JP2018011096A - 半導体装置のゲート駆動回路 - Google Patents

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栄一 塩満
Eiichi Shiomitsu
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【課題】並列接続されたIGBTのエミッタとゲート電源回路の0V端子間にそれぞれインピーダンス手段を接続した回路での過電圧発生を抑制する。【解決手段】各IGBTが導通状態となったときにIGBTの主回路に生成される寄生インダクタンスにより生じる電流を抑制するために、各IGBTのエミッタとゲート電源回路の0V端子間にそれぞれインピーダンス手段を設ける。このインピーダンス手段と並列に、同極性同士が接続されたツェナーダイオードの直列回路をそれぞれ並列に接続する。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置のゲート駆動回路に係わり、特に半導体素子を並列接続した時におけるゲート駆動回路に関するものである。
大容量の電力変換装置において、半導体素子(以下IGBTという)1個当たりの許容電流を超えるような大電流を制御する場合、図3で示すように複数のIGBTを並列接続して電流を分流させる回路が一般的に使用される。ここで、1はゲート電源回路、2はIGBT1,IGBT2による並列回路である。ゲート電源回路1からのゲート電流IG1,IG2によりIGBT1,IGBT2はそれぞれオンし、エミッタ電流IE1,IE2を流す。その際、IGBT1,IGBT2のエミッタ側(接続点A,C側)の主回路に寄生インダクタンスが存在していることで、等価的に図4のように表せる。
図5はIGBT駆動時のゲート電流とエミッタ電流を示したもので、ゲート電流IGとエミッタ電流IEは正負で逆方向に流れており、ゲート電流IGとエミッタ電流IEの絶対値が同値であればIGとIEが流れるゲート信号線を束ねて電流IGE=|IG|−|IE|を測定すると、IGE=0となり電流は観測されない。
図4より、並列接続されるIGBT1,IGBT2のエミッタ側の主回路、及びエミッタ側のゲート信号線において接続点A,B,C,Dを通るような閉回路が形成されている。IGBT1,IGBT2がターンオフする際、主回路上の寄生インダクタンスにより誘起電圧が生じるが、接続点Aと接続点Cの誘起電圧の差により、場合によっては数アンペア〜数十アンペアの大電流が点線で示すように接続点A,B,Cを通して流れる。また、ターンオン中には、並列接続されたIGBT1,IGBT2のターンオン時の内部抵抗のばらつきにより接続点A,B,Cを通して電位が高い方(接続点AまたはC)から低い方(接続点CまたはA)へ流れてしまう。図6は大電流が流れた場合の電流IGE=|IG|−|IE|の一例を示したものである。
並列接続されるIGBT間に流れる電流IGEを抑制するものとして特許文献1が公知となっている。特許文献1では図7で示すように、IGBTのエミッタ側に接続されるゲート信号線にインピーダンス手段Zとして抵抗を接続して電流IGEを抑制している。
特開平10−80132
接続点A,B,Cを通して流れる大電流を抑制するためにエミッタ側のゲート信号線にインピーダンス手段を接続した場合、電流IGEを抑制する効果は得られる。しかし、閉回路A,B,C,Dで発生する電圧が、エミッタ側のゲート信号線に接続したインピーダンス手段に印加し、ゲート電圧(IGBTのゲート端子−エミッタ端子間の電圧)に重畳することで、ゲート電圧が図9(b),(c)に示すように不安定になり、IGBTの過電圧破壊や誤動作を引き起こす可能性がある。
本発明が目的とするところは、ゲート電圧の不安定性を抑制し、信頼性が向上する半導体装置のゲート駆動回路を提供することにある。
本発明は、ゲート電源回路から複数並列接続された半導体素子の各ゲートに、ゲート電流を供給するよう構成されたゲート駆動回路であって、各半導体素子のエミッタとゲート電源回路の0V端子間にそれぞれインピーダンス手段を設けるものにおいて、
同極性同士が接続されたツェナーダイオードの直列回路を、前記各インピーダンス手段とそれぞれ並列に接続したものである。
以上のとおり、本発明によれば、IGBTのターンオフ時の大電流を抑制しつつ、よりゲート電圧の安定性向上が図れてIGBTの過電圧破壊や誤動作を防止できるものである。
本発明の実施形態を示す構成図。 本発明のゲート駆動回路の部分等価回路図。 並列接続された半導体素子のゲート駆動回路の構成図。 ゲート駆動回路の等価回路図。 ゲート電流とエミッタ電流の波形図。 寄生インダクタンスに基づく電流波形図。 電流抑制用のインピーダンス手段を用いたゲート駆動回路の構成図。 インピーダンス手段にツェナーダイオードを接続したゲート駆動回路の構成図。 ゲート信号説明図で、(a)は正常波形図、(b)は閉回路電圧が正側に重畳した波形図、(c)閉回路電圧が負側に重畳した波形図。 説明用ゲート駆動回路の部分等価回路図。
図8に、インピーダンス手段Z1,Z2と並列にツェナーダイオードZD1,ZD2を接続したゲート駆動回路を示す。図8において、例えば、IGBT1,IGBT2のゲート電圧の最大定格が±20Vであり、ゲート閾値電圧VTH(IGBTのオン動作を保証する電圧)が+10Vである場合、IGBTの誤動作を防ぐために、+VG=15V,−VG=−10Vのようにゲート電圧の最大定格(±20V)やゲート閾値電圧VTH(+10V)に対し余裕を持って電圧を出力端子−0V端子間より出力するゲート電源回路1が一般的である。なお、+VG,−VGの値は、ゲート電源回路の設計によって定まる。
図9(a)は、ゲート電源回路1が出力する電圧信号の一例である。ここで、閉回路A,B,C,Dで発生する電圧がインピーダンス手段Z1,Z2に印加された場合、図9(a)に示すゲート電源回路1が出力する電圧信号に、閉回路A,B,C,Dで発生する電圧が重畳して図9(b),(c)のように、IGBT1,IGBT2のコレクタ端子−エミッタ端子間に印加されてゲート電圧が不安定となり、IGBTの過電圧破壊や誤動作を引き起こす可能性がある。例えば図9(c)では、ゲート電圧波形の最大値は+VG=15Vを超過している。同様に、ゲート電圧波形の最小値は−VG=−10Vを超過している。これらの最大値や最小値がIGBTのゲート電圧の最大定格=±20Vを超過するとIGBTは過電圧破壊する。
図8で示すように、インピーダンス手段Z1,Z2と並列にツェナーダイオードZD1,ZD2を接続することで、過電圧破壊防止が可能となる。すなわち、図10で示す部分図で、接続点A方向から接続点A,B,を通して接続点C方向に電流が流れた場合、インピーダンス手段の電圧降下分が各IGBTのコレクタ端子−エミッタ端子間に印加されるゲート電圧に重畳する。
図10では、インピーダンス手段Z1,Z2と並列にツェナーダイオードZD1,ZD2が接続されていることから、インピーダンス手段Z1にかかる電圧がツェナー電圧を超えたときにはツェナーダイオードZD1が導通する。また、逆に、接続点C方向から接続点A方向に電流が流れた場合、インピーダンス手段Z2にかかる電圧がツェナー電圧を超えたときにはツェナーダイオードZD2が導通る。以上の動作によってインピーダンス手段Z1,Z2にかかる電圧がツェナー電圧維持用にならないよう抑制することができる。
しかし、インピーダンス手段が直列に接続され、且つツェナーダイオードが並列に接続されているため、最初に導通した一方側のインピーダンス手段を通して流れた電流と、同時に導通したツェナーダイオードを通して流れた電流の和が他方側のインピーダンス手段に流れるため、ゲート電圧が不安定となる。ゲート電圧が不安定となることは、IGBTの誤動作につながる。
図1は本発明の構成図を示したもので、インピーダンス手段Z1,Z2と並列に接続するツェナーダイオードとして、同極性同士を直列に接続したツェナーダイオードの直列回路を接続したものである。すなわち、ツェナーダイオードZD11とZD12のアノード同士(またはカソード同士)を接続した直列回路がインピーダンス手段Z1と並列に接続される。また、インピーダンス手段Z2には、ツェナーダイオードZD21とZD22がアノード同士(またはカソード同士)を接続した直列回路が並列に接続されている。
図2で示す部分図を用いて本発明の動作を説明する。ゲート電源回路1からのゲート信号によって並列接続されたIGBT1,IGBT2がオンし、回路の寄生インダクタンスにより接続点A方向から接続点A,B,を通して接続点C方向に電流が流れた場合、インピーダンス手段Z1の両端に発生する電圧がツェナー電圧以上になると、先ずツェナーダイオードZD11が導通する。
インピーダンス手段Z1と直列状態でインピーダンス手段Z2が接続されていることで、インピーダンス手段Z1及びツェナーダイオードZD11を通して流れた電流は、次のインピーダンス手段Z2を通して流れる。これによりインピーダンス手段Z2の両端電圧が上昇してツェナー電圧以上になるとツェナーダイオードZD22が導通する。つまり、インピーダンス手段Z1,Z2にかかる電圧を制限し、且つ閉回路A,B,C,Dで発生する電圧をインピーダンス手段Z1,Z2に分散させることができる。なお、接続点C方向から接続点C,B,A方向へ電流が流れる場合も同様で、Z2に電圧がかかった場合にはZD21が導通し、次いでZ1に電圧がかかった場合にはZD12が導通して発生する電圧をインピーダンス手段Z1,Z2に分散させることができる。
なお、ツェナーダイオードZD11,ZD12,ZD21,ZD22は、ツェナー電圧が2〜3Vであるものを選定する。ツェナー電圧が2Vであれば、IGBTのコレクタ端子−エミッタ端子間に印加されるゲート電圧の最大値は、+VG+2V=+15V+2V=+17V以内に抑制される。また、IGBTのコレクタ端子−エミッタ端子間に印加されるゲート電圧の最小値は、−VG−2V=10V−2V=−12V以内に抑制される。よって、IGBTのゲート電圧の最大定格=±20Vを超過していないため、IGBTの過電圧破壊を防止できる。
本発明によれば、図8で示す回路よりも、さらにゲート電圧の安定性の向上を可能としたものである。これによって、IGBTの過電圧破壊や誤動作を防止できるため、電力変換装置の信頼性が向上する。
1… ゲート電源回路
2… 半導体素子並列回路
G… ゲート抵抗
G(IG1,IG2)… ゲート電流
E(IE1,IE2)… エミッタ電流
Z(Z1,Z2)… インピーダンス手段
ZD(ZD11,ZD12,ZD21,ZD22)… ツェナーダイオード

Claims (1)

  1. ゲート電源回路から複数並列接続された半導体素子の各ゲートに、ゲート電流を供給するよう構成されたゲート駆動回路であって、各半導体素子のエミッタとゲート電源回路の0V端子間にそれぞれインピーダンス手段を設けるものにおいて、
    同極性同士が接続されたツェナーダイオードの直列回路を、前記各インピーダンス手段とそれぞれ並列に接続したことを特徴とする半導体装置のゲート駆動回路。
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