JP2018003991A - 変速機用変速操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる変速機用変速操作装置を提供すること。
【解決手段】出力軸3に設けられ、出力軸3の軸線方向に移動自在なシフトスリーブ6と、シフトドラム22に連結される一端部7aと、二股状に分岐されてシフトスリーブ6に連結される他端部7bとを有し、一端部7aと他端部7bとの間に設けられた揺動軸8に揺動自在に支持されるシフトフォーク7とを備えている。シフトフォーク7は、連結壁部7Aと、連結壁部7Aの幅方向の両端から出力軸3の軸線方向の一方に突出し、突出方向の先端が開口端となる側壁部7B、7Cとを備え、断面がU字形状となるように形成されており、揺動軸8は、側壁部7B、7Cを貫通して側壁部7B、7Cを支持している。
【選択図】図5
【解決手段】出力軸3に設けられ、出力軸3の軸線方向に移動自在なシフトスリーブ6と、シフトドラム22に連結される一端部7aと、二股状に分岐されてシフトスリーブ6に連結される他端部7bとを有し、一端部7aと他端部7bとの間に設けられた揺動軸8に揺動自在に支持されるシフトフォーク7とを備えている。シフトフォーク7は、連結壁部7Aと、連結壁部7Aの幅方向の両端から出力軸3の軸線方向の一方に突出し、突出方向の先端が開口端となる側壁部7B、7Cとを備え、断面がU字形状となるように形成されており、揺動軸8は、側壁部7B、7Cを貫通して側壁部7B、7Cを支持している。
【選択図】図5
Description
本発明は、車両に設けられる変速機用変速操作装置に関する。
従来の変速機用変速操作装置としては、例えば、特許文献1に記載される変速操作装置が知られている。
この変速操作装置は、シフトロッドからの操作力を受ける入力点を挟んでシフトロッドの軸線に略直交する方向に二股に別れた一対のアーム部を有し、一対のアーム部は、先端に同期装置のシフトスリーブに係合する係合部をそれぞれ有するとともに、互いに同軸線上にある中間部位においてそれぞれ回動自在に軸支されている。
この変速操作装置は、シフトロッドからの操作力を受ける入力点を挟んでシフトロッドの軸線に略直交する方向に二股に別れた一対のアーム部を有し、一対のアーム部は、先端に同期装置のシフトスリーブに係合する係合部をそれぞれ有するとともに、互いに同軸線上にある中間部位においてそれぞれ回動自在に軸支されている。
この変速操作装置は、シフトロッドからの操作力を入力点に受けて、一対のアーム部中間部位の軸支点を中心に回動し、一対のアーム部先端の係合部に設定された作用点において同期装置のシフトスリーブに作用することにより、シフトスリーブを押圧移動させる。
しかしながら、このような従来の変速機用変速操作装置は、板状に形成された一対のアーム部の軸支点を中心に回動するため、変速操作の際に一対のアーム部が撓み易く、確実な変速操作を行うことが困難である。
変速操作の際に一対のアーム部を撓み難くするには、板状に形成される一対のアーム部の厚さを厚くすることが考えられる。ところが、一対のアーム部の厚さを厚くすると、変速操作装置の重量が増大してしまう。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる変速機用変速操作装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、回転軸に設けられ、前記回転軸の軸線方向に移動自在なシフトスリーブと、駆動装置に連結される一端部と、二股状に分岐されて前記シフトスリーブに連結される他端部とを有し、前記一端部と前記他端部との間に設けられた揺動軸に揺動自在に支持されるシフトフォークとを備え、前記シフトフォークが、前記駆動装置によって前記揺動軸を支点として揺動されることにより、前記シフトスリーブを前記駆動軸の軸線方向に移動させる変速機用変速操作装置であって、前記シフトフォークは、前記揺動軸の周面と対向する連結壁部と、前記連結壁部の幅方向の両端から前記揺動軸の断面と交差する方向に突出し、突出方向の先端が開口端となる一対の側壁部とを備え、断面がU字形状となるように形成されており、前記揺動軸は、前記一対の側壁部を貫通して前記一対の側壁部を支持していることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、変速機用変速操作装置の軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る変速機用変速操作装置は、回転軸に設けられ、回転軸の軸線方向に移動自在なシフトスリーブと、駆動装置に連結される一端部と、二股状に分岐されてシフトスリーブに連結される他端部とを有し、一端部と他端部との間に設けられた揺動軸に揺動自在に支持されるシフトフォークとを備え、シフトフォークが、駆動装置によって揺動軸を支点として揺動されることにより、シフトスリーブを駆動軸の軸線方向に移動させる変速機用変速操作装置であって、シフトフォークは、揺動軸の周面と対向する連結壁部と、連結壁部の幅方向の両端から揺動軸の断面と交差する方向に突出し、突出方向の先端が開口端となる一対の側壁部とを備え、断面がU字形状となるように形成されており、揺動軸は、一対の側壁部を貫通して一対の側壁部を支持している。
これにより、変速機用変速操作装置の軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる。
これにより、変速機用変速操作装置の軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる。
以下、本発明に係る変速機用変速操作装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1から図10は、本発明に係る一実施例の変速機用変速操作装置を示す図である。
まず、構成を説明する。なお、図1から図7において、上下左右方向は、車両に搭乗した運転者から見た方向である。
図1から図10は、本発明に係る一実施例の変速機用変速操作装置を示す図である。
まず、構成を説明する。なお、図1から図7において、上下左右方向は、車両に搭乗した運転者から見た方向である。
図1において、変速機1は、図示しない内燃機関としてのエンジンに連結されており、エンジンの回転を変速する。変速機1は、変速機ケース2を備えており、変速機ケース2には出力軸3が収容されている。本実施例の出力軸3は、本発明の回転軸を構成する。
回転軸としては、エンジンの動力が伝達される図示しない入力軸から構成されてもよい。出力軸3は、入力軸から入力される動力を図示しないディファレンシャル装置を介して図示しない左右の駆動輪に伝達する。なお、回転軸としては、入力軸や出力軸3に限定されるものではなく、変速機1に設けられ、ギヤを有する回転軸であれば、全ての回転軸に適用できる。
出力軸3に複数の出力ギヤ4、5が設けられており、出力ギヤ4、5は、出力軸3に対して相対回転自在に設けられている。出力ギヤ4、5は、図示しない入力軸に固定された図示しない入力ギヤに噛み合っている。
出力軸3にはシフトスリーブ6(図2から図5参照)が設けられており、シフトスリーブ6は、出力軸3の軸線方向において出力ギヤ4と出力ギヤ5との間に設置されている。図2から図4において、シフトスリーブ6の内周面にはスプライン6Aが形成されており、図2に示すように、スプライン6Aは、出力軸3の外周部に形成されたスプライン3Aに嵌合している。
これにより、シフトスリーブ6は、出力軸3の軸線方向に移動自在で、かつ、出力軸3と一体で回転する。図1において、出力ギヤ4、5の軸線方向の一側面および他側面にはそれぞれ円周方向に離隔する複数の突部4A、5Aが形成されている。
シフトスリーブ6の軸線方向において、出力ギヤ4、5に対向するシフトスリーブ6の側面にはそれぞれ円周方向に離隔する複数の突部6B、6Cが形成されている。変速機1にはシフトフォーク7が設けられており、シフトフォーク7は、駆動装置20によって駆動される。
図1から図5のいずれかにおいて、シフトフォーク7は、駆動装置20に連結される一端部7aと、二股状に分岐されてシフトスリーブ6に連結される他端部7bとを有する。一端部7aと他端部7bとの間においてシフトフォーク7の延びる方向の中央部には揺動軸8が設けられており、シフトフォーク7は、揺動軸8に揺動自在に支持されている。
図5から図9のいずれかにおいて、シフトフォーク7は、揺動軸8の周面と対向する連結壁部7Aと、連結壁部7Aの幅方向の両端から揺動軸8の断面と交差する方向(車両の前方側)に突出し、突出方向の先端が開口端7e、7f(図1、図9参照)となる一対の側壁部7B、7Cとを備えており、U字形状の断面に形成されている。図2において、揺動軸8は、側壁部7B、7Cを貫通して一対の側壁部7B、7Cをブラケット9に支持している。
図4から図6、図9のいずれかにおいて、ブラケット9は、図示しないボルトによって変速機ケース2に固定される基部9Aと、基部9Aから側壁部7B、7Cの延びる方向に突出し、側壁部7B、7Cの外周面に接触する一対の縦壁部9B、9Cとを有する。
これに加えて、ブラケット9は、縦壁部9B、9Cの突出端を連結する連結壁部9Dを有し、縦壁部9B、9Cおよび連結壁部9DによってU字形状の断面を有する。
これに加えて、ブラケット9は、縦壁部9B、9Cの突出端を連結する連結壁部9Dを有し、縦壁部9B、9Cおよび連結壁部9DによってU字形状の断面を有する。
縦壁部9B、9Cは、シフトフォーク7の延びる方向(一端部7aと他端部7bとの間)の中央部における側壁部7B、7Cの外周面を覆っており、連結壁部9Dは、連結壁部7Aを覆っている。
揺動軸8は、縦壁部9B、9Cを通して側壁部7B、7Cを貫通することにより、縦壁部9B、9Cおよび側壁部7B、7Cを支持しており、ブラケット9を介して変速機ケース2に固定されている。これにより、シフトフォーク7は、揺動軸8を支点として安定して揺動できる。
図1、図3において、駆動装置20は、モータ21およびシフトドラム22を有する。シフトドラム22は、モータ21の動力が伝達されることにより、シフトドラム22の軸線方向周りに回転自在となっている。
図4において、シフトドラム22の外周部に溝部22Aが形成されている。シフトフォーク7の一端部7aには円筒部材10が設けられており、図8に示すように、円筒部材10は、シフトフォーク7の一端部7aにおいて側壁部7B、7Cを連結している。
図2において、円筒部材10の端部は、シフトドラム22の溝部22Aに挿入されている。溝部22Aは、シフトドラム22の回転に伴って円筒部材10をシフトドラム22の軸線方向に移動可能な軌跡に形成されている。
本実施の形態の溝部22Aは、シフトドラム22の軸線方向に沿ってV字形状に形成される部分を含むことで、シフトドラム22の回転に伴って円筒部材10をシフトドラム22の軸線方向に移動させることができる。
これにより、シフトフォーク7は、揺動軸8を支点にして出力軸3の軸線方向に揺動し、シフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる。本実施例の円筒部材10は、本発明の連結部を構成する。
図3から図6において、シフトフォーク7の他端部7bは、連結壁部7Aが切り欠かれることによって二股状に分岐されており、他端部7bは、連結壁部7Aと側壁部7B、7Cとによって一対のアーム部11A、11Bを構成している。
図10において、アーム部11Aは、側壁部7Cと連結壁部7Aが湾曲部7gを介して連続したL字形状に形成されており、アーム部11Bは、側壁部7Bと連結壁部7Aが湾曲部7hを介して連続したL字形状に形成されている。
アーム部11Aを構成する側壁部7Cには爪部材12Aが設けられており、アーム部11Bを構成する側壁部7Bには爪部材12Bが設けられている。図4において、シフトスリーブ6の外周部には環状溝6Dが形成されており、爪部材12A、12Bは、環状溝6Dに挿入されている(図2参照)。
これにより、シフトスリーブ6は、アーム部11A、11Bに挟み込まれるようにしてアーム部11A、11Bに連結されている。本実施例のシフトスリーブ6、シフトフォーク7および駆動装置20は、本発明の変速機用変速操作装置を構成する。
次に、作用を説明する。
図1において、変速機1の変速を行う場合には、モータ21によってシフトドラム22を一方向に回転させると、円筒部材10が溝部22Aに沿って移動する。これにより、シフトフォーク7が揺動軸8を支点にして中立位置から出力軸3の軸線方向の一方側に揺動し、シフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向の一方向に移動させる。
図1において、変速機1の変速を行う場合には、モータ21によってシフトドラム22を一方向に回転させると、円筒部材10が溝部22Aに沿って移動する。これにより、シフトフォーク7が揺動軸8を支点にして中立位置から出力軸3の軸線方向の一方側に揺動し、シフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向の一方向に移動させる。
このとき、シフトスリーブ6の側面に形成されている突部6Bが出力ギヤ4の突部4Aの被係合部に係合し、出力ギヤ4がシフトスリーブ6を介して出力軸3に結合されて出力軸3と一体で回転する。
このため、入力軸に固定された入力ギヤから出力ギヤ4を介して出力軸3にエンジンの動力が伝達され、任意の変速段が成立する。
このため、入力軸に固定された入力ギヤから出力ギヤ4を介して出力軸3にエンジンの動力が伝達され、任意の変速段が成立する。
モータ21によってシフトドラム22を他方向に回転させると、円筒部材10が溝部22Aに沿って移動する。これにより、シフトフォーク7が揺動軸8を支点にして出力軸3の軸線方向の他方側に揺動し、シフトスリーブ6を中立位置から出力軸3の軸線方向の他方向に移動させる。
このとき、シフトスリーブ6の側面に形成されている突部6Cが出力ギヤ5の突部5Aの被係合部に係合し、出力ギヤ5がシフトスリーブ6を介して出力軸3に結合されて出力軸3と一体で回転する。
このため、入力軸に固定された入力ギヤから出力ギヤ5を介して出力軸3にエンジンの動力が伝達され、上記任意の変速段と異なる変速段が成立する。
このため、入力軸に固定された入力ギヤから出力ギヤ5を介して出力軸3にエンジンの動力が伝達され、上記任意の変速段と異なる変速段が成立する。
本実施例の変速機用変速操作装置は、出力軸3に設けられ、出力軸3の軸線方向に移動自在なシフトスリーブ6と、シフトドラム22に連結される一端部7aと、二股状に分岐されてシフトスリーブ6に連結される他端部7bとを有し、一端部7aと他端部7bとの間に設けられた揺動軸8に揺動自在に支持されるシフトフォーク7とを備えている。
シフトフォーク7は、揺動軸8の周面と対向する連結壁部7Aと、連結壁部7Aの幅方向の両端から揺動軸8の断面と交差する方向に突出し、突出方向の先端が開口端7e、7fとなる側壁部7B、7Cとを備え、断面がU字形状となるように形成されている。
これにより、シフトフォーク7の剛性を向上でき、シフトフォーク7がシフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる際に、シフトスリーブ6から受ける力によってシフトフォーク7が撓むことを防止できる。
また、揺動軸8が側壁部7B、7Cを貫通して側壁部7B、7Cを支持しているので、側壁部7B、7Cの開口端7e、7fが広がるように変形することを揺動軸8によって抑制できる。このため、シフトフォーク7を揺動軸8の周りに円滑に摺動させることができ、変速を円滑に行うことができる。
この結果、シフトフォーク7を従来よりも薄い板材から形成することが可能となり、シフトフォーク7の軽量化を図ることができ、結果的に変速機用変速操作装置の軽量化を図ることができる。
このように本実施例の変速機用変速操作装置は、変速機用変速操作装置の軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる。
このように本実施例の変速機用変速操作装置は、変速機用変速操作装置の軽量化を図りつつ、変速操作を確実に行うことができる。
また、本実施例の変速機用変速操作装置によれば、シフトフォーク7は、他端部7b側の連結壁部7Aを切り欠いて二股状に分岐されることにより、他端部7bが連結壁部7Aと側壁部7B、7Cとによって一対のアーム部11A、11Bを構成している。さらに、アーム部11A、11Bは、側壁部7B、7Cと連結壁部7Aとが湾曲部7g、7hを介して連続するL字形状に形成されている。
これにより、シフトフォーク7の他端部7bの剛性を向上でき、シフトフォーク7がシフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる際に、シフトスリーブ6から受ける力によってシフトフォーク7が撓むことを防止できる。このため、確実な変速操作を行うことができる。
また、本実施例の変速機用変速操作装置によれば、シフトフォーク7は、シフトフォーク7の一端部7aをシフトドラム22に連結する円筒部材10を有し、円筒部材10が、シフトフォーク7の一端部7aにおいて側壁部7B、7Cを連結している。
これにより、シフトフォーク7がシフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる際に、シフトスリーブ6から受ける力によってシフトフォーク7に対して円筒部材10が傾くことを抑制できる。このため、シフトフォーク7が撓むことを防止でき、確実な変速操作を行うことができる。
また、本実施例の変速機用変速操作装置によれば、揺動軸8がブラケット9を介して変速機ケース2に固定されており、ブラケット9は、シフトフォーク7の延びる方向の中央部分の連結壁部7Aおよび側壁部7B、7Cを覆うU字形状の断面を有する。
ブラケット9は、変速機ケース2に固定される基部9Aと、基部9Aから側壁部7B、7Cの延びる方向に突出し、側壁部7B、7Cの外周面に接触する縦壁部9B、9Cとを含んで構成されており、揺動軸8が、縦壁部9B、9Cに支持されている。
これにより、シフトフォーク7がシフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる際に、シフトフォーク7が撓むことをブラケット9によって抑制でき、確実な変速操作を行うことができる。
また、本実施例の変速機用変速操作装置によれば、駆動装置20は、その軸線方向周りに回転自在なシフトドラム22を有する。シフトドラム22の外周部に円筒部材10が挿入される溝部22Aが形成されており、溝部22Aは、シフトドラム22の回転に伴って円筒部材10をシフトドラム22の軸線方向に移動可能な軌跡に形成されている。
これにより、シフトフォーク7がシフトスリーブ6を出力軸3の軸線方向に移動させる際に、シフトドラム22から受ける力によってシフトフォーク7が撓むことを抑制でき、確実な変速操作を行うことができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...変速機、3...出力軸(回転軸)、6...シフトスリーブ、7...シフトフォーク、7A...連結壁部、7B,7C...側壁部、7a...一端部(シフトフォークの一端部)、7b...他端部(シフトフォークの他端部)、7e,7f...開口端、7g,7h...湾曲部、8...揺動軸、9...ブラケット、9A...基部、9B,9C...縦壁部、10...円筒部材(連結部)、11A,11B...アーム部、20...駆動装置、22...シフトドラム、22A...溝部
Claims (5)
- 回転軸に設けられ、前記回転軸の軸線方向に移動自在なシフトスリーブと、
駆動装置に連結される一端部と、二股状に分岐されて前記シフトスリーブに連結される他端部とを有し、前記一端部と前記他端部との間に設けられた揺動軸に揺動自在に支持されるシフトフォークとを備え、
前記シフトフォークが、前記駆動装置によって前記揺動軸を支点として揺動されることにより、前記シフトスリーブを前記駆動軸の軸線方向に移動させる変速機用変速操作装置であって、
前記シフトフォークは、前記揺動軸の周面と対向する連結壁部と、前記連結壁部の幅方向の両端から前記揺動軸の断面と交差する方向に突出し、突出方向の先端が開口端となる一対の側壁部とを備え、断面がU字形状となるように形成されており、
前記揺動軸は、前記一対の側壁部を貫通して前記一対の側壁部を支持していることを特徴とする変速機用変速操作装置。 - 前記シフトフォークは、他端部側の前記連結壁部を切り欠いて二股状に分岐されることにより、前記他端部が前記連結壁部と前記一対の側壁部とによって一対のアーム部を構成しており、
前記一対のアーム部は、前記一対の側壁部と前記連結壁部とが湾曲部を介して連続するL字形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変速機用変速操作装置。 - 前記シフトフォークは、前記シフトフォークの一端部を前記駆動装置に連結する連結部を有し、
前記連結部は、前記シフトフォークの一端部において前記一対の側壁部を連結することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機用変速操作装置。 - 前記揺動軸は、ブラケットを介して変速機ケースに固定されており、
前記ブラケットは、前記シフトフォークの一部分の前記連結壁部および前記一対の側壁部を覆うU字形状の断面を有し、
前記ブラケットは、前記変速機ケースに固定される基部と、前記基部から前記一対の側壁部の延びる方向に突出し、前記一対の側壁部の外周面に接触する一対の縦壁部とを含んで構成されており、
前記揺動軸が、前記一対の縦壁に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の変速機用変速操作装置。 - 前記駆動装置は、その軸線方向周りに回転自在なシフトドラムを有し、前記シフトドラムの外周部に前記連結部が挿入される溝部が形成されており、
前記溝部は、前記シフトドラムの回転に伴って前記連結部を前記シフトドラムの軸線方向に移動可能な軌跡に形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の変速機用変速操作装置。
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---|---|---|---|---|
WO2019189006A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 株式会社ユニバンス | 変速機構 |
WO2022069622A1 (fr) * | 2020-10-02 | 2022-04-07 | Franck Savard | Boîte de vitesses sans rupture de couple |
-
2016
- 2016-07-05 JP JP2016133506A patent/JP2018003991A/ja active Pending
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