JP2018018086A - 土地境界表示プログラム、方法、及び装置 - Google Patents

土地境界表示プログラム、方法、及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、撮影機能を有する端末装置で撮影した画像に土地の境界を表示することを目的とする。
【解決手段】 上記課題は、撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる処理をコンピュータに実行させる土地境界表示プログラムにより達成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、土地の境界を表示することに関する。
従来より、不動産に関する情報、例えば、土地や建物の所在(位置)や形状、地番や住居表示などを示す手段として、地図等の平面図上に示す方法が利用されている。
不動産の現地調査等を行う際に、調査者等が現地の不動産を特定する上では、従来の方法によれば、地図等の平面図上の対象地等と、現地に存在する対象地等とを関連付けて理解したうえで、対象地との相対位置や距離等を平面図から読み取り、現地で距離等を測定することにより不動産の特定を行う。
不動産登記法第17条に規定の地図(いわゆる「法17地図」)を基準地図として使用し、法17条地図が存在しない地域については、不動産登記法第24条3項に規定の図面(いわゆる「公図」)を使用することによって、各区画に関する情報を現況に合致させた地図データを出力すること等が提案されている。
特開2004−191466号公報
しかしながら、上述したような技術では、以下の問題点がある。
第一に、現地の不動産を特定するために、調査者は、前述した平面図と現地地上の対象地等の関連付けをするための知識が必要であり、また、特定する際にも、相対位置や距離等を現地で測定する必要があるなど煩雑である。
第二に、携帯端末を用いる場合、平面図を携帯端末に表示するためには平面図の表示システムや平面図の情報が必要となる。加えて、地番・住居表示の対照地図等の地図は、利用料が高価である場合もあり、利用コストが高額になる。
1つの側面において、本発明の目的は、撮影機能を有する端末装置で撮影した画像に土地の境界を表示することである。
本実施例の一態様によれば、撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる処理をコンピュータに実行させる土地境界表示プログラムとすることができる。
また、上記課題を解決するための手段として、土地境界表示方法、上記処理を実行する端末装置、及び、上記プログラムを記録した記録媒体とすることもできる。
本実施例の一態様によれば、撮影機能を有する端末装置で撮影処理を実行した際に、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定することによって、その画像に土地の境界を重畳して表示することができる。
本実施例における全体構成例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成を示す図である。 端末装置で対象地を撮影した状態例を示す図である。 サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 第1実施例における端末装置の機能構成例を示す図である。 第1実施例におけるサーバ装置の機能構成例を示す図である。 第1実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。 第1実施例におけるサーバ装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その2)である。 第1実施例における端末装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その3)である。 第2実施例における端末装置の機能構成例を示す図である。 第2実施例におけるサーバ装置の機能構成例を示す図である。 第2実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。 第2実施例におけるサーバ装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その2)である。 第2実施例における端末装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その3)である。 平面図の例を示す図である。 鳥瞰図の例を示す図である。 同じ位置から見た前方の近景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。 同じ位置から見た後方の近景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。 同じ位置から見た前方の遠景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施例における全体構成例を示す図である。図1に示すシステム1000は、携帯端末等の複数の端末装置8と、サーバ装置100とを有する。各端末装置8は、無線により基地局3と通信することにより、基地局3からインターネット2を介してサーバ装置100に接続される。
端末装置8は、ユーザ5が所持するデジタルカメラ等の撮影機能付き携帯端末等であり、ユーザ5による対象地の撮影時の、ユーザ5の位置とユーザ5から対象地に対する方向等の対象地位置情報を含む地図データ要求をサーバ装置100へ送信する。端末装置8は、地図データ要求に応じたサーバ装置100から地図データ77を受信する。撮影によって対象地が写された画像に対して、縮尺及び遠近調整された地図データ77が重ね合わされて表示部に表示される。
サーバ装置100は、端末装置8から対象地位置情報を含む地図データ要求を受信すると、対象地位置情報に基づく不動産情報91と各不動産情報91の位置情報とを含む地図データ77を、地図データ要求に対する応答として端末装置8へ送信する。不動産情報91は、地番、地番で特定される土地の緯度経度情報、土地の境界線(筆界線)情報等である。
端末装置8は、図2に示されるようなハードウェア構成を有する。図2は、端末装置のハードウェア構成を示す図である。図2において、端末装置8は、に、CPU80と、メモリ81と、入力部82と、表示部83と、データ通信部84と、GPS(Global Positioning System)受信部85と、ジャイロ計器86と、撮影装置87と、ドライブ88とを有し、バスB1に接続される。
CPU80は、メモリ81に格納されたプログラムに従って端末装置8を制御する。メモリ81には、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read-Only Memory)等が用いられ、CPU80にて実行されるプログラム、CPU80での処理に必要なデータ、CPU80での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メモリ81の一部の領域が、CPU80での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。メモリ81は、端末装置8の記憶部に相当する。
入力部82は、英数字、かな文字等の文字を入力可能なキー、端末装置8のアプリ等を操作するためのファンクションキーを有する。表示部83は、CPU80の制御のもとに必要な各種情報を表示する。表示部83に、撮影装置87で撮影した対象地に、サーバ装置100から受信した地図データ77を重ね合わせた画像が表示される。表示部83がタッチパネルセンサーを有し、ソフトキーを表示可能な場合、入力部82を備えなくても良い。
データ通信部84は、基地局3を介したデータ通信を制御する。データ通信部84によって、端末装置8はサーバ装置100と通信を行う。GPS受信部85は、端末装置8の端末位置情報を所定間隔で受信し、メモリ81の所定記憶領域内の端末位置情報を更新する。
ジャイロ計器86は、端末装置8の傾きを検出し、傾きを計測する。ユーザ5が撮影装置87で対象地4(図3)の撮影時に、端末装置8の傾きを検出すると、端末装置8の仰俯角θ及び方位角φ(図3)を計測し、メモリ81内の所定記憶領域に仰俯角θを示す仰俯角情報及び方位角φを示す方位角情報を格納する。撮影装置87は、ユーザ5の操作に応じて撮影し、撮影した画像をメモリ81に記憶する。
端末装置8によって行われる本実施例に係る処理を実現するプログラムは、ユーザ5の操作によって、データ通信によりプロバイダーからダウンロードし、メモリ81に記憶する。又は、端末装置8の製造元からの出荷時にメモリ81に予め記憶するようにしても良い。
また、microSDカード等のフラッシュメモリカードのような記憶媒体89によって端末装置8に提供するようにしても良い。記憶媒体89に格納されたプログラムはドライブ装置88を介して端末装置8にインストールされる。インストールされたプログラムは、端末装置8により実行可能となる。
図3は、端末装置で対象地を撮影した状態例を示す図である。図3において、ユーザ5が端末装置8を用いて、対象地4を撮影した状態例を示している。
GPS受信部85によって取得された端末装置8の位置Lを示す端末位置情報は、所定間隔でメモリ81に格納されるため、撮影装置87による撮影時の端末装置8の端末位置情報は、メモリ81から取得することができる。撮影装置87による撮影時に端末装置8が傾くことによって、ジャイロ計器86が仰俯角θ及び方位角φを計測してメモリ81に記憶する。
高さHは、端末装置8を示し、例えば、予めユーザ5によって設定しておいたユーザ5の身長又はユーザ5の目の高さを示せばよい。撮影範囲Rは、対象地4を端末装置8の表示部83に表示範囲から覗いた視野に相当する。
このように、端末装置8で対象地4を撮影した際には、端末位置情報、仰俯角情報、方位角情報、高さ情報、撮影範囲情報等を取得可能である。端末装置8は、これらの情報から対象地位置情報を作成して、サーバ装置100に送信する。サーバ装置100は、対象地位置情報に対応する不動産情報と表示位置とを示す地図データ77を端末装置8に送信する。
サーバ装置100は、図4に示すようなハードウェア構成を有する。図4は、サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。図4において、サーバ装置100は、コンピュータによって制御される装置であり、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、出力装置16と、通信I/F(インターフェース)17と、ドライブ装置18とを有し、バスB2に接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従ってサーバ装置100を制御する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、主記憶装置12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
補助記憶装置13には、ハードディスクドライブが用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13に格納されているプログラムの一部が主記憶装置12にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130は、主記憶装置12及び/又は補助記憶装置13を有する。
入力装置14は、マウス、キーボード等を有し、ユーザがサーバ装置100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。出力装置16は、プリンタ等を有し、ユーザからの指示に応じて各種情報を出力するために用いられる。通信I/F17は、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等に接続し、外部装置との間の通信制御をするための装置である。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
サーバ装置100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってサーバ装置100に提供される。即ち、プログラムが保存された記憶媒体19は、ドライブ装置18を介してサーバ装置100の補助記憶装置13にインストールされる。補助記憶装置13にインストールされたプログラムは、サーバ装置100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
本実施の形態では、本実施例に係る撮影装置87で撮影した撮影画像データとサーバ装置100から取得した地図データを重畳して表示することにより、土地の境界線(筆界線)を撮影画像上に示す。また、地番を撮影画像上に示す。不動産情報には、筆界線、地番の情報を含む。
第1実施例に係る不動産情報を撮影画像上に重畳させるための機能構成について説明する。第1実施例では、端末装置8で撮影した対象地4の座標計算を端末装置8で行う。
図5は、第1実施例における端末装置の機能構成例を示す図である。図5において、端末装置8は、撮影部51と、高さ設定部52と、撮影範囲設定部53と、傾き設定部54と、位置情報設定部55と、対象地位置情報変換部56と、地図データ要求部57と、データ送信部58と、データ受信部61と、地図データ変換部62と、重畳部63と、表示処理部64とを有する。
メモリ81には、撮影画像データ71、高さ情報72、撮影範囲情報73、位置情報74、傾き情報75、対象地位置情報76、地図データ77、表示用地図データ78、重畳データ79等が記憶される。
撮影部51は、ユーザ5の撮影装置87の操作に応じて対象地4を撮影して得られた撮影画像データ71をメモリ81に格納する。
高さ設定部52は、予めユーザによって設定された端末装置8の地面からの高さHを示す高さ情報72を、メモリ81から取得して対象地位置情報変換部56に設定する。また、高さ情報をメモリ81に予め記憶しておくために、高さ設定部52は、端末装置8の地面からの高さHを設定するためのユーザインタフェースを表示部83に表示させ、地面からのユーザ5の目の高さ、又は、単にユーザ5の身長をユーザ5から取得して、メモリ81に記憶する。
撮影範囲設定部53は、対象地4の撮影に応じて、端末装置8の表示部83から覗いて対象地4を見た場合の視野に相当する撮影範囲Rを示す撮影範囲情報73をメモリ81に記憶し、対象地位置情報変換部56、地図データ変換部62、重畳部63に設定する。
傾き設定部54は、対象地4の撮影に応じて、ジャイロ計器86によって計測されメモリ81に記憶されている傾き情報75を取得して対象地位置情報変換部56に設定する。傾き情報75は、端末装置8の仰俯角θ及び方位角φを示す。
位置情報設定部55は、対象地4の撮影に応じて、GPS受信部85によって受信されメモリ81に記憶されている端末装置8の位置情報74を取得して対象地位置情報変換部56に設定する。
対象地位置情報変換部56は、端末装置8の高さ情報72及び位置情報74と、撮影時の傾き情報75とを用いて、対象地4の位置座標を計算することによって、端末装置8の現在位置から対象地4の位置を示す対象地位置情報76へと変換する。
また、対象地位置情報変換部56は、地図データ要求部57に、撮影範囲情報73を地図データ要求に設定させるか、又は、撮影範囲情報73に基づいて、対象地4を中心に撮影範囲Rに相当する地図データ範囲を算出して地図データ要求に設定させても良い。
サーバ装置100が対象地4を中心とした所定範囲で地図データ範囲とする場合には、地図データ範囲又は撮影範囲情報73の地図データ要求への設定は省略してもよい。地図データ範囲又は撮影範囲情報73のいずれもサーバ装置100に通知しなくてもよい。
地図データ要求部57は、対象地位置情報変換部56によって得られた対象地位置情報76を含む地図データ要求を作成して、サーバ装置100へデータ送信部58を介して送信する。
データ送信部58は、地図データ要求部57によって作成された地図データ要求をサーバ装置100へ送信する。
データ受信部61は、地図データ要求に応じたサーバ装置100から地図データ77を受信する。地図データ77は、不動産情報91を含む。不動産情報91には、筆界線、地番などの情報が含まれている。
地図データ変換部62は、撮影範囲情報73に基づいて、撮影範囲Rに相当する土地の領域を特定して、特定した土地の領域が表示されるように、データ受信部61によって受信された地図データ77に対して遠近調整を行うことによって、地図データ77から表示用地図データ78へ変換する。変換された表示用地図データ78は、メモリ81に格納される。
重畳部63は、メモリ81から撮影画像データ77を取得して、撮影画像データ77に地図データ変換部62によって生成された表示用地図データ78を重畳させた重畳データ79を生成する。重畳データ79は、メモリ81に格納される。撮影画像データ77に表示用地図データ78を重畳させることによって、各地番の土地に相当する領域に、メモリ81に格納された地図データ77から得られた緯度経度情報に対応する筆界線(土地の境界線)情報等が重畳される。
表示処理部64は、メモリ81から重畳データ79を取得して表示部83に表示させる。
図6は、第1実施例におけるサーバ装置の機能構成例を示す図である。図6において、サーバ装置100は、データ受信部41と、不動産情報取得部43と、送信用データ作成部44と、データ送信部45とを有する。また、記憶部130には、地図情報データベース31が記憶される。
データ受信部41は、端末装置8からの地図データ要求を受信し、不動産情報取得部43に通知する。
不動産情報取得部43は、地図データ要求に含まれる対象地位置情報76に基づいて、記憶部130に予め格納されている地図情報データベース31から筆界線及び地番を取得する。
取得する地図データ範囲は、地図データ要求で指定されていれば、その地図データ範囲に基づいて地図データを取得する。地図データ要求で指定されていなければ、予め定めた地図データ範囲を用いて、対象地4とその周辺の地図データを取得すればよい。不動産情報取得部43は、筆界線、又は地番、又はその両方を示す不動産情報を送信用データ作成部44に通知して送信を要求する。
送信用データ作成部44は、不動産情報取得部43からの送信要求に応じて、通知された不動産情報を送信用に加工した地図データ77を作成し、データ送信部45に端末装置8へ送信させる。
データ送信部45は、送信用データ作成部44によって作成された地図データ77を、地図データ要求に対する応答として端末装置8へ送信する。
地図情報データベース31は、地番と筆界線(地番間の境界線)を示すことができればよく、例えば、不動産登記法第17条において登記所に備えることとされている地図情報のデータベースである。
第1実施例における不動産情報を撮影画像上に重畳する不動産情報重畳処理について図7、図8、及び図9で説明する。第1実施例では、端末装置8側で対象地4の位置座標を算出して、地図データ要求をサーバ装置100へ行う。
図7は、第1実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。図7において、端末装置8において、高さ設定部52は、端末装置8の高さ情報72を設定する(ステップS101)。ユーザ5の操作に応じて、撮影部51は、撮影装置87を起動し(ステップS102)、対象地を撮影する(ステップS103)。撮影画像データ71がメモリ81に格納される。
位置情報設定部55は、現在地の位置情報74を設定する(ステップS104)。また、傾き設定部54は、仰俯角θ及び方位角φを示す傾き情報75を設定する(ステップS105)。撮影範囲設定部53は、撮影画像データへの撮影範囲情報73を設定する(ステップS106)。そして、設定情報に不備はないか否かが判断される(ステップS107)。不備があった場合、ステップS103へ戻り、ユーザ5によって再度対象地の撮影を行い、上述同様の処理を繰り返す。一方、不備はない場合、ステップS108へと進む。
対象地位置情報変換部56は、端末装置8の高さ情報72、位置情報74、仰俯角及び方位角を示す傾き情報75等を用いて、対象地4の位置座標を計算することによって、端末装置8の現在の位置を示す位置情報74から対象地4の位置を示す対象地位置情報76へと変換する(ステップS108)。
地図データ要求部57は、サーバ装置100に対して地図データを要求するために、対象地位置情報変換部56によって位置情報74から変換された対象地位置情報76を含む地図データ要求を作成する(ステップS109)。撮影範囲Rに係る情報を地図データ要求に更に含めても良い。
データ送信部58は、地図データ要求をサーバ装置100へ送信する(ステップS110)。サーバ装置100への地図データ要求の送信が失敗した場合、失敗したデータ送信結果を受信し(ステップS119)、不動産情報重畳処理を終了する。又は、ステップS102からの処理を繰り返すようにしてもよい。
図8は、第1実施例におけるサーバ装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その2)である。図8において、サーバ装置100では、データ受信部41が端末装置8からの地図データ要求を受信すると(ステップS131)、地図データ要求正常に受信できたか否かが判断される(ステップS132)。正常に受信できなかった場合、失敗したデータ送信結果が端末装置8に送信される。一方、正常に受信できた場合、ステップS133へと進む。
不動産情報取得部43は、地図データ要求に含まれる対象地位置情報76に基づいて、記憶部130内の地図情報データベース31を検索することにより、対象地4の不動産情報91を検索して抽出する(ステップS133)。
送信用データ作成部44は、不動産情報91から端末装置8に提供するための送信用のデータに加工することによって地図データ77を作成する(ステップS134)。そして、データ送信部45は、送信用データ作成部44の送信要求に応じて、地図データ77を端末装置8へ送信する(ステップS135)。端末装置8への地図データ77の送信が失敗したことにより失敗したデータ送信結果を受信した場合、所定回数の地図データ77の再送信を行った後、サーバ装置100での処理を終了する。
図9は、第1実施例における端末装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その3)である。図9において、端末装置8では、データ受信部61がサーバ装置100から地図データ77を受信すると(ステップS161)、地図データ77を正常に受信できたか否かが判断される(ステップS162)。正常に受信できなかった場合、失敗したデータ送信結果がサーバ装置100に送信される。一方、正常に受信できた場合、地図データ77が記憶部130に記憶され、ステップS163へと進む。
地図データ変換部62は、メモリ81に格納されている撮影範囲情報73に基づく視野となり、かつ、端末装置8の高さ情報72、位置情報74、傾き情報75、対象地位置情報76を参照することによって、端末装置8から対象地4を注視した鳥瞰図で筆界線及び地番が示されるように地図データ77を変換する(ステップS163)。
重畳部63は、撮影画像データ71に表示用地図データ78を重畳させて、重畳データ79を作成する(ステップS164)。作成された重畳データ79はメモリ81に格納される。
表示処理部64は、メモリ81に格納された重畳データ79を表示部83に表示する(ステップS165)。そして、端末装置8は、一連の不動産情報重畳処理を終了する。
第2実施例に係る不動産情報を撮影画像上に重畳させるための機能構成について説明する。第2実施例では、端末装置8で撮影した対象地4の座標計算をサーバ装置100で行う。
図10は、第2実施例における端末装置の機能構成例を示す図である。図10において、第2実施例における端末装置8は、対象地4の座標計算を行わないため、第1実施例における端末装置8の構成のうち、対象地位置情報変換部56を含まない。それ以外は、第1実施例における構成と同様であるため、同一の構成には同一符号を付し、各処理部の説明を省略する。
第2実施例では、第1実施例の対象地位置情報変換部56を含まないため、地図データ要求部57は、端末装置8の高さ情報72及び位置情報74と、撮影時の傾き情報75とを含む地図データ要求を作成して、データ送信部58によって、サーバ装置100へ送信する。
図11は、第2実施例におけるサーバ装置の機能構成例を示す図である。図11において、第2実施例では、サーバ装置100側で対象地4の座標計算を行うため、第1実施例におけるサーバ装置100の構成に加えて、サーバ装置100は更に対象地位置情報変換部42を有する。それ以外は、第1実施例における構成と同様であるため、同一の構成には同一符号を付す。
対象地位置情報変換部42は、データ受信部41が端末装置8から受信した地図データ要求から端末装置8の高さ情報72及び位置情報74と、撮影時の傾き情報75とを取得して、対象地4の位置を計算する。計算された対象地4の位置を示す対象地位置情報76が記憶部130に格納される。
不動産情報取得部43は、記憶部130から対象地位置情報76を取得して、対象地位置情報76に基づいて、記憶部130に予め格納されている地図情報データベース31から筆界線及び地番を取得する。
取得する地図データ範囲は、地図データ要求で指定されていれば、その地図データ範囲に基づいて地図データを取得する。地図データ要求で指定されていなければ、予め定めた地図データ範囲を用いて、対象地4とその周辺の地図データを取得すればよい。不動産情報取得部43は、筆界線及び地番を示す不動産情報を送信用データ作成部44に通知して送信を要求する。
送信用データ作成部44は、不動産情報取得部43からの送信要求に応じて、通知された不動産情報を送信用に加工した地図データ77を作成し、データ送信部45に端末装置8へ送信させる。
データ送信部45は、送信用データ作成部44によって作成された地図データ77を、地図データ要求に対する応答として端末装置8へ送信する。
第2実施例における不動産情報を撮影画像上に重畳する不動産情報重畳処理について図12、図13、及び図14で説明する。第2実施例では、サーバ装置100側で対象地4の位置座標を算出して、地図データを端末装置8へ提供する。
図12は、第2実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。図12において、端末装置8において、高さ設定部52は、端末装置8の高さ情報72を設定する(ステップS201)。ユーザ5の操作に応じて、撮影部51は、撮影装置87を起動し(ステップS202)、対象地を撮影する(ステップS203)。撮影画像データ71がメモリ81に格納される。
位置情報設定部55は、現在地の位置情報74を設定する(ステップS204)。また、傾き設定部54は、仰俯角θ及び方位角φを示す傾き情報75を設定する(ステップS205)。撮影範囲設定部53は、撮影画像データへの撮影範囲情報73を設定する(ステップS206)。そして、設定情報に不備はないか否かが判断される(ステップS207)。不備があった場合、ステップS203へ戻り、ユーザ5によって再度対象地の撮影を行い、上述同様の処理を繰り返す。一方、不備はない場合、ステップS209へと進む。
第2実施例では、端末装置8では、対象地位置情報の変換処理を行わない。
地図データ要求部57は、サーバ装置100に対して地図データを要求するために、端末装置8の高さ情報72及び位置情報74と、撮影時の傾き情報75とを少なくとも含む地図データ要求を作成する(ステップS209)。撮影範囲Rに係る情報を地図データ要求に更に含めても良い。
データ送信部58は、地図データ要求をサーバ装置100へ送信する(ステップS210)。サーバ装置100への地図データ要求の送信が失敗した場合、失敗したデータ送信結果を受信し(ステップS219)、不動産情報重畳処理を終了する。又は、ステップS202からの処理を繰り返すようにしてもよい。
図13は、第2実施例におけるサーバ装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その2)である。図13において、サーバ装置100では、データ受信部41が端末装置8からの地図データ要求を受信すると(ステップS231)、地図データ要求正常に受信できたか否かが判断される(ステップS232)。正常に受信できなかった場合、失敗したデータ送信結果が端末装置8に送信される。一方、正常に受信できた場合、ステップS232−2へと進む。
対象地位置情報変換部42は、端末装置8の高さ情報72、位置情報74、仰俯角及び方位角を示す傾き情報75等を用いて、対象地4の位置座標を計算することによって、端末装置8の現在の位置を示す位置情報74から対象地4の位置を示す対象地位置情報76へと変換する(ステップS232−2)。
不動産情報取得部43は、対象地位置情報変換部42によって得られた対象地位置情報76に基づいて、記憶部130内の地図情報データベース31を検索することにより、対象地4の不動産情報91を検索して抽出する(ステップS233)。
送信用データ作成部44は、不動産情報91から端末装置8に提供するための送信用のデータに加工することによって地図データ77を作成する(ステップS234)。そして、データ送信部45は、送信用データ作成部44の送信要求に応じて、地図データ77を端末装置8へ送信する(ステップS235)。端末装置8への地図データ77の送信が失敗したことにより失敗したデータ送信結果を受信した場合、所定回数の地図データ77の再送信を行った後、サーバ装置100での処理を終了する。
図14は、第2実施例における端末装置が地図データ要求に応じて地図データを送信するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その3)である。図14において、端末装置8では、データ受信部61がサーバ装置100から地図データ77を受信すると(ステップS261)、地図データ77を正常に受信できたか否かが判断される(ステップS262)。正常に受信できなかった場合、失敗したデータ送信結果がサーバ装置100に送信される。一方、正常に受信できた場合、地図データ77が記憶部130に記憶され、ステップS263へと進む。
地図データ変換部62は、メモリ81に格納されている撮影範囲情報73に基づく視野となり、かつ、端末装置8の高さ情報72、位置情報74、傾き情報75、対象地位置情報76を参照することによって、端末装置8から対象地4を注視した鳥瞰図で筆界線及び地番が示されるように地図データ77を変換する(ステップS263)。
重畳部63は、撮影画像データ71に表示用地図データ78を重畳させて、重畳データ79を作成する(ステップS264)。作成された重畳データ79はメモリ81に格納される。
表示処理部64は、メモリ81に格納された重畳データ79を表示部83に表示する(ステップS265)。そして、端末装置8は、一連の不動産情報重畳処理を終了する。
以下に、上述したような第1実施例又は第2実施例における不動産情報重畳処理による結果例について説明する。
図15は、平面図の例を示す図である。図15では、ユーザ5(端末装置8)の現在位置6bを中心とした地図を表示部83に描画した場合を示している。現在位置6bは、GPSにより得られる位置情報で特定される。ユーザ5の視点方向が考慮されないため、対象地4を目標とした不動産情報を即座に把握することが難しい。
現在位置6bを中心に周辺地図が平面図で描画された場合、ユーザ5自身で、ユーザ5が道6a上に位置していることを把握した上で、対象地4の方位を定め、距離感で得た凡その対象地4までの距離に基づいて、平面図上で対象地4の位置当たりの地番を定める等を行う必要がある。正確に対象地4の地番や筆境界を確認するためには、経験と知識とが求められる。
図16は、鳥瞰図の例を示す図である。図16では、ユーザ5(端末装置8)の現在位置6bを中心とした地図を中心で傾けた鳥瞰図を表示部83に描画した場合を示している。現在位置6bは、GPSにより得られる位置情報で特定される。この例でも、ユーザ5の視点方向が考慮されないため、図15に例示したユーザ5を中心とした平面図と同様に、対象地4を目標とした不動産情報を即座に把握することができない。
例えば、ユーザ5の視線方向1a、1b、及び1cのどの方向であっても、ユーザ5を中心とした周辺地図では、同様の地図が描画されてしまい、対象地4の不動産情報を容易に把握することができない。また、表示状態によっては、視線方向の対象地4の不動産情報が表示されていない場合もある(例えば、視線方向1b、1c)。
ここで、視線方向1aは、ユーザ5が端末装置8で前方の近景を撮影した場合を示し、視線方向1bは、ユーザ5が端末装置8で後方の近景を撮影した場合を示し、視線方向1cは、ユーザ5が端末装置8で前方の遠景を撮影した場合を示す。
本実施の形態では、ユーザ5の視線方向1a、1b、及び1c等の異なる視線方向に対象地4がある場合は、夫々異なった地図データ77を撮影画像データ71に重畳するため、対象地4と不動産情報との対応付けが容易に行える。
これら視線方向1a、1b、及び1cの場合毎に得られる地図データ77のデータ例と、対象地4に関する不動産情報91の表示例について、図17、図18、及び図19で説明する。
図17は、同じ位置から見た前方の近景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。図17(A)では、ユーザ5が、図16の視線方向1aの対象地4を端末装置8で撮影した場合の地図データ77のデータ例を示し、図17(B)では、地図データ77に基づく表示用地図データ78で撮影画像データ71を重畳した画面例を示す。
図17(A)に示す地図データ77のデータ例では、撮影範囲情報73に基づく撮影範囲Rで、道6aに位置するユーザ5(端末装置8)から視線方向1aの対象地4を見た場合の視野に含まれる不動産情報91と、表示高さ位置等の情報が示されている。
地図データ77には、視線方向1aにおける視野に含まれる地番情報「10」、「12」、「13」、「14」、及び「16」の夫々に対して、経度及び緯度、筆界線、表示高さ位置等が対応付けられている。
図17(B)に示す画面例では、視野に含まれる地番情報「10」、「12」、「13」、「14」、及び「16」が表示される。従って、ユーザ5は、対象地4の地番が地番13であることが判る。また、地番情報の表示の際に、筆界線を撮影画像データ71に重畳されて表示しても良い。この場合は、ユーザ5は、筆界線が表示されることにより、対象地4の位置をより精度良く把握することができる。
図18は、同じ位置から見た後方の近景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。図18(A)では、ユーザ5が、図16の視線方向1bの対象地4を端末装置8で撮影した場合の地図データ77のデータ例を示し、図18(B)では、地図データ77に基づく表示用地図データ78で撮影画像データ71を重畳した画面例を示す。
図18(A)に示す地図データ77のデータ例では、撮影範囲情報73に基づく撮影範囲Rで、道6aに位置するユーザ5(端末装置8)から視線方向1bの対象地4を見た場合の視野に含まれる不動産情報91と、表示高さ位置等の情報が示されている。
地図データ77には、視線方向1aにおける視野に含まれる地番情報「1」、「2」、「3」、「5」、及び「6」の夫々に対して、経度及び緯度、筆界線、表示高さ位置等が対応付けられている。
図18(B)に示す画面例では、視野に含まれる地番情報「1」、「2」、「3」、「5」、及び「6」が表示されると共に、筆界線が撮影画像データ71に重畳されて表示される。従って、ユーザ5は、対象地4が地番5の領域内であることを容易に把握することができる。
図19は、同じ位置から見た前方の遠景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。図19(A)では、ユーザ5が、図16の視線方向1aの対象地4を端末装置8で撮影した場合の地図データ77のデータ例を示し、図19(B)では、地図データ77に基づく表示用地図データ78で撮影画像データ71を重畳した画面例を示す。
図19(A)に示す地図データ77のデータ例では、撮影範囲情報73に基づく撮影範囲Rで、道6aに位置するユーザ5(端末装置8)から視線方向1aの対象地4を見た場合の視野に含まれる不動産情報91と、表示高さ位置等の情報が示されている。
地図データ77には、視線方向1aにおける視野に含まれる地番情報「10」、「13」、「14」、「16」、「17」、「18」、及び「20」の夫々に対して、経度及び緯度、筆界線、表示高さ位置等が対応付けられている。
図19(B)に示す画面例では、視野に含まれる地番情報「10」、「13」、「14」、「16」、「17」、「18」、及び「20」が表示されると共に、筆界線が撮影画像データ71に重畳されて表示される。従って、ユーザ5は、対象地4が地番14の領域内であることを容易に把握することができる。
このように、GPSで得られる位置情報に基づく地図データを用いるのではなく、対象物4の位置情報に基づく地図データを、ユーザ5(端末装置8)の位置から対象物4への視点方向で見たように変換して、対象物4を撮影した撮影画像データ71に重畳させて表示することで、ユーザ5は、対象物4が位置する領域の筆界線及び地番を正確に且つ容易に把握することができる。
サーバ装置100では、不動産登記法に基づく地図情報を備えるのみでよく、種々の地図情報を組み合わせる仕組みを備える必要がない。
上述したように、本実施の形態では、撮影機能を有する端末装置で撮影処理を実行した際に、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定することによって、その画像に土地の境界を重畳して表示することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の第1から第2実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、
前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、
特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、
記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる
処理をコンピュータに実行させる土地境界表示プログラム。
(付記2)
前記記憶部から前記領域を特定する地番情報を更に読み出して、前記画像内に重畳させることを特徴とする付記1記載の土地境界表示プログラム。
(付記3)
前記端末装置の位置と仰俯角及び方位角とから前記撮影範囲に含まれる前記土地の位置へと変換し、
前記土地の位置は、前記緯度経度情報に対応することを特徴とする付記1又は2記載の土地境界表示プログラム。
(付記4)
前記緯度経度情報及び該緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を外部データベースから取得して、前記記憶部に格納することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項記載の土地境界表示プログラム。
(付記5)
コンピュータによって実行される土地境界表示方法であって、
撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、
前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、
特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、
記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる
ことを特徴とする土地境界表示方法。
(付記6)
撮影機能を有する端末装置であって、
撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行する撮影処理部と、
前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と、
前記撮影範囲設定部で特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定する特定部と、
記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、前記特定部で特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる重畳表示部と
を有する端末装置。
(付記7)
撮影装置を有する端末装置と、地図データを記憶したデータベースを格納した記憶部を有するサーバ装置とがインターネットを介して接続されるシステムであって、
前記端末装置は、前記撮影装置で撮影した対象地の地図データを要求する地図データ要求を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記地図データ要求に応じて、該地図データ要求から得られる前記撮影装置で撮影した前記対象地の位置情報に基づいて、前記データベースから該土地の不動産情報を含む地図データを取得して、該端末装置へ送信し、
前記端末装置は、前記サーバ装置から受信した前記地図データの前記不動産情報を前記撮影した対象地の画像に重畳させて表示部に表示させることを特徴とするシステム。
(付記8)
前記不動産情報は、少なくとも前記対象地の筆界線情報を含み、
前記端末装置の表示部には、前記前記撮影した対象地の画像に前記筆界線情報が重畳されて表示されることを特徴とする付記7記載のシステム。
(付記9)
前記不動産情報は、更に、前記対象地の地番情報を含み、
前記端末装置の表示部には、前記前記撮影した対象地の画像に前記筆界線情報及び前記地番情報が重畳されて表示されることを特徴とする付記7記載のシステム。
(付記10)
前記端末装置は、前記地図データ要求を前記サーバ装置に送信する際に、該端末装置の位置、高さ、及び傾き情報に基づいて、前記対象地の位置を算出し、該対象地の位置を指定する位置情報を含む前記地図データ要求を前記サーバ装置に送信することを特徴とする付記7乃至9のいずれか一項記載のシステム。
(付記11)
前記端末装置は、前記地図データ要求に該端末装置の位置、高さ、及び傾き情報を含めて、前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記地図データ要求から得られる前記端末装置の位置、高さ、及び傾き情報に基づいて、前記対象地の位置を算出し、該対象地の位置を指定する位置情報に基づいて、前記データベースから該土地の不動産情報を含む地図データを取得して、該端末装置へ送信することを特徴とする付記7乃至9のいずれか一項記載のシステム。
2 インターネット
3 基地局
4 対象地
5 ユーザ
8 端末装置
11 CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 入力装置
15 表示装置
16 出力装置
17 通信I/F
18 ドライブ
19 記憶媒体
31 地図情報データベース
41 データ受信部
42 対象地位置情報変換部
43 不動産情報取得部
44 送信用データ作成部
45 データ送信部
51 撮影部
52 高さ設定部
53 撮影範囲設定部
54 傾き設定部
55 位置情報設定部
56 対象位置情報変換部
57 地図データ要求部
58 データ送信部
61 データ受信部
62 地図データ変換部
63 重畳部
64 表示処理部
71 撮影画像データ
72 高さ情報
73 撮影範囲情報
74 位置情報
75 傾き情報(仰俯角θ及び方位角φ)
76 対象地位置情報
77 地図データ
78 表示用地図データ
79 重畳データ
80 CPU
81 メモリ
82 入力部
83 表示部
84 データ通信部
85 GPS受信部
86 ジャイロ計器
87 撮影装置
88 ドライブ装置
89 記憶媒体
100 サーバ装置
1000 システム
本実施例の一態様によれば、撮像端末により撮影処理を実行した際の撮影範囲を特定し、特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、記憶部から経度緯度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読みだした該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成し、
境界線に含まれる領域内に該領域に対応する地番を表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする土地境界表示プログラムとすることができる。
端末装置8は、図2に示されるようなハードウェア構成を有する。図2は、端末装置のハードウェア構成を示す図である。図2において、端末装置8はCPU80と、メモリ81と、入力部82と、表示部83と、データ通信部84と、GPS(Global Positioning System)受信部85と、ジャイロ計器86と、撮影装置87と、ドライブ88とを有し、バスB1に接続される。
高さHは、端末装置8の高さを示し、例えば、予めユーザ5によって設定しておいたユーザ5の身長又はユーザ5の目の高さを示せばよい。撮影範囲Rは、対象地4を端末装置8の表示部83表示範囲から覗いた視野に相当する。
高さ設定部52は、予めユーザによって設定された端末装置8の地面からの高さHを示す高さ情報72を、メモリ81から取得して対象地位置情報変換部56に設定する。また、高さ情報72をメモリ81に予め記憶しておくために、高さ設定部52は、端末装置8の地面からの高さHを設定するためのユーザインタフェースを表示部83に表示させ、地面からのユーザ5の目の高さ、又は、単にユーザ5の身長をユーザ5から取得して、メモリ81に記憶する。
図7は、第1実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。図7において、端末装置8において、高さ設定部52は、端末装置8の高さ情報72を設定する(ステップS101)。ユーザ5の操作に応じて、撮影部51は、撮影装置87を起動し(ステップS102)、対象地を撮影する(ステップS103)。撮影画像データ71がメモリ81に格納される。
位置情報設定部55は、現在地の位置情報74を設定する(ステップS104)。また、傾き設定部54は、仰俯角θ及び方位角φを示す傾き情報75を設定する(ステップS105)。撮影範囲設定部53は、撮影画像データ71への撮影範囲情報73を設定する(ステップS106)。そして、設定情報に不備はないか否かが判断される(ステップS107)。不備があった場合、ステップS103へ戻り、ユーザ5によって再度対象地の撮影を行い、上述同様の処理を繰り返す。一方、不備はない場合、ステップS108へと進む。
図12は、第2実施例における端末装置がサーバ装置へ地図データを要求するまでの処理を説明するためのフローチャート図(その1)である。図12において、端末装置8において、高さ設定部52は、端末装置8の高さ情報72を設定する(ステップS201)。ユーザ5の操作に応じて、撮影部51は、撮影装置87を起動し(ステップS202)、対象地を撮影する(ステップS203)。撮影画像データ71がメモリ81に格納される。
地図データ77には、視線方向1bにおける視野に含まれる地番情報「1」、「2」、「3」、「5」、及び「6」の夫々に対して、経度及び緯度、筆界線、表示高さ位置等が対応付けられている。
図19は、同じ位置から見た前方の遠景に対する不動産情報重畳処理の結果例を示す図である。図19(A)では、ユーザ5が、図16の視線方向1cの対象地4を端末装置8で撮影した場合の地図データ77のデータ例を示し、図19(B)では、地図データ77に基づく表示用地図データ78で撮影画像データ71を重畳した画面例を示す。
図19(A)に示す地図データ77のデータ例では、撮影範囲情報73に基づく撮影範囲Rで、道6aに位置するユーザ5(端末装置8)から視線方向1cの対象地4を見た場合の視野に含まれる不動産情報91と、表示高さ位置等の情報が示されている。
地図データ77には、視線方向1cにおける視野に含まれる地番情報「10」、「13」、「14」、「16」、「17」、「18」、及び「20」の夫々に対して、経度及び緯度、筆界線、表示高さ位置等が対応付けられている。

Claims (5)

  1. 撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、
    前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、
    特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、
    記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる
    処理をコンピュータに実行させる土地境界表示プログラム。
  2. 前記記憶部から前記領域を特定する地番情報を更に読み出して、前記画像内に重畳させることを特徴とする請求項1記載の土地境界表示プログラム。
  3. 前記端末装置の位置と仰俯角及び方位角とから前記撮影範囲に含まれる前記土地の位置へと変換し、
    前記土地の位置は、前記緯度経度情報に対応することを特徴とする請求項1又は2記載の土地境界表示プログラム。
  4. コンピュータによって実行される土地境界表示方法であって、
    撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行し、
    前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を特定し、
    特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定し、
    記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる
    ことを特徴とする土地境界表示方法。
  5. 撮影機能を有する端末装置であって、
    撮影依頼を検出すると、撮影処理を実行する撮影処理部と、
    前記撮影処理を実行した際における前記端末の位置、撮像方位及び仰俯角に基づいて撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と、
    前記撮影範囲設定部で特定された前記撮影範囲に基づき、撮影された画像内における土地に相当する領域を特定する特定部と、
    記憶部から緯度経度情報に対応する土地の境界線情報を読み出して、前記特定部で特定された前記土地に相当する領域に、読み出した該土地の境界線情報を重畳させた画像を生成して表示部に表示させる重畳表示部と
    を有する端末装置。
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