JP2018003465A - 杭頭構造 - Google Patents

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秀俊 ▲高▼山
秀俊 ▲高▼山
Hidetoshi Takayama
祐一 慶
Yuichi Iwai
慶  祐一
山田 政雄
Masao Yamada
政雄 山田
太志 大堀
Futoshi Ohori
太志 大堀
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Abstract

【課題】鋼管杭とプレートとを溶接することなく、また、プレートを簡易な構造としつつ、鋼管杭の杭頭部の開口部をプレートで塞ぐことができる杭頭構造を提供する。
【解決手段】地盤10に建込まれる鋼管杭12の杭頭構造であって、鋼管杭14の杭頭部12の内周面に突片16が突出形成されており、平板状のプレート18が突片16に載置されて保持される。これにより、プレート18と鋼管杭14とを溶接することなく、プレート18によって杭頭部12の開口部12Aを塞ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、地盤に建込まれる鋼管杭の杭頭構造に関する。
従来、地盤に建込まれた鋼管杭の杭頭処理において、杭頭部にプレートを溶接することによって杭頭部の開口部を塞いでいる。しかし、溶接作業は天候の影響を受けやすく、また、溶接工が必要になるとともに作業に時間がかかっていた。
この問題を解決するため、例えば特許文献1には、杭頭材を杭頭部に嵌合させることにより、溶接することなく杭頭材を杭頭部の上に設置する構成が開示されている。しかし、特許文献1の杭頭材は、外嵌め管部、挿入プレート部、及び蓋板部で構成されているため、構造が複雑となっていた。
特開2009−24350号公報
本発明は上記事実に鑑み、鋼管杭とプレートとを溶接することなく、また、プレートを簡易な構造としつつ、鋼管杭の杭頭部の開口部をプレートで塞ぐことができる杭頭構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の杭頭構造は、鋼管杭の杭頭部の開口部を塞ぐ平板状のプレートと、前記杭頭部又は前記プレートに設けられ、前記プレートを前記杭頭部に保持するプレート保持部材と、を備える。
上記構成によれば、鋼管杭の杭頭部又はプレートにプレート保持部材が設けられているため、平板状のプレートをプレート保持部材によって杭頭部に保持することで杭頭部の開口部を塞ぐことができる。このため、杭頭材としてのプレートの構造を簡略化することができる。
請求項2に記載の杭頭構造は、請求項1に記載の杭頭構造であって、前記プレート保持部材は、前記鋼管杭の内周面に突出形成された突片であり、外径が前記鋼管杭の内径より小さい前記プレートが前記突片に載置されている。
上記構成によれば、鋼管杭の内周面に突片が突出形成され、プレートの外径が鋼管杭の内径より小さくされているため、鋼管杭内にプレートを落とし込むことでプレートが突片に載置され、杭頭部の開口部を塞ぐことができる。
請求項3に記載の杭頭構造は、請求項1又は2に記載の杭頭構造であって、前記鋼管杭の前記杭頭部は、基礎梁の仕口部に埋設され、前記基礎梁の梁下には、前記基礎梁に沿ってコンクリート部が存在する。
上記構成によれば、杭頭部が埋設される仕口部の周囲にコンクリート部が設けられているため、杭頭部の端抜けを抑制することができる。
本発明によれば、鋼管杭とプレートとを溶接することなく、また、プレートを簡易な構造としつつ、鋼管杭の杭頭部の開口部をプレートで塞ぐことができる。
本発明の実施形態の一例における杭頭構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態の一例における杭頭構造を示す平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 (A)、(B)は本発明の変形例における杭頭構造を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る杭頭構造の一例について、図1〜図3に従って説明する。
(杭頭構造)
図1、図3に示すように、地盤10には、杭頭部12が露出した状態で鋼管杭14が建込まれている。
鋼管杭14は中空円筒状とされており、杭頭部12に開口部12Aが形成されている。なお、本実施形態の鋼管杭14は、地盤10に建込まれる複数の鋼管杭のうち、特に引き抜き力が加わらない位置に建込まれる鋼管杭に適用される。
また、鋼管杭14の杭頭部12の内周面には、複数(本実施形態では4つ)の突片16が突出形成されており、開口部12Aから落とし込まれたプレート18が突片16上に載置されることにより、杭頭部12の開口部12Aが覆われている。
なお、突片16の数は4つには限られず、例えば杭頭部12の内周面に全周にわたって形成された1つの環状の突片とされていてもよい。一方、プレート18は、上面の外径が下面の外径より僅かに小さくされた円形の平板であり、外径(下面の外径)が鋼管杭14の内径より小さくされている。
鋼管杭14の杭頭部12は、基礎梁20と図示しない柱との仕口部22に埋設されている。具体的には、基礎梁20は、梁下にコンクリートの増打部24が形成された扁平梁とされており、杭頭部12は仕口部22における増打部24に埋設されている。なお、基礎梁20は平面視で十字状に配置されており、基礎梁20上にはコンクリートのスラブ26が打設されている。
図2、図3に示すように、基礎梁20には、複数の上端筋28Aと下端筋28B、及び上端筋28Aと下端筋28Bに巻付けられたスターラップ30が配筋されている。また、仕口部22には、スターラップ30より鉛直方向の長さ(高さ)が大きくされた仕口用スターラップ32が四方側面にそれぞれ設けられている。
仕口用スターラップ32は、略四角形形状の環状とされており、上端辺に基礎梁20の上端筋28Aに係止される係止部32Aが形成されている。一方、仕口用スターラップ32の下端辺は、正面視で鋼管杭14の杭頭部12とオーバーラップしている。
さらに、基礎梁20の下端筋28Bより下方である仕口用スターラップ32の下部には、複数(本実施形態では3本)の補強筋34が巻付けられている。なお、仕口用スターラップ32は、上端辺が無いU字形形状等とされていてもよい。
(施工方法)
次に、本発明の実施形態に係る杭頭構造の施工方法について説明する。
図1、図3に示すように、予め杭頭部12の内周面に突片16を形成し、杭頭部12が露出した状態で地盤10に鋼管杭14を建込む。そして、プレート18を杭頭部12の開口部12Aから鋼管杭14内に落とし込むことで突片16に載置し、杭頭部12の開口部12Aを塞ぐ。
次に、図2、図3に示すように、杭頭部12の周囲に正面視で杭頭部12とオーバーラップするように仕口用スターラップ32を配筋する。そして、仕口用スターラップ32の上端辺に沿って複数の上端筋28Aを配筋する。このとき、仕口用スターラップ32の係止部32Aが上端筋28Aに係止される。
次に、複数のスターラップ30を上端筋28Aに沿って間隔をあけて配筋し、最後にスターラップ30の下端辺に沿って複数の下端筋28Bを配筋する。なお、図示しないが、仕口部22には図示しない柱の主筋等も配筋される。
その後、杭頭部12の周囲に型枠を構築し、型枠内にコンクリートを打設することによって増打部24を形成する。このとき、鋼管杭14内のプレート18の上部にもコンクリートが充填され、杭頭部12が増打部24に埋設される。
さらに、増打部24上に型枠を構築し、型枠内にコンクリートを打設することによって基礎梁20を形成する。そして、基礎梁20上にコンクリートを打設してスラブ26を形成した後、型枠を撤去する。なお、上記施工方法は一例であって、これに限定されるものではない。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態によれば、鋼管杭14の杭頭部12の内周面に突片16が形成され、突片16にプレート18を載置することによって杭頭部12の開口部12Aを塞いでいる。これにより、地震等の際に杭頭部12に加わる曲げモーメントを、プレート18で受けて鋼管杭14を介して地盤10へと伝えることができる。
また、プレート18を鋼管杭14内に落とし込むだけで、突片16によって杭頭部12にプレート18を保持することができるため、プレート18と鋼管杭14とを溶接することなくプレート18を容易に位置決めすることができる。さらに、プレート18に突起等の保持部材を形成する必要がないため、プレート31の構造を簡略化することができる。
また、本実施形態によれば、杭頭部12にオーバーラップするように、杭頭部12の周囲に仕口用スターラップ32が配筋されているとともに、仕口用スターラップ32に補強筋34が巻付けられている。
さらに、杭頭部12が仕口部22における増打部24に埋設されることにより、杭頭部12の周囲がコンクリートで補強されている。このため、地震等の際に杭頭部12にせん断力が加わった場合であっても、杭頭部12の端抜けを抑制することができる。
また、増打部24を形成する際に、鋼管杭14内のプレート18の上部にコンクリートが充填されることにより、鋼管杭14の内周面とプレート18の外周面との隙間が塞がれる。これにより、地震等の際に杭頭部12に加わるせん断力を、プレート18で受けることができる。
(変形例)
以上、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
上記実施形態では、プレート18を鋼管杭14内に落とし込み、突片16によって杭頭部12にプレート18を保持していたが、杭頭部12におけるプレート18の保持方法は上記実施形態には限られない。
例えば、図4(A)に示すように、プレート38の下面に下方へ延出される一対の円弧状の突片40を形成してもよい。この場合、杭頭部42の上部にプレート38を載置した際に突片40が杭頭部42内に挿入され、突片40の外側面が杭頭部42の内周面に当接することにより、プレート38が杭頭部42の上部から脱落することを抑制することができる。
また、図4(B)に示すように、プレート48の下面に一対の突片40より間隔が広い一対の円弧状の突片50を形成してもよい。この場合、杭頭部52の上部にプレート48を載置した際に突片50が杭頭部52の外周に配置され、突片50の内側面が杭頭部52の外周面に当接することにより、プレート48が杭頭部52の上部から脱落することを抑制することができる。
また、上記実施形態では、鋼管杭14の杭頭部12が、扁平梁である基礎梁20の梁下に形成された増打部24に埋設されていたが、基礎梁20を扁平梁とせずに、RC造の基礎梁に鋼管杭14の杭頭部12が埋設される構成としてもよい。
さらに、基礎梁20の梁下に増打部24を設ける代わりに杭頭部12の周囲にフーチングを設け、フーチングに鋼管杭14の杭頭部12が埋設される構成としてもよい。この場合、鋼管杭14の外周面からフーチングの外周面までの距離を鋼管杭14の内径の0.5倍以上の長さとすることで、地震等の際に杭頭部12にせん断力が加わった場合であっても、杭頭部12の端抜けを抑制することができる。
さらに、上記実施形態では、コンクリートが充填されることによって鋼管杭14の内周面とプレート18の外周面との隙間が塞がれていた。しかし、コンクリートを構成する骨材より粒径の小さな骨材からなる充填材によって、鋼管杭14の内周面とプレート18の外周面との隙間を塞いでもよい。これにより、鋼管杭14の内周面とプレート18の外周面との隙間を、より密閉することができる。
12、42、52 杭頭部
12A 開口部
14 鋼管杭
16、40、50 突片(プレート保持部材)
18 プレート
20 基礎梁
22 仕口部
24 増打部(コンクリート部)

Claims (3)

  1. 鋼管杭の杭頭部の開口部を塞ぐ平板状のプレートと、
    前記杭頭部又は前記プレートに設けられ、前記プレートを前記杭頭部に保持するプレート保持部材と、
    を備える杭頭構造。
  2. 前記プレート保持部材は、前記鋼管杭の内周面に突出形成された突片であり、
    外径が前記鋼管杭の内径より小さい前記プレートが前記突片に載置されている、
    請求項1に記載の杭頭構造。
  3. 前記鋼管杭の前記杭頭部は、基礎梁の仕口部に埋設され、
    前記基礎梁の梁下には、前記基礎梁に沿ってコンクリート部が存在する、
    請求項1又は2に記載の鋼管杭の杭頭構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020180510A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 大和ハウス工業株式会社 杭頭キャップおよび建物基礎

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