JP2018015114A - 鳩胸矯正用装具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 突出した患部(胸部)に押圧作用を集中させ、矯正効果を充分に発揮できるようにした新規な鳩胸矯正用装具を提供する。【解決手段】 本発明の鳩胸矯正用装具1は、患者Pの胸郭部を取り囲むように装着されるハーネス基枠2と、このハーネス基枠2に取り付けられて胸部患部にあてがわれる押圧矯正体3とを具えてなり、このうちハーネス基枠2は、適宜の剛性を有する胸郭枠4と、この胸郭枠4の高さ位置を調整する肩ストラップ5とを具え、一方、押圧矯正体3は、胸郭枠4に対し、その前方内側に設けられ、内側への張出位置が調整自在に取り付けられることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、体の骨格異常の一つである、いわゆる鳩胸の矯正用装具に関するものである。
胸郭部が、前方に一部突出した、いわゆる鳩胸は必ずしも内蔵器官の機能に悪影響を及ぼすものではないものの外見的な形態異常である。
このような鳩胸は生下時に気づかれることはほとんどなく、3歳頃と10歳頃に気づかれることが多い。しかし、この年齢の子供たちは、一般にコンプレックスを抱き易く、特に自分の体が他人と違うことを極度に気にする傾向がある。また、この年齢期、学校ではプール等の授業もあることから、子供は裸になることを余儀なくされ、本当は自分が鳩胸であることを知られたくないのに、周囲に知らせることとなり、このようなジレンマが更に子供(患児)の大きなストレスにつながる結果となる。
また、鳩胸や漏斗胸は、遺伝的要因が大きいとも言われることから、患児の親からすれば、鳩胸に悩む子供の姿を見るのは、より一層、つらいものであった。
このようなことから、鳩胸の矯正を求める患者はかなり多く、実際、その矯正手法も存在している(例えば特許文献1、2参照)。この矯正手法としては大きく分けて、形成外科的な手術による手法と、矯正用装具の着用によって患部(突出した胸部)を押し戻すように外力を与え続ける手法とが挙げられる。このうち、手術による矯正は、当然ながら胸部切開を伴うことから、手術そのものが患者にとって身体的及び精神的に大きな負担となり、このため外科的侵襲がなく手術創も残らない矯正用装具による回復が求められることが多い。もちろん、患者が受ける精神的な面から言えば、たとえ外科的手術を受けて鳩胸自体は矯正できても、胸部に術創(手術痕)が残り、これが患者、特に子供の将来に、更なるストレス(過去に自分が鳩胸であったというストレス)を残しかねず、このために矯正用装具による矯正を選択する患者が多いと考えられる。
そして、現状多く用いられている鳩胸用の矯正装具を見ると、概ね胸郭部を囲むハーネス状の枠部材に直接パッド状の押圧部材を取り付けるものであり、枠部材全体を締め付けることにより押圧部材で、突出した胸郭部を押し込むようにしたものである。
しかしながら、このような手法では、必ずしも押圧部材の位置において押圧作用が集中しておらず、矯正効果は必ずしも充分達成されてはいなかった。
特開平10−151149号公報 米抄2004−117016号
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、突出した患部(胸部)に押圧作用を集中させ、矯正効果を充分に発揮できるようにした新規な鳩胸矯正用装具の開発を課題としたものである。
まず請求項1記載の鳩胸矯正用装具は、
患者の胸郭部を取り囲むように装着されるハーネス基枠と、このハーネス基枠に取り付けられて胸部患部にあてがわれる押圧矯正体とを具え、患者の鳩胸を矯正する鳩胸矯正用装具であって、
前記ハーネス基枠は、適宜の剛性を有する胸郭枠と、この胸郭枠の高さ位置を調整する肩ストラップとを具え、
一方、前記押圧矯正体は、胸郭枠に対し、その前方内側に設けられ、内側への張出位置が調整自在に取り付けられて成ることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の鳩胸矯正用装具は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記胸郭枠には、押圧矯正体を押し込む押込手段としてのボルトが回転自在に保持されて成り、
前記押圧矯正体の張出位置を調整自在とする構成は、このボルトの回転により、胸郭枠に対する押圧矯正体の押込長さを調節して行う構成であることを特徴として成るものである。
また請求項3記載の鳩胸矯正用装具は、前記請求項2記載の要件に加え、
前記押込手段としてのボルトは、押圧矯正体を押し込む先端部が球形状に形成される一方、当該ボルトによって押し込まれる押圧矯正体側には、この球形状の先端部を受けるソケットが設けられ、ボルトの先端部とソケットとがボールジョイント接続されて成ることを特徴として成るものである。
また請求項4記載の鳩胸矯正用装具は、前記請求項2または3記載の要件に加え、
前記押込手段としてのボルトは、装着者の胸部に対し左右別々に設けられ、各々独立して押圧矯正体の内側への張出位置が調整できる構成であることを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、患部を押し込む押圧矯正体が適宜の剛性を有する胸郭枠に取り付けられるものであり、またこの押圧矯正体は、胸郭枠に対し内側への張出位置が調整自在に取り付けられるため、胸郭枠は押し戻しによる変形がほとんどなく、押圧矯正体を患部に押圧し続けることができる。また突出した患部(胸部)に押圧作用を集中させ、矯正効果を充分に発揮させることができる。
なお、鳩胸の矯正にあたり、外科的手術による矯正は、変形した骨に直接処置を施すことから、矯正用装具の装着による矯正よりも、確実な矯正効果が期待できると考えられがちであるが、特に患者がまだ子供であれば、体がまだまだ成長期にあり、肋骨も柔軟であるため(固まっていないため)、本発明の鳩胸矯正用装具の装着による矯正効果は手術以上の効果を挙げることが期待でき、必ずしも手術による矯正を選択する必要はなくなるものである(選択肢が広がる)。また鳩胸矯正用装具の装着による矯正は創痕が残らないため、子供たちの将来の生活を考慮した際に、精神的にも多大な貢献が望める。このように本発明は特に患者が子供である場合に効果的であるが、子供を対象患者として限定するものではなく、本発明の鳩胸矯正用装具は成人した大人にも充分適用し得るものである。
因みに、海外では、鳩胸の治療に要する装具等は、保険適用が無いため、全額自費購入となる。この点、日本では、各種健康保険制度を活用し完成時に一時立替払いとなるが厚生労働省、補装具費支給基準に則り、後日請求することにより還付を受けることができる。特に乳幼児医療適用であれば100%還付が受けられ、患者の親(保護者)の経済的負担も大きく軽減される。
また請求項2記載の発明によれば、胸郭枠に保持されたボルトを回転させて、胸郭枠に対する押圧矯正体の押込長さを調節して、押圧矯正体の張出位置を調整自在とするため、張出位置(押圧力)を無段階で調整することができる。
また請求項3記載の発明によれば、押圧矯正体を押し込むボルトの先端部と、これを受ける押圧矯正体側のソケットとがボールジョイント接続されるため、例えば鳩胸矯正用装具を装着した患者が姿勢を変更し、ボルトの軸が押圧面に対して傾斜しても、押圧面(患部)を確実に押圧することができる(ずれた位置を押圧してしまうことがない)。
また請求項4記載の発明によれば、押込手段としてのボルトが左右独立して設けられるため、押圧矯正体の内側への張出位置が左右独立して調整でき、一人ひとり異なる患者の患部(凹凸)に応じて、より正確に且つ確実に患部を押圧することができる。また、鳩胸矯正用装具を装着した患者本人の意向に沿いながら無理なく少しずつ押圧を加えて行くことができる。
本発明の鳩胸矯正用装具を装着状態で骨格的に示す斜視図(a)、並びに押込手段周辺を示す縦断面図(b)である。 同上背面図である。 胸郭枠に保持させたボルトで押圧矯正体を患部に押圧する様子を示す斜視図(a)、並びにボルトと押圧矯正体との関係を示す斜視図(b)である。 クサビを利用して押圧矯正体の押込量(胸郭枠に対する押込量)を無段階で調整する様子を段階的に示す説明図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
なお、本発明の鳩胸矯正用装具1は、特に患者が幼児や児童等の子供である場合に効果的であるが、成長期を過ぎた大人にも充分な矯正効果を発揮し得るものである。
本発明の鳩胸矯正用装具1は、一例として図1(a)に示すように、患者Pの胸郭部を取り囲むように装着されるハーネス基枠2と、このハーネス基枠2に取り付けられて胸部患部(鳩胸)にあてがわれる押圧矯正体3とを具え、押圧矯正体3により患者Pの鳩胸を常時内側に押し込むようにして鳩胸を矯正する装具である。ここで上記「内側」とは、患者Pの体の「内側」を意味し、ここでは患者Pの胸腔側を指すものである。
以下、鳩胸矯正用装具1を構成する各部材について説明する。
まずハーネス基枠2から説明する。ハーネス基枠2は、患者Pの胸郭部周囲(背中から胸部にわたる周囲)に取り付けられる胸郭枠4と、この胸郭枠4の高さ位置を設定するための肩ストラップ(肩掛け)5とを主な構成部材として成る。
胸郭枠4は、適宜の剛性を有するように形成され、この内側に押圧矯正体3が取り付けられる。ここで、押圧矯正体3は、患者Pの前方内側つまり患部への張出位置(胸郭枠4からの張出位置)が調整自在に設けられており、これが本発明の大きな特徴の一つである。なお、胸郭枠4が有する「適宜の剛性」とは、胸郭枠4に取り付けた押圧矯正体3が、適宜の押圧力で鳩胸を常時、押し込み続けることができる程度の剛性を意味する。すなわち、押圧矯正体3が患者Pの患部(鳩胸)を押圧すると、当然、胸郭枠4は、その反力を受けるが、これを受けても胸郭枠4がほぼ変形することなく(押し負けることがなく)、鳩胸を適宜の押圧力で押圧し続けることができる程度の剛性を意味する。このため胸郭枠4は、合成樹脂素材等のいわゆる硬い素材で形成された要素部材を含むものである。
また胸郭枠4は、一例として図1(a)に示すように、患者Pの正面側(前側)に設けられる胸部側枠部4Fと、患者Pの背面側に設けられる背中側枠部4Bとに分けて二分割状に形成され、装着時には、これらを患者Pの両腋下部分で連結するように構成される。なお、胸部側枠部4Fと背中側枠部4Bとを連結するための手段を連結手段4Cとし、本実施例ではラチェット式バックルが適用される。
また胸部側枠部4F・背中側枠部4Bは、ともに患者Pの体に直接接触または密着する要素部材(これを、各々接触要素4F1・4B1とする)と、この要素部材を外側から押さえるように保持する要素部材(これを、各々ガード要素4F2・4B2とする)とを具えて成る。
ここで接触要素4F1・4B1は、装着状態で患者Pの肌に直接触れるため、肌と擦れ合っても肌を傷めないように、軟らかで且つ通気性を有する素材で形成されることが好ましい。
一方、ガード要素4F2・4B2は、装着状態では基本的に患者Pの肌に直接触れないため、合成樹脂など接触要素4F1・4B1よりも硬い素材(適宜の剛性を有する素材)で形成されるが、患者Pの胸郭に沿って適宜湾曲する程度の可撓性を有することが好ましい。もちろんガード要素4F2・4B2は、ほとんど撓むことなく、患者Pの胸郭に沿って湾曲状に形成されていても構わない。なお、ガード要素(特に胸部側枠部4Fのガード要素4F2)は、例えばポリプロピレン素材で形成される。
またガード要素4F2・4B2は、必ずしも一つの部材で形成される必要はなく、二つ以上の複数部材に分けて構成することも可能である。
また、胸部側枠部4F・背中側枠部4Bは、必ずしも左右が一つながりとなった連続状態に形成される必要はなく、左右で別々に構成することも可能である。すなわち、本実施例の場合、一例として図1(a)に示すように、胸部側枠部4Fの接触要素4F1が、左右別々に形成され、この二要素をガード要素4F2でつなぐような構成となっている。なお、胸部側枠部4Fのガード要素4F2と、背中側枠部4Bの接触要素4B1及びガード要素4B2は、左右で分離せず、一つながりの連続状態で形成されている(図2参照)。因みに、胸部側枠部4Fの接触要素4F1を左右で別々に構成したのは、胸部のほぼ中央に押圧矯正体3を患部に押し込む押込手段6が設けられることに起因する。
また、本実施例では連結手段4Cとしてラチェット式バックルが適用され、これは連結長さを適宜調整するためである。これにより特に患者Pが幼児や児童などの場合、胸郭の成長に合わせて胸郭枠4の周囲長を微調整することができる。
なお、長さ調整が行える連結手段4Cとしては、必ずしもラチェット式バックルに限定されるものではなく、弾性変形する掛止爪を具えた差し込み式留め具などの適用も可能である。
次に肩ストラップ5について説明する。肩ストラップ5は、上記胸郭枠4を肩から吊り、胸郭枠4の高さ位置を設定するための部材であり、左右の肩に前後に掛け渡される二本のストラップ本体51を主な構成部材とする。
ここで本実施例では、ストラップ本体51はベルト状に形成され、その先端部に面ファスナーが設けられ、肩掛け長さ(つまり胸郭枠4の高さ位置)が調整できるように構成される。これも特に患者Pが幼児や児童などの場合、成長に合わせて胸郭枠4の装着高さを微調整できるようにするためである。
なおストラップ本体51も患者Pの肌に直接触れるため、軟らかで且つ通気性を有する素材で形成することが好ましいが、例えば主に鳩胸矯正用装具1の重量が掛かる肩部に、このような素材をパッド状に設けることも可能である(図1(a)参照)。
次に、肩ストラップ5を上記胸郭枠4に接続する留め方について説明する。
まず患者Pの胸部側では、例えば図1(a)に示すように、胸部側枠部4Fのガード要素4F2の左右に、平カンと称される留め吊り具(吊りカン)21が取り付けられ、この留め吊り具21にストラップ本体51の先端部(上記面ファスナー)が挿通される。
一方、患者Pの背中側では、例えば図2に示すように、背中側枠部4Bのガード要素4B2の中央部に、留め具22が設けられ、これにより左右のストラップ本体51の両端部がガード要素4B2に一点で留め付けられる。このため患者Pの背中側からハーネス基枠2(肩ストラップ5)を見ると、左右のストラップ本体51が留め具22からV字状に広がりながら、左右の肩に向かうように取り付けられる。
このように胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)は、適宜の剛性を有するように形成され、その内側に取り付けられた押圧矯正体3によって、患者Pの患部である鳩胸を常時押圧する。このため胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)がほぼ変形することなく(押し負けることなく)、鳩胸を適宜の押圧力で押圧し続けることができる。また、押圧矯正体3は、胸部側枠部4F(ガード要素4F2)に対し、内側への張出位置が調整自在に押し込まれるものであり、以下このような押込手段6について説明する。
押圧矯正体3を押し込む押込手段6としては、一例として図1(a)・(b)に示すように、手回しボルト61が適用され、これは「つまみボルト」や「つまみネジ」とも称される。
この手回しボルト61は、前記胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)に対し回転自在に保持され、この手回しボルト61のねじ込みにより、ガード要素4F2に対する押圧矯正体3の押込量、すなわちガード要素4F2からの内側張出位置を調整自在とする。もちろんガード要素4F2からの張出量(出代)が大きいほど押圧矯正体3が患部を押し込む押圧力も大きくなり、このような調整が無段階で行えるものである。
なお、上記手回しボルト61には、一旦、回転操作した手回しボルト61が不用意に回ってしまわないようにする、いわゆる緩み止め機能を具えることが好ましく、以下これについて説明する。
まず手回しボルト61のメネジ部分は、一例として図1・図3に示すように、胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)において、胸部側枠部4Fの接触要素4F1が存在しない中央部二カ所にメネジスリーブ62を設け、このメネジスリーブ62内に、図示を省略するスプリングを埋め込んでメネジ機能を発揮させる(いわゆるヘリサート)。かかる構成により、ネジ山が潰れにくく、ネジ山に保持された手回しボルト61により、確実に患部を押し込むことができる(いわゆる緩み止めの機能を発揮する)。
もちろん緩み止めの機能を持たせるには、上記以外の手法も可能であり、例えばバネ座金やロックナットなどを設けることも可能であり、このような部材は上記構造に更に追加しても構わない(緩み止め機能の強化)。
なお、手回しボルト61としては、手で回転させることができる種々のボルトが想定され、例えばノブボルト、うちわボルト、蝶ボルト、ローレット付きボルト等が挙げられる。
また押込手段6としては、必ずしも手回し操作(手動操作)にこだわるものではなく、工具を使って回転させる一般的なボルト(例えば六角ボルト)などを適用することも可能である。この場合には、ボルトを締めたり、緩めたりする操作に工具が必要になるものの、この種のボルトは頭部が、手回しボルト61よりも小さいことが多く、このため患者Pが鳩胸矯正用装具1を装着した状態で服(特にTシャツ等の薄手の服)を着ても、外観上、ボルトが目立たず、鳩胸矯正用装具1を装着していることが周囲に知られにくいものとなる。
因みに、この種のボルトを回すために必要な工具としてはレンチ(六角レンチやメガネレンチ)、スパナ、ドライバー等の工具が挙げられる。
次に押圧矯正体3について説明する。
押圧矯正体3は、押込手段6(手回しボルト61)の先端部611に保持され、押込手段6による押し込みを受けて患部を押圧するパッド部材であり、本実施例では一例として図1・図3(a)に示すように、患者Pの肌(患部)に直接触れる接触プレート31と、この接触プレート31の外側に設けられる中間プレート32とを具えて成る。すなわち本実施例の押圧矯正体3は、内側から接触プレート31と中間プレート32の二枚のプレートを重ねて成り、装着時にはこの二枚のプレートが面ファスナー等で接合される(着脱自在の接合)。
なお、中間プレート32は、手回しボルト61の押し込みをまず受けるものであり、この押し込みを接触プレート31が患部全体に均一に伝達するような作用を担っている。
また、接触プレート31は、軟らかい素材で形成されるものであり、これは接触プレート31が患者Pの肌(患部)に直接接触するためであるが、他にも患部の形状に応じて接触プレート31を変形させ易くし、患部を均一に押圧するためでもある。
なお、このような接触プレート31は、異なる硬度のものを複数用意しておくことが好ましく、これは押圧を受ける患部のストレス具合に応じて接触プレート31の硬度を変えることができるようにするためである。また、接触プレート31は、同じ硬度のものでも複数用意しておくことが好ましく、これは使用中、接触プレート31が汗などで汚れた場合等に直ぐに交換できるようにするためである。なお、使用済の接触プレート31は、新たな接触プレート31を使用している間に洗浄しておくことが好ましく、このようにすることで汗などから皮膚を清潔に保つことができる。
中間プレート32は、例えばジュラルミン等の軽量金属で形成されたプレート本体を、合成皮革や布製などのカバー321に収容して成り、上記接触プレート31との接合を図る面ファスナーは、このカバー321に設けられる(接触プレート31にも設けられる)。
なお、中間プレート32(特にプレート本体)は、必ずしも金属素材で形成する必要はなく、例えば合成樹脂製等の適宜の剛性を有する素材で形成することも可能である。更に中間プレート32と接触プレート31の素材を同一とした場合には、これらを二枚に分けて構成する必要もなく、一枚のプレートで厚板状に形成することも可能である。
因みに、中間プレート32のプレート本体は、平滑面として形成するのではなく、患者Pの胸部曲面にほぼ沿うような曲面状に形成することが好ましいが、必ずしも患部(鳩胸)の凹凸形状を充実に反転させてプレート面上に再現する必要はない。
また各プレートには、一例として図1・図3に示すように、複数の空気孔31h、32hを開口しておくことが好ましく、これは装着時の患部(胸部)の通気性を高めるためである。なお、この空気孔32hは、中間プレート32のプレート本体を収容するカバー321にも形成しておくことが好ましい。
また、中間プレート32には、例えば図1(b)に示すように、外側の面に手回しボルト61の先端部611と接触し、当該部位を受けるソケット33が設けられる。
更に、本実施例では手回しボルト61の先端部611と、押圧矯正体3に設けられるソケット33とが、ボールジョイント接続されて成る。すなわち、本実施例では一例として図1(b)・図3(b)に示すように、手回しボルト61は、押圧矯正体3を押し込む先端部611が球形状に形成される一方、押圧矯正体3のソケット33は、受け面が弧状の凹みを有する凹陥状に形成され、手回しボルト61(先端部611)とソケット33とがボールジョイント接続されている。
これにより手回しボルト61の軸が押圧面(患部)に対し傾いても、押圧矯正体3が当初設定された押圧部からずれることなく患部を集中的に押圧し続けることができる。すなわち、患者Pは日常生活において色々な姿勢をとることがある。例えば左右や後方を振り返るような動作で胸部をねじるような姿勢をとった場合、このような姿勢変更に伴い、多少、手回しボルト61の軸が患部に対し傾斜しても、このような傾斜はボールジョイント接続で吸収され、手回しボルト61が患部を確実に押圧し続けることができる。
本発明の鳩胸矯正用装具1は、以上のような基本構造を有するものであって、以下、患者Pがこれを身に付けるときの装着態様の一例について説明する。
なお以下の説明では、鳩胸矯正用装具1を装着するにあたり、患者Pの年齢や鳩胸矯正用装具1への慣れ等にもよるが、胸郭枠4を胸郭にあてがう程度の大まかな取り付け(いわゆる仮装着)は患者P自身が主体となって行うものとし、仮装着後の細かい位置調整・寸法調整あるいは押圧矯正体3の押し込み調整等は第三者(医療従事者や親等)が主体となって行うものとする。これは、仮装着後の細かい調整においては、患部や胸郭を色々な方向から観察しながら、また患者Pに使用感を問い掛けたり、感触を聞いたりしながら調整することが好ましいためである。
(1)胸郭枠の連結手段の解除、胸郭枠の周囲長の調整
まず胸郭枠4の胸部側枠部4Fと背中側枠部4Bとが連結手段4C(ここではラチェット式バックル)で連結されている場合には、この連結手段4Cを解除し、バックルの位置を適宜移動させて、胸郭枠4の周囲長を、患者Pの胸囲寸法よりも幾らか大きめに調整する。この胸郭枠4の周囲長調整においては、後に行う手回しボルト61のねじ込みによる押圧矯正体3の押込長さ(調整代)を考慮しておくことが好ましい。
なお、患者Pが何度か鳩胸矯正用装具1を装着した経験があり、既に胸郭枠4の周囲長がほぼ患者Pに合っているような場合等には、胸郭枠4の周囲長調整は必要なく、単に連結手段4C(ここではラチェット式バックル)を解除する操作だけで構わない。また、連結手段4Cを解除するにあたっては、必ずしも両側を外す必要はなく、上記のように胸郭枠4の周囲長調整が必要ない場合等には、片側を外すだけでも構わない。
(2)仮装着
鳩胸矯正用装具1を仮装着するにあたっては、鳩胸矯正用装具1の左右の肩ストラップ5の間に、患者Pが頭(首)を通しながら、肩ストラップ5と胸郭枠4の間に腕を通すようにして仮装着する。これは、あたかも患者Pがランニングシャツやタンクトップを着る動作と同じような動作となる。そして、このような仮装着により鳩胸矯正用装具1が概ね患者Pの胸郭周りに位置する。
(3)胸郭枠の高さ位置調整と周囲長の微調整
その後、例えば肩ストラップ5の長さを適宜調整することにより、胸郭枠4の高さ位置を微調整する。すなわち本実施例では肩ストラップ5の端部等に設けられた面ファスナーの接合を一旦解除し、適宜の長さで再接合することにより肩ストラップ5の長さを調整し、胸郭枠4に保持されている押圧矯正体3の高さを患者Pの患部に合わせる。
また、これに伴い胸郭枠4の周囲長も微調整しながら、胸部側枠部4Fと背中側枠部4Bとを連結する。具体的には胸郭枠4の周囲長が患者Pの胸回り(上記のように患者Pの胸囲寸法に、後に行う押圧矯正体3の押込長さを加味した寸法)よりも小さいまたは大きいと判断したら、連結手段4Cであるラチェット式バックルのバックル位置を適宜移動させて胸郭枠4の周囲長を微調整しながら、胸部側枠部4Fと背中側枠部4Bとを連結する。これにより押圧矯正体3が患者Pの患部にほぼ合致するような設定が成される。
(4)押圧矯正体の押込長さの調整
次いで、左右の押込手段6である手回しボルト61をねじ込んで患者Pの患部に押圧矯正体3を左右各々、押し込むようにする。
この際、本実施例では手回しボルト61が、適宜の剛性を有する胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)に保持されているため、手回しボルト61をねじ込んで、押圧矯正体3を患部に押し込んでも、その反作用で胸部側枠部4Fのガード要素4F2が変形してしまうことはほとんどなく、常に、患部を押圧し続けることができる。
また、本実施例では、左右の二つの手回しボルト61(ボールジョイント接続を含む)が独立しているため、患者Pの突出した胸郭(肋軟骨部や骨の形状)を観察しながら適切に矯正応力を掛けて行くことができる(単に胸部奥側に向けて押す構造ではない)。すなわち、左右の手回しボルト61は、各々の軸を異なる方向に傾けながら患部を押し込むことができるため、患部の凹凸形状に応じて適切な方向から患部を押し込むことができ、また患者Pの意向に沿いながら無理なく少しずつ応力を掛けて行くことができる。
なお、上述した装着態様はあくまでも一例であり、例えば日常的に鳩胸矯正用装具1を装着している患者Pが、風呂上がりなどに再度装着するような場合等は、その都度、肩ストラップ5の長さ調整や、胸郭枠4の周囲長調整などを行う必要はほぼないため、こられの作業は上記の装着態様から省略することができる。
また、患者Pが装着していた鳩胸矯正用装具1を体から取り外す場合、単に押圧矯正体3の押込みを解除しただけ(手回しボルト61を緩めただけ)でも外せるような場合には(あたかもランニングシャツやタンクトップを脱ぐような動作)、装着時に連結手段4Cの解除や胸郭枠4の周囲長の微調整等を行う必要もなくなり、当該作業も省略することができる。
更に、患者P自身が装着に充分馴れてきたような場合には、患者P自身が装着から押圧矯正体3の押込力調整までを一人で行うことも可能である。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上述した基本の実施例では、主に手回しボルト61のねじ込み量により、押圧矯正体3の内側への張出位置(押圧力)を無段階で調整するものであったが、必ずしもこのような形態に限定されるものではなく、例えば図4に示すようなクサビを使用することも可能である。すなわち図4に示す実施例は、胸部側枠部4Fのガード要素4F2に対し、クサビ35を患者Pの左右方向に摺動自在に構成し、またこのクサビ35の傾斜面に沿って、押圧矯正体3を押し込むロッド36を摺動自在に設けるものである。つまり図4に示す実施例は、クサビ35の傾斜面でロッド36を受け、このロッド36で押圧矯正体3を患部に押し込む構造である。
この場合、例えば図4(a)から図4(b)に示すように、クサビ35を患者Pの両サイド側から中央に寄せるように操作することで、押圧矯正体3の内側への張出位置(押圧力)を大きくすることができる。なお、図中符号37は、クサビ35を左右方向に移動させるシフターであり、これは例えば基本の実施例で用いた手回しボルト61を適用することができる。また、この場合も図示のように、押圧矯正体3を押し込むロッド36の先端部361と、押圧矯正体3側のソケット33とはボールジョイント接続されることが好ましい。
また、押圧矯正体3の内側への張出位置(押圧力)を無段階で調整する他の手法としては、他にも考えられ、例えば胸郭枠4(胸部側枠部4Fのガード要素4F2)の内側にエアバッグをの左右別々に設けておき(ガード要素4F2に固定)、エアバッグに注入するエア量の大小で、押圧矯正体3の張出位置を無段階で調節することが可能である。
なお、この場合、上記エアバッグに小型の手動式ポンプを設けておけば別途エアポンプを用いることなく張出位置の調整が行え、便利である。
更に、上記手動式ポンプには、加圧ボタンの他に減圧ボタンを設けておくことがより望ましく、これにより例えば加圧ボタンを押す回数によってエアバッグ内の内圧を徐々に高めて行くことができることに加え、エアを注入し過ぎた場合には、減圧ボタンを押すことでエアバッグ内の圧力を徐々に外部に排出させることができ、より微調整に適した構造となる。またこのような構造であれば、仮に時間の経過に伴い、エアが自然に抜けても簡単に且ついつでも、どこでも再調整が行い易いものとなる。
1 鳩胸矯正用装具
2 ハーネス基枠
3 押圧矯正体

2 ハーネス基枠
4 胸郭枠
5 肩ストラップ

21 留め吊り具(胸部側)
22 留め具(背中側)

3 押圧矯正体
31 接触プレート
31h 空気孔
32 中間プレート
32h 空気孔
321 カバー
33 ソケット
35 クサビ
36 ロッド
361 先端部
37 シフター

4 胸郭枠
4F 胸部側枠部
4F1 接触要素
4F2 ガード要素
4B 背中側枠部
4B1 接触要素
4B2 ガード要素
4C 連結手段

5 肩ストラップ
51 ストラップ本体

6 押込手段
61 手回しボルト
611 先端部
62 メネジスリーブ

P 患者

Claims (4)

  1. 患者の胸郭部を取り囲むように装着されるハーネス基枠と、このハーネス基枠に取り付けられて胸部患部にあてがわれる押圧矯正体とを具え、患者の鳩胸を矯正する鳩胸矯正用装具であって、
    前記ハーネス基枠は、適宜の剛性を有する胸郭枠と、この胸郭枠の高さ位置を調整する肩ストラップとを具え、
    一方、前記押圧矯正体は、胸郭枠に対し、その前方内側に設けられ、内側への張出位置が調整自在に取り付けられて成ることを特徴とする鳩胸矯正用装具。
  2. 前記胸郭枠には、押圧矯正体を押し込む押込手段としてのボルトが回転自在に保持されて成り、
    前記押圧矯正体の張出位置を調整自在とする構成は、このボルトの回転により、胸郭枠に対する押圧矯正体の押込長さを調節して行う構成であることを特徴とする請求項1記載の鳩胸矯正用装具。
  3. 前記押込手段としてのボルトは、押圧矯正体を押し込む先端部が球形状に形成される一方、当該ボルトによって押し込まれる押圧矯正体側には、この球形状の先端部を受けるソケットが設けられ、ボルトの先端部とソケットとがボールジョイント接続されて成ることを特徴とする請求項2記載の鳩胸矯正用装具。
  4. 前記押込手段としてのボルトは、装着者の胸部に対し左右別々に設けられ、各々独立して押圧矯正体の内側への張出位置が調整できる構成であることを特徴とする請求項2または3記載の鳩胸矯正用装具。
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