JP2018018200A - 電源装置および電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる電源装置を得る。【解決手段】電源装置を、第1の制御手段1と、電源生成手段2と、監視手段3と、第2の制御手段4を備える構成とする。第1の制御手段1は、保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力する。電源生成手段2は、制御信号を基に装置に供給する電力を、外部電源を元に生成して出力する。監視手段3は、ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視する。第2の制御手段4は、ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用のファームウェアのデータを取得し、取得したデータを基にファームウェアを更新する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置に関するものであり、特に、電源供給の制御に関するものである。
サーバ装置等の情報処理装置は、高可用性が要求されることが多く、安定して継続的に稼動する必要がある。サーバ装置等が安定的に稼動するためには、例えば、サーバ装置等に電力を供給する電源が安定している必要がある。電源の動作が不安定な場合には、電源供給の突然の停止や、電圧低下等によるサーバ装置等の動作の停止が生じ得る。
電源装置は、例えば、外部から供給される電力をサーバ装置等に供給する電力に変換する電源生成回路と、電源生成回路を制御する制御コントローラによって構成される。制御コントローラは、記憶装置に保存しているファームウェアを実行することで変換回路の動作を制御する。ファームウェアに不具合があると、制御コントローラは、電源生成回路を的確に制御することができないため、電源の供給が不安定となりサーバ装置等の停止が生じ得る。よって、サーバ装置等に電源を安定的に供給するためには、制御に用いているファームウェアに不具合が生じないように適切に管理する必要がある。
電源装置の制御コントローラのファームウェアに不具合等がある場合には、正しく動作するファームウェアのデータを用いてファームウェアの更新を行う必要がある。しかし、ファームウェアのデータを外部から入力する機能やデータの上書き機能が無い電源装置を用いた場合には、制御コントローラのファームウェアを更新するためにサーバ装置等の分解の作業が必要になる。サーバ装置等の分解が必要になると、作業に長時間を要するためにサーバ装置等を稼動できない時間が長くなる。そのため、サーバ装置等の分解を必要とせずに、電源装置の制御コントローラのファームウェアのデータの更新を行うことができることが望ましく、関連する技術の開発が行われている。そのような、サーバ装置等の分解を必要とせずに、電源装置の制御コントローラのファームウェアのデータを更新する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、電源装置を内部に有する情報処理装置に関するものである。特許文献1の情報処理装置は、サーバとして動作するサーバ制御装置を備えている。サーバ制御装置には電源装置から電力が供給される。特許文献1では、サーバ制御装置の制御部が電源装置の制御部のファームウェアの更新を制御する。特許文献1では、ファームウェアの更新を行う際に、サーバ制御装置の制御部が電源装置の制御部にファームウェアのデータを送ることで、電源装置のファームウェアの更新が行われる。特許文献1は、そのような構成を有することで、電源装置のファームウェアの更新を行う際に、可用性を向上することができるとしている。
特開2014−174697号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1では、ファームウェアの更新が必要なときに、サーバ制御装置の側からファームウェアを電源装置に送ることで、電源装置のファームウェアの更新が行われている。すなわち、特許文献1では、ファームウェアのデータの不具合が生じたときには、不具合の発生を作業者やサーバ制御装置が検知して、サーバ制御装置から電源装置にファームウェアのデータを送る必要がある。そのため、電源装置のファームウェアの不具合を検知していない場合には、サーバ制御装置は、正常に動作することを前提にして電源の供給開始の要求や各動作を行う。よって、特許文献1では、ファームウェアに不具合があったときにファームウェアの更新が適切に行われずに、情報処理装置の動作が不安定に成り得る。そのため、特許文献1は、制御用のファームウェアを適切に管理して、サーバ装置等に電源を安定的に供給するための技術としては十分ではない。
本発明は、上記の課題を解決するため、制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる電源装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の電源装置は、第1の制御手段と、電源生成手段と、監視手段と、第2の制御手段を備えている。第1の制御手段は、保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力する。電源生成手段は、制御信号を基に装置に供給する電力を、外部電源を元に生成して出力する。監視手段は、ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視する。第2の制御手段は、ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用のファームウェアのデータを取得し、取得したデータを基にファームウェアを更新する。
本発明の電源制御方法は、保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力する。本発明の電源制御方法は、制御信号を基に装置に供給する電力を、外部電源を元に生成して出力する。本発明の電源制御方法は、ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視する。本発明の電源制御方法は、ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用のファームウェアのデータを取得し、取得したデータを基にファームウェアを更新する。
本発明によると、制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の電源装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態のマイクロコントローラの構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の動作フローの概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の動作フローの概要を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の電源装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の電源装置は、第1の制御手段1と、電源生成手段2と、監視手段3と、第2の制御手段4を備えている。第1の制御手段1は、保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力する。電源生成手段2は、制御信号を基に装置に供給する電力を、外部電源を元に生成して出力する。監視手段3は、ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視する。第2の制御手段4は、ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用のファームウェアのデータを取得し、取得したデータを基にファームウェアを更新する。
本実施形態の電源装置は、監視手段3において第1の制御手段1が保持しているファームウェアが正常に動作するものかを監視し、正常なものでないときに、第2の制御手段4が取得したデータを基にファームウェアを更新している。すなわち、本実施形態の電源装置は、自装置でファームウェアが正常であるかを判断して、ファームウェアの更新を行う。そのため、本実施形態の電源装置では、第1の制御手段1および電源生成手段2がファームウェアに基づいて、装置に供給する電力を生成する際に、ファームウェアの不具合による供給の不具合の発生を抑制することができる。その結果、本実施形態の電源装置は、制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の情報システムの構成の概要を示したものである。本実施形態の情報処理システムは、サーバ装置10と、電源装置20を備えている。電源装置20は、サーバ装置10に電源を供給する電源装置として備えられている。
サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、通信装置および入出力装置等を備えた情報処理装置である。サーバ装置10は、電源装置20から供給される電力によって動作する。
電源装置20の構成について説明する。図3は、本実施形態の電源装置20の構成の概要を示したものである。電源装置20は、外部から入力される電力をサーバ装置10に供給する電力に変換する機能と、電源のオンやオフなどの電力の供給状態を制御する機能を有する。電源装置20は、制御コントローラ21と、マイクロコントローラ22と、管理インターフェース23と、電源生成回路24を備えている。
制御コントローラ21は、電源生成回路24を制御し、サーバ装置10への電力の供給を管理する機能を有する。制御コントローラ21は、電源生成回路24を制御してサーバ装置10へ供給される電源のオンとオフを管理する。制御コントローラ21は、ファームウェア記憶部31に保存しているファームウェアを基に動作する。
制御コントローラ21は、ファームウェア記憶部31をさらに備えている。ファームウェア記憶部31は、ファームウェアを保存する機能を有する。ファームウェア記憶部31は、例えば、不揮発性の半導体メモリによって構成されている。また、本実施形態の制御コントローラ21は、第1の実施形態の第1の制御手段1に相当する。
マイクロコントローラ22は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアの管理と更新の制御を行う機能を有する。また、マイクロコントローラ22は、制御コントローラ21の動作の異常を検知した際に、制御コントローラ21を制御して、電源の供給を停止する機能を有する。
図4は、マイクロコントローラ22の構成の概要を示したものである。マイクロコントローラ22は、制御部41と、制御コントローラ監視部42と、ファームウェア更新部43を備えている。
制御部41は、制御コントローラ21の制御を行う機能を有する。制御部41は、制御コントローラ21の制御に必要なデータの送受信を、管理インターフェース23を介してサーバ装置10等と行う。制御部41は、管理インターフェース23を介してサーバ装置10から電力の供給の開始を要求する信号を受け取ると、制御コントローラ21に電力の供給の開始を示す制御信号を送る。また、制御部41は、管理インターフェース23を介してサーバ装置10から電力の供給の停止を要求する信号を受け取ると、制御コントローラ21に電力の供給の停止を示す制御信号を送る。
制御部41は、制御コントローラ21のファームウェアの更新が必要なときに、更新用のファームウェアのデータを、管理インターフェース23を介して取得する。制御部41は、取得した更新用のファームウェアのデータを基に、制御コントローラ21のファームウェアの更新を制御する。
制御部41は、制御コントローラ21の動作の異常やファームウェアの不具合を検知すると、制御コントローラ21を制御してサーバ装置10への電力の供給を停止する。制御部41は、動作の異常やファームウェアの不具合を検知した場合には、サーバ装置10から電源オンの制御信号を受け取った場合であっても、サーバ装置10への電力の供給を停止するように制御コントローラ21を制御する。
制御コントローラ監視部42は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアのレビジョンの監視およびファームウェアの動作状態の監視を行う機能を有する。制御コントローラ監視部42は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアのレビジョンの情報を記憶している。
制御コントローラ監視部42は、制御部41を介してサーバ装置10または外部の装置等から不具合が生じ得るファームウェアのレビジョンの情報を取得する。制御コントローラ監視部42は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアのレビジョンと、不具合が生じ得るレビジョンを比較し、一致したときに、ファームウェア更新部43にファームウェアの更新を要求する。また、制御コントローラ監視部42は、ファームウェア更新部43から更新したファームウェアのレビジョンの情報を受け取ったときに、受け取ったレビジョンの情報を保持する。
制御コントローラ監視部42は、制御コントローラ21の動作を監視して、動作の異常を検知したときに、ファームウェアの更新を行ってもよい。また、本実施形態の制御コントローラ監視部42は、第1の実施形態の監視手段3に相当する。
ファームウェア更新部43は、更新用のファームウェアのデータの取得と、制御コントローラ21のファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアの更新の制御を行う機能を有する。
ファームウェア更新部43は、制御コントローラ監視部42からファームウェアの更新の要求を受け取ったときに、制御部41を介してサーバ装置10または外部の装置から更新用のファームウェアのデータを取得する。更新用のファームウェアのデータを取得すると、ファームウェア更新部43は、取得したファームウェアのデータを基に、制御部41を介して制御コントローラ21のファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアの更新を行う。ファームウェアの更新を行うと、ファームウェア更新部43は、更新用のファームウェアのレビジョンの情報を、制御コントローラ監視部42に送る。また、本実施形態の制御部41およびファームウェア更新部43は、第1の実施形態の第2の制御手段4に相当する。
管理インターフェース23は、マイクロコントローラ22のデータの入出力インターフェースとしての機能を有する。マイクロコントローラ22には、管理インターフェース23を介してファームウェアのデータ等が入力される。管理インターフェース23には、サーバ装置10の他に、作業用の情報処理装置や通信ネットワークが接続されていてもよい。
電源生成回路24は、サーバ装置10に電力を供給する機能を有する。電源生成回路24は、外部から入力される電力を元に、制御コントローラ21の制御に基づいた電圧の電力をサーバ装置10に供給する。また、電源生成回路24は、制御コントローラ21の制御に基づいて、サーバ装置10の電源のオン状態とオフ状態、すなわち、電力が供給されている状態と、供給が停止されている状態を管理する。また、本実施形態の電源生成回路24は、第1の実施形態の電源生成手段2に相当する。
本実施形態の情報処理システムの動作について説明する。始めに本実施形態の情報処理システムの通常時の動作について説明する。電源装置20は、サーバ装置10の電源オンの信号を検知すると起動する。電源装置20が起動すると、制御コントローラ21は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいて動作する。制御コントローラ21は、ファームウェアに基づいて所定の電圧の電力を出力する信号を、電源生成回路24に送る。電源生成回路24は、制御コントローラ21から受け取った信号に基づいて、外部の電源から入力される電力を元に、所定の電圧の直流方式の電力を生成し、サーバ装置10に供給する。サーバ装置10は、電源装置20から供給される電力を元に動作する。
次に、本実施形態の情報処理システムにおいて、電源装置20のファームウェアの更新が行われる際の動作について説明する。図5は、本実施形態の情報処理システムにおいて、電源装置20のファームウェアの更新が行われる際の動作フローの概要を示したものである。
電源装置20のマイクロコントローラ22の制御コントローラ監視部42は、電源装置20の動作時に、制御コントローラ21が電源生成回路24の制御に用いているファームウェアのレビジョンを確認する(ステップ101)。
ファームウェアのレビジョンが正常に動作するレビジョンであるとき(ステップ102でYes)、制御コントローラ監視部42は、ステップ101において制御コントローラ21が制御に用いているファームウェアのレビジョンの確認を継続する。
ファームウェアが正常に動作しないレビジョンの場合(ステップ102でNo)、制御コントローラ監視部42は、ファームウェア更新部43に、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアのデータの更新を要求する。
ファームウェアの更新の要求を受け取ると、ファームウェア更新部43は、制御部41を介して正しく動作するレビジョンのファームウェアのデータを、更新用のファームウェアのデータとして取得する(ステップ103)。ファームウェア更新部43は、管理インターフェース23および制御部41を介して、更新用のファームウェアのデータを取得する。ァームウェア更新部43は、サーバ装置10、サーバ装置10に接続された情報処理装置または通信ネットワーク等を介して更新用のファームデータを取得する。
更新用のファームウェアのデータを取得すると、ファームウェア更新部43は、制御部41を介して更新用のファームウェアのデータを、制御コントローラ21に送る。制御コントローラ21は、更新用のファームウェアのデータをマイクロコントローラ22から受け取ると、取得したデータを基にファームウェア記憶部31のファームウェアのデータを更新する(ステップ104)。
ファームウェア記憶部31のファームウェアのデータが更新されると、制御コントローラ21は、更新されたファームウェアに基づいた電源生成回路24の制御を開始する(ステップ105)。ファームウェア更新部43は、ファームウェアの制御コントローラ21のファームウェアが更新されると、更新後のファームウェアのレビジョンの情報を制御コントローラ監視部42に送る。更新後のファームウェアのレビジョンの情報を受け取ると、制御コントローラ監視部42は、受け取ったレビジョンの情報を保存する。また、電源装置20は、更新されたファームウェアに基づいた動作を開始する前に、一度、リセット動作を行ってもよい。
本実施形態の情報処理システムでは、マイクロコントローラ22が制御コントローラ21のファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアが正常に動作するファームウェアであるかを監視している。また、ファームウェアが正常に動作するものでないと判断したとき、マイクロコントローラ22は、更新用のファームウェアのデータを取得し、取得したデータを基にファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアの更新を行っている。そのため、本実施形態の情報処理システムの電源装置は、自装置内においてファームウェアが正常に動作するものであるかを判断し、正常に動作しない恐れがあるときにファームフェアの更新を自装置の判断で行うことができる。よって、本実施形態の電源装置は、ファームウェアの不具合によって電源の供給に異常が生じる恐れがあるまま動作を続ける状態を避けることができる。
また、本実施形態の電源装置は、ファームウェアの不具合を検知した際に、サーバ装置10から電源の供給の要求があった場合に、電源を供給しないように制御している。そのため、本実施形態の電源装置では、ファームウェアの不具合によって電源の供給に異常が生じる恐れがあるまま動作を続ける可能性をより抑制することができる。以上より、本実施形態の情報処理システムでは、制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる。
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図6は、本実施形態の情報処理システムの構成の概要を示したものである。第2の実施形態の情報処理システムは、電源装置を1台のみ備えていたが、本実施形態の情報処理システムは、電源装置を、複数、備えていることを特徴とする。
本実施形態の情報処理システムは、サーバ装置50と、第1の電源装置51と、第2の電源装置52と、管理マイクロコントローラ53を備えている。電源装置は、3台以上であってもよい。
サーバ装置50は、CPU、記憶装置、通信装置および入出力装置等を備えた情報処理装置である。サーバ装置50は、第1の電源装置51および第2の電源装置52から供給される電源によって動作する。
第1の電源装置51および第2の電源装置52の構成と機能は、第2の実施形態の電源装置20と同様である。よって、以下の説明において第1の電源装置51および第2の電源装置52の構成に関する説明は、図3も参照して行う。
管理マイクロコントローラ53は、各電源装置のファームウェアの異常の有無を監視し、ファームウェアの更新を管理する機能を有する。管理マイクロコントローラ53は、各電源装置の管理インターフェース23およびマイクロコントローラ22を介して各電源装置のファームウェアの異常の有無を監視する。管理マイクロコントローラ53は、各電源装置のファームウェアの異常を検知すると、異常を検知した電源装置の管理インターフェース23を介してマイクロコントローラ22に正常に動作するファームウェアのデータを送る。ファームウェアを受け取った電源装置のマイクロコントローラ22は、制御コントローラ21のファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアのデータを、受け取ったデータで更新する。
管理マイクロコントローラ53は、一方の電源装置のファームウェアの異常のみを検知してファームウェアのデータの更新を行った際に、正常に動作しているもう一方の電源装置のファームウェアを更新する。管理マイクロコントローラ53は、一方の電源装置の異常を検知してファームウェアの更新を行った際に、異常を検知していない電源装置のファームウェアのレビジョンを確認する。管理マイクロコントローラ53は、更新したファームウェアよりもレビジョンが古い場合に、異常を検知した電源装置の更新に用いた新しいレビジョンのデータで、異常を検知していない側の電源装置のファームウェアを更新する。
管理マイクロコントローラ53は、通信ネットワーク等を介して更新用のファームウェアのデータを取得する。管理マイクロコントローラ53は、一方の電源装置で異常を検知したときに、正常に動作している電源装置からファームウェアのデータを読み出して、読み出したファームウェアのデータを、異常を検知した電源装置に送る構成であってもよい。
本実施形態の情報処理システムの動作について説明する。
第1の電源装置51および第2の電源装置52は、サーバ装置50の電源オンの信号を検知すると起動する。第1の電源装置51および第2の電源装置52が起動すると、それぞれの制御コントローラ21は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいて動作する。制御コントローラ21は、ファームウェアに基づいて所定の電圧の電力を出力する信号を、電源生成回路24に送る。第1の電源装置51および第2の電源装置52の電源生成回路24は、制御コントローラ21から受け取った信号に基づいて、外部の電源から入力される電力を元に、所定の電圧の直流方式の電力を生成し、サーバ装置50にそれぞれ供給する。サーバ装置50は、第1の電源装置51および第2の電源装置52から供給される電力を元に動作する。
次に、本実施形態の情報処理システムにおいて、第1の電源装置51および第2の電源装置52のファームウェアの更新が行われる際の動作について説明する。図7は、本実施形態の情報処理システムにおいて、第1の電源装置51および第2の電源装置52のファームウェアの更新が行われる際の動作フローの概要を示したものである。
管理マイクロコントローラ53は、サーバ装置50の動作時に、第1の電源装置51および第2の電源装置52のそれぞれのマイクロコントローラ22からの更新用のファームウェアの要求の有無を監視する(ステップ111)。
いずれの電源装置からも更新用のデータの要求を受けていないとき、(ステップ112でNo)、管理マイクロコントローラ53は、ステップ111において各電源装置からの更新用のデータの要求の有無を監視する。
更新用のファームウェアのデータを要求している電源装置がある場合(ステップ112でYes)、管理マイクロコントローラ53は、更新用のデータの要求を送ってきた電源装置のファームウェアのデータの更新を開始する。
ファームウェアの更新を開始すると管理マイクロコントローラ53は、正しく動作するレビジョンのファームウェアのデータを、更新用のファームウェアのデータとして取得する(ステップ113)。管理マイクロコントローラ53は、通信ネットワーク等を介して更新用のファームウェアのデータを取得する。
更新用のファームウェアのデータを取得すると、管理マイクロコントローラ53は、更新用のファームウェアのデータを、異常を検知した電源装置の管理インターフェース23を介して、マイクロコントローラ22に送る。更新用のファームウェアのデータを受け取ると、マイクロコントローラ22は、受け取った更新用のデータを制御コントローラ21に送る。制御コントローラ21は、更新用のファームウェアのデータをマイクロコントローラ22から受け取ると、取得したデータを基にファームウェア記憶部31のファームウェアのデータを更新する(ステップ114)。
ファームウェア記憶部31のファームウェアのデータが更新されると、管理マイクロコントローラ53は、更新を行っていない側の電源装置のファームウェアのレビジョンを確認する(ステップ115)。管理マイクロコントローラ53は、更新を行っていない側の電源装置の管理インターフェース24を介して、マイクロコントローラ22にファームウェアのレビジョンの情報を要求して、ファームウェアのレビジョンの情報を取得する。
2つの電源装置のレビジョンが一致するとき(ステップ116でYes)、各電源装置は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいた制御を行う(ステップ117)。第1の電源装置51および第2の電源装置52は、それぞれのファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいて動作してサーバ装置50に電力を供給する。
2つの電源装置のレビジョンが一致しないとき(ステップ116でNo)、管理マイクロコントローラ53は、もう一方の電源装置、すなわち、更新を行っていない電源装置のファームウェアの更新を行う(ステップ118)。管理マイクロコントローラ53は、保持している更新用のファームウェアのデータを更新の対象となる電源装置に送ることで、電源装置のファームウェアの更新を行う。2つの電源装置のファームウェアが更新されると、各電源装置は、ファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいた制御を行う(ステップ117)。第1の電源装置51および第2の電源装置52は、それぞれのファームウェア記憶部31に保存されているファームウェアに基づいて動作してサーバ装置50に電力を供給する。
本実施形態の情報処理システムは、第2の実施形態の情報処理システムと同様の効果を有する。また、本実施形態の情報処理システムでは、複数の電源装置のうちいずれかの電源装置においてファームウェアの不具合を検知したときに、他の電源装置のファームウェアが正常に動作するかを確認している。正常に動作しない恐れがあるときに、他の電源装置のファームウェアの更新を行うことで、全ての電源装置が、ファームウェアによる動作不良を起こさずに安定して電力の供給を行うことができる。その結果、本実施形態の情報処理システムでは、制御用のファームウェアを適切に管理することによって、電源を安定的に供給することができる。
第2の実施形態および第3の実施形態では、電源装置がサーバ装置の内部に備えられている構成について示したが、電源装置は、サーバ装置の外部に備えられていてもよい。また、電源装置が電力を供給する対象は、通信装置や映像装置などサーバ装置以外の電子機器であってもよい。
第3の実施形態の情報処理システムでは、管理マイクロコントローラ53は、各電源装置のマイクロコントローラ22から送られてくる更新用のファームウェアのデータの要求を基に、各電源装置におけるファームウェアの不具合を検知している。そのような構成に代えて、管理マイクロコントローラ53は、各電源装置のレビジョンの情報を取得して、不具合のあるレビジョンの情報と比較することでファームウェアの不具合を検知するようにしてもよい。また、複数台の電源装置のうちの一部が予備の電源装置として備えられている構成であってもよい。
1 第1の制御手段
2 電源生成手段
3 監視手段
4 第2の制御手段
10 サーバ装置
20 電源装置
21 制御コントローラ
22 マイクロコントローラ
23 管理インターフェース
24 電源生成回路
31 ファームウェア記憶部
41 制御部
42 制御コントローラ監視部
43 ファームウェア更新部
50 サーバ装置
51 第1の電源装置
52 第2の電源装置
53 管理マイクロコントローラ

Claims (10)

  1. 保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力する第1の制御手段と、
    前記制御信号を基に前記装置に供給する前記電力を、外部電源を元に生成して出力する電源生成手段と、
    前記ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視する監視手段と、
    前記ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用の前記ファームウェアのデータを取得し、取得した前記データを基に前記ファームウェアを更新する第2の制御手段と、
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第2の制御手段は、前記ファームウェアが正常に動作するものでないときに、前記装置から電力の供給を要求する信号を受け取った場合に、電力を供給しないように前記第1の制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. データの入出力を行う入出力手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記ファームウェアが正常に動作するものでないときに、前記入出力手段を介して前記ファームウェアの更新用のデータを取得することを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の電源装置。
  4. 前記第2の制御手段は、前記ファームウェアのレビジョンに基づいて、前記ファームウェアが正常に動作するものであるかの判断を行うことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の電源装置。
  5. 前記第2の制御手段は、外部のコントローラから前記ファームウェアのレビジョンの情報を要求されたときに、前記レビジョンの情報を前記コントローラに送信し、
    前記第2の制御手段は、前記外部のコントローラを介して取得する前記ファームウェアの更新用のデータを取得することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 請求項1から5に記載の少なくも1台の電源装置と、
    情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記電源装置から供給される前記電力によって動作することを特徴とする情報処理システム。
  7. 前記電源装置を制御する電源装置制御手段をさらに備え、
    前記電源制御手段は、いずれかの前記電源装置の前記ファームウェアの更新が行われたときに、他の前記電源装置の前記ファームウェアの更新の要否を確認することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 保持しているファームウェアに基づいて、装置に供給する電力の生成動作を制御する制御信号を出力し、
    前記制御信号を基に前記装置に供給する前記電力を、外部電源を元に生成して出力し、
    前記ファームウェアが正常に動作するものであるかを監視し、
    前記ファームウェアが正常に動作するものでないとき、更新用の前記ファームウェアのデータを取得し、取得した前記データを基に前記ファームウェアを更新することを特徴とする電源制御方法。
  9. 前記ファームウェアが正常に動作するものでないときに、前記装置から電力の供給を要求する信号を受け取った場合に、電力を供給しないように制御することを特徴とする請求項8に記載の電源制御方法。
  10. 外部のコントローラから前記ファームウェアのレビジョンの情報を要求されたときに、前記レビジョンの情報を前記コントローラに送信し、
    前記外部のコントローラを介して前記ファームウェアの更新用のデータを取得することを特徴とする請求項8または9いずれかに記載の電源制御方法。
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