JP2018011669A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別遊技への移行を期待させる複数回の前兆演出において、ハズレの回数が所定の回数に達した場合には、前兆演出の遊技回数を短縮させて、興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】前兆演出には、前兆演出最大遊技回数の遊技の最後の遊技において実施される最終演出が設けられ、前兆演出実行手段280は、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく最終演出を実行し、結果報知演出実行手段290は、最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、結果報知演出を実行することを特徴とする。【選択図】図22

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
従来のスロットマシン等の遊技機において、通常に行われる通常遊技と、この通常遊技から移行可能であり通常遊技よりも遊技者への利益付与の可能性が高い特別遊技とを備えているものがある。そして、特別遊技への移行を期待させる前兆演出の遊技を複数回、実行可能なものがある(特許文献1)。
前兆演出が開始されることにより、遊技者にとって有利な特別遊技への移行に当選しているかもしれないという期待感を持たせ、興味が抱かせて興趣を向上させることができるものである。
特許文献1に記載された従来の技術では、連続演出中に特別遊技への移行が確定する、いわゆるリーチ目となる図柄組み合わせが停止表示された場合には、連続演出の遊技回数を短縮させていた。
リーチ目となる図柄組み合わせが停止表示されたことで、特別遊技へ当選していることが確定し、特別遊技へ移行するための図柄を早期に遊技者に停止表示させることができるようにして興趣を向上させているものである。
特開2013−59503号公報
特許文献1に係る遊技機では、連続演出中に特別遊技に当選し、その当選していることを遊技者に報知可能なリーチ目の図柄組み合わせが停止表示された場合に連続演出の遊技回数を短縮させるものである。
一方、複数回の連続演出中に、遊技者が行う目押しの停止操作によって、特別遊技へ当選していないことを確定することができる場合がある。遊技者の停止操作の技術である目押し操作によって、特別遊技へ当選していないことが判明した後も、特別遊技への当選を期待させるような連続演出の遊技を複数回、延々と継続して行わせることは無駄であり、興ざめさせてしまい、遊技に対する興味を失わせてしまうという問題点があった。
本発明は、特別遊技への移行を期待させる複数回の前兆演出において、いずれの役の図柄組み合わせも有効ライン上に停止表示させることができなかった回数が所定の回数に達して、特別遊技への移行に当選していない可能性が高い場合には、前兆演出の遊技回数を短縮させて、興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、特別遊技への移行を期待させる複数回の前兆演出において、ハズレの回数が所定の回数に達した場合には、前兆演出の遊技回数を短縮させて、興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数種類の図柄61を変動表示可能な複数のリール62と、前記複数のリール62それぞれに対応して前記リール62それぞれの変動表示を操作により停止させる複数のストップスイッチ50と、役に当選か否かの役抽選を行う役抽選手段210とを備え、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技から移行可能であり前記通常遊技よりも利益付与の可能性が高い特別遊技とを備え、前記役抽選の結果、役に当選し、この当選した役に係る図柄61の組み合わせを所定の有効ライン86上に停止表示させることで利益を付与可能な遊技機10であって、前記特別遊技への移行を期待させる前兆演出の遊技を複数回(以下、「前兆演出最大遊技回数」とする。)、実行可能な前兆演出実行手段280と、前記前兆演出の終了後に前記特別遊技へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出を実行する結果報知演出実行手段290と、前記前兆演出中の全ての役に係る図柄組み合わせのいずれも前記有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数(以下、「非表示ハズレ回数」とする。)を計数する非表示ハズレ回数計数手段300とを備え、前記前兆演出には、前記前兆演出最大遊技回数の遊技の最後の遊技において実施される最終演出が設けられ、前記前兆演出実行手段280は、前記前兆演出中における前記非表示ハズレ回数計数手段300が計数した前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し、前記結果報知演出実行手段290は、前記最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、前記結果報知演出を実行することを特徴とする。
本発明では、前兆演出中の役抽選における前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく最終演出を実行することになる。
特別遊技への移行を期待させる前兆演出であっても、前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合には、その後に特別遊技へ移行する可能性は少ないと予想することができる。かかる場合に、最終演出を除いた前兆演出の残りの遊技回数を実行せずに最終演出を実行させることで、無駄な前兆演出の遊技を省略することが可能となり、遊技者に特別遊技の非当選を察知された状態で延々と前兆演出の遊技が実行されることを回避することができる。
なお、ここで、結果報知演出は、最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、特別遊技へ移行するか否かの結果を報知するものであればよいものであって、1回の遊技で終了するようなものでもよいし、複数回の遊技において実施される連続演出のようなものであってもよいものである。
また、ここで、「規定回数」には、1回も含まれる。非表示ハズレ回数計数手段300の規定回数が1回であって、具体的にカウントせずにハズレを引いたことが、短縮することに結論づけるようなものも、ハズレ無し(0回)から、ハズレ有り(1回)になるものであり、本願発明に含まれる。
また、ここで、本発明の「非表示ハズレ回数」には、例えば、役抽選の結果、チェリー役等の小役に当選したが、遊技者のストップスイッチ50による停止操作において、当該チェリー役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止させることができなかった、いわゆる取りこぼしの場合も、ハズレとして非表示ハズレ回数に含めてもよい。
また、ここで、前兆演出実行手段280は、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数(例えば4回)に達した場合、前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行するものであるが、これに代えて、以下のようにすることもできる。
前記前兆演出実行手段280は、上述したように前記非表示ハズレ回数が規定回数に達したタイミングで、前兆演出最大遊技回数の少なくとも一部を一気に短縮させるようにしているが、この代わりに、遊技結果が1回ずつハズレとなる毎に、前兆演出の遊技を所定回数(例えば1回)ずつ、その都度、短縮させるようにしてもよいものである。かかる場合にも、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数(例えば4回)に達した際に、最終演出を実行することが可能となる。
また、「前兆演出」には、特別遊技への移行が確定している本前兆演出と、特別遊技への移行が確定していない、いわゆるガセ前兆演出とが含まれる。また、非表示ハズレ回数を計数する「前兆演出」として、本前兆演出とガセ前兆演出との両方を含めるようにしてもよいが、ガセ前兆演出だけに限定してもよい。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記特別遊技は、複数種類(例えば後述するRBB1、RBB2、CBB1、CBB2の4種類)設けられ、複数種類の前記特別遊技へは、予め定められた図柄組み合わせを前記有効ライン86上に停止表示させることにより移行可能であり、当該図柄組み合わせは、前記特別遊技の種類毎に異なるように形成され、前記規定回数(例えば4回)は、前記特別遊技の種類の数n(nは1以上の整数)(例えば4種類)と同数以下の何れかに設定されていることを特徴とする。
本発明では、特別遊技が複数種類設けられ、この複数種類の特別遊技における各特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせは、この図柄組み合わせにより移行可能な特別遊技の種類毎に異なるように形成されている。
このため、特別遊技に当選しているか否かが不明なときであっても、下記の行為を実施することにより、特別遊技に当選しているか否かを判定することができる。
具体的な判定行為として、1回の遊技毎に1種類の特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を所定のタイミングで停止操作する目押しを行い、当該特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができるか否かの判定を実施する。その結果、当該特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせが有効ライン86上に停止した場合は、当該役が役抽選の結果、当選していることが判明し、当該役に係る図柄組み合わせが有効ライン86上に停止しなかった場合は、役抽選の結果、当該役に関しては当選していないことが判明する。
このような判定行為を、複数種類の特別遊技における各特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせの全てに対して実施することで、少なくとも特別遊技の種類の数に相当する遊技回数の遊技の範囲内でいずれの種類の特別遊技へ当選しているか、又は、いずれの種類の特別遊技にも当選していないかが明確となる。
本発明では、特別遊技の種類の数に規定回数が関連しているものであり、特別遊技の種類がn種類設けられている場合(なお、nは1以上の整数)に、規定回数を1〜n回のいずれかに定めるようなものが含まれる。特別遊技の種類がn種類設けられているような場合、上述したような目押し操作による停止操作の判定行為をn種類(n回)行うことで特別遊技へ当選しているか否かが明確になる(目押しが確実に実行されていれば、確定することになる)。
規定回数がn回を超える数、すなわち(n+1)回以上の数値に設定すると、n回を超える遊技の演出では、遊技者にしてみれば、既に特別遊技の当選の有無が確定していることを認識している状態での無駄な遊技の演出になってしまう。本発明では、特別遊技の種類の数n回に対して、規定回数を1〜n回のいずれかに設定することで、遊技者にとって特別遊技の当選の有無が確定している状態での無駄な演出の発生を抑えることができる。
なお、規定回数を1回からn回未満の数のいずれかに設定したような場合には、当該範囲において、上述したような目押しによる停止操作での判定によって特別遊技の当選の有無は完全に確定していないが、前兆演出の遊技回数の少なくとも一部が短縮されることで、無駄な遊技の少なくとも一部を省略することができるとともに、当選の有無が確定している状態での無駄な遊技の演出は発生しないことになる。
また、ここで、「前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し」の「前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部」とあるので、最終演出を除いた前兆演出の一部を省略するものと、最終演出を除いた前兆演出の全部を省略するものとのいずれも含まれるものである。具体的には、例えば、最終演出を除いた前兆演出の残りが全部で遊技回数2回の場合、前兆演出を1回省略(短縮)して残り1回の前兆演出を実行した後、最終演出を実行するような場合や、前兆演出を2回省略(短縮)して残り0回の前兆演出となり、残りの前兆演出を実行することなく、最終演出を実行するような場合が含まれる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記規定回数(例えば4回)は、前記特別遊技の種類の数(例えば4種類)と同数に設定されていることを特徴とする。
本発明では、規定回数と、特別遊技の種類の数とが同数に設定されているため、上述したような遊技者の目押しによる停止操作を用いた判定行為を、規定回数だけ実施すると、いずれの遊技でも特別遊技に移行することができなかった場合には、目押し行為が正確に行われていることを前提として、特別遊技には当選していないことが確定することとなる。
かかる場合に、最終演出を除いた前兆演出の残りの遊技回数を実行せずに最終演出を実行させることで、無駄な前兆演出の遊技を省略することが可能となり、遊技者に特別遊技の非当選を察知された状態で延々と前兆演出の遊技が実行されることを回避することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記最終演出を含む前記前兆演出には、前記結果報知演出は含まれず、前記最終演出は、前記結果報知演出へ移行することを示す演出であることを特徴とする。
最終演出を除いた前兆演出では、結果報知演出は含まれていないため、特別遊技への移行に対して期待させるが、特別遊技へ移行することは確定しているわけではなく、いわゆるガセもありうるものであり、不確定な状態である。遊技者にしてみれば、このような不確定な状態を速く終わらせたいと思っている。
それが、最終演出が実行されると、当該最終演出の終了後に特別遊技へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出へ移行することが確定する。すなわち、次の遊技で、結果報知演出が行われることを認識させることができ、現在の不確定な状態を終わらせることができることを確実なものにすることができる。
これにより、遊技者に対して、特別遊技への移行の期待感を高めることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記結果報知演出には、前記特別遊技への移行の期待度が高いことを示唆する高期待度演出と、前記特別遊技への移行の期待度が低いことを示唆する低期待度演出とが設けられ、前記結果報知演出実行手段290は、前記特別遊技へ移行する結果を報知する場合には、前記高期待度演出を実行し、前記特別遊技へ移行しない結果を報知する場合には、前記低期待度演出を実行することを特徴とする。
移行の期待度が高いことを示唆する高期待度演出と、移行の期待度が低いことを示唆する低期待度演出とのいずれかが実施される。移行する結果や、移行しない結果を直接的に報知するようなものと比較して、期待度の高低を示唆する間接的な演出となり、最終的にいずれの演出結果になるかを思い巡らすこととなり、興趣に富むものにすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記前兆演出最大遊技回数を抽選により決定する前兆演出遊技回数決定手段260と、前記前兆演出中、前記前兆演出を実行可能な残りの遊技回数を計数する前兆演出残遊技回数計数手段270とを備え、前記前兆演出実行手段280は、前記前兆演出最大遊技回数の範囲内で前記前兆演出残遊技回数計数手段270が計数した前記前兆演出を実行可能な残りの遊技回数が1になると、前記最終演出を実行することを特徴とする。
前兆演出遊技回数決定手段260が前兆演出最大遊技回数を抽選により決定する。これにより、前兆演出を実行可能な遊技回数が抽選により変動することで遊技に意外性を付与することができる。
本発明では、前兆演出残遊技回数計数手段270が計数する前兆演出の残りの遊技回数が1となったときに最終演出が実行される。そして、前兆演出残遊技回数計数手段270が計数する前兆演出の残りの遊技回数が0になると、前兆演出が終了する。
なお、本発明では、前兆演出の遊技回数は、前兆演出遊技回数決定手段260が抽選により決定された遊技回数であって、この抽選により決定された遊技回数の中には、結果報知演出が実行される遊技の遊技回数は含まれていない。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、全体が傾動可能な液晶表示器510と、前記液晶表示器510を傾動させるための駆動手段(例えば回転駆動用モータ520)とを備え、前記前兆演出から前記結果報知演出までの間の少なくとも一部において、前記駆動手段により前記液晶表示器510を傾動させることを介して、前記液晶表示器510の表示画面に表示される特定表示画像(例えばキャラクターX)は、他の特定表示画像(例えばキャラクターY)へ変換され、前記特定表示画像(例えばキャラクターX)が、前記他の特定表示画像(例えばキャラクターY)へ変換されることで、遊技結果に関連する内容を報知することを特徴とする。
駆動手段により、液晶表示器510を傾動させることができ、この液晶表示器510を傾動させることを介して、特定表示画像(キャラクターX)を、他の特定表示画像へ変換することができる。特定表示画像(キャラクターX)が、他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されることで、遊技結果に関連する内容が報知される。
液晶表示器510である実際のデバイスの傾動と、この表示画面に表示される特定表示画像(キャラクターX)の変換とのタイミングを一致させることができ、両者がシンクロ(同期)することで、表示画面の特定表示画像のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにして、興趣に富んだ演出を実現することができる。
なお、「遊技結果に関連する内容を報知する」演出には、前記結果報知演出や、前記最終演出が含まれる。
また、特定表示画像は、特定のキャラクターが遊技者に対する有利度が異なる他のキャラクターに変換するようなキャラクター等が含まれる。
また、特定表示画像は、後述する結果報知演出の一部に示されるように連続演出中に変換されるとボーナス遊技の確定やハズレを報知するものが含まれる。
また、特定表示画像は、前兆演出の最後の遊技で変換されると次の演出へ発展することを報知するようなものが含まれる。
また、特定表示画像は、通常の遊技よりも大きな利益を付与可能なレギュラーボーナス遊技、いわゆるRB遊技から、このRB遊技よりも大きな利益を付与可能なビッグボーナス遊技、いわゆるBB遊技へ移行する等のボーナス遊技の昇格を報知するようなものが含まれる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記液晶表示器510の周囲に位置して画像を表示させるサブ表示装置540を備え、前記サブ表示装置540は、前記液晶表示器510が傾動して、前記特定表示画像(例えばキャラクターX)が、前記他の特定表示画像(例えばキャラクターY)へ変換されている期間中であることを示唆する演出を、前記特定表示画像(例えばキャラクターX)が表示されてから前記特定表示画像(例えばキャラクターX)が前記他の特定表示画像(例えばキャラクターY)へ変換されるまでの途中に実施することを特徴とする。
サブ表示装置540は、特定表示画像(キャラクターX)が他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されている期間中であることを示唆する演出を、前記特定表示画像(キャラクターX)が表示されてから前記特定表示画像(キャラクターX)が前記他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されるまでの途中に実施する。これにより、このサブ表示装置540の演出と、液晶表示器510の傾動と、液晶表示器510の表示画面に表示される演出とを連動させた一連の演出として表示させることができ、表示される一連の演出のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにし、演出効果を高めることができる。
なお、ここで、液晶表示器510及びサブ表示装置540による演出には、下記の(1)〜(5)の順番に実施される演出が含まれる。例えば、(1)液晶表示器510による特定表示画像の表示、(2)液晶表示器510による特定表示画像の消失、(3)サブ表示装置540による変換期間中の演出の開始、(4)サブ表示装置540による変換期間中の演出の終了、(5)液晶表示器510による他の特定表示画像の表示が含まれる。
また、液晶表示器510及びサブ表示装置540による演出には、上述した(1)〜(5)の連続する演出のうち、(1)、(2)及び(5)を有さずに、すなわち液晶表示器510による特定表示画像や、他の特定表示画像を表示することなく、サブ表示装置540による変換期間中の演出を実行することも可能であり、また、この変換期間中において、全く別の演出内容を液晶表示器510に表示させるようにしてもよい。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記前兆演出実行手段280は、前記液晶表示器510を前記遊技機10の正面視における右回転方向及び左回転方向のいずれか一方の回転方向に傾動させた場合に、前記最終演出を開始するとともに、前記特定表示画像を前記他の特定表示画像へ変換させる変換演出を開始し、前記液晶表示器510を前記回転方向と逆回転方向に傾動させた場合に、前記最終演出を終了させるとともに、前記変換演出により変換した前記他の特定表示画像を表示するようにしたことを特徴とする。
液晶表示器510の遊技機10の正面視における左回転方向及び右回転方向のいずれか一方の回転方向の傾動により、最終演出が開始され、変換演出が開始される。また、液晶表示器510の前記いずれか一方の回転方向と逆回転方向の傾動により、最終演出が終了し、変換演出により他の特定表示画像が表示される。
このように、液晶表示器510の回転方向と、最終演出の開始及び終了とが連動し、更に、変換演出による液晶表示器510の表示画面に表示される画像の変換が連動して実施される。
結果として、液晶表示器510の傾動の回転方向の変化と、最終演出の開始及び終了と、この表示画面に表示される特定表示画像の変換とのタイミングが一致し、これらがシンクロ(同期)することで、さらに、表示画面の特定表示画像のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにし、興趣に富んだ演出を実現することができる。
なお、ここで、「変換演出」は、複数の演出パターンを有しているものであるが、この変換演出は、1回の遊技で実行して完結するようなものでもよく、また、複数回の遊技に渡って段階的に実行されるようなものであってもよいものである。このようにすると、遊技者の期待感を複数回の遊技に渡って徐々に盛り上げることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、遊技状態として、複数の遊技状態が設けられ、前記複数の遊技状態のうち特定の遊技状態では、この特定の遊技状態の終了条件が遊技回数に基づいて管理されているとともに、前記前兆演出実行手段280は、前記前兆演出中における前記非表示ハズレ回数計数手段300が計数した前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し、前記複数の遊技状態のうち前記特定の遊技状態以外の遊技状態では、前記前兆演出実行手段280は前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数の遊技を省略することなく実行することを特徴とする。
本発明は、後述するように、特定の遊技状態としてのRT2状態では、所定の条件を満たした場合に前兆演出の短縮を可能とし、特定の遊技状態以外の遊技状態としてのRT3状態では、前兆演出の短縮を実行しないようなものが含まれる。
本実施の形態では、複数の遊技状態のうち特定の遊技状態では、所定の場合に前兆演出の遊技の少なくとも一部が省略されるが、特定の遊技状態以外の遊技状態では、前兆演出の遊技は省略されることなく実施される。これにより、複数の遊技状態の中で特定の遊技状態だけ前兆演出の遊技の少なくとも一部を省略することが可能となり、特定の遊技状態の興趣を他の遊技状態と比較して向上させることができる。また、いずれの遊技状態であるのか不明であるような場合には、前兆演出の遊技が省略されることで、当該遊技状態が特定の遊技状態であることを察知させることが可能となる。
本実施の形態では、特定の遊技状態では、終了条件が遊技回数に基づいて管理されている。仮に遊技状態の終了条件が役抽選の結果により管理されるようなものであるときには、前兆演出の途中で終了してしまう可能性があるのに対して、本実施の形態では、特定の遊技状態では、終了条件が遊技回数に基づいて管理されることで終了時期の予測(コントロール)が可能となり、前兆演出が途中で終了してしまうようなことを回避することができる。
なお、ここで、特定の遊技状態以外の遊技状態では、終了条件を遊技回数に基づいて管理するようにしてもよいが、遊技回数以外(例えば役抽選結果等)により終了条件を管理するようにしてもよい。
本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、各規定枚数の有効ラインを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、各リールに設けてある図柄の配置を示す図柄テーブルである。 本発明の実施の形態であって、種別、役及び図柄組み合わせの一部を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、種別、役及び図柄組み合わせの一部を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、メイン制御手段を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、サブ制御手段を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、遊技状態の移行を示す図である。 本発明の実施の形態であって、(A)NRP1及びNRP2、(B)NRP3、(C)NRP4のFPL(下位フラグポインタ)の番号及びグループと、それに属する役を示す図である。 本発明の実施の形態であって、(D)NRP5及びNRP6、(E)NRP7、(F)NRP8のFPL(下位フラグポインタ)の番号及びグループと、それに属する役を示す図である。 本発明の実施の形態であって、(G)WRP1、(H)WRP2、(I)CRP1、(J)CRP2のFPL(下位フラグポインタ)の番号及びグループと、それに属する役を示す図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役に重複当選するときのRT0、RT1のFPH(上位フラグポインタ)及びFPL(下位フラグポインタ)の名称と、各設定値の当選確率を分数で表現したときの分子(なお、分母は65536)との関係を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役に重複当選するときのRT2、RT3のFPH(上位フラグポインタ)及びFPL(下位フラグポインタ)の名称と、各設定値の当選確率を分数で表現したときの分子(なお、分母は65536)との関係を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役に重複当選しないときのRT0、RT1のFPH(上位フラグポインタ)及びFPL(下位フラグポインタ)の名称と、各設定値の当選確率を分数で表現したときの分子(なお、分母は65536)との関係を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役に重複当選しないときのRT2、RT3のFPH(上位フラグポインタ)及びFPL(下位フラグポインタ)の名称と、各設定値の当選確率を分数で表現したときの分子(なお、分母は65536)との関係を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出の設定を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出最大遊技回数抽選テーブルである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出種類抽選テーブルである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出Hの前兆コース抽選テーブルである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出パターンを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、前兆演出パターンを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、メイン液晶表示装置の回転態様を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、特別遊技への移行に当選していない場合の前兆演出を示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、特別遊技への移行に当選している場合の前兆演出を示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、メイン制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出開始時処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、結果報知演出開始時処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、前兆演出中処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、結果報知演出中処理を示すフローチャートである。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している(当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている)遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図4を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータとしてのステッピングモータ65と、この各ステッピングモータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール62と、前記ステッピングモータ65及び前記リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有する変動表示手段としてのリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このステッピングモータ65は、後述するメイン制御手段200から出力されるステッピングモータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
本実施の形態に係るステッピングモータ65は、総ステップ数として252ステップのものが用いられている。もちろん、総ステップ数は、この252ステップに限定されるものではなく、本実施の形態のように、特定図柄の配置と、各図柄のステップ数との関係が所定の対応関係になるようなものであれば、他の総ステップ数のものでもよいものである。
また、本実施の形態では、1個のリール62の周囲に付された図柄61の数は21個(図3参照)であるため、総ステップ数の252ステップは、リール62の周囲に付された図柄数21個で割り切れる。このため、21個の図柄61は、全て12ステップが割り当てられている。
なお、リール62の周囲には、表面に図柄を印刷した樹脂性のリールテープが貼付されているものである。このリールテープをリール62の周囲に貼付する際、リールテープ上の図柄61の位置と、ステッピングモータ65のステップとが所定の対応関係となるように設定されている。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の上側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
前扉14の裏側であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみを後述するホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。なお、この投入センサ92は、3つのセレクターセンサ(図示せず)が通路に設けられている。投入されたメダルは、3つのセレクターセンサの順序及び所定の範囲の時間の間隔(タイミング)で検知するように配置されている。
なお、前扉14の裏側には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、後述するホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口28から払い出される。
具体的には、メダルセレクタ17には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24内に流下させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿26へ流下させる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿26へ払い出すかの切り換えをすることができる。
前記操作部30の中央には、停止操作により対応するリール62の回転を停止させるため(変動表示を操作により停止させるため)、3個のリール62のそれぞれに対応する3個の停止操作手段51としてのストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、ベットスイッチ32として、投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には遊技状態に応じて3枚、2枚又は1枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚、2枚又は1枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
シングルベットスイッチ35の左側には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
操作部30と図柄表示窓部16との間には、後述するRT1状態の際に点灯表示するRT1演出モード表示部81と、RT2状態の際に点灯表示するRT2演出モード表示部82と、RT3状態の際に点灯表示するRT3演出モード表示部83とが設けてある。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89等が配置されている(図6参照)。
扉開閉用スイッチ19は、筐体12側に設置されているものであって、前扉14が閉じているか否かを検知するための扉センサである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが近接することで接触センサによりオン状態(ON状態)となり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して接触センサによりオフ状態(OFF状態)となる。もちろん、接触センサに限定されるものではなく、光センサや磁気センサ等により前扉14の開閉を検知するようにしてもよい。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチ46は、前扉14の背面に設けられているが(特に図示せず)、リセットスイッチとしても兼用される。
設定表示器89は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の後述する設定値(具体的には、1〜6の6段階)を設定する際に、当該設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、筐体12の内部、詳しくは、前扉14の背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている(図6参照)。
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出して後述するメイン制御手段200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
なお、特に図示していないが、払出センサ94は、払出センサAと、払出センサBとの2つが所定距離を開けて配置されてある。正常な状態でのメダル通過時のタイミングチャートでは、ホッパーモータ95が駆動中(オン状態)、且つ、払出センサA、Bが共にオン状態であるときには、正常な状態でメダルが通過したと判定される。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、遊技状態に応じて3枚、2枚又は1枚)のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。
当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個のリール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3、2又は1)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
図2に示すように、本実施の形態の有効ライン86は、遊技を行うための条件として投入する必要があるメダルの投入枚数1枚〜3枚によってそれぞれ設定されている。3枚投入の遊技では3ライン、2枚投入の遊技では6ライン、1枚投入の遊技では1ラインが有効ライン86として規定されている。
具体的には、図2に示すように、メダル3枚投入の遊技では、(A)左リール64と中リール66と右リール68との中段を結んだもの、(B)左リール64の上段と中リール66の中段と右リール68の下段とを結んだもの、(C)左リール64の下段と中リール66の中段と右リール68の上段とを結んだものの3本が設定されている。
また、メダル2枚投入の遊技では、(D)左リール64と中リール66と右リール68との中段を結んだもの、(E)左リール64の上段と中リール66の中段と右リール68の下段とを結んだもの、(F)左リール64の下段と中リール66の中段と右リール68の上段とを結んだもの、(G)左リール64の上段と中リール66の中段と右リール68の上段とを結んだもの、(H)左リール64の下段と中リール66の中段と右リール68の下段とを結んだもの、(I)左リール64の上段と中リール66の中段と右リール68の中段とを結んだものの6本が設定されている。
また、メダル1枚投入の遊技では、(J)左リール64と中リール66と右リール68との中段を結んだものの1本が設定されている。
図3に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「青7、赤7、黒バー、白バー、リプレイ1、リプレイ2、ベル、チェリー1、チェリー2、スイカ」の複数の種々の図柄61が形成されている。
図4及び図5に示すように、これらの図柄の所定の組み合わせが複数種類の役に対応して設けられている。
具体的には、No0の第1種のBB1では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「青7、青7、青7」に設定されている。
また、No1の第1種のBB2では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「赤7、赤7、赤7」に設定されている。
また、No2の第2種のCB1では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「青7、青7、黒バー」に設定されている。
また、No3の第2種のCB2では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「赤7、赤7、黒バー」に設定されている。
ここで、各リール62において、上述した4つのボーナス役に係る図柄組み合わせを構成する図柄「青7、赤7、黒バー」のうち異なる種類の図柄62同士が、図3の各リール62の図柄配列上で見ると、全リール62において、停止制御において停止表示可能な範囲である5図柄の範囲に同時に含まれないように配置されている。すなわち、各リール62において、ボーナス役に係る図柄組み合わせとなる図柄61同士が5図柄以上離れているように配置されている。別の言い方をすると、各リール62においてボーナス役に係る図柄組み合わせとなる図柄62同士の間に4個以上の別の図柄62が配置されていることになる。
ここで、「5図柄」について、具体的に説明する。
仮に、所定のリール62の図柄番号5に図柄A、図柄番号4に図柄B、図柄番号3に図柄C、図柄番号2に図柄D、図柄番号1に図柄Eが配置され、さらに、当該リール62の有効ライン86が中段位置にあるとする。
通常の停止操作ではストップスイッチ50の停止操作から停止までの時間が190ms以内となるような制限が業界の規則等により設定されている。この制限下では、停止操作により、いわゆるビタ止めとなる停止操作時の正面側の図柄61を含めて、5図柄(5コマ)が停止表示可能となる。
なお、このビタ止めとは、例えば、図柄番号5の図柄Aが上段位置にある瞬間からほんの僅かな時間が経過すると、すでに上段位置に図柄Aを停止させることができず、その時点から図柄Aが中段位置に移動するまでの間にストップスイッチ50が操作(以下、「特定停止操作」とする。)されると、図柄Aが当選図柄である場合には、中段位置に図柄Aが停止することになる。この図柄Aが中段位置に停止することを引き込み図柄数0のいわゆるビタ止めとなる。
また、上述したような図柄配置において、図柄Bが当選図柄のとき前記特定停止操作により図柄Aの1個上の図柄Bを引き込んで中段に図柄Bを停止させると1コマ滑りの停止表示となる。
また、図柄Cが当選図柄のとき前記特定停止操作により図柄Aの2個上の図柄Cを引き込んで中段に図柄Cを停止させると2コマ滑りの停止表示となる。
また、図柄Dが当選図柄のとき前記特定停止操作により図柄Aの3個上の図柄Dを引き込んで中段に図柄Dを停止させると3コマ滑りの停止表示となる。
また、図柄Eが当選図柄のとき前記特定停止操作により図柄Aの4個上の図柄Eを引き込んで中段に図柄Eを停止させると4コマ滑りの停止表示となる。
結果として、上述したような「5図柄」の範囲内に当選図柄が含まれている場合には、有効ライン86上に当該当選図柄を停止させることが可能なビタ止めを含む、いわゆる停止表示可能な範囲となるものである。
逆にこの停止表示可能な5図柄の範囲の中にボーナス役の当選図柄が複数個、配置されているような場合、例えば赤7と青7とが含まれているような場合には、両方の図柄61のうち、どちらか一方の図柄61が当選図柄であるが、いずれの図柄61が当選図柄61であるか不明であるようなときであっても、前記特定停止操作により当選している方の図柄61を有効ライン86上に停止表示させることができることになる。本実施の形態では、各リール62において、ボーナス役の図柄組み合わせとなる図柄61同士が、この5図柄の範囲内に同時に含まれることがないように、離れて配置されている。
本実施の形態では、左リール64では、4つのボーナス役の図柄組み合わせとなる図柄61は青7又は赤7であり、これらは互いに5図柄以上離れて配置されている。なお、図柄番号11の青7と、図柄番号13の青7とは、2図柄しか離れていないが、同一種類の図柄61であり異なる種類の図柄62ではないため、上述したような異なる種類の図柄62が停止表示可能な範囲である5図柄の範囲内に配置されていることには含まれない。
また、中リール66では、4つのボーナス役の図柄組み合わせとなる図柄61は青7又は赤7であり、これらは互いに5図柄以上離れて配置されている。なお、図柄番号2の赤7と、図柄番号3の赤7とは、1図柄しか離れていないが、同一種類の図柄61であり異なる種類の図柄62ではないため、上述したような異なる種類の図柄62が停止表示可能な範囲である5図柄の範囲内に配置されていることには含まれない。
また、右リール68では、4つのボーナス役の図柄組み合わせとなる図柄61は青7、赤7又は黒バーであり、これらは互いに5図柄以上離れて配置されている。
結果として、いかなる目押し操作技術に優れた遊技者であっても、1回の遊技において、ボーナス役を構成する複数種類の図柄61を同時に引き込み可能とすることはできないように形成されている。1種類のボーナス役の図柄組み合わせを目押しで狙うことはできても、複数種類のボーナス役の図柄組み合わせを同時に狙うことはできないものである。本実施の形態のように4種類のボーナス役がある場合には、最大4回の遊技で目押し操作によってボーナス役の当選の有無を判定することが可能となる。
また、No4の再遊技のNRPA1では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「リプレイ1、リプレイ1、リプレイ1」に設定されている。
また、No5の再遊技のNRPA2では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「リプレイ1、リプレイ1、リプレイ2」に設定されている。
また、No6の再遊技のNRPA3では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「リプレイ2、リプレイ1、リプレイ1」に設定されている。
また、No7の再遊技のNRPA4では、図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順に、「リプレイ2、リプレイ1、リプレイ2」に設定されている。
このNo4〜7のNRPA1〜4は、いわゆる通常リプレイ図柄が表示されるものであって、図柄61の構成として、リプレイ1と、リプレイ2との図柄61の組み合わせからなるものであり、有効ライン86上に揃うと一目でリプレイ役が揃ったことを理解できるものとなっている。また、この通常リプレイ図柄は、後述するRT0状態中に有効ライン86上に停止表示させると、RT1状態へ移行させるRT1移行図柄となっている。
また、同様に、No8〜10に再遊技のWRPA1〜3の図柄組み合わせが設定され、No11〜13に再遊技のWRPB1〜3の図柄組み合わせが設定され、No14〜21に再遊技のCRPA1〜8の図柄組み合わせが設定され、No22〜25にCRPB1〜4の図柄組み合わせが設定されている。
上述したNo4〜25は、いわゆるリプレイ役(再遊技役)と呼ばれるものであり、リプレイ役の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止すると、次の遊技ではメダルを投入することなく、遊技を開始することができるものである。
また、このリプレイ役のうち、No8〜25は、いわゆる特殊リプレイ図柄が表示されるものであり、本実施の形態に係る特殊リプレイ図柄は、中リール66にスイカ図柄を停止させて、左リール64、右リール68に種々の図柄61を配置している図柄構成となっている。
また、同様に、No26〜28にベル役としてのBEA1〜3の図柄組み合わせが設定され、No29〜34にベル役としてのBEA1〜6の図柄組み合わせが設定され、No35〜44にベル役としてのBEC1〜10の図柄組み合わせが設定されている。なお、さらに、No45以降にも同様に種々の役及び図柄組み合わせが規定されているが、説明を省略する。
また、このNo26とNo28との図柄は、後述するRT0状態中に有効ライン86上に停止表示させると、RT2状態へ移行させるRT2移行図柄となっている。
また、このNo29〜No44の図柄は、後述するRT0状態中に有効ライン86上に停止表示させると、RT3状態へ移行させるRT3移行図柄となっている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたリールテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図3の図柄61の図柄番号(コマ番号)の0〜20は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置が形成されている。この演出装置は、後述するサブ制御手段400に基づいて演出を行う演出実行手段であって、スピーカー72と、演出用ランプ78と、RT1演出モード表示部81と、RT2演出モード表示部82と、RT3演出モード表示部83と、メイン液晶表示装置84と、サブ表示装置540とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、この上部スピーカー74よりも下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記メイン液晶表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するとともに全体が傾動可能な液晶表示器510と、この液晶表示器510を正面から向かって左回転方向又は右回転方向に20度程度回転させて傾動させるための駆動手段としての回転駆動用モータ520と、この回転駆動用モータ520により液晶表示器510を回転させて傾動させる回転量を検出するため位置検出用センサ530とを備えている。
本実施の形態では、後述する前兆演出から結果報知演出までの間の少なくとも一部において、駆動手段としての回転駆動用モータ520により液晶表示器510を傾動させることを介して、液晶表示器510の表示画面に表示される特定表示画像(具体的には、キャラクターX)は、他の特定表示画像(具体的には、キャラクターY)へ変換され、特定表示画像(キャラクターX)が、他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されることで、遊技結果に関連する内容を報知するように形成されている。
メイン液晶表示装置84の液晶表示器510の周囲に位置し、具体的には液晶表示器510の左側に位置して画像を表示させるサブ表示装置540が形成されている。
このサブ表示装置540は、液晶表示器510が傾動して、特定表示画像(キャラクターX)が、他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されている期間中であることを示唆する演出を、特定表示画像(キャラクターX)が表示されてから特定表示画像(キャラクターX)が他の特定表示画像(キャラクターY)へ変換されるまでの途中に実施するものである。サブ表示装置540は、例えば後述する結果報知演出など、特別遊技としてのボーナス役へ移行するか否かの結果を報知する演出(ボーナス確定の表示)を実施するものである。
なお、このサブ表示装置540は、赤色光と、緑色光とを発光可能な変換演出用LED550を有している(図6参照)。
サブ表示装置540は、遊技に関する演出を行う演出装置であって、後方からの光源としての変換演出用LED550から照射された光により画像を表示させるものである。
このサブ表示装置540は、複数色の照射光を発生する光源としての変換演出用LED550と、複数色の中の特定色としての赤色による印刷領域部と当該印刷領域部以外の透明部とを有する第1印刷層(図24又は図25の記号Pで表出されるもの)と、複数色の中の他の特定色としての緑色による印刷領域部と当該印刷領域部以外の透明部とを有する第2印刷層(図25の記号Qで表出されるもの)とを備えている。
第1印刷層が赤色の印刷領域部と、それ以外の透明部とによりCHANGE文字と矢印形状とを有する画像になっている。このCHANGE文字の部分と矢印形状の部分とが透明(透光部分)に形成されている。第2印刷層が緑色の印刷領域部と、それ以外の透明部とによりBONUS文字と星型形状とを有する画像になっている。このBONUS文字の部分と星型形状の部分とが透明(透光部分)に形成されている。
ボーナス役が当選している場合(図25参照)の最終演出から結果報知演出へ移行する過程において、変換演出用LED550の照射光を緑色から赤色へ変更することで、発光して表出される領域を、第1印刷層の透明部(CHANGE文字の部分と矢印形状の部分とを有するもの)から第2印刷層の透明部(BONUS文字の部分と星型形状の部分とを有するもの)へ変更可能に形成されている。なお、ボーナス役が当選していない場合(図24参照)には、最終演出において第1印刷層によりCHANGE文字の部分と矢印形状の部分とは表出するが、結果報知演出では非点灯状態となって第2印刷層のBONUS文字の部分と星型形状の部分とは表出させない。
結果として、ボーナス役に当選している場合(図25参照)、最終演出においてサブ表示装置540の画像に表示されるCHANGE文字の部分と矢印形状の部分とを有する画像を、結果報知演出においてBONUS文字の部分と星型形状の部分とを有する他の画像へ変換するものである。
なお、上記以外にCHANGE文字の部分と、矢印形状の部分と、BONUS文字の部分と、星型形状の部分とが透明(透光部分)に形成され、それ以外の部分が遮光機能を有するようにした黒色の遮光板を重ねて配置してもよいものである。
さらに、これらの最も表面側に変換演出用LED550の点灯状態では照射光を透過させ、非点灯状態では正面側からの光を反射して銀白色となるスモーク印刷層を設けてもよいものである。
図6に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態(遊技の進行)を制御するメイン制御手段200(メイン制御装置ともいう)と、このメイン制御手段200から送信される情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段400(サブ制御装置ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御手段200とサブ制御手段400との間は、メイン制御手段200への不正操作を防止するために、メイン制御手段200からサブ制御手段400への一方向の通信により行われ、サブ制御手段400からメイン制御手段200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御手段200は、投入センサ92、ベットスイッチ32、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、設定変更スイッチ46、精算スイッチ36、扉開閉用スイッチ19、電源スイッチ44、設定キースイッチ45、リール位置センサ63、払出センサ94、オーバーフローセンサ96の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60、ホッパーユニット24、外部集中端子板18、設定表示器89、クレジット表示器87及び払出枚数表示器88の作動を制御する。
サブ制御手段400は、位置検出用センサ530、演出用ボタンスイッチ42、メイン制御手段200から信号を入力する。
サブ制御手段400の出力側には、液晶表示器510、回転駆動用モータ520、サブ表示装置540、演出用ランプ78、RT1演出モード表示部81、RT2演出モード表示部82、RT3演出モード表示部83、スピーカー72の作動を制御するために、これらの各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御手段200を有するメイン制御基板と、サブ制御手段400を有するサブ制御基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御手段200のメイン制御基板は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御手段400のサブ制御基板は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御手段200及びサブ制御手段400は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込等の割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、遊技状態としてボーナス役に当選していない状態であるボーナス非当選状態と、ボーナス役に当選しているが、ボーナス役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止させておらずボーナス状態へ未だ移行していない状態であるボーナス内部当選状態と、このボーナス役に当選しているときに、ボーナス役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止させることができて移行するボーナス状態との3つの状態が設けられている(図9参照)。これらの遊技状態は、メイン制御手段200で遊技状態の一区分として管理されている。
ボーナス非当選状態では、遊技状態の一区分として管理される遊技であって、通常に行われる第1遊技状態としてのRT0状態が設けられている。具体的には、このRT0状態へは、設定変更時、RT1〜3の終了時、ボーナス終了後に移行するように設定されている。このRT0状態から複数種類の遊技状態へ移行可能に形成されている。この複数種類の遊技状態として、RT1状態、RT2状態、RT3状態の3つの状態が設けられている。
また、ボーナス内部当選状態においても、ボーナス非当選状態と同様に、RT0状態であるRT0_BNSF状態と、RT1状態であるRT1_BNSF状態と、RT2状態であるRT2_BNSF状態と、RT3状態であるRT3_BNSF状態とが設けられている(図9参照)。なお、ここで、「BNSF状態」とは、RBB1、RBB2、CBB1又はCBB2の内部当選状態の総称を意味する(図9参照)。
また、ボーナス状態のCBBにおいても、ボーナス非当選状態及びボーナス内部当選状態と同様に、RT0状態であるCBB_RT0状態と、RT1状態であるCBB_RT1状態と、RT2状態であるCBB_RT2状態と、RT3状態であるCBB_RT3状態とが設けられている(図9参照)。
RT1状態は、RT0状態中にNRPA1〜4の通常リプレイ図柄としてのRT1移行図柄のいずれかを有効ライン86上に停止表示させたときに移行する。RT1状態は、45回の遊技回数経過を条件として終了し、当該RT1状態の遊技における役抽選でボーナス役に当選しない限り、RT0状態へ戻るように形成されている。
RT2状態は、RT0状態中にBEA1又はBEA3のRT2移行図柄のいずれかを有効ライン86上に停止表示させたときに移行する。RT2状態は、35回の遊技回数経過を条件として終了し、当該RT2状態の遊技における役抽選でボーナス役に当選しない限り、RT0状態へ戻るように形成されている。
RT3状態は、RT0状態中に、図5のNo29〜44のRT3移行図柄のいずれかを有効ライン86上に停止表示させたときに移行する。ここで、RT3移行図柄は、BEB1〜6、BEC1〜10から構成されている(図5参照)。RT3状態は、30回の遊技回数経過を条件として終了し、当該RT3状態の遊技における役抽選でボーナス役に当選しない限り、RT0状態へ戻るように形成されている。
このRT0、RT1、RT2及びRT3の状態では、リプレイ役の当選確率を合計した合算確率は、全て同一であるが、リプレイ役のうち、実際に停止表示する図柄、いわゆる停止出目が各状態において異なっている。
ボーナス内部当選状態においても、ボーナス非当選状態と同様に、RT0〜3の状態を有しており(RT0状態であるRT0_BNSF状態と、RT1状態であるRT1_BNSF状態と、RT2状態であるRT2_BNSF状態と、RT3状態であるRT3_BNSF状態(図9参照))、ボーナス非当選状態におけるRT0〜3の各状態を、そのまま引き継ぐことができるようになっている。ここで、「そのまま引き継ぐ」とは、ボーナス非当選状態において、例えばRT2状態であるときに、ボーナス役に当選して、ボーナス内部当選状態へ移行しても、RT2状態が、終了条件となる遊技回数も含めて、そのまま継続されることを意味する。
ボーナス状態には、いわゆる「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」としてのRBB1及びRBB2と、いわゆる「第2種特別役物に係る役物連続作動装置」としてのCBB1及びCBB2とが設けられている。
本実施の形態では、RBB1及びRBB2では、規定枚数が1枚のみのいわゆる1枚掛けのみであり、324枚を超えるメダルの払い出しで終了する。また、CBB1及びCBB2では、規定枚数が2枚のみのいわゆる2枚掛けのみであり、119枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
なお、役抽選の結果、BB1に当選状態となり、BB1に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させた場合にRBB1へ移行する。また、役抽選の結果、BB2に当選状態となり、BB2に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させた場合にRBB2へ移行する。また、役抽選の結果、CB1に当選状態となり、CB1に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させた場合にCBB1へ移行する。また、役抽選の結果、CB2に当選状態となり、CB2に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させた場合にCBB2へ移行する。
ボーナス内部当選状態からRBB1及びRBB2に移行すると、RT0〜3の状態は、引き継がれず、リプレイ役の当選確率が0になって消失するが、ボーナス内部当選状態からCBB1及びCBB2に移行すると、RT0〜3の状態は、そのまま引き継がれるように形成されている。具体的には、RT0状態であるCBB_RT0状態と、RT1状態であるCBB_RT1状態と、RT2状態であるCBB_RT2状態と、RT3状態であるCBB_RT3状態とが設けられている(図9参照)。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ機器)や遊技ホールのホール管理者が管理するホールコンピュータに接続されている。
なお、外部集中端子板18は、次の情報に関する信号を出力しているものである。
(1)再遊技役(リプレイ役)の当選に関する情報
(2)メダル投入に関する情報
(3)メダル払出に関する情報
(4)ボーナス遊技に関する情報
(5)エラーに関する情報
(6)設定値の変更の有無に関する情報
(7)前扉14の開閉状態に関する情報
図7に示すように、メイン制御手段200は、役抽選手段210、停止制御手段220、停止図柄判定手段230、遊技媒体払出制御手段240、遊技制御手段250、前兆演出遊技回数決定手段260、前兆演出種類決定手段262、演出ステージ決定手段263、前兆コース決定手段265、前兆演出残遊技回数計数手段270、非表示ハズレ回数計数手段300、前兆演出実行手段280、結果報知演出残遊技回数計数手段285、結果報知演出実行手段290、設定値選択手段320、送信手段380の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、上述した手段は、メイン制御手段200ではなく、サブ制御手段400が有しても良いし、又、メイン制御手段200とサブ制御手段400との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62が全て停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚、2枚又は1枚)が設定されると、所定の有効ライン86(図2参照)が設定される。本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3枚、2枚又は1枚が設定されており、3枚投入で3ライン、2枚投入で6ライン、1枚投入で1ラインの有効ライン86が設定される(図2参照)。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34又はシングルベットスイッチ35を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個全てのリール62の回転が開始する。
役抽選手段210は、メイン制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
この役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、設定値(1〜6)及び遊技状態(RT状態、ボーナス非当選状態、ボーナス内部当選状態、ボーナス状態等)にそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶している。
役抽選手段210は、抽選テーブルに予め記憶した抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による役抽選処理は、後述するステップ112(図26参照)のスタートスイッチ40の操作直後において行われる。
役抽選手段210の役抽選に用いる当選確率は、上述した設定値に基づいて予めプログラムされた範囲内で遊技ホールの管理者により変更可能に形成されている。具体的には、その当選確率を規定するための値である設定値を変更するための筐体12内部の設定変更スイッチ46を操作することにより、複数の設定値(具体的には、1〜6の6個)のうちいずれか1つの特定の設定値を選択することで前記当選確率の変更が可能となる。
本実施の形態では、1〜6の6個の設定値が設けられ、原則として設定値の数値が高くなるほど、当選確率が高くなって遊技者に対して有利になり得るように規定されている。
なお、設定値の数値が高くなるほど、全ての役の当選確率が必ずしも高くなることに限定されるものではなく、設定値の数値が高くなるほど、一部の役の当選確率は高くなるが、他の一部の役の当選確率は同一であってもよい。さらに、設定値の数値が高くなるほど、他の一部の役の当選確率は、低くなるが、全ての役全体として遊技者の利益を考慮すると遊技者に対して有利となるように設定されているようなものでもよい。
また、設定値は、上述したような6段階以外にも、例えば「1・3・6」「2・4・6」「1・6」の様に、2段階や3段階等複数の段階であれば良いものである。
また、設定値は、例えば、設定値1、設定値2、・・・、設定値6のように数値が高い設定値になるほど、所定の役(例えばボーナス移行役)の当選確率は高くなるが、所定の状態への移行抽選の当選確率が低くなる(又は共通になる)ようにしても良いものである。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、大別すると、入賞役としての小役(メダルの払出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、BB1、BB2、CB1、CB2からなるボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)等が設けられている。
本実施の形態では、入賞役として複数種類の小役が含まれている。具体的には、押し順ベル役(BEA1〜3、BEB1〜6、BEC1〜10等)等である(図5参照)。設定値1〜6の各設定値での小役の役抽選における当選確率が予め定められている。
ここで、本実施の形態に係る遊技機10では、特別遊技としてのボーナス役への移行を期待させる前兆演出の遊技を実行可能に形成されている。
この前兆演出には、特別遊技としてのボーナス役への移行が確定している本前兆演出と、特別遊技としてのボーナス役への移行が確定していない、いわゆるガセ前兆演出とが設けてある。
停止制御手段220は、役抽選の結果とストップスイッチ50の操作とに基づいてリール62の変動表示動作の停止制御を行うためのものである。具体的には、停止制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。停止制御手段220は、役抽選手段210の役抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。
なお、停止制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にしてもよい。停止制御手段220による処理は、後述するステップ116(図26参照)においてストップスイッチ50の操作後に行われる。
停止制御手段220は、停止操作手段51としてのストップスイッチ50の停止操作タイミングから所定時間内(例えば、通常の190msや、CB中の左リール64の75ms)に、リール62を停止させるように、ステッピングモータ65を制御するものである。
停止制御手段220は、リプレイ役の複数の重複当選役において、ボーナス役に当選しているか否かにより、停止制御の内容を変更可能に形成されている(図10、図11参照)。詳細は後で詳細に説明する。
停止制御手段220は、ボーナス遊技への移行が確定する所定の役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止させる場合、RT状態制御手段252からの情報に基づいて、演出として、第1番目に停止させる第1停止操作のリール62を停止させる直前に僅かに逆方向に回転(振動)させてバウンドしたように見せる特殊停止(バウンドストップ)を実行させる。RT3状態での上記図柄組み合わせが停止する場合には、ボーナス役に当選していることが確定しているものであるため、演出として停止制御を変更することで期待感を増大させ、一層の面白みを遊技者に付与することができるものである。なお、この特殊停止(バウンドストップ)の停止処理と同時に演出用ランプ78を通常とは異なる点滅を実行させたり、スピーカー72から通常とは異なる音や音声を出力したり、メイン液晶表示装置84に通常とは異なるキャラクター等を出現させるようにしてもよい。
停止図柄判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、全てのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。
遊技媒体払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払出等の所定の処理を行うためのものであって、停止制御手段220によって停止されたリール62の停止態様が、所定の停止態様であった場合に遊技媒体の払い出しを行うものである。
遊技媒体払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定するとメダルの払出しを行う。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図7に示すように、大別すると、ボーナス非当選状態制御手段251、RT状態制御手段252、ボーナス状態制御手段253及びボーナス内部当選状態制御手段254の各手段を有する。
本実施の形態では、ボーナス非当選状態、ボーナス内部当選状態及びボーナス状態のそれぞれにおいて、RT状態が発生しているため、RT状態に関連する内容で共通して制御できる部分はRT状態制御手段252が制御している。このため、例えば、ボーナス非当選状態におけるRT1状態の遊技は、ボーナス非当選状態制御手段251とRT状態制御手段252との両方で制御していることになる。RT1状態及びRT2状態の遊技も同様である。
また、例えば、ボーナス内部当選状態におけるRT1_BNSF状態の遊技は、ボーナス内部当選状態制御手段254と、RT状態制御手段252との両方で制御していることになる。RT2_BNSF状態、RT3_BNSF状態の遊技も同様である。
また、例えば、ボーナス状態のCBB1及びCBB2におけるCBB_RT1状態の遊技は、ボーナス状態制御手段253と、RT状態制御手段252との両方で制御していることになる。CBB_RT2状態、CBB_RT3状態の遊技も同様である。
ボーナス非当選状態制御手段251は、メイン制御手段200で管理される遊技状態の一区分としてのボーナス非当選状態の遊技の進行を制御するものである。ここで、ボーナス非当選状態は、ボーナス役に当選していない状態であって、ボーナス内部当選状態や、ボーナス状態以外の遊技状態を意味する。
RT状態制御手段252は、ボーナス非当選状態において、RT0状態、RT1状態、RT2状態及びRT3状態の遊技の進行を制御するものである。
また、RT状態制御手段252は、ボーナス内部当選状態において、RT1_BNSF状態、RT2_BNSF状態及びRT3_BNSF状態の遊技の進行を制御するものである。
また、RT状態制御手段252は、ボーナス状態において、CBB_RT1状態、CBB_RT2状態及びCBB_RT3状態の遊技の進行を制御するものである。
ボーナス非当選状態と、ボーナス内部当選状態と、ボーナス状態のCBB1、2の状態とでは、上述したようにRT0状態、RT1状態、RT2状態及びRT3状態を有している。設定変更時等の当初はRT0状態から開始され、各状態に対応する図柄組み合わせを停止表示させることにより、停止表示させた図柄組み合わせに対応する状態であるRT1状態、RT2状態又はRT3状態へ移行する(図4及び図5参照)。RT1状態では、45回の遊技回数経過でRT0状態へ戻り、RT2状態では、35回の遊技回数経過でRT0状態へ戻り、RT3状態では、30回の遊技回数経過でRT0状態へ戻るように形成されている。なお、遊技状態が、ボーナス非当選状態と、ボーナス内部当選状態と、ボーナス状態のCBB1、2の状態との間で移行しても、RT状態のRT0〜3状態の区分や、各状態における遊技回数等も含めて、そのまま引き継がれるように形成されている。
RT状態制御手段252は、RT1状態・RT2状態・RT3状態を開始するときに、これらRT状態に応じて予め定められた固有の遊技回数を「残りRT遊技回数」として設定する。例えば、RT1状態であれば「45回」、RT2状態であれば「35回」、RT3状態であれば「30回」を残りRT遊技回数(詳しくは、残りRT遊技回数を示すカウンタ)に設定する。そして、各RT状態の遊技を実行するごとに、残りRT遊技回数を「1」減算し、残りRT遊技回数が「0」になると、各RT状態に応じて定められた遊技回数が経過したとして、RT0状態へ移行する。一方、RT0状態は、役抽選結果(RT1移行図柄・RT2移行図柄・RT3移行図柄の表示)により当該RT状態が終了するため、残りRT遊技回数の計数は必要ない。
なお、本実施の形態では、後述する様に、RT1状態・RT2状態・RT3状態に対応するRT演出モードが設定されている。各RT演出モードに滞在している期間は、各RT状態に滞在している期間と一致しているため、RT演出モードにおける残り遊技回数が、上記残りRT遊技回数と一致する。よって、残りRT遊技回数が「>0」である期間は、各RT演出モードに滞在しているとして、各RT演出モード表示部(RT1演出モード表示部81・RT2演出モード表示部82・RT3演出モード表示部83)を点灯させている。
なお、本実施の形態において、RT1状態・RT2状態・RT3状態では、これらRT状態を開始するときに設定された演出ステージ(例えば、RT2状態であれば演出ステージA又は演出ステージB)に対応する各種の演出が展開され、RT0状態へ移行するときにRT0状態に対応する演出ステージに切り替わる。このため、残りRT遊技回数と同様に、RT状態を開始するときに、RT状態毎に設定された固有の遊技回数を「演出ステージ残遊技回数」(図18の「演出ステージ残遊技回数」、図21・図22の「残演出遊技回数」)に設定し、各演出ステージでの遊技を実行する毎に演出ステージ残遊技回数を更新する。よって、演出ステージ残遊技回数は、残りRT遊技回数と一致する。
ボーナス状態制御手段253は、ボーナス状態の遊技を制御するものである。
ボーナス状態は、ボーナス内部当選状態中にボーナス移行役の図柄を有効ライン86上に揃えることで移行し、RBB1、RBB2、CBB1、CBB2のいずれかのボーナス状態へ移行している状態である。RBB1及びRBB2では、324枚を超えるメダルの払い出しで終了し、CBB1及びCBB2では、119枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
なお、このCBB1及びCBB2における第2種特別役物としてのCBでは、抽選とは無関係に小役が成立(当選)している状態となる。また、当該CB中以外の他の遊技、例えばボーナス非当選状態では、全てのリール62は、ストップスイッチ50の停止操作タイミングから190ms以内に停止させなければならないのに対して、当該CB中では、左リール64のみ、ストップスイッチ50の停止操作タイミングから75ms以内に停止させるように設定されている。なお、中リール66及び右リール68は、他の遊技と同様に停止操作タイミングから190ms以内の制限時間が設定されている。
ボーナス内部当選状態制御手段254は、ボーナス内部当選状態の遊技を制御するものである。このボーナス内部当選状態は、ボーナス移行役に当選し当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。そして、このボーナス内部中にボーナス移行役の図柄を有効ライン86に揃えることで終了する(ボーナス状態へ移行する)ものである。
前兆演出遊技回数決定手段260は、前記前兆演出の遊技の遊技回数である前兆演出最大遊技回数を抽選により決定するためのものである。具体的には、前兆演出遊技回数決定手段260は、前兆演出最大遊技回数抽選テーブル(図18参照)を有している。前兆演出最大遊技回数抽選テーブルには、前兆演出最大遊技回数0回、1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回又は10回に対して、所定の当選確率が設定されてある。なお、詳細は後で説明する。前兆演出遊技回数決定手段260は、役抽選の結果に応じて(例えば特定の契機役に当選した場合)当該抽選確率を用いた抽選を実行することで、前兆演出最大遊技回数を決定する。
なお、前兆演出最大遊技回数抽選テーブルに記憶されている数値は、上述したような前兆演出最大遊技回数に限定されるものではなく、他の遊技回数に設定してもよいものであり、さらに、当選確率も上記数値に限定されるものではなく、適宜、適当な他の数値を設定してもよい。また、前兆演出遊技回数決定手段260の抽選手法は、役抽選手段210と同様の手法による。
前兆演出種類決定手段262は、前兆演出遊技回数決定手段260により決定された前兆演出最大遊技回数に基づいて、前兆演出A〜Jの種類を決定するものである(図19参照)。
前兆演出A〜Jの種類毎に採用可能な前兆演出最大遊技回数が予め設定されているため、前兆演出最大遊技回数毎に予め設定されている前兆演出の種類の中から抽選により、実際に実行される前兆演出の種類が決定される(図19参照)。
具体的には、前兆演出種類決定手段262は、例えば、ボーナス役に当選し、前兆演出最大遊技回数が5回に決定されている場合、前兆演出Aと、前兆演出Bと、前兆演出Cと、前兆演出Dとの中から抽選により、いずれか1つを決定するものである。
前兆演出種類決定手段262による前兆演出の種類の決定は、後述するステップ217(図27参照)において行われる。
演出ステージ決定手段263は、前兆コース決定手段265が前兆コースを決定する前のRT状態へ突入する際、演出ステージとして、演出ステージAと、演出ステージBとのいずれを用いるかを決定するためのものである。演出ステージ決定手段263は、前回の前兆演出の演出ステージが演出ステージAであるか、演出ステージBであるかを記憶しており、RT0状態、RT0_BNSF状態、CBB_RT0状態を挟んで発生した遊技状態では、前回の演出ステージとは異なる方を今回の演出ステージとして用いるように設定されている。ここで、電源投入時から最初の前兆演出には、演出ステージAを用いるように設定されている。なお、演出ステージ決定手段263は、演出ステージの決定を、上述したような決定方法ではなく、その都度、抽選により選択するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では実施していないが、演出ステージ決定手段263は、上述したような演出ステージとは別に、ボーナス役の当選の期待度の高い特別演出ステージとしてのステージXのようなものを別に有するように設定してもよい。
また、演出ステージ決定手段263は、この特別演出ステージとしての演出ステージXを、遊技状態の種類にかかわらずに発生可能にしてよいものであり、実行中の演出ステージに代えて変更して実行することができるようにしてもよい。
前兆コース決定手段265は、前兆演出種類決定手段262により決定された前兆演出の種類と、前兆演出遊技回数決定手段260が決定した前兆演出最大遊技回数と、演出ステージ(演出ステージA又は演出ステージBのいずれか)とに基づいて、前兆コース抽選テーブル(図20参照)に記憶した当選確率を用いて、複数種類の前兆コース(例えば、前兆演出Hの演出ステージAの場合、前兆コースHA2_01と、前兆コースHA2_02との2種類)のうちいずれを選択するかの抽選を行うものである。
この前兆コース決定手段265による抽選処理は、後述するステップ219(図27参照)において行われる。
前兆演出残遊技回数計数手段270は、前兆演出中、前兆演出を実行可能な残りの遊技回数を計数するためのものである。前兆演出残遊技回数計数手段270は、前兆演出遊技回数決定手段260が決定した前兆演出最大遊技回数から、前兆演出における遊技を1回、実行するごとに、1を減算して、減算後の数値を新たな前兆演出残遊技回数とするものである。例えば、前兆演出最大遊技回数が7回に決定された場合、前兆演出残遊技回数の初期値が7回に設定され、前兆演出の遊技を1回実行するごとに、前兆演出残遊技回数計数手段270は、前兆演出残遊技回数を、7回から順に、6回、5回、・・・1回と1回ずつ減算する。
なお、本実施の形態では、前兆演出遊技回数決定手段260が抽選により決定した前兆演出最大遊技回数を初期値として、前兆演出の遊技を実行するごとに、1回ずつ減算して前兆演出残遊技回数を設定していったが、これに限定されるものではなく、初期値0回から前兆演出を1回実行するごとに初期値に1を加算して、前兆演出最大遊技回数までカウントするようにしてもよい。
前兆演出には、前兆演出最大遊技回数の遊技の最後の遊技において実施される最終演出が設けられている。なお、後述するように前兆演出は、所定の条件を満たした場合には、最終演出を残して、残りの前兆演出の遊技を実行せずに前兆演出を短縮して、最終演出が実行される場合がある。
なお、ここで、本実施の形態では、上述した前兆演出又は最終演出が実行される遊技期間を前兆演出モードと定義している。
非表示ハズレ回数計数手段300は、RT2状態(なお、これに加えて、RT2_BNSF状態や、CBB_RT2状態等を含めてもよい)において、前兆演出中の全ての役に係る図柄組み合わせのいずれも有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数(非表示ハズレ回数)を計数するためのものである。後述するように非表示ハズレ回数に基づいて、前兆演出モードの遊技回数を短縮するか否かが決定されるように形成されている。
非表示ハズレ回数計数手段300は、RT2状態においてのみ非表示ハズレ回数を計数し、その他の遊技状態(例えばRT3状態)では非表示ハズレ回数を計数していない。なお、非表示ハズレ回数計数手段300は、RT3状態でも非表示ハズレ回数を計数するようにして、その後の判定により、前兆演出モードの遊技回数を短縮するようにしてもよい。
また、ここで、非表示ハズレ回数計数手段300は、上述したような「非表示ハズレ回数」を計数しているが、このハズレ回数に代えて、下記に示すような回数を計数するようにしてもよい。なお、ここで、役として、特別遊技への移行が可能となる特別役が設けられている。
(1)役抽選において、いずれの役に対しても当選しなかった回数。
(2)役抽選において、特別役に対して当選しなかった回数。
(3)全ての役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数。
(4)特別役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数。
(5)役抽選において全ての役に対して当選せず、且つ、全ての役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数。
(6)役抽選において、特別役に対して当選せず、且つ、特別役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数。
前兆演出実行手段280は、前兆演出最大遊技回数(例えば7回)の範囲内で、前兆演出残遊技回数計数手段270が計数した前兆演出を実行可能な残りの遊技回数が1になると、最終演出を実行するものである。
前兆演出実行手段280は、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数(具体的には4回)に達した場合、前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち最終演出の遊技を除いた遊技回数の遊技を実行することなく、前兆演出の一部省略(短縮)を行って最終演出を実行する。
なお、前兆演出実行手段280は、遊技中の所定タイミングで現在の遊技状態が、前兆演出モード中であるのか否か等の判断を行っている。
ここで、特別遊技としてのボーナス役は、複数種類(RBB1、RBB2、CBB1、CBB2の4種類)設けられている(図9参照)。この複数種類のボーナス役へは、予め定められた図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることにより移行可能であり、当該図柄組み合わせは、ボーナス役の種類毎に異なるように形成されている(図4参照)。
上述した規定回数(4回)は、特別遊技としてのボーナス役の種類の数である4種類と同数に設定されている。なお、本実施の形態では、規定回数(4回)は、ボーナス役の種類の数と同数に限定されるものではなく、当該同数以下のいずれかに設定してもよいものである。すなわち、本実施の形態のようにボーナス役の種類が4種類の場合には、規定回数は1回〜4回のいずれかに設定してもよいものである。
結果報知演出残遊技回数計数手段285は、結果報知演出が実行される残りの遊技回数である結果報知演出残遊技回数を計数するためのものである。本実施の形態では、結果報知演出残遊技回数計数手段285は、結果報知演出残遊技回数の最大値を2回に設定しており、この2回から結果報知演出の遊技が実行される毎に1を減算し、減算後の数値を新たな結果報知演出残遊技回数とするものである。もちろん、この結果報知演出残遊技回数の最大値は2回に限定されるものではなく、1回や、2回を超えるような数値に設定してもよいものである。さらに、当該最大値を抽選により選択するようにしてもよいものである。
結果報知演出実行手段290は、最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、前兆演出の終了後に特別遊技としてのボーナス役へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出を実行するためのものである。
なお、最終演出を含む前兆演出には、結果報知演出は含まれず、最終演出は、結果報知演出へ移行することを示す演出である。
また、ここで、本実施の形態では、結果報知演出が実行される遊技期間を結果報知演出モードと定義している。
ここで、結果報知演出には、ボーナス遊技への移行の期待度が高い(確定も含まれる)ことを示唆する高期待度演出(図25参照)と、ボーナス遊技への移行の期待度が低いことを示唆する低期待度演出(図24参照)とが設けられている。なお、高期待度演出では、本実施の形態のようにボーナス遊技への移行が確定していることを報知することができる。結果報知演出実行手段290は、ボーナス状態へ移行する結果を報知する場合には、高期待度演出を実行し、ボーナス状態へ移行しない結果を報知する場合には、低期待度演出を実行する。
また、結果報知演出実行手段290は、遊技の所定のタイミングにおいて、現在の遊技状態が、結果報知演出モードであるのか否か等の判定を行う。
設定値選択手段320は、予め設定された複数種類の設定値(具体的には、設定値1から設定値6までの6段階)から外部操作(具体的には、設定キースイッチ45や、設定変更スイッチ46の所定の手順による操作)により特定の設定値を選択可能なものである。
具体的には、設定値選択手段320は、扉センサ(扉開閉用スイッチ19)がON状態(前扉14が閉状態)でない、すなわち前扉14が開放状態であると判定され、さらに、設定変更処理用の開始スイッチ(具体的には、設定キースイッチ45)が操作されてON状態であると判定された場合、設定変更処理が可能な状態へ移行する。設定値選択手段320は、不正対策として安全性を高めるために、前扉14が開放状態であって、且つ、設定キースイッチ45がON状態でないと、設定変更処理に移行しないようになっている。
さらに、設定値選択手段320は、この設定変更処理が可能な状態において、設定変更スイッチ46がオン状態に操作されると、設定値を更新する。設定値の更新は、具体的には、設定値1〜5では、1が加算され、設定値6では、設定値1へ移行する。この設定値の更新は繰り返し操作することにより、さらに次の数値の設定値への移行が繰り返される。
この設定変更処理が可能な状態において、設定値選択手段320は、スタートスイッチ40のオン状態が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定された場合に、さらに、設定キースイッチ45がオフ状態になることで、設定値を確定する。
ここで、設定値の変更作業が可能となる設定変更状態について以下に説明する。
一般的に、前扉14を開放した遊技ホールのホール管理者が設定値の変更に係る作業を行う。
設定キースイッチ45は、オン状態(ON位置)と、オフ状態(OFF位置)と、へ切り替え可能に形成されている。
電源スイッチ44をオン状態(電源投入)にしたときに、設定キースイッチ45がオン状態(ON位置)にあると、設定値の変更処理(設定変更処理)が可能な状態(設定変更状態)へ移行するように形成されている。設定キースイッチ45をオフ状態(OFF位置)へ戻すことで、設定変更状態が解除されて設定値の変更が不能となり、通常の遊技が実行可能となる。
設定した設定値は、電源スイッチをOFF(電源遮断)にしても、バックアップ機能(電源)によって、記憶保持されるように形成されている。この記憶保持された設定値は、電源スイッチ44をオン状態(ON位置)にするときに読み出され、設定変更状態へ移行しなければ、そのまま読み出した設定値が採用されるように形成されている。設定変更状態へ移行したときには、読み出した設定値が、設定変更作業時の初期値となるものである。
また、設定値選択手段320は、特定の当選確率を規定する抽選値情報(役抽選の当選確率)を複数種類の設定値(具体的には、1〜6)毎に記憶している。さらに、設定値選択手段320は、設定値(具体的には、1〜6)毎に、異なる遊技状態毎の抽選値情報(役抽選の当選確率)を記憶している。この異なる遊技状態とは、ボーナス非当選状態や、ボーナス内部当選状態や、ボーナス状態等の各遊技状態を意味する。
送信手段380は、サブ制御手段400へ信号(コマンド)を送信するためのものである。
送信手段380は、複数種類の設定値の中から選択された特定の設定値に対応する当選確率を用いて実行された役抽選の抽選結果をサブ制御手段400の受信手段410へ送信する。
サブ制御手段400は、図8に示すように、受信手段410、演出実行制御手段420の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御手段400は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御手段400は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、メイン液晶表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
受信手段410は、送信手段380から送信された信号(コマンド)を受信するものである。
演出実行制御手段420は、メイン液晶表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
演出実行制御手段420は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出や、ボーナス非当選状態、ボーナス内部当選状態、ボーナス状態等の各遊技状態に応じた演出や、RT状態の種類に応じた演出等を行う。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、演出実行制御手段420は、抽選により所定の演出を選択するとともに選択した演出を演出装置を介して実行する。
本実施の形態では、RT1状態、RT2状態、RT3状態等の3つのRTの状態において、それぞれ1対1に対応した演出モードが設けられている。具体的には、RT1状態、RT1_BNSF状態、CBB_RT1状態に対応するRT1演出モードと、RT2状態、RT2_BNSF状態、CBB_RT2状態に対応するRT2演出モードと、RT3状態、RT3_BNSF状態、CBB_RT3状態に対応するRT3演出モードとが設けられている。
つぎに、図9を用いて遊技の状態について説明する。
遊技の状態は、メイン制御手段200により管理され、図9に示すように、大別すると、ボーナス非当選状態、ボーナス内部当選状態、ボーナス状態がある。なお、各状態の中に、複数種類のRT状態が設けられている。RTは、いわゆるリプレイタイムの略語であり、通常は、RT0状態にあるが、所定の移行役に当選して、当該役の図柄を有効ライン86上に停止表示させることができた場合には、各RT状態へ移行し、RT状態では、所定の遊技回数の経過により、RT0状態へ戻るように設定されている。
本実施の形態では、各RT状態では、全てのリプレイ役の合算確率は同一となるように設定されている(図15、図16参照)。各リプレイ役の当選確率の配分が各遊技状態で異なることにより停止図柄を変化させることができるように形成されている。
ボーナス非当選状態は、ボーナス非当選状態制御手段251により制御され、RT0状態と、RT1状態と、RT2状態と、RT3状態とが設けてある。
RT0状態は、設定変更時等の初期状態において移行するものであり、このRT0状態から所定の移行図柄を有効ライン86上に停止表示させたときにRT1状態、RT2状態、RT3状態の各遊技状態へ移行する。そして、RT1状態で45回、RT2状態で35回、RT3状態で30回の遊技回数経過により再度、RT0状態へ移行する。
ボーナス内部当選状態でも、同様にRT0〜3状態をボーナス非当選状態からそのまま引き継ぐことができる。また、ボーナス状態では、RBB1及びRBB2ではRT0〜3の状態を引き継ぐことはできないが、CBB1及びCBB2状態では、そのまま引き継ぐことができるように形成されている。また、ボーナス状態のCBB1及びCBB2の状態から、ボーナス非当選状態へ移行したときも同様にRT0〜3の状態を引き継ぐことができるように形成されている。もちろん、これに限定されることなく、引き継ぐことができないようにしてもよい。
ボーナス状態におけるCBB1、2は、いわゆる「第2種特別役物に係る役物連続作動装置」であって、CB、いわゆる「第2種特別役物」が連続作動し、所定の枚数、119枚を超えるメダルの払出しで終了する。なお、CB(第2種特別役物)は、役抽選に関係無く、全ての小役が当選状態となるものであり、CB中は、左リール64のみ停止操作タイミングから75ms以内に停止表示される。
そして、ボーナス状態の終了後は、ボーナス非当選状態のRT0状態に移行する。
なお、ボーナス非当選状態から、ボーナス役に当選して、そのまま当該役の図柄61を有効ライン86に停止表示させることで、ボーナス内部当選状態の遊技を経ることなく、直接、ボーナス状態へ移行することもできる。
なお、ボーナス状態は、メダルの払出枚数を終了条件とするのではなく、所定の遊技回数で終了するものであってもよい。また、RT1〜3状態は、所定の遊技回数を終了条件とするのではなく、メダルの所定の払出枚数を終了条件としてもよい。
図10(A)(B)(C)、図11(D)(E)(F)、図12(G)(H)(I)(J)に示すように、ノーマルリプレイとしてのNRP1〜8、スイカリプレイとしてのWRP1〜2、チャンスリプレイとしてのCRP1〜2に関して、小役を含めた当選役を示すフラグポインタであるFPLの番号と、そのグループの名称と、そのFPLに属する役とが設定されている。
なお、ここで、役抽選は、役物の成立を示すフラグポインタである上位フラグポインタであるFPHと、小役を含めた当選役を示す下位フラグポインタであるFPLとにより設定されるものである。また、ここで、役物とは小役の入賞を容易にするものであって、RBB1、RBB2、CBB1、CBB2等のボーナス役が含まれるものである。
役抽選は、役物に関する上位フラグポインタ(FPH)の抽選と、小役等に関する下位フラグポインタ(FPL)の抽選との組み合わせにより行われるものである。例えば、ボーナス役と小役との重複当選となるような場合には、FPHにおいて例えば所定のボーナス役に当選し、同時にFPLにおいてノーマルリプレイのNRP1に当選することになる。また、例えば、重複当選ではなく小役だけに単独当選するような場合には、FPHにおいてハズレ(HZ)となり、FPLにおいてNRP1に当選するようなものが含まれる。
図10(A)、図11(D)に示すように、NRP1及びNRP5では、ノーマルリプレイとしてのNRPA1〜4(図4参照)が重複当選するものである。
図10(A)に示すように、NRP2では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP2では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
図10(B)に示すように、NRP3では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP3では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1〜2、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
図10(C)に示すように、NRP4では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP4では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1、3、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
図11(D)に示すように、NRP6では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP6では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1、3の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
図11(E)に示すように、NRP7では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP7では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜3の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
図11(F)に示すように、NRP8では、記載されている役には全て当選しているが、ボーナス役に内部当選中であるか否かの有無により、停止表示される役の種類が変更される。具体的には、NRP8では、ボーナス役の当選を持ち越していないときは通常リプレイ図柄のNRPA1〜4の役に係る図柄組み合わせのみが停止表示可能となり、重複当選し、ボーナス役の当選を持ち越しているときは通常リプレイ図柄であるNRPA1〜4に加えて特殊リプレイ図柄であるWRPA1、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1、3、4の役に係る図柄組み合わせが停止表示可能となる。
結果として、第1特定リプレイとしてのNRP2〜4、NRP6〜8は、ボーナス役の当選を持ち越していないときは第1停止態様としての通常リプレイ図柄のみが停止表示可能となり、ボーナス役の当選を持ち越しているときには、通常リプレイ図柄に加え、第2停止態様としての特殊リプレイ図柄が停止表示可能に形成されている。すなわち、NRP2〜4、NRP6〜8において、特殊リプレイ図柄が停止表示された場合には、ボーナス役の当選の権利を持ち越している状態が遊技者に判明することになる。
図12(G)に示すように、スイカリプレイとしてのWRP1では、特殊リプレイ図柄であるWRPA1〜3、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役が重複当選する。
図12(H)に示すように、スイカリプレイとしてのWRP2では、特殊リプレイ図柄であるWRPA1〜3、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役や、通常リプレイ図柄であるNRPA1の役が重複当選している。
図12(I)に示すように、チャンスリプレイとしてのCRP1では、特殊リプレイ図柄であるWRPA1〜3、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役や、通常リプレイ図柄であるNRPA2の役が重複当選している。
図12(J)に示すように、チャンスリプレイとしてのCRP2では、特殊リプレイ図柄であるWRPA1〜3、WRPB1〜3、CRPA1〜8、CRPB1〜4の役や、通常リプレイ図柄であるNRPA3の役が重複当選している。
図13〜図16に所定の役の役抽選における抽選値を設定値毎に示すものである。この抽選値は、当選確率を分数で示す場合に、分母が65536であるときの分子の数値を示しているものである。なお、図13〜図16中のset1は設定値1を意味し、set2は設定値2を意味し、set3は設定値3を意味し、set4は設定値4を意味し、set5は設定値5を意味し、set6は設定値6を意味する。
また、図13及び図14では、RT0〜3状態において、上位フラグポインタ(FPH)がBB1(RBB1への移行役)となる場合、すなわちBB1と重複当選する場合の当選確率が示されている。図13及び図14に示すように、上位フラグポインタ(FPH)がBB1であって、下位フラグポインタ(FPL)が図中の役である場合には、RT0〜3状態において、全ての項目に0以外の数値が設定されてあり、このFPH及びFPLの項目の組み合わせにおいて重複当選が発生することになる。
例えば、RT0状態における役抽選では、ボーナス役とNRP1(再遊技役のグループ:NRPA1・NRPA2・・・の重複当選)とが重複して当選している結果(FPHがBB1となり、FPLがNRP1となる)が得られ、その当選確率は、(5/65536)であって、全ての設定値で共通している。
図13及び図14において、点線枠L0〜L3の対応する数値が全て同一に設定されていることで、RT0〜3状態において、各項目の対応する抽選値は、設定値毎に同一に設定されている。すなわち、図13及び図14に示される内容において、RT0〜3状態の各状態での遊技者に対する有利、不利の差異は生じないように設定されている。
なお、図13及び図14では、上位フラグポインタ(FPH)として、BB1の場合であるが、BB2(RBB2への移行役)、CB1(CBB1への移行役)、CB2(CBB2への移行役)の場合も数値は異なるが、図13及び図14の場合と同様に同一の項目の全てにおいて、0でない数値が設定されている。すなわち、全てのボーナス役において、図13及び図14のFPH及びFPLの組み合わせにおいて重複当選が発生することになる。さらに、BB2、CB1、CB2の場合においても、図13及び図14の点線枠L0〜L3で示すものと同様に、RT0〜3状態の設定値毎に対応する抽選値が、遊技状態間で同一に設定されている。結果として、全てのボーナス役において、RT0〜3状態の各状態での遊技者に対する有利、不利の差異は生じないように設定されている。
図13及び図14では、リプレイ役に関しては、ノーマルリプレイのグループ名称NRP1〜8のうちNRP1(図10(A)参照)のみがRT0〜3状態においてボーナス役と重複当選するように設定されている。なお、NRP2〜8に関しては、ボーナス役とは重複当選する場合は無いように設定されている。なお、この実施例ではNRP1についてボーナス役に重複当選するようになっているが、重複当選しないようにしてもよい。
また、図13及び図14では、スイカリプレイに関しては、グループ名称WRP1及びWRP2(図12(G)(H)参照)がRT0〜3状態においてボーナス役と重複当選するように設定されている。
また、図13及び図14では、チャンスリプレイに関しては、グループ名称CRP1及びCRP2(図12(I)(J)参照)がRT0〜3状態においてボーナス役と重複当選するように設定されている。
図15及び図16では、RT0〜3状態において、いわゆるリプレイ役のグループ名称NRP1〜8、WRP1〜2、CRP1〜2に関して、上位フラグポインタ(FPH)がハズレ(HZ)となる場合、すなわちリプレイ役が単独当選する場合の抽選値が示されている。
図15及び図16に示すように、RT0〜3状態において、ハズレ(HZ)を除いたリプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計の数値が、点線枠T0〜T3に記載されている。点線枠T0〜T3のそれぞれ設定値毎に対応する数値が全て同一に設定されていることで、RT0〜3状態において、リプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計の数値は、設定値毎に同一に設定されている。例えば、図16のRT2状態における設定値1のリプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計は8671となり、RT3状態における設定値1のリプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計は8671となり、両者の数値は同一となる。
また、同様に図15のRT0状態における設定値1のリプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計は8671となり、RT1状態における設定値1のリプレイ(NRP1〜CRP2)の抽選値の合計は8671となり、これらの数値は同一となる。すなわち、図15及び図16に示される内容において、リプレイ(NRP1〜CRP2)の当選確率の合計となる合算確率は設定値毎に同一となるように設定されており、この点に関しては、RT0〜3状態の各状態でのリプレイの抽選による発生に関して遊技者に対する有利、不利の差異は生じないように設定されている。
図15及び図16では、RT0〜3状態において、スイカリプレイに関して、グループ名称WRP1及びWRP2(図12(G)(H)参照)が単独当選する場合の当選確率の抽選値(分数表示したときの分子となる数値、なお分母は65536)が示されている。具体的には、RT2状態では、図16の点線枠P2に示すように、WRP1では150、WRP2では370の数値が抽選値として設定されているのに対して、RT3状態では、図16の点線枠P3に示すように、WRP1及びWRP2のいずれも抽選値0に設定されている。このように、RT3状態において、WRP1及びWRP2は、図14に示すようにボーナス役(BB1)と重複当選する場合があるのに対して、図16に示すように単独当選の当選確率が0に設定されている。すなわち、RT3状態において、WRP1及びWRP2の図柄61が有効ライン86上に停止表示した場合には、単独当選の抽選確率が0に設定されていることで、ボーナス役も重複当選していることが確定することになる。
図15及び図16では、RT0〜3状態において、いわゆるチャンスリプレイに関して、グループ名称CRP1及びCRP2(図12(I)(J)参照)が単独当選する場合の当選確率の抽選値(当選確率を分数表示したときの分子となる数値、なお分母は65536に設定されている)が示されている。
具体的には、図15及び図16では、RT2状態におけるCRP1の抽選値が全て590に設定されているが、RT2状態以外の状態(RT0、RT1、RT3状態)におけるCRP1の抽選値は、全て0に設定されている。すなわち、RT2状態以外のRT0状態、RT1状態、RT3状態において、CRP1に係る役の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示等してCRP1が当選していたことが判明した場合には、ボーナス役が重複当選していることが確定することになる。
言い換えると、RT2状態の場合では、CRP1が単独当選する場合の抽選値と、CRP1とBB1(ボーナス役)とが重複当選する場合の抽選値と、が全て0を超える値に設定されているため、RT2状態の遊技において、CRP1に係る役の図柄組合せが有効ライン86上に停止表示してCRP1が当選していたことが判明した場合には、ボーナス役(BB1)にも当選し、その当選を持ち越している可能性があることになる。
また、図15及び図16では、RT0〜3状態におけるCRP2の抽選値は、全て0に設定されているため、RT0〜3状態において、CRP2に係る役の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示してCRP2が当選していたことが判明した場合には、ボーナス役が重複当選していることが確定することになる。
また、ここで、NRP2〜8は、図13及び図14に示すようにボーナス役と重複当選しないように設定され、図15及び図16に示すように単独当選する場合があるように設定されている。さらに、NRP2〜8は、ボーナス役が内部当選中のみ停止表示する役が設けられている(図10、図11参照)。このため、そのような内部当選中のみ停止表示する役に係る図柄61が有効ライン86上に停止表示した場合には、ボーナス役が当該遊技以前の役抽選で当選したにもかかわらず、当該役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができなくて、ボーナス役の当選の権利を当該遊技まで持ち越している状態であることが判明することになる。
さらに、RT0状態、RT2状態、RT3状態のNRP3では、設定値1〜3では抽選値は0に設定され、設定値4〜6では抽選値が260に設定されている。このため、当該遊技状態において、NRP3における内部当選中のみ停止表示する役に係る図柄61が有効ライン86上に停止表示した場合には、当該遊技機10の設定値が4〜6のいずれかであることが判明することになる。また、同様のことが、RT1状態におけるNRP7においても成立する。
なお、NRP3やNRP7について、通常の状態(非ボーナス状態中)ではNRP2と同様の停止制御を行うが、CBB1及びCBB2中にNRP3やNRP7に当選したときに、特定操作手順にて他の当選役(NRP1等)では出現しない特定停止出目が出現可能となるようにしてもよい。この場合、CBB中に特定停止出目が出現すると、設定4〜6であることが判明するため、遊技者はCBB中においてより一層の興味を持って遊技を行うことができる。
さらに、RT0状態、RT2状態、RT3状態のNRP4では、設定値1〜4では抽選値は0に設定され、設定値5では抽選値が2に設定され、設定値6では抽選値が130に設定されている。このため、当該遊技状態において、NRP4における内部当選中のみ停止表示する役に係る図柄61が有効ライン86上に停止表示した場合には、当該遊技機10の設定値が5又は6のいずれかであることが判明することになる。また、同様のことが、RT1状態におけるNRP8においても成立する。
なお、NRP4やNRP8について、通常の状態(非ボーナス状態中)ではNRP2と同様の停止制御を行うが、CBB1及びCBB2中にNRP4やNRP8に当選したときに、特定操作手順にて他の当選役(NRP1等)では出現しない特定停止出目が出現可能となるようにしてもよい。この場合、CBB中に特定停止出目が出現すると、設定5又は6であることが判明するため、遊技者はCBB中においてより一層の興味を持って遊技を行うことができる。
このように、所定の遊技状態では、停止表示された図柄61によって、設定値を報知することが可能となる。
なお、本実施の形態では、図15、図16に示すようにRT0〜3状態において、各設定値で抽選値は完全に同一に設定されているが、必ずしも完全に同一の数値に設定されているものに限定されるものではなく、遊技者が数時間、遊技を行っても有意差ありとなって察知される程度よりも小さな抽選値の相違があってもよいものである。すなわち複数種類のリプレイ役の当選確率の合算確率が略同一になるように形成されているようなものであってもよい。具体的には、例えば、図15の点線枠T0におけるRT0の設定値1の抽選値が8671であるときに、点線枠T1におけるRT1の設定値1の抽選値が8673であるような略同一の場合が含まれる。
なお、上述した図13〜図16は、ボーナス非当選状態におけるRT0〜3状態を示しているが、同様の関係が、ボーナス内部当選状態のRT0_BNSF〜RT3_BNSF状態や、ボーナス状態のCBB_RT0〜CBB_RT3状態においても成立しているものである。
図17に示すように、本実施の形態では、前兆演出として、10種類の前兆演出A〜Jが設けられている。これらの前兆演出は、ボーナス役の内部当選状態に応じて、大きく次の2種類に分かれる。
(1)本前兆演出(ボーナス役の内部当選状態)の場合、5種類の前兆演出A〜前兆演出Eが設けられている。
(2)ガセ前兆演出(ボーナス役の非当選状態)の場合、5種類の前兆演出F〜前兆演出Jが設けられている。
この10種類の前兆演出A〜Jは、RT2演出モードに滞在しているときに実行可能な前兆演出であり、前兆演出A〜Eは、RT2_BNSF状態に滞在しているときに開始され、前兆演出F〜Gは、RT2状態に滞在しているときに開始される。
なお、「演出ステージA」は、A地方の旅行に関連するA地方ステージに相当し、「演出ステージB」は、B地方の旅行に関連するB地方ステージに相当する。
前兆演出A、Bと前兆演出F、Gは、滞在している演出ステージA/Bに応じた風景を背景に主人公が旅行する様子が展開され、旅行している途中で、各種の人物、動物、イベントが出現することで、遊技者の期待感を盛り上げる。
本実施の形態では、RT2演出モードに滞在しているときは、「演出ステージA」又は「演出ステージB」の2種類のうちのいずれかの演出ステージ(例えば背景画像やBGM)にて各種の演出が展開される。
そして、各前兆演出の最終遊技では、前兆演出A、Bの場合、特定の人物に再開する演出と共に、ボーナス役の当選が確定した旨が報知され、前兆演出F、Gの場合、特定の人物に再開することなく、引き続き旅行が続く演出が展開される。
但し、前兆演出最大遊技回数が1回の場合には、スタートスイッチ40の操作のときに旅行が開始され、ストップスイッチ50を第3番目に停止操作する第3停止操作に応じてボーナス役の当選の確定報知や、人物の再開が行われる。
ここで、前兆演出A及び前兆演出Bや、前兆演出F及び前兆演出Gは、旅行に関連する演出が実行される前兆演出最大遊技回数(但し、最終遊技での演出内容は共通)が異なっている。
具体的には、前兆演出A、Fの遊技回数は、1回/2回/3回/4回/5回に設定されている。
前兆演出B、Gの遊技回数は、5回/6回/7回/8回/9回/10回に設定されている。
前兆演出D、Eと前兆演出I、Jは、滞在している演出ステージA/Bに応じた風景を背景に物語が展開されるストーリー形式の演出であり、物語の展開(主人公の行動)によって遊技者の期待感を盛り上げるようになっている。
そして、各前兆演出の最終遊技では、前兆演出D、Eの場合、結末がハッピーエンドとなる演出と共に、ボーナスが確定した旨が報知される。
前兆演出I、Jの場合、結末がハッピーエンドとは反対の結果であるバッドエンドとなる演出が展開される。
ここで、前兆演出Dと前兆演出Eと、又は、前兆演出Iと前兆演出Jとでは、物語が展開される前兆演出最大遊技回数(但し、最終遊技での演出内容は共通)が異なっている。
前兆演出D/Iの遊技回数は5回に設定されている。
前兆演出E/Jの遊技回数は10回に設定されている。
前兆演出Cと前兆演出Hは、滞在している演出ステージA/Bに応じた舞台を背景に主人公が探索する様子が展開され、探索している途中で、各種のモンスター、アイテム、イベントが出現することで、遊技者の期待感を盛り上げるようになっている。
但し、前兆演出Cと前兆演出Hでは、演出の結果(ボーナス役の当選確定/非確定)を報知する演出は実行せず、最終遊技において、結果の報知が、次遊技以降の結果報知演出へ引き継がれる演出(最終演出としての発展演出)が展開される。
例えば、前兆演出Cおよび前兆演出Hの場合、最終演出に到達するまでは、墓場が設けられた古い屋敷を舞台として探索を行う演出が実行される。そして、前兆演出Cの最終演出では、次遊技以降の結果報知演出に備え、探索している主人公を交代するための演出(変換演出)が実行され、最終的に、主人公が交代(キャラクターXからキャラクターYへ交代)になる。
一方、前兆演出Hの最終演出では、次遊技以降の結果報知演出に備え、探索している主人公を交代するための演出(変換演出)が実行されるものの、最終的に、元の主人公(キャラクターX)のままでいる。
ここで、前兆演出Cと前兆演出Hの前兆演出最大遊技回数は、前兆演出遊技回数決定手段260により決定される遊技回数であって、いずれの前兆演出とも、2回/3回/4回/5回/6回/7回/8回/9回/10回のいずれかの遊技回数が設定される。
前兆演出Cと前兆演出Hは、当該演出を終了すると、その演出内容にかかわらず、特定の遊技回数(3回)から成る結果報知演出が実行される。
この結果報知演出では、滞在している演出ステージA/Bに応じた舞台に敵と対峙して互いに攻撃を行うバトル演出が展開される。そして、結果報知演出の最終遊技では、前兆演出Cの場合、主人公が敵を倒す演出と共に、ボーナス役の当選が確定した旨が報知され、前兆演出Hの場合、主人公が敵を倒せずに逃げる演出が展開される。
つまり、本実施の形態において、前兆演出Cと前兆演出Hの場合、前兆演出遊技回数決定手段260の抽選により決定された前兆演出最大遊技回数(遊技期間)では、演出結果(ボーナス役の当選/非当選)が報知されず、前記前兆演出最大遊技回数の遊技を実施した後の結果報知演出にて、演出結果(ボーナス役の当選/非当選)が報知されることとなる。
図18に示すように、前兆演出最大遊技回数抽選テーブルが設定されている。
前兆演出遊技回数決定手段260により、この前兆演出最大遊技回数抽選テーブルが参照され、次の遊技回数の中から前兆演出最大遊技回数が決定される。
前兆演出最大遊技回数として、0回/1回/2回/3回/4回/5回/6回/7回/8回/9回/10回等が設定されている。
前兆演出最大遊技回数抽選テーブルは、現在の遊技(前兆演出の開始を決定した遊技)が滞在している演出ステージ(RT2演出モード)の残り遊技回数(演出ステージ残遊技回数)に対して選択可能な前兆演出最大遊技回数を規定しているものである。
図18の「○」は、ある演出ステージ残遊技回数に対して抽選対象となる前兆演出最大遊技回数であり、「空白」は抽選対象となっていない前兆演出最大遊技回数を示しており、実際は、分数で表示される当選確率の分子であって、0を超える抽選値が設定されている。
なお、前兆演出遊技回数決定手段260の前兆演出最大遊技回数の抽選の結果、0回に決定された場合には、前兆演出は実行されないハズレとして扱われる。
但し、前兆演出は、固定した遊技回数35回のRT2演出モード内で完結させる場合には、前兆演出を開始する契機となり得る契機役に当選した場合、その時点での演出ステージA/Bの残りゲーム数を参照し、この残りゲーム数内に収まる前兆演出最大遊技回数の中から決定するようにしている。具体的には、例えば、演出ステージの残遊技回数が11回以上の場合は、前兆演出最大遊技回数は、0回〜10回の中から図18の右端の当選確率に基づいて抽選により選択される。また、例えば、演出ステージの残遊技回数が8回の場合には、図18中の点線枠で示すように0回〜7回の中から抽選で選択されるように設定されている。なお、2回〜10回のときの当選確率は特に図示していないが、適当に割り振られた数値が採用されている。
但し、今回の演出ステージA/Bにおける最終遊技35回目では、次の演出ステージへ移行する旨を報知するステージ移行演出を遊技回数1回を用いて実行させるため、実質、遊技回数34回の遊技で収まるように演出ステージの残りの遊技回数より1回少ない前兆演出最大遊技回数が決定されている。
本実施の形態では、RT1〜3状態からRT0状態へ移行するとき、各RT状態の最終遊技において、演出ステージが切り替わるステージ移行演出が実行される。このステージ移行演出は、連続演出の結果報知演出ではなく、キャラクターXが吸い込まれる演出である。遊技回数35回固定のRT2状態の場合には、遊技回数35回目にステージ移行演出の実行が予約されているため、それまでの遊技回数34回目までに前兆演出と結果報知演出とを完了させている。よって、遊技回数35回目ではなく、遊技回数34回目の遊技で収まる様にしている(図21参照)。
なお、本実施の形態では、前兆演出最大遊技回数として0回〜10回の中からランダムに決定しているが、これ以外にも、(1)内部当選状態(役抽選結果、ボーナス内部当選状況)、(2)演出ステージの残り遊技回数、(3)演出ステージの種類、(4)RT状態、に応じて、前兆演出最大遊技回数を決定する抽選で採用する抽選テーブルを切り換えても良い。
図19に示すように、本実施の形態では、前兆演出の種類を決定するための前兆演出種類抽選テーブルが予め設定されている。
前兆演出種類決定手段262が、前兆演出遊技回数決定手段260により抽選で決定された前兆演出最大遊技回数及びボーナス役の当選状態に応じて、10種類の前兆演出A〜前兆演出Jから1種類の前兆演出を抽選により決定する。
前兆演出種類決定手段262は、内部当選状態を参照し、ボーナス役に当選しているならば、本前兆演出に属する前兆演出A〜前兆演出Eの中から選択し、ボーナス役に当選していないならば、ガセ前兆演出に属する前兆演出F〜前兆演出Jの中から選択する。
ここで、前兆演出A、Fは、前兆演出が実行される前兆演出最大遊技回数(期間)が1回〜5回であるため、前兆演出遊技回数決定手段260により決定され前兆演出最大遊技回数が1回〜5回のときに選択されるようになっている。
同様に、前兆演出B、Gは、前兆演出最大遊技回数が5回〜10回のときに選択可能であり、前兆演出C、Hは、前兆演出最大遊技回数が2回〜10回のときに選択可能であり、前兆演出D、Iは、前兆演出最大遊技回数が5回のときに選択可能であり、前兆演出E、Jは、前兆演出最大遊技回数が10回のときに選択可能である。
よって、例えば、前兆演出最大遊技回数が5回であった場合、前兆演出A、B、C、D、F、G、H、Iから選択され、また、例えば、前兆演出最大遊技回数が10回であった場合、前兆演出B、C、D、G、H、Jから選択されることになる。
図20に示すように、前兆演出Hにおける前兆コースを選択するための前兆コース抽選テーブルが設定されている。
本実施形態では、前兆演出A〜Jの種類毎に前兆コース抽選テーブルが設けられている。前兆演出種類決定手段262により前兆演出A〜Jの種類が決定されると、これに対応する前兆コース抽選テーブルが設定される。
前兆コース決定手段265は、前兆演出最大遊技回数と、上述したように前兆演出種類決定手段262により前兆演出A〜Jの種類とが決定されると、前兆演出最大遊技回数と前兆演出の種類とに対して設定された複数の前兆コースの中から抽選(前兆コース抽選)により1つの前兆コースを決定する。前兆コース決定手段265は、このときの前兆コース抽選において、前兆演出遊技回数決定手段260により決定された前兆演出最大遊技回数と、現在滞在している演出ステージA/Bとに応じた複数の前兆コース(例えば前兆コースHA2_01、前兆コースHA2_02)から決定する。
具体的には、本実施の形態に係る前兆演出Hに対応する複数の前兆コースは、最大の前兆演出最大遊技回数が10Gとなっている。また、演出ステージA/Bの滞在期間は遊技回数35回であり、その最終遊技の遊技回数35回目には、次の演出ステージへの移行演出(演出ステージ移行演出)が実行される。このため、各前兆コースは、図20に示す様に、前兆演出最大遊技回数に応じて演出を開始する期間に制限がある。
例えば、前兆演出最大遊技回数が10回の場合、結果報知演出分を加味して、遅くとも22回までに開始するように設定されている。
本実施の形態に係る前兆演出Hは、前兆演出のタイプが<発展演出+結果報知演出>であるため、当該前兆演出Hに対応する前兆コースには、発展演出としての最終演出と、結果報知演出と、が設定されている。例えば、演出ステージA・前兆演出最大遊技回数が10回の場合に決定可能な前兆コースHA10_01では、前兆演出の残り遊技回数が1であるとき、すなわち10ゲーム目に最終演出が設定されている。
例えば、前兆演出最大遊技回数が2回の場合、結果報知演出分を加味して、遅くとも30回までに開始するように設定されている。
図20の備考の短縮化の欄のバツ記号は、前兆演出の短縮化が行われないことを意味し、マル記号は、前兆演出の短縮化が行われ得ることを意味しているものである。
本実施の形態では、発展演出としての最終演出及び結果報知演出を有するガセ前兆演出、つまり、前兆演出Hが選択されている場合、ハズレ回数が「4回」に達した場合、次の遊技を発展演出としての最終演出が実行される遊技とすることで、発展演出としての最終演出が実行されるまでの前兆演出の遊技回数を短縮することしている。
このため、前兆演出Hの内、前兆演出最大遊技回数が4回(発展演出としての最終演出を除くと3回)以下の場合には、短縮させる条件が成立するためには遊技回数が不足し、前兆演出最大遊技回数が5回(発展演出としての最終演出を除くと4回)の場合には、短縮させる条件が成立したとしても、短縮させないケースと同じ結果(5回目で発展演出としての最終演出の実行)となるため、実質、前兆演出最大遊技回数が6回以上の場合に限り短縮されるように設定されている。
図21では、RT2状態のRT2演出モードの35回の遊技の終盤における前兆演出最大遊技回数2回〜10回の実施パターンが示されている。
前兆演出最大遊技回数が10回の場合は、RT2状態の22回目の遊技において、前兆演出の1回目の遊技が開始され、前兆演出10回目で発展演出としての最終演出が実行される。前兆演出終了後、3回の結果報知演出が実行され、3回目の結果報知演出で、ボーナス役の当選の有無が遊技者に報知される。なお、前兆演出最大遊技回数が9回、8回、7回、・・・、2回の場合も、前兆演出最大遊技回数の減少に伴って、前兆演出を開始させる遊技が、RT2状態の23回目の遊技、24回目の遊技、25回目の遊技、・・・、31回目の遊技と終了側になっているものであり、同様に実施される。
図22では、ボーナス役に非当選のガセ前兆演出であって、前兆演出Hの演出ステージAを実施する場合であって、前兆演出最大遊技回数8回に決定され、前兆コースとして前兆コースHA8_01に決定されているときのハズレ回数の態様によって、種々の前兆演出パターンとして、例1に(A)、(B)、例2に(C)、(D)、例3に(E)が示されている。
図22の例1、例2、例3において、いずれもRT2状態における10回目の遊技で前兆演出Hに移行しているものである。
例1(A)において、前兆演出中、遊技の結果、ハズレ回数が4回に満たずに前兆演出の短縮がされないような場合には、RT2状態の10回目の遊技で前兆演出1回目が開始され、前兆演出8回目がRT2状態の17回目の遊技まで実施され、その後、3回の結果報知演出が実行される。
一方、例1(A)において、遊技の結果、前兆演出1回目から4回目までにいずれの役に係る図柄組み合わせも有効ライン86上に停止することがなく、ハズレとなって、ハズレ回数が4に到達しているとする。このような場合には、例1(A)の前兆演出パターンは、前兆演出5回目〜7回目が実行されることなく省略されて、例1(B)に示すように前兆演出4回目の後、例1(A)では前兆演出8回目であった最終演出が実行されることになる。
また、例2(C)において、前兆演出中、遊技の結果、ハズレ回数が4回に満たずに前兆演出の短縮がされないような場合には、例1(A)と同様の前兆演出パターンになるものである。
一方、例2(C)に示すような条件で遊技が開始され、遊技の結果、前兆演出1回目と、2回目と、4回目と、6回目の遊技で、いずれの役に係る図柄組み合わせも有効ライン86上に停止することなく、ハズレとなって、前兆演出6回目でハズレ回数が4に到達したとする。このような場合には、例2(C)の前兆演出パターンのうち、前兆演出7回目が実行されることなく省略されて、例2(D)に示すように前兆演出6回目の後、例2(D)では前兆演出8回目であった最終演出が実行されることになる。
また、例3(E)に示すように、上述した例1(A)や例2(C)と同様の条件で前兆演出が開始され、前兆演出1回目と、4回目と、7回目との遊技で、いずれの役に係る図柄組み合わせも有効ライン86上に停止することなく、ハズレとなって、前兆演出7回目におけるハズレ回数が3回であり、未だ4回に到達していないような場合には、前兆演出を短縮させる条件であるハズレ回数4回に到達していないため、前兆演出の短縮は実施されないことになる。
図23(A)に示すように、メイン液晶表示装置84の液晶表示器510が傾動しない状態は、前兆演出モードの前兆演出(最終演出を除く)を実行している期間、例えば、上述した図22(A)の場合の前兆演出1回目から7回目までの期間に実施される。この状態では、液晶表示器510の左側の背面側に位置する回転駆動用モータは回転していない状態となる。
図23(B)に示すように、液晶表示器510が正面から見て(正面視)で右回転方向(時計回り)に20度程傾動している状態である。この状態は、傾動していない状態から、液晶表示器510の左側の背面側に位置する回転駆動用モータ520の回転軸が左回転し、それにかみ合う大歯車521が右回転することで大歯車521と同一回転軸を有する液晶表示器510も右回転方向に回転移動して傾動することになる。特に図示していないが、液晶表示器510が20度程回転した状態で位置検出用センサ530(図6参照)が作動し、回転駆動用モータ520の回転も停止するように形成されている。
図23(C)に示すように、液晶表示器510が正面から見て(正面視)で左回転方向(反時計回り)に20度程傾動している状態である。この状態は、傾動していない状態から、液晶表示器510の左側の背面側に位置する回転駆動用モータ520の回転軸が右回転し、それにかみ合う大歯車521が左回転することで大歯車521と同一回転軸を有する液晶表示器510も左回転方向に回転移動して傾動することになる。特に図示していないが、液晶表示器510が20度程回転した状態で位置検出用センサ530(図6参照)が作動し、回転駆動用モータ520の回転も停止するように形成されている。
図24(A)〜(G)は、ボーナス役に当選していない状態で前兆演出を実施するガセ前兆演出である。
図24(A)では、例えば、図22(A)の前兆演出モードの前兆演出1回目〜7回目までのメイン液晶表示装置84及びサブ表示装置540の状態を示すものであって、液晶表示器510は傾動せず水平状態を維持したままである。
図24(B)〜(E)は、例えば、図22(A)の最終演出におけるメイン液晶表示装置84の演出状態を示すものである。
図24(B)は、最終演出の特定表示画像としてのキャラクターXの変換開始の状態を示している。前兆演出の最終演出の遊技のスタートスイッチ40の操作を契機として、液晶表示器510が20度程、右回転方向に傾動し、キャラクターXが左側のパイプ状のものに吸い込まれるような画像が表示されている。
図24(C)は、サブ表示装置540により、キャラクターXが変換中であることを報知している。サブ表示装置540には、変換中であることを意味するCHANGEの文字の部分と、矢印形状の部分とが緑色に発光することで表示されている。
図24(D)は、最終演出の遊技の第3番目に停止操作するストップスイッチ50の操作を契機として、液晶表示器510が左回転して水平状態へ戻り、さらに、20度程、左回転方向に傾動する。
図24(E)は、液晶表示器510が水平状態から20度程、左回転した状態で、左側のパイプ状のものから、キャラクターXが別のキャラクターに変換されることなく、キャラクターXのままのものが転がって画面上に現れる演出が表示される。その後、液晶表示器510が水平状態へ戻る。
図24(F)は、例えば、図22(A)の結果報知演出1回目及び2回目に相当し、キャラクターXと敵のオオカミとが対峙してバトルが開始される演出が実施される。
図24(G)は、例えば、図22(A)の結果報知演出3回目に相当し、キャラクターXが敵のオオカミとのバトルに負けて、逃走している演出が実施される。バトルに負けた演出であって、今回の前兆演出はガセ前兆演出であることが類推されるものである。なお、このときのサブ表示装置540の画面には、通常の表示状態(無点灯の黒色)になっている。
図25(A)〜(G)は、ボーナス役に当選している状態で前兆演出を実施する本前兆演出である。
図25(A)では、図24(A)と同一であって、液晶表示器510は傾動せず水平状態を維持したままである。
図25(B)〜(E)は、最終演出におけるメイン液晶表示装置84の演出状態を示すものである。
図25(B)は、最終演出の特定表示画像としてのキャラクターXの変換開始の状態を示している。最終演出の遊技のスタートスイッチ40の操作を契機として、液晶表示器510が20度程、右回転方向に傾動し、キャラクターXが左側のパイプ状のものに吸い込まれるような画像が表示され、変換が開始されることを報知している。
図25(C)は、サブ表示装置540により、キャラクターXが変換中であることを報知している。サブ表示装置540には、変換中であることを意味するCHANGEの文字の部分と、矢印形状の部分とが緑色に発光することで表示されている。
図25(D)は、前兆演出の最終演出の遊技の第3番目に停止操作するストップスイッチ50の操作を契機として、液晶表示器510が左回転して水平状態へ戻り、さらに、20度程、左回転方向に傾動する。
図25(E)は、液晶表示器510が水平状態から20度程、左回転した状態で、左側のパイプ状のものから、キャラクターXが別のキャラクターYに変換されて、新たなキャラクターYが転がって画面上に現れる演出が表示される。その後、液晶表示器510が水平状態へ戻る。
図25(F)は、結果報知演出1回目に相当し、キャラクターYと敵のオオカミとが対峙してバトルが開始される演出が実施される。
図25(G)は、結果報知演出2回目に相当し、キャラクターYが敵のオオカミとのバトルに勝利して、喜んでいる演出が実施され、ボーナスを獲得したこと報知する演出が実施される。バトルに勝利した演出であって、今回の前兆演出は本前兆演出であることが判明するものである。
図25(H)は、サブ表示装置540にBONUS(ボーナス)の文字の部分と、星型形状の部分とが赤色の発光色で浮かび上がって現れる演出が実施される。
図26に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200が1回の遊技毎に実行する一般的な制御処理について説明する。
ステップ110において、賭数設定処理が実施される。メイン制御手段200により、当該遊技の賭数として設定されている投入されたメダルの枚数が規定の賭数に達している場合に遊技を開始可能とする処理が行われるものである。そして、ステップ111に進む。
ステップ111において、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ112に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、ステップ110に戻る。
ステップ112において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。この役抽選処理により、当選した役等を特定するためのフラグポインタ(FPH+FPL)が決定される。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御手段200からサブ制御手段400へ送信される。これらの処理が終了すると、次のステップ113に進む。
ステップ113において、前兆演出抽選処理が実施される。そして、次のステップ114に進む。
ステップ114において、前兆演出開始時処理が実施される。そして、次のステップ115に進む。
ステップ115において、結果報知演出開始時処理が実施される。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、リール停止制御処理が実施される。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、全リール62の回転が停止したか否かが判定される。全リール62の回転が停止したと判定された場合、次のステップ118に進み、全リール62の回転が停止していないと判定された場合、ステップ116に戻る。
ステップ118において、前兆演出中処理が実施される。そして、次のステップ119に進む。
ステップ119において、結果報知演出中処理が実施される。そして、次のステップ120に進む。
ステップ120において、遊技媒体払出制御手段240により、払出制御処理が実施される。そして、当該遊技(処理)が終了する。
図27に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ113の前兆演出抽選処理について説明する。
ステップ210において、前兆演出実行手段280により、現在の状態が前兆演出モード中であるか否かが判定される。現在の状態が前兆演出モード中であると判定された場合、当該処理は終了し、前兆演出モード中でないと判定された場合、次のステップ211に進む。
ステップ211において、前兆演出実行手段280により、結果報知演出モード中であるか否かが判定される。結果報知演出モード中であると判定された場合、当該処理は終了し、結果報知演出モード中でないと判定された場合、次のステップ212に進む。
ステップ212において、前兆演出実行手段280により、前兆演出の開始条件が成立しているか否かが判定される。前兆演出の開始条件が成立していると判定された場合、次のステップ213に進み、開始条件が成立していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ213において、前兆演出遊技回数決定手段260により、演出ステージ残遊技回数に基づいて前兆演出最大遊技回数抽選テーブル(図18参照)を参照して前兆演出最大遊技回数が抽選で決定される。そして、次のステップ214に進む。
ステップ214において、抽選した前兆演出最大遊技回数が0より大きいか否かが判定される。0より大きいと判定された場合、次のステップ215に進み、0より大きくないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ215において、今回の遊技から前兆演出モードに設定される。そして、次のステップ216に進む。
ステップ216において、抽選した前兆演出最大遊技回数を前兆演出残遊技回数に設定する。そして、次のステップ217に進む。
ステップ217において、前兆演出種類決定手段262により、前兆演出種類抽選テーブル(図19参照)の前兆演出最大遊技回数、内部当選状態に基づいて、前兆演出A〜Jの種類が抽選により決定される。そして、次のステップ218に進む。
ステップ218において、前兆コース決定手段265により、前兆コース抽選テーブル(図20参照)の前兆演出の種類、演出ステージ、前兆演出最大遊技回数に基づいて、抽選により前兆コースが決定される。そして、次のステップ219に進む。
ステップ219において、非表示ハズレ回数に0を設定する。そして、当該処理は終了する。
図28に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ114の前兆演出開始時処理について説明する。
ステップ310において、前兆演出実行手段280により、前兆演出モード中であるか否かが判定される。前兆演出モード中であると判定された場合、次のステップ311に進み、前兆演出モード中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ311において、前兆演出残遊技回数が1であるか否かが判定される。前兆演出残遊技回数が1であると判定された場合、次のステップ312に進み、前兆演出残遊技回数が1でないと判定された場合、ステップ314に進む。
ステップ312において、前兆コースに最終演出があるか否かが判定される。最終演出があると判定された場合、ステップ313に進み、最終演出がないと判定された場合、ステップ314に進む。
ステップ313において、前兆コースに対応する最終演出が開始される。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ311で前兆演出残遊技回数が1でない場合には、ステップ314において、前兆コースにおける前兆演出残遊技回数に対応する前兆演出を開始する。そして、当該処理が終了する。
図29に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ115の結果報知演出開始時処理について説明する。
ステップ320において、結果報知演出モード中であるか否かが判定される。結果報知演出モード中であると判定された場合、次のステップ321に進み、結果報知演出モード中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ321において、結果報知演出パターンにおける結果報知演出残遊技回数に対応する結果報知演出を開始する。そして、当該処理は終了する。
図30に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ118の前兆演出中処理について説明する。
ステップ410において、前兆演出実行手段280により、前兆演出モード中であるか否かが判定される。前兆演出モード中であると判定された場合、次のステップ411に進み、前兆演出モード中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ411において、前兆演出残遊技回数計数手段270により、前兆演出残遊技回数から1が減算され、減算後の数値が新たな前兆演出残遊技回数として設定される。そして、次のステップ412に進む。
ステップ412において、前兆演出実行手段280により、前兆演出残遊技回数が0より大きいか否かが判定される。前兆演出残遊技回数が0より大きいと判定された場合、次のステップ413に進み、前兆演出残遊技回数が0より大きくないと判定された場合、ステップ417に進む。
ステップ413において、RT2状態において、遊技結果がハズレであるか否かが判定される。遊技結果がハズレであると判定された場合、ステップ414に進み、遊技結果がハズレでないと判定された場合、当該処理は終了する。なお、ここでの遊技結果がハズレであるとは、いずれの役においても、当該役に係る図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示していない状態を意味する。
ステップ414において、非表示ハズレ回数計数手段300により、非表示ハズレ回数に1が加算される。そして、次のステップ415に進む。
ステップ415において、非表示ハズレ回数が4以上であるか否かが判定される。非表示ハズレ回数が4以上であると判定された場合、次のステップ416に進み、非表示ハズレ回数が4以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ416において、前兆演出実行手段280により、前兆演出残遊技回数が1に書き換えられる。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ412で前兆演出残遊技回数が0より大きくないと判定された場合は、ステップ417で前兆コースに結果報知演出が有るか否かが判定される。結果報知演出が有ると判定された場合、次のステップ418に進み、結果報知演出が無いと判定された場合、ステップ421に進む。
ステップ418において、前兆演出モードから結果報知演出モードへの切り換えが行われる。そして、次のステップ419に進む。
ステップ419において、前兆コースに対応する結果報知演出パターンが設定される。そして、次のステップ420に進む。
ステップ420において、結果報知演出残遊技回数計数手段285により、結果報知演出パターンに対応する結果報知演出遊技回数(具体的には「3回」)が結果報知演出残遊技回数に設定される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ417の前兆コースに結果報知演出が無いと判定された場合、ステップ421において、今回の遊技にて前兆演出モードを終了させる。そして、当該処理が終了する。
図31に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ119の結果報知演出中処理について説明する。
ステップ510において、結果報知演出実行手段290により、結果報知演出モード中であるか否かが判定される。結果報知演出モード中であると判定された場合、次のステップ511に進む、結果報知演出モード中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ511において、結果報知演出残遊技回数計数手段285により、結果報知演出残遊技回数から1の減算が行われる。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、結果報知演出残遊技回数が0より大きいか否かが判定される。結果報知演出残遊技回数が0より大きいと判定された場合、当該処理は終了し、結果報知演出残遊技回数が0より大きくないと判定された場合、次のステップ513に進む。
ステップ513において、結果報知演出実行手段290により、今回の遊技にて結果報知演出モードの終了が行われる。そして、当該処理が終了する。
本実施の形態によれば、上述したような構成を有することにより、以下に示すような作用及び効果を奏する。
本実施の形態では、RT2状態において、前兆演出中の役抽選における前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数の4回に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた遊技回数の遊技を実行することなく最終演出を実行することになる。
特別遊技への移行を期待させる前兆演出であっても、前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合には、その後に特別遊技へ移行する可能性は少ないと予想することができる。かかる場合に、最終演出を除いた前兆演出の残りの遊技回数を実行せずに最終演出を実行させることで、無駄な前兆演出の遊技を省略することが可能となり、遊技者に特別遊技の非当選を察知された状態で延々と前兆演出の遊技が実行されることを回避することができる。
なお、ここで、結果報知演出は、最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、特別遊技へ移行するか否かの結果を報知するものであればよいものであって、1回の遊技で終了するようなものでもよいし、複数回の遊技において実施される連続演出のようなものであってもよいものである。
本実施の形態では、規定回数は4回に設定しているが、特にこれに限定されるものでは無く、他の回数に設定してもよいものである。また、規定回数には、1回も含まれる。非表示ハズレ回数計数手段300の規定回数が1回であって、具体的にカウントせずにハズレを引いたことが、短縮することに結論づけるようなものも、ハズレ無し(0回)から、ハズレ有り(1回)になるものであり、本実施の形態に含まれる。
本実施の形態では、非表示ハズレ回数を計数する「前兆演出」として、本前兆演出とガセ前兆演出との両方を含めている。すなわち、本前兆演出とガセ前兆演出とのいずれの場合であっても、ハズレ回数が規定回数に達すると前兆演出の圧縮を行うものであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ハズレ回数が規定回数に達すると前兆演出の圧縮を行うのは、ガセ前兆演出だけに限定してもよい。
本実施の形態では、特別遊技としてのボーナス役が複数種類(具体的には、RBB1、RBB2、CBB1、CBB2の4種類)設けられ、この複数種類の特別遊技における各特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせは、この図柄組み合わせにより移行可能な特別遊技の種類毎に異なるように形成されている。
このため、特別遊技に当選しているか否かが不明なときであっても、下記の行為を実施することにより、特別遊技に当選しているか否かを判定することができる。
具体的な判定行為として、1回の遊技毎に1種類の特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を所定のタイミングで停止操作する目押しを行い、当該特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることができるか否かの判定を実施する。具体的には、遊技者のいわゆる目押し操作により、当該役の図柄組み合わせを有効ライン86上に停止表示可能な停止操作範囲でストップスイッチ50による停止操作を行うものである。その結果、当該特別遊技へ移行可能な役に係る図柄組み合わせが有効ライン86上に停止した場合は、当該役が役抽選の結果、当選していることが判明し、当該役に係る図柄組み合わせが有効ライン86上に停止しなかった場合は、役抽選の結果、当該役に関しては当選していないことが判明する。
このような判定行為を、複数種類の特別遊技としてのボーナス役に係る図柄組み合わせの全てに対して実施することで、少なくともボーナス遊技の種類の数に相当する遊技回数の遊技の範囲内でいずれの種類の特別遊技へ当選しているか、又は、いずれの種類の特別遊技にも当選していないかが明確となる。
本実施の形態のように同時に停止表示不可能な図柄組み合わせを有する4種類のボーナス役がある場合には、最大4回の遊技で目押し操作を実行することによってボーナス役の当選の有無を判定することが可能となる。
本実施の形態では、特別遊技としてのボーナス役の種類の数に規定回数が同一となっており、ボーナス役の種類が4種類設けられているときに、規定回数として4を設定しているが、このように同一数に設定するものに限定されるものではなく、規定回数を3回、2回又は1回に設定してもよい。
例えば、ボーナス役の種類がn種類設けられている場合(なお、nは1以上の整数)に、規定回数を1〜n回のいずれかに定めるようにしてもよい。特別遊技の種類がn種類設けられているような場合、上述したような目押し操作による停止操作の判定行為をn種類(n回)行うことで特別遊技へ当選しているか否かが明確になる(目押しが確実に実行されていれば、確定することになる)。
規定回数をn回を超える数、すなわち(n+1)回以上の数値に設定すると、n回を超える遊技の演出では、上述したような目押し操作による判定を行った遊技者にしてみれば、既に特別遊技の当選の有無が確定している状態での無駄な遊技の演出になってしまう。本実施の形態では、特別遊技の種類の数n回に対して、規定回数を1〜n回のいずれかに設定することで、遊技者にとって特別遊技の当選の有無が確定している状態での無駄な演出の発生を抑えることができる。
なお、規定回数を1回からn回未満の数のいずれかに設定したような場合には、当該範囲において、上述したような目押しによる停止操作での判定によって特別遊技の当選の有無は完全に確定していないが、前兆演出の遊技回数の少なくとも一部が短縮されることで、無駄な遊技の少なくとも一部を省略することができるとともに、当選の有無が確定している状態での無駄な遊技の演出は発生しないことになる。
また、ここで、本実施の形態では、「前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し」ているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、「前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部」の遊技回数の遊技を実行してもよいものである。すなわち、本実施の形態のように最終演出を除いた前兆演出の全部を省略するものではなく、最終演出を除いた前兆演出の一部を省略するようにしてもよい。
具体的には、最終演出を除いた前兆演出の残りが全部で遊技回数2回であるような場合において、前兆演出を1回省略(短縮)して残り1回の前兆演出を実行した後、最終演出を実行するようにしてもよいものである。
本実施の形態では、規定回数と、特別遊技の種類の数とが同数に設定されているため、上述したような遊技者の目押しによる停止操作を用いた判定行為を、規定回数だけ実施すると、いずれの遊技でも特別遊技に移行することができなかった場合には、目押し行為が正確に行われていることを前提として、特別遊技には当選していないことが確定することになる。
かかる場合に、最終演出を除いた前兆演出の残りの遊技回数を実行せずに最終演出を実行させることで、無駄な前兆演出の遊技を省略することが可能となり、遊技者に特別遊技の非当選を察知された状態で延々と前兆演出の遊技が実行されることを回避することができる。
本実施の形態において、最終演出を除いた前兆演出では、結果報知演出は含まれていないため、ボーナス遊技への移行に対して期待させるが、ボーナス遊技へ移行することは確定しているわけではなく、いわゆるガセもありうるものであり、不確定な状態である。遊技者にしてみれば、このような不確定な状態を速く終わらせたいと思っている。
それが、最終演出が実行されると、当該最終演出の終了後にボーナス遊技へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出へ移行することが確定する。すなわち、次の遊技で、結果報知演出が行われることを認識させることができ、現在の不確定な状態を終わらせることができることを確実なものにすることができる。
これにより、遊技者に対して、ボーナス遊技への移行の期待感を高めることができる。
本実施の形態では、移行の期待度が高いことを示唆する高期待度演出(図25参照)と、移行の期待度が低いことを示唆する低期待度演出(図24参照)とのいずれかが実施される。移行する結果や、移行しない結果を直接的に報知するようなものと比較して、期待度の高低を示唆する間接的な演出となり、最終的にいずれの演出結果になるかを思い巡らすこととなり、興趣に富むものにすることができる。
本実施の形態では、前兆演出遊技回数決定手段260が前兆演出最大遊技回数抽選テーブルを用いて前兆演出最大遊技回数を抽選により、例えば、0回、1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回又は10回等のいずれかに決定する。これにより、前兆演出を実行可能な遊技回数が抽選により変動することで遊技に意外性を付与することができる。
本実施の形態では、前兆演出残遊技回数計数手段270が計数する前兆演出の残りの遊技回数が1となったときに最終演出が実行される。そして、前兆演出残遊技回数計数手段270が計数する前兆演出の残りの遊技回数が0になると、前兆演出が終了する。
なお、本実施の形態では、前兆演出の遊技回数は、前兆演出遊技回数決定手段260が抽選により決定された遊技回数であって、この抽選により決定された遊技回数の中には、結果報知演出が実行される遊技の遊技回数は含まれていない。
本実施の形態によれば、駆動手段としての回転駆動用モータ520により、液晶表示器510を傾動させることができ、この液晶表示器510を傾動させることを介して、特定表示画像としてのキャラクターXを、他の特定表示画像へ変換することができる。キャラクターXが、他の特定表示画像としてのキャラクターYへ変換されることで、遊技結果に関連する内容が報知され、最終演出や結果報知演出が行われる。
液晶表示器510である実際のデバイスの傾動と、この表示画面に表示される特定表示画像としてのキャラクターXの変換とのタイミングを一致させることができ、両者がシンクロ(同期)することで、表示画面の特定表示画像のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにして、興趣に富んだ演出を実現することができる。
本実施の形態では、サブ表示装置540は、特定表示画像としてのキャラクターXが他の特定表示画像としてのキャラクターYへ変換されている期間中であることを示唆する演出を、キャラクターXが表示されてからキャラクターXがキャラクターYへ変換されるまでの途中に実施する。これにより、このサブ表示装置540の演出と、液晶表示器510の傾動と、液晶表示器510の表示画面に表示される演出とを連動させた一連の演出として表示させることができ、表示される一連の演出のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにし、演出効果を高めることができる。
本実施の形態では、液晶表示器510及びサブ表示装置540による演出は、下記の(1)〜(5)の順番に実施される演出である。(1)液晶表示器510によるキャラクターXの表示(図25(A)参照)、(2)液晶表示器510によるキャラクターXの消失(図25(B)参照)、(3)サブ表示装置540による変換期間中の演出の開始(図25(C)参照)、(4)サブ表示装置540による変換期間中の演出の終了、(5)液晶表示器510によるキャラクターYの表示(図25(E)〜(G)参照)が実施される。
なお、液晶表示器510及びサブ表示装置540による演出には、上述した(1)〜(5)の連続する演出のうち、(1)、(2)及び(5)を有さずに、すなわち液晶表示器510によるキャラクターXや、キャラクターYを表示することなく、サブ表示装置540による変換期間中の演出を実行することも可能であり、また、この変換期間中において、全く別の演出内容を液晶表示器510に表示させるようにしてもよい。
本実施の形態では、液晶表示器510の遊技機10の正面視における右回転方向の傾動により、最終演出が開始され、変換演出が開始される。また、液晶表示器510の回転方向と逆回転方向の傾動により、最終演出が終了し、変換演出により他の特定表示画像が表示される。なお、回転の順番は、上述したような右回転方向から左回転方向へ移行するのではなく、左回転方向から右回転方向へ移行するようにしてもよいものである。
このように、液晶表示器510の回転方向と、最終演出の開始及び終了とが連動し、更に、変換演出による液晶表示器510の表示画面に表示される画像の変換が連動して実施される。
結果として、液晶表示器510の傾動の回転方向の変化と、最終演出の開始及び終了と、この表示画面に表示される特定表示画像の変換とのタイミングが一致し、これらがシンクロ(同期)することで、さらに、表示画面の特定表示画像のリアリティを高めて、遊技結果に関連する内容の報知を確実なものにし、興趣に富んだ演出を実現することができる。
なお、ここで、「変換演出」は、複数の演出パターンを有しているものであるが、この変換演出は、1回の遊技で実行して完結するようなものでもよく、また、複数回の遊技に渡って段階的に実行されるようなものであってもよいものである。このようにすると、遊技者の期待感を複数回の遊技に渡って徐々に盛り上げることができる。
本実施の形態では、複数の遊技状態として、ボーナス非当選状態において、RT1状態、RT2状態、RT3状態を有しているが、このうち特定の遊技状態であるRT2状態では、ハズレ回数が規定回数(4回)に到達した場合に前兆演出のうち最終演出を除いた前兆演出を実行することなく省略可能に形成されている。一方、RT2状態以外では、前記ハズレ回数が規定回数に到達した場合でも前兆演出の遊技は省略されることなく実施される。
これにより、複数の遊技状態の中で特定の遊技状態としてのRT2状態だけ前兆演出の遊技の一部を省略することが可能となり、RT2状態の興趣を他の遊技状態と比較して向上させることができる。
なお、いずれの遊技状態であるのか遊技者に報知しないような場合には、前兆演出の遊技が省略されることで、当該遊技状態が特定の遊技状態であることを察知させることが可能となる。
上述した本実施の形態の前兆演出では、ボーナス役に当選していないときのガセ前兆演出中、役抽選手段210の役抽選の結果、ボーナス役に当選した場合にも、ガセ前兆演出用の結果報知演出が実行される。しかし、これに限定されるものではなく、ガセ前兆演出中に、ボーナス役に当選した場合には、前兆演出の内容を、ガセ前兆演出から本前兆演出に変更してもよいものである。具体的には、例えば、ガセ前兆演出の前兆コースHA8_01(図20参照)であるときに、ボーナス役に当選した場合には、本前兆演出の前兆コースCA8_01(図示せず)へ切り変わるようにしてもよいものである。
上述した本実施の形態では、サブ表示装置540は、キャラクターXがキャラクターYに変換されることを報知するものであって、「CHANGE」と変換自体を報知するものであるが、これに限定されるものではなく、期待度に応じた変換報知を行ってもよいものである。例えば、サブ表示装置540の変換中であることを示す演出内容において、遊技者にとって良い結果に変換される期待度が少ない場合には、緑色のCHANGEの文字及び矢印形状が表出するように点灯させ、遊技者にとって良い結果に変換される期待度が高い場合には、赤色のCHANGEの文字及び矢印形状が表出するように点灯させてもよいものである。この期待度は、例えば、ボーナス役に当選している場合には、抽選により10分の7の当選確率で高期待度となり、10分の3の当選確率で低期待度となり、また、ボーナス役に当選していない場合には、抽選により10分の7の当選確率で低期待度となり、10分の3の当選確率で高期待度となるように決定されるようなものが含まれる。
上述した実施の形態では、ボーナス役の当選確定の場合のみ、キャラクターXをキャラクターYに変換させる演出を実施しているが、演出自体はこれに限定されるものではなく、例えば、1人の忍者Xが変わり身の術で、サブ表示装置540の方へ吸い込まれ、切り株が吐き出されるとハズレであるが、別の忍者Bへ変換されるとボーナス役の当選が確定する演出のように、ハズレの場合であっても、キャラクターを変換させるようにしてもよいものである。
上述した実施の形態では、キャラクターXをキャラクターYに変換させる演出は、これに限らず、1体のキャラクターを複数体のキャラクターへ分裂させるような演出を実施してもよい。すなわち、キャラクターが1体から複数体への変換となるような演出でもよいものである。例えば、1人の忍者Aが変わり身の術で、サブ表示装置540の方へ吸い込まれ、1体の切り株又は忍者Aが吐き出されるとハズレであるが、複数体、例えば30人の忍者Aが吐き出されるとボーナスへの期待度がアップし、複数体の忍者の中に別の忍者Bが含まれているとボーナス役の当選が確定するような演出が含まれる。なお、期待度は、例えば、ボーナス役に当選している場合には、抽選により10分の7の当選確率で高期待度となり、10分の3の当選確率で低期待度となり、また、ボーナス役に当選していない場合には、抽選により10分の7の当選確率で低期待度となり、10分の3の当選確率で高期待度となるように決定されるようなものが含まれる。
上述した前兆演出実行手段280は、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数(具体的には4回)に達した場合、前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち最終演出の遊技を除いた遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行するものであるが、これに代えて、以下のようにすることもできる。
上述した実施の形態の前記前兆演出実行手段280は、前記非表示ハズレ回数が規定回数(4回)に達したタイミングで、前兆演出最大遊技回数の一部を一気に短縮させるようにしている代わりに、遊技結果が1回ずつハズレとなる毎に、前兆演出の遊技を所定回数(1回)ずつ、その都度、短縮させるようにしてもよいものである。かかる場合にも、前兆演出中における非表示ハズレ回数計数手段300が計数した非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数(4回)に達した際に、最終演出を実行することが可能となる。
具体的には、例えば、前兆演出最大遊技回数が7回に設定され、規定回数が4回に設定されているとする。このとき前兆演出最大遊技回数7回のうち、1回目のハズレとなった場合、最終演出を7回目から6回目に前倒しする。そして、2回目のハズレとなった場合、最終演出を6回目から5回目に前倒しする。そして、3回目のハズレとなった場合、最終演出を5回目のまま維持される。そして、4回目のハズレとなった場合、次の遊技、すなわち5回目の遊技が最終演出の遊技となるものである。
更に、本実施の形態によれば、複数種類のリプレイ役の当選確率の合算確率は同一又は略同一になるように形成されているため、複数種類の遊技状態(RT0〜3状態)における遊技者への有利度に大きな差はない。これにより、RT0〜3状態のいずれの遊技状態に移行しても、不利な遊技状態に移行したことにはならないため、仮にRT0〜3状態のいずれであるかが判明しても遊技者が大きく落胆するようなことはなく、興味を無くさせるようなことがない。
さらに、このような有利度に大きな差がない複数の遊技状態において、図10に示すように、第1特定リプレイとしてのNRP2〜4では、特別役の当選を持ち越していないときは第1停止態様としての通常リプレイ図柄を停止表示させ、特別役としてのボーナス役の当選を持ち越しているときには第2停止態様としての特殊リプレイ図柄を停止表示可能に形成されている。これにより、ボーナス役の当選を持ち越しているか否かにより、停止表示の停止態様を変更させることができる。さらに、第2停止態様としての特殊リプレイ図柄の出現により、遊技者に対してボーナス状態への移行への期待感を抱かせることができる。なお、図11に示すように、NRP6〜8においても上述したものと同様のことがいえるものである。
また、第1特定リプレイとしてのNRP2〜4の第2停止態様としての特殊リプレイ図柄がボーナス状態への当選を示唆するものとなり得るので、特殊リプレイ図柄に対して遊技者は喜びを感じることができ、より一層の興趣向上を図ることができる。
また、図16の点線枠Q2と点線枠Q3とに示すように、ボーナス役とCRP1役とが重複して同時に当選しないときの単独当選のCRP1役の当選確率は、RT2状態と、RT3状態とで異なっている。単独当選のCRP1役の抽選値がRT2状態では590に設定されて当選確率が590/65536に設定されているのに対して、RT3状態では抽選値が0に設定されて当選確率が0に設定されている。
また、図16の点線枠P2と点線枠P3とに示すように、ボーナス役とWRP1役とが重複して同時に当選しないときのWRP1役の当選確率は、RT2状態と、RT3状態とで異なっている。単独当選のWRP1役の抽選値がRT2状態では150に設定されて当選確率が150/65536に設定されているのに対して、RT3状態では抽選値が0に設定され当選確率が0に設定されている。
また、ボーナス役とWRP2役とが重複して同時に当選しないときの単独当選のWRP2役の当選確率は、RT2状態と、RT3状態とで異なっている。単独当選のWRP2役の抽選値がRT2状態では370に設定されて当選確率が370/65536に設定されているのに対して、RT3状態では抽選値が0に設定され当選確率が0に設定されている。
本実施の形態によれば、RT3状態では、ボーナス役と重複して同時に当選しないときのCRP1役、WRP1役、WRP2役の当選確率が0に設定されている。このため、RT3状態では、CRP1役、WRP1役、WRP2役が単独で当選していることはなく、第2停止態様としての特殊リプレイ図柄が停止表示した場合には、CRP1役等とボーナス役とが重複して同時に当選している場合か、又は、ボーナス役の当選を持ち越している場合かのいずれかとなる。いずれの場合であっても、ボーナス役が当選している状態となり、ボーナス状態へ移行可能な役が当選していることになり、ボーナス状態への移行が確定している状態となる。これにより、一層の興趣を向上させることができる。
上述したようにRT2状態と、RT3状態とは、WRP1、WRP2、CRP1の当選確率が異なって、それらの発生頻度が異なってくることで大きな遊技性の相違が発生する。
一方、RT1状態に関して、RT2状態と比較して、WRP1の抽選値は150でRT2状態と同一であるが、WRP2の抽選値が480となって、RT2状態のWRP1の抽選値370と比べて当選確率が大となる。また、RT1状態では、RT3状態と同様にCRP1の抽選値が0となって、RT2状態の抽選値590とは大きく異なっている。すなわち、RT1状態では、CRP1の役に係る図柄61が有効ライン86上に停止表示した場合には、RT3状態と同様にボーナス役の重複当選が成立していることが確定し、ボーナス役に当選していることが判明するものである。
また、リプレイ役として、RT2状態及びRT3状態がNRP1〜4に関して抽選値を設定しているのに対して、RT1状態ではNRP4〜8に関して抽選値を設定している。NRP1〜4は、NRP4〜8にそれぞれ対応し、対応する抽選値も同様の数値が設定されている。例えば、RT2状態及びRT3状態のNRP2の抽選値として2050が設定され、RT1状態のNRP6にも同一の抽選値2050が設定されている。また、RT2状態及びRT3状態のNRP3の設定値4〜6に抽選値260が設定され、RT1状態のNRP7の設定値4〜6に抽選値260が設定されている。RT1状態では、NRP1〜4を用いずに、NRP4〜8を用いることで、対応する抽選値は同様の関係にあるが、RT2状態及びRT3状態と比較して、停止表示する図柄61及びその停止態様を変更することができる。
このように、RT0状態から移行するRT1状態、RT2状態及びRT3状態は、リプレイ(NRP1〜CRP2)の当選確率の合算確率は同一(図15、図16参照)に設定され、遊技者へ付与される利益は同一となるものであるが、上述したようなリプレイ(NRP1〜CRP2)のそれぞれの役の停止態様や発生頻度は異なり、多様な停止態様にすることができる。
これにより、停止態様を変化させるとともに、その発生頻度も異ならせることができ、多様な停止態様を発生させ、発生頻度の変更により変化のある遊技にすることができ、興趣に富む遊技性を付与することができる。
結果として、複数種類の遊技状態を発生可能とし、各遊技状態で多様な停止態様を発生させることで、遊技性を向上させ、興趣を向上させることができる。
なお、ここで、本実施の形態では、上述した単独当選のCRP1や、WRP1や、WRP2の当選確率が、RT2状態と、RT3状態との異なる状態において、一方の状態が所定の数値に設定され、他方の状態が0となるように設定されているが特にこれに限定されるものではない。例えば、一方の状態での当選確率が所定の数値に設定され、他方の状態での当選確率が前記所定の数値とは異なる数値に設定されるようにしてもよい。
本実施の形態によれば、RT3状態では、ボーナス役と同時に当選する第2特定リプレイとしての例えばCRP1役の当選確率が0であるため、第2停止態様としての特殊リプレイ図柄で停止表示するとボーナス役の当選が確定となる。しかし、一般的にボーナス役の当選が、いわゆるガセ演出を含ませないで頻繁に発生することは少なく、他の遊技状態のように、特別役に当選していない特殊リプレイ図柄の発生で煽ることができず、どうしても単調な遊技性になりやすい。このため、RT3状態では、終了条件となる遊技回数を30回に設定して、RT1状態の終了条件となる遊技回数45回やRT2状態の終了条件となる遊技回数35回より短くし、かかる単調な遊技状態の期間を短くすることによって、飽きがこない遊技性を確保することができる。
また、本実施の形態では、各遊技状態における演出ステージとして、具体的には、演出ステージAと演出ステージBとの2種類設けられている。演出実行制御手段420は、RT0状態を挟んで発生した遊技状態が前回と同じ遊技状態である場合に、前回の演出ステージとは異なる演出ステージを選択している。
これにより、演出実行制御手段420により、RT0状態を挟んで発生した遊技状態が、前回と同じ遊技状態であっても、異なる演出ステージが選択されているので、遊技者に飽きを与えることがなく、興趣に富む遊技にすることができる。
本実施の形態では、前兆演出Cと前兆演出Hにおいて、例えば前兆演出最大遊技回数が「10回」に決定された場合、図21に示す様に、この前兆演出最大遊技回数を、「発展演出(最終演出)までの前兆演出」の遊技回数として設定する(図27のステップ217)と共に、前記「発展演出までの前兆演出」のあとに実行される「結果報知演出」の遊技回数を、別途、所定の遊技回数「3回」に設定している(図30のステップ420)。そして、前記前兆演出の遊技回数(10回)と、前記結果報知演出の遊技回数(3回)とは、別々に計数している(図30のステップ411、図31のステップ511)。また、図21に示す様に、前兆演出最大遊技回数(10回)に結果報知演出の「3回」を加算した遊技回数が、RT2状態(演出ステージ)の残り遊技回数内に収まるように前兆演出Cと前兆演出Hの開始タイミングを設定している。
しかしこれに限らず、前兆演出Cと前兆演出Hの場合、例えば前兆演出最大遊技回数が「10回」に決定された場合、この前兆演出最大遊技回数を、「発展演出(最終演出)までの前兆演出」の遊技回数と、「結果報知演出」の遊技回数との合計遊技回数としても良い。例えば、前兆演出最大遊技回数が「10回」に決定された場合、「結果報知演出」の遊技回数は固定の遊技回数になるので、「発展演出までの前兆演出」の遊技回数を「7回」とし、「結果報知演出」の遊技回数を「3回」に設定することになる。そして、例えば「発展演出までの前兆演出」の開始から「結果報知演出」の終了までの遊技回数を計数するためのカウンタを設けておき、このカウンタの初期値に前兆演出最大遊技回数(10回)を設定した後、前兆演出Cや前兆演出Hに係る遊技を実行する毎に「1」づつ減算するようにしても良い。よって、この場合には、前兆演出最大遊技回数(10回)が、RT2状態(演出ステージ)の残り遊技回数内に収まるように前兆演出Cと前兆演出Hの開始タイミングが設定される。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ 51 停止操作手段
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 リール
63 リール位置センサ 64 左リール
65 ステッピングモータ 66 中リール
68 右リール 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ 81 RT1演出モード表示部
82 RT2演出モード表示部 83 RT3演出モード表示部
84 メイン液晶表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 92 投入センサ
94 払出センサ 95 ホッパーモータ
96 オーバーフローセンサ 100 制御装置
200 メイン制御手段 210 役抽選手段
220 停止制御手段 230 停止図柄判定手段
240 遊技媒体払出制御手段 250 遊技制御手段
251 ボーナス非当選状態制御手段 252 RT状態制御手段
253 ボーナス状態制御手段 254 ボーナス内部当選状態制御手段
260 前兆演出遊技回数決定手段 262 前兆演出種類決定手段
265 前兆コース決定手段 270 前兆演出残遊技回数計数手段
275 結果報知演出残遊技回数計数手段 280 前兆演出実行手段
285 結果報知演出残遊技回数計数手段 290 結果報知演出実行手段
300 非表示ハズレ回数計数手段 320 設定値選択手段
380 送信手段 400 サブ制御手段
410 受信手段 420 演出実行制御手段
510 液晶表示器 520 回転駆動用モータ
530 位置検出用センサ 540 サブ表示装置
550 変換演出用LED
本発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数種類の図柄61を変動表示可能な複数のリール62と、前記複数のリール62それぞれに対応して前記リール62それぞれの変動表示を操作により停止させる複数のストップスイッチ50と、役に当選か否かの役抽選を行う役抽選手段210とを備え、遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技から移行可能であり前記通常遊技よりも利益付与の可能性が高い特別遊技とを備え、前記役抽選の結果、役に当選し、この当選した役に係る図柄61の組み合わせを所定の有効ライン86上に停止表示させることで利益を付与可能な遊技機10であって、前記特別遊技への移行を期待させる前兆演出の遊技を複数回(以下、「前兆演出最大遊技回数」とする。)、実行可能な前兆演出実行手段280と、前記前兆演出の終了後に前記特別遊技へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出を実行する結果報知演出実行手段290と、前記前兆演出中の全ての役に係る図柄組み合わせのいずれも前記有効ライン86上に停止表示させることができなかった回数(以下、「非表示ハズレ回数」とする。)を計数する非表示ハズレ回数計数手段300とを備え、前記前兆演出には、前記前兆演出最大遊技回数の遊技の最後の遊技において実施される最終演出が設けられ、前記前兆演出実行手段280は、前記前兆演出中における前記非表示ハズレ回数計数手段300が計数した前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し、前記結果報知演出実行手段290は、前記最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、前記結果報知演出を実行し、前記特別遊技は、複数種類(例えば後述するRBB1、RBB2、CBB1、CBB2の4種類)設けられ、複数種類の前記特別遊技へは、予め定められた図柄組み合わせを前記有効ライン86上に停止表示させることにより移行可能であり、当該図柄組み合わせは、前記特別遊技の種類毎に異なるように形成され、前記規定回数(例えば4回)は、前記特別遊技の種類の数n(nは2以上の整数)(例えば4種類)と同数以下の何れかに設定されていることを特徴とする。

Claims (10)

  1. 複数種類の図柄を変動表示可能な複数のリールと、
    前記複数のリールそれぞれに対応して前記リールそれぞれの変動表示を操作により停止させる複数のストップスイッチと、
    役に当選か否かの役抽選を行う役抽選手段とを備え、
    遊技として、通常に行われる通常遊技と、前記通常遊技から移行可能であり前記通常遊技よりも利益付与の可能性が高い特別遊技とを備え、
    前記役抽選の結果、役に当選し、この当選した役に係る図柄の組み合わせを所定の有効ライン上に停止表示させることで利益を付与可能な遊技機であって、
    前記特別遊技への移行を期待させる前兆演出の遊技を複数回(以下、「前兆演出最大遊技回数」とする。)、実行可能な前兆演出実行手段と、
    前記前兆演出の終了後に前記特別遊技へ移行するか否かの結果を報知する結果報知演出を実行する結果報知演出実行手段と、
    前記前兆演出中の全ての役に係る図柄組み合わせのいずれも前記有効ライン上に停止表示させることができなかった回数(以下、「非表示ハズレ回数」とする。)を計数する非表示ハズレ回数計数手段とを備え、
    前記前兆演出には、前記前兆演出最大遊技回数の遊技の最後の遊技において実施される最終演出が設けられ、
    前記前兆演出実行手段は、前記前兆演出中における前記非表示ハズレ回数計数手段が計数した前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し、
    前記結果報知演出実行手段は、前記最終演出が実行された遊技の次遊技以降の遊技で、前記結果報知演出を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別遊技は、複数種類設けられ、
    複数種類の前記特別遊技へは、予め定められた図柄組み合わせを前記有効ライン上に停止表示させることにより移行可能であり、
    当該図柄組み合わせは、前記特別遊技の種類毎に異なるように形成され、
    前記規定回数は、前記特別遊技の種類の数n(nは1以上の整数)と同数以下の何れかに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記規定回数は、前記特別遊技の種類の数と同数に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記最終演出を含む前記前兆演出には、前記結果報知演出は含まれず、
    前記最終演出は、前記結果報知演出へ移行することを示す演出であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記結果報知演出には、前記特別遊技への移行の期待度が高いことを示唆する高期待度演出と、前記特別遊技への移行の期待度が低いことを示唆する低期待度演出とが設けられ、
    前記結果報知演出実行手段は、
    前記特別遊技へ移行する結果を報知する場合には、前記高期待度演出を実行し、
    前記特別遊技へ移行しない結果を報知する場合には、前記低期待度演出を実行することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。
  6. 前記前兆演出最大遊技回数を抽選により決定する前兆演出遊技回数決定手段と、
    前記前兆演出中、前記前兆演出を実行可能な残りの遊技回数を計数する前兆演出残遊技回数計数手段とを備え、
    前記前兆演出実行手段は、前記前兆演出最大遊技回数の範囲内で前記前兆演出残遊技回数計数手段が計数した前記前兆演出を実行可能な残りの遊技回数が1になると、前記最終演出を実行することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の遊技機。
  7. 全体が傾動可能な液晶表示器と、前記液晶表示器を傾動させるための駆動手段とを備え、
    前記前兆演出から前記結果報知演出までの間の少なくとも一部において、前記駆動手段により前記液晶表示器を傾動させることを介して、前記液晶表示器の表示画面に表示される特定表示画像は、他の特定表示画像へ変換され、
    前記特定表示画像が、前記他の特定表示画像へ変換されることで、遊技結果に関連する内容を報知することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の遊技機。
  8. 前記液晶表示器の周囲に位置して画像を表示させるサブ表示装置を備え、
    前記サブ表示装置は、前記液晶表示器が傾動して、前記特定表示画像が、前記他の特定表示画像へ変換されている期間中であることを示唆する演出を、前記特定表示画像が表示されてから前記特定表示画像が前記他の特定表示画像へ変換されるまでの途中に実施することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記前兆演出実行手段は、
    前記液晶表示器を前記遊技機の正面視における右回転方向及び左回転方向のいずれか一方の回転方向に傾動させた場合に、前記最終演出を開始するとともに、前記特定表示画像を前記他の特定表示画像へ変換させる変換演出を開始し、
    前記液晶表示器を前記回転方向と逆回転方向に傾動させた場合に、前記最終演出を終了させるとともに、前記変換演出により変換した前記他の特定表示画像を表示するようにしたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の遊技機。
  10. 遊技状態として、複数の遊技状態が設けられ、
    前記複数の遊技状態のうち特定の遊技状態では、
    この特定の遊技状態の終了条件が遊技回数に基づいて管理されているとともに、前記前兆演出実行手段は、前記前兆演出中における前記非表示ハズレ回数計数手段が計数した前記非表示ハズレ回数が予め定めた規定回数に達した場合、前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数があっても当該残りの遊技回数のうち前記最終演出の遊技を除いた少なくとも一部の遊技回数の遊技を実行することなく前記最終演出を実行し、
    前記複数の遊技状態のうち前記特定の遊技状態以外の遊技状態では、
    前記前兆演出実行手段は前記前兆演出最大遊技回数の残りの遊技回数の遊技を省略することなく実行することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の遊技機。
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