JP6638594B2 - 過給機 - Google Patents

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Description

本発明は、過給機に関する。
特開2009−144545号公報(特許文献1)に開示されているように、可変容量型の過給機が知られている。図5は、一般的な構成を有する過給機100の一部を拡大して示す断面図である。過給機100は、特許文献1に開示された過給機と略同様の構成を有している。
過給機100においては、排気ガスがスクロール流路2Sから排気通路2Eを通してタービンインペラ5に供給され、排気ガスのエネルギーによってタービンインペラ5が回転する。タービンインペラ5の回転力は、シャフトを介してコンプレッサインペラに伝達され、コンプレッサインペラの回転によって吸気が過給される。
スクロール流路2Sとタービンインペラ5との間には、排気通路2Eが形成され、排気通路2Eの中に、複数のノズルベーン7が配置される。ノズルベーン7から見てタービンハウジング2側には、シュラウドリング4Aが配置され、ノズルベーン7から見て軸受ハウジング3側には、ノズルリング9Aが配置される。ノズルベーン7の両側には、支持軸8が固定される。支持軸8は、一端部8Aおよび他端部8Bを含む。
シュラウドリング4Aには、ノズルベーン7に固定された支持軸8の一端部8Aを回動可能に支持する支持穴4Hが設けられている。ノズルリング9Aには、ノズルベーン7に固定された支持軸8の他端部8Bを回動可能に支持する支持穴9Sが設けられている。ノズルベーン7は、支持軸8の一端部8Aおよび他端部8Bを介してシュラウドリング4Aとノズルリング9Aとによって回動可能に支持される。
シュラウドリング4Aとタービンハウジング2とは、互いに別の部材から構成され、シュラウドリング4Aとタービンハウジング2との間には隙間6Uが設けられる。隙間6Uを塞ぐように、皿ばねシール6Aが配置される。皿ばねシール6Aは、シュラウドリング4Aに設けられた支持穴4Hの位置よりも排気ガスの上流側(スクロール流路2S側)に位置するように配置され、スクロール通路2S内の排気ガスが隙間6Uを通してタービンインペラ5の出口側に漏出するのを防止している。
シュラウドリング4Aの支持穴4Hに連通する隙間6Uの圧力は、排気通路2E内の圧力よりも低い。ノズルベーン7を支持している支持軸8は、この圧力差によってシュラウドリング4A側に押される。特許文献1は、このような圧力差を形成することにより、ノズルベーン7とシュラウドリング4Aとの間のクリアランスを小さくすることが可能となるため、タービンインペラ5の出口近傍を通る排気ガスに乱れが生じることを抑制でき、ひいてはタービン効率が低下することを抑制できると述べている。
特開2009−144545号公報
図5に示す過給機100においては、タービンハウジング2とシュラウドリング4Aとが互いに別の部材から構成され、タービンハウジング2とシュラウドリング4Aとの間の隙間6Uを塞ぐように皿ばねシール6Aが配置される。皿ばねシール6Aは、シール性を確保するために圧縮された状態(残留応力を有している状態)で配置されている。
近年、排気ガスは従来に比べて高い温度で排出される場合がある。過給機100においては、皿ばねシール6Aがスクロール流路2Sに露出しているため、皿ばねシール6Aはスクロール流路2S内の高温の排気ガスに曝される場合がある。温度変化を繰り返すことによって皿ばねシール6Aは劣化しやすく、シール性を長期にわたって確保することが難しい。
十分なシール性が得られなくなると、ノズルベーン7をタービンハウジング2の側(シュラウドリング4Aの側)に押すための圧力差が小さくなり、その結果、タービン効率が減少することになる。皿ばねシール6Aの素材として劣化しにくい素材を選択することも可能であるが、製造費用の増大を招く可能性がある。
また、排気ガスは、スクロール流路2Sおよび排気通路2Eを通過してタービンインペラ5に供給される。排気ガスがタービンインペラ5に供給される前に、排気ガスの熱エネルギーはできるだけ減少しないことが好ましい。より多くの熱エネルギーを持った排気ガスがタービンインペラ5に供給されると、タービンインペラ5の回転力を高めることが可能となる。
本発明は、上述のような実情に鑑みて創作されたものであって、圧力差を利用してノズルベーンをタービンハウジングの側に押圧することを長期にわたって維持できるとともに、より多くの熱エネルギーを持った排気ガスがタービンインペラに供給されることを可能とする過給機を提供することを目的とする。
本発明に基づく過給機は、ハブ部と、上記ハブ部の周囲に設けられた複数のタービン翼とを含み、複数の上記タービン翼の各々に、上流側に位置する前縁と、下流側に位置する後縁と、上記前縁と上記後縁との間に位置するチップ部とが形成された、タービンインペラと、上記タービンインペラにおける複数の上記チップ部を取り囲むように配置されるシュラウド部と、上記シュラウド部よりも径方向の外側に位置し、上記タービンインペラに排気ガスを供給するためのスクロール流路を内側に形成するスクロール部と、を有する、タービンハウジングと、上記タービンインペラの上流に配置され、上記スクロール流路から上記タービンインペラに供給される上記排気ガスの排気通路の通路面積を可変とする複数のノズルベーンと、複数の上記ノズルベーンに固定された複数の支持軸と、複数の上記支持軸を介して複数の上記ノズルベーンを回動可能に支持する支持プレートと、を備え、上記タービンハウジングは、上記排気通路の一部を構成するとともに、上記シュラウド部および上記スクロール部と一体に形成された壁部を有し、上記支持プレートは、上記壁部に対向配置され、上記壁部と上記支持プレートとの間に形成される上記排気通路には、複数の上記ノズルベーンが配置され、上記タービンハウジングの上記壁部には、複数の上記支持軸の一端部がそれぞれ挿入される複数の第1軸孔が形成され、上記支持プレートには、複数の上記支持軸の他端部がそれぞれ挿入される複数の第2軸孔が形成され、上記タービンハウジングのうち、上記スクロール部と上記シュラウド部と上記壁部とに囲まれた部分には、中空の断熱空間が形成されており、上記断熱空間は、上記壁部に設けられた上記第1軸孔に連通しており、上記タービンハウジングには、上記断熱空間と、上記排気通路内の圧力よりも低い圧力を有する空間とを連通させる連通路が形成されている。
上記の構成によれば、支持軸の一端部には、排気通路内の圧力よりも低い圧力を有する空間内の圧力が作用することとなり、その一方で支持軸の他端部には、排気通路内の圧力と略同じ圧力が作用することとなる。支持軸の他端部に作用する圧力は、支持軸の一端部に作用する圧力に比べて大きくなり、このような圧力差の存在によって、ノズルベーンは、タービンハウジングの壁部側に向けて押圧されることとなる。ノズルベーンと壁部との間のクリアランスが小さくなるため、ノズルベーンのうちの壁部寄りの部分において生じる排気ガスの漏れを少なくすることが可能となり、スクロール流路から排気通路を通して供給された排気ガスのうち、より多くの排気ガスをノズルベーンのうちの壁部寄りの部分に通過させることが可能となり、高いタービン効率を得ることが可能となる。
上記の過給機においては、上記連通路は、複数の上記タービン翼における上記前縁と、複数の上記ノズルベーンとの間に位置する空間に接続するように設けてもよい。
上記の構成によれば、排気通路内の排気ガスが第1軸孔を通して断熱空間に入った場合であっても、排気ガスは、低圧の空間へと排出された後、タービンインペラに供給されることができる。断熱空間に入った排気ガスのエネルギーをタービンインペラの回転エネルギーに変えることができ、ひいては高いタービン効率を得ることが可能となる。
上記の過給機においては、上記連通路は、複数の上記タービン翼における上記後縁よりも下流側の空間に接続するように設けてもよい。
たとえば連通路を穴あけ加工などによってタービンハウジングに設ける場合には、上記連通路をタービン翼の後縁よりも下流側の空間に接続するようにすることで、容易に穴あけ加工を実施することが可能となる。
上記の過給機においては、上記断熱空間は、上記第1軸孔よりも径方向の外側に位置する部分を有していてもよい。
上記の構成においては、断熱空間のうちの第1軸孔よりも径方向の外側に位置する部分は、排気通路に沿うように面方向に広く延びる形状を有しているだけでなく、スクロール流路の近傍にまで到達するようにも延びるように構成することができる。このような形状を有する断熱空間の存在は、排気ガスの熱エネルギーがスクロール部や壁部を介してタービンハウジングの側に移動することをより一層抑制することができる。
上記の構成によれば、圧力差を利用してノズルベーンをタービンハウジングの側に押圧することを長期にわたって維持できるとともに、中空の断熱空間の存在によって、排気ガスはより多くの熱エネルギーを持った状態でタービンインペラに供給されることが可能となる。
実施の形態1における過給機101を示す断面図である。 図1におけるII線に囲まれた領域を拡大して示す断面図である。 実施の形態1における過給機101の作用および効果を説明するための断面図である。 実施の形態2における過給機102の一部を拡大して示す断面図である。 一般的な構成を有する過給機100の一部を拡大して示す断面図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(過給機101)
図1および図2を参照して、実施の形態1における過給機101の構成について説明する。図1は、過給機101を示す断面図である。図2は、図1におけるII線に囲まれた領域を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、過給機101は、コンプレッサハウジング1、タービンハウジング2、軸受ハウジング3、シャフト4、タービンインペラ5、コンプレッサインペラ6、複数のノズルベーン7、複数の支持軸8、支持プレート9、取付部材10、駆動レバー11、駆動軸12、リンク機構13を備える。
コンプレッサハウジング1は、コンプレッサインペラ6を収容する。軸受ハウジング3は、コンプレッサハウジング1とタービンハウジング2との間に設けられ、シャフト4を回転自在に支持する。シャフト4の一端には、コンプレッサインペラ6が取り付けられる。シャフト4の他端には、タービンインペラ5が取り付けられる。
(タービンインペラ5)
図2を参照して、タービンインペラ5は、ハブ部5Aおよび複数のタービン翼5Bを含む。複数のタービン翼5Bは、ハブ部5Aの周囲に設けられる。複数のタービン翼5Bの各々には、上流側に位置する前縁5Fと、下流側に位置する後縁5Rと、前縁5Fと後縁5Rとの間に位置するチップ部5Cとが形成されている。
(タービンハウジング2)
タービンハウジング2は、タービンインペラ5を収容する。タービンハウジング2は、その構成要素として、スクロール部2A、壁部2B、シュラウド部2C、および筒状部2Dを有する。スクロール部2Aは、シュラウド部2Cよりも径方向の外側に位置し、渦巻き形状を有するスクロール流路2Sを内側に形成する。スクロール流路2Sからタービンインペラ5に向けて、排気ガスが供給される。
壁部2Bは、後述する支持プレート9とともに、排気通路2Eを形成する。壁部2Bは、円環状の形状を有し、径方向においてスクロール部2Aとシュラウド部2Cとの間に位置する。壁部2Bは、タービンインペラ5の回転軸に対して直交する面方向に沿って延びており、壁部2Bの表面は、排気通路2Eの内壁面の一部を構成しており、後述する複数のノズルベーン7に面するように配置される。
壁部2Bは、スクロール部2Aとシュラウド部2Cと筒状部2Dと一体に形成されている。スクロール部2A、壁部2B、シュラウド部2Cおよび筒状部2Dを一体的に備えたタービンハウジング2は、鋳ぐるみなどにより作製することができる。
壁部2Bと支持プレート9とは間隔を空けて相互に対向するように配置され、壁部2Bと支持プレート9との間に、複数のノズルベーン7を配置するための排気通路2Eが形成される。複数のノズルベーン7の各々の両端には、支持軸8(一端部8Aおよび他端部8B)が固定される。タービンハウジング2の壁部2Bには、複数の支持軸8の一端部8Aがそれぞれ挿入される複数の軸孔2H(第1軸孔)が形成される。
シュラウド部2Cは、タービンインペラ5と同心上に設けられ、タービンインペラ5における複数のタービン翼5B(チップ部5C)を取り囲むように配置される。筒状部2Dは、タービンインペラ5の下流に位置し、排気ガスを排出するための排出口2Tを内側に形成する。タービンハウジング2のうち、スクロール部2Aとシュラウド部2Cと壁部2Bとに囲まれた部分には、中空の断熱空間2Uが形成される。
断熱空間2Uは、全体として環状の形状を有する(図1参照)。排気ガスがスクロール流路2Sや排気通路2Eを通過する際、排気ガスの熱エネルギーの一部は、タービンハウジング2に伝わる。断熱空間2Uの存在は、タービンハウジング2の熱容量を下げるため、排気ガスの熱エネルギーがスクロール部2Aや壁部2B、シュラウド部2Cを介してタービンハウジング2の側に移動することを抑制する。
断熱空間2Uには、複数の貫通孔2Fが接続されている。複数の貫通孔2Fは、複数の軸孔2H(第1軸孔)と一対一の関係となるように設けられている。断熱空間2Uは、複数の貫通孔2Fを通して、タービンハウジング2の壁部2Bに設けられた複数の軸孔2H(第1軸孔)にそれぞれ連通している。
断熱空間2Uには、連通路2Gも接続されている。連通路2Gは、タービンハウジング2の筒状部2Dの一部を貫通するように形成されており、排出口2Tから断熱空間2Uに到達している。連通路2Gは、断熱空間2Uと、排気通路2E内の圧力よりも低い圧力を有する空間(ここでは、タービンインペラ5の下流側に設けられた排出口2T)とを連通させている。
本実施の形態の連通路2Gは、排出口2Tのうち、複数のタービン翼5Bにおける後縁5Rよりも下流側の空間に接続するように設けられている。このような構成によれば、たとえば連通路2Gを穴あけ加工などによってタービンハウジング2に設ける場合に、連通路2Gをタービン翼5Bの後縁5Rよりも下流側の空間に接続するようにすることで、容易に穴あけ加工を実施することが可能となる。本実施の形態の連通路2Gは、環状の開口形状を有しており、排出口2Tの内周面の周方向に沿って1つの連続した円を描くように延在している。本実施の形態では、連通路2Gは、単一の開口から構成される。連通路2Gは、筒状部2Dの周方向に沿って間欠的に設けられた複数の開口から構成されていてもよい。
(ノズルベーン7)
上述のとおり、壁部2Bと支持プレート9とは相互に対向するように配置され、壁部2Bと支持プレート9との間に排気通路2Eが形成される。複数のノズルベーン7は、排気通路2E内に設けられ、タービンインペラ5における複数のタービン翼5B(前縁5F)を取り囲むように環状に配置される。ノズルベーン7の両側には、支持軸8(一端部8Aおよび他端部8B)が固定されており、ノズルベーン7は、支持軸8の軸心周りに回動することができる。
複数のノズルベーン7は、タービンハウジング2のスクロール流路2Sに導入された排気ガスをタービンインペラ5に導くとともに、スクロール流路2Sからタービンインペラ5に供給される排気ガスの圧力を可変とする。なお、ノズルベーン7と壁部2Bとの間や、ノズルベーン7と支持プレート9との間には、ノズルベーン7の回動を許容するためのクリアランスが設けられる。
(支持プレート9)
支持プレート9は、円環状の形状を有し、タービンハウジング2内においてタービンインペラ5と同心上に設けられる。支持プレート9は、複数のノズルベーン7から見て軸受ハウジング3(図1)の側に位置し、取付部材10(図1)を介してタービンハウジング2と軸受ハウジング3とに固定される。支持プレート9は、複数の支持軸8(他端部8B)を介して複数のノズルベーン7を回動可能に支持する。
具体的には、支持プレート9には、複数の支持軸8の他端部8Bがそれぞれ挿入される複数の軸孔9H(第2軸孔)が形成される。ノズルベーン7に固定された支持軸8の一端部8Aが軸孔2Hに挿入され、ノズルベーン7に固定された支持軸8の他端部8Bが軸孔9Hに挿入される。タービンハウジング2の壁部2Bと支持プレート9とによって、ノズルベーン7は回動可能に支持される。
支持軸8の一端部8Aには、鍔部7Aが設けられ、支持軸8の他端部8Bには、鍔部7Bが設けられる。鍔部7Aは、壁部2Bに設けられた軸孔2H(第1軸孔)を覆うように配置され、鍔部7Bは、支持プレート9に設けられた軸孔9H(第2軸孔)を覆うように配置される。ノズルベーン7に鍔部7A,7Bを設けることで、軸孔2Hや軸孔9Hに異物が侵入することを抑制できる。鍔部7Aに作用する排気ガスの圧力を利用し、後述のように、ノズルベーン7を壁部2B側へより効率よく押圧することも可能となる。
図1に示すように、支持プレート9から見て軸受ハウジング3の側には、リンク機構13が配置される。駆動レバー11および駆動軸12を介して入力された駆動力は、リンク機構13に伝えられる。リンク機構13に入力された駆動力により、複数のノズルベーン7を同期させて回動させることが可能となる。
たとえば、エンジンが高速で回転している場合には、複数のノズルベーン7は開く方向に回動する。タービンインペラ5に供給される排気ガスの流量が多くなり、排気ガスの圧力は低くなる。一方、エンジンが低速で回転している場合には、複数のノズルベーン7は絞る方向に回動する。タービンインペラ5に供給される排気ガスの流量が少なくなり、排気ガスの圧力は高くなる。
(圧力P4>圧力P6)
図3は、実施の形態1における過給機101の作用および効果を説明するための断面図である。上述のとおり、タービンハウジング2のうち、スクロール部2Aとシュラウド部2Cと壁部2Bとに囲まれた部分には、中空の断熱空間2Uが形成される。タービンハウジング2の壁部2Bには、支持軸8の一端部8Aが挿入される軸孔2Hが形成されており、断熱空間2Uは、貫通孔2Fを介して軸孔2Hに連通している。
断熱空間2Uはさらに、連通路2Gを介して、排気通路2E内の圧力よりも低い圧力を有する空間(ここでは、タービンインペラ5の下流側に設けられた排出口2T)にも連通している。すなわち、貫通孔2Fや断熱空間2U内の圧力は、排出口2T内の圧力と略同一である。したがって、支持軸8の一端部8Aには、連通路2G、断熱空間2Uおよび貫通孔2Fを通じて、排出口2T内の圧力と略同じ圧力P6が作用する。
一方、支持軸8の他端部8Bには、排気通路2E内の圧力と略同じ圧力P4が作用する。排気通路2E内の圧力は、排出口2T内の圧力に比べて高い。したがって、支持軸8の他端部8Bに作用する圧力P4は、支持軸8の一端部8Aに作用する圧力P6に比べて大きくなる(圧力P4>圧力P6)。
このような圧力差の存在によって、ノズルベーン7は、タービンハウジング2の壁部2B側に向けて押圧されることとなる。本実施の形態においては、支持軸8の一端部8Aに鍔部7Aが設けられているため、ノズルベーン7を壁部2B側に向けてより効率的に押圧することができる。
ノズルベーン7と壁部2Bとの間や、ノズルベーン7と支持プレート9との間には、ノズルベーン7の回動を許容するためのクリアランスが設けられる。本実施の形態に係る過給機101によれば、ノズルベーン7と壁部2Bとの間のクリアランスを小さくすることが可能となる。
ここで、ノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分を通過した排気ガスは、その後、タービンインペラ5のチップ部5Cの近傍を通過する。一方で、ノズルベーン7のうちの支持プレート9寄りの部分を通過した排気ガスは、その後、タービンインペラ5のハブ部5Aの近傍を通過する。
したがって、ノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分を通過した排気ガスは、ノズルベーン7のうちの支持プレート9寄りの部分を通過した排気ガスに比べて、タービンインペラ5を効率よく回転させることができる。本実施の形態においては、圧力P4>圧力P6という圧力差によって、ノズルベーン7と壁部2Bとの間のクリアランスが小さくなるため、ノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分において生じる排気ガスの漏れを少なくすることができる。スクロール流路2Sから排気通路2Eを通して供給された排気ガスのうち、より多くの排気ガスをノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分に通過させることが可能となり、高いタービン効率を得ることが可能となる。
本実施の形態においては、壁部2Bが、スクロール部2Aとシュラウド部2Cと筒状部2Dと一体に形成されており、断熱空間2U、貫通孔2Fおよび連通路2Gによって、圧力P4>圧力P6という圧力差を形成している。皿ばねシール6A(図5)のような部材が使用されておらず、そのような部材がスクロール流路2Sに露出していることもない。したがって、本実施の形態の過給機101は、図5に示す過給機100に比べて、圧力差を利用してノズルベーン7をタービンハウジング2の側に押圧することを長期にわたって維持できる。
また、排気ガスがスクロール流路2Sや排気通路2Eを通過する際、排気ガスの熱エネルギーの一部は、タービンハウジング2に伝わる。断熱空間2Uの存在は、排気ガスの熱エネルギーがスクロール部2Aや壁部2B、シュラウド部2Cを介してタービンハウジング2の側に移動することを抑制することができる。したがって、本実施の形態の過給機101によれば、より多くの熱エネルギーを持った排気ガスがタービンインペラ5に供給されることを可能とすることもできる。
本実施の形態においては、断熱空間2Uが、軸孔2H(第1軸孔)よりも径方向の外側に位置する部分2V(図3中の一点鎖線で囲まれる領域)を有している。この部分2Vは、排気通路2Eに沿うように面方向に広く延びる形状を有しているだけでなく、スクロール流路2Sの近傍にまで到達するようにも延びている。このような形状を有する断熱空間2Uの存在は、排気ガスの熱エネルギーがスクロール部2Aや壁部2Bを介してタービンハウジング2の側に移動することをより一層抑制することができる。
[実施の形態2]
図4は、実施の形態2における過給機102の一部を拡大して示す断面図である。実施の形態1における過給機101と実施の形態2における過給機102とは、以下の点において相違している。
本実施の形態の過給機102においては、連通路2Gが、空間2Wに接続するように設けられている。空間2Wは、複数のタービン翼5Bにおける前縁5Fと、複数のノズルベーン7との間に位置している。過給機102においても、断熱空間2Uは、連通路2Gを介して、排気通路2E内の圧力よりも低い圧力を有する空間(ここでは空間2W)に連通している。
貫通孔2Fや断熱空間2U内の圧力は、空間2Wと略同一である。支持軸8の一端部8Aには、連通路2G、断熱空間2Uおよび貫通孔2Fを通じて、空間2W内の圧力と略同じ圧力P6’が作用する。排気通路2E内の圧力は、空間2W内の圧力に比べて高い。したがって、支持軸8の他端部8Bに作用する圧力P4は、支持軸8の一端部8Aに作用する圧力P6’に比べて大きくなる(圧力P4>圧力P6’)。
ノズルベーン7が開いている場合には、圧力P4と圧力P6’との間の圧力差が小さくなるため、ノズルベーン7をタービンハウジング2(壁部2B)の側に押圧する力も小さくなる。しかしながら、ノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分において生じる排気ガスの漏れは、圧力P4と圧力P6’との間の圧力差が小さいため、ノズルベーン7をタービンハウジング2(壁部2B)の側に押圧するための押圧力が小さくなったとしても、そのような漏れをほとんど生じないものとすることができる。
ノズルベーン7が閉じている場合には、圧力P4と圧力P6’との間の圧力差が大きくなるため、ノズルベーン7をタービンハウジング2(壁部2B)の側に押圧する力も大きくなる。ノズルベーン7のうちの壁部2B寄りの部分において生じる排気ガスの漏れは、圧力P4と圧力P6’との間の圧力差が大きいため、ノズルベーン7をタービンハウジング2(壁部2B)の側に押圧するための押圧力が大きくなることで、そのような漏れをほとんど生じないものとすることができる。
少量ではあるが、ノズルベーン7に固定された支持軸8の一端部8Aを支持する軸孔2Hから断熱空間2Uへ排気ガスの漏れが生じる。これは、実施の形態1,2に共通する。本実施の形態の過給機102においては、低い圧力を断熱空間2Uに導くための連通路2Gが、複数のタービン翼5Bにおける前縁5Fと、複数のノズルベーン7との間に位置する空間2Wに接続されている。
排気通路2E内の排気ガスが軸孔2Hから貫通孔2Fを通して断熱空間2Uに入った場合であっても、排気ガスは、低圧の空間2Wへと排出された後、タービンインペラ5に供給されることができる。本実施の形態の過給機102によれば、断熱空間2Uに入った排気ガスのエネルギーをタービンインペラ5の回転エネルギーに変えることができるため、実施の形態1の場合に比べて、高いタービン効率を得ることができる。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 コンプレッサハウジング、2 タービンハウジング、2A スクロール部、2B 壁部、2C シュラウド部、2D 筒状部、2E 排気通路、2F 貫通孔、2G 連通路、2H 軸孔(第1軸孔)、2S スクロール流路、2T 排出口、2U,2W 空間、2V 部分、3 軸受ハウジング、4 シャフト、4A シュラウドリング、4H,9S 支持穴、5 タービンインペラ、5A ハブ部、5B タービン翼、5C チップ部、5F 前縁、5R 後縁、6 コンプレッサインペラ、6A 皿ばねシール、6U 隙間、7 ノズルベーン、7A,7B 鍔部、8 支持軸、8A 一端部、8B 他端部、9 支持プレート、9A ノズルリング、9H 軸孔(第2軸孔)、10 取付部材、11 駆動レバー、12 駆動軸、13 リンク機構、100,101,102 過給機、P4,P6 圧力。

Claims (3)

  1. ハブ部と、前記ハブ部の周囲に設けられた複数のタービン翼とを含み、複数の前記タービン翼の各々に、上流側に位置する前縁と、下流側に位置する後縁と、前記前縁と前記後縁との間に位置するチップ部とが形成された、タービンインペラと、
    前記タービンインペラにおける複数の前記チップ部を取り囲むように配置されるシュラウド部と、前記シュラウド部よりも径方向の外側に位置し、前記タービンインペラに排気ガスを供給するためのスクロール流路を内側に形成するスクロール部と、を有する、タービンハウジングと、
    前記タービンインペラの上流に配置され、前記スクロール流路から前記タービンインペラに供給される前記排気ガスの排気通路の通路面積を可変とする複数のノズルベーンと、
    複数の前記ノズルベーンに固定された複数の支持軸と、
    複数の前記支持軸を介して複数の前記ノズルベーンを回動可能に支持する支持プレートと、を備え、
    前記タービンハウジングは、前記排気通路の一部を構成するとともに、前記シュラウド部および前記スクロール部と一体に形成された壁部を有し、
    前記支持プレートは、前記壁部に対向配置され、
    前記壁部と前記支持プレートとの間に形成される前記排気通路には、複数の前記ノズルベーンが配置され、
    前記タービンハウジングの前記壁部には、複数の前記支持軸の一端部がそれぞれ挿入される複数の第1軸孔が形成され、
    前記支持プレートには、複数の前記支持軸の他端部がそれぞれ挿入される複数の第2軸孔が形成され、
    前記タービンハウジングのうち、前記スクロール部と前記シュラウド部と前記壁部とに囲まれた部分には、中空の断熱空間が形成されており、
    前記断熱空間は、前記壁部に設けられた前記第1軸孔に連通しており、
    前記タービンハウジングには、前記断熱空間と、前記排気通路内の圧力よりも低い圧力を有する空間とを連通させる連通路が形成されており、
    前記連通路は、複数の前記タービン翼における前記後縁よりも下流側の空間に接続するように設けられている、
    過給機。
  2. ハブ部と、前記ハブ部の周囲に設けられた複数のタービン翼とを含み、複数の前記タービン翼の各々に、上流側に位置する前縁と、下流側に位置する後縁と、前記前縁と前記後縁との間に位置するチップ部とが形成された、タービンインペラと、
    前記タービンインペラにおける複数の前記チップ部を取り囲むように配置されるシュラウド部と、前記シュラウド部よりも径方向の外側に位置し、前記タービンインペラに排気ガスを供給するためのスクロール流路を内側に形成するスクロール部と、を有する、タービンハウジングと、
    前記タービンインペラの上流に配置され、前記スクロール流路から前記タービンインペラに供給される前記排気ガスの排気通路の通路面積を可変とする複数のノズルベーンと、
    複数の前記ノズルベーンに固定された複数の支持軸と、
    複数の前記支持軸を介して複数の前記ノズルベーンを回動可能に支持する支持プレートと、を備え、
    前記タービンハウジングは、前記排気通路の一部を構成するとともに、前記シュラウド部および前記スクロール部と一体に形成された壁部を有し、
    前記支持プレートは、前記壁部に対向配置され、
    前記壁部と前記支持プレートとの間に形成される前記排気通路には、複数の前記ノズルベーンが配置され、
    前記タービンハウジングの前記壁部には、複数の前記支持軸の一端部がそれぞれ挿入される複数の第1軸孔が形成され、
    前記支持プレートには、複数の前記支持軸の他端部がそれぞれ挿入される複数の第2軸孔が形成され、
    前記タービンハウジングのうち、前記スクロール部と前記シュラウド部と前記壁部とに囲まれた部分には、中空の断熱空間が形成されており、
    前記断熱空間は、前記壁部に設けられた前記第1軸孔に連通しており、
    前記タービンハウジングには、前記断熱空間と、前記排気通路内の圧力よりも低い圧力を有する空間とを連通させる連通路が形成されており、
    前記断熱空間は、前記第1軸孔よりも径方向の外側に位置する部分を有している、
    過給機。
  3. 前記連通路は、複数の前記タービン翼における前記前縁と、複数の前記ノズルベーンとの間に位置する空間に接続するように設けられている、
    請求項2に記載の過給機。
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