JP2018005086A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手動回転環による手動操作、及び、電動駆動源による電動操作において、レンズ鏡筒の伝達機構の切り替えをスムーズに行いたい。【解決手段】 手動手段2と駆動機構4の間で圧縮されて前記光軸と直交する方向に負荷を与える第1の弾性体8が配置され、手動手段2と固定部材10の間で圧縮されて光軸と直交する方向に負荷を与える第2の弾性体11が配置され、第2の弾性体11の負荷量>第1の弾性体8の負荷量>レンズ保持部材1の負荷量、の関係を満たすことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、交換レンズ等の光学機器に関するものである。
写真撮影をする道具としてデジタルカメラが多く使用されている。デジタルカメラには、撮影レンズを有するレンズ鏡筒が具備されており、レンズ鏡筒にはズーム機構を有するものが多くある。
ズーム機構により撮影レンズが光軸方向に移動し、広角から望遠領域まで画像を変化させて撮影することができる。
レンズ鏡筒に具備される撮影レンズを光軸方向に動作させるためには、複数のレンズ群を光軸方向に回転しないように保持しながら移動させることが必要となる。
そのための構成の一つとして、直進溝を具備する固定筒の外周にカム溝を具備するカム筒を設置する。
そして、レンズ群を直進溝に直進ガイドさせながらカム溝に追従させることにより、カム筒を回転させることでレンズ群を光軸に移動させるという方法がある。
また、レンズ鏡筒を電動で動作させるという要望がある。
また、電動動作だけでなく、レンズ鏡筒の外周に付属する手動リングをマニュアルで回転させることでズーム位置を決定したいという要望もある。
このような問題に対し、以下のように提案がなされている。
特許文献1にマニュアルリングで動作するレンズ鏡筒が示されている。
マニュアルリングを操作したい場合、別に用意したクラッチ機構を用いて連結を切り替えてマニュアルでレンズ鏡筒が動作している。
特開平9−15481号公報
特許文献1では、電動で動作させる場合とマニュアルで動作させる場合に、切り替えるクラッチ機構を別に設けなければならない。
さらに、ユーザーがスイッチを切り替える必要があり、手動操作時に手間が生じてしまう。また、クラッチ機構を入れなければならず、部品点数も多くなり機器も大型化してしまうという問題がある。
マニュアル動作と電動動作をシームレスに、特に切替えもなく動作できる機構が望まれている。
そこで、本発明では、レンズ保持部材を光軸方向に駆動する駆動機構と、前記駆動機構に連結し前記駆動機構を電動で駆動する駆動源と、前記駆動機構に連結し前記駆動機構を手動で駆動する手動手段と、を有する光学機器であって、
前記光学機器の外装部材に接続して固定されている固定部材を備え、
前記手動手段と前記駆動機構の間で圧縮されて前記光軸と直交する方向に負荷を与える第1の弾性体が配置され、前記手動手段と前記固定部材の間で圧縮されて前記光軸と直交する方向に負荷を与える第2の弾性体が配置され、
前記第2の弾性体の負荷量>前記第1の弾性体の負荷量>前記レンズ保持部材の負荷量、の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、光学機器の大きさを増やすことなく、さらに部品を増やすことなく、手動ズームと電動ズームの切り替えをスムーズに行うことができ、ユーザビリティーを向上させることができる。
本発明の実施例における光学機器に具備される撮影レンズ鏡筒の構成を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施例1における光学機器に具備される撮影レンズ鏡筒及び手動操作環の構成を示す側面図であり、(b)は本発明の実施例1における光学機器に具備される撮影レンズ鏡筒及び手動操作環の構成を示す概念図である。 (a)は本発明の実施例における光学機器に具備される駆動源からの動力伝達を示す詳細図であり、(b)は本発明の実施例における光学機器に具備される駆動源の断面図である。 (a)は本発明の実施例における光学機器の正面斜視図であり、(b)は本発明の実施例における光学機器の背面図である。 本発明の実施例における光学機器であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2における光学機器に具備される撮影レンズ鏡筒及び手動操作環の構成を示す概念図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図4(a)、図4(b)には、本実施形態に係る撮影レンズ鏡筒を有する光学機器としてデジタルカメラ12が示されている。
本実施形態で示すデジタルカメラ12は撮影倍率を変更できるズーム機構を有するカメラである。
図4(a)は当該デジタルカメラ12の正面斜視図である。図4(b)は当該デジタルカメラ12の背面図である。
図5には当該デジタルカメラ12のブロック図を示している。
本実施形態のデジタルカメラ12の正面には測光測距を行う場合の光源の補助を行う補助光15、ストロボ17、撮影レンズ鏡筒1が構成されている。
上面にはレリーズボタン13、ズーム切換えスイッチ14、電源切換えボタン16が配置されている。
背面には操作ボタン19,20,21,22,23,24、25が配置され様々な機能切換えを行うことができる。
LCDより成るディスプレイ(液晶手段)18が配置されている。
ディスプレイ18は、画像表示手段であり、メモリ36に保存された画像データやメモリーカードから読み込んだ画像データを画面上に表示する。
制御部はCPU42、ROM41、RAM43で構成されている。
バス40を介してレリーズボタン13、操作ボタン19〜25、ディスプレイ18、メモリ36、メモリーカードドライブ38等の各種構成要素が接続されている。
バス40を介して制御系と接続する駆動回路39には、ズーム機構3、フォーカス駆動機構26が接続されている。
また、バス40を介して制御系と接続する駆動回路39には、シャッタ駆動機構28、絞り駆動手段30、CCDやCMOS等の撮像素子32、ストロボ17が接続されている。
駆動回路39は、制御系からの信号により各々の駆動を制御することになる。
ROM41には、上述の各機能構成要素を制御するプログラムが記憶されている。RAM43には各制御プログラムに必要なデータが記憶されている。
アナログ信号処理手段33では、取り込まれた画像データにアナログ処理を施し、A/D変換部34に出力する。
A/D変換部34では取り込まれたアナログデータをデジタルデータに変換する。このデジタルデータをデジタル信号処理手段35に出力し、ここでデジタルデータの処理を行う。最終的にデジタルデータはメモリ36に記憶されることになる。
メモリ36に記憶された画像データやメモリーカードドライブ38に記憶されている画像データを圧縮伸張手段37によって伸張処理を行っている。
その画像データを、バス40を介してディスプレイ18に表示させることができる。このディスプレイ18上のデータを使用者が見ることで、その画像が不必要であると判断すると使用者は操作ボタン19の操作によって消去することができる。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ12に備えられたレンズ保持部材としての撮影レンズ鏡筒1の構成について説明する。
図1は撮影レンズ鏡筒1の斜視図である。
撮影レンズ鏡筒1はズーム機構を有しており、ワイドの状態からテレ状態まで画角を変化することができる。
撮影レンズ鏡筒の光軸に対して、駆動源3であるズームモーターの駆動軸3aは直交した配置になっている。
カメラのレイアウト上、できるだけ本体を薄くしようとした場合、ズームモーターを光軸と同じ方向にするとモーターの長さ分厚くなってしまう。
そのため、本実施形態のようなレイアウトが小型化に有利となる。
撮影レンズ鏡筒1の外周には、ユーザーが手で操作する手動駆動環2が配置されている。
図2(a)に撮影レンズ鏡筒1と手動手段としての手動駆動環2の構成を示す部分断面図を示す。手動駆動環2と駆動環4の接続部分を断面で表示している。
図2(b)に概念図を示す。
図3(a)に駆動源3から駆動環4への接続を示すズーム機構を示す。
図3(b)に駆動源3の断面図を示す。
ユーザーがズーム切換えスイッチ14を操作すると、駆動源3であるズームモーターに通電され駆動軸3aが回転する。
駆動軸3が回転することで第1のギアとしてのウォームギア5が回転し、ウォームギア5と噛合っている第2のギアとしてのハスバギア6が回転する。
そのまま、ギア連結して動力を伝達し、最終的に駆動環4に一体で具備される駆動ギア4aに接続され、駆動環4が回転することになる。
駆動環4が回転することで、撮影レンズ鏡筒1の内部に具備されるカム環9が回転され、撮影レンズ鏡筒1に具備されるレンズ群が光軸方向に移動しズーム動作を行うことができる。
また、ユーザーが手動回転環2を回転させると、手動回転環2と駆動環4との間の駆動連結手段8によって駆動環4が同時に回転する。
そして、撮影レンズ鏡筒1の内部に具備されるカム環9が回転され、撮影レンズ鏡筒1に具備されるレンズ群が光軸方向に移動しズーム動作を行うことができる。
手動駆動環2は光学機器12に接続して固定されている本体地板10に本体接続手段11を介して保持されている。
駆動連結手段8及び本体接続手段11はゴムなどの弾性体で形成されており、リング状に周囲を保持する形で配置されている。駆動連結手段8は手動回転環2と駆動環4の間に若干圧縮されるように配置している。また、本体接続手段11は手動駆動環2と本体地板10の間に若干圧縮されるように配置している。
手動回転環2によって駆動機構を構成する駆動環4が回転すると、駆動環4にギア手段が接続されているのでギア手段も同時に回転をする。
その結果、ハスバギア6が回転し、ウォームギア5が回転する。最終的にウォームギア5が接続している駆動源3内部の駆動軸3aが回転することになる。
つまり、手動回転環2と駆動環4、及び、駆動環4と駆動源3であるズームモーターが直結している。
そのため、電動でズームする時は、駆動源3であるズームモーターは駆動回路39によって自ら回転する。
また、手動回転環を操作してマニュアルズームする時においても、駆動源3であるズームモーターは外力によって強制的に回転させられることになっている。
以上の構成をとると、特にユーザーがマニュアルリングでのズーム動作を実施しようとしてスイッチを切り替えたりすることは不要となる。
スイッチを切り替えたりすること無しに、シームレスで操作をズーム切換えスイッチ14と手動駆動環2を選択して動作することができるようになる。
本実施形態で重要な構成は、ウォームギア5とハスバギア6の関係で、ウォームギア5の回転力がハスバギア6を回転させる。
それと同様に、ハスバギア6の回転力でウォームギア5を回転させなければならない。
通常、ウォームのねじれ角が小さいとロック作用が働きハスバギア方向からの動作が困難になる。またφ3mm程度以下の小径ギアが良い。
一般的にセルフロックする条数は3条以下で使用されており、ねじれ角を大きくする場合は条数を4条以上のウォーム歯にすることが望ましい。通常ウォームのねじれ角が安息角(摩擦角)より大きければ逆駆動は可能である。
そこでねじれ角は14度以上であることが望ましい。また、そのためにはウォームギア5のねじは4条以上のウォーム歯が望ましい。逆駆動させるためには摩擦抵抗を低減させる必要があり、高性能な潤滑油を使用する必要がある。
小原歯車工業(株)の歯車技術資料に詳しく記載がある。
ウォームギア5にはパルス板5aが具備されており、パルス板5aのパルスをフォトインタラプタなどのパルス検知手段7によって検知できるようになっている。
第1のギアはパルス板5aを具備しており、光学機器は、駆動源3による駆動時及び手動手段2による駆動時にも駆動軸3aの回転を検知している。
駆動源3であるズームモーターに通電され、駆動軸3aが回転するとパルス板5aが回転し、パルス検知手段7によって駆動軸3aの回転数をカウントする。
パルスをカウントすることで駆動環4を適切な位置に移動しズームポジションを決めることができる。
パルス板5aのカウント数によりレンズ保持部材のズーム位置を検知し、検知結果に基づいてレンズ保持部材に具備されるフォーカスレンズを駆動する。
本発明では、手動駆動環2の駆動力もウォームギア5まで伝達するため、パルス板5aを回転させることができ、駆動環4の回転数をカウントすることができる。
そのカウント数によりズームポジションを検知することが可能となる。
撮影レンズ鏡筒1の内部にはフォーカス駆動機構26が具備されており、フォーカスレンズ27を動作させて合焦動作を行う。
手動駆動環2の回転によって検知されたパルスカウントを用いて、そのズームポジションに連動してフォーカスレンズ27を動作させることで、マニュアルズーム中もピントが外れることが無くなる。
手動駆動環2と駆動環4との間には駆動連結手段8が配置されている。
第1の弾性体としての駆動連結手段8は弾性体で形成されており、手動駆動環2と駆動環4の間で圧縮されて径方向で負荷を与える構造になっている。
また、手動駆動環2と本体地板10の間には、第2の弾性体としての本体接続手段11が配置されている。
本体接続手段11も弾性体で形成されており、手動駆動環2と固定部材としての本体地板10の間で圧縮されて径方向で負荷を与える構造になっている。
駆動連結手段8及び本体接続手段11はゴムなどの弾性体で形成されており、リング状に周囲を保持する形で配置されている。駆動連結手段8は手動回転環2と駆動環4の間に若干圧縮されるように配置している。また、本体接続手段11は手動駆動環2と本体地板10の間に若干圧縮されるように配置している。
外装部材としての撮影レンズ鏡筒1自体も回転に要する負荷を持っている。駆動源3であるズームモーターは撮影レンズ鏡筒負荷より大きいトルクで回転をする必要がある。
以上の負荷の関係を
本体接続手段11>駆動連結手段8>撮影レンズ鏡筒負荷
とする。
つまり、第2の弾性体11の負荷量>第1の弾性体8の負荷量>レンズ保持部材1の負荷量
の関係を満たす。
この構成にすると、ユーザーがズーム切り替えスイッチ14を操作すると、駆動源3であるズームモーターが駆動し、駆動環4を回転させ撮影レンズ鏡筒1を動作させる。
しかし、このとき手動駆動環2は本体接続手段11の負荷が一番重い為、駆動環4の回転に追従せずに、駆動環4と手動駆動環2との間で摺動が発生する。
つまり、電動ズームのときに手動駆動環2を回転させないようにでき、ユーザーに違和感を与えずに済む。
逆にユーザーが手動駆動環2を操作した場合、ユーザーの手動力が本体接続手段11の負荷より強く回転させることができる。
よって、手動駆動環2が回転し、その回転に伴って駆動連結手段8を介して駆動環4が回転することで撮影レンズ鏡筒1を動作させる。
撮影レンズ鏡筒負荷が駆動連結手段8の負荷より小さい為、この間には摺動は発生しない。
もちろんこのときには駆動環4の回転に伴ってギア連結されている駆動源3であるズームモーターの駆動軸3aが回転させられることになる。
本実施形態では、マニュアルズームも電動ズームもシームレスに切り替えなく操作することができる。
電源ONの時にはユーザーが電源切換えボタン16を操作すると、CPU42より起動の信号を発する。その起動の信号に基いて駆動回路39を介して駆動源3を操作し、駆動環4を回転させることで撮影レンズ鏡筒1を動作させ、収納から撮影可能領域(WIDEの位地)に動作させる。
その後は、電動とマニュアルの動作を選択的にユーザーが選ぶことで撮影レンズ鏡筒1を動作させる。
また、電源OFFのときは撮影レンズ鏡筒1がどの撮影位地にいたとしても操作可能で、ユーザーが電源切換えボタン16を操作すると、CPU42より信号を発する。
その信号に基いて駆動回路39を介して駆動源3を操作し、駆動環4を回転させることで撮影レンズ鏡筒1を動作させ、収納状態に動作させる。
このようにすることで、カメラのON、OFFは電動で行うことで、従来のカメラの操作からの違和感なく使用でき、ユーザーの操作性が維持できる。
また、マニュアル操作を行うときは駆動環4を操作するが、駆動環4の回し始めは静止摩擦が作用し負荷が重くなる。
そこで、動作し始めは駆動源3も通電して動作させ駆動環4が回転しやすいようにアシストする。この構成にすることでユーザーの操作性が向上する。
以上の構成によって、特に部品を追加することなく、また大きくすることなく電動ズームと手動ズームを行うことができ、また切り替えもなくシームレスに達成することができる。
ここで撮影レンズ鏡筒は沈胴式なので、電源のON、OFFは電動で行えるとユーザーにとって便利に操作できる。そのため、電源ON、OFFは電動ズーム時と同様ズームモーターにより駆動される。また、別個にマクロモードが搭載されている場合は、マクロスイッチを操作することで電動で撮影レンズ鏡筒が動作されても良い。
また、撮影レンズ鏡筒1を撮影可能領域で動作している場合に、安易にズームのワイド位置(広角端)から収納方向に移動しないようにしたい。
電動ズームの時は、駆動源3であるズームモーターへの回転をパルス板5aによって検知して、ズームのワイド位置で通電を停止することで動作しないようにすることができる。
マニュアルズームを実施している場合には、ユーザーが手動駆動環2を回転させることで駆動環4を回転させ、その回転によりウォームギア5が回転されることでパルス板5aのカウントを発生させる。
パルス板5aのカウントを検知してズームのワイド位置にて駆動源3を回転保持状態にする。このようにするとユーザーは手動駆動環2の動作が重くなったことを感じて操作を中止する。
ズームの望遠側ではメカ的に駆動環4の回転を停止するようにすれば良い。
しかし、望遠側は画角の補正によるズーム停止位置の調整を実施する場合がある。
この場合も前述と同じように画角ズーム停止位置調整値に基づいて、パルス板5aのカウントを検知してズームの望遠位置にて駆動源3を回転保持状態にする。
このようにするとユーザーは手動駆動環2の動作が重くなったことを感じて操作を中止する。
保持通電を発生させる方法としては、使用する駆動源3をステッピングモーターとすることで、保持通電状態を達成できる。
また、駆動源3をDCモーターとし、停止位置になったら逆通電を実施し、いわゆるショートブレーキ通電を行い、動作の中止をユーザーに感じさせる。
本実施例では、レンズ保持部材が撮影領域にあり、手動手段2によって非撮影領域への操作がなされた際に、撮影領域と非撮影領域の境界にて駆動源3が電気的に回転保持される。
また、広角側のレンズ保持部材の停止位置を調整し、その調整位置においてさらに広角側にズーム操作がなされた際、撮影領域と非撮影領域の境界にて駆動源3が電気的に回転保持される。
また、望遠側のレンズ保持部材の停止位置を調整し、その調整位置においてさらに望遠側にズーム操作がなされた際、撮影領域と非撮影領域の境界にて駆動源3が電気的に回転保持される。
カメラが沈胴式であり、非使用時と使用時の鏡筒の繰り出し位置が違う場合、その境界で停止位置を体感できるのが有効となる。また、実使用領域と光学的なマクロ領域の切り替えを与える場合でもモーターによる負荷変動を与えて、ユーザーに通知することも可能となる。
図6には、駆動源3であるズームモーターと駆動環4の間にクラッチ機構6aを設けた場合の図を示す。ギア6を中心にクラッチ機構6aを回転させることにより、ズームモーターの動力を駆動環4から切り離すことができる。
この場合でもユーザーがズーム切り替えスイッチ14を操作すると、クラッチギア6aが駆動環4と接続し、駆動源3であるズームモーターが駆動し、駆動環4を回転させ撮影レンズ鏡筒1を動作させる。
しかし、このとき手動駆動環2は本体接続手段11の負荷が一番重い為、駆動環4の回転に追従せずに、駆動環4と手動駆動環2との間で摺動が発生する。
つまり、電動ズームのときに手動駆動環2を回転させないようにでき、ユーザーに違和感を与えずに済む。
図6のあるように、逆にユーザーが手動駆動環2を操作した場合、クラッチギア6aの連結を解除することでユーザーの手動力が本体接続手段11の負荷より強く回転させることができる。
よって、手動駆動環2が回転し、その回転に伴って駆動連結手段8を介して駆動環4が回転することで撮影レンズ鏡筒1を動作させる。
撮影レンズ鏡筒負荷が駆動連結手段8の負荷より小さい為、この間には摺動は発生しない。
以上の構成によって、特に部品を追加することなく、また大きくすることなく電動ズームと手動ズームを行うことができ、また切り替えもなくシームレスに達成することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
産業上利用できることは明らかである。
1 撮影レンズ鏡筒
2 手動回転環
3 駆動源
3a 駆動軸
4 駆動環
5 ウォームギア
5a パルス板
6 ハスバギア
7 パルス検知手段
8 駆動連結手段
11 本体接続手段

Claims (5)

  1. レンズ保持部材を光軸方向に駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構に連結し前記駆動機構を電動で駆動する駆動源と、
    前記駆動機構に連結し前記駆動機構を手動で駆動する手動手段と、
    を有する光学機器であって、
    前記光学機器の外装部材に接続して固定されている固定部材を備え、
    前記手動手段と前記駆動機構の間で圧縮されて前記光軸と直交する方向に負荷を与える第1の弾性体が配置され、前記手動手段と前記固定部材の間で圧縮されて前記光軸と直交する方向に負荷を与える第2の弾性体が配置され、
    前記第2の弾性体の負荷量>前記第1の弾性体の負荷量>前記レンズ保持部材の負荷量、
    の関係を満たすことを特徴とする光学機器。
  2. 前記手動手段を駆動することで前記駆動機構が手動で駆動される場合、前記手動手段による駆動力が前記駆動機構を介して前記駆動源され、前記駆動源を構成する駆動軸も同時に駆動される請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記レンズ保持部材が撮影領域にあり、前記手動手段によって非撮影領域への操作がなされた際に、前記撮影領域と前記非撮影領域の境界にて前記駆動源が電気的に回転保持される請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 広角側の前記レンズ保持部材の停止位置を調整し、その調整位置においてさらに広角側にズーム操作がなされた際、前記撮影領域と前記非撮影領域の境界にて前記駆動源が電気的に回転保持される請求項3に記載の光学機器。
  5. 望遠側の前記レンズ保持部材の停止位置を調整し、その調整位置においてさらに望遠側にズーム操作がなされた際、前記撮影領域と前記非撮影領域の境界にて前記駆動源が電気的に回転保持される請求項3に記載の光学機器。
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