JP2018003769A - 吸気ダクト及びエンジン作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨粒等の水滴がケーシング内に浸入しない吸気ダクトを提供すること。【解決手段】側壁11に吸気口28が開口形成されるケーシング10の内部に装着され、吸気口28から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成し、吸気口28をケーシング10の内側において覆うガイド体29を設け、ガイド体29は、側壁11と対峙する背面板21と、背面板21の底辺より側壁11に向かって突出した底板23と、背面板21の幅方向の両辺より側壁11の内面に突出した一対の側板22、22とを有する吸気ダクト20において、吸水性のある棒状の発泡材30を有すること。【選択図】図1

Description

本発明は、側壁に吸気口が開口形成されるケーシングの内部に装着され、吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成し、吸気口をケーシングの内側において覆うガイド体を設け、ガイド体は、側壁と対峙する背面板と、背面板の底辺より側壁に向かって突出した底板と、背面板の幅方向の両辺より側壁の内面に突出した一対の側板とを有する吸気ダクトに関するものである。
エンジン等の駆動源を備える発電機は、作動時の騒音が機外へ漏れることを防止し、屋外における使用時に風雨等に曝されることがないように、ケーシングに収容される。ケーシングの内部に冷却ファンを配置し、ケーシングの側壁に吸気口を開口形成している。冷却ファンの回転によりケーシング内を負圧することで、吸気口から内部空間へ外気を導入して機器を冷却する。
従来の吸気ダクト100は、図9に示すように、側壁102に吸気口103が開口形成されるケーシング101の内部に装着され、吸気口103から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成する。また、吸気口103をケーシング101の内側において覆うガイド体104を設けている。ガイド体104は、側壁102と対峙する背面板105と、背面板105の底辺より側壁102に向かって突出した底板106と、背面板105の幅方向の両辺より側壁102の内面に突出した一対の側板107とを有する。
吸気口103から吸入される吸入空気は、屈曲した流路の内側(吸気口における吹出口側の縁部)で風速が局所的に速くなる(図示なし)。そのため、ケーシング101の外壁を滴下した雨滴が吸気ダクト100内に吸い込まれやすい。
そこで、特許文献1では、図9に示すように、吸気ダクト100内に仕切り底板108と仕切り背面板109を設け、流路を二分割することで屈曲した流路の内側(吸気口における吹出口側の端部)で生じる局部的な風速の上昇を抑制している。これにより、吸気口103の各部における風速を平均化し、雨滴の吸い込みを抑制している。
特開2009−121409号公報 特開2015−017504号公報 特開2014−126032号公報 特開2014−031719号公報 特開2010−004714号公報
しかしながら、従来の吸気ダクト100では、以下の問題があった。
(1)吸気ダクト100のように、単に風速を平均化するだけでは、吸気流によって吹き上げられた水滴や、背面板105または仕切り背面板109に沿って自重により滴下した水滴が、ケーシング101内のエンジン室に浸入し、錆の原因となり、発電機等のケーシング101内の機器を故障させる恐れがあった。
(2)仕切り背面板109に沿って自重により垂れた水滴が、さらに仕切り底板108に沿って吸気口103から外部に出されると、下方の流路(仕切り底板108と底板106が形成する流路)から再度ケーシング101内のエンジン室に浸入し、ケーシング101内の機器が故障する恐れがあった。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、雨粒等の水滴がケーシング内に浸入しない吸気ダクトを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の吸気ダクトは、次のような構成を有している。
(1)側壁に吸気口が開口形成されるケーシングの内部に装着され、吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成し、吸気口をケーシングの内側において覆うガイド体を設け、ガイド体は、側壁と対峙する背面板と、背面板の底辺より側壁に向かって突出した底板と、背面板の幅方向の両辺より側壁の内面に突出した一対の側板とを有する吸気ダクトにおいて、吸水性のある棒状の発泡材を有すること、を特徴とする。
(2)(1)に記載の吸気ダクトにおいて、発泡材を背面板の底辺付近に配置すること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の吸気ダクトにおいて、流路を複数の流路に分割するため、側壁と対峙する1または複数の仕切り背面板と、仕切り背面板の底辺より側壁に向かって突出した仕切り底板を有し、発泡材を仕切り背面板の底辺付近に配置すること、を特徴とする。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の吸気ダクトを備えるエンジン作業機である。
このような特徴を有する本発明の吸気ダクトは、以下のような作用効果を奏する。
(1)側壁に吸気口が開口形成されるケーシングの内部に装着され、吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成し、吸気口をケーシングの内側において覆うガイド体を設け、ガイド体は、側壁と対峙する背面板と、背面板の底辺より側壁に向かって突出した底板と、背面板の幅方向の両辺より側壁の内面に突出した一対の側板とを有する吸気ダクトにおいて、吸水性のある棒状の発泡材を有すること、を特徴とするので、吹き上げられた水滴や背面板に沿って自重により滴下した水滴は発泡材に留まるため、水滴がケーシング内に浸入することがなく、錆が発生しない。
(2)(1)に記載の吸気ダクトにおいて、発泡材を背面板の底辺付近に配置すること、を特徴とするので、背面板の底辺付近は吸入空気の流れが少ないため、吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保しつつ、吹き上げられた水滴や背面板に沿って自重により滴下した水滴は発泡材に留まるため、水滴がケーシング内に浸入することがなく、錆が発生しない。
(3)(1)または(2)に記載の吸気ダクトにおいて、流路を複数の流路に分割するため、側壁と対峙する1または複数の仕切り背面板と、仕切り背面板の底辺より側壁に向かって突出した仕切り底板を有し、発泡材を仕切り背面板の底辺付近に配置すること、を特徴とするので、流路を分割することにより、それぞれの流路において、発泡材を背面板の底辺付近に設置することにより、吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保しつつ、背面板や仕切り背面板に沿って自重により滴下した水滴は、発泡材に留まるので、仕切り底板に沿って水滴がケーシングの外部に出ることがないため、水滴が再度ケーシング内に浸入することがなく、錆が発生しない。
ここで、発泡材がない場合、上方の流路においては、水滴が自重により仕切り底板に沿って端部から垂れて、下方の流路に浸入してしまう恐れがある。一方、本発明では、発泡材の存在により、水滴を一定量保持することができるため、上方の流路において水滴が外部に垂れて下方の流路に浸入してしまう恐れがない。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の吸気ダクトを備えるエンジン作業機であるので、エンジン作業機に水滴が浸入しないため、故障の恐れがない。
本発明の第2実施形態における吸気ダクトが装着されたエンジン作業機の部分拡大斜視図である。 図1の吸気ダクトにおける風速分布の解析結果である。 図1の吸気口における風速分布の解析結果である。 本発明の第1実施形態における吸気ダクトが装着されたエンジン作業機の部分拡大斜視図である。 図4のA−A断面斜視図である。 図4の吸気ダクトにおける風速分布の解析結果である。 図4の吸気口における風速分布の解析結果である。 エンジン作業機の側面図(ただし、側面板を取り外した状態)である。 従来の吸気ダクトが装着されたエンジン作業機の部分拡大斜視図である。
本発明の吸気ダクト20について、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
<第1実施形態>
(エンジン作業機の全体構成)
はじめに、本発明の吸気ダクト20を含むエンジン作業機1の全体的な構成について図8を用いて説明する。図8では、エンジン作業機1の側面を示す。ただし、側面板を取り外した状態を示す。
図8に示すように、発電機等のエンジン作業機1は、エンジンや冷却ファンなどの構成機器を収容する直方体形状のケーシング10と、そのケーシング10の側壁11の内部に装着される吸気ダクト20を備える。
ケーシング10の下方には、ケーシング10の全体に渡ってベース4が配置されている。ケーシング10の中央部付近、ベース4の上面に、ディーゼルエンジン2が配置されている。ディーゼルエンジン2の右側、ベース4の上面に、作業機の一種類である発電機3が配置されている。発電機3の上方には、ディーゼルエンジン2に燃焼用空気を供給するためのエアクリーナ13が配置されている。
発電機3の右端部には、吸気口3aが形成され、発電機3の左端部には、排気口3bが形成されている。吸気口3aから吸気された空気は、発電機3を冷却した後、排気口3bから排出される。
ディーゼルエンジン2の左側近くには、ディーゼルエンジン2から排気するためのエンジンファン(図示なし)と、空気を冷却するためのラジエータ7が立設して配置されている。ラジエータ7の左側下方、ベース4の上面に、燃料タンク5が配置されている。
燃料タンク5の左側の側壁11には、吸気ダクト20が付設されている。燃料タンク5の上方、ケーシング10の上面部分に、排気口8が配置されている。排気口8の下方には、ディーゼルエンジン2から排気された排ガスの排気音を低減するためのマフラ14が配置されている。ディーゼルエンジン2とマフラ14は、排気管15により接続されている。
(吸気ダクトの構成)
次に、本発明の第1実施形態の吸気ダクト20について図4、図5を用いて説明する。図4は、吸気ダクト20の斜視図を示す。図5は、図4のA−A断面斜視図を示す。
ケーシング10には、側壁11に矩形の吸気口28が、吸気口28の上側28aと下側28bにより形成されている。吸気口28からケーシング10の内部空間へ導入される吸入空気の流路が吸気ダクト20により形成される。
吸気ダクト20では、吸気口28を覆うようにガイド体29を配置している。ガイド体29は、側壁11と平行に対峙する背面板21と、背面板21の底辺より側壁11に向かって突出した底板23と、背面板21の幅方向の両辺より側壁11の内面に突出した一対の側板22とを有する。背面板21と底板23は、側面視くの字状に形成されている。吸気ダクト20は、ケーシング10の上壁12に向けて開口しており、吸気口28から吸入された空気は流路を介してその開口から出される。
吸気ダクト20の流路を複数の流路に分割するため、側壁11と対峙する第1仕切り背面板24と、第2仕切り背面板26を配置している。第1仕切り背面板24の底辺から側壁11に向かって突出した第1仕切り底板25を配置し、第2仕切り背面板26の底辺から側壁11に向かって突出した第2仕切り底板27を配置している。
背面板21と底板23の間(背面板21の底辺付近)には、吸水性のある中空形状の発泡材30が付設されている。第1仕切り背面板24と第1仕切り底板25の間(第1仕切り背面板24の底辺付近)には、発泡材31が付設されている。第2仕切り背面板26と第2仕切り底板27の間(第2仕切り背面板26の底辺付近)には、発泡材32が付設されている。
発泡材30、31、32の材質はウレタンであり、長辺は約200〜300mmで、短辺は約20mmで構成されている。発泡材30の長辺の長さは、背面板21の短辺(背面板21の幅方向)の長さに相当する。発泡材30、31、32は、保湿性及び含水性を有しており、一定の水滴を溜めることができ、吸入空気の風速が遅く、吸入空気が少ない位置に配置している。発泡材30、31、32は、水滴を吸い込んだ後、風では発泡材の中の水分は飛ばされない。
(エンジン作業機の作用)
次に、エンジン作業機1の全体的な作用について図8を用いて説明する。ディーゼルエンジン2を始動すると、発電機3が発電を開始する。同時に、エンジンファン(図示なし)が始動する。エンジンファンが回転することにより、ディーゼルエンジン2及び発電機3が配置されている室内が負圧になり、空気W4が吸引される。空気W4が流れ込むことにより、空気W3、W2、W1が順に吸引される。このようにして、外部から吸気ダクト20を介して空気が吸引される。一方、ラジエータ7を通過した一部の空気W5と空気W6は、そのまま排気口8から外部に排出される。
(吸気ダクトの作用)
次に、エンジン作業機1内における吸気ダクト20の作用について図6、図7を用いて説明する。図6は、吸気ダクト20全体における風速分布の解析結果を示し、図7は、吸気口28における風速分布の解析結果を示す。図6および図7では、濃度が濃いほど風速が速く、濃度が薄いほど風速が遅い。
吸気ダクト20に空気が吸引されると、図6に示すように、底板23と第1仕切り底板25が形成する流路23a、第1仕切り底板25と第2仕切り底板27が形成する流路25a、第2仕切り底板と側壁11が形成する流路27aに分かれる。流路23a、25a、27aにおけるそれぞれの風の流れを矢印C1、C2、C3に示す。吸気ダクト20に空気が吸引されると(矢印C1、C2、C3)、流路23a、25a、27aを介して、背面板21に沿って上昇し(矢印C4)、背面板21の上方端部を抜け(矢印C5)、ケーシング10の内部へ流れる(矢印C6)。
図6のうち、背面板21と底板23の間、すなわち背面板21の底辺付近(部分Y1)、第1仕切り背面板24と第1仕切り底板25の間(部分Y2)、及び第2仕切り背面板26と第2仕切り底板27の間(部分Y3)で濃度が薄い。すなわち、部分Y1、Y2、Y3は、風速が遅く、吸入空気は少ない。これらの部分Y1、Y2、Y3にそれぞれ発泡材30、31、32が配置されている。部分Y1、Y2、Y3は吸入空気の風速が遅い位置であるため、発泡材30、31、32が配置していても吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保することができる。
背面板21、24、26に沿って自重により滴下した水滴や吹き上げられた水滴は、発泡材30、31、32で留まる。発泡材30、31、32は保湿性及び含水性を有しており、一定の量を溜めることができる。発泡材30、31、32は水滴を溜められるので、外部に垂れることはない。そのため、水滴がケーシング10内に浸入することがなく、錆が発生しない。
ここで、発泡材30、31、32がない場合、流路27aにおいては、水滴が自重により第2仕切り底板27に沿って端部から垂れ、流路25aや流路23aに浸入してしまう恐れがある。また、同様に、流路25aにおいて、水滴が自重により第1仕切り底板25に沿って端部から垂れ、流路23aに浸入してしまう恐れがある。
一方、本発明では、発泡材30、31、32の存在により、水滴を一定量保持することができるため、上方の流路25a、27aにおいて水滴が外部に垂れて下方の流路23a、25aに浸入してしまう恐れがない。
さらに、雨の日に発泡材30、31、32が水滴を含んでも、晴れた日には発泡材30、31、32内の水滴は蒸発し、乾燥されるため、繰り返し使用することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の吸気ダクト20の構成について、図1から図3を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態における吸気ダクト20が装着されたエンジン作業機1の部分拡大斜視図を示す。図2は、吸気ダクト20における風速分布の解析結果を示し、図3は、吸気口28における風速分布の解析結果を示す。図2および図3では、濃度が濃いほど風速が速く、濃度が薄いほど風速が遅い。なお、図1では、図面を簡素化して、ケーシング10に対する吸気口28および吸気ダクト20の大きさが相対的に拡大されて模式的に図示している。
第1実施形態と第2実施形態の主な相違点は、仕切り板の存在である。第2実施形態の吸気ダクト20は、仕切り背面板と仕切り底板がない。なお、第1実施形態に係る吸気ダクト20と同じ構造は、同じ引用番号を付すことにより、説明を省略する。
吸気ダクト20に空気が吸引されると、図2に示すように、底板23と側壁11が形成する流路23bに流入する。流路23bの入口付近における風の流れを矢印B1、B2に示す。吸気ダクト20に空気が吸引されると(矢印B1、B2)は、流路23bを介して、背面板21に沿って上昇し(矢印B3)、背面板21の上方端部を抜け(矢印B4)、ケーシング10の内部へ流れる(矢印B5)。
図2のうち、背面板21と底板23の間、すなわち背面板21の底辺付近(部分X1)で濃度が薄い。すなわち、部分X1は、風速が遅く、吸入空気は少ない。この部分X1に発泡材30が配置されている。部分X1は吸入空気の風速が遅い位置であるため、発泡材30を配置していても吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保することができる。仕切り板等がなくても、発泡材30により、吹き上げられた水滴は発泡材30で留まるため、水滴がケーシング10内に浸入することがなく、錆が発生しない。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態の吸気ダクト20によれば、
(1)側壁11に吸気口28が開口形成されるケーシング10の内部に装着され、吸気口28から内部空間へ導入される吸入空気の流路23bを形成し、吸気口28をケーシング10の内側において覆うガイド体29を設け、ガイド体29は、側壁11と対峙する背面板21と、背面板21の底辺より側壁11に向かって突出した底板23と、背面板21の幅方向の両辺より側壁11の内面に突出した一対の側板22、22とを有する吸気ダクト20において、吸水性のある棒状の発泡材30を有すること、を特徴とするので、吹き上げられた水滴や背面板21に沿って自重により滴下した水滴は発泡材30で留まるため、水滴がケーシング10内に浸入することがなく、錆が発生しない。
(2)(1)に記載の吸気ダクト20において、発泡材30を背面板21の底辺付近に配置すること、を特徴とするので、背面板21の底辺付近は吸入空気の流れが少ないため、吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保しつつ、吹き上げられた水滴や背面板に沿って自重により滴下した水滴は発泡材30で留まるため、水滴がケーシング10内に浸入することがなく、錆が発生しない。
(3)(1)または(2)に記載の吸気ダクト20において、流路を複数の流路23a、25a、27aに分割するため、側壁11と対峙する第1仕切り背面板24、第2仕切り背面板26と、第1、第2仕切り背面板24、26の底辺より側壁11に向かって突出した第1仕切り底板25、第2仕切り底板27を有し、発泡材31、32を第1仕切り背面板24、第2仕切り背面板26の底辺付近に配置すること、を特徴とするので、流路を分割することにより、吸気ダクト20の面積を有効活用することができる。また、それぞれの流路23a、25a、27aにおいて、発泡材31、32を第1仕切り背面板24、第2仕切り背面板26の底辺付近に設置することにより、吸入空気の流れを邪魔することなく、吸気量を確保しつつ、吹き上げられた水滴や背面板に沿って自重により滴下した水滴は発泡材30、31、32で留まるため、水滴がケーシング10内に浸入することがなく、錆が発生しない。
ここで、発泡材30、31、32がない場合、上方の流路27aにおいては、水滴が自重により第2仕切り底板27に沿って端部から垂れて、下方の流路25aに浸入してしまう恐れがある。また、流路25aにおいては、水滴が自重により第1仕切り底板25に沿って端部から垂れて、下方の流路23aに浸入してしまう恐れがある。一方、本発明では、発泡材30、31、32の存在により、水滴を一定量保持することができるため、上方の流路25a、27aにおいて水滴が外部に垂れてそれぞれ下方の流路25a、23aに浸入してしまう恐れがない。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の吸気ダクト20を備えるエンジン作業機1であるので、エンジン作業機1に水滴が浸入しないため、故障の恐れがない。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、本実施形態では、背面板と側板を別々の部材で設けているが、背面板と側板を一体的にR形状で形成しても良い。
1 エンジン作業機
10 ケーシング
11 側壁
20 吸気ダクト
21 背面板
22 側板
23 底板
24 第1仕切り背面板
25 第1仕切り底板
26 第2仕切り背面板
27 第2仕切り底板
29 ガイド体
30、31、32 発泡材

Claims (4)

  1. 側壁に吸気口が開口形成されるケーシングの内部に装着され、前記吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成し、前記吸気口を前記ケーシングの内側において覆うガイド体を設け、前記ガイド体は、前記側壁と対峙する背面板と、前記背面板の底辺より前記側壁に向かって突出した底板と、前記背面板の幅方向の両辺より前記側壁の内面に突出した一対の側板とを有する吸気ダクトにおいて、
    吸水性のある棒状の発泡材を有すること、
    を特徴とする吸気ダクト。
  2. 請求項1に記載の吸気ダクトにおいて、
    前記発泡材を前記背面板の底辺付近に配置すること、
    を特徴とする吸気ダクト。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吸気ダクトにおいて、
    前記流路を複数の流路に分割するため、前記側壁と対峙する1または複数の仕切り背面板と、前記仕切り背面板の底辺より前記側壁に向かって突出した仕切り底板を有し、
    前記発泡材を前記仕切り背面板の底辺付近に配置すること、
    を特徴とする吸気ダクト。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の吸気ダクトを備えるエンジン作業機。
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