JP2018013447A - 検体搬送仕分けシステム - Google Patents
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Abstract
Description
採血管の数と種類は検査の種類によって決められるところ、検査の種類は患者によって異なるため、患者毎に使用する採血管の数と種類は異なる。採血室で採血された採血管は、検査室等に運ばれ、そこで、検査の種類毎に仕分けが行われる。
採血管は、所謂、採血管自動準備装置(特許文献1)によって患者単位で自動的に準備され、準備された採血管は、採血管自動搬送装置によって又は手作業で採血台まで搬送され、採血台で採血をする時に、採血作業者が医師からのオーダと準備された採血管が一致しているか否かを照合する。
そして、採血後の検体は、一時的に採血場に置かれ、採血作業が一段落した時、又は採血後の検体の数が一定の数以上になった時等の適当なタイミングで、まとめて検査室まで運ばれ、検査室で検査種類毎に仕分けられる。
仕分けられた検体は、その後、各分析装置にセットされ、各分析装置で自動的に分析が行われる。
上記したように採血後の検体は一時的に採血場に置かれるため、その後に仕分けをして分析装置にセットされるまでの時間にロスが生じる。好ましくは、採血後の検体は、採血後直ぐに仕分け装置で仕分けをすることができるようにすることが望ましい。
出願人等は、採血後の検体が採取された採血管を一本づつ保持可能な一本ラックを用いて、採血管を一本づつ自動仕分け装置に移送することができる検体搬送仕分けシステムを既に提案している(特許文献2)。
図13は、上記した検体搬送仕分けシステムにおける自動仕分け装置の概略上面図である。
図面に示すように、この自動仕分け装置は、二つの仕分けユニットを検体搬送コンベアに沿って並べて配置して成る。各仕分けユニットには30本入りの仕分け用収容ラックが4つ、10本入りのエラー用ラックが一つ設けられている。仕分け用収容ラックは、例えば、生化学検査用ラック、血糖検査用ラック、血算検査用ラック及びその他の検査用ラックである。
この従来の自動仕分け装置は、検体搬送コンベアによって搬送されてきた採血管を、不図示の三軸ロボットを使って、一本ラックから仕分け用収容ラックに入れ替えるように構成されている。
具体的には、検体搬送コンベアと空ラック搬送コンベアとが平行に並べて配置されており、これらの検体搬送コンベアと空ラック搬送コンベアとの間に、左右一対の仕分け用コンベアが配置されている。
そして、検体搬送コンベアによって一本ラックで搬送されてくる検体入り採血管は、仕分け用回転体によって、左右の仕分け用コンベアの何れかに振り分けられ、仕分け用コンベア上で待機する。
仕分け用コンベア上で待機している一本ラックに入れられた検体入り採血管は、三軸ロボットによって一本ラックから仕分け用収容ラックに入れ替えられる。検体入り採血管の仕分け先は、採血管に貼り付けられたラベルから予めバーコードリーダによって読み取られる。
検体入り採血管が取り出された空の一本ラックは、各仕分け用コンベアに設けられた空ラック排出用回転体によって空ラック搬送コンベアに送られ、再び、検体入り採血管の搬送のために使用される。
上記した構成によれば検体搬送コンベアで一本づつ運ばれてきた検体入り採血管を、三軸ロボットによって一本づつ次々に仕分けることができるので、採血後の検体入り採血管を一時的に採血場で保管する従来の方法に比べると効率がよい。
しかし、上記した従来の自動仕分け装置は、三軸ロボットを用いて一本ラックから仕分け用収容ラックに採血管を入れ替えるように構成されているため、仕分け用収容ラックから検体入り採血管を取り出す時に、一度、三軸ロボットを停止しなければならず、その結果、処理能力が低下するという問題がある。処理能力が低下しないように三軸ロボットを止めずに仕分け用収容ラックから採血管を取り出すことも考えられるが、三軸ロボットを動かしながら手を入れて仕分け用収容ラックから採血管を取り出すのは極めて危険であるため、現実的ではない。
本発明は、上記した問題を解決し、一本ラックから仕分け用収容ラックに採血管を入れ替えずに仕分けを行うことができる検体搬送仕分けシステムを提供することを目的としている。
複数の採血台が設けられた採血室において採血後の検体を一本毎に自動仕分け装置まで移送して検査項目に応じて仕分けを行う検体搬送仕分けシステムであって、
相互に並行に配置された検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアを備え、前記空ラック搬送コンベアが前記検体搬送コンベアより下方に配置された検体搬送システムと、
前記検体搬送システムの搬送方向下流に配置された自動仕分け装置と
から成り、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベアに、少なくとも一つの検体入り採血管投入部が設けられ、
前記検体入り採血管投入部に、空ラック搬送コンベアから採血管を一本づつ立てて保持することが可能な空の一本ラックが供給され、使用者が検体入りの採血管を一本づつ一本ラックに立てると、該採血管入り一本ラックが検体搬送コンベアによって自動仕分け装置に搬送されるように構成された
検体搬送仕分けシステムにおいて、
前記自動仕分け装置が、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアにそれぞれ接続される検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアと、
検体搬送コンベアの検体搬送方向に対して直交し、かつ、前記空ラック搬送コンベアから離れる方向に伸び、検体入り採血管を、一本ラックに立てたままの状態でストック可能な長さを有する少なくとも二つのストックコンベアと、
各ストックコンベアと繋がり、かつ、前記検体搬送コンベアの下方を横切って、空ラック搬送コンベアに繋がるように、ストックコンベアから斜め下方に向けて傾斜しながら伸びる空ラック排出コンベアと
を備え、
該自動仕分け装置が、さらに、
検体搬送コンベアによって搬送される検体入り採血管から検体の識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
前記識別情報読取装置によって読み取った情報に基づいて検体入り採血管を、対応するストックコンベアに仕分ける仕分け装置と
を備えている
ことを特徴とする。
相互に並行に配置された検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアを備え、前記空ラック搬送コンベアが前記検体搬送コンベアより下方に配置された検体搬送システムと、
前記検体搬送システムの搬送方向下流に配置された自動仕分け装置と
から成り、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベアに、少なくとも一つの検体入り採血管投入部が設けられ、
前記検体入り採血管投入部に、空ラック搬送コンベアから採血管を一本づつ立てて保持することが可能な空の一本ラックが供給され、使用者が検体入りの採血管を一本づつ一本ラックに立てると、該採血管入り一本ラックが検体搬送コンベアによって自動仕分け装置に搬送されるように構成された
検体搬送仕分けシステムにおいて、
前記自動仕分け装置が、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアにそれぞれ接続される検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアと、
検体搬送コンベアの検体搬送方向に対して直交し、かつ、前記空ラック搬送コンベアから離れる方向に伸び、検体入り採血管を、一本ラックに立てたままの状態でストック可能な長さを有する少なくとも二つのストックコンベアと、
各ストックコンベアと繋がり、かつ、前記検体搬送コンベアの下方を横切って、空ラック搬送コンベアに繋がるように、ストックコンベアから斜め下方に向けて傾斜しながら伸びる空ラック排出コンベアと
を備え、
該自動仕分け装置が、さらに、
検体搬送コンベアによって搬送される検体入り採血管から検体の識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
前記識別情報読取装置によって読み取った情報に基づいて検体入り採血管を、対応するストックコンベアに仕分ける仕分け装置と
を備えているので、
検体入り採血管は、一本ラックに立てられたままの状態で前記仕分け装置によってストックコンベアに次々に仕分けられることになる。
このように、一本ラックから仕分け用収容ラックに採血管を入れ替えずに仕分けを行うことができるので三軸ロボットを設ける必要がない。このため、採血管をストックコンベアから取り出す時に、自動仕分け装置を停止する必要がなくなる。このように一本ラックから仕分け用収容ラックに採血管を入れ替える必要がなくなるので処理能力が向上する。また、仕分けられた採血管を取り出す時に自動仕分け装置を停止する必要がないので、装置停止による処理能力の低下が生じることもない。
また、空ラック排出コンベアを、各ストックコンベアと繋げて、かつ、前記検体搬送コンベアの下方を横切って、空ラック搬送コンベアに繋がるように設けているので、検体入り採血管を取り出した後の空の一本ラックを、空ラック排出コンベアを介して次々に空ラック搬送コンベアに送り出すことが可能になるので、一本ラックを効率良く使用することが可能になる。さらに空ラック排出コンベアを、検体搬送コンベアの下方を横切るように配置することによって、コンベアのレイアウトがコンパクトになり、装置全体の小型化が達成される。
さらに、空ラック排出コンベアを検体搬送コンベアの下方を横切るように斜めに傾斜させて設けているため空ラック排出コンベアと検体搬送コンベアとが同一平面上で交差することがなく、よって、空ラックの排出のために検体の搬送や仕分けを一時的に停止する必要がない。
さらにまた、三軸ロボットを設ける必要がなくなるので、自動仕分け装置の構造が簡単になり、装置を安価に製造することができ、かつ、メンテナンスも容易になるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る検体搬送仕分けシステムの概略上面図である。
図面に示すように、本発明に係る検体搬送仕分けシステムは、検体搬送システムAと自動仕分け装置Bとを連結して構成されている。
図1には、検体搬送システムAに沿って配置された採血管自動準備装置C及び採血台Dも表示されている。
図面に示すように、限定するものではないが、好ましくは、検体搬送システムAは採血室に配置され、自動仕分け装置Bが検査室内(又は検査室近傍)に配置される。
検体搬送システムAは、採血管を一本づつ保持可能な一本ラックを用いて、採血後の検体入り採血管を一本づつ自動仕分け装置Bに搬送することができるように構成されている。
採血管自動準備装置Cは、公知の装置であり、複数種類の採血管を収容し、医師からの採血オーダ情報に基づいて、患者の検査に必要な採血管を選択して取り出し、取り出した採血管に、その患者に関する情報と関連付けされた検体情報をバーコードで印字したラベル又は前記検体情報を無線タグに記憶させたラベルを貼り付け、ラベル貼付後の採血管を患者毎にトレイに収容して出力するように構成されている。
採血作業者は、採血管自動準備装置Cで準備されたトレイを持って採血台Dへ行き、採血台Dで、そのトレイに対応する患者を呼び出して採血を行う。
そして、採血後、採血作業者は、次の採血用のトレイを採血管自動準備装置Cに取りに行く時に、採血後の検体入り採血管を検体搬送システムAにある空の一本ラックに立てる。
これにより採血時の採血作業者の動線に無駄がなくなり、採血作業がスムーズに進む。
本発明に係る検体搬送仕分けシステムは、採血管を一本づつ保持可能な一本ラックを使用して検体入り採血管の搬送及び仕分けを行うシステムである。
検体搬送仕分けシステムは、上記したように検体搬送システムAと自動仕分け装置Bとから成り、この実施例では、検体搬送システムAは、検体搬送コンベア1と空ラック搬送コンベア3とが端から端まで平行に伸びるように設けられた複数のユニットA1〜A8を有し、全てのユニットA1〜A8を適切な順番で並べて配置すると、各ユニットA1〜A8の検体搬送コンベア1及び空ラック搬送コンベア3が繋がり、一本の検体搬送コンベア及び一本の空ラック搬送コンベアが形成される。図3に良く示されているように、空ラック搬送コンベア3は、検体搬送コンベア1より下方に配置されている。
尚、この実施例では、各ユニットA1〜A8において同一又は対応する構成要素には、同一の符号を付して説明をする。
この実施例では、ユニットA2、A5及びA8は、空ラック搬送コンベア3から分配供給される空の一本ラックをストックし、空の一本ラックに検体入り採血管が投入、即ち、立てられると、自動的に採血管入り一本ラックを検体搬送コンベア1へ送るように構成された検体投入部5を有する。
検体搬送システムAの検体搬送コンベア1は、採血管入り一本ラックを自動仕分け装置Bに自動的に搬送し、自動仕分け装置Bは、採血管を一本ラックに立てたままの状態で、予め決められた分類(例えば、生化学、血糖、血算、その他)に仕分けてストックする。そして、仕分けられた採血管入り一本ラックから採血管が取り出されると、空になった一本ラックが自動仕分け装置Bから排出されて、検体搬送システムAにおける空ラック搬送コンベア3へ供給され、再び検体入り採血管を立てるための空一本ラックとして検体投入部5に供給されるように構成されている。
尚、本明細書において使用する「下流」又は「上流」の語は、一本ラック(空の一本ラック及び採血管入り一本ラック)の進行方向を基準とし、進行方向前方が「下流」であり、進行方向後方が「上流」である。
図面に示すように、検体投入部5は、空ラック搬送コンベア3から検体搬送コンベア1の下方を横切って斜め上方に向かって伸び、検体搬送コンベア1と同じ高さまできた後に、ジグザグに曲げられ、その後、Uターンして検体搬送コンベア1に繋がる通路を構成するように複数のコンベア5a、5b、5c、5d、5e、5f及び5gを接続して成る。
図2において符号5hは、空ラック搬送コンベア3にある空の一本ラックを、適切なタイミングで検体投入部5のコンベア5aに送るための振分手段を示している。
また、符号5iは、コンベア5gにおいて、空の一本ラックを係止し、該空の一本ラックに採血管が投入されると、採血管入り一本ラックを下流に送り出す係止手段を示している。
符号5jは、前記係止手段5iに対応する位置に設けられたセンサであり、空の一本ラックに採血管が投入されたか否かを検知する。
この係止手段5iによって送り出される採血管入り一本ラックは、係止手段5kによって係止され、該係止手段5kによって適切なタイミングで検体搬送コンベア1に送り出される。
各コンベア1、3、5a〜5gには、不図示の近接センサが複数設けられており、各コンベアにおける空の一本ラックのストック量及び供給状況並びに採血管入り一本ラックの搬送状況に応じて、前記振分手段5h並びに係止手段5k及び5iの動作が制御される。
従って、複雑な動作制御なしに採血管入り一本ラックの自動仕分け装置Bへの搬送が順次効率的に行われ、かつ、空の一本ラックの検体投入部5への供給も順次効率的に行われる。
特に空の一本ラックの供給が採血管入り一本ラックの搬送による影響を受けないので、空の一本ラックを効率よく均等に各ユニットA2,A5,A8の検体投入部5へ供給することができ、結果として、空の一本ラックの数を最低限に抑えることが可能になる。
さらにまた、上記した実施例では空ラック搬送コンベア3に繋がるコンベア5aが、検体搬送コンベア1の下方を横切って伸びるように構成されている。このため、検体搬送コンベア1を横切る時のコンベア5aの上方空間は、空の一本ラックの高さを確保すれば十分である。このため検体搬送コンベア1と空ラック搬送コンベア3との間の上下の間隔を最低限に抑えることが可能になる。
図4は自動仕分け装置Bの概略上面図である。
自動仕分け装置Bは、検体搬送システムAの検体搬送コンベア1及び空ラック搬送コンベア3に繋がる検体搬送コンベア18及び空ラック搬送コンベア20を有する。
また、自動仕分け装置Bは、四つの仕分けストックコンベア21、23,25及び27と、一つのエラーストックコンベア29とを有する。
前記ストックコンベア21,23,25,27及び29は、それぞれ、検体搬送コンベア18の搬送方向に直交し、かつ、空ラック搬送コンベア20から離れる方向(図4における下方向)に伸び、その後Uターンして空ラック搬送コンベア20に向けて伸びるように複数のコンベア部材をレイアウトして成る。
この実施例では、例えば、ストックコンベア21は生化学検査用であり、ストックコンベア23は血糖検査用であり、ストックコンベア25は血算検査用であり、ストックコンベア27はその他の検査用である。
各ストックコンベア21,23,25,27及び29における空ラック搬送コンベア20に向けて伸びるコンベア部分の途中には、係止部材21a,23a,25a,27a及び29aが設けられており、この係止部材21a,23a,25a,27a及び29aは、採血管入り一本ラックを係止する。
一本ラックから採血管が取り出され、センサ21b,23b,25b,27b及び29bが、それを検知すると、前記係止部材21a,23a,25a,27a及び29aが動作して、空の一本ラックを下流に送る。このコンベア部分における係止部材21a,23a,25a,27a及び29aより下流部分は、本発明に係る空ラック排出コンベア22,24,26,28及び30を構成する。これら空ラック排出コンベア22,24,26,28及び30は、ストックコンベア21,23,25,27及び29を構成するコンベア部材と同一のコンベア部材で構成されていてもよく、また、別のコンベア部材で構成されていてもよい。
空ラック排出コンベア22,24,26,28及び30は、検体搬送コンベア18の下方を横切って、検体搬送コンベア18より下方に配置された空ラック搬送コンベア20に接続されるように、斜め下方に向けて伸びるように配置される。
空ラック排出コンベア22,24,26,28及び30の下流端には係止部材22a,24a,26a,28a及び30aが設けられ、空の一本ラックは、係止部材22a,24a,26a,28a及び30aによって係止され、適切なタイミングで空ラック搬送コンベア20に送り出される。
図5は、検体搬送コンベア18に設けられた読取装置40に対応する部分の拡大図である。
図面に示すように読取装置40は、検体搬送コンベア18に沿って配置され、読取装置40の正面には、採血管入り一本ラックを保持する保持手段41が設けられている。また、読取装置40の下方には、二つの軸の間に無端ベルトを掛け回した採血管回転部材42が設けられている。図5から明らかなように保持手段41は、一本ラックが嵌合可能な一対の円弧状の凹部を有し、各円弧状の凹部には、一本ラックが回転している時にラックの外周が凹部に擦れないようにするためにベアリングが設けられている。
検体搬送コンベア18で搬送されてきた採血管入り一本ラックは、保持手段41によって保持された状態で、前記採血管回転部材42によって回転させられ、その間に読取装置40が採血管に貼られたラベルに印字されたバーコードから、その検体の検体識別番号を読み取る。
図4に示すように、前記読取装置40の下流には、第一仕分け部材43及びエラー振分部材44が設けられており、さらに、検体搬送コンベア18に沿って第一仕分けコンベア45及び第二仕分けコンベア46が設けられている。前記第一仕分け部材43は、検体搬送コンベア18並びに二本の仕分けコンベア45及び46に跨って設けられ、読取装置40による読取結果に基づいて、この第一仕分け部材43が採血管入り一本ラックを保持したまま回転して、採血管入り一本ラックを二本の仕分けコンベア45及び46の何れかに振り分ける。
読取装置40による読取結果がエラーだった場合には、エラー振分部材44が下方に下がり、第一仕分け部材43は、採血管入り一本ラックを検体搬送コンベア18の下流に送る。これにより、採血入り一本ラックは、エラー仕分け用ストックコンベア29に供給されることになる。
図7は、仕分け用ストックコンベア21に採血管入り一本ラックが仕分けられる時の一本ラックの動きを示す図であり、
図8は、仕分け用ストックコンベア23に採血管入り一本ラックが仕分けられる時の一本ラックの動きを示す図であり、
図9は、仕分け用ストックコンベア25に採血管入り一本ラックが仕分けられる時の一本ラックの動きを示す図であり、
図10は、仕分け用ストックコンベア27に採血管入り一本ラックが仕分けられる時の一本ラックの動きを示す図であり、
図11は、エラー仕分け用ストックコンベア29に採血管入り一本ラックが仕分けられる時の一本ラック一本ラックの動きを示す図である。
また、図12は、一定量の採血管入り一本ラックを実際に仕分けた後の状態の一例を示す図である。
図面に示すように、各仕分け用ストックコンベア21,23,25及び27(又は29)に仕分けられた採血管入り一本ラックは、係止部材21a,23a,25a及び27a(又は29a)によって係止して止められて各仕分け用ストックコンベア21,23,25及び27(又は29)上に溜まる。
使用者が、係止部材21a,23a,25a及び27a(又は29a)によって止められている採血管入り一本ラックから採血管を取り出すと、センサ21b,23b,25b及び27b(又は29b)がそれを検知して、係止部材21a,23a,25a及び27a(又は29a)が動かされ、空の一本ラックが空ラック排出コンベア22,24,26及び28(又は30)に送られ、最終的に空ラック搬送コンベア20を介して検体搬送システムAの空ラック搬送コンベア3へ送られる。
このため、使用者は、自動仕分け装置Bを停止することなく、仕分け後の採血管を一本ラックから取り出すことが可能になる。
このように一本ラックから仕分け用収容ラックに採血管を移し替える必要がなくなるので検体の搬送及び仕分け処理の効率が上がり、処理能力が向上する。また、仕分けられた採血管を取り出す時に自動仕分け装置を停止する必要がないので、装置停止による処理能力の低下が生じることもない。
また、三軸ロボットを必要としないので、装置全体の構造を簡単化することが可能になり、装置の製造コストを下げることができる。
さらに、上記した実施例によれば、各仕分け用ストックコンベア21,23,25,27に繋がる空ラック排出コンベア22,24,26,28が検体搬送コンベア18と直接交差しないように、空ラック排出コンベア22,24,26,28を斜め下方に傾斜させて検体搬送コンベア18の下方を潜るように構成しているので、装置全体が小型化になり、かつ、検体入り採血管の仕分けと、空の一本ラックの排出とが相互に干渉することが全くなく、従って、検体入り採血管の仕分けと空の一本ラックの排出とを極めて効率よく行うことが可能になるという効果を奏する。
A1〜A8 ユニット
1 検体搬送コンベア
3 空ラック搬送コンベア
5 検体投入部
5a〜5g コンベア
5h 振分手段
5i 係止手段
5j センサ
5k 係止手段
B 自動仕分け装置
18 検体搬送コンベア
20 空ラック搬送コンベア
21 仕分け用ストックコンベア
21a 係止部材
21b センサ
22 空ラック排出コンベア
22a 係止部材
23 仕分け用ストックコンベア
23a 係止部材
23b センサ
24 空ラック排出コンベア
24a 係止部材
25 仕分け用ストックコンベア
25a 係止部材
25b センサ
26 空ラック排出コンベア
26a 係止部材
27 仕分け用ストックコンベア
27a 係止部材
27b センサ
28 空ラック排出コンベア
28a 係止部材
29 エラー仕分け用ストックコンベア
29a 係止部材
29b センサ
30 空ラック排出コンベア
30a 係止部材
40 読取装置
41 保持手段
42 採血管回転部材
43 第一仕分け部材
44 エラー振分部材
45 第一仕分けコンベア
46 第二仕分けコンベア
47 第三仕分けコンベア
48 第二仕分け部材
49 読取装置
50 保持手段
51 第四仕分けコンベア
52 第三仕分け部材
53 読取装置
54 保持部材
60 制御装置
C 採血管自動準備装置
D 採血台
Claims (1)
- 複数の採血台が設けられた採血室において採血後の検体を一本毎に自動仕分け装置まで移送して検査項目に応じて仕分けを行う検体搬送仕分けシステムであって、
相互に並行に配置された検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアを備え、前記空ラック搬送コンベアが前記検体搬送コンベアより下方に配置された検体搬送システムと、
前記検体搬送システムの搬送方向下流に配置された自動仕分け装置と
から成り、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベアに、少なくとも一つの検体入り採血管投入部が設けられ、
前記検体入り採血管投入部に、空ラック搬送コンベアから採血管を一本づつ立てて保持することが可能な空の一本ラックが供給され、使用者が検体入りの採血管を一本づつ一本ラックに立てると、該採血管入り一本ラックが検体搬送コンベアによって自動仕分け装置に搬送されるように構成された
検体搬送仕分けシステムにおいて、
前記自動仕分け装置が、
前記検体搬送システムの検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアにそれぞれ接続される検体搬送コンベア及び空ラック搬送コンベアと、
検体搬送コンベアの検体搬送方向に対して直交し、かつ、前記空ラック搬送コンベアから離れる方向に伸び、検体入り採血管を、一本ラックに立てたままの状態でストック可能な長さを有する少なくとも二つのストックコンベアと、
各ストックコンベアと繋がり、かつ、前記検体搬送コンベアの下方を横切って、空ラック搬送コンベアに繋がるように、ストックコンベアから斜め下方に向けて傾斜しながら伸びる空ラック排出コンベアと
を備え、
該自動仕分け装置が、さらに、
検体搬送コンベアによって搬送される検体入り採血管から検体の識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
前記識別情報読取装置によって読み取った情報に基づいて検体入り採血管を、対応するストックコンベアに仕分ける仕分け装置と
を備えていることを特徴とする検体搬送仕分けシステム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108212810A (zh) * | 2018-02-12 | 2018-06-29 | 杭州世诺科技有限公司 | 血液分析标本实时输送与在线分拣系统 |
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2016
- 2016-07-22 JP JP2016144395A patent/JP6840350B2/ja active Active
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