JP2018006981A5 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。

本発明の画像処理装置は、画像を撮影することで得られた多値画像に写り込んでいる撮影環境における影成分を示す画像を取得する取得手段と、前記多値画像の注目画素の画素値を、前記影成分を示す画像における前記注目画素と同一座標にある画素値に基づき２値化することで、白または黒を示す画素値を生成する生成手段とを有することを特徴とする。

本発明によれば、画像を撮影することで得られた多値画像に影成分が写り込んでいる場合であっても、影成分の影響を抑制した高画質な２値化処理を行うことができる。

Claims (20)

1. 画像を撮影することで得られた多値画像に写り込んでいる撮影環境における影成分を示す画像を取得する取得手段と、
   前記多値画像の注目画素の画素値を、前記影成分を示す画像における前記注目画素と同一座標にある画素値に基づき２値化することで、白または黒を示す画素値を生成する生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
2. 前記生成手段は、前記多値画像の注目画素の輝度成分を示す画素値が、前記影成分を示す画像の前記注目画素の輝度成分を示す画素値以上の場合、前記多値画像の注目画素から白を示す画素値を生成することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記生成手段は、前記多値画像の注目画素の輝度成分を示す画素値が、前記影成分を示す画像の前記注目画素の輝度成分を示す画素値よりも小さい場合、前記多値画像の注目画素から黒を示す画素値を生成することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
4. 前記多値画像の画素値は、撮影環境における影成分を含むことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の画像処理装置。
5. 前記多値画像は、グレースケール画像であることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の画像処理装置。
6. 前記取得手段は、前記多値画像の明るさに関する特徴量を解析することで影成分を示す画像を取得することを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の画像処理装置。
7. 前記撮影環境における影成分を示す画像は、前記撮影環境において白紙を撮影することで得られたグレースケール画像であることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の画像処理装置。
8. 前記生成手段は、前記影成分を示す画像の画素値を、前記多値画像の取得方法に関する情報に従って調整した値を用いて、前記多値画像の画素値を２値化することを特徴とする請求項１乃至７のいずれか一項に記載の画像処理装置。
9. 前記多値画像の取得方法に関する情報は、前記多値画像が取得された機器の種類であることを特徴とする請求項８に記載の画像処理装置。
10. 撮影手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記撮影手段によって前記画像を撮影することで得られた多値画像に写り込んでいる撮影環境における影成分を示す画像を取得し、
    前記生成手段は、前記撮影手段によって前記画像を撮影することで得られた多値画像の注目画素の画素値を、前記影成分を示す画像における前記注目画素と同一座標にある画素値に基づき２値化することで、白または黒を示す画素値を生成することを特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項に記載の画像処理装置。
11. タッチパネルディスプレイをさらに有することを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか一項に記載の画像処理装置。
12. 画像を撮影することで得られた多値画像に写り込んでいる撮影環境における影成分を示す画像を取得する取得ステップと、
    前記多値画像の注目画素の画素値を、前記影成分を示す画像における前記注目画素と同一座標にある画素値に基づき２値化することで、白または黒を示す画素値を生成する生成ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
13. 画像を撮影することで得られた多値画像に写り込んでいる撮影環境における影成分を示す画像を取得する取得ステップと、
    前記多値画像の注目画素の画素値を、前記影成分を示す画像における前記注目画素と同一座標にある画素値に基づき２値化することで、白または黒を示す画素値を生成する生成ステップとを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 前記生成ステップでは、前記多値画像の注目画素の輝度成分を示す画素値が、前記影成分を示す画像の前記注目画素の輝度成分を示す画素値以上の場合、前記多値画像の注目画素から白を示す画素値が生成されることを特徴とする請求項１３に記載のプログラム。
15. 前記生成ステップでは、前記多値画像の注目画素の輝度成分を示す画素値が、前記影成分を示す画像の前記注目画素の輝度成分を示す画素値よりも小さい場合、前記多値画像の注目画素から黒を示す画素値が生成されることを特徴とする請求項１３に記載のプログラム。
16. 前記多値画像の画素値は、撮影環境における影成分を含むことを特徴とする請求項１３乃至１５のいずれか一項に記載のプログラム。
17. 前記多値画像は、グレースケール画像であることを特徴とする請求項１３乃至１５のいずれか一項に記載のプログラム。
18. 前記取得ステップでは、前記多値画像の明るさに関する特徴量を解析することで影成分を示す画像が取得されることを特徴とする請求項１３乃至１７のいずれか一項に記載のプログラム。
19. 前記撮影環境における影成分を示す画像は、前記撮影環境において白紙を撮影することで得られたグレースケール画像であることを特徴とする請求項１３乃至１７のいずれか一項に記載のプログラム。
20. 前記生成ステップでは、前記影成分を示す画像の画素値を、前記多値画像の取得方法に関する情報に従って調整した値を用いて、前記多値画像の画素値が２値化されることを特徴とする請求項１３乃至１９のいずれか一項に記載のプログラム。