JP2015504187A - ストレージ装置 - Google Patents

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Abstract

サーバ装置2から送られてくるI/O要求に従い記憶ドライブ20に対するデータの書き込み又は記憶ドライブ20からデータの読み出しを行い、記憶ドライブ20に駆動電力を供給する複数のAC−DC電源22を備えるストレージ装置10において、AC−DC電源22の夫々から記憶ドライブ20に駆動電力を供給するAC−DC電源22ごとに設けられた複数の電力供給経路と、電力供給経路の夫々に設けられ、AC−DC電源22から記憶ドライブ20に供給される駆動電力の電圧異常を検出するとその電力供給経路による記憶ドライブ20への駆動電力の供給を停止させる複数のゲートユニットとを設ける。電力供給経路は、例えば、同じRAIDグループ51に属する記憶ドライブ20の夫々がいずれも異なる電力供給経路を通じてAC−DC電源22の夫々から駆動電力の供給を受けるように設ける。

Description

この発明は、ストレージ装置に関し、とくに記憶ドライブに対する電力供給経路の冗長性を確保しつつ安全に駆動電力を供給する技術に関する。
特許文献1には、ハードディスクドライブ等の負荷の夫々がワイヤードOR回路を介して2つのAC/DC電源と結線され、各負荷が各AC/DC電源から直接電力供給を受けるように構成されたストレージ装置が記載されている。
米国特許出願公開第2011/0191601号明細書
特許文献1に記載されているように、2つのAC/DC電源からワイヤードOR回路を介して負荷に直接給電を行う方式では、例えばAC/DC電源が故障して負荷に過電圧が供給されてしまうと、負荷にダメージを与えてしまう可能性がある。とくに負荷がRAIDグループを構成しているハードディスクドライブである場合にはデータの復旧も困難となる可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、負荷に対する電源供給の冗長性を確保しつつ、電源装置に障害が発生した場合でも負荷を安全に保護することが可能なストレージ装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、外部から送られてくるI/O要求に従い記憶ドライブに対するデータの書き込み又は記憶ドライブからデータの読み出しを行うストレージ装置であって、前記記憶ドライブに駆動電力を供給する複数の電源装置と、前記電源装置の夫々から前記記憶ドライブに駆動電力を供給する、前記電源装置ごとに設けられた複数の電力供給経路と、前記電力供給経路の夫々に設けられ、前記電源装置から前記記憶ドライブに供給される前記駆動電力の電圧異常を検出すると、その前記電力供給経路による前記記憶ドライブへの駆動電力の供給を停止させる、複数のゲートユニットと、を備える。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、負荷に対する電源供給の冗長性を確保しつつ、電源装置に障害が発生した場合でも負荷を安全に保護することができる。
情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。 通信制御PK11の構成を説明する図である。 ドライブ制御PK12の構成を説明する図である。 プロセッサPK14の構成を説明する図である。 記憶ドライブ20への駆動電力の供給形態を説明する図である。 ゲートユニット23の構成を説明する図である。 ゲートユニット23の回路の一例である。 第1電圧に異常が生じた場合におけるゲートユニット23の動作を説明する図である。 第2電圧に異常が生じた場合におけるゲートユニット23の動作を説明する図である。 ゲートユニット23に障害が発生した際のストレージ装置10の動作状態を示す図である。 ストレージ装置10に障害(電源ショート障害等)が発生した際のストレージ装置10の動作状態を示す図である。 AC−DC電源22に障害が発生した際のストレージ装置10の動作状態を示す図である。 AC−DC電源22に障害が発生した際のストレージ装置10の動作状態を示す図である。 障害関連情報生成処理S1400を説明するフローチャートである。 管理画面1500の一例である。 駆動電力の供給形態の一例である。 ドライブ筐体102が備える実装面の記憶ドライブ20の装着部(スロット)に設定された電源境界52の一例である。 割り当て管理テーブル1800の一例である。 ドライブ管理テーブル1900の一例である。 RAID管理テーブル2000の一例である。 RAIDグループ設定処理S2100を説明するフローチャートである ゲートユニット23の一例である。 ゲートユニット23の回路例である。 ゲートユニット23の一例である。 ゲートユニット23の回路例である。
以下、発明を実施するための形態について図面とともに説明する。
図1に実施形態として説明する情報処理システム1の概略的な構成を示している。情報処理システム1は、ストレージ装置10(ディスクアレイ装置)とサーバ装置2とを含んで構成されている。ストレージ装置10とサーバ装置2とは、通信手段を介して通信可能に接続している。上記通信手段は、例えば、インターネット、広域ネットワーク、公衆通信網、専用線、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
ストレージ装置10は、例えば、企業のシステムセンタやデータセンタなどに設置されている。ストレージ装置10は、例えば、クラウドサービスの提供、銀行のオンラインシステムサービスの提供、企業等の組織における情報処理サービスの提供などを行う。
サーバ装置2は、例えば、パーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、現金自動預け払い機(CD、ATM)、メインフレームなどの情報処理装置である。
サーバ装置2は、ストレージ装置10が提供する記憶領域へのアクセスに際してデータI/O要求(データ書き込み要求、データ読み出し要求等)を含んだデータフレームをストレージ装置10に送信する。上記データフレームは、例えば、ファイバーチャネルのFCフレーム(FC:Fibre Channel)である。ストレージ装置10は、サーバ装置2から受信したデータI/O要求に応じて記録媒体にアクセスし、サーバ装置2にデータや処理の応答を返す。
同図に示すように、ストレージ装置10は、コントロール筐体101と1つ以上のドライブ筐体102とを備えている。
このうちコントロール筐体101には、通信制御PK11、ドライブ制御PK12、メモリPK13、プロセッサPK14、AC−DC電源15、冷却装置16、及び保守装置17などが実装されている。これらの構成要素は、例えば、コントロール筐体101の内部に設備されているバックボード105に装着されている。またこれらの構成要素のうち、特定の種類のもの(例えば、通信制御PK11、ドライブ制御PK12、メモリPK13、プロセッサPK14、AC−DC電源15、冷却装置16)については、ストレージ装置10の耐障害性や信頼性の向上、性能の向上などを目的として、コントロール筐体101に冗長に実装されている。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、通信制御PK11は、通信手段を介して行われるサーバ装置2との間の通信を実現するための回路(中央処理装置、メモリ、通信インタフェース等)を備えている。この通信制御PK11の典型的な機能として、例えば、通信プロトコルに関する制御、サーバ装置2から送られてくるデータI/O要求(データ書き込み要求、データ読み出し要求等)の受信、受信したデータI/O要求についての処理の応答(例えば読み出したデータ、読み出し完了報告、書き込み完了報告)のサーバ装置2への送信などがある。
図2に通信制御PK11の構成を示している。同図に示すように、通信制御PK11は、サーバ装置2と通信する外部通信I/F111(I/F:Interface)、プロセッサ112、メモリ113、他の構成要素(ドライブ制御PK12、メモリPK13、プロセッサPK14等)と通信する内部通信I/F114などを備えている。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、ドライブ制御PK12は、ディスク筐体102との間での通信を実現するための回路(中央処理装置、メモリ、通信インタフェース等)を備えている。このドライブ制御PK12の典型的な機能として、記憶ドライブ20に格納されているデータの読み出しとメモリPK13への転送、メモリPK13に格納されているデータの記憶ドライブ20への転送などがある。
図3にドライブ制御PK12の構成を示している。同図に示すように、ドライブ制御PK12は、他の構成要素(通信制御PK11、メモリPK13、プロセッサPK14等)との間で通信を行う内部通信I/F121、プロセッサ122、メモリ123、及びドライブI/F124などを備えている。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、メモリPK13は、RAM、ROM、NVRAMなどの記憶素子を備える。これらの記憶素子は、例えば、記憶ドライブ20に書き込まれる予定のデータや記憶ドライブ20から読み出されてサーバ装置2に送信されるデータを一時的に保持しておくためのキャッシュメモリとして用いられる。また記憶素子は、通信制御PK11、ドライブ制御PK12、及びプロセッサPK14によって利用されるプログラムやデータの格納場所として用いられる。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、プロセッサPK14は、通信制御PK11、ドライブ制御PK12、及びメモリPK13の間で行われるデータ転送を仲介する回路(中央処理装置、DMA(Direct Memory Access)、メモリ、通信インタフェース等)を備えている。プロセッサPK14の典型的な機能として、メモリPK13を介して行われる、通信制御PK11とドライブ制御PK12との間のデータ(記憶ドライブ20から読み出したデータ、記憶ドライブ20に書き込むデータ)の引き渡し、メモリPK13に格納されているデータのステージング(記憶ドライブ20からのデータの読み出し)やデステージング(記憶ドライブ20へのデータの書き出し)などがある。
図4にプロセッサPK14の構成を示している。同図に示すように、プロセッサPK14は、他の構成要素(通信制御PK11、ドライブ制御PK12、メモリPK13等)との間で通信を行う内部通信I/F141、プロセッサ142、及びメモリ143などを備えている。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、AC−DC電源15は、コントロール筐体101に実装されている他の構成要素に駆動電力を供給する。AC−DC電源15は、例えば、商用電力系統から供給される電圧(例えば、AC200V。)を駆動電力の供給先の定格電圧(例えば、DC12V。)に変換する。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、冷却装置16は、例えば、冷却ファン、水冷機構、半導体冷却素子(ペルチェ素子等)などを用いて構成されている。冷却装置16は、例えば、コントロール筐体101に実装されている各構成要素から生じる熱を吸収もしくはコントロール筐体101の外部に排出してコントロール筐体101内部の温度上昇を抑制する。
コントロール筐体101に実装されている構成要素のうち、保守装置17は、ストレージ装置10が備える構成要素の設定、制御、状態監視などを行う。
保守装置17は、情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)であり、中央処理装置(CPU、MPU等)、メモリ(RAM、ROM、NVRAM等)、補助記憶装置(ハードディスクドライブ、半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive)とも称する。)等)、入力装置(キーボード、マウス、タッチパネル等)、表示装置(液晶モニタ、有機ELパネル等)、通信装置(NIC等)などを備える。
保守装置17は、LAN等の通信手段を介してストレージ装置10が備える構成要素と随時通信し、ストレージ装置10からの情報(構成情報、各種設定情報、稼働情報等)の取得、ストレージ装置10の設定、制御、保守などを行う。
保守装置17は、LAN等の通信手段を介してストレージ装置10の外部に設けられた情報処理装置(以下、管理装置と称する。)と通信可能に接続していることもある。管理装置は、ユーザやオペレータがストレージ装置10の設定、制御、保守(ソフトウエアの導入や更新を含む)等を行うためのインタフェース(GUI(Graphical User Interface)、CLI(Command Line Interface)等)を提供する。
図1に示しているように、ドライブ筐体102には、複数の記憶ドライブ20、ドライブ制御ユニット21、AC−DC電源22、ゲートユニット23、及び冷却装置24が実装されている。これらの構成要素は、例えば、ドライブ筐体102の内部に設備されているバックボード106に装着されている。これらの構成要素は、耐障害性や信頼性の向上などを目的としてドライブ筐体102に冗長に実装されている。
記憶ドライブ20は、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)(SAS(Serial Attached SCSI)、SATA(Serial ATA)、FC(Fibre Channel)、PATA(Parallel ATA)、SCSI(Small Computer System Interface)等のハードディスクドライブ)、半導体記憶装置(SSD)である。
ストレージ装置10は、記憶ドライブ20をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive (or Independent) Disks)の方式(RAID0〜6)で制御することにより提供される論理的な記憶領域を単位として、サーバ装置2にデータの記憶場所を提供する。この論理的な記憶領域は、例えば、RAIDグループ51(パリティグループ(Parity Group)とも称される。)の記憶領域として提供される。尚、本実施形態のストレージ装置10にあっては、複数の記憶ドライブ20によって、少なくとも1つ以上のRAID5方式のRAIDグループ51が構成されているものとする。
ドライブ筐体102に実装されている上記構成要素のうち、ドライブ制御ユニット21は、コントロール筐体101側のドライブ制御PK12と随時通信を行い、ドライブ制御PK12と連携して、記憶ドライブ20に格納されているデータのメモリPK13への転送、メモリPK13に格納されているデータの記憶ドライブ20への転送などを行う。
ドライブ筐体102に実装されている上記構成要素のうち、AC−DC電源22は、ドライブ筐体102の各構成要素に駆動電力を供給する。AC−DC電源22は、1つ以上のAC−DCコンバータ221を備え、例えば、商用電力系統などから供給される所定電圧(例えば、AC200V。)を駆動電力の供給先の定格電圧(例えば、DC12V。)に変換する。
ゲートユニット23は、AC−DC電源22の出力電圧の異常(例えば過電圧。)の検出、直流電圧値の変換、活線挿抜(hot swap:ホットスワップ)、電流逆流防止(AC−DC電源22への電流逆流防止)などを行う。ゲートユニット23の回路や機能の詳細については後述する。
ゲートユニット23は、AC−DC電源22が収容される筐体(例えば、電磁シールドケース。)とは異なる別の筐体に収容されている。これによりAC−DC電源22の故障に伴いゲートユニット23までも損傷してしまう事態を防ぐことができる。
冷却装置24は、例えば、冷却ファン、水冷装置、半導体冷却素子(ペルチェ素子等)などを用いて構成されている。冷却装置24は、例えば、ドライブ筐体102に実装されている各構成要素から生じる熱を吸収、もしくはドライブ筐体102の外部に排出し、ドライブ筐体102内部の温度上昇を防ぐ。
ストレージ装置10は、サーバ装置2からI/O要求(データ書き込み要求、データ読み出し要求)を受け付けると、例えば、次のように動作する。
例えばサーバ装置2からデータ書き込み要求を受け付けた場合には、まず通信制御PK11がその旨をプロセッサPK14に通知する。通知を受けたプロセッサPK14は、データ書き込み要求に基づきドライブ書き込み要求を生成してドライブ制御PK12に送信し、書き込みデータをメモリPK13に格納する。
通信制御PK11は、プロセッサPK14が書き込みデータをメモリPK13に格納すると、サーバ装置2に完了報告を送信する。ドライブ制御PK12は、プロセッサPK14からドライブ書き込み要求を受信すると、受信したドライブ書き込み要求を書き込み処理待ちキューに登録する。ドライブ制御PK12は、書き込み処理待ちキューからドライブ書き込み要求を随時読み出し、読み出したドライブ書き込み要求に指定されている書き込みデータをメモリPK13から読み出し、これを記憶ドライブ20に書き込む。
また例えば、サーバ装置2からデータ読み出し要求を受け付けた場合には、まず通信制御PK11がその旨をドライブ制御PK12に通知する。通知を受けたドライブ制御PK12は、データ読み出し要求に指定されているデータ(例えばLBA(Logical Block Address)によって指定される)を記憶ドライブ20から読み出す。尚、メモリPK13に既に読み出しデータが読み出されている場合には、記憶ドライブ20からのデータの読み出しは省略することができる。
プロセッサPK14は、ドライブ制御PK12が読み出したデータをメモリPK13から読み出し、読み出したデータを通信制御PK11に転送する。通信制御PK11は、プロセッサPK14から送られてくる読み出しデータを受信するとこれをサーバ装置2に送信する。
図5はドライブ筐体102に実装されている2つのAC−DC電源22(1),(2)から同筐体102に実装されている記憶ドライブ20への駆動電力の供給形態を説明する図である。
同図に示すように、ドライブ筐体102には、2つのAC−DC電源22(1),(2)の夫々から記憶ドライブ20に駆動電力を供給するための複数の電力供給経路が設けられている。また電力供給経路の夫々には、AC−DC電源22から記憶ドライブ20に供給される駆動電力の電圧異常を検出した場合に、その電力供給経路による記憶ドライブ20への駆動電力の供給を停止させるゲートユニット23が設けられている。記憶ドライブ20の夫々には、AC−DC電源22(1),(2)の夫々からこのように独立して設けられた電力供給経路を通じて駆動電力が冗長に供給される。
具体的には、例えば、記憶ドライブ20(1−1)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(1)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)から別のゲートユニット23(2)を介して駆動電力が供給される。
また例えば、記憶ドライブ20(1−2)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(3)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)から別のゲートユニット23(4)を介して駆動電力が供給される。
尚、同図に示すように、AC−DC電源22(1),(2)として2つのコンバータを内蔵し4系統の出力を生成するものを用いているが、AC−DC電源22の構成は必ずしも同図に示したものに限られない。
同図に例示したストレージ装置10においては、記憶ドライブ20は、3台の記憶ドライブ20をデータドライブとし、1台の記憶ドライブ20をパリティドライブとする、RAID5方式のRAIDグループ51(以下、RAID5(3D+1P)方式などと表記する。)を構成している。
例えば、記憶ドライブ20(1−1)、記憶ドライブ20(1−2)、記憶ドライブ20(1−3)、及び記憶ドライブ20(1−4)は、「RAIDグループ1」というRAIDグループ51を構成している。
また記憶ドライブ20(2−1)、記憶ドライブ20(2−2)、記憶ドライブ20(2−3)、及び記憶ドライブ20(2−4)は、「RAIDグループ2」というRAIDグループ51を構成している。
ここで同図に示すように、同じRAIDグループ51を構成している各記憶ドライブ20には、いずれも異なる電力供給経路を通じてAC−DC電源22から駆動電力が供給されている。
即ち「RAIDグループm」(m=1,2,・・・n)というRAIDグループ51を構成している4つの記憶ドライブ20(m−1),(m−2),(m−3),(m−4)のうち、記憶ドライブ20(m−1)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(1)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)からゲートユニット23(2)を介して駆動電力が供給される。
また記憶ドライブ20(m−2)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(3)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)からゲートユニット23(4)を介して駆動電力が供給される。
また記憶ドライブ20(m−3)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(5)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)からゲートユニット23(6)を介して駆動電力が供給される。
また記憶ドライブ20(m−4)には、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(7)を介して駆動電力が供給されるとともに、AC−DC電源22(2)からゲートユニット23(8)を介して駆動電力が供給される。
尚、以下の説明において、共通の電力供給経路を介して駆動電力が供給される一群の記憶ドライブ20によって構成されるグループのことを電源境界52と称する。即ち図5に示すストレージ装置10の場合には、記憶ドライブ20(1−1)、記憶ドライブ20(2−1)、・・・、及び記憶ドライブ20(n−1)によって電源境界52(1)が構成されている。また記憶ドライブ20(1−2)、記憶ドライブ20(2−2)、・・・、及び記憶ドライブ20(n−2)によって電源境界52(2)が構成されている。また記憶ドライブ20(1−3)、記憶ドライブ20(2−3)、・・・、及び記憶ドライブ20(n−3)によって電源境界52(3)が構成されている。また記憶ドライブ20(1−4)、記憶ドライブ20(2−4)、・・・、及び記憶ドライブ20(n−4)によって電源境界52(4)が構成されている。
図6にゲートユニット23の構成(ブロック図)を示している。ゲートユニット23は、第1電圧異常検出回路61、保護回路62、ゲート回路63、DC−DCコンバータ64(電圧変換回路)、第2電圧異常検出回路65、第1逆流防止回路66、及び第2逆流防止回路67などを備える。尚、図中、実線は電流の流れを示し、点線は信号の流れを示す。
第1電圧異常検出回路61は、AC−DC電源22から供給される電圧(例えば、DC12Vの電圧。)を監視する。第1電圧異常検出回路61は、AC−DC電源22から供給される電圧の異常を検出すると、その旨を通知する信号(以下、第1電圧異常検出信号と称する。)をゲート回路63に入力する。尚、本実施形態では、AC−DC電源22から供給される電圧が異常な場合の一例として、AC−DC電源22から供給される電圧が過電圧となった場合(AC−DC電源22から供給される電圧が第1リファレンス電圧を超えた場合)について説明する。
ゲート回路63は、AC−DC電源22から正常な電圧が供給されている間は当該電圧に基づく第1電圧をDC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66に供給する。一方、AC−DC電源22から供給される電圧が異常となって第1電圧異常検出回路61から第1電圧異常検出信号が入力されると、ゲート回路63は、DC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66への第1電圧の供給を停止する。
ゲート回路63は、ゲートユニット23がコントロール筐体101のバックボート105に活線挿抜(ホットスワップ)された際に生じる突入電流(ラッシュ電流)を制限し、ゲート回路63が活線挿抜される際のAC−DC電源22への影響(電圧降下等)を抑える機能を備える。ゲート回路63の前段の保護回路62は、ゲート回路63に過電圧が印加されるのを防ぐ目的で設けている。
DC−DCコンバータ64は、ゲート回路63から正常な第1電圧が供給されている間はゲート回路63から供給される第1電圧を電圧変換した第2電圧(例えばDC5Vの電圧。)を後段の回路に供給する。一方、DC−DCコンバータ64は、第2電圧異常検出回路65から第2電圧異常検出信号が入力されると後段の回路への第2電圧の供給を停止する。
第2電圧異常検出回路65は、DC−DCコンバータ64から供給される第2電圧を監視する。第2電圧の異常を検出すると、第2電圧異常検出回路65はその旨を通知する信号(以下、第2電圧異常検出信号と称する。)をゲート回路63に入力する。尚、本実施形態では、DC−DCコンバータ64から供給される第2電圧が異常な場合の一例として、第2電圧が過電圧となった場合(第2電圧が第2リファレンス電圧を超えた場合)について説明する。
第1逆流防止回路66は、ゲート回路63からの第1電圧の供給が停止すると、後段の回路への電流の流路を遮断(カットオフ)し、電位の逆転(負荷側の電位上昇等)が生じた場合に負荷側からの電流の逆流を防ぐ。
第2逆流防止回路67は、DC−DCコンバータ65からの第2電圧の供給が停止すると、後段の回路への電流の流路を遮断(カットオフ)し、電位の逆転(負荷側の電位上昇等)が生じた場合に負荷側からの電流の逆流を防ぐ。
図7に以上の構成を備えたゲートユニット23を実現するための具体的な回路構成を例示している。
同図に示すように、第1電圧異常検出回路61は、例えば、第1電圧を第1リファレンス電圧と比較するオペアンプ(コンパレータ)の比較素子621を用いて構成することができる。
ゲート回路63は、例えば、ゲートユニット23がバックボート105に活線挿抜される際に生じる異常電流(突入電流等)を抑制する機能を有する半導体集積回路(IC:Integrated Circuit)(以下、ホットスワップコントローラ631と称する。)を用いて構成することができる。
ホットスワップコントローラ631は、センス回路6311によって検出される電流値に基づき、ホットスワップコントローラ631に外部接続されているトランジスタ6312(例えば、電界効果トランジスタ(MOSFET))を制御し、ゲートユニット23の活線挿抜時に生じる異常電流を制限する。
ホットスワップコントローラ631は、制御信号の入力端子6313を備えており、第1電圧異常検出回路61から第1電圧異常検出信号が入力されるか、もしくは、第2電圧異常検出回路65から第2電圧異常検出信号が入力されると、トランジスタ6312を制御(例えば、オン/オフ制御)してDC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66への第1電圧の供給を停止する。
尚、ゲート回路63は、ゲートユニット23に過電流が流れるのを保護するヒューズとしても機能する。即ちゲート回路63は、センス回路6311に過電流が流れたことを検出すると、トランジスタ6312をオフさせて後段の回路への第1電圧の供給を停止する。
このように、前述した機能を有するゲート回路63は、既存のホットスワップコントローラ631を利用して容易に実現することができる。
保護回路62は、例えば、ツェナーダイオード等の定電圧素子623を用いたクランプ回路によって実現することができる。
DC−DCコンバータ64は、例えば、スイッチング方式の電圧変換素子641(例えば、外部接続されたトランジスタ6411,6412のオン/オフを制御し、外部接続されたチョークコイル6413の電磁誘導、及びコンデンサ6414,6415の充放電を利用して電圧変換を行う素子)を用いて実現することができる。
尚、上記電圧変換素子641としては、制御信号の入力端子6416を備えるものを用いる。電圧変換素子641は、第2電圧異常検出回路65から第2電圧異常検出信号が入力されると後段の回路への第2電圧の供給を停止する。
第2電圧異常検出回路65は、第2電圧をリファレンス電圧と比較する、オペアンプ(コンパレータ)等の比較素子651を用いて実現することができる。同図に示した第2電圧検出回路65は、第2電圧がリファレンス電圧を超えると第2電圧異常検出信号をゲート回路63及びDC−DCコンバータ64に入力する。
第1逆流防止回路66は、例えば、ダイオードや理想ダイオードコントローラなどの逆流防止素子661を用いて実現することができる。第1逆流防止回路66は、例えば、ゲート回路63からの第1電圧の供給が停止すると、後段の回路への電流の流路を遮断(カットオフ)する。尚、逆流防止素子661として理想ダイオードコントローラを用いれば電力損失を抑えつつ効率よく電流の逆流を防ぐことができる。
第2逆流防止回路67は、例えば、ダイオードや理想ダイオードコントローラなどの逆流防止素子671を用いて実現することができる。第2逆流防止回路67は、例えば、DC−DCコンバータ64からの第2電圧の供給が停止すると、後段の回路への電流の流路を遮断(カットオフ)する。尚、逆流防止素子671として理想ダイオードコントローラを用いれば電力損失を抑えつつ効率よく電流の逆流を防ぐことができる。
次にゲートユニット23の具体的な動作について説明する。
図8はAC−DC電源22から供給される第1電圧に異常が生じた場合におけるゲートユニット23の動作を説明する図である。
第1電圧異常検出回路61は、AC−DC電源22から供給される第1電圧の異常を検出すると(S811)、第1電圧異常検出信号をゲート回路63に入力する(S812)。
ゲート回路63は、第1電圧異常検出信号が入力されると、DC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66への第1電圧の供給を停止する(S813)。
DC−DCコンバータ64は、ゲート回路63からの第1電圧の供給が停止すると(S813)、第2電圧の供給を停止する(S814)。
第1逆流防止回路66は、ゲート回路63からの第1電圧の供給が停止すると(S813)、後段の回路からの電流の流入を遮断する(S815)。また第2逆流防止回路67は、DC−DCコンバータ64からの第2電圧の供給が停止すると(S814)、後段の回路からの電流の流入を遮断する(S816)。
このように、AC−DC電源22から供給される第1電圧に異常が生じると、直ちにゲートユニット23から後段の回路への第1電圧及び第2電圧の供給が停止される。このため、AC−DC電源22から供給される第1電圧に異常が生じた場合に記憶ドライブ20に過電圧が印加されてしまうのを確実に防ぐことができる。
またゲートユニット23から後段の回路への第1電圧及び第2電圧の供給が停止すると直ちに第1第1逆流防止回路66及び第2逆流防止回路67が作動して電流の逆流が遮断され、これにより記憶ドライブ20側からゲートユニット23への電流の逆流を確実に防ぐことができる。そのため、AC−DC電源22から供給される第1電圧の異常によりゲートユニット23が損傷してしまうのを防ぐことができる。
図9はDC−DCコンバータ64から出力される第2電圧に異常が生じた場合におけるゲートユニット23の動作を説明する図である。
第2電圧異常検出回路65は、第2電圧の異常を検出すると(S911)、第2電圧異常検出信号をDC−DCコンバータ64及びゲート回路63に入力する(S912)。
ゲート回路63は、第2電圧異常検出信号が入力されると、DC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66への第1電圧の供給を停止する(S913)。
DC−DCコンバータ64は、第2電圧異常検出回路65からの第2電圧異常検出信号の入力(S912)、もしくはゲート回路63からの第1電圧の供給停止(S913)に応じて(S913)第2電圧の供給を停止する(S914)。
第1逆流防止回路66は、ゲート回路63からの第1電圧の供給が停止すると(S913)、後段の回路からの電流の流入を遮断する(S915)。また第2逆流防止回路67は、DC−DCコンバータ64からの第2電圧の供給が停止すると(S914)、後段の回路からの電流の流入を遮断する(S916)。
このようにDC−DCコンバータ64から出力される第2電圧に異常が生じると直ちにゲート回路63からDC−DCコンバータ64及び第1逆流防止回路66への第1電圧の供給が停止され、ゲートユニット23から後段の回路への第1電圧及び第2電圧の供給が停止する。このため、DC−DCコンバータ64から出力される第2電圧に異常が生じた場合に記憶ドライブ20に過電圧が印加されてしまうのを確実に防ぐことができる。
またゲートユニット23から後段の回路への第1電圧及び第2電圧の供給が停止すると直ちに第1第1逆流防止回路66及び第2逆流防止回路67が作動して電流の逆流が遮断され、これにより記憶ドライブ20側からゲートユニット23への電流の逆流を確実に防ぐことができる。そのため、DC−DCコンバータ64から出力される第2電圧の異常によりゲートユニット23が損傷してしまうのを防ぐことができる。
次にストレージ装置10に障害が発生した際のドライブ筐体102の各構成要素の動作について、障害の種類ごとに説明する。
図10は、ゲートユニット23(1)に障害が発生してゲートユニット23(1)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給が停止した場合である。
同図に示すように、ゲートユニット23(1)に障害が発生しても、ゲートユニット23(2)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続している。このため、電源境界52(1)に属する記憶ドライブ20の稼働に影響はなく、RAIDグループ51の冗長性も確保されている。但しゲートユニット23(1)が機能していないため電源境界52(1)に対するゲートユニット23の冗長性(電力供給経路の冗長性)は失われている。
尚、同図にはゲートユニット23の夫々に設けられるインジケータ235の状態を併記してある。このインジケータ235には、そのゲートユニット23の第1電圧異常検出回路61、保護回路62、第2電圧異常検出回路65から取得される信号等に基づくそのゲートユニット23の稼働状態が表示される。インジケータ235は、例えば、対応するゲートユニット23の近傍やドライブ102筐体の所定位置に設けられる。ストレージ装置10のオペレータ等は、インジケータ235の点灯状態から電源境界52への電力の供給状態を容易に把握することができる。
この例では、インジケータ235は、2つのLED2351,2352で構成されている。このうちLED2351は、そのゲートユニット23の第1電圧又は第2電圧の供給が正常か否かを表示する。本実施形態の場合、LED2351は、第1電圧又は第2電圧の供給状態が異常であれば点灯し、第1電圧又は第2電圧の供給状態が正常であれば消灯する。
またLED2352は、そのゲートユニット23が、電源境界52に対して第1電圧及び第2電圧を現在供給しているか否かを表示する。本実施形態では、LED2352は、ゲートユニット23が第1電圧及び第2電圧を電源境界52に供給している場合に点灯し、ゲートユニット23が第1電圧及び第2電圧を電源境界52に供給していない場合に消灯する。
本例では、ゲートユニット23(1)については、第1電圧又は第2電圧の供給が異常であるため、LED2351が点灯している。またゲートユニット23(1)は電源境界52(1)に現在、第1電圧及び第2電圧を供給していないため、LED2352が消灯している。
ゲートユニット23(2)〜(8)については、第1電圧及び第2電圧を正常に供給しているので、いずれのLED2351も消灯している。またいずれのゲートユニット23(2)〜(8)についても夫々の供給先の電源境界52(1)〜(4)に現在、第1電圧及び第2電圧を供給しているのでいずれのLED2352も点灯している。
図11は、電源境界52(1)に属する記憶ドライブ20に障害(電源ショート等)が発生してゲートユニット23(1),(2)の双方が過電流を検出し、これにより電源境界52(1)に対する駆動電力の供給が停止した場合である。
この場合は電源境界52(1)に属する記憶ドライブ20は全て停止し、その結果、いずれのRAIDグループ51についても冗長性が失われている。尚、いずれのRAIDグループ51についても障害が生じている記憶ドライブ20は1台のみであるので、電源境界52(1)に属するいずれの記憶ドライブ20についてもデータを復旧させることが可能である。
尚、ストレージ装置10がホットスペア機能やホットスワップ機能を備えていれば、サーバ装置2に対するサービスを停止させることなく電源境界52(1)に属する各記憶ドライブ20のデータを復旧させることができる。
このように、本実施形態のストレージ装置10によれば、記憶ドライブ20に障害が発生した場合でもデータを喪失してしまうようなことはなく、従って障害の影響を最小限に抑えることができる。
尚、この例では、ゲートユニット23(1),(2)の双方が障害になっているため、いずれのLED2351も点灯している。またゲートユニット23(1),(2)は、いずれも現在、電源境界52(1)に駆動電力を供給していないため、これらのLED2352はいずれも消灯している。
他のゲートユニット23(3)〜(8)については、第1電圧及び第2電圧を正常に供給しているので、ゲートユニット23(3)〜(8)のLED2351はいずれも消灯している。またいずれも夫々の供給先の電源境界52(2)〜(4)に現在、第1電圧及び第2電圧を供給しているので、これらのLED2352は点灯している。
このように、本実施形態のストレージ装置10にあっては、ある電源境界52に属する記憶ドライブ20に障害が発生した場合でも、その電源境界52に駆動電力を供給しているゲートユニット23が停止するに留まり、他の電源境界52にまで影響が及んでしまうようなことはない。
図12は、AC−DC電源22(1)に障害が発生し、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(1),(5)への第1電圧の供給が停止した場合である。
この例では、AC−DC電源22(1)からの第1電圧の供給が停止し、ゲートユニット23(1)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給、及びゲートユニット23(5)から電源境界52(3)への第1電圧及び第2電圧の供給は、いずれも停止している。
同図に示すように、この例では、ゲートユニット23(2)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(1)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。またゲートユニット23(6)から電源境界52(3)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(3)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。このため、各RAIDグループ51の冗長性は確保されている。
但し、ゲートユニット23(1)が機能していないので、電源境界52(1)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。またゲートユニット23(5)が機能していないので、電源境界52(3)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。
このように、本実施形態のストレージ装置10は、AC−DC電源22(1)に障害が発生し、AC−DC電源22(1)からゲートユニット23(1),(5)への第1電圧の供給が停止した場合、電源境界52(3)に対するゲートユニット23の冗長性は失われてしまうものの、RAIDグループ51の冗長性については確保される。
尚、この例では、第1電圧又は第2電圧の供給が異常であることに対応してゲートユニット23(1),(5)のLED2351は点灯している。またゲートユニット23(1)は電源境界52(1)に、ゲートユニット23(5)は電源境界52(3)に、夫々、現在、第1電圧及び第2電圧を供給していないので、いずれのゲートユニット23(1),(5)のLED2352も消灯している。
一方、ゲートユニット23(2)〜(4),(6),(8)については、いずれも第1電圧及び第2電圧を正常に供給しているので、いずれのLED2351も消灯している。またいずれも夫々の供給先の電源境界52(1)〜(4)に現在、第1電圧及び第2電圧を供給しているので、いずれのLED2352も点灯している。
図13は、AC−DC電源22(1)に障害が発生(AC−DC電源22(1)が完全にダウン)し、ゲートユニット23(1),(3),(5),(7)への第1電圧の供給が停止した場合である。
この例では、AC−DC電源22(1)からの第1電圧の供給が停止したため、ゲートユニット23(1)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給、ゲートユニット23(3)から電源境界2(1)への第1電圧及び第2電圧の供給、ゲートユニット23(5)から電源境界52(3)への第1電圧及び第2電圧の供給、及びゲートユニット23(7)から電源境界52(4)への第1電圧及び第2電圧の供給は、いずれも停止している。
同図に示すように、この例では、ゲートユニット23(2)から電源境界52(1)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(1)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。
またゲートユニット23(4)から電源境界52(2)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(2)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。
またゲートユニット23(6)から電源境界52(3)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(3)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。
またゲートユニット23(8)から電源境界52(4)への第1電圧及び第2電圧の供給は継続しており、電源境界52(4)に属する各記憶ドライブ20の稼働に影響はない。
そしていずれの電源境界52(1)〜(4)についても駆動電力の供給は維持されているので、各RAIDグループ51の冗長性は確保されている。
但し、ゲートユニット23(1)が機能していないので、電源境界52(1)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。またゲートユニット23(3)が機能していないので、電源境界52(2)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。またゲートユニット23(5)が機能していないので、電源境界52(3)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。またゲートユニット23(7)が機能していないので、電源境界52(4)に対するゲートユニット23の冗長性は失われている。
このように本実施形態のストレージ装置10によれば、AC−DC電源22(1)に障害が発生し、ゲートユニット23(1),(3),(5),(7)への第1電圧の供給が停止した場合、ゲートユニット23の冗長性は失われるものの、RAIDグループ51の冗長性は確保することができる。
尚、この例では、ゲートユニット23(1),(3),(5),(7)については、第1電圧又は第2電圧の供給が異常であることに対応して、夫々のLED2351が点灯している。またゲートユニット23(1)は電源境界52(1)に、ゲートユニット23(3)は電源境界52(2)に、ゲートユニット23(5)は電源境界52(3)に、ゲートユニット23(7)は電源境界52(4)に、夫々、現在、第1電圧及び第2電圧を供給していないので、それらのLED2352はいずれも消灯している。
一方、ゲートユニット23(2),(4),(6),(8)については、いずれも第1電圧及び第2電圧を正常に供給しているので、LED2351はいずれも消灯している。またいずれも夫々の供給先の電源境界52(1)〜(4)に現在、第1電圧及び第2電圧を供給しているので、それらのLED2352はいずれも点灯している。
このように、本実施形態のストレージ装置10にあっては、冗長に設けられているAC−DC電源22の一方に障害が発生(完全にダウン)した場合でも、電源境界52ごとに冗長に設けられている各ゲートユニット23の一方が停止するだけで、他方の各ゲートユニット23から各電源境界52への駆動電圧の供給が停止してしまうようなことはない。
<障害関連情報の提供>
保守装置17は、ゲートユニット23から取得した情報に基づき、ドライブ筐体102にて障害が発生した際、障害に関する情報(以下、障害関連情報と称する。)を生成する。そして保守装置17は、生成した障害関連情報を、例えば、表示装置等を介してオペレータ等のユーザに提供する。
図14は、障害関連情報の生成に際して保守装置17が行う処理(以下、障害関連情報生成処理S1400と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに障害関連情報生成処理S1400について説明する。
保守装置17は、まずゲートユニット23の夫々から取得した情報に基づき、障害により停止しているゲートユニット23が1つのみであるか否かを判断する(S1411)。停止しているゲートユニット23が1つのみである場合には(S1411:1つ)、S1421に進み、停止しているゲートユニット23が1つのみでない場合には(S1411:1つ以外)、S1412に進む。
尚、保守装置17は、各ゲートユニット23が停止しているか否かを、例えば、保護回路62の入力電圧(AC−DC電源22から供給される電圧)、DC−DCコンバータ64の出力電圧、第1電圧異常検出回路61からゲート回路63に入力される第1電圧異常検出信号、第2電圧異常検出回路65からゲート回路63もしくはDC−DCコンバータ64に入力される第2電圧異常検出信号に基づき判断する。
S1421では、保守装置17は、停止しているゲートユニット23のDC−DCコンバータ64の出力電圧が正常であるか否かを判断する。停止しているゲートユニット23のDC−DCコンバータ64の出力電圧が正常である場合(S1421:正常)、保守装置17は、ゲートユニット23に偶発故障が生じていることを示す情報を出力する(S1422)。
一方、そのゲートユニット23のDC−DCコンバータ64の出力電圧が異常であった場合(S1421:異常)、保守装置17は、そのゲートユニット23のDC−DCコンバータ64に偶発故障が生じている旨を示す情報を出力する(S1423)。
尚、ユーザは、保守装置17が出力する情報に基づき、当該ゲートユニット23の交換要否などを判断する。
S1412では、保守装置17は、各ゲートユニット23から取得した情報に基づき、障害により停止しているゲートユニット23が2つのみであるか否かを判断する。停止しているゲートユニット23が2つのみである場合は(S1412:2つ)、S1431に進み、停止しているゲートユニット23が2つのみでない場合は(S1412:2つ以外)、S1413に進む。
S1431では、保守装置17は、停止している2つのゲートユニット23の駆動電力の供給先の電源境界52が同じか否かを判断する。尚、保守装置17は、ドライブ筐体102に実装されている各ゲートユニット23の駆動電力の供給先の電源境界52を記憶しており、この情報に基づき上記判断を行う。
停止している2つのゲートユニット23が同じ電源境界52に駆動電力を供給している場合(S1431:同じ)、保守装置17は、当該電源境界52に属する記憶ドライブ20に障害(ショート障害等)が発生している旨を示す情報を出力する(S1432)。
一方、停止している2つのゲートユニット23の駆動電力の供給先が異なる場合(S1431:異なる)、保守装置17は、停止している2つのゲートユニット23が同じAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けているか否かを判断する(S1433)。尚、保守装置17は、ドライブ筐体102に実装されているゲートユニット23の夫々が第1電圧の供給を受けているAC−DC電源22を記憶しており、上記判断はこの情報を用いて行う。
停止している2つのゲートユニット23が同じAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けている場合(S1433:同じ)、保守装置17は、当該AC−DC電源22に障害が発生している旨を示す情報を出力する(S1434)。
一方、2つのゲートユニット23が異なるAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けている場合(S1433:異なる)、保守装置17は、停止している2つのゲートユニット23に偶発故障が生じている旨を示す情報を出力する(S1435)。
尚、ユーザは、保守装置17から出力される情報に基づき、障害に対する対応(例えば、記憶ドライブ20の交換要否、AC−DC電源22の交換要否、2つのゲートユニット23の交換要否等)などを判断する。
S1413では、保守装置17は、各ゲートユニット23から取得した情報に基づき、障害により停止しているゲートユニット23が4つのみであるか否かを判断する。停止しているゲートユニット23が4つのみである場合は(S1413:4つ)、S1441に進む。
一方、停止しているゲートユニット23が4つのみでない場合(S1413:4つ以外)、保守装置17は、ゲートユニット23が計画的な停止などの他の理由によって停止中である旨を示す情報を出力する(S1414)。
S1441では、保守装置17は、停止している4つのゲートユニット23がいずれも同じAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けているか否かを判断する。停止している4つのゲートユニット23のいずれもが同じAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けていない場合(S1441:異なる)、保守装置17は、それら4つのゲートユニット23に偶発故障が生じている旨を示す情報を出力する(S1442)。
一方、停止している4つのゲートユニット23が同じAC−DC電源22から第1電圧の供給を受けている場合(S1441:同じ)、保守装置17は、停止している4つのゲートユニット23に供給されている第1電圧が正常か否かを判断する(S1443)。停止している4つのゲートユニット23に供給されている第1電圧が正常であった場合(S1443:正常)、保守装置17は、4つのゲートユニット23に偶発故障が生じていることを示す情報を出力する(S1444)。
一方、それら4つのゲートユニット23に供給されている第1電圧が異常であった場合(S1443:異常)、保守装置17は、AC−DC電源22に障害が発生している旨を示す情報を出力する(S1445)。
尚、ユーザは、保守装置17から出力される情報に基づき、AC−DC電源22の交換要否などを判断する。
図15はドライブ筐体102に実装されているストレージ装置10の管理機能の提供に際して保守装置17が表示装置に表示する画面(以下、管理画面1500と称する。)である。
同図に示すように、管理画面1500には、ドライブ筐体102の選択欄(以下、筐体選択欄1511と称する。)、ドライブ筐体102の実装面(本実施形態のドライブ筐体102は、前面(フロント)と背面(リア)に夫々実装面を有するものとする。)の選択欄(以下、実装面選択欄1512と称する。)、構成要素の稼働状態等が表示される欄(以下、状態表示欄1513と称する。)、処理の実行状況やユーザに対する警告などのストレージ装置10の構成要素から通知される時系列的な情報(以下、ログ情報と称する。)が表示される欄(以下、ログ情報表示欄1514と称する。)、発生中の障害に対する対応案などの情報が表示される欄(以下、対策情報表示欄1515と称する。)、現在発生中の障害の要因などに関する情報が表示される欄(以下、障害要因情報表示欄1516と称する。)などが設けられている。
このうち状態表示欄1513には、例えば、記憶ドライブ20(A01,A02,A03・・・)、AC−DC電源22(PSU0,PSU1)、ゲートユニット23(Gate000,Gate001,・・・)の夫々の稼働状態(正常、異常(障害有)、注意(冗長性無し等))が、ユーザが視認しやすい形態で表示される。
またログ情報表示欄1514には、ドライブ筐体102に実装されているストレージ装置10の各構成要素から出力される情報(動作実績ログ、ステータスログ、注意情報(Caution)、警告情報(Warning))が表示される。
対策情報表示欄1515には、例えば、どの構成要素や部品を交換すべきかといった、ユーザが現在発生中の障害に対処する際に有効と思われる対応や対策に関する情報が表示される。
障害要因情報表示欄1516には、障害が生じている構成要素の所在やその構成要素が障害となった時刻等、ユーザが現在生じている障害の要因を特定するのに有用と考えられる情報が表示される。
ユーザは、保守装置17が表示する管理画面1500を参照することで、ドライブ筐体102に実装されているストレージ装置10の構成要素の稼働状態や障害の状況などを容易かつ迅速に把握することができる。またユーザは、管理画面1500を参照することで現在発生している障害に対して必要かつ有効な対策を迅速に講じることができる。
<RAIDグループの例>
以上では、記憶ドライブ20がRAID5(3D+1P)方式のRAIDグループ51を構成している場合を例として説明したが、RAIDグループ51の方式はこれに限定されるわけではない。例えば、記憶ドライブ20が、RAID5(7D+1P、14D+2P)、RAID6(6D+2P)、RAID1(2D+2D、4D+4D)といった他の方式のRAIDグループ51を構成している場合でも、同じような機能を実現することができる。要は同じRAIDグループ51に属する記憶ドライブ20の夫々が異なる電源境界52に属するようにすれば、駆動電力の供給に対する安全性/信頼性、記憶ドライブ20に格納されるデータの安全性/信頼性を備えたストレージ装置10を実現することができる。
図16に4つの実装面(Cluster1〜4)を備えたストレージ装置10において、記憶ドライブ20の夫々が異なる電源境界52に属するように、RAID5(3D+1P,7D+1P、14D+2P)、RAID6(6D+2P)などを構成した場合の駆動電力の供給形態の一例を示す。
ドライブ筐体102に実装されている未使用の記憶ドライブ20を用いて新たなRAIDグループ51の設定を行う場合には、ユーザによって予め設定された割り当てルールに従いそのRAIDグループ51を構成する未使用の記憶ドライブ20を選択する。
<RAIDグループの設定>
図17はドライブ筐体102が備える実装面171の記憶ドライブ20の装着部(以下、スロット172と称する。)に設定された電源境界52の一例である。また図18は、新たなRAIDグループ51の設定に際し、図17に示した各実装面171の各スロット172に実装されている未使用の記憶ドライブ20を選択する際に参照される上記割り当てルールとして保守装置17が記憶している、割り当て管理テーブル1800の一例である。
図18に示すように、割り当て管理テーブル1800には、RAID方式1811とRAID構成1812の組み合わせごとに、各記憶ドライブ20の実装面への割り当てルール(電源境界割り当て構成1813)が設定されている。この割り当て管理テーブル1800には、例えば、RAID5(3D+1P)構成のRAIDグループ51を設定する場合には、4つの電源境界52A〜Dの夫々から1つずつ記憶ドライブ20を選択することが規定されている。またRAID5(7D+1P)構成のRAIDグループ51を設定する場合には、8つの電源境界52A〜Hの夫々から1つずつ記憶ドライブ20を選択することが規定されている。またRAID6(6D+2P)構成のRAIDグループ51を設定する場合には、8つの電源境界52A〜Hの夫々から1つずつ記憶ドライブ20を選択することが規定されている。
保守装置17は、RAIDグループ51の設定状態を、例えば、図19に示すドライブ管理テーブル1900、及び図20に示すRAID管理テーブル2000として管理している。保守装置17はこれらのテーブルに従ってストレージ装置10の構成を設定する。
図19に示すように、ドライブ管理テーブル1900には、電源境界52と記憶ドライブ20の関係(電源境界1911とドライブ番号1912(記憶ドライブ20の識別子))の対応と、各記憶ドライブ20の使用状態(RAIDへの割り当て済フラグ1913)が管理されている。
図20に示すように、RAID管理テーブル2000には、RAIDグループ51(RAID−ID2011(RAIDグループ51の識別子))とそのRAIDグループ51に属する記憶ドライブ20(ドライブ番号2012(記憶ドライブ20の識別子))との対応と、各記憶ドライブ20の電源構成2013が管理されている。
図21はユーザが新たなRAIDグループ51の設定を行う際に、ユーザにそのための支援環境(ユーザインタフェース)を提供しつつ、保守装置17が行う処理(以下、RAIDグループ設定処理S2100と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにRAIDグループ設定処理S2100について説明する。
まず保守装置17は、ユーザから設定しようとするRAIDグループ51の構成(図18の割り当て管理テーブル1800のRAID構成1812に相当する内容)の入力を受け付ける(S2111)。そして保守装置17は、受け付けたRAID構成1812について設定されている電源境界割り当て構成1813を割り当て管理テーブル1800から取得する(S2112)。
次いで保守装置17は、ドライブ管理テーブル1900を参照し、S2112で取得した電源境界割り当て構成1813に従って、設定しようとするRAIDグループ51を構成するのに用いる未使用の記憶ドライブ20(RAIDへの割り当て済フラグ1913が「OFF」の記憶ドライブ20)を選択する(S2113)。尚、この選択は保守装置17が、電源境界割り当て構成1813に違反するような選択操作を規制しつつ、ユーザが自由に行えるようにしてもよい。
次に保守装置17は、S2113で選択した結果をRAID管理テーブル2000に反映するとともに、ドライブ管理テーブル1900のRAIDへの割り当て済フラグ1913の内容を最新の内容に更新する(S2114)。
このように、保守装置17は、ユーザが新たなRAIDグループ51の設定を行うための支援環境を提供する。このため、ユーザは、新たなRAIDグループ51を設定しようとする際、割り当て管理テーブル1800の内容を意識することなく、RAIDグループ51を構成する記憶ドライブ20の夫々がいずれも異なる電源境界52に属するように簡便に設定を行うことができる。
<ゲートユニットの他の構成>
図6及び図7に例示したゲートユニット23では、第1電圧の供給経路と第2電圧の供給経路とが同じゲート回路63を共用するようにしているが、例えば、ゲートユニット23の負荷が要求する電力が大きい場合(例えば、1つの電源境界52に属する記憶ドライブ20の数が多い場合等)には、第1電圧の出力経路と第2電圧の供給経路の夫々について個別にゲート回路63を設けるようにしてもよい。そのような構成としたゲートユニット23の一例を図22及び図23に示す。
これらの図に示したゲートユニット23では、第1電圧異常検出回路61から出力される第1電圧異常検出信号が、第1ゲート回路63aと第2ゲート回路63bの双方に入力されるようにしている。また第2電圧異常検出回路65から出力される第2電圧異常検出信号が第1ゲート回路63aと第2ゲート回路63bの双方に入力されるようにしている。
またゲートユニット23の負荷が第1電圧のみを要求する場合には(例えば、負荷がSSDである場合には駆動電圧として12Vのみが要求される。)、例えば、図24及び図25に示すように、図7に示した回路パターンのうち、第2電圧に関する回路パターン(例えば、同図における点線で囲まれた部分の回路パターン)の形成や回路パターンへの部品の実装を省略するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態のストレージ装置10によれば、1つの記憶ドライブ20に複数のAC−DC電源22から駆動電力を供給することができ、記憶ドライブ20に対するAC−DC電源22の冗長性を確保することができる。
またAC−DC電源22の1つに障害が発生した場合には、そのAC−DC電源22から記憶ドライブ20に繋がる電力供給経路に設けられているゲートユニット23が、AC−DC電源22から上記電力供給経路を通じて行われる記憶ドライブ20への駆動電力の供給を停止するので、正常なAC−DC電源22からの上記記憶ドライブ20への駆動電力の供給を継続しつつ、障害が発生したAC−DC電源22を上記記憶ドライブ20から切り離すことができる。このため、障害が発生したAC−DC電源22から記憶ドライブ20に異常電圧が印加されてしまうのを確実に防ぐことができる。
このように本実施形態のストレージ装置10によれば、記憶ドライブ20に対するAC−DC電源22の冗長性を確保しつつ、AC−DC電源22に異常が発生した場合には記憶ドライブ20への影響(データの喪失、性能低下等)を確実に防ぐことができる。
また本実施形態のストレージ装置10あっては、同じRAIDグループ51を構成している記憶ドライブ20の夫々が、いずれも異なる電力供給経路を通じてAC−DC22電源の夫々から駆動電力の供給を受けるように(夫々が属する電源境界52が異なるように)電力供給経路が設けられているので、AC−DC電源22や記憶ドライブ20に障害が発生した際の記憶ドライブ20に対する影響(データの喪失や性能低下等)を狭域に留めることができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、以上では、AC−DC電源22から電力供給を受ける負荷が記憶ドライブ20である場合について説明したが、負荷はストレージ装置10の他の構成要素やストレージ装置10の周辺装置であってもよい。
1 情報処理システム
2 サーバ装置
10 ストレージ装置
17 保守装置
20 記憶ドライブ
22 AC−DC電源
23 ゲートユニット
61 第1電圧異常検出回路
63 ゲート回路
631 ホットスワップコントローラ
64 DC−DCコンバータ
65 第2電圧異常検出回路
66 第1逆流防止回路
67 第2逆流防止回路
51 RAIDグループ
52 電源境界
S1400 障害関連情報生成処理
S2100 RAIDグループ設定処理

Claims (13)

  1. 外部から送られてくるI/O要求に従い記憶ドライブに対するデータの書き込み又は記憶ドライブからデータの読み出しを行うストレージ装置であって、
    前記記憶ドライブに駆動電力を供給する複数の電源装置と、
    前記電源装置の夫々から前記記憶ドライブに駆動電力を供給する、前記電源装置ごとに設けられた複数の電力供給経路と、
    前記電力供給経路の夫々に設けられ、前記電源装置から前記記憶ドライブに供給される前記駆動電力の電圧異常を検出すると、その前記電力供給経路による前記記憶ドライブへの駆動電力の供給を停止させる、複数のゲートユニットと
    を備えるストレージ装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    複数の記憶ドライブの夫々に対するデータの書き込み又は複数の記憶ドライブの夫々からデータの読み出しを行い、
    前記記憶ドライブはRAIDグループを構成し、
    前記電力供給経路は、同じ前記RAIDグループに属する前記記憶ドライブの夫々がいずれも異なる前記電力供給経路を通じて前記電源装置の夫々から駆動電力の供給を受けるように設けられている
    ストレージ装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のストレージ装置であって、
    前記ゲートユニットは、
    前記電源装置から供給される電力に基づく第1電圧を前記記憶ドライブに供給する第1電圧供給回路と
    前記電源装置から供給される電力の電圧異常を検出する第1電圧異常検出回路と、
    前記第1電圧異常検出回路が前記電圧異常を検出した場合に前記第1電圧の前記記憶ドライブへの供給を停止するゲート回路と
    を備えるストレージ装置。
  4. 請求項3に記載のストレージ装置であって、
    前記ゲートユニットは、さらに
    前記第1電圧に基づく第2電圧を生成する電圧変換回路と、
    前記第2電圧を前記記憶ドライブに供給する第2電圧供給回路と、
    前記第2電圧の電圧異常を検出する第2電圧異常検出回路と
    を備え、
    前記ゲート回路は、前記第2電圧異常検出回路が前記電圧異常を検出した場合に前記第2電圧の前記記憶ドライブへの供給を停止する
    ストレージ装置。
  5. 請求項3に記載のストレージ装置であって、前記第1電圧供給回路は、電流の逆流を防ぐ第1逆流防止回路を含むストレージ装置。
  6. 請求項4に記載のストレージ装置であって、前記第2電圧供給回路は、電流の逆流を防ぐ第2逆流防止回路を含むストレージ装置。
  7. 請求項3に記載のストレージ装置であって、
    前記ゲート回路は、前記ゲートユニットが活線挿抜される際に生じる異常電流を抑制する回路の構成に用いられる集積回路を用いて構成されるストレージ装置。
  8. 請求項4に記載のストレージ装置であって、
    前記ゲートユニットの夫々と通信可能に接続される情報処理装置を備え、
    前記情報処理装置は、前記ゲートユニットの夫々から取得される、
    前記電源装置から供給される電圧、
    前記電圧変換回路の出力電圧、
    前記第1電圧異常検出回路による前記第1電圧の電圧異常の検出有無、
    前記第2電圧異常検出回路による前記第2電圧の電圧異常の検出有無
    の少なくともいずれかに基づき、前記電源装置、前記ゲートユニット、及び前記電圧変換回路のいずれに異常が生じているのかを判断する
    ストレージ装置。
  9. 請求項8に記載のストレージ装置であって、
    前記情報処理装置は、前記判断の結果を出力する表示装置を備えるストレージ装置。
  10. 請求項2に記載のストレージ装置であって、
    情報処理装置を備え、
    前記記憶ドライブの夫々は、収納筐体に設けられている装着部に装着され、
    前記情報処理装置は、
    前記装着部の夫々に割り当てられている前記電力供給経路を記憶し、
    RAIDグループの構成ごとの前記装着部への割り当て方法を記憶し、
    設定しようとするRAIDグループの構成を受け付け、
    受け付けた前記構成に対応する前記割り当て方法を取得し、
    取得した前記割り当て方法に従い前記RAIDグループの構成要素とする前記記憶ドライブを前記装着部に割り当てる
    ストレージ装置。
  11. 請求項1又は2のいずれかに記載のストレージ装置であって、前記電源装置は第1筐体に収容され、前記ゲートユニットは、前記第1筐体とは異なる第2筐体に収容されている
    ストレージ装置。
  12. 請求項1又は2のいずれかに記載のストレージ装置であって、
    前記I/O要求の送信元と通信する通信制御回路と、
    前記記憶ドライブと通信するドライブ制御回路と、
    前記記憶ドライブに書き込まれるデータ又は前記記憶ドライブから読み出されたデータが一時的に格納されるキャッシュメモリを提供するメモリ回路と、
    前記通信制御回路、前記ドライブ制御回路、及び前記メモリ回路の間で行われるデータ転送を担うプロセッサ回路と
    を備えるストレージ装置。
  13. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    複数の記憶ドライブの夫々に対するデータの書き込み又は複数の記憶ドライブの夫々からデータの読み出しを行い、
    前記記憶ドライブはRAIDグループを構成し、
    前記電力供給経路は、同じ前記RAIDグループに属する前記記憶ドライブの夫々がいずれも異なる前記電力供給経路を通じて前記電源装置の夫々から駆動電力の供給を受けるように設けられ、
    前記ゲートユニットは、
    前記電源装置から供給される電力に基づく第1電圧を前記記憶ドライブに供給する第1電圧供給回路と
    前記電源装置から供給される電力の電圧異常を検出する第1電圧異常検出回路と、
    前記第1電圧異常検出回路が前記電圧異常を検出した場合に前記第1電圧の前記記憶ドライブへの供給を停止するゲート回路と
    前記第1電圧に基づく第2電圧を生成する電圧変換回路と、
    前記第2電圧を前記記憶ドライブに供給する第2電圧供給回路と、
    前記第2電圧の電圧異常を検出する第2電圧異常検出回路と
    を備え、
    前記ゲート回路は、前記第2電圧異常検出回路が前記電圧異常を検出した場合に前記第2電圧の前記記憶ドライブへの供給を停止し、
    前記第1電圧供給回路は、電流の逆流を防ぐ第1逆流防止回路を含み、
    前記第2電圧供給回路は、電流の逆流を防ぐ第2逆流防止回路を含み、
    前記ゲート回路は、前記ゲートユニットが活線挿抜される際に生じる異常電流を抑制する回路の構成に用いられる集積回路を用いて構成され、
    前記ゲートユニットの夫々と通信可能に接続される情報処理装置を備え、
    前記情報処理装置は、前記ゲートユニットの夫々から取得される、
    前記電源装置から供給される電圧、
    前記電圧変換回路の出力電圧、
    前記第1電圧異常検出回路による前記第1電圧の電圧異常の検出有無、
    前記第2電圧異常検出回路による前記第2電圧の電圧異常の検出有無
    の少なくともいずれかに基づき、前記電源装置、前記ゲートユニット、及び前記電圧変換回路のいずれに異常が生じているのかを判断し、
    前記情報処理装置は、前記判断の結果を出力する表示装置を備え、
    前記記憶ドライブの夫々は、収納筐体に設けられている装着部に装着され、
    前記情報処理装置は、
    前記装着部の夫々に割り当てられている前記電力供給経路を記憶し、
    RAIDグループの構成ごとの前記装着部への割り当て方法を記憶し、
    設定しようとするRAIDグループの構成を受け付け、
    受け付けた前記構成に対応する前記割り当て方法を取得し、
    取得した前記割り当て方法に従い前記RAIDグループの構成要素とする前記記憶ドライブを前記装着部に割り当て、
    前記電源装置は第1筐体に収容され、前記ゲートユニットは、前記第1筐体とは異なる第2筐体に収容されており、
    前記I/O要求の送信元と通信する通信制御回路と、
    前記記憶ドライブと通信するドライブ制御回路と、
    前記記憶ドライブに書き込まれるデータ又は前記記憶ドライブから読み出されたデータが一時的に格納されるキャッシュメモリを提供するメモリ回路と、
    前記通信制御回路、前記ドライブ制御回路、及び前記メモリ回路の間で行われるデータ転送を仲介するプロセッサ回路と
    を備えるストレージ装置。
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