JP2018008363A - 切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被削材におけるコバ欠けの発生を抑制可能な切削工具を提供する。【解決手段】切削工具は、基材と、ダイヤモンド層とを備えている。ダイヤモンド層は、基材を被覆している。切削工具は、すくい面と、すくい面と連なる逃げ面とを有する。すくい面には、すくい面を構成する複数の突起部が設けられている。複数の突起部の各々は、少なくともダイヤモンド層により構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、切削工具に関する。
特開平4−48077号公報には、超硬合金など基材の表面にダイヤモンド層が被覆された切削工具が開示されている。ダイヤモンド層は、例えば化学気相成長法を用いて基材の表面に形成される。
特開平4−48077号公報
しかしながら、基材をダイヤモンド層で被覆すると、切れ刃となる稜線付近が丸くなり、切削抵抗が高くなるとともに切れ味が低下する。切削加工においては、切れ刃が被削材に切り込み、切れ子を出して加工が進む。切れ刃となる稜線が丸くなった切削工具は切れ味が悪いため、特にセラッミクス仮焼体などを加工すると被削材の加工端部においてコバ欠け(被削材の細かい欠け)が発生しやすい。
本発明の一態様は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、被削材におけるコバ欠けの発生を抑制可能な切削工具を提供することである。
本発明の一態様に係る切削工具は、基材と、ダイヤモンド層とを備えている。ダイヤモンド層は、基材を被覆している。切削工具は、すくい面と、すくい面と連なる逃げ面とを有する。すくい面には、すくい面を構成する複数の突起部が設けられている。複数の突起部の各々は、少なくともダイヤモンド層により構成されている。
本発明の一態様によれば、被削材におけるコバ欠けの発生を抑制可能な切削工具を提供することができる。
第1の実施形態に係る切削工具の構成を示す平面模式図である。 図1の領域IIにおける拡大平面模式図である。 図2の領域IIIにおける拡大斜視模式図である。 図2のIV−IV線に沿った矢視断面模式図である。 第2の実施形態に係る切削工具の構成を示す矢視断面模式図である。 第3の実施形態に係る切削工具の構成を示す矢視断面模式図である。 第4の実施形態に係る切削工具の構成を示す矢視断面模式図である。 第5の実施形態に係る切削工具の構成を示す矢視断面模式図である。 第6の実施形態に係る切削工具の構成を示す平面模式図である。 図9の領域Xの拡大斜視模式図である。 逃げ面側から見た図9の領域XIの拡大側面模式図である。 切削工具を用いて被削材を加工している状態を示す図である。 第1の実施形態に係る切削工具の構成を示す画像である。 第1の実施形態の変形例に係る切削工具の構成を示す画像である。
[本発明の実施形態の概要]
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る切削工具100は、基材30と、ダイヤモンド層10とを備えている。ダイヤモンド層10は、基材30を被覆している。切削工具100は、すくい面11と、すくい面11と連なる逃げ面12とを有する。すくい面11には、すくい面11を構成する複数の突起部1が設けられている。複数の突起部1の各々は、少なくともダイヤモンド層10により構成されている。
上記(1)に係る切削工具100によれば、すくい面11には、複数の突起部1が設けられており、複数の突起部1の各々は、少なくともダイヤモンド層10により構成されている。複数の突起部1の各々は、すくい面11と逃げ面12との稜線13とともに、切れ刃として機能し得る。そのため、切れ刃全体にかかる負担が複数の突起部1と稜線13とに分散され、一枚の切れ刃にかかる負担が低減する。結果として、切れ味の劣化が抑制される。これにより、被削材におけるコバ欠けの発生を抑制することができると考えられる。具体的には、長期間コバ欠けの発生を防止することができる。
(2)上記(1)に係る切削工具100において、複数の突起部1の各々は、すくい面11と逃げ面12との稜線13上の2点を通る直線Bに沿って設けられていてもよい。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
(3)上記(2)に係る切削工具100において、基材30は、すくい面11と対向する頂面31を含んでいてもよい。直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部1の各々の幅は、すくい面11から頂面31に向かうにつれて広がっていてもよい。これにより、複数の突起部1の各々の先端を鋭利にすることができる。結果として、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
(4)上記(3)に係る切削工具100において、直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部1の各々は、第1側部1aと、第1側部1aと連なりかつ第1側部1aに対して稜線13とは反対側にある第2側部1bとを有していてもよい。第1側部1aと頂面31とがなす角度θ1は、第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2よりも小さくてもよい。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
(5)上記(2)〜(4)のいずれかに係る切削工具100において、直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部1の各々の高さを、複数の突起部1の各々の底部の幅で除した値は、0.8以上であってもよい。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに係る切削工具100において、ダイヤモンド層10の厚みの最大値は、4μm以上30μm以下であってもよい。これにより、切れ刃の耐久性を向上させることができる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに係る切削工具100において、複数の突起部1の各々の高さH1は、ダイヤモンド層10の厚みの0.5倍以上1倍以下であってもよい。
(8)上記(1)、(6)および(7)のいずれかに係る切削工具100において、基材は、すくい面と対向する頂面を含んでいてもよい。頂面と平行な面における複数の突起部の各々の長手方向は、すくい面と逃げ面との稜線の延在方向に対して実質的に直交していてもよい。複数の突起部の内、隣り合う2つの突起部の間の谷部は、稜線の一部を構成していてもよい。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る切削工具100の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る切削工具100は、例えば超硬合金の金型の加工に用いられるボールエンドミルである。切削工具100は先端部7と、ボディ部5と、シャンク部6とを有している。先端部7の半径は、例えば0.1mm以上3mm以下程度である。ボディ部5の長さは、例えば0.3mm以上25mm以下程度である。シャンク部6の直径は、ボディ部5の直径よりも大きい。切削工具100は、中心軸Aを中心として回転するとともに、先端部7が被削材に付勢されることにより、被削材の切削加工が行われる。
図2に示されるように、切削工具100の先端部7は、すくい面11と、逃げ面12(図3参照)と、第1傾斜面14と、第2傾斜面15と、壁面16と、第1曲面17と、第2曲面18とを主に有している。すくい面11は、壁面16と連なる。壁面16は、すくい面11に対してほぼ垂直な方向に延在している。すくい面11に対して垂直な方向から見て(つまり図2の視野において)、壁面16は、切削工具100の中心軸Aに対して傾斜する方向に延在している。壁面16は、第1曲面17と、第2曲面18と、第1傾斜面14と、第2傾斜面15とに連なる。
第1曲面17および第2曲面18は、中心軸Aに対してすくい面11とは反対側に位置する。第1曲面17は、すくい面11とは異なる他のすくい面(図示せず)に連なる。つまり、第1曲面17は、逃げ面である。第2曲面18は、第1曲面17と連なる。第2曲面18は、第1曲面17に対してシャンク部6側に位置する。第2傾斜面15は、中心軸Aに対して傾斜している。第2傾斜面15は、第2曲面18および第1傾斜面14の双方と連なる。
図3に示されるように、すくい面11には、複数の突起部1が設けられている。複数の突起部1の各々は、すくい面11を構成する。逃げ面12は、すくい面11と連なる。すくい面11と逃げ面12との稜線13は、切れ刃として機能する。複数の突起部1の各々も、切れ刃として機能し得る。逃げ面12は、例えば曲面である。逃げ面12は、球面の一部であってもよい。図2に示されるように、稜線13は、円弧状部13aと、円弧状部13aに連なる直線部13bとを有する。
複数の突起部1の各々は、例えば稜線13の円弧状部13a上の2点を通る直線Bに沿って設けられている。具体的には、直線Bは、円弧状部13a上のある第1位置13a1と、円弧状部13a上にありかつ第1位置13a1から離れた第2位置13a2とを通る直線である。言い換えれば、直線Bは、円弧状部13aを含む円の弦である。複数の突起部1の各々は、円弧状部13a上のある位置と直線部13b上のある位置とを通る直線に沿って設けられていてもよい。
図13に示されるように、複数の突起部1の各々の形状は、例えば山脈状である。具体的には、複数の突起部1の各々は、例えば直線B(図2参照)と平行な方向に沿って延在している。複数の突起部1の各々は、細長い形状を有している。つまり、すくい面11に対して垂直な方向から見て、複数の突起部1の各々は、長軸方向と短軸方向とを有する。複数の突起部1の長軸方向(つまり直線Bに平行な方向)は、中心軸Aに対して傾斜していてもよいし、中心軸Aに垂直な方向(切削工具の径方向)に対して傾斜していてもよい。複数の突起部1の各々は、突起部1の短軸方向に沿って、互いに間隔を設けて配置されている。
図14の領域R1に示されるように、複数の突起部1の各々の形状は、例えば山状であってもよい。具体的には、複数の突起部1の各々は、互いに間隔を隔てて、アイランド状に設けられていている。複数の突起部1の各々は、例えば直線Bに平行な方向に沿って間隔を隔てて設けられ、かつ直線Bに垂直な方向に沿って間隔を隔てて設けられていてもよい。言い換えれば、複数の突起部1の各々の周りは溝に囲まれていてもよい。図14に示されるように、すくい面11には、山状の突起部1が設けられている領域R1と、山脈状の突起部1が設けられている領域R2とがあってもよい。
図4は、図2のIV−IV線に沿った矢視断面模式図である。図4に示されるように、切削工具100の先端部7は、基材30と、基材30を被覆しているダイヤモンド層10とを有する。基材30の材料は、例えば、WC(炭化タングステン)等の粉末と、Co(コバルト)等の結合剤とを含む焼結体である超硬合金である。ダイヤモンド層10は、例えば、ダイヤモンド結晶を含有する層である。ダイヤモンド層10は、例えば、ダイヤモンド多結晶膜である。ダイヤモンド層10は、非ダイヤモンド成分(例えば非晶質成分)等を含有していてもよい。ダイヤモンド層10は、ダイヤモンド結晶を含有していなくてもよい。例えば、ダイヤモンド層10は、DLC(Diamond Like Carbon)の層であってもよい。基材30は、頂面31と、側面32とを有している。頂面31は、すくい面11と対向する。側面32は、頂面31と連なる。側面32は、逃げ面12と対向する。
図4に示されるように、直線Bに対して垂直な断面(以降、断面視とも称する)において、複数の突起部1の各々の幅は、すくい面11から頂面31に向かうにつれて広がっている。言い換えれば、複数の突起部1の各々の幅は、頂面31から離れるにつれて狭くなっている。断面視において、複数の突起部1の各々の高さH1は、例えばダイヤモンド層10の厚みの0.5倍以上1倍以下である。複数の突起部1の各々の高さH1は、すくい面側被覆層2の厚みH2とほぼ同じであってもよい。
断面視において、複数の突起部1の各々の高さH1を、複数の突起部1の各々の底部の幅W1で除した値(以降、アスペクト比と称する)は、たとえば0.8以上7.5以下である。突起部1の高さH1は、頂面31と垂直な方向における突起部1の寸法である。突起部1の幅W1は、頂面31と平行な方向における突起部1の寸法である。
図4に示されるように、断面視において、複数の突起部1の各々は、第1側部1aと、第2側部1bと、頂部1cとを有している。第2側部1bは、頂部1cにおいて第1側部1aと連なりかつ第1側部1aに対して稜線13とは反対側にある。言い換えれば、第1位置13a1と第2位置13a2とを通る直線Bを垂直に2等分する断面において、第1側部1aは、稜線13と第2側部1bとの間にある。図3に示されるように、第1側部1aおよび第2側部1bは、稜線13に連なっていてもよい。代替的に、第1側部1aおよび第2側部1bは、稜線13から離間していてもよい。
ダイヤモンド層10は、すくい面側被覆層2と、逃げ面側被覆層3とを有する。ダイヤモンド層10の厚みの最大値は、例えば4μm以上30μm以下である。すくい面側被覆層2の厚みH2は、逃げ面側被覆層3の厚みH3とほぼ同じである。複数の突起部1の各々とすくい面側被覆層2は、すくい面11を構成する。
逃げ面12は、すくい面11に対して垂直な方向Cに対して正の角度θ3を有するように傾斜している。言い換えれば、逃げ面12は、すくい面11に対して垂直な方向Cに対してすくい面11側に傾斜している。角度θ3は、例えば0°より大きく45°以下である。同様に、側面32は、頂面31に対して垂直な方向Cに対して正の角度を有するように傾斜している。頂面31と側面32とがなす角度は、鋭角であることが望ましい。
図4に示されるように、断面視において、第1側部1aと頂面31とがなす角度θ1は、第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2よりも小さくてもよい。第1側部1aと頂面31とがなす角度θ1は、例えば鋭角である。第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2は、垂直であってもよいし、鈍角であってもよいし、鋭角であってもよい。第1側部1aは、頂面31に接していてもよい。同様に、第2側部1bは、頂面31に接していてもよい。言い換えれば、頂面31の一部は、ダイヤモンド層10から露出していてもよい。複数の突起部1の各々は、少なくともダイヤモンド層10により構成されている。言い換えれば、複数の突起部1の各々は、ダイヤモンド層10のみにより構成されていてもよいし、ダイヤモンド層10および基材30により構成されていてもよい。
断面視において、複数の突起部1のピッチは、突起部1の底部の幅W1と同じであってもよい。複数の突起部1が設けられている領域は、頂面31に平行な方向において、稜線13から距離L以内の領域である。距離Lは、例えば刃径(つまり先端部7の直径)の1/4倍である。距離Lは、切込量よりも大きいことが望ましい。
なお、上記第1の実施形態においては、切削工具100がボールエンドミルの場合について説明したが、切削工具100はボールエンドミルに限定されない。切削工具は、例えばラジアスエンドミルなどの回転切削工具であってもよい。また第1の実施形態に係る切削工具100は、例えば、超硬合金、セラミックおよびガラスなどの硬脆材料の切削加工に適している。
次に、突起部1の形成方法について説明する。
まず、基材30の頂面31および側面32を覆うようにダイヤモンド層10が成膜される。ダイヤモンド層10の成膜は、例えばHFCVD(Hot Filament Chemical Vapor Deposition)等により行われる。ダイヤモンド層10の厚みは、例えば15μmである。次に、頂面31上に設けられたダイヤモンド層10の部分に対してレーザーを照射することで、ダイヤモンド層10の一部が除去される。レーザーは、例えばすくい面に対して傾斜する方向に照射される。レーザーのスポット径は、例えば20μmである。レーザーは、例えば上記直線B(図2参照)と平行な方向に沿って走査される。レーザーとしては、例えばYVOレーザーの2倍高調波が用いられる。頂面31上のダイヤモンド層10においてレーザーによって除去されずに残った部分が突起部1となる。頂面31の一部がダイヤモンド層10から露出するように、ダイヤモンド層10の一部がレーザーにより除去されてもよいし、ダイヤモンド層10とともに基材30の一部が除去されるように、ダイヤモンド層10と基材30とが一緒に除去されてもよい。
次に、第1の実施形態に係る切削工具の作用効果について説明する。
第1の実施形態に係る切削工具100によれば、すくい面11には、すくい面11を構成する複数の突起部1が設けられており、複数の突起部1の各々は、少なくともダイヤモンド層10により構成されている。複数の突起部1の各々は、すくい面11と逃げ面12との稜線13とともに、切れ刃として機能し得る。そのため、切れ刃全体にかかる負担が複数の突起部1と稜線13とに分散され、一枚の切れ刃にかかる負担が低減する。結果として、切れ味の劣化が抑制される。これにより、被削材におけるコバ欠けの発生を抑制することができると考えられる。
また第1の実施形態に係る切削工具100によれば、複数の突起部1の各々は、すくい面11と逃げ面12との稜線13上の2点を通る直線Bに沿って設けられている。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
さらに第1の実施形態に係る切削工具100によれば、基材30は、すくい面11と対向する頂面31を含んでいる。直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部1の各々の幅は、すくい面11から頂面31に向かうにつれて広がっている。これにより、複数の突起部1の各々の先端を鋭利にすることができる。結果として、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
さらに第1の実施形態に係る切削工具100によれば、直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部1の各々は、第1側部1aと、第1側部1aと連なりかつ第1側部1aに対して稜線13とは反対側にある第2側部1bとを有している。第1側部1aと頂面31とがなす角度θ1は、第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2よりも小さい。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
さらに第1の実施形態に係る切削工具100によれば、直線Bに対して垂直な断面において、複数の突起部の各々の高さを、複数の突起部の各々の底部の幅で除した値は、0.8以上である。これにより、被削材のコバ欠けをさらに抑制することができる。
さらに第1の実施形態に係る切削工具100によれば、ダイヤモンド層10の厚みの最大値は、4μm以上30μm以下である。これにより、切れ刃の耐久性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る切削工具の構成について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係る切削工具と異なる点について主に説明し、同様の説明は繰り返さない。
図5に示されるように、複数の突起部1は、ダイヤモンド層10の表層のみに設けられていてもよい。具体的には、第1側部1aは、頂面31に達しておらず、頂面31から離間している。同様に、第2側部1bは、頂面31に達しておらず、頂面31から離間している。言い換えれば、頂面31の全面は、ダイヤモンド層10に覆われていてもよい。複数の突起部1の各々は、ダイヤモンド層10のみにより構成されている。複数の突起部1の各々の高さH1は、すくい面側被覆層2の厚みH2の半分以上であってもよい。頂面31に対して垂直な方向において、突起部1の頂部1cから頂面31までの寸法は、すくい面側被覆層2の厚みH2よりも小さくてもよい。突起部1の裾野のダイヤモンド層(言い換えれば、突起部1と頂面31との間の部分)の厚みH4は、例えば2μm以上7.5μm以下である。例えば、レーザーによって除去されたダイヤモンド層の部分の厚みが、最初に形成されたダイヤモンド層の厚みよりも小さい場合には、図5に示すような構造の切削工具100が得られる。第2の実施形態に係る切削工具においても、第1の実施形態に係る切削工具と同等の効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る切削工具の構成について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係る切削工具と異なる点について主に説明し、同様の説明は繰り返さない。
図6に示されるように、基材30の頂面31に溝33が設けられていてもよい。溝33は、第1壁面33aと、第2壁面33bとにより構成されている。第1壁面33aは、頂面31に連なる。第2壁面33bは、第1壁面33aと頂面31とに連なる。第1壁面33aと、第2壁面33bとがなす角度は、例えば鋭角である。溝33は、隣り合う2つの突起部1の間に配置されている。
第1壁面33aは、突起部1の第2側部1bに沿った方向に延在している。同様に、第2壁面33bは、突起部1の第1側部1aに沿った方向に延在している。溝33は、ダイヤモンド層10から露出している。複数の突起部1の各々は、ダイヤモンド層10および基材30により構成されている。複数の突起部1の各々の高さH1は、すくい面側被覆層2の厚みH2と溝33の深さとの合計である。例えば、レーザーによってダイヤモンド層とともに基材の一部が除去された場合には、図6に示すような構造の切削工具100が得られる。第3の実施形態に係る切削工具においても、第1の実施形態に係る切削工具と同等の効果が得られる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る切削工具の構成について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係る切削工具と異なる点について主に説明し、同様の説明は繰り返さない。
図7に示されるように、断面視において、第1側部1aと頂面31とがなす角度θ1は、第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2よりも大きくてもよい。第2側部1bと頂面31とがなす角度θ2は、例えば鋭角である。第2側部1bと頂面31とがなす角度θ1は、垂直であってもよいし、鈍角であってもよいし、鋭角であってもよい。第1側部1aは、頂面31に接していてもよい。同様に、第2側部1bは、頂面31に接していてもよい。言い換えれば、頂面31の一部は、ダイヤモンド層10から露出していてもよい。第4の実施形態に係る切削工具においても、第1の実施形態に係る切削工具と同等の効果が得られる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係る切削工具の構成について説明する。なお、以下においては、第2の実施形態に係る切削工具と異なる点について主に説明し、同様の説明は繰り返さない。
図8に示されるように、断面視において、第1側部1aと頂面31とがなす角度は、第2側部1bと頂面31とがなす角度とほぼ同じであってもよい。言い換えれば、複数の突起部1の各々は、頂面31に対して垂直な方向に向かって突出している。第1側部1aと頂面31とがなす角度および第2側部1bと頂面31とがなす角度は、例えば鋭角である。
図8においては、第1側部1aは、頂面31に達しておらず、頂面31から離間している。同様に、第2側部1bは、頂面31に達しておらず、頂面31から離間している。代替的に、第1側部1aは、頂面31に接していてもよい。同様に、第2側部1bは、頂面31に接していてもよい。言い換えれば、頂面31の一部は、ダイヤモンド層10から露出していてもよい。第5の実施形態に係る切削工具においても、第2の実施形態に係る切削工具と同等の効果が得られる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係る切削工具の構成について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係る切削工具と異なる点について主に説明し、同様の説明は繰り返さない。
図9に示されるように、基材30の頂面31(図4参照)に対して垂直な方向から見て、複数の突起部1の各々の長手方向は、すくい面11と逃げ面12との稜線13の延在方向に対して実質的に直交している。突起部1の長手方向とは、頂面と平行な面における長手方向である。稜線13は、円弧状部13aと、直線部13bとを有する。稜線13が円弧状部13aの場合、稜線13の延在方向とは、円弧状部13aの接線Dに平行な方向である。稜線13が直線部13bの場合、稜線13の延在方向とは、直線部13bに平行な方向である。複数の突起部1の各々の長手方向が、稜線13の延在方向に実質的に直交しているとは、複数の突起部1の各々の長手方向と稜線13の延在方向とがなす角度が、90°±5°以内であることを意味する。
突起部1dは、円弧状部13a上のある位置13a3と、壁面16とすくい面11との境界線上のある位置16aとを通る直線に沿って延在している。言い換えれば、突起部1dは、円弧状部13aと、壁面16とすくい面11との境界線との双方に交差する直線に沿って延在している。複数の突起部1dの各々は、円弧状部13aに沿って形成される仮想の円の中心から放射状に延在していてもよい。突起部1eは、直線部13b上のある位置13b1と、壁面16とすくい面11との境界線上のある位置16bとを通る直線に沿って延在している。言い換えれば、突起部1eは、直線部13bと、壁面16とすくい面11との境界線との双方に交差する直線に沿って延在している。以上のように、複数の突起部1の各々は、稜線13の一端側から他端側までほぼ等間隔で配置されている。
図10および図11に示されるように、複数の突起部1の内、隣り合う2つの突起部1の間の谷部8は、稜線13の一部を構成していてもよい。言い換えれば、2つの突起部1の間の谷部8は、すくい面11上において稜線13に達するように延在している。複数の突起部1の各々は、逃げ面12と連続的に設けられていてもよい。図11に示されるように、溝の深さ(言い換えれば、突起部1の高さH2)は、たとえば18μmである。突起部1は、頂面31(図4参照)に対してほぼ垂直な方向に突出している。突起部1の先端は、ラウンド状であってもよいし、尖っていてもよい。突起部1の先端は、切れ刃として作用し得る。
突起部1の形状および高さなどの構成は、第2〜第5の実施形態に記載の突起部1と同様であってもよい。具体的には、突起部1は、ダイヤモンド層のみにより構成されていてもよいし(図4、図5、図7および図8参照)、ダイヤモンド層と基材30とにより構成されていてもよい(図6参照)。谷部8は、ダイヤモンド層に位置していてもよいし、基材30に位置していてもよい。言い換えれば、突起部1の第1側部1aおよび第2側部1bは、頂面31(図4参照)に達していてもよいし、頂面31から離間していてもよい。第6の実施形態に係る切削工具においても、第1〜第5の実施形態に係る切削工具と同等の効果が得られる。
次に、突起部1の形成方法について説明する。
まず、基材30の頂面31および側面32を覆うようにダイヤモンド層10が成膜される。ダイヤモンド層10の成膜は、例えばHFCVD等により行われる。ダイヤモンド層10の厚みは、例えば15μmである。次に、頂面31上に設けられたダイヤモンド層10の部分に対してレーザーを照射することで、ダイヤモンド層10の一部が除去される。レーザーのスポット径は、例えば20μmである。レーザーの走査ピッチは、例えば20μmである。レーザーは、例えば稜線13の延在方向に対してほぼ垂直な方向に沿って走査される(図9参照)。レーザーとしては、例えばYVOレーザーの2倍高調波が用いられる。頂面31上のダイヤモンド層10においてレーザーによって除去されずに残った部分が突起部1となる。頂面31の一部がダイヤモンド層10から露出するように、ダイヤモンド層10の一部がレーザーにより除去されてもよいし、ダイヤモンド層10とともに基材30の一部が除去されるように、ダイヤモンド層10と基材30とが一緒に除去されてもよい。
(切削試験結果)
以下に、第1の実施形態に係る切削工具、第2の実施形態に係る切削工具、第5の実施形態に係る切削工具および比較例に係る切削工具を用いた切削試験の結果について説明する。
まずサンプル1〜8の切削工具を準備した。サンプル1は、比較例に係る切削工具である。サンプル2〜8は、実施例に係る切削工具である。サンプル1の切削工具のすくい面には突起部が設けられていない。サンプル2〜8の切削工具のすくい面には突起部が設けられている。サンプル2〜4、7および8は、第5の実施形態に係る切削工具である。サンプル2〜4、7および8の切削工具においては、突起部は頂面に対して垂直な方向に向いている。サンプル5は、第2の実施形態に係る切削工具である。サンプル6は、第1の実施形態に係る切削工具である。サンプル5および6の切削工具においては、突起部は頂面に対してななめ方向に向いている。突起部の傾斜方向は、切削工具の中心軸A方向である。サンプル5の切削工具においては、ダイヤモンド層から超硬基材が露出していない。サンプル6の切削工具においては、ダイヤモンド層から超硬基材が露出している。
サンプル1〜8の切削工具100を用いて、10mmの直径を有する半球の加工を行った。図12に示されるように、切削工具100を中心軸Aの周りに回転させながら先端部7を被削材に押し当てることで被削材に半球状の穴を形成した。この切削試験においては、軸方向への切込みを0.1mmとし、径方向への切込みを0.3mmとした。この切削試験においては、工具回転数を20000回転/分、送り量を200m/分とした。この切削試験においては、被削材として住友電工ハードメタル株式会社製の超硬板材AF1を用いた。この切削加工中には、切削箇所近傍にエアブローが行われた。
表1に、サンプル1〜8の切削工具の製作条件並びにこの切削試験の結果を示す。
表1に示すように、サンプル1の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が30個であった。他方、サンプル2〜8の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が10個以下であった。この結果から、すくい面11に突起部を設けることで、コバ欠けの発生を抑制可能であることが明らかとなった。
アスペクト比が0.5であるサンプル2の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が10個以下であった。他方、アスペクト比が0.8であるサンプル3の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が5個であった。この結果から、突起部のアスペクト比を0.8以上とすることで、コバ欠けの発生をさらに抑制可能であることが明らかとなった。
アスペクト比が0.8であるサンプル3の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が5個であった。他方、アスペクト比が7.5であるサンプル4の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が0個であった。この結果から、突起部のアスペクト比を7.5以上とすることで、コバ欠けの発生をさらに抑制可能であることが明らかとなった。
突起部の方向が垂直であるサンプル4の切削工具および突起部の方向がななめであるサンプル5の切削工具の双方において、1穴あたりの平均コバ欠け数が0個であった。この結果から、突起部の方向がななめの場合においても、突起部の方向が垂直の場合と同等の効果を奏することが明らかとなった。
超硬基材が露出しているサンプル6の切削工具および超硬基材が露出していないサンプル5の切削工具の双方において、1穴あたりの平均コバ欠け数が0個であった。この結果から、超硬基材が露出している場合においても、超硬基材が露出していない場合と同等の効果を奏することが明らかとなった。
ダイヤモンド層の膜厚H2が15μmであるサンプル4の切削工具において、1穴あたりの平均コバ欠け数が0個であった。他方、ダイヤモンド層の膜厚H2が3μmであるサンプル7の切削工具およびダイヤモンド層の膜厚H2が35μmであるサンプル8の切削工具の双方において、1穴あたりの平均コバ欠け数が5個であった。この結果から、ダイヤモンド層の膜厚H2を3μmより大きく35μm未満にすることで、コバ欠けの発生をさらに抑制可能であることが明らかとなった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、1d、1e 突起部
1a 第1側部
1b 第2側部
1c 頂部
2 すくい面側被覆層
3 逃げ面側被覆層
5 ボディ部
6 シャンク部
7 先端部
10 ダイヤモンド層
11 すくい面
12 逃げ面
13 稜線
13a 円弧状部
13a1 第1位置
13a2 第2位置
13a3 位置
13b 直線部
13b1 位置
14 第1傾斜面
15 第2傾斜面
16 壁面
16a、16b 位置
17 第1曲面
18 第2曲面
30 基材
31 頂面
32 側面
33 溝
33a 第1壁面
33b 第2壁面
100 切削工具
A 中心軸
B 直線
C 方向

Claims (8)

  1. 基材と、前記基材を被覆しているダイヤモンド層とを備えた切削工具であって、
    前記切削工具は、すくい面と、前記すくい面と連なる逃げ面とを有し、
    前記すくい面には、前記すくい面を構成する複数の突起部が設けられており、
    前記複数の突起部の各々は、少なくとも前記ダイヤモンド層により構成されている、切削工具。
  2. 前記複数の突起部の各々は、前記すくい面と前記逃げ面との稜線上の2点を通る直線に沿って設けられている、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記基材は、前記すくい面と対向する頂面を含み、
    前記直線に対して垂直な断面において、前記複数の突起部の各々の幅は、前記すくい面から前記頂面に向かうにつれて広がっている、請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記直線に対して垂直な断面において、前記複数の突起部の各々は、第1側部と、前記第1側部と連なりかつ前記第1側部に対して前記稜線とは反対側にある第2側部とを有し、
    前記第1側部と前記頂面とがなす角度は、前記第2側部と前記頂面とがなす角度よりも小さい、請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記直線に対して垂直な断面において、前記複数の突起部の各々の高さを、前記複数の突起部の各々の底部の幅で除した値は、0.8以上である、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の切削工具。
  6. 前記ダイヤモンド層の厚みの最大値は、4μm以上30μm以下である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の切削工具。
  7. 前記複数の突起部の各々の高さは、前記ダイヤモンド層の厚みの0.5倍以上1倍以下である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の切削工具。
  8. 前記基材は、前記すくい面と対向する頂面を含み、
    前記頂面と平行な面における前記複数の突起部の各々の長手方向は、前記すくい面と前記逃げ面との稜線の延在方向に対して実質的に直交しており、
    前記複数の突起部の内、隣り合う2つの突起部の間の谷部は、前記稜線の一部を構成している、請求項1、請求項6および請求項7のいずれか1項に記載の切削工具。
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