JP2018020501A - 印刷物生産方法、印刷システム、印刷制御装置及びプログラム - Google Patents

印刷物生産方法、印刷システム、印刷制御装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原本では目立たない画像が複写物で出現する印刷に、より柔軟性を持たせられるようにする。【解決手段】印刷システムは、対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する。また、前記印刷システムは、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得する。また、前記印刷システムは、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいて印刷を行う。印刷システムは、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物生産方法、印刷システム、印刷制御装置及びプログラムに関する。
複写機が原本を走査する解像度の限界を利用して、原本では目立たない画像を複写物で出現させる方法が知られており、関連する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の偽造防止印刷物では、色の異なる第1のインキ及び第2のインキを用いて偽造防止印刷を行い、第2のインキで複写再現能力に満たない小さい点の集合体を刷り合わせる。その複写物上には、第1のインキと第2のインキとの合成色中より、第1のインキで潜像若しくは背景が現れる。
特開2005−88276号公報
原本では目立たない画像が複写物で出現する印刷によって、原本と複写物との区別が容易になり、不正な複写を検出することができる。この印刷に柔軟性を持たせることが出来れば、さらに、原本と複写物との区別以外の用途にも用いることができる。
本発明は、原本では目立たない画像が複写物で出現する印刷に、より柔軟性を持たせることができる印刷物生産方法、印刷システム、印刷制御装置及びプログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、印刷物生産方法は、印刷システムが、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得ステップと、前記印刷システムが、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得ステップと、前記印刷システムが、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいて印刷を行う印刷ステップと、を含み、前記印刷ステップにて、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う。
前記印刷ステップにて、前記パラメータ値を潜像で印刷する位置と異なる位置に前記パラメータ値を実像でさらに印刷するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、前記印刷ステップで印刷する印刷物を識別する識別情報である前記パラメータ値を取得するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、前記印刷ステップで印刷する印刷物の有効期限を示す前記パラメータ値を取得するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、印刷年月日を示す前記パラメータ値を取得するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、金額を示す前記パラメータ値を取得し、前記印刷ステップにて金券を印刷するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、クーポン券による特典内容を示す前記パラメータ値を取得し、前記印刷ステップにてクーポン券を印刷するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、くじの当たり又は外れを示す前記パラメータ値を取得し、前記印刷ステップにてくじを印刷するようにしてもよい。
前記パラメータ値取得ステップにて、バーコードを示す前記パラメータ値を取得するようにしてもよい。
前記印刷ステップでは、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷を誤差拡散法で行い、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷を網点の印刷で行うようにしてもよい。
本発明の第2の態様によれば、印刷物生産方法は、潜像化対象画像、及び、前記潜像化対象画像に対する背景領域のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体にて誤差拡散法を用いて印刷し、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像による網点にて印刷することによる潜像化を行う。
本発明の第3の態様によれば、印刷システムは、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得部と、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得部と、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいて印刷を行う印刷部と、を備え、前記印刷部は、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う。
本発明の第4の態様によれば、印刷制御装置は、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得部と、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得部と、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいてプリンタを制御して印刷を行わせる印刷制御部と、を備え、前記印刷制御部は、前記プリンタを制御して、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行わせ、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行わせることによる潜像化を行う。
本発明の第5の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得ステップと、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得ステップと、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいてプリンタを制御して印刷を行わせる印刷制御ステップと、を実行させ、前記印刷制御ステップでは、前記プリンタを制御して、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行わせ、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行わせることによる潜像化を行わせるためのプログラムである。
本発明によれば、原本では目立たない画像が複写物で出現する印刷に、より柔軟性を持たせることができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る印刷システムによる印刷物の複写物の例を示す図である。 同実施形態に係る印刷システムが印刷した商品券の原本が変造された例を示す図である。 同実施形態に係る原本を複写した複写物の例を示す図である。 同実施形態に係る記憶部が記憶する印刷用データのデータ構造の例を示す図である。 同実施形態に係る対象パラメータ領域が明示されたデータ構造の例を示す図である。 同実施形態に係るプリンタが潜像領域及び背景領域に印刷するパタンの例を示す図である。 同実施形態に係る印刷システムが用いる誤差拡散法における誤差の拡散係数の例を示す図である。 同実施形態に係る印刷システムが印刷したくじの原本を複写機で複写した例を示す図である。 同実施形態に係る印刷システムが画像の印刷を行う処理手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの機能構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、印刷システム1は、印刷制御装置100と、プリンタ200とを備える。印刷制御装置100は、通信部110と、表示部120と、操作入力部130と、記憶部180と、制御部190とを備える。制御部190は、印刷用データ取得部191と、印刷制御部193とを備える。印刷用データ取得部191は、パラメータ値取得部192を備える。
印刷システム1は、印刷制御装置100がプリンタ200を制御することにより各種印刷を行う。特に、印刷制御装置100は、原本では目立たない画像が複写物で出現するように印刷を行う。
以下では、原本では目立たない画像が複写物で出現することを顕像化と称する。また、顕像化の対象となる画像を潜像と称し、潜像が印刷された領域を潜像領域と称する。また、画像を潜像として印刷することを潜像化と称する。複写(コピー)によって潜像が白抜けして顕像化するようにしもよいし、潜像の周囲が白抜けすることで潜像が顕像化するようにしてもよい。
潜像が顕像化する態様は白抜けに限らない。複写によって一部の色のみが抜け、潜像領域の色と潜像領域の周囲の領域の色とが異なる色となることで潜像が顕像化するようにしてもよい。以下では、白抜けと一部の色のみの抜けとを総称して色抜けと表記する。
また、潜像とは異なり原本で目視可能に(比較的目立つように)印刷された画像を実像と称し、実像が印刷された領域を実像領域と称する。
また、印刷範囲のうち潜像領域及び実像領域以外の領域を背景領域と称する。潜像領域の色と背景領域の色とが同じ色に見えるように印刷することで、原本では潜像が目立たない。一方、複写によって潜像領域または背景領域のいずれか一方のみが色抜けすることで、潜像が顕像化する。
なお、ここでいう色は、色相と明度と彩度との総合である。特に、ここでいう色は色合いだけでなく色の濃さをも意味する。
図2は、印刷システム1による印刷物の複写物(コピー)の例を示す図である。図2の例では、印刷システム1は、地域振興券のような商品券(金券)を印刷している。図2では、印刷システム1が1枚の紙に4枚分の商品券を印刷した例を示しており、領域A110、A120、A130、A140の各々が1枚分の商品券に相当する。
各商品券に、当該商品券の金額(額面)と、識別情報と、有効期限とが印刷されている。例えば、領域A110内では、領域A111内、A112内に金額がそれぞれ実像、潜像で表示されている。また、領域A113内、A114内に識別情報がそれぞれ実像、潜像で表示されている。また、領域A115内に有効期限が印刷されている。
印刷システム1は、これら商品券に印刷される情報のうち、金額と識別情報とを商品券毎に設定し印刷する。
例えば、領域A120内では、領域A121内、A122内に金額がそれぞれ実像、潜像で表示されている。金額が実像及び潜像で印刷される点は、領域A110内の領域A111内及びA112内と同様である。一方、領域A110とA120とでは、金額が異なる。領域A110では印刷された金額が500円であるのに対し、領域A120では1000円である。
また、領域A120内では、領域A123内、A124内に識別情報がそれぞれ実像、潜像で表示されている。識別情報が実像及び潜像で印刷される点は、領域A110内の領域A113内及びA114内と同様である。一方、領域A110とA120とでは、各商品券を識別するために識別情報の値が異なる。領域A110では印刷された識別情報の値が「T123000211」であるのに対し、領域A110では「T123000227」である。
このように、印刷システム1が、1つの商品券に同一の金額を実像と潜像とで印刷することで、商品券の原本に対する変造を検出できる可能性が高くなる。特に、印刷システム1が、金額を潜像で印刷することで、商品券の原本に対する変造を検出できる可能性が高くなる。
図3は、印刷システム1が印刷した商品券の原本が変造された例を示す図である。図3の例では、領域A211内に印刷された実像が「1」から「4」に変造されている。これにより、商品券の金額が1000円から4000円へと不正に改ざんされている。
図4は、図3の原本を複写した複写物の例を示す図である。図3の例での原本の改ざんにより、図4の領域A221内に印刷された実像は「4」になっている。一方、図4の例では、潜像で印刷された金額が顕像化している。特に、領域A222内には「1」が白抜けで印刷されており、顕像化した画像(顕像化した潜像)が改ざん前の金額1000円を示している。
印刷システム1が印刷した原本を受け取った者は、潜像と顕像化させて実像と比較することで、改ざんを検出できる。潜像の顕像化は、複写機で原本を複写するなど機械で原本を走査することによって生じる。
例えば、図3の商品券の原本を受取った者は、この原本を複写機で複写することで、図4の複写物を得る。そして、この者は、図4の複写物で実像が示す金額4000円と潜像が示す金額1000円とが異なることを検出することで、原本が改ざんされたことを検出することができる。
ここで、潜像の改ざんは、実像の改ざんよりも困難と考えられる。具体的には、印刷システム1は、潜像領域及び背景領域のうちいずれか一方に、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体を印刷し、もう一方に複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体を印刷する。ここでいう点画像は、人間が通常の見方で形状を認識しない大きさの画像である。
潜像領域及び背景領域には、点画像の集合体が印刷されており、色及び濃度の見え方を変えずに改ざんすることは、実像の改ざんよりも困難と考えられる。従って、改ざん者が実像、潜像共に改ざんすることは、実像のみを改ざんするよりも困難である。この点で、印刷システム1が、金額等を潜像で印刷することで、改ざんに対する抑止効果を得られる。また、印刷システム1が、金額等、同一の内容を実像と潜像とで印刷することで、改ざんに対する抑止効果を得られ、かつ、印刷物の原本を見た者が、複写等を行わなくとも内容を把握することができる。
印刷制御装置100は、印刷用データを取得し、プリンタ200を制御して印刷を実行させる。印刷制御装置100は、例えばパソコン(Personal Computer)などの汎用コンピュータを用いて構成される。あるいは、印刷制御装置100が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)にて専用のロジックを組んで構成されるなど、印刷制御装置100専用のハードウェアを用いて構成されていてもよい。
通信部110は、他の装置と通信を行う。通信部110が行う通信は、例えばUSB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ(Flash Memory)へのアクセスなど記憶デバイスへのアクセスであってもよい。
表示部120は、例えば液晶パネル又はLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネルなどの表示画面を備え、各種画像を表示する。特に、表示部120は、印刷制御装置100が描画操作を受けて印刷用データを生成する際に、描画操作に応じた画像を表示する。
操作入力部130は、例えばキーボード及びマウスなどの入力デバイスを備え、ユーザ操作を受ける。特に、操作入力部130は、印刷制御装置100が描画操作を受けて印刷用データを生成する際に、描画操作を受ける。
記憶部180は、印刷制御装置100が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種データを記憶する。特に、記憶部180は、印刷制御装置100がプリンタ200に印刷を行わせるための印刷用データを記憶する。
図5は、記憶部180が記憶する印刷用データのデータ構造の例を示す図である。図5の例の印刷用データは、各オブジェクトのデータ領域と、潜在画像領域の色のデータ領域と、背景領域の色のデータ領域とを含んでいる。
図5の例で、行L111〜L113の各々が、1つのオブジェクトのデータ領域に該当する。オブジェクトのデータ領域で、「タイプ」欄の値は、文字列、長方形、円、線などオブジェクトのタイプ(種類)を示す。
「色」欄の値は、オブジェクトの色を示す。図5の例では、潜在画像として印刷されるオブジェクトの「色」欄には、潜在画像であることを示す値が格納されている。潜在画像の色は、1つの印刷用データ内では一意に定められている。また、図5の例では、背景領域として印刷されるオブジェクトの「色」さんには、背景領域であることを示す値が格納されている。背景領域の色は、1つの印刷用データ内では一意に定められている。
「引数」欄には、オブジェクトのタイプ毎に定められた項目の情報が格納される。「引数」欄には、オブジェクトの位置、大きさ、レイヤー(階層)など、オブジェクトの各タイプに共通の情報と、オブジェクトが扇形である場合の中心角など、オブジェクトのタイプ毎の情報とが格納される。
特に、オブジェクトが文字列である場合、引数の1つとして文字列の値が格納される。図5の例では、行L111のオブジェクトは、図2の領域A114内の識別情報に対応するオブジェクトであり、引数に文字列の値「T123000211」が格納されている。また、行L112のオブジェクトは、図2の領域A113内の識別情報に対応するオブジェクトであり、行L111の場合と同様、引数に文字列の値「T123000211」が格納されている。
図2の例のように商品券等の印刷物を複数印刷する場合、引数値を変えることで、図2の例の識別情報及び金額のように印刷物毎に値を変えることができる。行L111の引数の値「T123000211」は、潜像化対象画像を示すパラメータ値の例に該当する。ここでいう潜像化対象画像とは、潜像として印刷される対象である。行L111の場合、この値「T123000211」の文字列が潜像として印刷される。この値を格納する「引数」欄は、対象パラメータ領域の例に該当する。
但し、記憶部180が記憶する印刷用データのデータ構造は、図5に例示するデータ構造に限らない。プリンタ200が印刷を実行可能であり、かつ、潜像として印刷されるパラメータ値を書き換え可能であればよい。
なお、記憶部180が、対象パラメータ領域を他の引数の格納領域を区別したデータを記憶するようにしてもよい。
図6は、対象パラメータ領域が明示されたデータ構造の例を示す図である。図6では、記憶部180が記憶する印刷用データのうち、1つのオブジェクトのデータ領域を示している。図6の例では、記憶部180は、オブジェクトのタイプとして値が可変な文字列と値が固定の文字列を区別して記憶している。図6は、値が可変な文字列のオブジェクトのデータ領域を示している。値が可変な文字列のオブジェクトの場合、図5の例の場合の「タイプ」欄、「色」欄及び「引数」欄に加えてさらに「パラメータ」欄が設けられている。このパラメータの欄には、文字列の値が格納される。色「欄」の値が潜在画像を示す場合、「パラメータ」欄は対象パラメータ領域の例に該当し、「パラメータ」欄の値は、潜像化対象画像を示すパラメータ値の例に該当する。
図6の例のように、記憶部180が、対象パラメータ領域を明示的に記憶することで、印刷制御装置100が、パラメータ値のユーザ入力を支援することができる。例えば、プリンタ200が印刷用データの画像の印刷を繰り返す毎に、印刷制御装置100が表示部120にポップアップウィンドウを表示してパラメータ値のユーザ入力を促すようにしてもよい。
制御部190は、印刷システム1の各部を制御して各種処理を実行する。制御部190は、例えば印刷制御装置100が備えるCPU(Central Processing Unit)が記憶部180からプログラムを読み出して実行することで構成される。
印刷用データ取得部191は、印刷用データを取得し、記憶部180に記憶させる。上述したように、印刷用データ取得部191が取得する印刷用データは、対象パラメータ領域を含む。対象パラメータ領域は、潜像化対象画像(潜像として印刷される画像)を示すパラメータ値を格納する領域である。
印刷用データ取得部191が、通信部110を介して記憶デバイス又は他のコンピュータなど他の機器から印刷用データを取得するようにしてもよい。あるいは、印刷用データ取得部191が、表示部120を制御して描画用画面を表示させ、操作入力部130が受ける描画操作に基づいて印刷用データを取得するようにしてもよい。あるいは、印刷用データ取得部191が、通信部110と表示部120と操作入力部130とを組み合わせて用いて印刷用データを取得するようにしてもよい。例えば、印刷用データ取得部191が、通信部110を介して記憶デバイス又は他のコンピュータなど他の機器から印刷用データを取得し、得られた印刷用データに基づく画像を表示部120に表示させ、この画像を修正するユーザ操作に基づいて印刷用データを修正するようにしてもよい。
パラメータ値取得部192は、印刷用データのうちパラメータ領域に格納するデータを取得する。ここでいうパラメータ領域は、値が可変となっている領域である。パラメータ領域に格納するデータの値をパラメータ値とも称する。
パラメータ値取得部192は、特に、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得する。パラメータ値取得部192が、通信部110を介して記憶デバイス又は他のコンピュータなど他の機器からパラメータ値を取得するようにしてもよい。あるいは、図6を参照して説明したように、プリンタ200が印刷用データの画像の印刷を繰り返す毎に、パラメータ値取得部192が表示部120にポップアップウィンドウを表示させてパラメータ値のユーザ入力を促すなど、表示部120及び操作入力部130を用いてパラメータ値を取得するようにしてもよい。あるいは、パラメータ値取得部192が、通信部110と表示部120と操作入力部130とを組み合わせて用いてパラメータ値を取得するようにしてもよい。
印刷制御部193は、プリンタ200を制御して画像を印刷させる。特に、印刷制御部193は、印刷制御部の例に該当し、パラメータ値取得部192が取得したパラメータ値毎に、当該パラメータ値を対象パラメータ領域に格納した印刷用データに基づいて印刷を行う。
プリンタ200は、印刷制御部193の制御に従って各種画像を印刷する。特に、プリンタ200は、印刷部の例に該当し、パラメータ値取得部192が取得したパラメータ値毎に、当該パラメータ値を対象パラメータ領域に格納した印刷用データに基づいて印刷を行う。
プリンタ200は、潜像領域及び背景領域のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体で印刷し、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体で印刷することで画像の潜像化を行う。
例えば、プリンタ200は、潜像領域及び背景領域のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体にて誤差拡散法(Error Diffusion)を用いて印刷し、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像による網点にて印刷する。
図7は、プリンタ200が潜像領域及び背景領域に印刷するパタンの例を示す図である。図7は、プリンタ200による印刷を拡大した例を示しており、1ミリメートル(mm)相当の長さの例が示されている。
領域A311は、背景領域の例に該当し、領域A312は、潜像領域の例に該当する。図7の例では、潜像部分が白抜けする例を示しており、領域A311には比較的大きい点画像による網点が印刷されている。具体的には、点画像P311のように領域A311に示される点画像は、複写機が複写可能な大きさの点画像であり、例えば0.2ミリメートル程度の大きさで一定間隔の網点画像を形成する。
一方、領域A312には比較的小さい点画像が誤差拡散法で印刷されている。具体的には、点画像P312にように領域A312に示される点画像は、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像であり、例えば0.01ミリメートル未満の点画像の集合体を形成する。
図8は、印刷システム1が用いる誤差拡散法における誤差の拡散係数の例を示す図である。
誤差拡散法では、設定された画素値と実際に印刷された画素値との差を誤差として算出し、得られた誤差を未処理の隣接画素へ伝播させる。ここでいう画素は、画素値が設定される個々の領域であり、印刷の処理の際に最小単位の領域として扱われる。また、ここでの誤差(設定された画素値と実際に印刷された画素値との差)は、プリンタ200の解像度等の原因で生じる。
例えば、図8の画素C11における画素値「0.3」に対して、プリンタ200の解像度で印刷可能な画素値が「0」又は「1」であり、画素C11の画素値を「0」に丸めた場合、印刷制御部193は、設定された画素値「0.3」から印刷での画素値「0」を減算して誤差を「0.3」と算出する。
また、図8では、印刷制御部193が、1行内の画素を左から右へ走査し、上の行から下の行へと順に走査するラスタスキャンにて各画素における印刷の画素値を算出する例を示している。印刷制御部193が、画素C11の画素値を算出したタイミングで未処理の隣接画素は画素C12〜C15であり、印刷制御部193は、図8に示す係数で誤差を隣接画素に分配する。例えば、印刷制御部193は、画素C12に設定されている画素値に対して、画素C11での誤差「0.3」に係数「7/16」を乗算した約0.13を加算する。
印刷システム1が用いる誤差拡散法では、印刷された画素値の複数の画素における平均値を、設定された画素値の平均値に近づけることができ、設定された色に近い色で印刷を行うことができる。これにより、潜像領域と背景領域との色の差(見た目上の色の差)を小さくすることができ、原本で潜像を目立たなくすることができる。
記憶部180は、潜像領域の色と背景画像領域の色との組み合わせを予め複数記憶しておく。ユーザは、記憶部180が記憶している組み合わせの中からいずれかを選択する。
この色の組み合わせ(特に、点画像の大きさの違いを吸収する濃度の組み合わせ)は、例えば実験にて予め求めておく。この色の組み合わせは、プリンタインクの特性、印刷に用いる紙の色及び質、点画像の大きさ等の要因に依存するが、例えば実験で以下の組み合わせが好適であった。
(1) 背景色がグレーの場合、潜像領域の濃度を9〜13の範囲内に設定し、背景領域の濃度を5.56とする。例えば、潜像領域の濃度を10とし、背景領域の濃度を5.56とする。
(2) 背景色がシアンの場合、潜像領域の濃度を10〜14の範囲内に設定し、背景領域の濃度を10とする。例えば、潜像領域の濃度を13とし、背景領域の濃度を10とする。
(3) 背景色がマゼンタの場合、潜像領域の濃度を10〜14の範囲内に設定し、背景領域の濃度を5.56、6.25、又は8.33のいずれかとする。例えば、潜像領域の濃度を11とし、背景領域の濃度を6.25とする。
(4) 背景色がレッドの場合、潜像領域の濃度を6〜10の範囲内に設定し、背景領域の濃度を5.56、6.25又は8.33のいずれかとする。例えば、潜像領域の濃度を7とし、背景領域の濃度を6.25とする。
(5) 背景色がグリーンの場合、潜像領域の濃度を9〜12の範囲内に設定し、背景領域の濃度を10又は12.5のいずれかとする。例えば、潜像領域の濃度を10とし、背景領域の濃度を10とする。
(6) 背景色がブルーの場合、潜像領域の濃度を4〜7の範囲内に設定し、背景領域の濃度を5.56とする。例えば、潜像領域の濃度を5とし、背景領域の濃度を5.56とする。
また、印刷システム1が潜像にする情報は、図2〜図4を参照して説明した識別情報及び金額に限らない。例えば、印刷システム1が、金額に代えてクーポンの値引き金額又は割引率を潜像で印刷するなど、クーポン券による特典内容を潜像で印刷するようにしてもよい。
あるいは、印刷システム1が、図2の領域A115に示される有効期限のように、印刷物の有効期限を潜像で印刷するようにしてもよい。あるいは、印刷システム1が、印刷物の印刷年月日(印刷物が生産された日付)を潜像で印刷するようにしてもよい。
あるいは、印刷システム1が、くじの当たり又は外れを潜像で印刷するようにしてもよい。
図9は、印刷システム1が印刷したくじの原本を複写機で複写した例を示す図である。原本を領域A410、A420、A430の各々に切り離し、線L411で谷折りにして中身の記載が見えないようにしてくじを作る。
図9の領域A411の「アタリ!!」の画像、及び、領域A421の「ハズレ・・・」の画像などの白抜けの画像は原本では潜像化されている。
このように、印刷システム1がくじの結果を潜像で印刷することで、くじの結果の改ざんを検出できる可能性が高くなる。
あるいは、印刷システム1が、文字列に代えてバーコードを潜像で印刷するようにしてもよい。この場合のバーコードは一次元のバーコードであってもよいし、二次元バーコードであってもよい。
次に、図10を参照して印刷システム1の動作について説明する。
図10は、印刷システム1が画像の印刷を行う処理手順の例を示すフローチャートである。
図10の処理で、印刷用データ取得部191は、画像用データを取得する(ステップS101)。上述したように、印刷用データ取得部191が、通信部110を介して他の機器から印刷用データを取得するようにしてもよいし、操作入力部130が受ける描画操作に基づいて印刷用データを取得するようにしてもよい。あるいは、印刷用データ取得部191が、通信部110と表示部120と操作入力部130とを組み合わせて用いて印刷用データを取得するようにしてもよい。印刷用データ取得部191が取得する印刷用データには、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ格納領域が設けられている。
また、パラメータ値取得部192は、潜像化対象画像を示すパラメータ値を複数取得する(ステップS102)。パラメータ値取得部192は、画像用データを用いて印刷する印刷物の数だけパラメータ値を取得する。上述したようにパラメータ値取得部192が、通信部110を介して他の機器からパラメータ値を取得するようにしてもよい。あるいは、プリンタ200が印刷用データの画像の印刷を繰り返す毎に、パラメータ値取得部192が表示部120にポップアップウィンドウを表示させてパラメータ値のユーザ入力を促すなど、表示部120及び操作入力部130を用いてパラメータ値を取得するようにしてもよい。あるいは、パラメータ値取得部192が、通信部110と表示部120と操作入力部130とを組み合わせて用いてパラメータ値を取得するようにしてもよい。
パラメータ値取得部192が、パラメータ値を取得するタイミングは、印刷用データ取得部191が印刷用データを取得した後、かつプリンタ200が印刷用データに基づいて画像を印刷する前であってもよい。あるいは、印刷用データ取得部191が印刷用データを取得しているときパラメータ値取得部192がパラメータ値を取得するようにしてもよい。
プリンタ200は、印刷制御部193の制御に従って画像を印刷する(ステップS103)。プリンタ200は、パラメータ値取得部192が取得したパラメータ値毎に、当該パラメータ値を対象パラメータ領域に格納した印刷用データに基づいて印刷を行う。
例えば、印刷用データ取得部191が、印刷用データをコピーし、得られた複数の印刷用データの各々の対象パラメータ領域にパラメータ値を格納するようにしてもよい。
あるいは、印刷制御部193が、印刷用データを用いてプリンタ200に印刷を繰り返し行わせ、プリンタ200が印刷を行う毎にパラメータ値を更新するようにしてもよい。
ステップS103の後、図10の処理を終了する。
以上のように、印刷用データ取得部191は、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する。パラメータ値取得部192は対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得する。また、印刷制御部193は、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を対象パラメータ領域に格納した印刷用データに基づいてプリンタ200に印刷を行わせる。プリンタ200は、印刷制御部193の制御に従って印刷を行う。そして、プリンタ200は、印刷制御部193の制御に従って、潜像領域及び背景領域のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う。
このように、印刷システム1がパラメータ値(可変な値)を潜像にて印刷することで、印刷物毎に異なる値を潜像にて印刷することができる。潜像は、実像よりも改ざんが困難であり、印刷システム1が潜像を印刷することで原本の改ざんに対する抑止力となる。
例えば、印刷システム1が、印刷物の識別情報を潜像で印刷するようにしてもよいし、印刷物の有効期限又は印刷年月日を潜像で印刷するようにしてもよい。あるいは、印刷システム1が、金券の金額(額面)を潜像で表示するようにしてもよいし、クーポン券の割引率又は値引き額などクーポン券による特典内容を潜像で印刷するようにしてもよい。あるいは、印刷システム1が、くじの結果(当たり/外れを)潜像で印刷するようにしてもよい。また、印刷システム1が、バーコードを潜像で印刷するようにしてもよい。
また、印刷システム1が、同一内容を潜像と実像との両方で印刷するようにしてもよい。これにより、実像への改ざんなど印刷物の改ざんに対する抑止的効果を得られ、かつ、原本を見る者は、実像を参照して記載内容を把握することができる。
また、印刷システム1が情報を潜像画像にて印刷することで、原本では当該情報の表示を目立ちにくくすることができ、原本のデザイン性を高めることが可能である。
このように、潜像画像の印刷によって複写の検出だけでなく、原本に対する改ざんの検出やデザイン性の向上が可能である。この点で、印刷システム1によれば、原本では目立たない画像が複写物で出現する印刷に、より柔軟性を持たせることができる。
また、印刷システム1は、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷を誤差拡散法で行い、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷を網点の印刷で行う。
これにより、潜像画像と背景画像との色の差を小さくすることができ、原本で潜像画像を目立たなくすることができる。また、誤差拡散法及び網点の印刷のいずれも比較的簡単に実行可能であり、印刷制御装置100の負荷が比較的小さくて済む。
また、印刷システム1では、実像及び潜像の各々が個別に印刷物毎に異なる内容の印刷を行うことができる。
また、印刷システム1では、プリンタ200が印刷を行うので、従来のオフセット印刷のような専用版を必要としない。すなわち、印刷システム1では、汎用性のある無版印刷が可能である。
また、印刷システム1では、背景色は特定の色に限定されない。例えば、ユーザは、複数の背景色のうちいずれかを選択することができる。
このように、印刷システム1では、特別な資材及び装置を必要とせず、小ロットかつ低コストで潜像を含む画像を印刷することができる。
なお、プリンタ200のタイプは特定のタイプに限定されない。例えば、プリンタ200がレーザプリンタであてもよいしインクジェットプリンタであってもよい。
なお、制御部190の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 印刷システム
100 印刷制御装置
110 通信部
120 表示部
130 操作入力部
180 記憶部
190 制御部
191 印刷用データ取得部
192 パラメータ値取得部
193 印刷制御部
200 プリンタ

Claims (14)

  1. 印刷システムが、潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得ステップと、
    前記印刷システムが、前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得ステップと、
    前記印刷システムが、得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいて印刷を行う印刷ステップと、
    を含み、
    前記印刷ステップにて、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う
    印刷物生産方法。
  2. 前記印刷ステップにて、前記パラメータ値を潜像で印刷する位置と異なる位置に前記パラメータ値を実像でさらに印刷する、
    請求項1に記載の印刷物生産方法。
  3. 前記パラメータ値取得ステップにて、前記印刷ステップで印刷する印刷物を識別する識別情報である前記パラメータ値を取得する、請求項1又は請求項2に記載の印刷物生産方法。
  4. 前記パラメータ値取得ステップにて、前記印刷ステップで印刷する印刷物の有効期限を示す前記パラメータ値を取得する、請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  5. 前記パラメータ値取得ステップにて、印刷年月日を示す前記パラメータ値を取得する、請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  6. 前記パラメータ値取得ステップにて、金額を示す前記パラメータ値を取得し、
    前記印刷ステップにて金券を印刷する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  7. 前記パラメータ値取得ステップにて、クーポン券による特典内容を示す前記パラメータ値を取得し、
    前記印刷ステップにてクーポン券を印刷する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  8. 前記パラメータ値取得ステップにて、くじの当たり又は外れを示す前記パラメータ値を取得し、
    前記印刷ステップにてくじを印刷する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  9. 前記パラメータ値取得ステップにて、バーコードを示す前記パラメータ値を取得する、請求項1から8のいずれか一項に記載の印刷物生産方法。
  10. 前記印刷ステップでは、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷を誤差拡散法で行い、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷を網点の印刷で行う、請求項1から9のいずれか1項に記載の印刷物生産方法。
  11. 潜像化対象画像、及び、前記潜像化対象画像に対する背景領域のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体にて誤差拡散法を用いて印刷し、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像による網点にて印刷することによる潜像化を行う、印刷物生産方法。
  12. 潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得部と、
    前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得部と、
    得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいて印刷を行う印刷部と、
    を備え、
    前記印刷部は、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行い、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行うことによる潜像化を行う
    印刷システム。
  13. 潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得部と、
    前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得部と、
    得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいてプリンタを制御して印刷を行わせる印刷制御部と、
    を備え、
    前記印刷制御部は、前記プリンタを制御して、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行わせ、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行わせることによる潜像化を行う
    印刷制御装置。
  14. コンピュータに、
    潜像化対象画像を示すパラメータ値を格納する対象パラメータ領域を含む印刷用データを取得する印刷用データ取得ステップと、
    前記対象パラメータ領域に設定されるパラメータ値を複数取得するパラメータ値取得ステップと、
    得られたパラメータ値毎に、当該パラメータ値を前記対象パラメータ領域に格納した前記印刷用データに基づいてプリンタを制御して印刷を行わせる印刷制御ステップと、
    を実行させ、
    前記印刷制御ステップでは、前記プリンタを制御して、前記パラメータ値の印刷、及び、前記パラメータ値の印刷に対する背景領域の印刷のうちいずれか一方を、複写機が複写可能な大きさよりも小さい点画像の集合体の印刷で行わせ、もう一方を、複写機が複写可能な大きさの点画像の集合体の印刷で行わせることによる潜像化を行わせる
    ためのプログラム。
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