JP2018003235A - コーミング機械用の装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】択一的な形式で、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔を調節する、コーミング機械用の装置を提供する。【解決手段】ニッパフレームおよび下側ニッパプレート14を備えた往復動可能なニッパアセンブリを有し、下側ニッパプレートがその後端部においてニッパフレームに固定され、円形コーム保持体を備えた円形コームを有し、円形コーム保持体は、円形コーム軸26に回動不能に固定され、その全周の部分領域にわたってコーミングセグメントが固定され、コーミングセグメントの先端が包絡円28を形成し、ニッパフレームと共働する前側のニッパフレーム軸30と円形コーム軸とにそれぞれ回転可能に支持されている結合エレメント29を有し、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コームの包絡円との間隔37が調節可能である、調節装置40’が設けられている、コーミング機械用の装置。【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1の前段部に記載のコーミング機械用の装置に関する。
独国特許出願公開第10206605号明細書(DE 102 06 605 A1)に基づいて、ニッパフレームおよび下側ニッパプレートを備えた往復動可能なニッパアセンブリを有する、コーミング機械用の装置が公知であり、このとき下側ニッパプレートはその後端部でニッパフレームに固定されている。装置はさらに、円形コーム保持体を備えた円形コームを有しており、円形コーム保持体は、円形コーム軸に回動不能に固定されていて、円形コーム保持体には、その全周の部分領域にわたってコーミングセグメントが固定されており、このときコーミングセグメントの複数のニードル先端が、円形コームの包絡円を形成している。さらに装置は結合エレメントを有しており、この結合エレメントは、下側ニッパプレートの自由な前端部の領域において、ニッパフレームと共働する前側のニッパフレーム軸と円形コーム軸とにそれぞれ回転可能に支持されている。
独国特許出願公開第10206605号明細書に記載された装置において、剛性に形成された結合エレメントは欠点と見なされることがある。なぜならば、確かに、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間において明確に確定された変化不能な間隔を調節することができるが、しかしながら繊維タフトの最適なコーミングのためにはむしろ、円形コームのコーミングセグメントが繊維タフトを可能な限り完全に捕捉することが有利だからである。間隔が変化不能な場合には、このことは、特に種々様々な繊維材料においてほとんど不可能であり、したがって、円形コームのコーミングセグメントが最適に繊維タフト内に係合できるようにするためには、円形コームの包絡円の半径が調節可能であるようになっている。
繊維タフト内への円形コームのコーミングセグメントのこの最適な係合を達成するために、欧州特許出願公開第2789716号明細書(EP 2 789 716 A1)によれば、円形コームを高さ調節可能に形成することが提案されており、これによって円形コームの包絡円は、下側ニッパプレートの自由な前端部に向かって接近する。このようにして、円形コームのコーミングセグメント面の包絡円を、繊維タフトをコーミングするために最適に調節することができる。欧州特許出願公開第2789716号明細書に記載された高さ調節可能な円形コームにおける欠点は、特に、円形コームの高さ調節が、スペーサエレメントとして形成された追加エレメントによってしか行えないことにある。その結果高さ調節はもっぱら手動で実施されねばならない。これに関連して機械は停止され、次いで、円形コーム内にスペーサエレメントを挿入するために円形コームは分解されねばならない。このことは、包絡円の調節を各コーミング箇所における個々の円形コームにおいてそれぞれ行わねばならないので、極めて不都合である。したがって、複数のコーミング箇所を備えたコーミング機械における円形コームの包絡円の調節可能性は、比較的時間がかかり、コーミング機械の非生産的な停止時間が生じることになる。
ゆえに本発明の課題は、択一的な形式で、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔を調節する、コーミング機械用の装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明では、コーミング機械用の装置が提案され、この装置は、ニッパフレームおよび下側ニッパプレートを備えた往復動可能なニッパアセンブリを有しており、このとき下側ニッパプレートはその後端部においてニッパフレームに固定されている。装置はさらに、円形コーム保持体を備えた円形コームを有しており、円形コーム保持体は円形コーム軸に回動不能に固定されていて、円形コーム保持体にはその全周の部分領域にわたってコーミングセグメントが固定されており、該コーミングセグメントの複数のニードル先端が円形コームの包絡円を形成している。装置はさらに、下側ニッパプレートの自由な前端部の領域において、ニッパフレームと共働する前側のニッパフレーム軸と円形コーム軸とにそれぞれ回転可能に支持されている結合エレメントを有している。本発明によれば、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔が調節可能であるように構成された、調節装置が設けられている。この調節可能性は、円形コームのコーミングセグメントを繊維タフトに最適に係合させることができ、円形コームおよび下側ニッパプレートの製造誤差を極めて正確に補償することができるという有利な効果を有している。このようにして本発明に係る調節装置によって、円形コームのコーミングセグメントによる繊維タフトのコーミング時に短い繊維(いわゆるノイル)の量を可能な限り僅かに保つことが可能である。通常、トップコームおよび円形コームを用いたコーミング工程時に、独国特許出願公開第10206605号明細書に基づいて公知のように、いわゆる間隔(Ecartement)の調節に応じて、約5%〜約30%のノイルが繊維タフトからコーミング除去され、このとき下側のニッパプレートに対する円形コームの最適な調節によって、特に円形コームのコーミングセグメントによる、繊維タフトからのノイルのコーミング除去時における大幅な改善が可能である。
ニッパアセンブリ(略してニッパと呼ばれる)の下側ニッパプレートは、その自由な前端部にニッパリップを有しており、このニッパリップは、上側ニッパプレートの別のニッパリップと共働し、このときニッパの閉鎖状態において、上側ニッパプレートの別のニッパリップは、下側ニッパプレートのニッパリップの上に載置され、これによってニップラインを形成することができる。このようにして、円形コームの包絡円に対する下側ニッパプレートの自由な前端部が確定される。これに関連して、上側のニッパプレートの別のニッパリップは、下側ニッパプレートを越えて円形コームの包絡円に向かって突出していてもまたはそうでなくてもよい。したがって下側ニッパプレートのニッパリップは、上側のニッパプレート用の機械的なリミットストッパを形成し、これによって下側ニッパプレートの自由な前端部(もしくは上側のニッパプレートのニッパリップの突出している部分)と円形コームの包絡円との間の間隔を確定する。
特に好ましくは、調節は無段階式であり、その結果、最小間隔と最大間隔との間において調節装置を用いて所望の調節を行うことができ、これによって最適なコーミングを達成することができる。
好ましくは、調節装置は偏心体として、特に円形コーム軸偏心体またはニッパフレーム偏心体として形成されている。円形コーム軸偏心体もしくはニッパフレーム偏心体は、それぞれ1つの偏心体回転軸線を有しており、この偏心体回転軸線はそれぞれ、円形コーム軸の回転軸線もしくはニッパフレーム軸の回転軸線に対して軸平行である。相応の偏心体の偏心体回転軸線が、周囲回転方向において相応の軸の回転軸線に対して回転させられるや否や、結合エレメントが相応の軸の回転軸線を中心にして回転運動を実施することに基づいて、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔は変化する。
円形コーム軸偏心体は、この円形コーム軸偏心体が組み立てられた状態において問題なく調節可能であるという利点を有している。コーミング機械の全長手方向軸線にわたって連続する円形コーム軸に基づいて、各コーミング箇所の間隔を個々にかつすべてのコーミング箇所の間隔を中央で調節することができる。これによって、各コーミング箇所におけるもしくはすべてのコーミング箇所における円形コームの各包絡円への下側ニッパプレートの各自由な前端部の極めて簡単かつ迅速な適合が同時に生ぜしめられ、ひいては時間を大きく節減することができる。
好ましくは、ニッパフレーム軸はニッパフレーム軸収容部内に配置され、かつニッパフレーム偏心体はニッパフレーム軸収容部内においてニッパフレーム軸とニッパフレームとの間に回転可能に支持されている。好ましくは、ニッパフレーム偏心体は組み立てられた状態において調節可能である。しかしながら円形コーム軸偏心体とは異なり、ニッパフレーム偏心体では、各ニッパを個々に調節することが必要であるので、中央における調節が不可能である。
択一的に、ニッパフレーム偏心体は、ニッパフレーム軸に自由回転可能に結合されていてよく、このときニッパフレーム偏心体は、ニッパフレーム軸の回転軸線に対して軸平行な回転軸線を有している。このことは例えば、ニッパフレーム軸の直径がニッパフレーム偏心体の直径よりも小さく、かつ両方の回転軸線が互いに対して軸平行に配置されていることによって得ることができる。保持手段として形成された固定装置を用いて、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔を調節するために、ニッパフレーム偏心体はニッパフレーム軸に対して回転させられ、ついで保持手段によって固定することができる。このようにして、ニッパフレーム軸の回転軸線を中心にしたニッパフレーム偏心体の回転時に、円形コームの包絡円に対する下側ニッパプレートの自由な前端部の間隔が変化する。
さらに好ましくは、円形コーム軸偏心体またはニッパフレーム偏心体は、結合エレメントまたはニッパフレームに対して回転可能に支持されていて、固定装置を介して結合エレメントまたはニッパフレームまたは機械フレームに固定可能であり、相応の偏心体は、円形コーム軸またはニッパフレーム軸に回転可能に支持されている。回転可能な支持は、調節装置を用いて行われ、このとき該当する偏心体と該当する軸との間における回転角が調節可能であり、かつ固定装置を用いて、確定された角度位置を調節することができ、これによって、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔の調節が可能である。
好適には、回転角は30°〜45°であり、このようにすると、下側ニッパプレートの自由な前端部に対する円形コームの包絡円の間隔を、約0.2mmの最小間隔と約0.85mmの最大間隔との間において調節することができる。特に好ましくは、間隔は、繊維タフトの最適なコーミングのために約0.3mmである。円形コーム軸偏心体またはニッパフレーム偏心体を用いて、これにより下側ニッパプレートの自由な前端部に対する円形コームの包絡円の間隔を無段階式に調節することが可能であり、これによって円形コームのコーミングセグメントによる、繊維タフトの所望の最適なコーミングを達成することができる。
好ましくは、相応の偏心体は、相応の軸のための第1の収容部を有し、かつ結合エレメントは、相応の偏心体のための別の収容部を有しており、相応の軸と相応の偏心体との間における回転可能な支持のために、第1の収容部に第1の支持リングが設けられ、かつ相応の偏心体と結合エレメントとの間における回転可能な支持のために、別の収容部に第2の支持リングが設けられている。また、それぞれの部材相互の回転が可能である場合には、別の支持を支持リングとして相応の偏心体もしくは相応の軸と結合エレメントとの間に設けるような形態も考えられる。これに関連して例えば滑りシューを支持リングの代わりに使用することも可能である。
さらに好ましくは、円形コーム軸偏心体は、コーミング機械の長手方向において円形コーム軸の全体に固定されている。このような実施形態には、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔の調節が、コーミング機械のすべてのコーミング箇所のために同時に、極めて簡単に可能であるという利点がある。技術的な観点では、円形コーム軸偏心体はその外周部に歯列を備えていてよく、この歯列は、円形コーム軸に対して平行な軸における対応歯列と共働し、かつ中央において制御され、かつ固定されることができる。
好ましくは、結合エレメントまたはニッパフレームは、少なくとも2部分から、特に第1部分と少なくとも1つの第2部分とから形成されており、少なくとも第2部分は、第1部分に関して、調節装置を介して調節可能および固定可能である。本実施形態では、構成部材は組み立てられた状態において観察することができ、このとき調節可能な第2部分は、調節装置を介して定位置の第1部分と共働する。このようにすると、結合エレメントはその長さにおいて、もしくはニッパフレームはその長手方向に対して横方向において変化することができ、これによって下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間の間隔を、好ましくは無段階式に調節装置を用いて調節することができる。
さらに好ましくは、調節装置は調節エレメントを有しており、結合エレメントの第1部分は円形コーム軸に結合されていて、結合エレメントの、ニッパフレーム軸に結合された第2部分の収容室内において移動可能に配置されており、かつ第2部分は、調節エレメントを用いて、第1部分に関して位置決め可能である。この特殊な実施形態は、組み立てられた状態における第1部分に対する第2部分の簡単な調節および固定を可能にする。
好ましくは、調節装置は、互いに等しいガイドエレメントまたはこれに類したものおよび固定エレメントを有しており、ガイドエレメントは、相応の第2部分および第1部分に取り付けられていて、これによって両方の部分の間における滑り運動を可能にすることができ、このとき固定エレメントを介して固定が可能である。ガイドエレメントとしては、例えばレールエレメントまたは滑りエレメントが設けられ、かつ固定手段としては係止段部が設けられてよい。
特に好ましくは、結合エレメントの長さ調節のために、結合エレメントの第1部分は円形コーム軸に結合されていて、結合エレメントの第2部分はニッパフレーム軸に結合されており、調節装置を用いて両方の部分は互いに対して離れるようにまたは接近するように移動可能であり、これによって好ましくは、無段式の調節が可能である。この特殊な実施形態は、組み立てられた状態における結合エレメントの長さ調節のために、第1部分に対する第2部分の簡単な調節および固定を可能にする。
好ましくは、ニッパフレームの第2部分にニッパフレーム軸が取り付けられていて、ニッパフレームの第1部分に下側ニッパプレートが取り付けられており、ニッパフレームの長手方向に対して横方向における両方の部分の移動が可能である。この実施形態は、下側ニッパプレートの自由な前端部の位置の変化を、好適に可能にし、このときそのために十分なスペースを利用することができる。しかしながらこの実施形態では、ニッパの強度は大幅に損なわれており、調節は組み立てられた状態においてほとんど不可能である。またこの実施形態ではニッパの分解もかなり手間が掛かる。
さらに好ましくは、下側ニッパプレートは、解離可能な固定エレメントを介してニッパフレームに結合されており、固定エレメントの領域において下側ニッパプレートとニッパフレームとの間に、交換可能なスペーサエレメントが設けられている。この実施形態は、下側ニッパプレートの自由な前端部の位置の変化を、好適に可能にし、このときそのために十分なスペースを利用することができる。解離可能な固定エレメントとしては、ねじ結合を使用することができる。択一的に、下側ニッパプレートおよびニッパフレームに、組み立てられた状態において互いに形状結合式に共働する形状結合式のエレメントを設けることも可能である。これらの形状結合式のエレメントには、位置決めおよび固定が簡単に可能であるという利点がある。しかしながらこのような実施形態においては、ニッパがその強度に関して著しく損なわれているということを欠点と見なすことができる。また、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔の調節は、組み立てられた状態において接近可能性が不良なことに基づいてかなり困難である。さらにこの実施形態ではニッパの分解もかなり手間が掛かる。
好適な実施形態では、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間における間隔を調節する本発明に係る装置を備えたコーミング機械が形成されている。
本発明の別の利点は、以下に記載および図示された実施形態によって開示される。
円形コーム軸に回動不能に固定された円形コームを備えたニッパアセンブリを概略的に示す側面図である。 円形コーム軸が円形コーム軸偏心体と共働する、第1実施形態を示す図である。 ニッパフレーム軸が本発明に係るニッパフレーム偏心体と共働する、第2実施形態を示す図である。 第3実施形態による偏心的に形成されたニッパフレーム軸を概略的に示す図である。 別の結合エレメントが2部分から形成されている、第4実施形態を示す図である。 本発明に係る別の結合エレメントが収容部を有していて、2部分から形成されていて、かつ長手方向において相対的に移動可能である、第5実施形態を示す図である。 ニッパフレームが2部分から形成されていて、第1部分が第2部分に対してニッパフレームの長手方向軸線に対して横方向に移動可能である、第6実施形態を示す図である。 別のニッパフレームが下側ニッパプレートに解離可能に結合されていて、ワッシャがニッパフレームと下側ニッパプレートの上側との間に取付け可能である、第7実施形態を示す図である。
図1には、ニッパフレーム12と下側ニッパプレート14とを備えたニッパアセンブリ(単にニッパ10と呼ばれる)が示されており、このとき下側ニッパプレート14はその後端部においてニッパフレーム12に固定されている。ニッパ10はさらに、下側ニッパプレート14に旋回可能に支持された上側ニッパプレート16を有している。ニッパ10においては公知の形式で、図示されていない供給シリンダが回転可能に支持されており、この供給シリンダは、ニップ把持中に断続的な運動を実施し、これによって、図示されていないロールから繰り出されたラップウェブ18を、ニッパ10の下に回転可能に配置された円形コーム20に、コーミングのために供給することができる。このコーミング工程時に、ニッパ10は後方位置にあり、このときニッパ10は閉鎖されている。このとき公知の形式においてニッパ10から突出している端部21(繊維タフトとも呼ばれる)が、次いでコーミングセグメント22によってコーミングされる。
図1に示した円形コーム20は、円形コーム保持体24で円形コーム軸26に回動不能に固定されている。円形コーム軸26には、その周囲の部分領域にわたってコーミングセグメント22が固定されており、このときコーミングセグメント22の複数のニードル先端が、円形コーム20の包絡円28を形成する。
ニッパ10の往復動する旋回運動を実施するために、ニッパ10は、その自由な前端部において、各結合エレメント29を用いて両側においてニッパフレーム軸30に支持されており、結合エレメント29は、下側ニッパプレート14の自由な前端部に回転可能に支持され、かつ円形コーム軸26にそれぞれ回転可能に支持されている。
ニッパ10の後端部には、互いに平行に配置された旋回アーム32a,32bが支持されており、これらの旋回アーム32a,32bは、後ろ側のニッパ軸34に回転可能に支持されている。旋回アーム32a,32bは反対側に位置する端部において、定位置に支持された補償軸36に回動不能に結合されている。ニッパ動作の駆動は、公知のように断続的な運動によって行われる。
図1に示した結合エレメント29は、剛性に形成されており、これによって、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム20の包絡円28との間における明確に確定された変化不能な間隔37を生ぜしめる。しかしながら繊維タフトの最適なコーミングのためには、円形コーム20のコーミングセグメント22が繊維タフトを可能な限り完全に捕捉することが好ましい。
下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム20の包絡円28との間における間隔37は、最適な場合には、約0.3mmの値にある。最小間隔としては、約0.2mmの値を想定することができ、このとき下側ニッパプレート14の自由な下端部は、なお円形コーム20に衝突していない。最大間隔としては、約0.85mmの値を想定することができ、このときなお円形コーム20のコーミングセグメント22による繊維タフトの十分なコーミングが可能である。繊維タフトの最適なコーミングのためには、間隔37が約0.2mmの最小間隔と約0.85mmの最大間隔との間において、好ましくは約0.3mmの値において調節可能であることが有利であり、このように設定されていると、繊維タフトの所望のコーミング結果を得ることができる。
以下において、図2〜図8を参照しながら7つの実施形態について、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム20の包絡円28との間における間隔37がどのようにして調節され得るかを詳説する。
図2では、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム(図面を見易くするために図示されていない)の包絡円28との間における間隔37を調節する第1実施形態によって、図1に示した結合エレメント29に、第1の調節装置40’として形成された円形コーム軸偏心体40のための円形コーム軸偏心体収容部38を設けることが提案される。円形コーム軸偏心体40には、相応に円形コーム軸26用の円形コーム軸収容部42が設けられている。このようにして、円形コーム軸偏心体40の円形コーム軸偏心体回転軸線44は、円形コーム軸26の円形コーム回転軸線46に対して軸平行である。円形コーム軸偏心体40を用いて、円形コーム20の包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔を、最小間隔48と最大間隔50との間において調節することができる。そのために円形コーム軸偏心体40は結合エレメント29に対して回転させられ、次いで固定装置52を用いて、円形コーム20の包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部に関する所望の間隔において固定される。
固定装置52は、図2に示すように、結合エレメント29の外側において、図示されていない機械フレームに結合されている。択一的に、同様に図2に点線で略示されているように、別の固定装置52’が結合エレメント29に結合されているような形態も可能である。円形コーム軸偏心体40の固定は、例えばピン結合またはねじ結合を用いて行うことができる。図2には、固定のための相応の結合が、簡単化されてダイヤ形のシンボルとして示されている。
図2からさらに認識できるように、下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔37は、結合エレメント29に対する円形コーム軸偏心体40の回転角αに関連している。なぜならば、結合エレメント29はニッパフレーム軸30を介して上側ニッパプレート16および下側ニッパプレート14と作用関係にあるからである。好ましくは、回転角αは30°と45°との間において調節可能であり、これによって包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔37を、0.2mm(最小間隔48)と0.85mm(最大間隔50)との間において無段階式に調節することができる。
円形コーム軸偏心体40と結合エレメント29との間における回転可能な支持は、第1の円形コーム支持リング54によって行われ、円形コーム軸偏心体40と円形コーム軸26との間における回転可能な支持は、第2の円形コーム支持リング56によって行われる。このとき固定装置52もしくは別の固定装置52’を用いて、第1の支持リング54は円形コーム軸偏心体40と結合エレメント29との間においてロックされ、かつ第2の支持リング56は引き続き円形コーム軸偏心体40と円形コーム軸26との間において自由回転可能に支持されている。
図3では、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム(図示せず)の包絡円28との間の間隔37を調節する第2実施形態によって、図1に示したようなニッパフレーム12に、第2の調節装置60’として形成されたニッパフレーム偏心体60のためのニッパフレーム偏心体収容部58を設けることが提案される。ニッパフレーム偏心体60には、相応にニッパフレーム軸30のためのニッパフレーム軸収容部62が設けられている。このようにして、ニッパフレーム偏心体60のニッパフレーム偏心体回転軸線64は、ニッパフレーム軸30のニッパ回転軸線66に対して軸平行である。ニッパフレーム偏心体60を用いて、円形コーム20の包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔を、最小間隔48と最大間隔50との間において無段階式に調節することができる。そのためにニッパフレーム偏心体60はニッパフレーム12に対して回転させられ、次いでニッパフレーム固定装置72を用いて、円形コーム(図示せず)の包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部の所望の間隔において固定される。
ニッパフレーム偏心体60の固定は、例えばピン結合またはねじ結合を用いて行うことができる。図3には、固定のための相応の結合が、簡単化されてダイヤ形のシンボルとして示されている。
図3からさらに認識できるように、下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔37は、ニッパフレーム12に対するニッパフレーム偏心体60の回転角βに関連している。なぜならば、ニッパフレーム12のニッパフレーム軸30は、図1に示した結合エレメント29を介して円形コーム軸(図示せず)と作用関係にあるからである。好ましくは、回転角βは30°と45°との間において調節可能であり、これによって包絡円28に対する下側ニッパプレート14の自由な前端部の間隔37を、最小間隔48としての約0.2mmと最大間隔50としての約0.85mmとの間において無段階式に調節することができる。
ニッパフレーム偏心体60とニッパフレーム12との間における回転可能な支持は、第1のニッパフレーム支持リング74によって行われ、ニッパフレーム偏心体60とニッパフレーム軸30との間における回転可能な支持は、第2のニッパフレーム支持リング76によって行われる。このときニッパフレーム固定装置72を用いて、第1のニッパフレーム支持リング74はニッパフレーム偏心体60とニッパフレーム12との間においてロックされ、かつ第2の支持リング76は引き続きニッパフレーム偏心体60とニッパフレーム軸30との間において自由回転可能に支持されている。
図4では、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コームの包絡円との間の間隔を調節する第3実施形態によって、図3に示したようなニッパフレーム偏心体60とは異なった、第3の調節装置61’として形成された別のニッパフレーム偏心体61を使用することが提案される。
図4には単に、ニッパフレーム12がニッパ軸収容部62および偏心的に形成された別のニッパフレーム軸30’と共に横断面図で示されている。別のニッパフレーム軸30’は、第1の軸区分78と第2の軸区分80とに分割されており、このとき第1の軸区分78は、第2の軸区分80よりも大きな横断面を有しているので、第1の軸区分78の第1の軸区分回転軸線84は、第2の軸区分80の第2の軸区分回転軸線86に対して軸平行である。両方の軸区分78,80は互いに対して回転可能であり、これによって図3に示すように所望の間隔37を調節することができ、かつ次いで保持手段82を用いて固定することができる。別のニッパフレーム偏心体60’として形成された第1の軸区分78は、さらにニッパフレーム12に対して自由回転可能に支持されている。
図5では、下側ニッパプレートの自由な前端部と円形コーム(図示せず)の包絡円28との間の間隔37を調節する第4実施形態によって、第2の結合エレメント88を2部分から、特に定位置の第1部分90と調節可能な第2部分92とから形成することが提案される。組み立てられた状態において第2の結合エレメント88の第1部分90は、円形コーム軸26に回転可能に支持されて結合され、かつ第2の結合エレメント88の第2部分92は、ニッパフレーム軸30に回転可能に支持されて結合されており、このとき第2の結合エレメント88の調節可能な第2部分92は、第1部分90に関して第4の調節装置94を介して調節可能および固定可能である。
第4の調節装置94は、ねじとして形成された調節エレメント96を有しており、このとき円形コーム軸26に結合された第1部分90は、第2の結合エレメント88の収容室98内に移動可能に配置されているので、調節可能な第2部分92は、調節エレメント96を用いて、定位置の第1部分90に関して位置決め可能である。このようにして間隔37を、0.2mmの最小間隔48と0.85mmの最大間隔50との間において無段階式に調節することができる。
図6では、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム(図示せず)の包絡円28との間の間隔37を調節する第5実施形態によって、第3の結合エレメント100を2部分から、特に定位置の第1部分102と調節可能な第2部分104とから形成することが提案される。組み立てられた状態において第3の結合エレメント100の第1部分102は、円形コーム軸26に回転可能に支持されて結合され、かつ第3の結合エレメント100の第2部分104は、ニッパフレーム軸30に回転可能に支持されて結合されており、このとき第3の結合エレメント100の調節可能な第2部分104は、第1部分102に関して第5の調節装置106を介して調節可能および固定可能である。
第5の調節装置106は、互いに等しいガイドエレメント108と係止段110として形成された固定エレメント110’とを有しており、このときガイドエレメント108は、2部分から成る第3の結合エレメント100の対応する第1部分102および第2部分104に取り付けられており、これによって両方の部分102,104の間における滑り運動を可能にすることができる。次いで係止段110を介して、両方の部分102,104の滑り作用の相応の固定もしくは阻止が可能である。
それ自体の長手方向における第3の結合エレメント100の調節は、調節装置106を用いて行われ、このとき両方の部分102,104は互いに対して離れるようにまたは接近するように移動することができる。このようにして間隔37を、約0.2mmの最小間隔48と約0.85mmの最大間隔50との間において無段階式に調節することができる。
図7では、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム(図示せず)の包絡円28との間の間隔37を調節する第6実施形態によって、第2のニッパフレーム112を2部分から、特に定位置の第1部分114と調節可能な第2部分116とから形成することが提案される。組み立てられた状態において第2のニッパフレーム112の第1部分114は、図7には示されていない、図1に示した後ろ側のニッパ軸34に、回転可能に支持されて結合されており、このとき第2のニッパフレーム112の第2の調節可能な部分116は、第1部分114に関して第6の調節装置118を介して調節可能および固定可能である。
第6の調節装置118は、図6に示した第5の調節装置106と同様な形式で形成されていて、相応に互いに等しいガイドエレメント108と係止段110として形成された固定エレメント110’とを有しており、このときガイドエレメント108は、2部分から成る第2のニッパフレーム112の対応する第1部分114および第2部分116に取り付けられており、これによって両方の部分114,116の間における滑り運動を可能にすることができる。第2のニッパフレーム112の第2部分116にはニッパフレーム軸30が取り付けられ、かつ第2のニッパフレーム112の第1部分114には下側ニッパプレート14が取り付けられており、このとき第2のニッパフレーム112の長手方向に対して横方向の、両方の部分114,116の移動が可能である。係止段110を介して、両方の部分114,116の滑り作用の固定もしくは阻止が可能である。このようにして間隔37を、約0.2mmの最小間隔48と約0.85mmの最大間隔50との間において無段階式に調節することができる。
図8では、下側ニッパプレート14の自由な前端部と円形コーム(図示せず)の包絡円28との間の間隔37を調節する第7実施形態によって、下側ニッパプレート14を、固定エレメント124’としての解離可能なねじ124を介して、ニッパフレーム112に結合することが提案される。相応にねじ124の領域において下側ニッパプレート14とニッパフレーム112との間には、交換可能なワッシャ126が、第7の調節装置127のスペーサエレメント126’として設けられている。図8に示した本実施形態では、2つのワッシャ126が使用され、このとき間隔37を調節するためには、少なくとも1つのワッシャ126または複数のワッシャ126を使用することができ、これらのワッシャ126は、下側ニッパプレート14の自由な前端部を、円形コーム(図示せず)の包絡円28に向かって降下させる。このようにして間隔37を、約0.2mmの最小間隔48と約0.85mmの最大間隔50との間において、ワッシャの厚さおよび数に応じて無段階式に調節することができる。
10 ニッパアセンブリ
12 ニッパフレーム
14 下側ニッパプレート
16 上側ニッパプレート
18 ラップウェブ
20 円形コーム
22 コーミングセグメント
24 円形コーム保持体
26 円形コーム軸
28 包絡円
29 結合エレメント
30 ニッパフレーム軸
32,32a,32b 旋回アーム
34 後ろ側のニッパ軸
36 補償軸
37 間隔
38 円形コーム軸偏心体収容部
40’ 円形コーム軸偏心体40のような第1の調節装置
42 円形コーム軸収容部
44 円形コーム軸偏心体回転軸線
46 円形コーム回転軸線
48 最小間隔
50 最大間隔
52 固定装置
54 第1の円形コーム支持リング
56 第2の円形コーム支持リング
58 ニッパフレーム偏心体収容部
60’ ニッパフレーム偏心体60のような第2の調節装置
61’ 別のニッパフレーム偏心体61のような第3の調節装置
62 ニッパフレーム軸収容部
64 ニッパフレーム偏心体回転軸線
66 ニッパ回転軸線
72 ニッパフレーム固定装置
74 第1のニッパフレーム支持リング
76 第2のニッパフレーム支持リング
78 第1の軸区分
80 第2の軸区分
82 保持手段
84 第1の軸区分回転軸線
86 第2の軸区分回転軸線
88 第2の結合エレメント
90 第2の結合エレメントの第1部分
92 第2の結合エレメントの第2部分
94 第4の調節装置
96 調節エレメント
98 収容室
100 第3の結合エレメント
102 第3の結合エレメントの第1部分
104 第3の結合エレメントの第2部分
106 第5の調節装置
108 ガイドエレメント
110’ 係止段110のような固定エレメント
112 第2のニッパフレーム
114 第2のニッパフレームの第1部分
116 第2のニッパフレームの第2部分
118 第6の調節装置
124’ ねじ124のような固定エレメント
126’ ワッシャ126のようなスペーサエレメント
127 第7の調節装置

Claims (12)

  1. コーミング機械用の装置であって、該装置は、
    ニッパフレーム(12,112)および下側ニッパプレート(14)を備えた往復動可能なニッパアセンブリ(10)であって、前記下側ニッパプレート(14)がその後端部において前記ニッパフレーム(12,112)に固定されているニッパアセンブリ(10)と、
    円形コーム保持体(24)を備えた円形コーム(20)であって、前記円形コーム保持体(24)が円形コーム軸(26)に回動不能に固定されていて、前記円形コーム保持体(24)にその全周の部分領域にわたってコーミングセグメント(22)が固定されており、該コーミングセグメント(22)の複数のニードル先端が前記円形コーム(20)の包絡円(28)を形成している円形コーム(20)と、
    前記下側ニッパプレート(14)の自由な前端部の領域において、前記ニッパフレーム(12)と共働する前側のニッパフレーム軸(30)と前記円形コーム軸(26)とにそれぞれ回転可能に支持されている結合エレメント(29,88,100)と、を有している、装置において、
    前記下側ニッパプレート(14)の前記自由な前端部と前記円形コーム(20)の前記包絡円(28)との間における間隔(37)が調節可能であるように構成された、調節装置(40’,60’,61’,94,106,118,127)が設けられていることを特徴とする、コーミング機械用の装置。
  2. 前記調節装置(40’,60’,61’)は、偏心体として、特に円形コーム軸偏心体(40)またはニッパフレーム偏心体(60,61)として形成されている、請求項1記載の装置。
  3. 前記円形コーム軸偏心体(40)または前記ニッパフレーム偏心体(60,61)は、前記結合エレメント(29)または前記ニッパフレーム(12)に対して回転可能に支持されていて、固定装置(52,52’)を介して前記結合エレメント(29)または機械フレームまたは前記ニッパフレーム(12)に固定可能であり、相応の前記偏心体(40,60)は、前記円形コーム軸(26)または前記ニッパフレーム軸(30)に回転可能に支持されている、請求項2記載の装置。
  4. 前記相応の偏心体(40,60)は、相応の前記軸(26,30)のための第1の収容部(42,62)を有し、かつ前記結合エレメント(29)または前記ニッパフレーム(12)は、前記相応の偏心体(40,60)のための別の収容部(38,58)を有しており、前記相応の軸(26,30)と前記相応の偏心体(40,60)との間における回転可能な支持のために、前記第1の収容部(42,62)に第1の支持リング(54,74)が設けられ、かつ前記相応の偏心体(40,60)と前記結合エレメント(29)または前記ニッパフレーム(12)との間における回転可能な支持のために、前記別の収容部(38,58)に第2の支持リング(56,76)が設けられている、請求項3記載の装置。
  5. 前記円形コーム軸偏心体(40)は、前記コーミング機械の長手方向において前記円形コーム軸(26)の全体に固定されている、請求項3記載の装置。
  6. 前記結合エレメント(88,100)または前記ニッパフレーム(112)は、少なくとも2部分から、特に第1部分(90,102,114)と少なくとも1つの第2部分(92,104,116)とから形成されており、前記少なくとも第2部分(92,104,116)は、前記第1部分(90,102,114)に関して、前記調節装置(94,106,118)を介して調節可能および固定可能である、請求項1記載の装置。
  7. 前記調節装置(94)は調節エレメント(96)を有しており、前記結合エレメント(88)の前記第1部分(90)は前記円形コーム軸(26)に結合されていて、前記結合エレメント(88)の、前記ニッパフレーム軸(30)に結合された前記第2部分(92)の収容室(98)内において移動可能に配置されており、かつ前記第2部分(92)は、前記調節エレメント(96)を用いて、前記第1部分(90)に対して位置決め可能である、請求項6記載の装置。
  8. 前記調節装置(106)は、互いに等しいガイドエレメント(108)またはこれに類したものおよび固定エレメント(110’)を有しており、前記ガイドエレメント(108)は、相応の前記第2部分(104)および前記第1部分(102)に取り付けられていて、これによって前記両方の部分(102,104)の間における滑り運動を可能にすることができ、このとき前記固定エレメント(110’)を介して固定が可能である、請求項6記載の装置。
  9. 前記結合エレメント(100)の長さ調節のために、前記結合エレメント(100)の前記第1部分(102)は前記円形コーム軸(26)に結合されていて、前記結合エレメント(100)の前記第2部分(104)は前記ニッパフレーム軸(103)に結合されており、前記調節装置(106)を用いて前記両方の部分(102,104)は互いに対して離れるようにまたは接近するように移動可能である、請求項8記載の装置。
  10. 前記ニッパフレーム(112)の前記第2部分(116)に前記ニッパフレーム軸(30)が取り付けられていて、前記ニッパフレーム(112)の前記第1部分(114)に前記下側ニッパプレート(14)が取り付けられており、前記ニッパフレーム(112)の長手方向に対して横方向での前記両方の部分(114,116)の移動が可能である、請求項6記載の装置。
  11. 前記下側ニッパプレート(14)は、解離可能な固定エレメント(124’)を介して前記ニッパフレーム(12)に結合されており、前記固定エレメント(124’)の領域において前記下側ニッパプレート(14)と前記ニッパフレーム(12)との間に、交換可能なスペーサエレメント(126’)が設けられている、請求項1記載の装置。
  12. 下側ニッパプレート(14)の自由な前端部と円形コーム(20)の包絡円(28)との間における間隔(37)を調節する、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置を備えたコーミング機械。
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