JP6894069B2 - ドリル - Google Patents
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本発明の他の態様によるドリルは、超硬合金層の上面側に多結晶ダイヤモンド層を一体に積層してなるチップを多結晶ダイヤモンド層をすくい面側に配置して刃台に接合したドリルであって、先端切れ刃をドリル中心から径外方に向けて階段状に複数の切れ刃に形成するとともに階段状の各段部に向心角を付与し、前記先端切れ刃をドリル中心部の中心刃、中間部の中間刃、最外周部の外周刃とし、前記中間刃及び外周刃は逆傾斜刃としたこと、を特徴としている。
ここで、中間刃の外端部及び外周刃の外端部を中心刃の傾斜線の延長線上に位置させてなるものとすることができる。
中心刃、中間刃及び外周刃は同じ傾斜角とすれば、穴あけ加工の出口側をより綺麗に仕上げることができる。
中間刃及び外周刃をフラット刃とすれば、中心刃、中間刃及び外周刃を同じ傾斜角としたドリルと、中間刃と外周刃を逆傾斜刃としたドリルとの中間的な仕上げとなる。
中間刃及び外周刃を逆傾斜刃とすれば、逆傾斜刃のエッジが毛挽刃の役割を果たし、穴あけ加工の入口側をより綺麗に仕上げることができる。
中間刃の外端部及び外周刃の外端部を中心刃の傾斜線の延長線上に位置させてなるものとすれば、中間刃及び外周刃を形成する際の段部の切削量を少なくできるので、再研磨して使用する際の再研磨回数を多くとることができることになる。
そして、先端切れ刃6をドリル中心から径外方に向けて階段状に複数の切れ刃6a,6b,6cに形成するとともに階段状の各段部7に向心角αを付与してある。
この第2の態様によるドリル1は、中間刃6bの外端部と外周刃6cの外端部を中心刃6aの傾斜線の延長線8上に位置するように中間刃6b及び外周刃6cを形成してある。
この第3の態様によるドリル1は、第2の態様と同様、中間刃6bの外端部と外周刃6cの外端部を中心刃6aの傾斜線の延長線8上に位置するように中間刃6b及び外周刃6cを形成してある。
また、上記第1の態様〜第3の態様において、中心刃6aの傾斜角は120°としてあるが、これに限定されるものではなく、好ましくは90°〜160°、より好ましくは118°〜140°の範囲である。ワークの材質等に応じて上記の範囲において適宜設定する。
また、第3の態様において、逆傾斜刃6b,6cの先端角は−10°としてあるが、これに限定されるものではなく、好ましくは−1°〜−20°、より好ましくは−5°〜−10°の範囲である。ワークの材質等に応じて上記の範囲において適宜設定する。
図5に示すように、110mmの間隔を隔てて並列に配置した20×20mmの角柱10,10からなる架台上にワーク11を載置して固定する。図5(b)における矢印方向はドリルの進行方向を示す。ワーク11の穴あけ加工位置は、図6に示す▲1▼〜▲5▼の5箇所とした。▲1▼〜▲5▼において示した寸法は各穴12の外周から各辺までの距離を示す。各穴12の穴径は10.5mmである。
上面バリ高さについては、実施例3、実施例2、実施例1の順となっている。
また、下面バリ高さについては、実施例1、実施例2、実施例3の順となっている。なお、実施例2と実施例3との差は小さい。
実施例1は、穴12の出口側で良好な結果となった。これは、各段の先端角がプラス角のため、貫通時の抜け際がスムーズとなり、バリの発生が押さえられたためと考えられる。
実施例3は穴12の入口側で良好な結果となった。これは、マイナス角の切り刃6b,6cが毛挽刃の役割を果たし、穴12の入口側を綺麗に仕上げることができたと考えられる。
実施例2は、これら実施例1と実施例2との中間的な結果となった。
加工後の穴12の真円度については、実施例2、実施例1、実施例3の順となっている。なお、実施例1と実施例3との差は小さい。
2 超硬合金層
3 多結晶ダイヤモンド層
4 チップ
5 切り屑排出溝
6 先端切れ刃
6a 中心刃
6b 中間刃
6c 外周刃
7 段部
8 傾斜線の延長線
11 ワーク
12 穴
α 向心角
Claims (3)
- 超硬合金層の上面側に多結晶ダイヤモンド層を一体に積層してなるチップを多結晶ダイヤモンド層をすくい面側に配置して刃台に接合したドリルであって、先端切れ刃をドリル中心から径外方に向けて階段状に複数の切れ刃に形成するとともに階段状の各段部に向心角を付与し、前記先端切れ刃をドリル中心部の中心刃、中間部の中間刃、最外周部の外周刃とし、前記中間刃及び外周刃はフラット刃としたことを特徴とするドリル。
- 超硬合金層の上面側に多結晶ダイヤモンド層を一体に積層してなるチップを多結晶ダイヤモンド層をすくい面側に配置して刃台に接合したドリルであって、先端切れ刃をドリル中心から径外方に向けて階段状に複数の切れ刃に形成するとともに階段状の各段部に向心角を付与し、前記先端切れ刃をドリル中心部の中心刃、中間部の中間刃、最外周部の外周刃とし、前記中間刃及び外周刃は逆傾斜刃としたことを特徴とするドリル。
- 中間刃の外端部及び外周刃の外端部を中心刃の傾斜線の延長線上に位置させてなる請求項1又は2に記載のドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019046491A JP6894069B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019046491A JP6894069B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | ドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020131420A JP2020131420A (ja) | 2020-08-31 |
JP6894069B2 true JP6894069B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=72277321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019046491A Active JP6894069B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | ドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6894069B2 (ja) |
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2019
- 2019-02-25 JP JP2019046491A patent/JP6894069B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2020131420A (ja) | 2020-08-31 |
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