以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる商品販売登録装置(以下「計量器」という)1の斜視図である。この計量器1は、客との対面販売に用いて好適な計量器であり、この計量器1を用いて店員が商品を計量・値付け・精算した後、客に商品を手渡す。
同図に示すように、計量器1は、本体部11の上面に計量皿(載置部)13を設置し、また本体部11の前面側に表示及び操作部15を設置して構成されている。本体部11の外周側壁の所定位置(1角部)には、ラベル発行口17が設けられている。表示及び操作部15の表面には、表示操作面19と、テンキー入力部21とが設けられている。
図2は計量器1の機能ブロック図の一例を示す図である。同図に示すように、計量器1は、この計量器1の動作を制御するCPU(制御部)31と、計量処理が終了後にRAM(記憶部)37が記憶する情報を転送して記憶するハードディスク33と、CPU31が実行するプログラムを記憶するROM35と、種々の情報を記憶するRAM37と、計量器1を動作させる操作部39と、計量結果に基づくデータを印刷したラベルを発行する発行部41と、計量器1の操作方法や計量結果を表示する表示部43と、他の機器と通信を行う通信部45と、ロードセルを用いて量り売りする商品の計量を行う計量部47と、を備えて構成されている。各構成要素は互いにバスを介して接続されている。なお前記図1に示す表示及び操作部15の表示操作面19は、液晶のタッチパネルで構成されており、表示部43であると共に操作部39である。また前記図1に示すテンキー入力部21は、操作部39である。
図3は、前記RAM37に記憶される商品ファイル50の一例を示す図である。同図に示すように、商品ファイル50は、各商品の商品コード(商品識別情報)、商品名、単価、付属商品コードなどの各種商品情報からなっている。ここで「単価」とは、計量商品(重さによって価格の異なる商品、不定貫商品)の場合は、例えば、100g当りの単価を示し、非計量商品(1個の値段が決まっている商品、定貫商品)の場合は、1単位(1個、1パック等)の値段を示している。具体的には、「ヒレカツ」は計量商品であって、280円/100gであり、「五目チャーハン」は非計量商品であって、1個(1皿)550円である。また、「付属商品コード」は、その商品に付属商品がある場合に記憶される。ここで「付属商品」とは、客が購入しようとする商品に付属して客に渡す商品であり、例えば、商品「ヒレカツ」の場合は、付属商品「ウスターソース」等である。商品ファイル50には、図示はしていないが、さらに風袋の重量などを記憶してもよい。
図4は、前記RAM37に記憶される付属商品ファイル60の一例を示す図である。同図に示すように、付属商品ファイル60は、付属商品コード(付属商品識別情報)、付属商品名、単位、重量などの各種付属商品情報からなっている。ここで「単位」とは、付属商品1個(1単位)を添付する商品の重量又は数をいう。具体的に、「ヒレカツ」に添付する「ウスターソース」は、「ヒレカツ」150gまでの場合は1個を添付し、150g〜300gの場合は2個添付する。また「五目チャーハン」に添付する「スプーン(大)」は、「五目チャーハン」1個(1皿)の場合は1個を添付し、2個の場合は2個添付する。次に「重量」は、その付属商品1つ当りの重量である。
図5は、計量器1が実行する計量処理の一例を示す動作フロー図である。この図に示される処理は、CPU31がROM35に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。即ち予め、上記のように、商品に付属商品を付加するか否か、またどのような付属商品を付加するか等を商品ファイル50に設定し、また付属商品の添付単位や重量等を付属商品ファイル60に設定しておく。
そして、計量器1の表示操作面19に、例えば図6に示すような登録画面G1を表示する(ステップST1)。図6は表示操作面19に表示した登録画面G1の一例を示す図である。同図に示すように登録画面G1には、選択可能な複数の商品欄G11、選択商品表示欄G12、風袋重量表示欄G13、品番表示欄G14、商品重量表示欄G15、内容量表示欄G16、単価表示欄G17、値段表示欄G18、頁切換ボタンG19、扱者欄G21等が表示されている。商品欄G11は、文字だけでなく、その商品の絵等を表示しても良い。
次に、何れかの商品欄G11を指で押下(タッチ)することで、その商品を選択し(ステップST2)、続いてその商品を計量皿13に載置してその商品の計量を行う(ステップST3)。例えばこの例では、商品欄G11の内の「ヒレカツ」を押下して商品を選択した後、その商品「ヒレカツ」を計量皿13に載置してその商品の計量を行う(ステップST3)。これによって図7に示すように、選択された商品「ヒレカツ」が選択商品表示欄G12に表示され、また、確定した計量値や値段等が、それぞれの欄に表示される。
次に、扱者欄G21を押下することで、計量・登録処理を完了させると、CPU31は、ステップST4において、その商品「ヒレカツ」に付属商品があるか否かを判断し、この場合、商品ファイル50より、付属商品(付属商品コード「0001」)があるので、図8に示すように、ポップアップ画面P1によって、付属商品(ウスターソース)がある旨と、その付属商品を所定個数だけ計量皿13に載せる旨とを報知する(ステップST5)。表示と共に音声で報知しても良い。なお、付属商品が無い場合(例えば商品「鶏モモ肉生姜たれ」の場合)は、ステップST4から下記するステップST8に直接移行して、計量した商品の登録を行う。
次に、前記ステップST5の指示に従って、付属商品が所定個数計量皿13に載置されると、既に載置されている商品と新たに載置した付属商品の重量の両者を合わせた重量が計量される(ステップST6)。そして計量した実際の重量が、前記商品の重量と付属商品とを合算した計算による重量と一致している場合は、正しい付属商品及びその数量が計量皿13に載置されたと判断し(ステップST7)、ステップST8に移行してその商品の登録を行い(ステップST8)、新たな商品の登録のために、図6に示す登録画面G1と同様の登録画面G1を表示する(ステップST9)。
一方、計量した実際の重量が、前記商品の重量と付属商品とを合算した計算による重量と不一致の場合は、間違った付属商品又はその個数が計量皿13に載置されたと判断し(ステップST7)、ステップST13に移行し、図9に示すように、ポップアップ画面P2によって、適正な付属商品又はその個数を載置する旨を表示し、ステップST6に戻って、適正な付属商品又はその個数が載置されるのを待って計量する。
ここで上記ステップST6,ST7,ST8,ST13の処理は、(1)計量皿13に付属商品を載置すると次の動作が可能になるということもできるし、(2)計量皿13に付属商品を載置するまで次の操作を禁止するということもできるし、(3)計量皿13に付属商品を載置しないと次の操作ができないということもできる。
以上のように、ステップST9で表示された登録画面G1において、引き続き次の商品を選択する場合は、登録画面G1に表示された何れかの商品欄G11を押下することで、ステップST10からステップST2に移行し、前記と同様の商品登録操作を行う。一方、ステップST9における登録画面G1において、商品を指定していない状態で扱者欄(扱者ボタン、登録完了キー)G21を押下すると、その押下が全ての商品の計量が終了したことの指示としているので、ステップST10からステップST11に移行し、図10に示すような小計画面(加算情報画面)G2を表示する。小計画面G2には、それまでに登録した商品に関する情報や小計額や買上点数などが表示される。そしてこの小計額を用いて精算処理を行うことで(ステップST12)、一連の計量処理が完了する。
ところで、上記例では、商品を選択した後に商品の計量を行っているが、この順番を逆にし、商品の計量を行った後に、計量した商品を選択しても良い。また上記例では、計量皿13で計量した商品と、その後計量皿13に載置した付属商品の両者を合わせた重量を計量することで、付属商品が適切か否かを判断しているが、その代りに、商品を計量皿13から取り除いた後に付属商品だけを計量皿13に載せてその重量を計量することで、付属商品が適切か否かを判断しても良い。
また上記例では、商品を1つずつ計量して、付属商品の有無や付属商品が適正か否かを判断したが、その代りに、客が求める全ての商品を計量した後に、小計画面でまとめて報知、即ちまとめて必要な付属商品を表示したり、まとめて必要な付属商品を計量皿13に載置して付属商品が適正か否かを判断したりしても良い。まとめて必要な付属商品を計量皿13に載置する場合は、最後に載せている商品とともに全ての付属商品を載置しても良い。
また上記例では、付属商品の重量を予め登録しておいて、計量皿13に載置された付属商品の重量が予め登録した重量と一致しているか否かを判定したが、その代りに、前記付属商品の重量の登録を省略し(省略しなくても良いが)、単に重量が増えたことのみで、適正な付属商品が載置されたと判断するように構成しても良い。この場合、必ずしも正しい付属商品が載置されたか否かを判断することはできないが、通常、指示された付属商品を間違えて載置する恐れは少ないので、場合によってはこのような対応でもよい。
また上記例では、適正な付属商品が計量皿13に載置されると、直接自動的に登録画面G1に戻るように構成したが、その代りに、適正な付属商品が計量皿13に載置されると、例えばポップアップ画面上に確認ボタンを表示し、この確認ボタンを押下することで、登録画面G1に戻るように構成しても良い。
また上記例では、付属商品が計量器1の計量皿13に載置されたか否かを判断する方法として、計量皿13に載置された付属商品を計量することとしたが、その代りに、例えば計量皿13に載置された付属商品を撮像手段で認識しても良い。このとき、計量皿13の所定位置に、専用の付属商品置き場を形成しておくと、判別し易くなる。
また上記例では、計量商品について付属商品を付属する場合について説明したが、定貫商品について付属商品を付属する場合にも適用できる。この場合は、図5に示す動作フロー中の、ステップST3を省略しても良いし、ステップST3で商品の計量を行った上で(但し計量値は金額の算出には利用しない)、ステップST4以下の動作を行っても良い。
図11は、前記計量器1(1−1,1−2,1−3)を複数台接続して構成されるフローティングシステム100の一構成例を示す図である。同図に示すように、フローティングシステム100は、複数台(この例では3台)の計量器1−1,1−2,1−3を、相互に通信線101(又は無線)によって接続して構成されている。そして、各計量器1−1,1−2,1−3は、登録された商品データを、各RAM37に共有しており、何れの計量器1−1,1−2,1−3からでも計量、登録、精算といった操作を一連の流れで行うことができる。
具体的に説明すると、例えば計量器1−1はサラダコーナーC1に設置され、計量器1−2はフライコーナーC2に設置され、計量器1−3はデリコーナーC3に設置されているとする。そしてまず客がサラダコーナーC1でシーフードサラダを選択し、店員がこれを計量器1−1を用いて計量し、付属商品がある場合はこれを要求し、その後登録する。このときの操作は、前記図5のステップST1〜ST10まで行われるが、ステップST8において行われた登録の情報は、全ての計量器1−1,1−2,1−3において共有されるようにする。次に、客がフライコーナーC2でコロッケを選択し、店員がこれを計量器1−2を用いて計量し、付属商品がある場合はこれを要求し、その後登録すると、その登録の情報は、前記と同様、全ての計量器1−1,1−2,1−3において共有される(ステップST2〜ST10)。次に、客がデリコーナーC3でロールキャベツを選択し、店員がこれを計量器1−3を用いて計量し、付属商品がある場合はこれを要求し、その後登録すると、その登録の情報は、前記と同様、全ての計量器1−1,1−2,1−3において共有される(ステップST2〜ST10)。そしてこれによって客の注文が終了すると、計量器1−3の登録画面G1において、商品を指定していない状態で扱者欄G21を店員が押下し、その押下が全ての商品の計量が終了したことの指示となって、ステップST10からステップST11に移行し、図10に示すような小計画面(加算情報画面)G2を表示する。そしてこの小計額を用いて精算処理を行うことで(ステップST12)、一連の処理が完了する。なお、前記精算処理は、他の計量器1−1,1−2を用いて行うこともできる。なお、例えば客がシーフードサラダだけを購入する場合は、計量器1−1を用いて計量し、付属商品がある場合はこれを要求し、登録した後、その計量器1−1(他の計量器1−2,1−3でも良いが)を用いて精算処理を行えば良い。なお、付属商品がある旨の表示は、各商品を計量する毎に行う代りに、最後に精算処理を行う計量器1−3において、まとめて表示し、まとめて計量等しても良い。
以上説明したように、計量器1は、商品を計量して登録を行う登録手段(ステップST3,ST8等及びこれらステップを実行するCPU31等)と、商品の重量を計量する計量部47と、登録された商品に付属商品があるか否かを判断し、付属商品がある場合に前記付属商品を前記計量部47に載置する旨の報知を行う制御部(ステップST4,ST5及びこれらステップを実行するCPU31等)と、を有している。このように、一旦、付属商品を計量部47に載置させるので、客に商品を渡す際に、付属商品を渡し忘れることを防止できる。
ここで前記報知は、商品の金額を確定させたときに行うのが好ましい。このように商品の金額確定後に、付属商品を計量部47に載置させれば、商品の金額確定と付属商品の渡し忘れの防止とを確実に実行することができる。
また上記計量器1のように、付属商品が計量部47に載置されたと判断されるまで次なる操作を禁止するように構成することが好ましい。報知のみでなく、付属商品が計量部47に載置されるまで次なる操作が行えないので、付属商品を確実に計量部47に載置することとなり、これによってさらに確実に、付属商品の渡し忘れを防止することができる。また上記計量器1のように、付属商品が計量部47に載置されたと判断した場合に報知を解除するように構成することが好ましい。付属商品が計量部47に載置されるまで報知を継続してその載置を促すので、より確実に付属商品の計量部47への載置を行わせることができ、その渡し忘れを防止できる。
また上記計量器1のように、商品を載置した状態で付属商品を計量することが好ましい。商品とその付属商品とを同時に計量部47に載置するので、より確実に、付属商品の渡し忘れを防止することができる。
図12は、計量器1が実行する計量処理の他の一例を示す動作フロー図である。この例においては、まず、計量器1の表示操作面19に、例えば図13に示すような登録画面G1−2を表示する(ステップST1−2)。同図に示すように登録画面G1−2には、選択可能な複数の商品欄G11−2及びG11´−2、選択商品表示欄G12−2、風袋重量表示欄G13−2、品番表示欄G14−2、商品重量表示欄G15−2、内容量表示欄G16−2、単価表示欄G17−2、値段表示欄G18−2、頁切換ボタンG19−2、扱者欄G21−2等が表示されている。商品欄G11−2及びG11´−2は、文字だけでなく、その商品の絵等を表示しても良い。商品欄G11−2と商品欄G11´−2の違いは、商品欄G11−2は付属商品のない商品であり、商品欄G11´−2は付属商品のある商品である点である。即ちこの例では、付属商品のない商品の商品欄G11−2の背景の色彩(例えば緑色)と、付属商品のある商品の商品欄G11´−2の背景の色彩(例えばピンク色)とを、異なる色彩とし(図では斜線の有無で示している)、さらに、商品欄G11´−2には、商品の他に、「別添※」と表示して、文言でも付属商品があることを表示している。このように、商品欄G11−2と商品欄G11´−2を区別できるように表示することで、以下の工程で商品を選択する際に、店員は付属商品があることを認識できる。
次に、何れかの商品欄G11−2又はG11´−2を指で押下(タッチ)することで、その商品を選択し(ステップST2−2)、続いてその商品を計量皿13に載置してその商品の計量を行う(ステップST3−2)。例えばこの例では、商品欄G11−2及びG11´−2の内の「ローストビーフサラダ」を押下して商品を選択した後、その商品「ローストビーフサラダ」を計量皿13に載置してその商品の計量を行う。これによって図示はしないが、選択された商品「ローストビーフサラダ」が図13に示す選択商品表示欄G12−2に表示され、また確定した計量値や値段等が、それぞれの欄に表示される。そしてステップST4−2に移行してその商品の登録を行い、次に、新たな商品の登録のために、図13に示す登録画面G1−2と同様の登録画面G1−2を表示する(ステップST5−2)。
以上のように、ステップST5−2で表示された登録画面G1−2において、引き続き次の商品を選択する場合は、登録画面G1−2に表示された何れかの商品欄G11−2又はG11´−2を押下することで、ステップST6−2からステップST2−2に移行し、前記と同様の商品登録操作を行う。一方、ステップST5−2における登録画面G1−2において、商品を指定していない状態で扱者欄(扱者ボタン、登録完了キー)G21−2を押下すると、その押下が全ての商品の計量が終了したことの指示としているので、ステップST6−2からステップST7−2に移行し、図14に示すような小計画面(加算情報画面)G2−2を表示する。
小計画面G2−2には、それまでに登録した商品に関する情報や小計額や買上点数などが表示される他に、付属商品がある場合は、その商品について付属商品がある旨の表示を行う。即ち、図14の小計画面G2−2の場合は、商品「トマトのボックスサラダ」に付属商品欄F(F1)を設けて付属商品を表示し、また商品「サーモンと玉ねぎのマリネ」に付属商品欄F(F2)を設けて付属商品を表示する。その際、付属商品がある商品の欄の背景の色彩と、付属商品がない商品の欄の背景の色彩とを異ならせておく。そして付属商品欄Fの部分を店員がタッチ(押下)すると、その商品欄の背景の色彩を、付属商品がない商品の欄の背景の色彩と同一に変更する。具体的に、図14の小計画面G2−2においては、商品「トマトのボックスサラダ」については既に付属商品欄F1をタッチして、付属商品があることを店員が確認しているので、付属商品欄F1に「別添確認済み」の表示を追加した上で、その商品欄の背景の色彩を、付属商品がない商品の欄の背景の色彩(例えば青色)と同一に変更し、一方、商品「サーモンと玉ねぎのマリネ」については付属商品欄F2をタッチしていないので、その商品欄の背景の色彩を、付属商品がない商品の欄の背景の色彩と異ならせている(例えば赤色、図では色彩が異なることを斜線で示している)。この商品「サーモンと玉ねぎのマリネ」についても、付属商品欄F2をタッチすれば、その商品欄の背景の色彩を、付属商品がない商品の欄の背景の色彩と同一とし、且つ付属商品欄F2に「別添確認済み」の表示を追加する。以上のように、付属商品欄Fを店員がタッチすることで、付属商品が必要であることを、より確実に店員に認識させることができる。なお、さらに例えば、小計画面G2−2中に、ポップアップ画面等によって、「別添商品が○○点あります」のような表示を行っても良い。
上記付属商品の確認作業が完了した後に、図示しない現計キーが押下されることで精算を行う旨の指示が入力されると(ステップST8−2)、CPU31は、前記小計画面G2−2において全ての付属商品の確認作業(全ての付属商品欄F1,F2にタッチすること)が完了しているか否かを判断する(ステップST9−2)。そして、全ての付属商品の確認作業が完了している場合は、ステップST10−2に移行して、前記小計額を用いて精算処理を行い、一連の計量処理を終了する。
一方、ステップST9−2において、全ての付属商品の確認作業が完了していないと判断した場合は、ステップST11−2に移行し、付属商品を確認する旨を表示する。具体的には、例えば図15に示す小計画面G2−2のように、ポップアップ画面P3を表示して、「別添確認未完了の商品があります」のようなコメントを表示する。そして、ポップアップ画面P3中の確認ボタンP31にタッチすれば、図14に示すような小計画面G2−2に戻り、付属商品の確認作業を促す(ステップST11−2)。なお、ステップST11−2を省略し、ステップST9−2からステップST7−2に直接戻るように構成しても良い。
この例の場合も、商品の計量を行った後に、計量した商品を選択しても良い。また上記例では、計量商品について付属商品を付属する場合について説明したが、定貫商品について付属商品を付属する場合にも適用できる。この場合は、図12に示す動作フロー中の、ステップST3−2を省略しても良いし、ステップST3−2で商品の計量を行った上で(但し計量値は金額の算出には利用しない)、ステップST4−2以下の動作を行っても良い。
また上記実施形態では、図6の登録画面G1に示すように、複数の商品欄G11を表示し、何れかの商品欄G11を押下することで商品を選択するように構成しているが、その代りに、前記商品欄G11を表示せず、例えば対面販売を行うために陳列している商品の近くに設置してある価格をデジタル表示する表示器に、例えば指で触れて振動を与えることで、その表示器と無線を通じて通信可能に構成した計量器にその商品が選択されたことを報知し、これによって計量器にその商品が選択されたことを入力すると同時に計量器の表示部に選択された商品のみを表示させるように構成しても良い。表示された商品に付属商品がある場合は、付属商品がない商品の場合とは異なる態様(例えば背景の色彩を異ならせたり、付属商品がある旨を文言や絵等で表示する)で表示するようにしてもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの構成であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、商品販売登録装置として計量器を用いた例を説明したが、本発明は上記実施形態に示す構造の計量器に限らず、例えば、計量部付きPOS端末等でもよく、要は、客が要望する商品を計量して登録を行う装置、或いは客が要望する商品を計量し計量した重量に基づいて金額を算出し商品販売を行う装置であればどのような商品販売登録装置であっても良い。
また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。