、横の揺れを抑制することができる。
なお、両側本体21a,21aは丸または角の棒状でもよい。また、連結桟21bは図示の丸軸状に限らず板状でもよい。
この第4実施形態によれば、持ち上げた中継ホース9bの横倒れを防止して輸送及び分解/組立時のホース保持状態を安定化させることができる。
その他の実施形態
(1) 上記各実施形態においては、ブラケット12,17に係止部としての吊り穴13を設け、この吊り穴13に吊りロッド14,18を挿通させてブラケット12,17を吊りロッド14,18に吊持する構成をとったが、各ブラケット12,17にフック状の係止部を設け、この係止部を吊りロッド14,18に引っ掛け係止させる構成をとってもよい。
(2) 上記各実施形態においては、すべての中継ホース9bを吊りロッド14に吊持する構成をとったが、たとえば一本置き等、ホース群のうちの特定複数本の中継ホース9bのみを吊りロッド14に吊持し、この吊持されたホース9bに残りをリンク等で連結する構成をとってもよい。
(3) 本発明は中継ホース9bに限らず、たとえば図11に示すメインブーム5とインサートブーム6とに跨って配索されるホースや、隣接するインサートブーム同士の間、フロントブームとインターブームの間、インターブームとアームの間等に配索されるホースについても、上記同様に適用することができる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 機械本体
4 作業アタッチメント
5 作業アタッチメントを構成するメインブーム
6 作業アタッチメントを構成するインサートブーム
7 作業アタッチメントを構成するブームシリンダ
8 固定部分としてのアダプタ
9 ホース
9a アタッチメント側ホース
9b 中継ホース
9b1 上部ホース
9b2 下部ホース
10 接続ブロック
11 接続ブロックの止め付け部
12 ブラケット
13 係止部としての吊り穴
14 吊りロッド
15 保持具止め付け用のリンク
16 保持具
17 ブラケット
18 吊りロッド
19 保持具止め付け用のリンク
20 連結リンク
21 倒れ止め部材

Claims (8)

  1. ホース並び方向に並んで配索される複数本のホースを建設機械に含まれる固定部分に固定するように当該複数本のホースを保持するための装置であって、上記複数本のホースのそれぞれに取付けられる複数のブラケットと、上記複数のブラケットを吊持する少なくとも一つの吊りロッドと、上記吊りロッドと上記固定部分との間に架け渡されて上記複数本のホースを持ち上げ状態で保持する保持具とを具備し、上記複数のブラケットのそれぞれは、上記吊りロッドに対し脱着自在でかつ上記吊りロッドのロッド長さ方向に移動自在に係止される係止部を備えたことを特徴とする建設機械のホース保持装置。
  2. 上記複数のブラケットのそれぞれは上記係止部としての吊り穴を有し、上記吊りロッドは、上記複数のブラケットのそれぞれの吊り穴に対して上記ロッド長さ方向に抜き差し自在に挿通されることによって、上記複数のブラケットを上記吊りロッドに対して脱着自在かつ上記ロッド長さ方向に移動自在に係止することを特徴とする請求項1記載の建設機械のホース保持装置。
  3. 上記複数本のホースは、互いに高低差を持って配索される複数の上側ホース及び複数の下側ホースを含んで当該上側ホースと当該下側ホースに上記保持具が架け渡され、上記少なくとも一つの吊りロッドは上記複数の上側ホースを係止する上側吊りロッドと上記複数の下側ホースを係止する下側吊りロッドとを含み、上記ホース保持装置は上記上側吊りロッド及び上記下側吊りロッドを相互に連結する連結具をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の建設機械のホース保持装置。
  4. 上記固定部分に取付けられて上記複数本のホースの位置を上記ホース並び方向の両側から規制することにより当該複数本のホースの横倒れを防止する倒れ止め部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械のホース保持装置。
  5. 上記建設機械は、固定配管を有する機械本体と、当該機械本体に脱着可能に取付けられ、かつ、上記固定部分を含む作業アタッチメントと、を備え、上記複数本のホースが上記作業アタッチメントと機械本体に跨って配索され、上記複数本のホースのそれぞれは、上記作業アタッチメントが上記機械本体に取付けられた組立状態で上記固定配管に接続される一方、上記作業アタッチメントが上記機械本体から切り離された分解状態で上記固定配管から分離される本体側端部を有し、上記複数のブラケット及び上記少なくとも一つの吊りロッドは上記本体側端部に取付けられ、上記保持具は上記吊りロッドと上記作業アタッチメントの固定部分との間に架け渡されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械のホース保持装置。
  6. 上記建設機械は、上記機械本体に脱着可能に取付けられるアダプタをさらに備えてこのアダプタに作業アタッチメントが取付けられ、上記作業アタッチメントとアダプタが一体に脱着され、上記保持具は上記吊りロッドと上記アダプタとの間に架け渡されることを特徴とする請求項5記載の建設機械のホース保持装置。
  7. 上記複数本のホースのそれぞれが、上記作業アタッチメントに沿って配索されたアタッチメント側ホースと、上記アダプタと上記機械本体の固定配管との間に配索される中継ホースとに分割され、上記アダプタにホース接続ブロックが固定されて上記アタッチメント側ホースの端部と上記中継ホースの端部とが上記接続ブロックによって相接続され、上記複数のブラケット及び上記少なくとも一つの吊りロッドが上記中継ホースの上記本体側端部に取付けられ、上記保持具が上記吊りロッドと上記接続ブロックとの間に架け渡されることを特徴とする請求項6記載の建設機械のホース保持装置。
  8. 上記複数本のホースのそれぞれが、上記作業アタッチメントに沿って配索されたアタッチメント側ホースと、上記アダプタと上記機械本体の固定配管との間に配索される中継ホースとに分割され、上記アダプタにホース接続ブロックが固定されて上記アタッチメント側ホースの端部と上記中継ホースの端部とが上記接続ブロックによって相接続され、上記複数のブラケット及び上記吊りロッドは、上記中継ホースの上記本体側端部に取付けられるものと、上記中継ホース及びアタッチメント側ホースのいずれか一方のアダプタ側端部に取付けられるものと、を含み、上記保持具は上記本体側端部に取付けられる上記吊りロッドと上記アダプタ側端部に取付けられる上記吊りロッドとの間に架け渡されることを特徴とする請求項6記載の建設機械のホース保持装置。
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