JP2018005685A - 媒体収納庫及び媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を簡素化した媒体収納庫及び媒体処理装置を提供する。
【解決手段】現金自動取引装置は、内部に紙幣を収納する紙幣収納空間34が形成された偽券庫22と、偽券庫22が装着され、該偽券庫22の装着を検出する閉塞装着検出センサ46が配された偽券庫装着部とを設け、偽券庫22は、紙幣収納空間34と外部とを連通する開口部32が形成された本体部30と、開口部32を閉塞又は開放する扉部40と、扉部40に形成され、閉塞装着検出センサ46が検知対象とするセンサ遮蔽板45とを有する。閉塞装着検出センサ46は、扉部40が開口部32を閉塞した状態で偽券庫22が偽券庫装着部に装着された際に閉塞装着検出センサ46で検知可能な位置に設けられたセンサ遮蔽板45を検知する。
【選択図】図5

Description

本発明は媒体収納庫及び媒体処理装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣カセットとを有するものがある。そのような現金自動取引装置は、該現金自動取引装置に設けられた装着部に対し、紙幣カセットが着脱可能に構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
そのような現金自動取引装置は、紙幣カセットの扉が閉塞された状態で該紙幣カセットが装着部に装着されると、紙幣カセットが正常な状態で装着部に装着されたと判断し、入金処理及び出金処理行う。
特開2016−57967号公報
そのような紙幣カセットは、該紙幣カセットの扉が閉塞しているか否かを検出するセンサと、該紙幣カセットが現金自動取引装置の装着部に装着されたか否かを検出するセンサとが別個に設けられているものがあり、構成が煩雑であった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、構成を簡素化し得る媒体収納庫及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納庫においては、内部に媒体を収納する収納空間が形成され、所定の装着部に対して装着可能な媒体収納庫であって、収納空間と外部とを連通する開口部が形成された本体部と、開口部を閉塞又は開放する扉と、扉に形成され、装着部に配された検知部が検知対象とする被検知部とを設け、被検知部は、扉が開口部を閉塞した状態で媒体収納庫が装着部に装着された際に検知部で検知可能な位置に設けられるようにした。
また本発明の媒体処理装置においては、内部に媒体を収納する収納空間が形成された媒体収納庫と、媒体収納庫が装着され、該媒体収納庫の装着を検出する検知部が配された装着部とを設け、媒体収納庫は、収納空間と外部とを連通する開口部が形成された本体部と、開口部を閉塞又は開放する扉と、扉に形成され、検知部が検知対象とする被検知部とを有し、検知部は、扉が開口部を閉塞した状態で媒体収納庫が装着部に装着された際に被検知部を検知するようにした。
本発明は、1個の被検知部及び検知部のみで、媒体収納庫の扉が閉塞したまま該媒体収納庫が装着部に正常に装着されたか否かを判定できる。
本発明によれば、構成を簡素化し得る媒体収納庫及び媒体処理装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 離脱状態の偽券庫の構成を示す斜視図である。 開放装着状態の偽券庫の構成を示す斜視図である。 閉塞装着状態の偽券庫の構成(1)を示す斜視図である。 閉塞装着状態の偽券庫の構成(2)を示す左側面図である。 閉塞装着状態の偽券庫の構成(3)を示す平面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、利用者(すなわち金融機関の顧客)との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に顧客応対部3が設けられている。顧客応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統轄制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、箱状の入出金機筐体11を中心に構成されており、制御部12が各部(入出金部16、鑑別部18、一時保留部20、上搬送部21、偽券庫22、搬送部24、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28)を統轄制御する。制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10の内部の上側には、入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18、入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20及び偽造紙幣(以下、偽券と呼ぶ)と判断された紙幣を収納する偽券庫22等が設けられている。入出金部16は、入出金機筐体11内における前側上部に配され、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中実線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、該鑑別部18の後側と一時保留部20、紙幣収納庫26及び偽券庫22とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と入出金部16及びリジェクト庫28とを接続している。搬送部24の分岐点には、切替機構(図中三角形で示す)が設けられており、制御部12の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから記番号を読み取り識別し、その識別結果を制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入出金機筐体11内における前後方向のほぼ中央部であって搬送部24の上に隣接する位置に配され、いわゆるテープエスクロ方式を採用しており、円筒形状のドラムの周側面に紙幣をテープと共に巻き付けることで該紙幣を収納し、またこの周側面から該テープを引き剥がすことで紙幣を繰り出す。
上搬送部21は、搬送部24の上側における後端近傍に配置されており、下端から上部前側へ向けて紙幣を搬送する。偽券庫22は、搬送部24の上側における後寄りの箇所であって上搬送部21の前側に隣接する位置に配置されており、内部に紙幣を収納する空間を有している。この偽券庫22は、鑑別部18及び制御部12により偽券と判断された紙幣が搬送部24を介し上搬送部21により搬送されてくると、これを内部に収納する。偽券庫22は、偽券庫装着部50に対し上下方向に沿って着脱される。この偽券庫装着部50は、扉部40(後述する)が前側を向いた状態で偽券庫22を収納する偽券庫装着空間52が内部に形成されている。すなわち偽券庫22は、扉部40が閉塞した閉塞状態において偽券庫装着空間52の上側から下方へ降ろされることにより、偽券庫装着部50に装着され装着状態となる。偽券庫22が閉塞状態において装着状態となっている状態を、以下では閉塞装着状態とも呼ぶ。また偽券庫22は、閉塞状態において偽券庫装着空間52から上方へ持ち上げられることにより、偽券庫装着部50から離脱され離脱状態となる。
紙幣入出金機10の内部の下側には、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫28と、再利用可能な紙幣を収納する5個の紙幣収納庫26とが設けられている。リジェクト庫28は、入出金機筐体11内における前側下部に配され、上下方向に長い直方体状に形成されると共に内部に紙幣を集積して収納する空間を有している。このリジェクト庫28は、鑑別部18及び制御部12により損傷の程度が大きく再利用すべきで無いと判断された紙幣が搬送部24により搬送されて来ると、該紙幣を内部に収納する。入出金機筐体11内におけるリジェクト庫28の後方には、前側から後側へ向けて順に5個の紙幣収納庫26(26A、26B、26C、26D及び26E)が設けられている。各紙幣収納庫26は、何れも同様に構成されており、上下方向に長い直方体状に形成されると共に内部に紙幣を集積して収納する空間を有している。各紙幣収納庫26は、それぞれ収納すべき紙幣の金種が予め設定されている。この紙幣収納庫26は、鑑別部18及び制御部12により損傷の程度が小さく再利用が可能であると判断された紙幣が、その金種に応じて搬送部24により搬送されてくると、該紙幣を内部に集積して収納する。また紙幣収納庫26は、制御部12から紙幣を繰り出す指示を受け付けると、集積している紙幣を1枚ずつに分離して繰り出し、搬送部24に受け渡す。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
[1−3.偽券庫の構成]
図3乃至図7に示すように偽券庫22は、箱型の本体部30と扉部40とを有している。本体部30は、偽券庫22の内部と外部とを連通し該本体部30内部から外部へ紙幣を取り出させる開口である開口部32が、本体部30の前面に形成されている。また本体部30には、紙幣を収納する空間である紙幣収納空間34が形成されている。本体部30には、右端部である吊元に設けられた蝶番42を支点として回動する扉部40が設けられている。扉部40は、開口部32を覆うことで紙幣収納空間34を外部から遮蔽し、また、開口部32を開放することで紙幣収納空間34を外部に露出させるようになっている。以下では、扉部40において回動する際の支点側(閉塞状態における右端側)を吊元部とも呼び、蝶番42から回動方向に直交する方向に離隔する位置であり、回動する側(閉塞状態における左端側)を戸先部とも呼ぶ。
偽券庫22は、紙幣入出金機10から取り外された該偽券庫22から保守作業者により紙幣が回収される紙幣回収作業が行われる場合、扉部40を開き開口部32を開放することにより、紙幣を回収可能な状態とする。以下ではこれを開放状態とも呼ぶ。一方偽券庫22は、顧客との間で取引処理が行われる場合や紙幣回収作業が行われない場合、図5に示すように扉部40を閉じ開口部32を閉塞することにより、該偽券庫22内部の各部や紙幣等を保護する。以下ではこれを閉塞状態とも呼ぶ。
偽券庫22の前端部における左端部には、ロック機構36が設けられている。図4に示すようにロック機構36は、扉部40に設けられロックプレート(図示せず)が連結されたシリンダ錠である扉側ロック部37と、本体部30に設けられロックプレートが嵌り込む孔部(図示せず)が形成されたストライクである本体側ロック部38とにより構成されている。ロック機構36は、閉塞状態で偽券庫22の外部から所定の鍵が差し込まれた状態で扉側ロック部37のシリンダ錠が施錠方向に回転されることにより、該シリンダ錠に連動してロックプレートが回動し、該ロックプレートが本体側ロック部38のストライクに係合することにより、扉部40が本体部30に対し開放されないよう規制し閉塞状態を保つ施錠状態となる。
[1−4.センサ部の構成]
偽券庫22及び偽券庫装着部50には、センサ遮蔽板45及び閉塞装着検出センサ46により構成され、偽券庫22が閉塞装着状態であるか否かを検出するセンサ部44が設けられている。
センサ遮蔽板45は、平板状であり、閉塞状態において、前後方向の幅が薄く上下左右方向に延びるよう、扉部40において蝶番42の反対側の左端面から左側に向かって突設している。
閉塞装着検出センサ46は、所定の検知光を発光する発光素子及びこの検知光を受光する受光素子の組み合わせにより構成された光学センサであり、偽券庫装着部50(図2)における扉部40の戸先部の近傍において開口を右方に向けて設けられている。具体的に閉塞装着検出センサ46は、閉塞状態の偽券庫22が装着状態となった際に検知光の光路がセンサ遮蔽板45によって遮られる位置に設けられている。この閉塞装着検出センサ46は、検出光がセンサ遮蔽板45によって遮られた遮蔽状態と、検出光がセンサ遮蔽板45によって遮られていない非遮蔽状態とを検出し、検出結果を制御部12に通知する。制御部12は、この検出結果を基に、閉塞装着状態であるか否かを判断する。
ここで、図3に示したように偽券庫22の離脱状態において閉塞装着検出センサ46は、検出光がセンサ遮蔽板45によって遮られないため非遮蔽状態を検出する。また図4に示したように扉部40が開放されたまま偽券庫22が偽券庫装着部50に装着された状態、すなわち偽券庫22の開放装着状態においては、センサ遮蔽板45が閉塞装着検出センサ46よりも前側に位置し、閉塞装着検出センサ46は検出光がセンサ遮蔽板45によって遮られないため非遮蔽状態を検出する。一方図5に示したように扉部40が閉塞した上で偽券庫22が偽券庫装着部50に装着された状態、すなわち偽券庫22の閉塞装着状態において、閉塞装着検出センサ46は、検出光がセンサ遮蔽板45によって遮られるため遮蔽状態を検出する。
このように紙幣入出金機10は、扉部40が閉塞した上で偽券庫22が偽券庫装着部50に装着された状態である閉塞装着状態の場合にのみ閉塞装着検出センサ46において遮蔽状態を検出する一方、偽券庫22が偽券庫装着部50に装着されていない場合と、偽券庫22が偽券庫装着部50に装着されたものの扉部40が開放されている状態である開放装着状態の場合は、閉塞装着検出センサ46において非遮蔽状態を検出する。
このため紙幣入出金機10は、1組のセンサ部44、すなわち1個の閉塞装着検出センサ46及び1個のセンサ遮蔽板45のみで、偽券庫22の閉塞装着状態を検出できる。紙幣入出金機10は、偽券庫22の閉塞装着状態を検出すると、正常に偽券庫22が偽券庫装着部50に装着されたと判断し、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
[1−5.効果等]
従来の紙幣入出金機においては、偽券庫の扉部が閉塞しているか否かを検出するセンサと、該偽券庫が紙幣入出金機の偽券庫装着部に装着されたか否かを検出するセンサとが別個に設けられているものがあり、構成が煩雑であった。
これに対し紙幣入出金機10は、扉部40が閉塞した上で偽券庫22が偽券庫装着部50に装着された閉塞装着状態を、扉部40に固定された1個のセンサ遮蔽板45を、偽券庫装着部50に設けられた1個の閉塞装着検出センサ46のみで検出することにより、判定するようにした。これにより紙幣入出金機10は、1個のセンサ遮蔽板45及び閉塞装着検出センサ46のみで、偽券庫22の閉塞装着状態を検出でき、センサの個数を削減して構成を簡素化できると共に、コストを低減できる。
また、紙幣入出金機10において偽券庫22の扉部40と対向する位置に扉側壁を設け、偽券庫22が開放状態のまま偽券庫装着部50に装着されようとすると扉部40が扉側壁に接触することにより、装着を防止することも考えられる。しかしながら紙幣入出金機10内のスペースの制約により、扉側壁を設けられない場合がある。紙幣入出金機10は、そのような場合であっても、扉側壁を設ける等、紙幣入出金機11内部の構成を複雑化させることなく、センサ遮蔽板45及び閉塞装着検出センサ46のみで、閉塞装着状態を検出できる。
ここで、偽券庫装着部50における、扉部40から離隔する、例えば偽券庫22の背面側や左側面の後方に閉塞装着検出センサ46を設ける場合、扉部40から該閉塞装着検出センサ46まで、センサ遮蔽板45を延長する必要があるため、構成が複雑化してしまう。これに対し紙幣入出金機10は、偽券庫装着部50における扉部40の近傍に閉塞装着検出センサ46を設けるようにしたため、扉部40から僅かに突出するセンサ遮蔽板45を閉塞装着検出センサ46により検出できる。これにより紙幣入出金機10は、センサ遮蔽板45を不必要に大型化することなく、構成を簡略化できる。
さらに紙幣入出金機10は、扉部40における戸先部にセンサ遮蔽板45を設け、偽券庫装着部50における、該センサ遮蔽板45に対応する位置に閉塞装着検出センサ46を設けるようにした。ここで、扉部40は吊元部から戸先部に向かうほど、閉塞状態と開放状態とで位置が大きく変化することとなる。このため紙幣入出金機10は、吊元部近傍にセンサ遮蔽板45及び閉塞装着検出センサ46を設ける場合よりも、閉塞状態と開放状態とでセンサ遮蔽板45の位置を大きく移動させることができ、より確実に閉塞状態と開放状態とを判別できる。
以上の構成によれば現金自動取引装置1は、内部に媒体としての紙幣を収納する媒体収納空間としての紙幣収納空間34が形成された偽券庫22と、偽券庫22が装着され、該偽券庫22の装着を検出する検知部としての閉塞装着検出センサ46が配された装着部としての偽券庫装着部50とを設け、偽券庫22は、紙幣収納空間34と外部とを連通する開口部32が形成された本体部30と、開口部32を閉塞又は開放する扉部40と、扉部40に形成され、閉塞装着検出センサ46が検知対象とする被検知部としてのセンサ遮蔽板45とを有し、閉塞装着検出センサ46は、扉部40が開口部32を閉塞した状態で偽券庫22が偽券庫装着部50に装着された際に閉塞装着検出センサ46で検知可能な位置に設けられたセンサ遮蔽板45を検知するようにした。
これにより現金自動取引装置1は、1個のセンサ遮蔽板45及び閉塞装着検出センサ46のみで、偽券庫22の扉部40が閉塞したまま該偽券庫22が偽券庫装着部50に正常に装着されたか否かを判定できる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、偽券庫装着部50における扉部40の戸先部の近傍において閉塞装着検出センサ46を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、偽券庫装着部50における種々の箇所に閉塞装着検出センサ46を設けて良い。
また上述した実施の形態においては、偽券庫22に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣収納庫26又はリジェクト庫28に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光学センサである閉塞装着検出センサ46により閉塞装着状態であるか否かを検出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、磁気や電波等を用いた非接触式のセンサや、メカスイッチ等の接触式のセンサ等、種々の方式のセンサにより閉塞装着状態であるか否かを検出しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、センサ遮蔽板45を平板状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、閉塞装着検出センサ46の検知光を遮ることができれば、センサ遮蔽板45を種々の形状にしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、上下方向に沿って偽券庫装着部50に対し着脱される偽券庫22に、上下方向に沿って延びるようセンサ遮蔽板45を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、左右方向や前後方向に沿って偽券庫装着部に対し偽券庫が着脱される場合、着脱方向に合わせてセンサ遮蔽板を偽券庫に設け、該センサ遮蔽板の向きに対応させて偽券庫装着部に閉塞装着検出センサを設ければ良い。
さらに上述した実施の形態においては、本体部30に対し回動する扉部40を有する偽券庫22に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、本体部30に対し例えばスライドして往復移動する扉部を有する偽券庫に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、それぞれ扉部40にセンサ遮蔽板45を、偽券庫装着部50に閉塞装着検出センサ46を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、それぞれ扉部40に閉塞装着検出センサ46を、偽券庫装着部50にセンサ遮蔽板45を設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を処理する現金自動取引装置1において、媒体としての紙幣を収納する偽券庫22に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体を収納する種々の装置に適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置1に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本体部としての本体部30と、扉としての扉部40と、被検知部としてのセンサ遮蔽板45とによって、媒体収納庫としての偽券庫22を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる本体部と、扉と、被検知部とによって、媒体収納庫を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本体部としての本体部30と、扉としての扉部40と、被検知部としてのセンサ遮蔽板45とを有する媒体収納庫としての偽券庫22と、装着部としての偽券庫装着部50とによって、媒体処理装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる本体部と、扉と、被検知部とを有する媒体収納庫と、装着部とによって、媒体処理装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体を収納する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動取引装置、2……筐体、3……顧客応対部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、11……入出金機筐体、12……制御部、14……記憶部、16……入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、21……上搬送部、22……偽券庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……本体部、32……開口部、34……紙幣収納空間、36……ロック機構、37……扉側ロック部、38……本体側ロック部、40……扉部、42……蝶番、44……センサ部、45……センサ遮蔽板、46……閉塞装着検出センサ、50……偽券庫装着部、52……偽券庫装着空間。

Claims (7)

  1. 内部に媒体を収納する収納空間が形成され、所定の装着部に対して装着可能な媒体収納庫であって、
    前記収納空間と外部とを連通する開口部が形成された本体部と、
    前記開口部を閉塞又は開放する扉と、
    前記扉に形成され、前記装着部に配された検知部が検知対象とする被検知部と
    を有し、
    前記被検知部は、前記扉が前記開口部を閉塞した状態で前記媒体収納庫が前記装着部に装着された際に前記検知部で検知可能な位置に設けられる
    媒体収納庫。
  2. 前記検知部は、前記扉が前記開口部を閉塞した状態における前記扉の近傍に配される
    請求項1に記載の媒体収納庫。
  3. 前記扉は、前記本体部に対し回動可能に設けられる
    請求項1に記載の媒体収納庫。
  4. 前記検知部及び前記被検知部は、前記扉の戸先部側に配される
    請求項3に記載の媒体収納庫。
  5. 前記検知部は、光学センサであり、
    前記被検知部は、前記光学センサの検知光を遮る遮蔽板である
    請求項1に記載の媒体収納庫。
  6. 内部に媒体を収納する収納空間が形成された媒体収納庫と、
    前記媒体収納庫が装着され、該媒体収納庫の装着を検出する検知部が配された装着部と
    を有し、
    前記媒体収納庫は、
    前記収納空間と外部とを連通する開口部が形成された本体部と、
    前記開口部を閉塞又は開放する扉と、
    前記扉に形成され、前記検知部が検知対象とする被検知部と
    を有し、
    前記検知部は、前記扉が前記開口部を閉塞した状態で前記媒体収納庫が前記装着部に装着された際に前記被検知部を検知する
    媒体処理装置。
  7. 前記検知部が前記被検知部を検知した場合、前記扉が前記開口部を閉塞した状態で前記媒体収納庫が前記装着部に装着されたと判定し、前記検知部が前記被検知部を検知しない場合、前記扉が前記開口部を開放させた状態で前記媒体収納庫が前記装着部に装着されたか、又は前記媒体収納庫が前記装着部に装着されていないと判定する制御部
    をさらに有する請求項6に記載の媒体処理装置。
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