JP2018003619A - タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、タービン効率を低下させたりタービンインペラの出口における圧力損失を増加させたりすることなくタービンインペラの出口から排出される流体を減速できるタービンを提供すること。【解決手段】タービン3は、タービンインペラ5の軸線Cと略平行な流出方向Fへ排気が流出する管状の流出部432が設けられたタービンインペラ室43と、タービンインペラ室43の内部を迂回するバイパス流路491と、流出部432から流出方向Fへ向けて拡径する内周面475が形成された外側ダクト47と、流出部432から流出方向Fへ向けて延びる内側ダクト48と、を備え、内側ダクト48には、流出部432からその先端部481aまでの間の少なくとも一部で流出方向Fへ向けて拡径するディフューザ流路483が設けられ、内周面475にはバイパス流路491の出口492と、出口492を開閉するウェイストゲートバルブ493とが設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、タービンに関する。より詳しくは、インペラを収容するインペラ室の内部を迂回するバイパス流路及びこのバイパス流路を開閉するウェイストゲートバルブを備えるタービンに関する。
内燃機関の過給システムでは、内燃機関の吸気流路に設けられたコンプレッサインペラと排気流路に設けられたタービンインペラとを回転軸で連結した過給機を備える。過給システムでは、タービンインペラに内燃機関の排気を作用させることによって、排気のエネルギーの一部を回転軸の軸出力に変換し、この軸出力によってコンプレッサインペラを回転駆動し、内燃機関の吸気を過給する。またこのような過給機には、タービンインペラに作用させる排気の流量を増減するためにウェイストゲート機構が設けられる。ウェイストゲート機構は、タービンインペラを迂回する排気のバイパス流路とこのバイパス流路を開閉するウェイストゲートバルブとを備える。
また多くの場合、このバイパス流路の出口とこの出口を開閉するウェイストゲートバルブは、タービンインペラの出口の近傍に設けられる。このため、排気の流路断面積は、タービンインペラの出口において急激に大きくなり、結果としてタービンインペラの出口における圧力損失が大きくなってしまう。
また特許文献1には、タービンインペラの出口とバイパス流路の出口とで別々にパイプ材を設け、これらパイプ材の先端近傍で各々の軸線が鋭角状に交叉するように接続する技術が示されている。このようにタービンインペラの出口とバイパス流路とで別々のパイプを設けることにより、タービンインペラの出口では流路断面積が急激に大きくなるのを防止できるので、タービンインペラの出口における圧力損失の増加を抑制できると考えられる。
特開平10−82324号公報
しかしながら特許文献1の発明では、2本のパイプを並列に設けることから、外気に接する面積が増えてしまい、タービンの熱が逃げやすく、タービン効率が低下するおそれがある。またタービンインペラの出口から排出される排気は動圧が高いので、衝突損失や摩擦損失を軽減するためには、タービンインペラの出口から排出される排気は適切な速度まで減速する必要があるが、特許文献1の発明ではタービンインペラの出口にはほぼ一定の流路断面積のパイプ材を接続しているため、このような減速効果を得ることができない。
本発明は、タービン効率を低下させたりタービンインペラの出口における圧力損失を増加させたりすることなくタービンインペラの出口から排出される流体を減速できるタービンを提供することを目的とする。
(1)タービン(例えば、後述のタービン3)は、流体のエネルギーを用いてインペラ(例えば、後述のタービンインペラ5)を回転させるものであって、前記インペラを回転可能に収容するとともに、流体の流入部(例えば、後述の流入部431)及び前記インペラの軸線(例えば、後述の軸線C)と略平行な流出方向(例えば、後述の流出方向F)へ流体が流出する流出部(例えば、後述の流出部432)が設けられたインペラ室(例えば、後述のタービンインペラ室43)と、前記インペラ室の内部を迂回するバイパス流路(例えば、後述のバイパス流路491)と、前記流出部から前記流出方向へ向けて拡径する略円錐状の内周面(例えば、後述の内周面475)が形成された外側ダクト(例えば、後述の外側ダクト47)と、前記外側ダクトの内側に設けられ、前記流出部から前記流出方向へ向けて延びる管状の内側ダクト(例えば、後述の内側ダクト48)と、を備え、前記内側ダクトには、前記流出部からその先端部(例えば、後述の先端部481a)までの間の少なくとも一部で前記流出方向へ向けて拡径するディフューザ流路(例えば、後述のディフューザ流路483)が設けられ、前記内周面には前記バイパス流路の出口(例えば、後述の出口492)と当該出口を開閉するウェイストゲートバルブ(例えば、後述のウェイストゲートバルブ493)とが設けられる。
(2)この場合、前記外側ダクトの先端部には前記インペラの径方向へ延びる外側フランジ(例えば、後述の外側フランジ471)が設けられ、前記内側ダクトの先端部(例えば、後述の先端部481a)には前記インペラの径方向へ向かって延びかつ1つ又は複数の貫通孔(例えば、後述の貫通孔489a〜489f)が形成された内側フランジ(例えば、後述の内側フランジ485)が設けられ、前記内側フランジは前記外側フランジに固定されることが好ましい。
(3)この場合、前記外側ダクトの基端部には、前記流出部の内周面と接続する外側開口部(例えば、後述の外側開口部476)が形成され、前記内側ダクトの基端部には、当該内側ダクトの内部に形成される流路と接続しかつ前記内側フランジが前記外側フランジに固定された状態で前記外側開口部と対向する内側開口部(例えば、後述の内側開口部484)が形成され、前記内側フランジが前記外側フランジに固定されかつ前記流出部及び前記内側ダクトが常温である状態では、前記外側開口部と前記内側開口部との間には隙間(例えば、後述の隙間49)が形成されることが好ましい。
(4)この場合、前記内側フランジが前記外側フランジに固定されかつ前記流出部及び前記内側ダクトが常温である状態では、前記内側ダクトのうち前記内側開口部側の内径(di)は、前記流出部のうち前記外側開口部側の内径(do)よりも僅かに大きいことが好ましい。
(5)この場合、前記内側ダクトの内部に形成される流路の入口と出口との間の広がり角2θは8度から30度の間であることが好ましい。
(1)本発明では、インペラ室内から流出方向へ流体が流出する流出部に、この流出部から流出方向へ向けて拡径する略円錐状の内周面が形成された外側ダクトと、この外側ダクトの内側に設けられ、流出部から流出方向へ向けて延びる管状の内側ダクトとを設ける。また外側ダクトの内周面を略円錐状とすることにより、外側ダクトと内側ダクトとの間に空間を形成し、またこの外側ダクトの内周面にはバイパス流路の出口とこの出口を開閉するウェイストゲートバルブを設ける。これにより、バイパス流路の出口から流出する流体は外側ダクトと内側ダクトとの間を流れ、またインペラ室の流出部から流出する流体は内側ダクトの内部を流れる。これにより、インペラ室の流出部から流出する流体の流路断面積が急激に大きくなることがないので、流出部における圧力損失の増加を抑制できる。また外側ダクトの内側に内側ダクトを設けることにより、内側ダクトは直接外気に晒されることがないので、インペラ室内の熱を逃げにくくすることができ、ひいてはタービン効率の低下を抑制できる。また内側ダクトには、流出部からその先端部までの間の少なくとも一部で流出方向へ向けて拡径するディフューザ流路を設けることにより、流出部から流出する流体はこのディフューザ流路を流れる過程で減速させ、静圧を上昇させることができるので、衝突損失や摩擦損失を低減できる。
(2)本発明では、外側ダクトのうち流出部と反対側の先端部に外側フランジを設け、内側ダクトのうち流出部と反対側の先端部に少なくとも1つ又は複数の貫通孔が形成された内側フランジを設け、これら内側フランジと外側フランジとを固定することによって内側ダクトを外側ダクトに取り付ける。すなわち、バイパス流路から流出する流体は、外側ダクトと内側ダクトとの間を流れ、内側フランジに形成された貫通孔を通って内側ダクト内を流れる流体と合流する。したがって本発明によれば、バイパス流路から流出する流体の流れを阻害することなく内側ダクトを外側ダクトに固定できる。またフランジは外部に接触する面積が大きいため、温度の低下が大きい。そこで本発明では、このように流出部から離れた先端部にフランジを設けることにより、タービンインペラ室内の熱をさらに逃げにくくすることができ、ひいては外側ダクトと内側ダクトとの間の温度差を小さくできるので、タービン効率の低下をさらに抑制できる。
(3)本発明によれば、内側フランジが外側フランジに固定されかつ流出部及び内側ダクトが常温である状態では、内側ダクトの内部に形成される流路と接続する内側開口部と流出部の内周面と接続する外側開口部とが対向し、かつこれらの間には隙間が形成される。ここで流出部から内側ダクトへはタービンインペラ室から流出する高温の流体が流れるため、内側ダクトは高温になり、軸線に沿って熱延びする場合がある。本発明では、常温の状態ではこれら内側開口部と外側開口部との間に隙間が設けられるようにすることにより、内側ダクトの熱延び時には、内側ダクトの流出部側への熱延びを許容することができる。
(4)本発明によれば、内側フランジが外側フランジに固定されかつ流出部及び内側ダクトが常温である状態では、内側ダクトの内径は流出部の内径よりも僅かに大きい。ここで流出部から内側ダクトへはタービンインペラ室から流出する高温の流体が流れるため、流出部及び内側ダクトは高温になり、熱膨張によって各々の内径は大きくなる。この際、内側ダクトの温度と流出部の温度とを比較すると、流出部の方がタービンインペラ室に近いため、流出部の方がより高温になり、より大きく膨張する。本発明では、内側ダクトと流出部との温度差を考慮して、これらが常温である状態では、内側ダクトのうち内側開口部側の内径を流出部のうち外側開口部側の内径よりも大きくする。これにより、内側ダクト及び流出部が高温になった際には、内側ダクトの内径と流出部の内径とを略等しくし、内側ダクトの内周面と流出部の内周面とを、略面一にすることができるので、内側ダクトと流出部との間における損失を低減できる。
(5)内側ダクトの内部に形成される流路における静圧回復係数は、理論的には入口と出口との間の広がり角2θを大きくするほど大きくなる。しかしながら広がり角2θには限界があり、限界を超えて広げ過ぎると流体が流路の内周面から剥離し、乱流が発生してしまい、静圧回復係数がかえって小さくなる場合がある。本発明では、内側ダクトの内部に形成される流路の入口と出口との間の広がり角2θを8度から30度の間に設定する。このような範囲内に広がり角を設定することにより、流体の剥離が生じない範囲内で静圧回復係数を適切な大きさにすることができる。
本発明の一実施形態に係るタービンが適用された内燃機関の過給システムの構成を示す図である。 タービンの構成を示す断面図である。 排気ダクトの構成を示す斜視図である。 回転軸の軸線に沿って視た外側ダクトの正面図である。 回転軸の軸線に沿って視た内側ダクトの正面図である。 中央ダクトの内部の流路の形状を模式的に示す図である。 中央ダクトの内部の流路における静圧回復係数と広がり角との関係を示す図である。 排気ダクトにおける排気の流量と全圧損失との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るタービン3が適用された内燃機関91の過給システムSの構成を示す図である。
過給システムSは、内燃機関91の燃焼室へ吸気を導く吸気流路92と、内燃機関91の燃焼室から排出される排気を導く排気流路93と、これら吸気流路92に設けられたコンプレッサ6及び排気流路93に設けられたタービン3を回転軸2で連結して構成され、排気のエネルギーを用いて吸気を圧縮する過給機1と、を備える。
タービン3は、排気流路93の一部を構成するタービンインペラ室43が形成されたタービンハウジング4と、このタービンインペラ室43内で回転軸2を中心として回転可能に設けられたタービンインペラ5と、タービンインペラ室43の内部を迂回するバイパス流路491と、このバイパス流路491を開閉するウェイストゲートバルブ493と、を備える。
コンプレッサ6は、吸気流路92の一部を構成するコンプレッサインペラ室72が形成されたコンプレッサハウジング7と、コンプレッサインペラ室72内で回転軸2を中心として回転可能に設けられたコンプレッサインペラ8と、を備える。
過給機1は、以下のようにして排気のエネルギーを用いて吸気を圧縮する。まず、ウェイストゲートバルブ493を閉じ側に制御すると、内燃機関91の排気はタービンインペラ室43内に導入される。タービンインペラ室43内に導入された排気は、このタービンインペラ室43内を入口から出口へ向けて流れる過程でタービンインペラ5に作用し、排気のエネルギーによってタービンインペラ5が回転軸2を中心として回転する。また回転軸2が回転すると、これに連結されたコンプレッサインペラ8が回転し、これによって吸気流路92を流れ内燃機関91に導入される吸気が圧縮される。
以下、図2〜図7を参照して、タービン3の構成について詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係るタービン3の構成を示す断面図である。
タービン3は、排気流路の一部を構成するタービンハウジング4と、このタービンハウジング4に設けられたタービンインペラ5と、を備え、排気流路を流れる排気のエネルギーを回転軸2及びこれに連結されたコンプレッサインペラ8(図1参照)を回転する機械的動力に変換する。
タービンハウジング4には、内燃機関の排気流路と接続された排気導入ダクト(図示せず)と、この排気導入ダクトから導入された排気が流れる環状のタービンスクロール流路42と、タービンインペラ5を回転可能に収容するとともに、排気の入口である流入部431及び排気の出口である流出部432が設けられたタービンインペラ室43と、タービンスクロール流路42とタービンインペラ室43の流入部431とを連通する環状の排気流路45と、タービンインペラ室43の流出部432から流出する排気を導く排気ダクト46と、を備える。
タービンインペラ5は、円錐状のホイール51と、このホイール51の外周面に設けられた板状の複数のブレード52と、を備える。ホイール51には、回転軸2の軸線Cに沿って流入部431側から流出部432側へ向けて滑らかに縮径するハブ面が形成されている。各ブレード52は、ホイール51のハブ面において周方向に沿って等間隔に設けられている。各ブレード52は、ハブ面において排気の入口である前縁部53から、排気の出口である後縁部54に向けて所定の角度分布で延びる板状である。各ブレード52のチップ端縁55は、タービンインペラ5をタービンインペラ室43に収めたときに対向する後述のシュラウド433の表面形状に沿って形成される。
タービンスクロール流路42は、環状でありタービンインペラ室43を囲むように形成されている。タービンスクロール流路42は、排気導入ダクトに接続される基端側から先端側に向けてタービンインペラ5の周方向に沿って延びる。またタービンスクロール流路42の流路断面積は、タービンインペラ5の回転方向と同じ向きに従って徐々に小さくなっている。これにより排気導入ダクトから導入された排気は、タービンスクロール流路42を流れる過程でタービンインペラ5の回転方向と同じ向きに加速されながら排気流路45を介してタービンインペラ室43の流入部431に流入する。
タービンインペラ室43には、タービンインペラ5の側部を覆うシュラウド433が形成されている。シュラウド433は、タービンインペラ5の前縁部53から後縁部54までチップ端縁55に沿った形状のシュラウド面、より具体的には、タービンインペラ5が回転軸2を中心として回転した時に、タービンインペラ5のチップ端縁55によって形成される包絡面と略等しい形状のシュラウド面を備え、このシュラウド面によってタービンインペラ5の側部であるチップ端縁55を覆う。
このようなシュラウド433のうち、タービンインペラ5の前縁部53側は、この前縁部53の高さと略等しい幅を有する環状の流入部431となっている。またシュラウド433のうち、タービンインペラ5の後縁部54側は、回転軸2の軸線Cと略平行な管状の流出部432となっている。なお流出部432は、図2に示すように軸線Cに沿って略一定の内径を有するものに限らず、流出方向Fへ向けてその内径が拡径するものや、回転軸2と同心の環状の開口状のものであってもよい。
タービンスクロール流路42によってタービンインペラ5の回転方向と同じ向きに加速された排気は、流入部431を介してタービンインペラ室43内に設けられたタービンインペラ5の前縁部53へ流入し、各ブレード52の間に形成された流路をハブ面に沿って流れ、後縁部54から流出する。後縁部54から流出した排気は、流出部432内を軸線Cと略平行な流出方向Fへ向けて流れる。
図3は、排気ダクト46の構成を示す斜視図である。
排気ダクト46は、タービンインペラ室43やタービンスクロール流路42等と一体として、すなわちタービンハウジング4の一部分である外側ダクト47と、この外側ダクト47とは別部品であり外側ダクト47の内側に設けられる内側ダクト48と、複数の締結部材であるボルトBで締結することによって構成される。
図4は、回転軸の軸線に沿って視た外側ダクト47の正面図である。
図5は、回転軸の軸線に沿って視た内側ダクト48の正面図である。
外側ダクト47は、タービンインペラ室43の流出部432から流出方向Fに向かって延びる管状であり、流出方向F側の先端部にはタービンインペラ5の径方向へ延びるフランジ面472が形成された外側フランジ471が形成されている。また外側ダクト47の内周面475は、タービンインペラ室43の流出部432から流出方向Fへ向けて拡径する略切頭円錐状となっている。外側ダクト47の内周面475のうちタービンインペラ室43の流出部432側には、回転軸2と同心でありかつ流出部432の内周面と接続する環状の外側開口部476が形成されている。
図4に示すように、外側ダクト47の内周面475の中心は、流出部432側と外側フランジ471側とで偏心している。より具体的には、内周面475の流出部432側の中心C1は、内周面475の外側フランジ471側の中心C2に対し、図4中右下側にずれている。このため、内周面475の広がり角はタービンインペラ5の周方向に沿って一様ではない。すなわち、内周面475は、タービンインペラ5の軸線に沿って視たときに、中心C1寄りにおいて広がり角の小さな急斜面477となっており、中心C2寄りにおいて広がり角の大きな緩斜面478となっている。
また外側ダクト47の内周面475のうち、上記のように広がり角の小さな急斜面477には上述のバイパス流路491の出口492と、この出口492を開閉するウェイストゲートバルブ493と、が設けられている。したがって、ウェイストゲートバルブ493を開くと、タービンインペラ室43の内部を迂回した排気は、バイパス流路491の出口492から外側ダクト47と内側ダクト48との間に排出される。
内側ダクト48は、タービンインペラ室43の流出部432から流出方向Fに向かって延びる管状の中央ダクト481と、この中央ダクト481の先端部481aにおいてタービンインペラ5の径方向へ向かって延びる内側フランジ485と、を備える。図2に示すように、中央ダクト481の先端部481aは、内側フランジ485の正面485aに対し流出方向Fへ向けてやや突出している。
中央ダクト481の内部には、タービンインペラ室43の流出部432側から一定の内径で軸線Cに沿って延びる直線流路482と、直線流路482から先端部481aまで流出方向Fへ向けて拡径しながら軸線Cに沿って延びるディフューザ流路483と、が形成されている。また中央ダクト481のうちタービンインペラ室43の流出部432側の基端部481bには、直線流路482と接続しかつ外側ダクト47に形成された外側開口部476と対向する環状の内側開口部484が形成されている。
なお以下では、図2に示すように中央ダクト481の内部の流路を内径が一定の直線流路482と内径が拡径するディフューザ流路483とを組み合わせて構成した場合について説明するが、直線流路482は設ける必要は無い。換言すれば、中央ダクト481の内部の流路は、その入口側から出口側へかけて後述の広がり角2θで拡径すればよい。
内側フランジ485のうち外側ダクト47側の周縁には、外側ダクト47のフランジ面472と接する円環状のフランジ面486が形成されている。また図5に示すように、内側フランジ485のうちフランジ面486と中央ダクト481との間には、バイパス流路491の出口492から排出される排気が流れる複数(図5の例では、6つ)の貫通孔489a,489b,489c,489d,489e,489fが、タービンインペラ5の周方向に沿って間隔を空けて形成されている。
図5に示すように、内側ダクト48の中心は、中央ダクト481側と内側フランジ485側とで偏心している。より具体的には、中央ダクト481の中心C3は、フランジ面486の中心C4に対し図5中左下側にずれている。内側ダクト48を外側ダクト47に固定した状態では、内側ダクト48の中心C3は外側ダクト47の中心C1と略一致し、内側ダクト48の中心C4は外側ダクト47の中心C2と略一致するようになっている(図4参照)。このため内側フランジ485のうちフランジ面486と中央ダクト481との間のタービンインペラ5の径方向に沿った長さは、周方向に沿って一様ではない。このため、中心C3寄りに形成された貫通孔489a,489b,489fの面積は、中心C4寄りに形成された貫通孔489c,489d,489eの面積よりも小さい。
ここで、バイパス流路491の出口492から排出される排気は、タービンインペラ室43内を経由していないため、中央ダクト481から排出される排気よりも温度が高い。本実施形態の内側ダクト48では、このように複数の貫通孔489a〜489fを中央ダクト481の周囲に形成することにより、バイパス流路491を経た高温の排気を撹拌できるので、内側ダクト48よりも下流側に設けられる排気浄化触媒へ高温の排気をむらなく接触させることができるので、排気浄化触媒の温度を速やかに上昇させることができる。
なおこれら貫通孔489a〜489fの数や形状は、図5に示すものに限らない。すなわち、バイパス流路491を経由する排気の流路としての貫通孔の数は、図5の例に示すように6つに限らず、少なくとも1つあればよい。また貫通孔の形状は、図5に示すような円形状に限らず、楕円形状、矩形状、又は各貫通孔489a〜489fを接続して構成される円弧状のスリットであってもよい。
以上のように構成された内側ダクト48と外側ダクト47とは、内側フランジ485のフランジ面486と外側フランジ471のフランジ面472とが接し、内側ダクト48の中心C3と外側ダクト47の中心C1とが略一致し、さらに内側ダクト48の中心C4と外側ダクト47の中心C2とが略一致するようにして、複数のボルトBで締結することによって固定される。
また図2に示すように、内側ダクト48を外側ダクト47に固定すると、内側ダクト48の内側開口部484は外側ダクト47の外側開口部476と対向し、これにより、流出部432内の流路と内側ダクト48内の直線流路482及びディフューザ流路483とによって排気の流路が形成される。
また内側ダクト48は、排気の熱によって回転軸2の軸線に沿って熱延びすることを考慮して、これら内側開口部484と外側開口部476との間には、流出部432及び内側ダクト48が常温である状態では隙間49が形成されるようになっている。また排気の熱によって流出部432及び内側ダクト48は熱膨張し、各々の内径は大きくなる。この際、流出部432は、内側ダクト48よりもタービンインペラ室43に近いことから、内側ダクト48よりも大きく膨張する。流出部432と内側ダクト48にはこのような温度差が生じることを考慮して、流出部432及び内側ダクト48が常温である状態では、内側ダクト48のうち内側開口部484側の内径diは、流出部432のうち外側開口部476側の内径doよりも僅かに大きくなるように形成されている。
また内側開口部484と外側開口部476との間には隙間49が形成されることから、流出部432から流出する排気の一部が、内側ダクト48内の流路を流れずに隙間49を介して内側ダクト48と外側ダクト47との間に流れ込む場合がある。そこで本実施形態では、図2に示すようにこれら内側開口部484及び外側開口部476は共に流出方向Fへ向けて拡径するテーパ状に形成する。これにより、内側開口部484と外側開口部476との間で熱延びを許容するための隙間49を確保しつつ、この隙間49への排気の流れ込みを抑制できる。なおこの他、図示を省略するが、内側開口部484には環状の凸条部又は凹条部を設け、外側開口部476にはこれと対になる環状の凹条部又は凸条部を設けても隙間49を確保しつつこの隙間49への排気の流れ込みを抑制できる。
また図2に示すように、内側ダクト48を外側ダクト47に固定すると、内側ダクト48の中央ダクト481はタービンインペラ室43と、僅かな隙間49を介して接続される。これにより、タービンインペラ室43に形成された流出部432と中央ダクト481内に形成された直線流路482及びディフューザ流路483とが略一体となる。したがって、タービンインペラ室43内を通過し、流出部432から流出方向Fへ向けて流出する排気は、直線流路482及びディフューザ流路483を流れる過程で減速され、静圧が上昇する。一方、ウェイストゲートバルブ493を開くことにより、バイパス流路491の出口492から排出される排気は、外側ダクト47の内周面475と内側ダクト48の中央ダクト481の外周面との間に形成された流路を流れ、内側フランジ485に形成された複数の貫通孔489a〜489fを介して内側ダクト48の外側へ排出され、中央ダクト481から排出される排気と合流する。
ここで、中央ダクト481の内部の流路の入口と出口との間の広がり角2θの好ましい設定について、図6及び図7を参照しながら説明する。
図6は、中央ダクト481の内部の流路の形状を模式的に示す図である。
上述のように中央ダクト481の内部に形成される流路は、直線流路482とディフューザ流路483とを組み合わせて構成される。ここで中央ダクト481の内部の流路の入口と出口との間の広がり角2θは、直線流路482とディフューザ流路483とを合わせた流路全体の長さを“Z”とし、直線流路482の入口側の半径を“R1”とし、ディフューザ流路483の出口側の半径を“R2”とすると、広がり角2θは、これらを用いた逆正接関数によって表される(2θ=2tan−1((R2−R1)/Z))。
図7は、中央ダクトの内部の流路における静圧回復効果の指標となる静圧回復係数Cpと、上記のように定義された広がり角2θとの関係を示す図である。
静圧回復係数は、理論的には入口と出口の広がり角2θを大きくするほど大きくなる。しかしながら図7に示すように、広がり角2θには限界があり、限界を超えて広げ過ぎると排気が流路の内周面から剥離し、乱流が発生してしまい、静圧回復係数がかえって小さくなる場合がある。そこで図7の結果から、十分な静圧回復効果が得られるよう、中央ダクトの内部の流路の広がり角2θは、8度から30度の間に設定することが好ましい。
本実施形態のタービン3によれば、以下の効果を奏する。
(1)タービン3では、タービンインペラ室43の流出部432に、この流出部432から流出方向Fへ向けて拡径する略切頭円錐状の内周面475が形成された外側ダクト47と、流出部432から流出方向Fへ向けて延びる内側ダクト48とを設ける。また外側ダクト47の内周面475を略切頭円錐状とすることにより、外側ダクト47と内側ダクト48との間に空間を形成し、またこの外側ダクト47の内周面475にはバイパス流路491の出口492とこの出口492を開閉するウェイストゲートバルブ493を設ける。これにより、バイパス流路491の出口492から流出する排気は外側ダクト47と内側ダクト48との間を流れ、またタービンインペラ室43の流出部432から流出する排気は内側ダクト48の中央ダクト481の内部を流れる。これにより、流出部432から流出する排気の流路断面積が急激に大きくなることがないので、流出部432における圧力損失の増加を抑制できる。また外側ダクト47の内側に内側ダクト48を設けることにより、内側ダクト48は直接外気に晒されることがないので、タービンインペラ室43内の熱を逃げにくくすることができ、ひいてはタービン効率の低下を抑制できる。また中央ダクト481の内部には、流出部432からその先端部481aまでの間の少なくとも一部で流出方向Fへ向けて拡径するディフューザ流路483を設けることにより、流出部432から流出する排気はこのディフューザ流路483を流れる過程で減速させ、静圧を上昇させることができるので、衝突損失や摩擦損失を低減できる。
図8は、排気ダクトにおける排気の流量[kg/s]と全圧損失[%]との関係を示す図である。図8において、破線は従来のタービン3の排気ダクトの入口から出口までの間における全圧損失を示し、実線は本実施形態に係るタービン3の排気ダクト46の入口から出口まで(すなわち、排気ダクト46のうち内側ダクト48の中央ダクト481の基端部481bから先端部481aまで)の間における全圧損失を示す。ここで従来のタービンの排気ダクトとは、本実施形態のタービン3から内側ダクト48を取り除いたもの、すなわち外側ダクト47であるとする。この図8に示すように、本実施形態のタービン3によれば、内側ダクト48を設けることにより、全流量域において全圧損失を下げることができる。
(2)タービン3では、外側ダクト47のうち流出部432と反対側の先端部に外側フランジ471を設け、内側ダクト48のうち流出部432と反対側の先端部481aに複数の貫通孔489a〜489fが形成された内側フランジ485を設け、これら内側フランジ485と外側フランジ471とを固定することによって内側ダクト48を外側ダクト47に取り付ける。すなわち、バイパス流路491から流出する排気は、外側ダクト47と内側ダクト48との間を流れ、内側フランジ485に形成された貫通孔489a〜489fを通って中央ダクト481内を流れる排気と合流する。したがってタービン3によれば、バイパス流路491から流出する排気の流れを阻害することなく内側ダクト48を外側ダクト47に固定できる。またフランジは外部に接触する面積が大きいため、温度の低下が大きい。そこでタービン3では、このように流出部432から離れた先端部にフランジ471,485を設けることにより、タービンインペラ室43内の熱をさらに逃げにくくすることができ、ひいては外側ダクト47と内側ダクト48との間の温度差を小さくできるので、タービン効率の低下をさらに抑制できる。
(3)タービン3によれば、内側フランジ485が外側フランジ471に固定されかつ流出部432及び内側ダクト48が常温である状態では、直線流路482と接続する内側開口部484と流出部432の内周面と接続する外側開口部476とが対向し、かつこれらの間には隙間49が形成される。タービン3では、このような隙間49が設けられるようにすることにより、内側ダクト48の熱延び時には、内側ダクト48の流出部432側への熱延びを許容することができる。
(4)タービン3によれば、内側フランジ485が外側フランジ471に固定されかつ流出部432及び内側ダクト48が常温である状態では、内側ダクト48の内径diは流出部432の内径doよりも僅かに大きい。流出部432は、内側ダクト48よりもタービンインペラ室43に近いため、内側ダクト48よりも高温になり、より大きく膨張する。タービン3によれば、このような温度差を考慮して内径に差を設けることにより、内側ダクト48及び流出部432が高温になった際には、内側ダクト48の内径diと流出部432の内径doとを略等しくし、内側ダクト48の内周面と流出部432の内周面とを、略面一にすることができるので、内側ダクト48と流出部432との間における損失を低減できる。
(5)タービン3では、中央ダクト481の内部において直線流路482及びディフューザ流路483によって形成される流路の入口と出口との間の広がり角2θを8度から30度の間に設定する。このような範囲内に広がり角を設定することにより、流体の剥離が生じない範囲内で静圧回復係数を適切な大きさにすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。
例えば上記実施形態では、本発明のタービンを、内燃機関91が吸入する吸気を圧縮する過給機1に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明のタービンは、内燃機関の過給機の他、ジェットエンジンやポンプ等、インペラを用いて流体のエネルギーと機械的エネルギーとの変換を行ういわゆるターボ機械に適用できる。
3…タービン
4…タービンハウジング
43…タービンインペラ室(インペラ室)
431…流入部
432…流出部
46…排気ダクト
47…外側ダクト
471…外側フランジ
475…内周面
476…外側開口部
491…バイパス流路
492…出口
493…ウェイストゲートバルブ
48…内側ダクト
481a…先端部
481b…基端部
483…ディフューザ流路
484…内側開口部
485…内側フランジ
489a,489b,489c,489d,489e,489f…貫通孔
49…隙間
F…流出方向

Claims (5)

  1. 流体のエネルギーを用いてインペラを回転させるタービンであって、
    前記インペラを回転可能に収容するとともに、流体の流入部及び前記インペラの軸線と略平行な流出方向へ流体が流出する流出部が設けられたインペラ室と、
    前記インペラ室の内部を迂回するバイパス流路と、
    前記流出部から前記流出方向へ向けて拡径する略円錐状の内周面が形成された外側ダクトと、
    前記外側ダクトの内側に設けられ、前記流出部から前記流出方向へ向けて延びる管状の内側ダクトと、を備え、
    前記内側ダクトには、前記流出部からその先端部までの間の少なくとも一部で前記流出方向へ向けて拡径するディフューザ流路が設けられ、
    前記内周面には前記バイパス流路の出口と当該出口を開閉するウェイストゲートバルブとが設けられることを特徴とするタービン。
  2. 前記外側ダクトの先端部には前記インペラの径方向へ延びる外側フランジが設けられ、
    前記内側ダクトの先端部には前記インペラの径方向へ向かって延びかつ1つ又は複数の貫通孔が形成された内側フランジが設けられ、
    前記内側フランジは前記外側フランジに固定されることを特徴とする請求項1に記載のタービン。
  3. 前記外側ダクトの基端部には、前記流出部の内周面と接続する外側開口部が形成され、
    前記内側ダクトの基端部には、当該内側ダクトの内部に形成される流路と接続しかつ前記内側フランジが前記外側フランジに固定された状態で前記外側開口部と対向する内側開口部が形成され、
    前記内側フランジが前記外側フランジに固定されかつ前記流出部及び前記内側ダクトが常温である状態では、前記外側開口部と前記内側開口部との間には隙間が形成されることを特徴とする請求項2に記載のタービン。
  4. 前記内側フランジが前記外側フランジに固定されかつ前記流出部及び前記内側ダクトが常温である状態では、前記内側ダクトのうち前記内側開口部側の内径は、前記流出部のうち前記外側開口部側の内径よりも僅かに大きいことを特徴とする請求項3に記載のタービン。
  5. 前記内側ダクトの内部に形成される流路の入口と出口との間の広がり角2θは8度から30度の間であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン。
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