JP2018009087A - 粘着付与剤エマルジョンおよび水性粘着剤樹脂組成物 - Google Patents

粘着付与剤エマルジョンおよび水性粘着剤樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な乳化安定性を有し、且つ優れた耐水性を有する粘着剤樹脂層を形成することができる水性粘着剤樹脂組成物、および当該水性粘着剤樹脂組成物に用いられる粘着付与剤エマルジョンの提供。【解決手段】反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とを含有し、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤との質量比が1/99〜30/70であり、前記反応性高分子乳化剤(A)が、エポキシ基を有する単量体(a1)を1〜60モル%、請求項1の一般式(1)で示される単量体(a2)を40〜99モル%含有する単量体混合物の重合体であることを特徴とする粘着付与剤エマルジョン。アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョン(但し、アクリル系重合体エマルジョンを除く。)からなる群より選ばれる少なくとも1種のベースポリマーと、請求項1に記載の粘着付与剤エマルジョンとを含有し、前記ベースポリマーと前記粘着付与剤エマルジョンとの質量比が固形分換算で60/40〜99/1であることを特徴とする水性粘着剤樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、粘着付与剤エマルジョンおよび水性粘着剤樹脂組成物に関し、より詳細には、粘着付与剤を含有する粘着付与剤エマルジョン、および当該粘着付与剤エマルジョンを含有する水性粘着剤樹脂組成物に関する。
粘着剤は、包装、建築、建材、自動車、電子部品などの産業分野から一般家庭まで幅広く使用されている。特に、アクリル系粘着剤は耐老化性、耐候性および透明性に優れることから、従来の粘着剤では適用できなかった分野までも応用範囲を拡げている。またアクリル系粘着剤では、分子量や共重合モノマーを設計することで、目的にあった粘着特性を比較的容易に得ることができる。
アクリル系粘着剤は溶剤系と水系に大別できるが、近年では大気汚染がないこと、安全衛生に優れていること等の利点から、溶剤系から水系に転換されつつある。水性粘着剤は、一般に、ベースポリマーエマルジョン、当該ベースポリマーにタック等の粘着特性を付与するための粘着付与剤エマルジョン、その他の添加剤などから構成されている。当該ベースポリマーエマルジョンとしては、アクリル系重合体エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、天然ゴムラテックス、クロロプレンラテックス等が知られ、粘着付与剤としては、ロジン類、ロジン誘導体、石油系樹脂、テルペン系樹脂、フェノール樹脂、ロジンフェノール樹脂、ケトン樹脂等が知られている。
しかしながら水性粘着剤は、溶剤型粘着剤と比較し、耐水性などが劣るといった問題があった。
このような問題を解決する方法として、ベンゼン環を構造中に含むノニオン性乳化剤を使用し粘着付与剤樹脂エマルジョンを得る方法(例えば、特許文献1)が提案されている。また、高分子乳化剤と有機スルホン酸塩または硫酸エステル塩を併用する方法(例えば、特許文献2)、高分子乳化剤とノニオン性乳化剤を併用する方法(例えば、特許文献3)などが提案されている。
以上のような従来技術では、乳化安定性や耐水性の向上が期待できるものの、さらなる改良が要求されている。
特開平11−61087号公報 特開2005−200440号公報 特開2007−126546号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は良好な乳化安定性を有し、且つ優れた耐水性を有する粘着剤樹脂層を形成することができる水性粘着剤樹脂組成物、および当該水性粘着剤樹脂組成物に用いられる粘着付与剤エマルジョンを提供することである。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、水性粘着剤樹脂組成物において、特定構造の共重合体を含有する粘着付与剤エマルジョンを用いることにより、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とを含有し、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤との質量比が1/99〜30/70であり、
前記反応性高分子乳化剤(A)が、エポキシ基を有する単量体(a1)を1〜60モル%、下記一般式(1)で示される単量体(a2)を40〜99モル%含有する単量体混合物の重合体であることを特徴とする粘着付与剤エマルジョンである。
Figure 2018009087
(式中、n=2〜90、XおよびYはそれぞれ独立してHまたはCHを示す。ZはHまたは炭素数18以下のアルキル基を示す。)
また、本発明は、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョン(但し、アクリル系重合体エマルジョンを除く。)からなる群より選ばれる少なくとも1種のベースポリマーと、上記粘着付与剤エマルジョンとを含有し、前記ベースポリマーと前記粘着付与剤エマルジョンとの質量比が固形分換算で60/40〜99/1であることを特徴とする水性粘着剤樹脂組成物である。
本発明の粘着付与剤エマルジョンは良好な乳化安定性を有するとともに、ベースポリマーから形成される粘着剤樹脂層に優れた耐水性を付与することができる。また本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、本発明の粘着付与剤エマルジョンとベースポリマーを含有するので、乳化安定性に優れるとともに、水性粘着剤樹脂組成物に硬化剤を含有させることにより、優れた耐水性を有する粘着剤樹脂層を形成することができる。
本発明の粘着付与剤エマルジョンは、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とを含有する。以下、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とについて説明する。
なお、本明細書において(メタ)アクリレートは、アクリレートまたはメタクリレートを表す。
〔反応性高分子乳化剤(A)〕
本発明で用いられる反応性高分子乳化剤(A)は、エポキシ基を有する単量体(a1)と、上記一般式(1)で示される単量体(a2)とを含有する単量体混合物を重合して得られる重合体である。
エポキシ基を有する単量体(a1)としては、脂肪族エポキシ基含有重合性不飽和単量体や脂環式エポキシ基含有重合性不飽和単量体が用いられ、具体的には、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルα−エチルアクリレート、グリシジルα−n−プロピルアクリレート、グリシジルα−n−ブチルアクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチルα−エチルアクリレート、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロへキシルメチルメタクリレート等が挙げられ、共重合反応性および入手の容易性から、グリシジルメタクリレート、3,4−エポキシシクロへキシルメチルメタクリレートが好ましい。
単量体(a1)は1種類を単独で用いても良く、2種類以上を併用しても良い。
単量体(a2)は一般式(1)で示される単量体である。
式中、XおよびYはそれぞれ独立してHまたはCHを示し、XとYは同じであっても異なっていてもよいが、それぞれ、XはCHが好ましく、YはCHが好ましい。
ZはHまたは炭素数18以下、好ましくは1〜12、特に好ましくは1〜4のアルキル基であり、例えば、メチル(CH)、エチル、イソプロピル、ブチルなどが挙げられる。Zとしては、工業的な入手のしやすさから、HまたはCHが好ましく、特にCHが好ましい。
nは2〜90であり、好ましくは3〜60、特に好ましくは4〜30である。nが小さすぎると、得られる共重合体の親水性が低くなり粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性が低下するおそれがある。また、nが大きすぎると、水性粘着剤樹脂組成物から形成される粘着剤樹脂層の耐水性が低下するおそれがある。
単量体(a2)は1種類を単独で用いても良く、2種類以上を併用しても良いが、屈曲性と接着性のバランスをとる観点からは2種類以上を併用するほうが好ましい。特に2種類を併用する場合は、nが2〜8の単量体とnが9〜90の単量体とを併用することが好ましく、nが4〜8の単量体とnが9〜30の単量体とを併用することが特に好ましい。
単量体混合物におけるエポキシ基を有する単量体(a1)の含有量は、1〜60モル%であり、好ましくは3〜40モル%であり、特に好ましくは5〜30モル%、さらに好ましくは10〜20モル%である。
また、単量体混合物における単量体(a2)の含有量は、40〜99モル%であり、好ましくは60〜97モル%であり、特に好ましくは70〜95モル%であり、さらに好ましくは80〜90モル%である。
したがって、エポキシ基を有する単量体(a1)および単量体(a2)の合計含有量を100モル%とした場合、単量体混合物におけるエポキシ基を有する単量体(a1)と単量体(a2)との含有比率は、1/99〜60/40であり、好ましくは3/97〜40/60、特に好ましくは5/95〜30/70、さらに好ましくは10/90〜20/80である。
単量体混合物におけるエポキシ基を有する単量体(a1)および単量体(a2)の含有量を上記範囲とすることで、粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性と、水性粘着剤樹脂組成物から形成される粘着剤樹脂層の耐水性を両立することができる。
なお、一般式(1)で示される単量体(a2)の2種類以上を併用する場合、例えば、nが2〜8の単量体と9〜90の単量体との2種類を併用する場合、両者の含有比率〔(nが2〜8の単量体)/(nが9〜90の単量体)〕は、好ましくは1/10〜10/1、特に好ましくは1/5〜5/1である。
単量体混合物には、エポキシ基を有する単量体(a1)および単量体(a2)とともに、その他の単量体を含有していてもよい。その他の単量体は、上記単量体(a1)および単量体(a2)以外の単量体であり、例えば、スチレン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミドなどを挙げることができる。その他の単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
単量体混合物におけるその他の単量体の含有量は、好ましくは15モル%以下(0〜15モル%)であり、特に好ましくは10モル%以下(0〜10モル%)であり、さらに好ましくは5モル%以下(0〜5モル%)である。すなわち、エポキシ基を有する単量体(a1)と単量体(a2)の総含有量は、単量体混合物において、好ましくは85モル%以上(85〜100モル%)であり、特に好ましくは90モル%以上(90〜100モル%)であり、さらに好ましくは95モル%以上(95〜100モル%)である。
次に、上記単量体混合物を重合して反応性高分子乳化剤(A)を製造する方法について説明する。
本発明における反応性高分子乳化剤(A)は、エポキシ基を有する単量体(a1)および単量体(a2)を少なくとも含有する単量体混合物を例えばラジカル重合させることにより得られる。重合は公知の方法で行うことができる。例えば、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などが挙げられるが、重量平均分子量を後記の範囲内に調整しやすいという面で、溶液重合が好ましい。
重合に際しては重合開始剤を用いることができ、かかる重合開始剤としては公知のものを使用することができる。例えば、ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどの有機過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系重合開始剤などを挙げることができる。これらの重合開始剤は1種類のみを用いても2種以上を併用してもよい。
重合開始剤の使用量は、用いる単量体の組み合わせや、反応条件などに応じて適宜設定することができる。
なお、重合開始剤を投入するに際しては、例えば、全量一括仕込みしてもよいし、一部を一括仕込みして残りを滴下してもよく、全量を滴下してもよい。また、前記単量体とともに重合開始剤を滴下すると、反応の制御が容易となるので好ましく、さらに単量体滴下後も重合開始剤を添加すると、残存単量体を低減できるので好ましい。
溶液重合の際に使用する重合溶媒としては、単量体と重合開始剤が溶解するものを使用することができ、具体的には、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどを挙げることができる。
重合溶媒に対する単量体混合物の濃度は、10〜60質量%が好ましく、特に好ましくは20〜50質量%である。単量体混合物の濃度が低すぎると、単量体が残存しやすく、得られる重合体の分子量が低下するおそれがあり、濃度が高すぎると発熱を制御し難くなるおそれがある。
単量体を投入するに際しては、例えば、全量一括仕込みしても良いし、一部を一括仕込みして残りを滴下しても良いし、全量を滴下しても良い。発熱の制御しやすさから、一部を一括仕込みして残りを滴下するか、または全量を滴下するのが好ましい。
重合温度は、重合溶媒の種類に依存し、例えば、50℃〜110℃である。
重合時間は、重合開始剤の種類と重合温度に依存し、例えば、重合開始剤としてジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートを使用し、重合温度を70℃として重合する場合であれば、重合時間は6時間が適当である。
以上の重合反応を行なうことにより、反応性高分子乳化剤(A)としての重合体が得られる。得られた重合体は、そのまま水性粘着剤樹脂組成物の調製に用いてもよいし、重合反応後の反応液からろ取や精製を施して単離してもよい。
反応性高分子乳化剤(A)の重量平均分子量は、ポリスチレン換算で、好ましくは3,000〜100,000であり、特に好ましくは5,000〜50,000、さらに好ましくは7,000〜30,000である。重量平均分子量が小さすぎると、水性粘着剤樹脂組成物から形成される粘着剤樹脂層の耐水性が低下するおそれがあり、重量平均分子量が大きすぎると、粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性が低下するおそれがある。
なお、反応性高分子乳化剤(A)の重量平均分子量は、例えば、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定することができる。
〔粘着付与剤〕
本発明において粘着付与剤としては、各種公知のものを使用できる。例えば、ロジン類、ロジン誘導体、石油系樹脂、テルペン系樹脂等が挙げられ、これらの1種を単独でまたは2種以上を混合物として使用できる。
ロジン類としては、例えば、ガムロジン、ウッドロジンもしくはトール油ロジンの原料ロジンまたは前記原料ロジンを不均化もしくは水素添加処理した安定化ロジンや重合ロジン等が挙げられる。
また、ロジン誘導体としては、例えば、ロジンエステル類、ロジンフェノール類が挙げられる。
ロジンエステル類としては、例えば、前記ロジン類と多価アルコールとをエステル化反応させて得られたロジンエステル、原料ロジンを部分的にフマル化もしくはマレイン化し、次いでエステル化して得られる部分マレイン化もしくは部分フマル化ロジンの多価アルコールエステル、原料ロジンを部分的にフマル化もしくはマレイン化させた後、不均化し、次いでエステル化して得られる部分マレイン化もしくは部分フマル化不均化ロジンの多価アルコールエステル等が挙げられる。
また、ロジンフェノール類とは、ロジン類にフェノール類を付加させ熱重合したもの、または次いでエステル化したものをいう。
なお、前記エステル化に用いられる多価アルコールは、特に制限はされず、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、ペンタエリスリトール等の各種公知のものを例示できる。
また、石油系樹脂としては、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、C5−C9共重合系石油樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデン系樹脂、ピュアモノマー樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂およびこれらの水素化物等を例示できる。
テルペン系樹脂としては、α−ピネン樹脂、β−ピネン樹脂や、α−ピネン、β−ピネン等のテルペン類とスチレン等の芳香族モノマーを共重合させた芳香族変性のテルペン系樹脂およびこれらの水素化物等を例示できる。
これら粘着付与剤の中では、基材への密着性が向上するため、ロジン誘導体であるロジンエステル類、ロジンフェノール類が好ましい。
〔粘着付与剤エマルジョン〕
本発明の粘着付与剤エマルジョンは、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とを含有し、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤との質量比(反応性高分子乳化剤(A)/粘着付与剤)が1/99〜30/70であり、好ましくは5/95〜20/80である。
本発明の粘着付与剤エマルジョンは、通常、水をさらに含有する。かかる水としては、例えば、水道水、工業用水、脱イオン水が挙げられる。
また、粘着付与剤エマルジョンにおける固形分濃度は、乳化安定性の面で、30〜90質量%が好ましく、特に好ましくは40〜85質量%であり、さらに好ましくは45〜80質量%である。
本発明の粘着付与剤エマルジョンは、場合により、硬化剤、添加剤などのさらなる構成成分を含有していてもよい。
硬化剤としては、公知のエポキシ樹脂用硬化剤を使用することができる。具体的には、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、フェニレンジアミン、ペンタエチレンヘキサミン、テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、メタキシレンジアミン、イソホロンジアミン、ノルボルネンジアミンなどのアミン類、ポリカルボン酸類、ポリカルボン酸無水物類、フェニルイミダゾールなどのイミダゾール類、ポリメルカプタン類、ポリアミド樹脂、ジシアンジアミド類、アジピン酸ジヒドラジドなどのジヒドラジド類等が挙げられる。
添加剤としては、可塑剤、防腐剤、防錆剤、凍結溶融安定剤、顔料、着色剤、充填剤、濡れ剤、消泡剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。
粘着付与剤を乳化して本発明の粘着付与剤エマルジョンを製造する方法としては、例えば、高圧乳化法、反転乳化法等を用いることができる。
具体的には、上記粘着付与剤の樹脂をベンゼン、トルエン等の溶剤に溶解し、前記反応性高分子乳化剤(A)および軟水を添加し、高圧乳化機を用いてエマルジョン化したのち減圧下に前記溶剤を除去する方法;粘着付与剤の樹脂に少量のベンゼン、トルエン等の溶剤を混合し、つづいて反応性高分子乳化剤(A)を練り込み、さらに熱水を徐々に添加し、転相乳化させてエマルジョンを得たのち前記溶剤を減圧下に除去またはそのまま使用する方法;加圧下または常圧下にて粘着付与剤の樹脂の軟化点以上に昇温して反応性高分子乳化剤(A)を練り込み、熱水を徐々に添加し、転相乳化させてエマルジョン化する方法等を挙げることができる。
〔水性粘着剤樹脂組成物〕
本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、ベースポリマーと上記粘着付与剤エマルジョンを含有する。
(ベースポリマー)
本発明で用いられるベースポリマーは、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョン(但し、アクリル系重合体エマルジョンを除く。)からなる群より選ばれる少なくとも1種のベースポリマーであり、ベースポリマーの1種を単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。
上記アクリル系重合体エマルジョンとしては、一般に各種のアクリル系粘着剤等に使用されているもの使用でき、例えば、(メタ)アクリル酸エステルを重合することにより製造されたエマルジョンを使用することができる。
また、上記ゴム系ラテックスとしては、水系粘着剤組成物や水系接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用できる。例えば、天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテックス等が挙げられる。
さらに、上記合成樹脂系エマルジョンは、上記アクリル系重合体エマルジョンを除く合成樹脂系エマルジョンであり、例えば、水系粘着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用することができる。例えば、酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等の合成樹脂エマルジョンが挙げられる。
本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、ベースポリマーと粘着付与剤エマルジョンとの質量比(ベースポリマー/粘着付与剤エマルジョン)が固形分換算で60/40〜99/1であり、粘着特性の観点から、70/30〜98/2であることが好ましい。
本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、ベースポリマーと粘着付与剤エマルジョンからなり、さらに水を含有する水性粘着剤組成物である。これらのほかに、必要に応じて、硬化剤、消泡剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐水化剤、造膜助剤、保水剤等を含有していてもよい。
本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、被着体の表面に塗布し、加熱または乾燥を行なうことにより粘着剤樹脂層が製膜される。加熱または乾燥時の条件は、製膜する粘着剤樹脂層の厚みなどにより適宜設定することができ、例えば厚さ5〜50μmの粘着剤樹脂層を製膜する場合、温度は例えば10〜120℃であり、時間は例えば0.1〜10時間である。
本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、例えば、建材に関わる広範な用途に使用することができ、具体的には、コンクリート、セメントモルタル、各種金属、皮革、ガラス等の材料に対する接着剤として使用することができる。本発明の水性粘着剤樹脂組成物は、乳化安定性に優れるとともに、本発明の水性粘着剤樹脂組成物から得られる粘着剤樹脂層が耐水性に優れていることから、特に屋外用の接着剤として用いることが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下において「%」および「部」は質量基準である。
実施例および比較例にて使用した単量体の名称と略号を下記に示す。
GMA:グリシジルメタクリレート
M−100:3,4- エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート
PME−200:メトキシポリエチレングリコール#200メタクリレート:一般式(1)においてX=CH、Y=H、Z=CH、n=4
PME−1000:メトキシポリエチレングリコール#1000メタクリレート:一般式(1)においてX=CH、Y=H、Z=CH、n=23
PLE−1300:ラウロキシポリエチレングリコール#1300メタクリレート:一般式(1)においてX=CH、Y=H、Z=C1225、n=30
AN:アクリロニトリル
実施例および比較例にて使用した粘着付与剤とベースポリマーの名称と略号を下記に示す。
A−100:粘着付与剤(ロジンエステル類)
製品名:スーパーエステルA−100(荒川化学工業(株)製)
HV−C:ベースポリマー(アクリル系重合体エマルジョン)
製品名:アロンタックHV−C 9500(東亞合成(株)製)、固形分62%
(合成例1)
<反応性高分子乳化剤(A−1)>
撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロートおよび窒素導入管を取り付けた1Lセパラブルフラスコにイソプロパノール200gを仕込み、窒素置換により窒素雰囲気下とした。GMA(製品名:ブレンマーG(日油(株)製))14.6gとPME−200(製品名:ブレンマーPME−200(日油(株)製))56.8g、PME−1000(製品名:ブレンマーPME−1000(日油(株)製))228.7gを混合した単量体混合物、およびイソプロパノール100gとジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート(製品名:パーロイルTCP(日油(株)製))10gを混合した重合開始剤溶液をそれぞれ調製した。
反応容器内を70℃まで昇温し、単量体溶液および重合開始剤溶液を同時にそれぞれ3時間かけて滴下した。その後、70℃で3時間反応させた。ついで、60℃減圧下で180分かけ脱溶剤することで、重量平均分子量24,600の反応性高分子乳化剤(A−1)を得た。重量平均分子量は下記条件により測定した。
〔重量平均分子量の測定〕
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて以下の条件により反応性高分子乳化剤の重量平均分子量を求めた。
装置:東ソー(株)社製、HLC−8220
カラム:shodex社製、LF−804
標準物質:ポリエチレングリコール
溶離液:THF(テトラヒドロフラン)
流量:1.0ml/min
カラム温度:40℃
検出器:RI(示差屈折率検出器)
(合成例2)
<反応性高分子乳化剤(A−2)>
合成例1の単量体混合物を、GMAを15.3g、PME−200を44.4g、PME−1000を237.6g、アクリロニトリル(製品名:アクリロニトリル(キシダ化学(株)製)を2.7g混合した単量体混合物に変更したこと以外は、合成例1と同様の手法で、重量平均分子量24,000の反応性高分子乳化剤(A−2)を得た。
(合成例3)
<反応性高分子乳化剤(A−3)>
合成例1の単量体混合物を、M−100(製品名:サイクロマーM−100((株)ダイセル製)を2.8g、PME−200を15.9g、PME−1000を144.6g、PLE−1300(製品名:ブレンマーPLE−1300(日油(株)製))を136.5g混合した単量体混合物に変更したこと以外は、合成例1と同様の手法で、重量平均分子量27,100の反応性高分子乳化剤(A−3)を得た。
(合成例4)
<反応性高分子乳化剤(A−4)>
合成例1の単量体混合物を、PME−200を60.0g、PME−1000を240.0g混合した単量体混合物に変更したこと以外は、合成例1と同様の手法で、重量平均分子量23,800の反応性高分子乳化剤(A−4)を得た。
(合成例5)
<反応性高分子乳化剤(A−5)>
合成例1の単量体混合物を、GMAを240.0g、PME−200を60.0g、PME−1000を0g混合した単量体混合物に変更したこと以外は、合成例1と同様の手法で、重量平均分子量30,800の反応性高分子乳化剤(A−5)を得た。
上記合成例で示した反応性高分子乳化剤の組成、重量平均分子量を表1にまとめた。
Figure 2018009087
(実施例1)
粘着付与剤(A−100)70部とトルエン50部を混合し、さらに反応性高分子乳化剤(A−1)30部を加え80℃で撹拌した。この混合物にイオン交換水100部を添加し、1時間撹拌した後、減圧することでトルエンを留去し、水で固形分を50%に調整し、粘着付与剤エマルジョンを得た。
ベースポリマー(HV−C)80部(固形分換算)に前記粘着付与剤エマルジョン20部(固形分換算)、硬化剤としてジベンゾイルアミン(2部)を加え混合した後、水で固形分を50%に調整し、水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を下記の条件で行った。
〔乳化安定性の評価〕
50mLスクリュー管に水性粘着剤樹脂組成物を30g入れ、23℃で7日間放置した。放置後の状態を目視で観察し、以下の基準にて評価した。
○:均一な乳化状態を維持しているもの
△:わずかに分離がみられるもの
×:分離または沈殿しているもの
評価が「○」のものを合格とした。
〔耐水性の評価〕
耐水性を全光線透過率および密着性にて評価した。
・全光線透過率
水性粘着剤樹脂組成物を乾燥膜厚25μmになるように5cm×5cmのポリエステル(PET)フィルムに塗布し、100℃で1時間乾燥させ試験片を作製した。
得られた試験片を23℃でイオン交換水に1時間浸漬し、浸漬前後の粘着剤樹脂層の全光線透過率を、日本電色工業(株)製ヘイズメーターNDH−5000を用いて測定した。
ベースポリマーのみで作製した試験片の浸漬後の全光線透過率を標準値とし、下記式により比較し、評価した。
全光線透過率変化=試験片の全光線透過率−標準値
◎:全光線透過率変化が1%未満
○:全光線透過率変化が1%以上5%未満
△:全光線透過率変化が5%以上10%未満
×:全光線透過率変化が10%以上
評価が「◎」および「○」のものを合格とした。
・密着性
水性粘着剤樹脂組成物を乾燥膜厚25μmになるように5cm×5cmのポリエステル(PET)フィルムに塗布し、100℃で1時間乾燥させ試験片を作製した。
得られた試験片を23℃でイオン交換水に1時間浸漬し、目視および触指にて浸漬後の粘着剤樹脂層の密着性を以下の基準にて評価した。
◎:目視で剥がれ・浮きがなく、触指でも剥がれがないもの
○:目視で剥がれ・浮きがなく、触指でわずかに剥がれが生じるもの
△:目視で剥がれ・浮きがわずかに認められるもの、触指で剥がれが生じるもの
×:目視で剥がれ・浮きが認められるもの
評価が「◎」および「○」のものを合格とした。
〔粘着性の評価〕
水性粘着剤樹脂組成物をバーコーターにて乾燥膜厚25μmになるようにポリエステル(PET)フィルムに塗布し、100℃で1時間乾燥させた。
得られたシートを幅25mmに切断し、被着体のポリエステルフィルムに貼り合せ、23℃で1時間保管後、180°剥離テストを引っ張り速度300mm/分で行い粘着力(N/25mm)を測定した。
(実施例2)
粘着付与剤(A−100)を90部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を10部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(実施例3)
粘着付与剤(A−100)を95部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を(A−2)5部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(実施例4)
粘着付与剤(A−100)を90部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を(A−3)10部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(実施例5)
粘着付与剤(A−100)を95部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を(A−3)5部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(比較例1)
粘着付与剤エマルジョンを添加せず、ベースポリマー(HV−C)のみで耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(比較例2)
粘着付与剤(A−100)を90部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を(A−4)10部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(比較例3)
粘着付与剤(A−100)を90部に、反応性高分子乳化剤(A−1)を(A−5)10部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
(比較例4)
粘着付与剤(A−100)を90部に、反応性高分子乳化剤(A−1)をSLS(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、製品名:パーソフトEF,日油(株)製)10部に変更したこと以外は、実施例1と同様の手法で固形分50%の粘着付与剤エマルジョンを調製した。当該粘着付与剤エマルジョンを用いて実施例1と同様の手法で固形分50%の水性粘着剤樹脂組成物を得た。
粘着付与剤エマルジョンの乳化安定性、水性粘着剤樹脂組成物の耐水性、粘着性の評価を実施例1の条件で行った。
実施例1〜5における乳化安定性の評価結果を表2−1に、耐水性および粘着性の評価結果を表2−2に、比較例1〜4における乳化安定性の評価結果を表3−1に、耐水性および粘着性の評価結果を表3−2にそれぞれまとめた。
Figure 2018009087
Figure 2018009087
Figure 2018009087
Figure 2018009087
本発明の水性粘着剤樹脂組成物に係る実施例1〜5では、いずれも乳化安定性が良好であり、粘着剤樹脂層が耐水性に優れていた。
一方、本発明の粘着付与剤エマルジョンを添加せず、ベースポリマーのみを用いた比較例1では、粘着剤樹脂層の耐水性が劣っていた。
また、エポキシ基を有する単量体(a1)を含有しない単量体混合物から調製された反応性高分子乳化剤(A−4)を用いた比較例2では、粘着剤樹脂層の耐水性が劣っていた。
エポキシ基を有する単量体(a1)の含有量が多すぎる単量体混合物から調製された反応性高分子乳化剤(A−5)を用いた比較例3では、乳化安定性に劣っていた。
反応性高分子乳化剤(A)に代えて従来の乳化剤(SLS)を用いた比較例4では、粘着剤樹脂層の耐水性が劣っていた。

Claims (2)

  1. 反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤とを含有し、反応性高分子乳化剤(A)と粘着付与剤との質量比が1/99〜30/70であり、
    前記反応性高分子乳化剤(A)が、エポキシ基を有する単量体(a1)を1〜60モル%、下記一般式(1)で示される単量体(a2)を40〜99モル%含有する単量体混合物の重合体であることを特徴とする粘着付与剤エマルジョン。
    Figure 2018009087
    (式中、n=2〜90、XおよびYはそれぞれ独立してHまたはCHを示す。ZはHまたは炭素数18以下のアルキル基を示す。)
  2. アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョン(但し、アクリル系重合体エマルジョンを除く。)からなる群より選ばれる少なくとも1種のベースポリマーと、請求項1に記載の粘着付与剤エマルジョンとを含有し、前記ベースポリマーと前記粘着付与剤エマルジョンとの質量比が固形分換算で60/40〜99/1であることを特徴とする水性粘着剤樹脂組成物。
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