JP2018016802A - 粘着シート - Google Patents

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【課題】基材にて凹凸の筋の発生が抑制された粘着シート、およびウェットラミネートを必要とせず、かつ基材における凹凸の筋の発生を抑制することのできる粘着シートの製造方法を提供する。【解決手段】厚さ10〜200μmの第1のプラスチックフィルム基材11Aと、厚さ10〜200μmの第2のプラスチックフィルム基材11Bと、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bに挟まれた膜厚100〜500μmの粘着剤層12とを備えた粘着シート1であって、白色光を発するプロジェクターと、粘着シート1を縦横各1mの正方形となるように切り出した試料と、スクリーンとを、その順でそれぞれ0.9m、0.3mの間隔で配置したときに、長さ50cm以上、かつ幅3mm以上の陰影としてスクリーンに投影される基材凹凸筋が1個以下であり、前記粘着剤層の膜厚のバラツキが5%以下である粘着シート1。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着シートおよび粘着シートの製造方法に関するものであり、特に、基材にて断面が凹凸になった筋(以下「凹凸の筋」という。)の発生が抑制された粘着シートおよびそのような粘着シートの製造方法に関するものである。
活性エネルギー線硬化型粘着剤は、反応性官能基を有する活性エネルギー線硬化性の樹脂材料と光重合開始剤とを主成分とした粘着剤であり、紫外線や電子線を所定量照射することにより、架橋構造を形成する。
上記活性エネルギー線硬化性の樹脂材料は常温で数万mPa・sの粘度を有するため、塗工するにあたり、流動性が発現するまで加熱し、加工に適した粘度に調整してから塗工する方法や、樹脂材料に溶剤やアクリル酸エステルモノマーのような低分子量体を添加することで塗工液の粘度を下げ、常温での加工性を向上する方法がとられている。
特に溶剤を添加することなく低分子量体を添加したタイプの紫外線硬化型粘着剤(以下「無溶剤紫外線硬化型粘着剤」という。)は、低分子量体が紫外線照射によって反応し、樹脂材料と共有結合を形成するため、厚膜塗工が可能であるとともに乾燥工程が不要であり、また溶剤を含有しないため環境負荷が低いなど、溶剤希釈タイプの粘着剤にはない様々な利点を有している。無溶剤紫外線硬化型粘着剤は、上記の利点を生かし、粘着剤層の厚い厚膜粘着シートの製造用途で使われることが多い。
一般にラジカル重合光開始剤を用いた紫外線硬化性の粘着剤は、酸素共存下にて硬化不良を起こすため、以下のように粘着剤と酸素との接触を低減する加工方法がとられている。
第1の粘着シート加工方法では、塗工基材に紫外線硬化性粘着剤の塗工液を塗布した後、窒素雰囲気下で紫外線を照射して紫外線硬化反応を完結させて粘着剤層を形成し、その粘着剤層に貼り合わせ基材をラミネートする。第2の粘着シート加工方法では、塗工基材に紫外線硬化性粘着剤の塗工液を塗布した後、液状の塗膜に貼り合わせ基材をラミネート(ウェットラミネート)し、酸素との接触を絶った状態で紫外線を照射して紫外線硬化反応を完結させ、粘着剤層を形成する(特許文献1)。
特開2006−306081号公報
しかしながら、上記第1の粘着シート加工方法では、加工中に大量の窒素ガスを流し続ける必要があり、窒素ガスを連続的に導入するための設備導入が必要なことや窒素ガスのロスが大きいことから、製品のコストアップにつながるという問題がある。また、紫外線照射工程で反応が進行すると、粘着剤が硬化収縮して塗工基材に凹凸の筋が発生し、製品外観を損なうことがある。特に、厚膜の粘着剤層を形成する場合、紫外線照射工程での基材の凹凸筋の発生は深刻な問題である。
また、上記第2の粘着シート加工方法では、ウェットラミネート時のラミネート圧が高いと、塗膜が押し潰されて粘着剤層の膜厚が一定にならなかったり、塗工液が浸み出して工程内を汚染してしまうという問題がある。一方、ラミネート圧が低いと、ラミネート時に空気を噛み込んでしまい、紫外線照射時における硬化不足の原因になってしまう。したがって、上記第2の粘着シート加工方法では、ウェットラミネート時のラミネート圧を適切に管理する必要があり、その制御に労力を要する。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、基材にて凹凸の筋の発生が抑制された粘着シート、およびウェットラミネートを必要とせず、かつ基材における凹凸の筋の発生を抑制することのできる粘着シートの製造方法を提供することを目的とする。さらには、厚膜の粘着剤層を有する光学積層体における光学特性の安定性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、厚さ10〜200μmの第1のプラスチックフィルム基材と、厚さ10〜200μmの第2のプラスチックフィルム基材と、前記第1のプラスチックフィルム基材および前記第2のプラスチックフィルム基材に挟まれた膜厚100〜500μmの粘着剤層とを備えた粘着シートであって、白色光を発するプロジェクターと、前記粘着シートを縦横各1mの正方形となるように切り出した試料と、スクリーンとを、その順でそれぞれ0.9m、0.3mの間隔で配置したときに、長さ50cm以上、かつ幅3mm以上の陰影として前記スクリーンに投影される基材凹凸筋が1個以下であることを特徴とする粘着シートを提供する(発明1)。
上記発明(発明1)に係る粘着シートは、第1のプラスチックフィルム基材および第2のプラスチックフィルム基材にて凹凸の筋の発生が抑制されたものである。かかる粘着シートを使用すれば、厚膜の粘着剤層を有し、かつ光学特性の安定性に優れた光学積層体を製造することができる。
上記発明(発明1)においては、前記粘着剤層の膜厚のバラツキが5%以下であることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1,2)において、前記粘着剤層は、紫外線硬化性の粘着性組成物を塗工し硬化してなる粘着剤層であることが好ましい(発明3)。
第2に本発明は、前記粘着シート(発明3)の製造方法であって、前記第1のプラスチックフィルム基材の一方の面に、前記粘着性組成物を塗工する工程と、前記粘着性組成物の塗膜に紫外線を照射して、前記粘着性組成物を予備硬化させる予備硬化工程と、前記予備硬化した粘着性組成物の塗膜に、前記第2のプラスチックフィルム基材をラミネートする工程と、前記第1のプラスチックフィルム基材または前記第2のプラスチックフィルム基材を介して、前記予備硬化した粘着性組成物の塗膜に紫外線を照射して、前記粘着性組成物を本硬化させ、粘着剤層とする本硬化工程とを備えており、前記本硬化工程で照射する紫外線の光量は、前記予備硬化工程で照射する紫外線の光量よりも大きいことを特徴とする粘着シートの製造方法を提供する(発明4)。
上記発明(発明4)によれば、ウェットラミネートを必要とせず、粘着剤層の膜厚を均一にすることができるとともに、第1のプラスチックフィルム基材および第2のプラスチックフィルム基材における凹凸の筋の発生を抑制することができる。
上記発明(発明4)において、前記予備硬化工程で照射する紫外線の照度は1〜100mW/cmであり、光量は10〜100mJ/cmであり、前記本硬化工程で照射する紫外線の照度は1〜1000mW/cmであり、光量は100mJ/cm超であることが好ましい(発明5)。
上記発明(発明4,5)において、前記粘着性組成物は、溶剤を含有しないことが好ましい(発明6)。
上記発明(発明4〜6)において、前記粘着性組成物は、ラジカル重合性不飽和二重結合性基を有する、重量平均分子量が20,000以上の(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマーおよび/または重量平均分子量が20,000以上のウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーと、少なくとも1種類の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、光重合開始剤とを含有することが好ましい(発明7)。
本発明によれば、基材にて凹凸の筋の発生が抑制された粘着シートを提供することができる。また、本発明に係る粘着シートの製造方法によれば、ウェットラミネートを必要とせず、粘着剤層の膜厚を均一にすることができるとともに、基材における凹凸の筋の発生を抑制することができる。さらには、上記粘着シートにより、厚膜の粘着剤層を有する光学積層体における光学特性の安定性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る粘着シートの断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔粘着シート〕
図1に示すように、本実施形態に係る粘着シート1は、第1のプラスチックフィルム基材11Aと、第2のプラスチックフィルム基材11Bと、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bに挟まれた粘着剤層12とを備えてなるものである。
粘着シート1は、以下に定義される基材凹凸筋が1個以下、好ましくは0個のものである。
基材凹凸筋:粘着シート1を縦横各1mの正方形に切り出したものを試料とする。白色光を発するプロジェクターと、上記試料と、スクリーンとを、その順でそれぞれ0.9m、0.3mの間隔で配置(試料とスクリーンとは平行)したときに、長さ50cm以上、かつ幅3mm以上の陰影として上記スクリーンに投影される第1のプラスチックフィルム基材11Aまたは第2のプラスチックフィルム基材11Bにおける凹凸の筋を基材凹凸筋という。なお、上記プロジェクターは、上記陰影の有無が観察できるのであればよく、何ら制約されるものではないが、例えば、500ルーメンのLED光源を有するものを使用することができる。
上記粘着シート1における第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの厚さは、それぞれ10〜200μmであり、粘着剤層12の膜厚は、100〜500μmである。
一般的に、膜厚が100μm以上の粘着剤層では硬化収縮が生じ易く、厚さが200μm以下であるプラスチックフィルム基材には、当該粘着剤層の硬化収縮によって凹凸の筋ができ易いという問題を有する。しかし、本実施形態に係る粘着シート1においては、第1のプラスチックフィルム基材11A、第2のプラスチックフィルム基材11Bおよび粘着剤層12の厚さが上記の通りであるにもかかわらず、上記基材凹凸筋が1個以下であり、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bにおける凹凸の筋の発生が抑制されている。かかる粘着シート1は、外観に優れるとともに、ディスプレイやタッチパネル等の光学用途にも好適である。
本実施形態における第1のプラスチックフィルム基材11Aは、粘着剤(粘着性組成物)の塗工対象である塗工基材であり、本実施形態における第2のプラスチックフィルム基材11Bは、塗工された粘着剤(粘着性組成物)の塗膜にラミネートされる貼り合わせ基材である。
第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bとしては、特に限定されることなく、種々の材料のプラスチックフィルムを使用することができる。第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bは、例えば、表示装置等に組み込まれるような光学部材であってもよいし、使用時には剥離除去される剥離フィルムであってもよい。
第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロースフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂(COP)フィルム等のプラスチックフィルム、これらプラスチックフィルムの2種以上の積層体、これらプラスチックフィルムの片面または両面に、剥離剤層、ハードコート層、防眩層、反射層、透明導電膜、着色層等の機能性層が設けられたものなどが挙げられる。
また、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの少なくとも一方は、光学部材であることが好ましい。光学部材としては、例えば、偏光板(偏光フィルム)、偏光子、位相差板(位相差フィルム)、視野角補償フィルム、輝度向上フィルム、コントラスト向上フィルム、液晶ポリマーフィルム、拡散フィルム、半透過反射フィルム等が挙げられる。
また、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの少なくとも一方は、剥離フィルムであることも好ましい。本明細書における剥離フィルムとは、例えば前述したような各種プラスチックフィルムの少なくとも一方の面に剥離剤層が設けられているものをいう。剥離剤層は、例えば、アルキッド系、シリコーン系、フッ素系、不飽和ポリエステル系、ポリオレフィン系、ワックス系等の剥離剤から構成される。
ここで、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの両方を剥離フィルムとする場合、剥離不良を防止する観点から、それら2枚の剥離フィルムの剥離力に所定の差が生じるように、一方の剥離フィルムを重剥離型剥離フィルムとし、他方の剥離フィルムを軽剥離型剥離フィルムとすることが好ましい。なお、剥離力は、剥離剤層の組成及び架橋度、並びにフィルム厚等により適宜調節することができる。
また、後述するように紫外線照射を利用する方法によって粘着シート1を製造する場合には、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの少なくとも一方は、透明(紫外線透過性)である必要がある。ここで、紫外線透過性とは、紫外線硬化に必要な波長の紫外線を透過させる性能をいう。
第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの厚さは、それぞれ10〜200μmであり、好ましくは20〜175μmであり、特に好ましくは25〜150μmであり、最も好ましくは30〜90μmである。第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの厚さが10μm未満であると、上記の基材凹凸筋を1個以下とすることが困難となる。また、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bは、コスト低減や光学特性向上等の観点から、薄膜化することが求められており、厚さが200μmを超える場合にはそのような効果が期待できない。なお、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの厚さが200μmを超えると、それら基材に凹凸の筋が発生し難くなり、そもそも上記の基材凹凸筋を1個以下とすることが容易となる。
第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bの材料や厚さは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
粘着剤層12は、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bを互いに貼合するものである。粘着剤層12は、紫外線硬化性の粘着性組成物を塗工し硬化したものであることが好ましい。紫外線硬化性の粘着性組成物の組成を調整することにより、上記の基材凹凸筋を1個以下とすることが可能となる。この紫外線硬化性の粘着性組成物の詳細については、後述する。
粘着剤層12の膜厚は、100〜500μmであり、好ましくは150〜400μmであり、特に好ましくは175〜300μmである。粘着剤層12の膜厚が100μm未満であると、段差追従性や衝撃吸収性等、厚膜の粘着剤に求められる特性を十分に発揮することができない。なお、膜厚が100μm未満の場合、粘着剤層12の硬化収縮の度合いが小さくなって、第1のプラスチックフィルム基材11Aまたは第2のプラスチックフィルム基材11Bに凹凸の筋が発生し難くなり、上記の基材凹凸筋を1個以下とすることが容易となる。一方、粘着剤層12の膜厚が500μmを超えると、粘着剤層12の硬化収縮の度合いが大きくなり過ぎて、上記の基材凹凸筋を1個以下とすることが困難となる。
粘着剤層12の膜厚のバラツキは、5%以下であることが好ましく、特に4%以下であることが好ましく、さらには3%以下であることが好ましい。粘着剤層12の膜厚のバラツキが5%を超えると、粘着剤層12の平滑性が失われ、例えば、粘着シート1をタッチパネル製品に使用したときの貼合性が悪化し、製品の歩留まりを低下させるおそれがある。また、タッチパネルのタッチセンサー部が誤作動を起こすおそれもある。
なお、粘着剤層12の膜厚のバラツキ(%)は、次のようにして測定する。粘着シート1を縦横各1mの正方形に切り出し、さらに、これを均等に10分割したシート(縦20cm×横50cm)を用意する。当該シートから第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bを剥離した粘着剤層12を試料とし、各試料の任意の1点について膜厚を測定する。すなわち、縦横各1mの正方形の粘着シートについて、ランダムに10点の膜厚を測定することとなる。そして、平均膜厚、最大膜厚および最小膜厚を導き出し、以下の計算式(a)および(b)にて算出される値のいずれか大きい方を粘着剤層12の膜厚のバラツキ(%)とする。
{(最大膜厚−平均膜厚)/(平均膜厚)}×100 ・・・(a)
{(平均膜厚−最小膜厚)/(平均膜厚)}×100 ・・・(b)
〔粘着シートの製造方法〕
上記実施形態に係る粘着シート1は、以下の方法によって好ましく製造することができる。
最初に、第1のプラスチックフィルム基材11Aの一方の面に、紫外線硬化性の粘着性組成物を塗工する(塗工工程)。このときの粘着性組成物の膜厚は、最終的に形成される粘着剤層の膜厚が100〜500μmの範囲中、所望の値となるように調整する。粘着性組成物の塗工方法は、特に限定されず、例えば、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法等を利用することができる。
なお、粘着性組成物が溶剤を含有しない場合には、上記のように塗工した後、乾燥工程は不要である。
上記塗工工程の次に、粘着性組成物の塗膜に紫外線を照射して、粘着性組成物を予備硬化させる(予備硬化工程)。ここで、「予備硬化」とは、塗膜としての形状を保てる程度に硬化反応が進行しているが、粘着剤としては未だ凝集力不足であって、更に硬化反応を進行できる硬化状態をいう。予備硬化工程で照射する紫外線の光量は、後で行う本硬化工程で照射する紫外線の光量よりも小さいことを要する。この予備硬化工程を行うことで、粘着性組成物の塗膜の硬化収縮を抑制し、第1のプラスチックフィルム基材11Aに凹凸の筋(基材凹凸筋)が発生することを抑制することができる。
なお、上記予備硬化工程は、酸素の存在下で行ってもよい。通常、酸素が存在すると、粘着性組成物の紫外線硬化反応が阻害される傾向にある。しかし、当該予備硬化工程では、粘着性組成物を完全硬化させるわけではないため、酸素が存在しても問題はない。
予備硬化工程において、紫外線は、粘着性組成物の塗膜に対し直接照射することが好ましいが、第1のプラスチックフィルム基材11Aが透明(紫外線透過性)の場合には、第1のプラスチックフィルム基材11A側から照射してもよい。
紫外線の照射に使用する紫外線照射装置としては、特に限定されないが、例えば、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、UV−LEDランプ、ブラックライト等が挙げられる。ただし、高圧水銀灯やメタルハライドランプについては、照射部分からの発熱を抑制し、第1のプラスチックフィルム基材11Aの熱収縮を低減する観点から、熱線カットフィルターを使用することが好ましい。また、紫外線の照度・光量を調整する目的で、減光フィルターを使用してもよい。さらに、所定の波長範囲の紫外線を利用して紫外線硬化を促進する目的で、波長カットフィルターを使用してもよい。
この予備硬化工程における紫外線の照度は、1〜100mW/cmであることが好ましく、特に5〜80mW/cmであることが好ましく、さらには10〜50mW/cmであることが好ましい。また、紫外線の光量は、10〜100mJ/cmであることが好ましく、特に20〜80mJ/cmであることが好ましく、さらには30〜60mJ/cmであることが好ましい。照度が1mW/cm未満または光量が10mJ/cm未満であると、紫外線硬化性の粘着性組成物の予備硬化が十分でなくなり、次のラミネート工程で粘着剤組成物が浸み出すおそれがある。一方、照度が100mW/cm超または光量が100mJ/cm超であると、紫外線硬化性の粘着性組成物の硬化反応が進み過ぎて、粘着性組成物の塗膜が硬化収縮し、第1のプラスチックフィルム基材11Aに基材凹凸筋が発生するおそれがある。
上記予備硬化工程の次に、予備硬化した粘着性組成物の塗膜に、第2のプラスチックフィルム基材11Bをラミネートする(ラミネート工程)。このラミネートを行うことにより、次の本硬化工程にて、酸素の影響による粘着性組成物の硬化不良を防止することができる。仮にこのラミネートを行わずに次の本硬化工程を行うと、粘着性組成物の紫外線硬化反応が完結せず、得られる粘着剤層が不完全なものとなり、所望の物性を発現することができない。
ここで、上記の予備硬化工程により粘着性組成物の塗膜はある程度の硬度を有するものとなっているため、第2のプラスチックフィルム基材11Bのラミネートにより粘着性組成物の塗膜が押し潰されて膜厚が一定にならないという問題も、粘着性組成物が染み出して工程内を汚染するという問題も生じない。なお、上記ラミネートの際の圧力としては、0.1〜100kgf/cmであることが好ましく、0.2〜2kgf/cmであることが特に好ましい。
上記ラミネート工程の次に、予備硬化した粘着性組成物の塗膜に紫外線を照射して、粘着性組成物を本硬化させ、粘着剤層12とする(本硬化工程)。ここで、「本硬化」とは、硬化反応が十分に進行し、硬化反応の進行度合により粘着力に変動が生じなくなった状態をいう。本硬化工程で使用する紫外線照射装置としては、予備硬化工程で使用する紫外線照射装置と同様のものを使用することができる。本硬化工程において、紫外線は、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび第2のプラスチックフィルム基材11Bのいずれの側から照射してもよい。ただし、紫外線照射側に位置するプラスチックフィルム基材は、透明(紫外線透過性)である必要がある。
本硬化工程で照射する紫外線の光量は、上記予備硬化工程で照射する紫外線の光量よりも大きいことを要する。このように光量を変えた2段階の紫外線照射を行うことにより、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび/または第2のプラスチックフィルム基材11Bに基材凹凸筋が発生することを効果的に抑制することができる。
本硬化工程で照射する紫外線の照度は1〜1000mW/cmであることが好ましく、特に5〜750mW/cmであることが好ましく、さらには10〜500mW/cmであることが好ましい。また、紫外線の光量は、100mJ/cm超であることが好ましく、特に200〜2000mJ/cmであることが好ましく、さらには300〜1500mJ/cmであることが好ましい。紫外線の照度が1mW/cmで未満であると、粘着性組成物の完全硬化に必要なエネルギーが得られず、十分な反応率が得られないおそれがある。また、紫外線の照度が1000mW/cmを超えると、紫外線照射で発せられる熱や粘着性組成物の反応熱により、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび/または第2のプラスチックフィルム基材11Bに熱収縮が発生するおそれがある。一方、紫外線の光量が100mJ/cm以下であると、照度が1mW/cm以上であっても、紫外線硬化が十分に進行せず、粘着剤の凝集力が十分得られず、所望の物性を発現できなかったり、粘着剤中に未反応成分が残存するおそれがある。
本硬化工程における紫外線は、1回の照射で100mJ/cm超の光量を照射してもよいし、複数回の照射で100mJ/cm超の光量を照射してもよい。紫外線を複数回照射する場合、各照射で用いる紫外線の光源種類や照度・光量は、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
以上の方法によれば、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび/または第2のプラスチックフィルム基材11Bに基材凹凸筋が発生することを抑制しつつ、粘着シート1を製造することができる。また、予備硬化工程と本硬化工程との間にラミネート工程を行うことで、ウェットラミネートを必要とせず、各工程を酸素雰囲気下で行うことができるとともに、形成される粘着剤層12の膜厚を均一なものにすることができる。さらには、各工程で一貫して窒素ガスを使用する必要がないため、製造コストの上昇につながる設備導入等が不要である。
ここで、上記の紫外線硬化性の粘着性組成物について説明する。本実施形態で使用する粘着性組成物は、前述した方法により基材凹凸筋の発生が抑制された粘着シート1を製造できるものであれば、特に限定されるものではないが、以下に好ましい例を説明する。すなわち、本実施形態で使用する粘着性組成物は、側鎖にラジカル重合性不飽和二重結合性基を有する、重量平均分子量が20,000以上の(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)および/または重量平均分子量が20,000以上のウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)と、少なくとも1種類の(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)と、光重合開始剤(C)とを含有する粘着性組成物(以下「粘着性組成物P」という場合がある。)を使用することが好ましい。この粘着性組成物Pは、紫外線による硬化収縮が生じ難いため、粘着性組成物Pを使用することで、より容易に上記の粘着シート1を製造することができる。なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸及びメタクリル酸の両方を意味する。他の類似用語も同様である。
上記(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)および上記ウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)が有するラジカル重合性不飽和二重結合性基の数は1個以上であることが必要であるが、粘着剤層の強度や凝集力を高める観点から、2個以上であることが好ましい。なお、上記記載は、その他の成分として、ラジカル重合性不飽和二重結合性基を有さないプレポリマーやオリゴマーの添加を排除するものではない。
上記(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)とは、(メタ)アクリル酸エステルのポリマー構造を有し、当該ポリマー構造の側鎖にラジカル重合性不飽和二重結合を有するものをいう。具体的には、アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、活性水素をもつ官能基を有するモノマーと、所望により用いられる他のモノマーとの共重合体における上記活性水素をもつ官能基に対して、ラジカル重合性不飽和二重結合が導入されたものを好ましく挙げることができる。まず、ラジカル重合性不飽和二重結合を導入する前の共重合体について説明する。
アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一方、活性水素をもつ官能基を有するモノマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、モノメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モノエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モノメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、モノエチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのモノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸などが挙げられる。これらのモノマーは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、所望により用いられる他のモノマーの例としては、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル化o−フェニルフェノール(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどの環状構造を有する(メタ)アクリル酸エステル;トリフルオロメチル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレートなどのフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩化ビニル、ビニリデンクロリドなどのハロゲン化オレフィン類;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系モノマー;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル系モノマー;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどのアクリルアミド類などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記各モノマーを常法により重合することによって、共重合体とする。上記(メタ)アクリル酸エステルの共重合体は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
次に、上記(メタ)アクリル酸エステルの共重合体が有する活性水素をもつ官能基を介して側鎖にラジカル重合性不飽和二重結合性基を導入することにより、(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)得ることについて説明する。
上記共重合体における活性水素をもつ官能基へのラジカル重合性不飽和二重結合性基の導入は、例えば、ラジカル重合性不飽和二重結合及び活性水素反応性基の両方を有する化合物を付加反応させることにより行うことができる。上記活性水素反応性基としては、例えば、イソシアネート基、グリシジル基などが挙げられる。
ラジカル重合性不飽和二重結合及び活性水素反応性基の両方を有する化合物としては、具体的には、アクリロイルオキシエチルイソシアネート、アクリロイルオキシプロピルイソシアネート、メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、メタクリロイルオキシプロピルイソシアネート、アリルイソシアネート、グリシジル(メタ)アクリレート等が好ましく挙げられる。
上記の付加反応は、例えば、温度25〜60℃で6〜48時間程度行うことが好ましい。また、上記の付加反応においては、必要に応じて、ジブチル錫ジラウレート等の有機錫化合物や置換アミン化合物等を触媒として用いることも好ましい。
上記ウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)は、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートとの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸との反応でエステル化することにより得ることができる。このウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)およびウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)を併用することもできる。
上記(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)および上記ウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)の重量平均分子量は、20,000以上であり、好ましくは25,000〜80,000であり、特に好ましくは30,000〜60,000である。これらの重量平均分子量が20,000以上であることにより、粘着性組成物Pは硬化収縮が少ないものとなる。なお、本明細書における重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)は、粘着性組成物Pの粘度を低下させて、塗工性を向上させるために添加される。(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)としては、特に限定されないが、炭素−炭素二重結合のような反応性部位を1分子中に1個以上有する紫外線硬化性のものが好ましい。かかる反応性部位を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)は、紫外線照射により(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)同士、あるいは上記(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)および/または上記ウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)とで架橋構造を形成するため、得られる粘着剤層の凝集力を高め、染み出し等の問題が発生することを効果的に防止することができる。
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)としては、前述した(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)を構成するモノマーや、炭素−炭素二重結合のような反応性部位を2個以上有する多官能アクリレートなどを好ましく例示することができる。
上記多官能アクリレートとしては、具体的には、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、ジ(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、ジメチロールジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ヒドロフタル酸ジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、アダマンタンジ(メタ)アクリレート、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン等の2官能型;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート等の3官能型;ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の4官能型;プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等の5官能型;ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の6官能型などが挙げられる。
粘着性組成物P中における(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)の含有量は、(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)およびウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)の合計100質量部に対して、50〜1900質量部であることが好ましく、特に75〜900質量部であることが好ましく、さらには100〜400質量部であることが好ましい。
粘着性組成物Pは、光重合開始剤(C)を含有することにより、粘着性組成物P中における紫外線硬化性成分を効率良く硬化させることができ、また重合硬化時間および紫外線の照射量を少なくすることができる。
光重合開始剤(C)としては、例えば、ベンソイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−2−(ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p−フェニルベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロロベンゾフェノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ターシャリ−ブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、p−ジメチルアミノ安息香酸エステル、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン]、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
粘着性組成物P中における光重合開始剤(C)の含有量は、(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマー(A1)およびウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマー(A2)の合計(紫外線硬化性の(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)が含まれる場合には、当該(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)も含めた合計)100質量部に対して、0.01〜10質量部であることが好ましく、特に0.1〜5質量部であることが好ましく、さらには0.2〜2質量部であることが好ましい。
粘着性組成物Pは、所望により、アクリル系粘着剤に通常使用されている各種添加剤、例えばシランカップリング剤、帯電防止剤、粘着付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、軟化剤、充填剤、屈折率調整剤などを含有してもよい。
一方、粘着性組成物Pは、溶剤を含有しないことが好ましい。粘着性組成物Pが溶剤を含有すると、膜厚が100〜500μmの粘着剤層12を容易に形成することが困難である。さらには、粘着性組成物Pが溶剤を含有すると、乾燥工程が必要となり、光重合開始剤(C)が分解・揮発・昇華する可能性がある。粘着性組成物Pは、低分子量体である上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)を含有するため、溶剤を含有しなくても、塗工に適した粘度に調整することが可能である。
〔光学積層体〕
本実施形態に係る粘着シート1は、厚膜の粘着剤層を構成要素として有する様々な光学積層体に好適に使用することができる。本実施形態に係る粘着シート1の粘着剤層12は、厚膜であるにもかかわらず、その表面は基材凹凸筋に起因する凹凸を有さず、膜厚精度にも優れる。このため、本実施形態の粘着シート1を用いて得られる光学積層体は、光学特性も優れたものとなる。
ここで、光学積層体としては、厚膜の粘着剤層が必要な構成体であれば何ら制約されるものではないが、例えば、スズドープ酸化インジウム(ITO)からなる透明導電膜が積層されたガラス基板(またはプラスチックフィルム)2枚により、透明導電膜側が粘着剤層に接するように当該粘着剤層を挟持してなる積層体、あるいは、ガラス基板上に偏光板や位相差板が積層されてなる硬質板間の隙間を厚膜の粘着剤層で埋めてなる積層体などが好ましく挙げられる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、第1のプラスチックフィルム基材11Aおよび/または第2のプラスチックフィルム基材11Bにおける粘着剤層12側と反対側の面には、他の層が積層されてもよい。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
〔実施例1〜5,比較例1〜4〕
(1)プレポリマーの調製
2−エチルヘキシルアクリレート60質量部と、イソボルニルアクリレート30質量部と、ヒドロキシエチルアクリレート10質量部とを混合した後、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(BASF社製,イルガキュア184)を0.10質量部添加した。この混合物に対し、窒素雰囲気下で紫外線を照射し、十分に撹拌することにより共重合体を得た。得られた共重合体100質量部に対し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート0.10質量部および触媒量のジブチル錫ジラウレートを添加し、25℃で1日間、十分に撹拌することによって、重量平均分子量3万のプレポリマー(A1)を得た。
ここで、上記の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて以下の条件で測定(GPC測定)したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
<測定条件>
・GPC測定装置:東ソー社製,HLC−8020
・GPCカラム(以下の順に通過):東ソー社製
TSK guard column HXL−H
TSK gel GMHXL(×2)
TSK gel G2000HXL
・測定溶媒:テトラヒドロフラン
・測定温度:40℃
(2)粘着性組成物の調製
上記で得られたプレポリマー(A1)100質量部に対し、(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B)としてのイソボルニルアクリレート60質量部と、2−エチルヘキシルアクリレート60質量部とを添加し、十分に撹拌して、液状混合物を得た。得られた液状混合物100質量部に対して、光重合開始剤(C)としての2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドルシリン(BASF社製,ルシリンTPO)0.40質量部を添加し、十分に撹拌して、紫外線硬化性の粘着性組成物を得た。
(3)粘着シートの作製
第1のプラスチックフィルム基材として、ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面をシリコーン系剥離剤で剥離処理した重剥離型剥離フィルム(リンテック社製,SP−PET752150,厚さ:75μm)を用意した。また、第2のプラスチックフィルム基材として、ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面をシリコーン系剥離剤で剥離処理した軽剥離型剥離フィルム(リンテック社製,SP−PET381130,厚さ:38μm)を用意した。
第1のプラスチックフィルム基材の剥離処理面に、上記で得られた紫外線硬化性の粘着性組成物をナイフコーターで塗工した後、粘着性組成物の塗膜側から、表1に示す照度・光量の紫外線を照射し、粘着性組成物を予備硬化させた。この予備硬化工程では、紫外線照射装置として、アイグラフィックス社製のアイ紫外硬化用装置US2−0801<2>を使用した。
次に、予備硬化した粘着性組成物の塗膜に、第2のプラスチックフィルム基材11Bを、剥離処理面が粘着性組成物の塗膜側となるようにラミネートした。ラミネートには、フジプラ社製のラミパッカーLPD3214を使用し、ラミネート圧は0.5kgf/cmとした。その後、第2のプラスチックフィルム基材側から、表1に示す照度・光量の紫外線を照射し、粘着性組成物を本硬化させて粘着剤層を形成し、粘着シートを得た。この本硬化工程では、紫外線照射装置として、アイグラフィックス社製のアイ紫外硬化用装置US2−0801<2>を使用した。得られた粘着シートにおける粘着剤層の厚さは200μmであった。なお、粘着剤層の厚さの当該値は、後述する平均膜厚の小数点第一位を四捨五入して得た値を表す。
〔試験例1〕(硬化状態の評価)
実施例または比較例で得られた粘着シートから、軽剥離型剥離フィルムである第2のプラスチックフィルム基材を剥離した。このとき、第2のプラスチックフィルム基材側に粘着剤が移行することなく剥離できた場合には、粘着剤の硬化状態が良好(○)であると判定した。また、第2のプラスチックフィルム基材側に粘着剤の一部が移行した場合には、粘着剤の硬化状態が不良(△)であると判定した。一方、第2のプラスチックフィルム基材を剥離したときに、粘着剤層が凝集破壊した場合には、粘着剤の硬化状態が極めて不良(×)であると判定した。結果を表1に示す。
〔試験例2〕(基材凹凸筋の確認)
実施例または比較例で得られた粘着シートを、縦横各1mの正方形に切り出したものを試料とした。白色光を発するプロジェクター(NEC社製,ViewLight NP−L50WJD)と、上記試料と、スクリーン(ケイアイシー社製,フロアタイプKPR−100)とを、その順でそれぞれ0.9m、0.3mの間隔で配置(試料とスクリーンとは平行)し、当該スクリーンに投影された陰影を目視で確認した。そして、長さ50cm以上、かつ幅3mm以上の陰影の数を数え、これを基材凹凸筋の数とした。結果を表1に示す。この基材凹凸筋の数が1個以下である場合は良好、2個以上である場合は不良と判定される。なお、比較例4については、粘着剤の硬化状態が極めて不良であったため、本試験は行わなかった。
〔試験例3〕(膜厚バラツキの測定)
試験例1で作製した試料(1m×1m)をさらに10分割(縦20cm×横50cm)して本試験の試料とした。当該試料から軽剥離型剥離フィルムである第2のプラスチックフィルム基材、そして重剥離型剥離フィルムである第1のプラスチックフィルム基材を順次剥離し、得られた粘着剤層について、任意の1点について膜厚を測定した。10個の試料について同様の測定を行うことにより、ランダムに10点の膜厚を測定した。膜厚の測定にはテクロック社製のJタイプデジタルインジケータを使用した。
そして、平均膜厚、最大膜厚および最小膜厚を導き出し、以下の計算式(a)および(b)にて算出される値のいずれか大きい方を粘着剤層の膜厚のバラツキ(%)とした。結果を表1に示す。この膜厚のバラツキが5%以下である場合は良好、5%超の場合は不良と判定される。なお、比較例4については、粘着剤の硬化状態が極めて不良であったため、本試験を行うことができなかった。
{(最大膜厚−平均膜厚)/(平均膜厚)}×100 ・・・(a)
{(平均膜厚−最小膜厚)/(平均膜厚)}×100 ・・・(b)
〔試験例4〕(総合判定)
上記試験例1〜3において、全て良好であると判定された場合にのみ、総合判定を良好(○)とし、それ以外を不良(×)と判定した。結果を表1に示す。
〔試験例5〕(光学積層体の評価)
実施例または比較例で得られた粘着シートを縦100mm、横100mmの正方形に裁断した。なお、裁断の際、粘着シートに基材凹凸筋が存在する場合は、当該基材凹凸筋を正方形内に含むように裁断した。
一方、縦100mm、横100mm、厚さ0.7mmの無アルカリガラス基板の片面に、厚さ155nmのITOからなる透明導電膜が形成された透明導電膜付きガラス(ジオマテック社製,製品名「FLAT ITO膜付きガラス」)を2枚用意した。そして、上記で裁断した粘着シートから両方の剥離フィルムを剥がし、露出した粘着剤層が上記透明導電膜付きガラスの透明導電膜側に接するように、上記粘着剤層を2枚の透明導電膜付きガラスにより挟持することにより、光学積層体を得た。
得られた光学積層体を50℃、50%RHで7日間保管し、その後、当該光学積層体の外観を以下の基準で評価した。結果を表1に示す。
◎:外観異常がなかった。
○:光学積層体作製時には粘着剤層に起因する筋らしきものが視認されたが、上記保管後には外観異常がなかった。
×:上記保管後も粘着剤層に起因する筋らしきものが視認された。
××:上記保管後に粘着剤層との界面で浮き、発泡が発生した。
Figure 2018016802
表1から分かるように、実施例で得られた粘着シートは、基材凹凸筋が1個以下であった。また、実施例で得られた粘着シートにおける粘着剤層は、硬化状態が良好であり、膜厚のバラツキも小さかった。したがって、実施例で得られた粘着シートは、総合判定が良好なものであった。また、実施例で得られた粘着シート(粘着剤層)は、光学積層体においても光学特性(外観)に優れるものであった。
本発明の粘着シートは、例えば、ディスプレイやタッチパネル等の光学部材用の粘着シートとして好適である。
1…粘着シート
11A…第1のプラスチックフィルム基材
11B…第2のプラスチックフィルム基材
12…粘着剤層

Claims (4)

  1. 厚さ10〜200μmの第1のプラスチックフィルム基材と、
    厚さ10〜200μmの第2のプラスチックフィルム基材と、
    前記第1のプラスチックフィルム基材および前記第2のプラスチックフィルム基材に挟まれた膜厚100〜500μmの粘着剤層と
    を備えた粘着シートであって、
    白色光を発するプロジェクターと、前記粘着シートを縦横各1mの正方形となるように切り出した試料と、スクリーンとを、その順でそれぞれ0.9m、0.3mの間隔で配置したときに、長さ50cm以上、かつ幅3mm以上の陰影として前記スクリーンに投影される基材凹凸筋が1個以下であり、
    前記粘着剤層の膜厚のバラツキが5%以下である
    ことを特徴とする粘着シート。
  2. 前記粘着剤層は、紫外線硬化性の粘着性組成物を塗工し硬化してなる粘着剤層であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
  3. 前記粘着性組成物は、溶剤を含有しないことを特徴とする請求項1または2に記載の粘着シート。
  4. 前記粘着性組成物は、
    ラジカル重合性不飽和二重結合性基を有する、重量平均分子量が20,000以上の(メタ)アクリル酸エステルのプレポリマーおよび/または重量平均分子量が20,000以上のウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーと、
    少なくとも1種類の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、
    光重合開始剤と
    を含有することを特徴とする請求項3に記載の粘着シート。
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