JP2018009600A - 差動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動力伝達を断続可能で、かつデフケースの重量及びサイズの増大を抑制することが可能な差動装置を提供する。【解決手段】差動装置1は、入力された駆動力を一対のサイドギヤ32に差動を許容して配分する差動機構3と、差動機構3を収容するデフケース2と、デフケース2と差動機構3のピニオンシャフト30との間で駆動力を伝達するクラッチ機構4とを備え、クラッチ機構4は、デフケース2内で差動機構3のピニオンシャフト30に対してデフケース2の軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能なスライド部材5、及びスライド部材5に軸方向への移動力を付与するアクチュエータ6を有する。スライド部材5は、一端部に第1噛み合い部51を有し、デフケース2は、円盤状の第1ケース部材21と、差動機構3を収容する有底円筒状の第2ケース部材22とを有し、第2ケース部材22は、第1噛み合い部51と対向する第2噛み合い部223を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、入力された駆動力を一対の出力部材から差動を許容して出力する差動装置に関する。
従来、入力された駆動力を一対の出力部材から差動を許容して出力する差動装置が、例えば車両のディファレンシャル装置として用いられている。この種の差動装置には、入力された駆動力の出力部材への伝達を遮断可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の差動装置は、軸状のジャーナルに支持された2つの差動歯車及び2つのサイドシャフト歯車を有する差動機構と、差動機構を収容するデフケース(ハウジング)と、デフケース内に回転可能に収容されたキャリヤエレメントと、キャリヤエレメントに固定された第2のクラッチ部と、第2のクラッチ部に噛み合い可能な第1のクラッチ部と、第1のクラッチ部を第2のクラッチ部に対して軸方向に移動させるアクチュエータとを有している。デフケースには、溶接やボルト締結によって外周面に固定された駆動歯車から駆動力が入力される。キャリヤエレメントには、2つのボアが設けられ、このボアにジャーナルが挿入され、かつ固定ピンによって固定されている。
第1のクラッチ部は、環状部と、環状部から軸方向に突出した複数の軸方向突出部とを有し、軸方向突出部の先端には第2のクラッチ部に噛み合う歯付リングセグメントが設けられている。第1のクラッチ部の環状部はデフケースの外側に配置され、軸方向突出部はデフケースの側壁に形成された軸方向孔に挿通されている。これにより、第1のクラッチ部は、デフケースに対して軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に連結されている。
アクチュエータの作動によって第1のクラッチ部が第2のクラッチ部側に軸方向移動すると、軸方向突出部の歯付リングセグメントが第2のクラッチ部に噛み合い、キャリヤエレメントがデフケースと一体に回転する。これにより、駆動歯車からデフケースに入力された駆動力が、第1のクラッチ部、第2のクラッチ部、及びキャリヤエレメントを介して差動歯車に伝達される。
一方、アクチュエータが非作動状態となると、戻しバネによって第1のクラッチ部が第2のクラッチ部から離間してこれらの噛み合いが解除され、キャリヤエレメントがデフケースに対して相対回転可能となる。これにより、デフケースから差動機構への駆動力の伝達が遮断される。
特開2015−87015号公報
特許文献1に記載の差動装置では、デフケースに入力された駆動力がその側壁を介して第1のクラッチ部に伝達される。しかし、第1のクラッチ部は軸方向突出部の先端に形成されており、第1のクラッチ部の強度を確保するためには軸方向突出部を大きくしなければならず、このため側壁に形成される軸方向突出部を挿通させるための複数の軸方向孔が大きくなってしまい、構造的に強度の確保が困難である。つまり、側壁の強度を確保して十分な駆動力を第1のクラッチ部に伝達するためには、デフケースの肉厚を厚くしなければならず、重量及びサイズの増大を招来してしまう。
そこで、本発明は、駆動力伝達を断続可能で、かつデフケースの重量及びサイズの増大を抑制することが可能な差動装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、入力部材に入力された駆動力を一対の出力部材に差動を許容して配分する差動機構と、前記差動機構を収容するデフケースと、前記デフケースと前記差動機構の前記入力部材との間で前記駆動力を伝達するクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構は、前記デフケース内で前記差動機構に対して前記デフケースの回転軸線に沿う中心軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に配置されたスライド部材、及び前記スライド部材に前記中心軸方向への移動力を付与するアクチュエータを有し、前記スライド部材は、前記中心軸方向の一端部に設けられた複数の噛み合い歯を有する第1噛み合い部を有し、前記デフケースは、円盤状の第1ケース部材と、前記差動機構を収容する円筒部及び前記円筒部の軸方向一端部から内方に延在する底部を有する有底円筒状の第2ケース部材とを有し、第2ケース部材は、前記第1噛み合い部と前記中心軸方向に対向する複数の噛み合い歯を有する第2噛み合い部を有し、前記アクチュエータの作動及び非作動によって、前記第1噛み合い部と前記第2噛み合い部とが周方向に噛み合って前記スライド部材と前記デフケースとが相対回転不能に連結される連結状態と、前記スライド部材と前記デフケースとが相対回転可能な非連結状態とが切り替わる、差動装置を提供する。
本発明によれば、デフケースの重量及びサイズの増大を抑制しながら、駆動力伝達を断続可能な差動装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る差動装置の構成例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る差動装置の分解斜視図である。 デフケースの第1ケース部材の内側の面を軸方向に見た平面図である。 デフケースの第2ケース部材を示す斜視図である。 (a)は、アクチュエータの非作動時における差動装置を示す部分断面図である。(b)は、アクチュエータの作動時における差動装置を示す部分断面図である。 第2の実施の形態に係る差動装置の構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る差動装置の分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る差動装置の第2ケース部材を示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
(差動装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る差動装置の構成例を示す断面図である。図2は、差動装置の分解斜視図である。図3は、デフケースの第1ケース部材の内側の面を軸方向に見た平面図である。図4は、デフケースの第2ケース部材を示す斜視図である。
この差動装置1は、車両のエンジン等の駆動源の駆動力を一対の出力軸に差動を許容して配分するために用いられる。より具体的には、本実施の形態に係る差動装置1は、駆動源の駆動力が常に伝達される左右一対の主駆動輪(例えば前輪)と、駆動源の駆動力が走行状態に応じて伝達される左右一対の補助駆動輪(例えば後輪)とを備えた四輪駆動車に搭載され、補助駆動輪の左右の車輪に駆動力を配分するディファレンシャル装置として用いられる。主駆動輪のみに駆動力が伝達される場合、車両が四輪駆動状態となり、主駆動輪及び補助駆動輪に駆動力が伝達される場合、車両が二輪駆動状態となる。差動装置1は、四輪駆動状態において、入力された駆動力を補助駆動輪側の左右のドライブシャフトに配分する。
差動装置1は、車体に固定されたデフキャリヤ9に一対の軸受91,92を介して回転可能に支持されたデフケース2と、デフケース2に収容された差動機構3と、デフケース2と差動機構3との間で駆動力を断続可能に伝達するクラッチ機構4とを備えている。デフケース2の内部には、差動機構3を潤滑する潤滑油(デフオイル)が導入される。
差動機構3は、入力部材としてのピニオンシャフト30と、デフケース2の回転軸線O周りに回転可能に支持された複数(4つ)のピニオンギヤ31と、一対の出力部材としての一対のサイドギヤ32とを有している。複数のピニオンギヤ31及び一対のサイドギヤ32は、傘歯車からなり、ギヤ軸を直交させて互いに噛み合っている。一対のサイドギヤ32には、左右のドライブシャフトがそれぞれ相対回転不能に連結される。なお、ピニオンギヤ31及びサイドギヤ32には、複数のギヤ歯が形成されているが、図2では、これらのギヤ歯の図示を省略している。
差動機構3は、ピニオンシャフト30に入力された駆動力を一対のサイドギヤ32に差動を許容して配分する。本実施の形態では、差動機構3が一対のピニオンシャフト30を有し、4つのピニオンギヤ31のうち2つのピニオンギヤ31が一方のピニオンシャフト30に軸支され、他の2つのピニオンギヤ31が他方のピニオンシャフト30に軸支されている。
それぞれのピニオンシャフト30は、図2に示すように、クラッチ機構4のスライド部材5に係合する一対の被係合部301と、ピニオンギヤ31に挿通される一対のピニオンギヤ支持部302と、一対のピニオンギヤ支持部302を連結する連結部303とを一体に有し、全体として軸状に形成されている。一対の被係合部301は、ピニオンシャフト30の両端部に設けられ、連結部303はピニオンシャフト30の軸方向の中央部に設けられている。一対のピニオンギヤ支持部302は、一対の被係合部301のそれぞれと連結部303との間に設けられ、ピニオンギヤ31を軸支する。
一対のピニオンシャフト30は、その軸方向の中央部において互いに噛み合わされている。具体的には、一方のピニオンシャフト30における一対のピニオンギヤ支持部302の間に形成された凹部300に他方のピニオンシャフト30の連結部303が嵌合し、かつ他方のピニオンシャフト30における一対のピニオンギヤ支持部302の間に形成された凹部300に一方のピニオンシャフト30の連結部303が嵌合している。一対のピニオンシャフト30は、デフケース2の回転軸線Oに沿って見た場合に、互いに直交している。
クラッチ機構4は、デフケース2の回転軸線Oに沿う中心軸方向に移動可能なスライド部材5と、スライド部材5に中心軸方向への移動力を付与するアクチュエータ6と、スライド部材5とアクチュエータ6との間に配置された押圧部材7と、押圧部材7とスライド部材5との間に介在するワッシャ81と、スライド部材5をアクチュエータ6側に付勢する付勢部材としてのウェーブワッシャ82とを有して構成されている。スライド部材5は、デフケース2の内側に配置されている。アクチュエータ6は、デフケース2の外側に配置されている。押圧部材7は、アクチュエータ6の移動力をスライド部材5に伝達する。スライド部材5は、押圧部材7によって中心軸方向に押圧されて移動する。
スライド部材5は、その中心軸線がデフケース2の回転軸線Oと一致する円筒状であり、差動機構3の一対のピニオンシャフト30に対して、デフケース2の回転軸線Oに沿う中心軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に配置されている。また、スライド部材5は、鋼材を鍛造して形成され、中心軸方向の一端部に設けられた複数の噛み合い歯51aを有する第1噛み合い部51、第1噛み合い部51の内方に突出して設けられた環状の内鍔部52、及びピニオンシャフト30が周方向に係合する係合部530が形成された円筒部53を一体に有している。第1噛み合い部51は、デフケース2に設けられた第2噛み合い部223(後述)と周方向に噛み合う。内鍔部52は、軸方向端面がウェーブワッシャ82に当接して、ウェーブワッシャ82の付勢力を受ける。係合部530は、円筒部53の内外周面間を貫通し、スライド部材5の中心軸方向に延びる溝として形成されている。
係合部530には、ピニオンシャフト30の両端部に設けられた被係合部301が係合する。ピニオンシャフト30の被係合部301がスライド部材5の係合部530に係合することにより、スライド部材5は、ピニオンシャフト30に対して回転軸線Oに沿う中心軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能である。複数のピニオンギヤ31は、デフケース2の回転軸線O周りにスライド部材5と共に回転(公転)可能である。本実施の形態では、一対のピニオンシャフト30のそれぞれの両端部に設けられた被係合部301がスライド部材5に係合するため、円筒部53には4つの係合部530が形成されている。
複数のピニオンギヤ31の背面31aとスライド部材5の円筒部53の内周面53aとの間には、ワッシャ33が配置されている。ワッシャ33は、ピニオンギヤ31の背面31aに対向する内面33aが部分球面状であり、スライド部材5の円筒部53の内周面53aに対向する外面33bが平面状である。ピニオンギヤ31がピニオンシャフト30を中心として回転(自転)すると、ピニオンギヤ31の背面31aがワッシャ33の内面33aを摺動する。また、スライド部材5がピニオンシャフト30に対して中心軸方向に移動すると、スライド部材5の円筒部53の内周面53aがワッシャ33の外面33bを摺動する。円筒部53の内周面53aは、ワッシャ33の外面33bを摺動する部分が平面状に形成されている。
押圧部材7は、デフケース2の外部に配置される円環部71と、円環部71からデフケース2の回転軸線Oと平行に延設された複数の突片72とを有している。本実施の形態では、押圧部材7に4つの突片72が設けられている。押圧部材7は、鋼板をプレス加工して形成され、突片72の先端部(円環部71側の基端部とは反対側の端部)が内側に屈曲されている。また、突片72の先端部とスライド部材5の円筒部53との間には、断面L字状のワッシャ81が配置されている。ワッシャ81は、円筒状の筒部811と、筒部811の軸方向一端部から内方に延在する円盤部812とを有し、筒部811がスライド部材5の円筒部53に外嵌されている。突片72の先端部は、ワッシャ81の円盤部812に当接する。
アクチュエータ6は、コイル巻線611、及びコイル巻線611をモールドするモールド樹脂部612を有する環状の電磁石61と、コイル巻線611への通電によって発生する電磁石61の磁束の磁路となるヨーク62と、モールド樹脂部612に摺接してデフケース2の回転軸線O方向に案内されるアーマチャ63とを有している。モールド樹脂部612は、回転軸線Oに沿う断面の形状が矩形状である。アーマチャ63は、コイル巻線611への通電により発生する磁力によって、デフケース2の第2噛み合い部223に第1噛み合い部51が噛み合う方向にスライド部材5を移動させる。スライド部材5は、押圧部材7を介して伝達されるアクチュエータ6の移動力によって、第1噛み合い部51が第2噛み合い部223に噛み合わされる。
電磁石61のコイル巻線611には、モールド樹脂部612に設けられたボス部612bから導出された電線613を介して図略の制御装置から励磁電流が供給される。アクチュエータ6は、コイル巻線611に励磁電流が供給されることにより作動する。ヨーク62は、低炭素鋼等の軟磁性金属からなり、モールド樹脂部612の内周面を内側から覆う円筒部621と、円筒部621の軸方向の一端部から外方に突出してモールド樹脂部612の一方の軸方向端面を覆う鍔部622とを一体に有している。ヨーク62の円筒部621の内径は、この円筒部621の内周面に対向する部分のデフケース2の外径よりも僅かに大きく形成されている。
ヨーク62の円筒部621における鍔部622とは反対側の端部には、ヨーク62に対して相対回転不能に係合する回り止め部材64と、ヨーク62に対して電磁石61及び回り止め部材64を抜け止めするストッパリング65とが配置されている。回り止め部材64は、オーステナイト系ステンレス等の非磁性金属からなり、ヨーク62の円筒部621の外周に配置される環状部641と、周方向の2箇所において環状部641から軸方向に突出する一対の突起部642とを一体に有している。
回り止め部材64は、一対の突起部642がデフキャリヤ9に形成された凹部90に係合してヨーク62を回り止めしている。また、一対の突起部642は、アーマチャ63に形成された軸方向の挿通孔632aを挿通することで、ヨーク62及びデフキャリヤ9に対してアーマチャ63を回り止めしている。それぞれの突起部642は、アーマチャ63の挿通孔632aに挿通された平板状の板部642aと、挿通孔632aよりもデフキャリヤ9の凹部90側に配置されてヨーク62に対するアーマチャ63の軸方向移動を規制する係止突起642bとを有している。本実施の形態では、係止突起642bが、板部642aの一部を切り起こすことにより形成されている。
ストッパリング65は、回り止め部材64の環状部641を電磁石61との間に挟む位置に配置され、例えば溶接によってヨーク62の円筒部621に固定されている。ストッパリング65及び回り止め部材64の環状部641のそれぞれには、電磁石61のモールド樹脂部612に設けられたボス部612bが嵌合する切り欠き65a,641aが形成されている。
アーマチャ63は、低炭素鋼等の軟磁性金属からなり、電磁石61の外周に配置される環状の外環部631と、外環部631の軸方向の一端部から内方に突出して形成された側板部632と、外環部631の軸方向の他端部から外方に突出して形成されたフランジ部633とを一体に有している。外環部631は、電磁石61を外周側から覆う円筒状である。側板部632は、電磁石61及びストッパリング65と軸方向に対向している。フランジ部633は、押圧部材7の円環部71に当接している。
アーマチャ63は、外環部631の内周面631aがモールド樹脂部612の外周面612aに接触して電磁石61に支持されている。アーマチャ63が軸方向に移動する際には、外環部631の内周面631aがモールド樹脂部612の外周面612aを摺動する。
アーマチャ63の側板部632には、回り止め部材64の一対の突起部642をそれぞれ挿通させる2つの挿通孔632a、電磁石61のボス部612bが貫通する貫通孔632b、及び潤滑油を流動させる複数(図2に示す例では10個)の油孔632cが形成されている。
デフケース2は、円盤状の第1ケース部材21と、有底円筒状の第2ケース部材22とを有している。第1ケース部材21は、第2ケース部材22の開口を閉塞している。差動機構3における一対のサイドギヤ32と第1ケース部材21及び第2ケース部材22との間には、それぞれ環板状のワッシャ34が配置されている。
第2ケース部材22は、図4に示すように、差動機構3及びスライド部材5を内側に収容する円筒部221と、円筒部221の軸方向一端部から内方に延在する底部222と、スライド部材5の第1噛み合い部51に噛み合う第2噛み合い部223と、円筒部221の軸方向他端部から外方に延在するフランジ部224とを一体に有している。円筒部221には、潤滑油を流動させる複数の油孔221aが形成されている。底部222には、一対のサイドギヤ32のうち一方のサイドギヤ32に相対回転不能に連結されるドライブシャフトが挿入されるシャフト挿入孔222a、及びウェーブワッシャ82を収容する環状溝222bが形成されている。
第2噛み合い部223は、周方向に沿って等間隔に設けられた複数の噛み合い歯223aからなり、第2ケース部材22の底部222側に設けられている。本実施の形態では、複数の噛み合い歯223aが、底部222の内面から軸方向に突出して形成されている。ウェーブワッシャ82は、スライド部材5を第2ケース部材22の底部222から離間させる方向に付勢している。
第1ケース部材21は、第2ケース部材22の底部222と軸方向に対向する円盤部211と、第2ケース部材22側のフランジ部224に突き当てられるフランジ部212とを一体に有している。第1ケース部材21のフランジ部212と第2ケース部材22のフランジ部224とは、複数のねじ20によって結合されている。円盤部211には、一対のサイドギヤ32のうち他方のサイドギヤ32に相対回転不能に連結されるドライブシャフトが挿入されるシャフト挿入孔211aが形成されている。また、円盤部211には、第2ケース部材22の底部222との対向面とは反対側の外面から軸方向に窪んで形成された環状溝211b、及び環状溝211bと連通して円盤部211を軸方向に貫通する貫通孔211cが形成されている。
第1ケース部材21の環状溝211bには、アクチュエータ6の電磁石61、ヨーク62、及びアーマチャ63のそれぞれの一部が収容されている。また、第1ケース部材21の貫通孔211cには、押圧部材7の複数の突片72が挿通されている。押圧部材7の円環部71は、環状溝211b内に配置される。
デフケース2には、第1及び第2ケース部材21,22のフランジ部212,224に固定される環状のリングギヤ23(図1参照)から駆動力が入力される。リングギヤ23は、第2ケース部材21の円筒部221におけるフランジ部224側の外周に固定されている。本実施の形態では、第1ケース部材21のフランジ部212に形成された複数のボルト挿通孔212a、及び第2ケース部材22のフランジ部224に形成された複数のボルト挿通孔224aにそれぞれ挿通された複数の締結ボルト24によって、リングギヤ23がデフケース2と一体に回転するように固定されている。締結ボルト24は、頭部241が第1ケース部材21のフランジ部212に当接し、雄ねじが形成された軸部242がボルト挿通孔212a,224aを挿通してリングギヤ23のねじ孔23aに螺合する。
(差動装置の動作)
差動装置1は、アクチュエータ6の作動及び非作動によって、第1噛み合い部51と第2噛み合い部223とが周方向に噛み合ってスライド部材5とデフケース2とが相対回転不能に連結される連結状態と、スライド部材5とデフケース2とが相対回転可能な非連結状態とが切り替わる。
図5(a)は、アクチュエータ6の非作動時における差動装置1を示す部分断面図である。図5(b)は、アクチュエータ6の作動時における差動装置1を示す部分断面図である。
電磁石61のコイル巻線611に励磁電流が供給されないアクチュエータ6の非作動時には、ウェーブワッシャ82の復元力によってスライド部材5が第1ケース部材21の円盤部211側に移動して、第1噛み合い部51と第2噛み合い部223との噛み合いが解除される。また、アーマチャ63は、電磁石61の非通電時において、スライド部材5、ワッシャ81、及び押圧部材7を介して伝達されるウェーブワッシャ82の復元力により、底部222から離間した初期位置に戻される。
このアクチュエータ6の非作動時には、デフケース2とスライド部材5が相対回転可能であるので、デフケース2から差動機構3への駆動力の伝達が遮断される。これにより、リングギヤ23からデフケース2に入力された駆動力がドライブシャフトに伝達されず、車両が二輪駆動状態となる。
一方、電磁石61のコイル巻線611に励磁電流が供給されると、図5(b)に破線で示す磁路Gに磁束が発生する。そして、電磁石61の磁力によって、アーマチャ63の側板部632がヨーク62における円筒部621の軸方向端面621aに接近するように、アーマチャ63が軸方向に移動する。これにより、押圧部材7がスライド部材5を第2ケース部材22の底部222側に押圧し、第1噛み合い部51と第2噛み合い部223とが噛み合わされる。具体的には、押圧部材7が円環部71からアーマチャ63の移動力を受け、この移動力によってスライド部材5を第2ケース部材22の底部222側に押圧する。アーマチャ63の位置は、デフキャリヤ9に固定されたポジションセンサ93(図2参照)によって検出される。
第1噛み合い部51と第2噛み合い部223とが噛み合うと、リングギヤ23からデフケース2の第2ケース部材22に入力された駆動力が、スライド部材5、差動機構3の一対のピニオンシャフト30、4つのピニオンギヤ31、及び一対のサイドギヤ32を介してドライブシャフトに伝達され、車両が四輪駆動状態となる。
制御装置は、アクチュエータ6を非作動状態から作動状態にする際、スライド部材5を速やかに移動させることが可能な大きな電流値の励磁電流を電磁石61に供給し、その後、第1噛み合い部51と第2噛み合い部211とが噛み合ったと判定されると、励磁電流の電流値を、第1噛み合い部51と第2噛み合い部211との噛み合い状態を維持することができる程度の比較的小さな電流値に低減する。これにより、消費電力の低減を図ることができる。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、デフケース2が第1ケース部材21と第2ケース部材22とを有し、第2ケース部材22が、リングギヤ23が締結されるフランジ部224と、スライド部材5の第1噛み合い部51に噛み合う第2噛み合い部223とを一体に有している。これにより、リングギヤ23から入力された駆動力が第2ケース部材22のみを介してスライド部材5に伝達され、スライド部材5から差動機構3のピニオンシャフト30に伝達される。このため、押圧部材7の複数の突片72を挿通させる複数の貫通孔211cが形成された第1ケース部材21の円盤部211が駆動力の伝達経路に含まれない。これにより、デフケース2の重量及びサイズの増大を抑制しながら、スライド部材5の軸方向移動によって駆動力伝達を断続可能とすることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6乃至図8を参照して説明する。本実施の形態に係る差動装置1Aは、デフケース2の第2ケース部材22の構成が主として異なり、その他の構成については第1の実施の形態と略同様である。このため、第2の実施の形態において、第1の実施の形態について説明したものと実質的に同様の機能を有する部材等については、図1乃至図5に用いた符号と同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図6は、第2の実施の形態に係る差動装置1Aを示す断面図である。図7は、差動装置1Aの分解斜視図である。図8は、差動装置1Aの第2ケース部材22を示す斜視図である。
第1の実施の形態では、第2ケース部材22が、円筒部221、底部222、及び第2噛み合い部223の複数の噛み合い歯223aを一体に有する場合について説明したが、本実施の形態では、第2ケース部材22が、円筒部221及び底部222を一体に有する本体部22aと、本体部22aとは別体で、第2噛み合い部223を有する別体部22bとを組み合わせてなる。本体部22aには、底部222を回転軸線Oに平行な軸方向に貫通する複数の貫通孔222c(図6参照)が形成されている。
別体部22bは、環状に形成された円環部225と、円環部225から軸方向に延びる係合部としての複数の脚軸226と、複数の脚軸226とは反対側の円環部225の軸方向端部に設けられた複数の噛み合い歯223aからなる第2噛み合い部223とを一体に有している。本実施の形態では、別体部22bに4本の脚軸226が軸方向に沿って互いに平行に延在して設けられている。それぞれの脚軸226は、本体部22aの貫通孔222cに嵌合して底部222と相対回転不能に係合する。これにより、別体部22bは、本体部22aに対して相対回転不能に結合されている。別体部22bの脚軸226は、例えば周方向のガタがないように、貫通孔222cに密嵌合される。
また、第1の実施の形態では、押圧部材7が円環部71と複数の突片72とを有し、突片72がワッシャ81を介してスライド部材5を押圧するように構成されていた。本実施の形態に係る押圧部材7は、第1の実施の形態と同様に円環部71と複数の突片72とを有しているが、円環部71がスライド部材5の円筒部53の端部に当接し、突片72の先端部がアーマチャ63の外環部631の端部に当接する。
また、第1の実施の形態では、第2ケース部材22の底部222に形成された環状溝222bにウェーブワッシャ82が収容されるように構成されていたが、本実施の形態では、別体部22bにおける円環部225とスライド部材5の内鍔部52との間にウェーブワッシャ82が配置されている。円環部225には、第2噛み合い部223よりも内側に、ウェーブワッシャ82が当接する当接面225aが形成されている。
上記のように構成された本実施の形態に係る差動装置1Aは、第1の実施の形態に係る差動装置1と同様に動作して、リングギヤ23から入力された駆動力を断続可能に差動機構3の一対のサイドギヤ32から出力する。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、第1の実施の形態について述べた作用及び効果に加え、第2ケース部材22が、本体部22aと別体部22bとを組み合わせてなり、別体部22bにおける軸方向の端部に第2噛み合い部223が形成されているので、第2噛み合い部223の加工が容易となる。また、本体部22aの底部222には、複数の貫通孔222cが形成されるが、複数の貫通孔222cの大きさを脚軸226が必要とする強度の分のみの大きさとし、底部222の強度を十分に確保することができ、第2ケース部材22の強度低下が抑制される。さらに本体部22aと別体部22bとをボルト締結や溶接等の駆動力伝達可能な結合方法で結合することも可能であり、その場合は強度低下がより抑制される。
(付記)
以上、本発明を第1及び第2の実施の形態に基づいて説明したが、上記に記載した各実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1,1A…差動装置 2…デフケース
21…第1ケース部材 22…第2ケース部材
221…円筒部 222…底部
223…第2噛み合い部 223a…噛み合い歯
226…脚軸(係合部) 22a…本体部
22b…別体部 3…差動機構
30…ピニオンシャフト(入力部材) 32…サイドギヤ(出力部材)
4…クラッチ機構 5…スライド部材
51…第1噛み合い部 51a…噛み合い歯
6…アクチュエータ 82…ウェーブワッシャ(付勢部材)

Claims (5)

  1. 入力部材に入力された駆動力を一対の出力部材に差動を許容して配分する差動機構と、
    前記差動機構を収容するデフケースと、
    前記デフケースと前記差動機構の前記入力部材との間で前記駆動力を伝達するクラッチ機構とを備え、
    前記クラッチ機構は、前記デフケース内で前記差動機構に対して前記デフケースの回転軸線に沿う中心軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に配置されたスライド部材、及び前記スライド部材に前記中心軸方向への移動力を付与するアクチュエータを有し、
    前記スライド部材は、前記中心軸方向の一端部に設けられた複数の噛み合い歯を有する第1噛み合い部を有し、
    前記デフケースは、円盤状の第1ケース部材と、前記差動機構を収容する円筒部及び前記円筒部の軸方向一端部から内方に延在する底部を有する有底円筒状の第2ケース部材とを有し、
    第2ケース部材は、前記第1噛み合い部と前記中心軸方向に対向する複数の噛み合い歯を有する第2噛み合い部を有し、
    前記アクチュエータの作動及び非作動によって、前記第1噛み合い部と前記第2噛み合い部とが周方向に噛み合って前記スライド部材と前記デフケースとが相対回転不能に連結される連結状態と、前記スライド部材と前記デフケースとが相対回転可能な非連結状態とが切り替わる、
    差動装置。
  2. 前記第2ケース部材は、前記円筒部の軸方向他端部の外周に環状のリングギヤが固定されると共に、前記底部側に前記第2噛み合い部を有する、
    請求項1に記載の差動装置。
  3. 前記第2ケース部材は、前記円筒部、前記底部、及び前記第2噛み合い部の前記複数の噛み合い歯を一体に有する、
    請求項2に記載の差動装置。
  4. 前記第2ケース部材は、前記円筒部及び前記底部を一体に有する本体部と、前記本体部の前記底部と相対回転不能に係合する係合部及び前記第2噛み合い部を一体に有する別体部とを組み合わせてなる、
    請求項2に記載の差動装置。
  5. 前記クラッチ機構は、前記スライド部材を前記第2ケース部材の前記底部から離間させる方向に付勢する付勢部材を有する、
    請求項2乃至4の何れか1項に記載の差動装置。
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