JP2018009592A - デュアルクラッチ式変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度の低下を抑えつつ、潤滑不良を効果的に防止する。【解決手段】第1クラッチ11を有する第1入力軸21と、第2クラッチ12を有する第2入力軸22と、出力軸23と、カウンタ軸24と、第1ギヤ列32、第2ギヤ列33及び、第1シンクロ機構34を有する第1スプリッタ変速部31と、第3ギヤ列36、第4ギヤ列37及び、第2シンクロ機構38を有する第2スプリッタ変速部35と、第1入力軸21と出力軸23とを選択的に結合させる第3シンクロ機構44と、カウンタ軸24に相対回転可能に設けられたギヤ及び、出力軸23に一体回転可能に設けられたギヤを含む出力ギヤ列42,43と、出力ギヤ列42,43をカウンタ軸24に選択的に結合させる第4シンクロ機構45とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、デュアルクラッチ式変速機に関する。
従来、二個のクラッチを有するデュアルクラッチ式変速機が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。一般的なデュアルクラッチ式変速機は、各クラッチに対応する奇数段及び偶数段の2系統の動力伝達機構を有し、各系統を交互に繋ぎ変えながら変速を行うように構成されている。
例えば、特許文献1には、第1カウンタ軸を挿通させる中空軸状の第2カウンタ軸に互いに離間する二個のカウンタギヤを一体形成すると共に、6速時には動力伝達経路を第1カウンタ軸から第2カウンタ軸に折り返し、各クラッチにそれぞれ対応する二列のプライマリギヤ対を変速用ギヤ列として利用することで、ギヤ数の増加を抑えつつ計6段の変速を実現させた技術が開示されている。
また、特許文献2には、上記特許文献1記載の技術に対して、同数の変速用ギヤ列でシンクロ機構の追加のみによって計8段の変速を可能にした技術が開示されている。
特表2010−531417号公報 特開2015−117793号公報
ところで、上記特許文献1記載の技術では、二個のカウンタギヤによって軸方向に長く形成された第2カウンタ軸を第1カウンタ軸にベアリングを介して軸支しているため、これら第1カウンタ軸と第2カウンタ軸との間に潤滑不良が生じやすくなる課題がある。
また、上記特許文献1記載の技術では、6速時に動力伝達経路を第2カウンタ軸によって折り返し、二列のプライマリギヤ対を変速用ギヤ列として利用するため、他の変速段のギヤ比や段間比の設定に制限が生じる等、設計の自由度が低下する課題がある。
本開示の技術は、設計の自由度の低下を抑えつつ、潤滑不良を効果的に防止することを目的とする。
本開示の技術は、駆動源からの動力を断接する第1クラッチを有する第1入力軸と、前記駆動源からの動力を断接する第2クラッチを有すると共に、前記第1入力軸が相対回転可能に挿通された第2入力軸と、前記第1入力軸と同軸に配置された出力軸と、前記第1入力軸、前記第2入力軸及び、前記出力軸と平行に配置されたカウンタ軸と、前記第2入力軸に相対回転可能に設けられた第1入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に一体回転可能に設けられて前記第1入力ギヤと噛合する第1カウンタギヤを含む第1ギヤ列と、前記第2入力軸に相対回転可能に設けられた第2入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に一体回転可能に設けられて前記第2入力ギヤと噛合する第2カウンタギヤを含む第2ギヤ列と、前記第1及び第2入力ギヤを前記第2入力軸に選択的に結合させる第1シンクロ機構とを有する第1スプリッタ変速部と、前記第1入力軸に一体回転可能に設けられた第3入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に相対回転可能に設けられて前記第3入力ギヤと噛合する第3カウンタギヤを含む第3ギヤ列と、前記第1入力軸に一体回転可能に設けられた第4入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に相対回転可能に設けられて前記第4入力ギヤと噛合する第4カウンタギヤを含む第4ギヤ列と、前記第3及び第4カウンタギヤを前記カウンタ軸に選択的に結合させる第2シンクロ機構とを有する第2スプリッタ変速部と、前記第1入力軸と前記出力軸とを選択的に結合させる第3シンクロ機構と、前記出力軸又は前記カウンタ軸の一方に相対回転可能且つ、他方に一体回転可能に設けられたギヤ対を含む少なくとも一列以上の出力ギヤ列と、前記出力ギヤ列を前記出力軸又は前記カウンタ軸に選択的に結合させる第4シンクロ機構とを備えることを特徴とする。
また、前記出力ギヤ列として、1〜4速時に前記第4シンクロ機構によって前記出力軸又は前記カウンタ軸に結合される低速段用出力ギヤ列と、6〜8速時に前記第4シンクロ機構によって前記出力軸又は前記カウンタ軸に結合される高速段用出力ギヤ列とを備え、5速時に前記第3シンクロ機構によって前記第1入力軸が前記出力軸と結合されてもよい。
また、前記第1入力軸に相対回転可能に設けられると共に、前記第3シンクロ機構によって前記第1入力軸に選択的に結合されるリバース用ギヤ列をさらに備えてもよい。
本開示の技術によれば、設計の自由度の低下を抑えつつ、潤滑不良を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の1速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の2速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の3速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の4速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の5速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の6速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の7速時の動力伝達経路を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機の8速時の動力伝達経路を説明する図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ式変速機を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、デュアルクラッチ式変速機10は、第1クラッチ11と、第2クラッチ12と、第1入力軸21と、第2入力軸22と、出力軸23と、カウンタ軸24と、一次変速機構30と、二次変速機構40とを備えている。
第1クラッチ11は、エンジン2のクランクシャフト3に一体回転可能に設けられた第1プレッシャプレート11Aと、第1入力軸21の入力側端に一体回転可能に設けられた第1クラッチディスク11Bとを備えている。第1プレッシャプレート11Aが移動して第1クラッチディスク11Bに圧接すると、エンジン2の動力は第1クラッチ11を介して第1入力軸21に伝達されるようになっている。
第2クラッチ12は、エンジン2のクランクシャフト3に一体回転可能に設けられた第2プレッシャプレート12Aと、第2入力軸22の入力側端に一体回転可能に設けられた第2クラッチディスク12Bとを備えている。第2プレッシャプレート12Aが移動して第2クラッチディスク12Bに圧接すると、エンジン2の動力は第2クラッチ12を介して第2入力軸22に伝達されるようになっている。
第1入力軸21は、何れも図示しない変速機ケース等に軸受を介して回転可能に軸支されている。第2入力軸22は、第1入力軸21を挿通させる中空軸であって、何れも図示しない変速機ケース等に軸受を介して回転可能に軸支されている。
出力軸23は、第1及び第2入力軸21,22と同軸上に第1入力軸21の出力側端から間隔を隔てて配置されており、何れも図示しない変速機ケース等に軸受を介して回転可能に軸支されている。カウンタ軸24は、各入力軸21,22及び、出力軸23と間隔を隔てて平行に配置されており、何れも図示しない変速機ケース等に軸受を介して回転可能に軸支されている。
一次変速機構30は、第1スプリッタ変速部31と、第2スプリッタ変速部35とを備えている。
第1スプリッタ変速部31は、2/6速用スプリッタギヤ列32と、4/8速用スプリッタギヤ列33と、第1シンクロ機構34とを備えている。
2/6速用スプリッタギヤ列32は、本発明の第1ギヤ列の一例であって、第2入力軸22に相対回転可能に設けられた2/6速用入力ギヤ32Aと、カウンタ軸24に一体回転可能に設けられて、2/6速用入力ギヤ32Aと常時噛合する2/6速用カウンタギヤ32Bとを有する。
4/8速用スプリッタギヤ列33は、本発明の第2ギヤ列の一例であって、第1入力軸21に相対回転可能に設けられた4/8速用入力ギヤ33Aと、カウンタ軸24に一体回転可能に設けられて、4/8速用入力ギヤ33Aと常時噛合する4/8速用カウンタギヤ33Bとを有する。
第1シンクロ機構34は、2/6速用入力ギヤ32Aと4/8速用入力ギヤ33Aとの間の第2入力軸22に一体回転可能に設けられた第1シンクロハブ34Aと、第1シンクロハブ34Aの外周歯と噛合する内周歯を有する第1シンクロスリーブ34Bと、2/6速用入力ギヤ32Aに一体回転可能に設けられた2/6速用ドグギヤ34Cと、4/8速用入力ギヤ33Aに一体回転可能に設けられた4/8速用ドグギヤ34Dと、第1シンクロハブ34Aと各ドグギヤ34C,Dとの間に設けられた図示しないシンクロナイザリングとを備えている。
第1シンクロ機構34は、図示しないシフトフォークによって第1シンクロスリーブ34Bがシフト移動されて各ドグギヤ34C,Dと噛合することで、各入力ギヤ32A,33Aを第2入力軸22に選択的に同期結合(ギヤイン)させるようになっている。
第2スプリッタ変速部35は、3/7速用スプリッタギヤ列36と、1速用スプリッタギヤ列37と、第2シンクロ機構38とを備えている。
3/7速用スプリッタギヤ列36は、本発明の第3ギヤ列の一例であって、第1入力軸21に一体回転可能に設けられた3/7速用入力ギヤ36Aと、カウンタ軸24に相対回転可能に設けられて、3/7速用入力ギヤ36Aと常時噛合する3/7速用カウンタギヤ36Bとを有する。
1速用スプリッタギヤ列37は、本発明の第4ギヤ列の一例であって、第1入力軸21に一体回転可能に設けられた1速用入力ギヤ37Aと、カウンタ軸24に相対回転可能に設けられて、1速用入力ギヤ37Aと常時噛合する1速用カウンタギヤ37Bとを有する。
第2シンクロ機構38は、3/7速用カウンタギヤ36Bと1速用カウンタギヤ37Bとの間のカウンタ軸24に一体回転可能に設けられた第2シンクロハブ38Aと、第2シンクロハブ38Aの外周歯と噛合する内周歯を有する第2シンクロスリーブ38Bと、3/7速用カウンタギヤ36Aに一体回転可能に設けられた3/7速用ドグギヤ38Cと、1速用カウンタギヤ37Bに一体回転可能に設けられた1速用ドグギヤ38Dと、第2シンクロハブ38Aと各ドグギヤ34C,Dとの間に設けられた図示しないシンクロナイザリングとを備えている。
第2シンクロ機構38は、図示しないシフトフォークによって第2シンクロスリーブ38Bがシフト移動されて各ドグギヤ38C,Dと噛合することで、各カウンタギヤ36B,37Bをカウンタ軸24に選択的に同期結合(ギヤイン)させるようになっている。
二次変速機構40は、リバース用変速ギヤ列41と、高速段用出力ギヤ列42と、低速段用出力ギヤ列43と、第3シンクロ機構44と、第4シンクロ機構45とを備えている。
リバース用変速ギヤ列41は、第1入力軸21に相対回転可能に設けられたリバース用入力ギヤ41Aと、カウンタ軸24に一体回転可能に設けられて、リバース用入力ギヤ31Aと常時噛合するリバース用カウンタギヤ41Bと、リバース用カウンタギヤ41Bと常時噛合するアイドラギヤ41Cとを有する。
高速段用出力ギヤ列42は、本発明の出力ギヤ列の一例であって、出力軸23に一体回転可能に設けられた高速段用出力ギヤ42Aと、カウンタ軸24に相対回転可能に設けられて、高速段用出力ギヤ42Aと常時噛合する高速段用カウンタギヤ42Bとを有する。
低速段用出力ギヤ列43は、本発明の出力ギヤ列の一例であって、出力軸23に一体回転可能に設けられた低速段用出力ギヤ43Aと、カウンタ軸24に相対回転可能に設けられて、低速段用出力ギヤ43Aと常時噛合する低速段用カウンタギヤ43Bとを有する。
第3シンクロ機構44は、リバース用入力ギヤ41Aと高速段用出力ギヤ42Aとの間の第1出力軸21に一体回転可能に設けられた第3シンクロハブ44Aと、第3シンクロハブ44Aの外周歯と噛合する内周歯を有する第3シンクロスリーブ44Bと、リバース用入力ギヤ41Aに一体回転可能に設けられたリバース用ドグギヤ44Cと、高速段用出力ギヤ42Aに一体回転可能に設けられた高速段用出力ドグギヤ44Dと、第3シンクロハブ44Aと各ドグギヤ44C,Dとの間に設けられた図示しないシンクロナイザリングとを備えている。
第3シンクロ機構44は、図示しないシフトフォークによって第3シンクロスリーブ44Bがシフト移動されて各ドグギヤ44C,Dと噛合することで、リバース用入力ギヤ41Aを第1入力軸21又は、高速段用出力ギヤ42Aを出力軸23に選択的に同期結合(ギヤイン)させるようになっている。
第4シンクロ機構45は、高速段用カウンタギヤ42Bと低速段用カウンタギヤ43Bとの間のカウンタ軸24に一体回転可能に設けられた第4シンクロハブ45Aと、第4シンクロハブ45Aの外周歯と噛合する内周歯を有する第4シンクロスリーブ45Bと、高速段用カウンタギヤ42Bに一体回転可能に設けられた高速段用カウンタドグギヤ45Cと、低速段用カウンタギヤ43Bに一体回転可能に設けられた低速段用カウンタドグギヤ45Dと、第4シンクロハブ45Aと各ドグギヤ45C,Dとの間に設けられた図示しないシンクロナイザリングとを備えている。
第4シンクロ機構45は、図示しないシフトフォークによって第4シンクロスリーブ45Bがシフト移動されて各ドグギヤ45C,Dと噛合することで、各カウンタギヤ42B,43Bをカウンタ軸24に選択的に同期結合(ギヤイン)させるようになっている。
次に、本実施形態のデュアルクラッチ式変速機10による各前進段の動力伝達経路を図2〜9に基づいて説明する。
図2は、1速時の動力伝達経路を示している。1速の場合は、第1クラッチ11が選択されると共に、第2シンクロ機構35によって1速用カウンタギヤ37Bとカウンタ軸24とが結合される。さらに、第4シンクロ機構45によって低速段用カウンタギヤ43Bとカウンタ軸24とが結合される。すなわち、エンジン2の動力が第1クラッチ11から第1入力軸21、1速用スプリッタギヤ列37、カウンタ軸24及び、低速段用出力ギヤ列43を介して出力軸23に伝達されることで、1速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図3は、2速時の動力伝達経路を示している。2速の場合は、1速の状態から第1シンクロ機構34によって2/6速用入力ギヤ32Aと第2入力軸22とを結合すると共に、クラッチの接続を第1クラッチ11から第2クラッチ12に切り替え、第2シンクロ機構38を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第2クラッチ12から第2入力軸22、2/6速用スプリッタギヤ列32、カウンタ軸24及び、低速段用出力ギヤ列43を介して出力軸23に伝達されることで、2速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図4は、3速時の動力伝達経路を示している。3速の場合は、2速の状態から第2シンクロ機構38によって3/7速用カウンタギヤ36Bとカウンタ軸24とを結合すると共に、クラッチの接続を第2クラッチ12から第1クラッチ11に切り替え、第1シンクロ機構34を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第1クラッチ11から第1入力軸21、3/7速用スプリッタギヤ列36、カウンタ軸24及び、低速段用出力ギヤ列43を介して出力軸23に伝達されることで、3速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図5は、4速時の動力伝達経路を示している。4速の場合は、3速の状態から第1シンクロ機構34によって4/8速用入力ギヤ33Aと第2入力軸22とを結合すると共に、クラッチの接続を第1クラッチ11から第2クラッチ12に切り替え、第2シンクロ機構38を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第2クラッチ12から第2入力軸22、4/8速用スプリッタギヤ列33、カウンタ軸24及び、低速段用出力ギヤ列43を介して出力軸23に伝達されることで、4速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図6は、5速時の動力伝達経路を示している。5速の場合は、4速の状態から第3シンクロ機構44によって第1入力軸21と出力軸23とを直結状態にすると共に、クラッチの接続を第2クラッチ12から第1クラッチ11に切り替え、第1及び第4シンクロ機構34,45を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第1クラッチ11から第1入力軸21を介して出力軸23に直接的に伝達されることで、5速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図7は、6速時の動力伝達経路を示している。6速の場合は、5速の状態から第1シンクロ機構34によって2/6速用入力ギヤ32Aと第2入力軸22とを結合すると共に、第4シンクロ機構45によって高速段用カウンタギヤ42Bとカウンタ軸24とを結合し、クラッチの接続を第1クラッチ11から第2クラッチ12に切り替えて、第3シンクロ機構44を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第2クラッチ12から第2入力軸22、2/6速用スプリッタギヤ列32、カウンタ軸24及び、高速段用出力ギヤ列42を介して出力軸23に伝達されることで、6速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図8は、7速時の動力伝達経路を示している。7速の場合は、6速の状態から第2シンクロ機構38によって3/7速用カウンタギヤ36Bとカウンタ軸24とを結合すると共に、クラッチの接続を第2クラッチ12から第1クラッチ11に切り替え、第1シンクロ機構34を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第1クラッチ11から第1入力軸21、3/7速用スプリッタギヤ列36、カウンタ軸24及び、高速段用出力ギヤ列42を介して出力軸23に伝達されることで、7速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
図9は、8速時の動力伝達経路を示している。8速の場合は、7速の状態から第1シンクロ機構34によって4/8速用入力ギヤ33Aと第2入力軸22とを結合すると共に、クラッチの接続を第1クラッチ11から第2クラッチ12に切り替え、第2シンクロ機構38を中立位置に戻すことで実現される。すなわち、エンジン2の動力が第2クラッチ12から第2入力軸22、4/8速用スプリッタギヤ列33、カウンタ軸24及び、高速段用出力ギヤ列42を介して出力軸23に伝達されることで、8速の動力伝達経路が確立されるようになっている。
以上のように構成された本実施形態のデュアルクラッチ式変速機10によれば、第2スプリッタ変速部35の各カウンタギヤ36B,37Bを一体形成することなく別体に設けたことで、各カウンタギヤ36B,37Bがカウンタ軸24に単独で支持されるようになり、各カウンタギヤ36B,37Bとカウンタ軸24との間の潤滑不良を効果的に防止することができる。また、特許文献1,2記載の技術のようなギヤ比の設定に制限が生じないため、設計の自由度を効果的に向上することができる。
また、本実施形態と同数の8段変速が可能な特許文献2記載の技術に対しては、変速用ギヤ列が一列追加されるが、シンクロ機構及び、これに付随するシンクロリング、ドグギヤ、シフトロッド、シフトフォーク等の部品を削減することが可能となり、コストの上昇を効果的に抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、2/6速用スプリッタギヤ列32と4/8速用スプリッタギヤ列33、3/7速用スプリッタギヤ列36と1速用スプリッタギヤ列37、高速段用出力ギヤ列42と低速段用出力ギヤ列43は、それらの配置関係を入れ替えて構成してもよい。また、高速段用出力ギヤ列42及び、低速段用出力ギヤ列43は、出力軸23に相対回転可能に設けられるものであってもよい。この場合は、第4シンクロ機構45を出力軸23に設ければよい。
2 エンジン
10 デュアルクラッチ式変速機
11 第1クラッチ
12 第2クラッチ
21 第1入力軸
22 第2入力軸
23 出力軸
24 カウンタ軸
30 一次変速機構
31 第1スプリッタ変速部
32 2/6速用スプリッタギヤ列
33 4/8速用スプリッタギヤ列
34 第1シンクロ機構
35 第2スプリッタ変速部
36 3/7速用スプリッタギヤ列
37 1速用スプリッタギヤ列
38 第2シンクロ機構
40 二次変速機構
41 リバース用変速ギヤ列
42 高速段用出力ギヤ列
43 低速段用出力ギヤ列
44 第3シンクロ機構
45 第4シンクロ機構

Claims (3)

  1. 駆動源からの動力を断接する第1クラッチを有する第1入力軸と、
    前記駆動源からの動力を断接する第2クラッチを有すると共に、前記第1入力軸が相対回転可能に挿通された第2入力軸と、
    前記第1入力軸と同軸に配置された出力軸と、
    前記第1入力軸、前記第2入力軸及び、前記出力軸と平行に配置されたカウンタ軸と、
    前記第2入力軸に相対回転可能に設けられた第1入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に一体回転可能に設けられて前記第1入力ギヤと噛合する第1カウンタギヤを含む第1ギヤ列と、前記第2入力軸に相対回転可能に設けられた第2入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に一体回転可能に設けられて前記第2入力ギヤと噛合する第2カウンタギヤを含む第2ギヤ列と、前記第1及び第2入力ギヤを前記第2入力軸に選択的に結合させる第1シンクロ機構とを有する第1スプリッタ変速部と、
    前記第1入力軸に一体回転可能に設けられた第3入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に相対回転可能に設けられて前記第3入力ギヤと噛合する第3カウンタギヤを含む第3ギヤ列と、前記第1入力軸に一体回転可能に設けられた第4入力ギヤ及び、前記カウンタ軸に相対回転可能に設けられて前記第4入力ギヤと噛合する第4カウンタギヤを含む第4ギヤ列と、前記第3及び第4カウンタギヤを前記カウンタ軸に選択的に結合させる第2シンクロ機構とを有する第2スプリッタ変速部と、
    前記第1入力軸と前記出力軸とを選択的に結合させる第3シンクロ機構と、
    前記出力軸又は前記カウンタ軸の一方に相対回転可能且つ、他方に一体回転可能に設けられたギヤ対を含む少なくとも一列以上の出力ギヤ列と、
    前記出力ギヤ列を前記出力軸又は前記カウンタ軸に選択的に結合させる第4シンクロ機構と、を備える
    ことを特徴とするデュアルクラッチ式変速機。
  2. 前記出力ギヤ列として、1〜4速時に前記第4シンクロ機構によって前記出力軸又は前記カウンタ軸に結合される低速段用出力ギヤ列と、6〜8速時に前記第4シンクロ機構によって前記出力軸又は前記カウンタ軸に結合される高速段用出力ギヤ列とを備え、5速時に前記第3シンクロ機構によって前記第1入力軸が前記出力軸と結合される
    請求項1に記載のデュアルクラッチ式変速機。
  3. 前記第1入力軸に相対回転可能に設けられると共に、前記第3シンクロ機構によって前記第1入力軸に選択的に結合されるリバース用ギヤ列をさらに備える
    請求項1又は2に記載のデュアルクラッチ式変速機。
JP2016136939A 2016-07-11 2016-07-11 デュアルクラッチ式変速機 Active JP6729104B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110864088A (zh) * 2018-08-28 2020-03-06 长城汽车股份有限公司 变速机构、双离合变速器和车辆

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