JP2018002377A - シート材収納装置、シート材搬送装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

シート材収納装置、シート材搬送装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高度な位置の調整が不要なシート材を用いる際の操作性を向上することができるシート材収納装置、シート材搬送装置、及び、画像形成装置を提供すること。【解決手段】 昇降可能なシート材積載部と、シート材幅方向の位置を規制する第一シート材規制部材53Aと、付勢手段53Cによってシート材のシート材幅方向端面を押圧し、シート材のシート材幅方向位置を規制する第二シート材規制部材53Bとを備えるシート材収納装置において、シート材積載部の昇降にかかわらず、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除する第一の加圧解除手段70,70A,53Aaを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、シート材収納装置、シート材搬送装置、及び、画像形成装置に関するものである。
従来、シート材が積載されて、昇降可能なシート材積載部と、搬送手段によるシート材搬送方向と直交するシート材幅方向でシート材を挟んで対向配置され、シート材の幅方向の位置を規制する一対のサイドフェンスなどの第一シート材規制部材とを備えたシート材収納装置が知られている。
特許文献1のシート材収納装置は、一対のサイドフェンスのうち一方のサイドフェンスの内側面に、シート材積載部上に積載されたシート材の幅方向端面に圧接する第二シート材規制部材としての押さえ部材を備えている。この押さえ部材は、付勢手段であるバネによってシート材の幅方向一端面に圧接し、反対側のサイドフェンスにシート材の幅方向他端面が突き当たるようにシート材を移動させるものである。これにより、シート材積載部上に積載されたシート材の幅方向でサイドフェンスとシート材との間に隙間が存在する場合でも、シート材の幅方向におけるシート材の位置が精度よく規制されるとしている。
しかしながら、特許文献1に記載のシート材収納装置では、シート材積載部に積載されているシート材が高精度な位置の調整が不要なシート材であった場合でも、所定の加圧力がシート材に付与される。このため、加圧によってシート材にシワやたわみが生じるのを防ぐために、用いるシート材の種類によってシート材に対する加圧力を調整しなければならず、操作性が悪くなる。
上述した課題を解決するために、本発明は、シート材を積載し、昇降可能なシート材積載部と、前記シート材積載部に積載されたシート材を挟んで対向配置され、前記シート材積載部に積載されたシート材を搬送するシート材搬送方向と直交するシート材幅方向の位置を規制する一対の第一シート材規制部材と、前記一対の第一シート材規制部材の少なくとも一方の第一シート規制部材に配置され、付勢手段によって前記シート材のシート材幅方向端面を押圧し、該シート材のシート材幅方向位置を規制する第二シート材規制部材とを備えるシート材収納装置において、
前記シート材積載部の昇降にかかわらず、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除する第一の加圧解除手段を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、高度な位置の調整が不要なシート材を用いる際の操作性を向上することができる。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 プリンタに設けられた給紙装置が有する給紙トレイの斜視図。 図2に示した給紙装置の底板を回動する駆動機構を示す概略斜視図。 図2に示した給紙装置の概略断面図。 (a)用紙が満載された給紙トレイの模式図、(b)図5(a)に示した給紙トレイのA−A断面図。 (a)満載時よりも収容された用紙Pが少ない給紙トレイの模式図、(b)図6(a)に示した給紙トレイのA−A断面図。 (a)収容された用紙が最後の一枚のときの給紙トレイの模式図、(b)図7(a)に示した給紙トレイのA−A断面図。 (a)は、図7(b)に示した給紙トレイ6aの加圧部材近傍を拡大した模式図、(b)は、(a)に示した状態から手動で加圧解除部材を持ち上げた状態を示す図。
以下、本発明をシート状の記録媒体である用紙の表裏両面に画像形成が可能な画像形成装置であるレーザープリンタ(以下、プリンタ1という)に適用した一実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ1の概略構成図である。
図1に示すようにプリンタ1は、ベルト状の像担持体である感光体ベルト2上を帯電器3で一様帯電した後、光書き込み装置4から画像信号に基づくレーザービームを投射して、感光体ベルト2上に静電潜像を形成する。そして、このように形成された静電潜像は、現像装置5によりトナーによって現像されてトナー像として顕像化される。
シート材の一例である用紙Pは、給紙装置6の給紙トレイ6a,6bから給紙コロ7a,7bにより搬送路8へ給送されて、搬送路8を通りレジストローラ対9の位置まで搬送される。また、レジストローラ対9の用紙搬送方向上流側近傍には、レジストセンサ11が配置されており、レジストセンサ11によって用紙Pの先端検出が行われる。
レジストローラ対9により、斜行が補正されるとともに、感光体ベルト2への静電潜像の書き込みとタイミングを合わせて、感光体ベルト2と転写装置15との対向箇所である転写部に向けて用紙Pが送り出される。そして、この転写部で感光体ベルト2と転写装置15との間に転写電界の作用により、感光体ベルト2上のトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置16を通る間に熱と圧力とによって用紙P上に定着される。
用紙Pのおもて面だけに画像形成を行う場合には、トナー像が定着された用紙Pは、排紙ローラ対18によって排紙トレイ30上に排紙される。一方、表裏両面に画像形成を行う場合には、用紙Pは、排紙ローラ対18から排紙トレイ30に至る排紙路から分岐される分岐路19を通過し、反転ローラ対21が反転路22で行うスイッチバック動作で表裏が反転される。そして、搬送ローラ対201,202により用紙Pが、戻し路20を通ってレジストローラ対9まで搬送される。その後、用紙Pのおもて面に画像を形成したのと同様の工程を経て、用紙Pの裏面にもトナー像が定着された後、排紙ローラ対18により排紙トレイ30上に用紙Pが排紙される。
なお、感光体ベルト2の表面上への光書き込みは、光書き込み装置4内に設けられたポリゴンモータにより回転するポリゴンミラー4aが、レーザ光を用紙Pの搬送方向に対し直交する方向である主走査方向に、用紙Pの幅に相当するエリアにわたって光走査する。
次に、本実施形態に係る給紙装置について詳述する。図2は、本実施形態に係るプリンタ1に設けられた給紙装置6が有する給紙トレイ6aの斜視図である。
給紙装置6が有する給紙トレイ6aは、収容される用紙Pの両側に位置されかつ用紙Pのサイズに応じて用紙Pの幅方向に移動可能な一対のサイドフェンス53,54が設けられている。サイドフェンス53は、フェンス構成部材53Aの用紙繰り出し方向(図中矢印A方向)下流側の上部の側面に、用紙送り方向下流側の用紙端面を用紙幅方向でサイドフェンス54側に押圧可能な加圧部材53Bが設けられている。
上向きに開放する四角いトレイ筐体50内には、任意サイズの用紙Pを積載して収納することができる。トレイ筐体50には、給紙トレイ6aに積載された用紙Pの下方に位置するように配置され、上面に用紙Pを積載し用紙Pの少なくとも用紙繰り出し方向下流側一端縁を上方に押し上げる昇降可能な底板52(図3参照)が設けられている。この底板52は、給紙トレイ6a内に収納された用紙Pを押し上げて、用紙Pを繰り出し可能な給紙位置に常時保持する。
図3は、図2に示した給紙装置の底板52を回動する駆動機構60を示す概略斜視図である。
図3には、底板52を回動して起伏させる駆動機構60が示されている。この駆動機構60は、プリンタ本体に設けられたモータ61と、このモータ61に連結された駆動軸62と、駆動軸62の端部に一体に取り付けられるとともに底板52の底部に配置された回動アーム63によって構成されている。
この構成では、給紙トレイ6aがプリンタ本体にセットされると、モータ61が駆動され、これに伴って駆動軸62が回転し駆動軸62と一体で回動する回動アーム63が底板52を回動させて起き上がらせる。これにより、底板52上に載置された用紙Pが給紙位置に保持(待機)される。底板52には、サイドフェンス53,54が可動するためのスペース51が設けられている。また、底板52のスペース51よりも用紙繰り出し方向下流側には、給紙トレイ6aから搬送される用紙Pの端部が垂れ下がることで起こる用紙先端折れやジャムが発生しないように、最大用紙サイズ同等以上の幅を有する平坦部52aが設けられている。
図4は、図2に示した給紙装置の概略断面図である。
図4に示す給紙装置では、給紙トレイ6aに収容された用紙Pを1枚ずつ分離して給紙するための、給紙コロ7aと、互いに対向するフィードコロ12と、逆転コロ13とが設けられている。そして、プリンタ本体に設けられたコピースタートスイッチがオンされると、給紙信号により給紙コロ7aとフィードコロ12とが回転される。そして、所定圧で用紙Pの上面に圧接された給紙コロ7aは、用紙Pをフィードコロ12と逆転コロ13との間のニップ部に送り込んだ後、用紙Pの表面から離間される。逆転コロ13は、フィードコロ12との対向箇所において、トルクリミッタを介して用紙Pの繰り出し方向とは逆方向に用紙Pを搬送するような回転駆動がなされている。また、加圧ばねによる初期圧と、トルクリミッタのトルクにより生じる作動圧とで、フィードコロ12に逆転コロ13が圧接されている。
図5(a)は、用紙Pが満載された給紙トレイ6aの模式図である。図5(b)は、図5(a)に示した給紙トレイ6aのA−A断面図である。
サイドフェンス53のフェンス構成部材53Aの上部に設けられた凹部内に配置された加圧部材53Bは、用紙幅方向でサイドフェンス54側に向かって付勢部材であるスプリング53Cにより付勢されている。そして、加圧部材53Bの一部が、サイドフェンス53の内壁面よりもサイドフェンス54側に突出している。加圧部材53Bは、給紙トレイ6aに収容可能な最大枚数の用紙Pが積載収納されたときの最上位の用紙Pが位置する用紙束満載高さよりも、加圧面53Baの一部が上方にあるように配置されている。
図5(a)に示すように、底板52が上昇することにより加圧部材53Bの加圧面53Baによって用紙Pの用紙幅方向端部をサイドフェンス54側に向かって付勢することで、サイドフェンス54と用紙Pとの隙間を無くすことができる。なお、図5(a)では、加圧部材53Bはサイドフェンス53に一個だけ配置しているが、サイドフェンス53とサイドフェンス54との少なくとも一方に、加圧部材53Bを複数個配置しても良い。
ここで、加圧部材53Bの下端部は、フェンス構成部材53Aの内壁面から突出しておらず、下部から上部に向かうにつれて用紙幅方向で用紙Pの側縁に近づく、加圧面53Baと繋がった傾斜面53Bcを有している。これにより、フェンス構成部材53Aの内壁面に用紙Pが沿った状態で底板52が上昇しても、加圧部材53Bの下端部に用紙Pが引っ掛らずに、加圧部材53Bの傾斜面53Bcに沿って用紙Pが移動し、用紙端部位置を揃えることができる。
図6(a)は、満載時よりも収容された用紙Pが少ない給紙トレイ6aの模式図である。図6(b)は、図6(a)に示した給紙トレイ6aのA−A断面図である。
サイドフェンス53には、回転支点71を回転中心として回転可能であり、加圧部材53Bによる用紙Pへの加圧を解除する加圧解除部材70が設けられている。加圧解除部材70は、給紙トレイ6aに収容された用紙Pが満載時よりも少なくなってくると、一部が底板52の平坦部52aに当接し、底板52の上昇と連動して回転し、加圧部材53Bの傾斜面53Bbに当接する。そして、図6(a)に示す位置よりも、さらに底板52が上昇することによって、図6(b)に示すように、加圧解除部材70が加圧部材53Bの傾斜面53Bbに沿って上昇する。そして、スプリング53Cの付勢力に抗して、加圧解除部材70が加圧部材53Bをサイドフェンス54側とは反対側に向かって付勢する。これにより、用紙幅方向で加圧部材53Bの加圧面53Baが引っ込み、サイドフェンス53の内壁面からの加圧部材53Bの突出量が減少して、加圧部材53Bによる用紙Pへの加圧が解除しはじめる。
図7(a)は、収容された用紙Pが最後の一枚のときの給紙トレイ6aの模式図である。図7(b)は、図7(a)に示した給紙トレイ6aのA−A断面図である。
前述した加圧解除開始のタイミングについては、給紙トレイ6aに収容された最後の一枚の用紙Pが、加圧部材53Bの加圧面53Baによって加圧されてから以降とするのが望ましい。これにより、給紙トレイ6aに収容された全ての用紙Pを、サイドフェンス54の規制面に倣わした状態で、給紙コロ7aにより搬送することができる。その後、さらに底板52が上昇し図7(a)に示す位置まで底板52が上昇した状態となると、図7(b)に示すように加圧解除部材70が加圧部材53Bに形成された凹部に入り込み、加圧部材53Bは用紙幅方向外側に移動して用紙Pから離間する。この状態では、用紙Pの紙厚によらず用紙Pを座屈させることがないので、用紙Pがたわんだ状態で搬送されて位置ずれを発生することがない。
図8(a)は、底板52が最も上まで上昇したときの、図7(b)に示した給紙トレイ6aの加圧部材53B近傍を拡大した模式図である。図8(b)は、図8(a)に示した状態から手動で加圧解除部材70を持ち上げた状態を示す図である。
本実施形態の給紙装置6では、手動によって加圧解除部材70を動かすことが可能となっている。また、図8(a)に示すように、加圧解除部材70の断面が、加圧解除部材70のフェンス構成部材53Aと対向する面と、この面の反対側の面とに、対称となる2つの凹部を備えたとなったH型となっている。
さらにまた、フェンス構成部材53Aの加圧解除部材70との対向面に、半球形状のストッパ53Aaが形成されている。このストッパ53Aaは、フェンス構成部材53A上における加圧解除部材70の手動による可動範囲内であって、底板52が最も上まで上昇したときに、底板52の上昇に伴って移動した加圧解除部材70が接触しないような箇所に配置されている。すなわち、底板52が最も上まで上昇したときに、加圧解除部材70の上端部の位置よりも上方となるように配置されている。これにより、底板52の上昇に伴って加圧解除部材70が加圧部材53Bに形成された凹部に入り込んだときに、ストッパ53Aaと加圧解除部材70とが接触して加圧解除部材70の移動を妨げることがない。
本実施形態の給紙装置6では、加圧解除部材70に形成された2つの凹部のうち、フェンス構成部材53Aと対向する面に設けられた凹部(以下、単に凹部という)70Aにストッパ53Aaが入り込む位置まで、手動によって加圧解除部材70を持ち上げることができる。このとき、加圧解除部材70は、加圧部材53Bを介してスプリング53Cによる付勢力を図中左側に向かって受けている。さらに、加圧解除部材70の凹部70Aにおける上部の縁にストッパ53Aaが引っ掛かることで、加圧解除部材70の自重による落下を防いでいる。
このように、加圧解除部材70の凹部70Aが加圧部材53Bに形成された凹部に入り込んだ状態で保持されるので、加圧部材53Bによるシート材への加圧が解除される位置に加圧解除部材70を保持することができる。これにより、底板52の位置にかかわらず、つまり、底板52に積載された積載枚数に関わらず、加圧部材53Bによる用紙Pへの加圧を常に解除することができる。
特許文献1に記載のシート材収納装置では、シート材への加圧解除について言及されていない。このため、高精度な位置の調整が必要なシート材の通紙後に、高精度な位置の調整が不要なシート材を通紙する場合、次のような調整が必要である。すなわち、シート材積載部に積載されたシート材の種類によって、加圧力を変化させる積載枚数を調整する必要がある。例えば、シート材積載部に積載されたシート材が、紙厚みが厚く、コシの強い厚紙であった場合、この厚紙は加圧によるたわみに対して強いため、積載枚数が少数枚であっても第二シート材規制部材による加圧力を変化させる必要がない。一方、シート材積載部に積載されたシート材が、紙厚が薄く、コシが弱い薄紙であった場合、この薄紙は加圧によるたわみに対して弱いため、厚紙に比べて積載枚数が多いところで第二シート材規制部材による加圧量を小さくしなければならない。仮にシート材収納装置が給紙装置であった場合、紙にたわみがある状態で給紙すると、シワが発生したり、ジャムが生じたりすることがある。
このため、高精度な位置の調整が必要な厚紙の給紙後に、高精度な位置の調整が不要な薄紙を通紙する場合、薄紙の加圧によるシワやジャムの発生を防ぐために、紙種によってシート材への加圧解除を行う積載枚数を調整しなければならない。さらに、薄紙の通紙後に高精度な位置の調整が必要な厚紙を通紙する場合、厚紙に対する加圧解除のタイミングへ再度調整しなければならない。このように、高精度な位置の調整が不要なシート材を通紙する場合でも、紙種によってシート材への加圧量を変化させる積載枚数を調整する必要があり、操作性が悪くなる。
本実施形態の給紙装置6によれば、上述のように底板52に積載された積載枚数に関わらず、加圧部材53Bによる用紙Pへの加圧を常に解除することができる。これにより、高精度な位置の調整が不要なシート材が底板52に積載されている場合には、加圧部材53Bによるシート材への加圧を解除した状態にすることが可能となる。したがって、シート材の端部の位置調整が不要である場合にも第二シート材規制部材によってシート材を加圧するシート材収納装置と比べて、操作性を向上することができる。
さらに、加圧部材53Bによる用紙Pへの加圧が解除される位置で加圧解除部材70が保持されていることを検出する検出手段として、トレイ筐体50内を本体にセットした際に、加圧解除部材70の先端位置を検知する検知手段を備えてもよい。これにより、加圧解除部材70の先端位置によって加圧解除がされているかどうかを判断し、加圧解除の状態を考慮した制御を行うことが可能となる。この制御によって、例えば、加圧解除がされている場合は、印刷開始前にユーザーに対して用紙Pへの加圧が解除されていることを警告する表示を行うことができる。これにより、高精度な画像位置を実現できない状態で印刷してしまい、用紙が無駄になることを防ぐことができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
シート材を積載し、昇降可能な底板52などのシート材積載部と、前記シート材積載部に積載されたシート材を搬送するシート材搬送方向と直交するシート材幅方向で、前記シート材積載部に積載されたシート材を挟んで対向配置され、該シート材幅方向の位置を規制する一対のフェンス構成部材53Aなどの第一シート材規制部材と、前記一対の第一シート材規制部材の少なくとも一方の第一シート規制部材に配置され、スプリング53Cなどの付勢手段によって前記シート材のシート材幅方向端面を押圧し、該シート材のシート材幅方向位置を規制する加圧部材53Bなどの第二シート材規制部材とを備える給紙装置6などのシート材収納装置において、前記シート材積載部の昇降にかかわらず、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除する加圧解除部材70、凹部70A、及びストッパ53Aaなどの第一の加圧解除手段を有することを特徴とする。
本態様においては、上記第一の加圧解除手段を有することで、高精度な位置の調整が不要なシート材がシート材積載部に積載されている場合に、第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除した状態とすることが可能となる。このため、高精度な位置の調整が不要なシート材が、例えば加圧によるシワやジャムが発生しやすい紙厚が薄く、コシが弱い薄紙であった場合でも、加圧力の調整をする必要がない。したがって、端部の位置調整が不要である場合にも第二シート材規制部材によってシート材を加圧するシート材収納装置と比べて、操作性を向上することができる。
(態様B)
態様Aのシート材収納装置において、前記シート材積載部の上昇に伴って、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記第二シート材規制部材をシート材幅方向でシート材側とは反対側に移動させ、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧量を減少させる、または、加圧を解除させる加圧解除部材70などの第二の加圧解除手段を備える。
(態様C)
態様Bのシート材収納装置において、前記一対の第一シート材規制部材のうち、前記第二シート材規制部材が取り付けられた第一シート材規制部材に一端部が回動可能に固定され、他端部が前記シート材積載部と接触する加圧解除部材70などの回動部材を備え、前記第二の加圧解除手段は、前記回動部材の少なくとも一部が、前記シート材積載部の上昇に伴って加圧部材53Bなどの前記第二シート材規制部材に当接し、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記第二シート材規制部材をシート材幅方向でシート材側とは反対側に移動させ、前記第一の加圧解除手段は、前記第二シート材規制部材を移動させてシート材への加圧を解除させる位置に前記回動部材を保持することを特徴とする。
本態様によれば、上記実施形態について説明したように、シート材積載部の昇降にかかわらず、常に第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除することができる。
(態様D)
態様Cのシート材収納装置において、前記第二シート材規制部材を移動させてシート材への加圧を解除させる位置に前記回動部材が保持されていることを検出する検出手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、上記実施形態について説明したように、シート材への加圧の解除の有無を考慮した制御を行うことが可能となる。
(態様E)
態様Dのシート材収納装置において、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧が前記回動部材によって解除されていることの報知を行う加圧解除報知手段を備えることを特徴とする。
これにより、上記実施形態について説明したように、加圧解除がされていることが検出された場合に、印刷開始前にユーザーに対して用紙Pへの加圧が解除されていることを警告する表示を行うことができる。
(態様F)
シート材を収納するシート材収納手段と、前記シート材収納手段に収納されたシート材を搬送する給紙コロ7a等の搬送手段とを備えたシート材搬送装置において、前記シート材収納手段として、態様A〜Eいずれか一のシート材収納装置を用いたことを特徴とする。
本態様においては、上記実施形態について説明したように、シート材幅方向の位置ズレを抑えてシート材を搬送することができる。
(態様G)
シート材を収納するシート材収納手段と、シート材に画像を形成する感光体ベルト2や現像装置5等からなる画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート材収納手段として、態様A〜Eいずれか一のシート材収納装置を用いたことを特徴とする。
本態様においては、上記実施形態について説明したように、シート材に対する画像の位置ズレが発生するのを抑制することができる。
(態様H)
シート材に画像を形成する画像形成手段と、シート材収納手段に収納されたシート材を前記画像形成手段に向けて搬送するシート材搬送手段とを備えた画像形成装置において、前記シート材搬送手段として、態様Fのシート材搬送装置を用いたことを特徴とする。
本態様においては、上記実施形態について説明したように、シート材幅方向の位置ズレを抑えてシート材を搬送し、シート材に対する画像の位置ズレが発生するのを抑制することができる。
1 プリンタ
2 感光体ベルト
3 帯電器
4 光書き込み装置
5 現像装置
6 給紙装置
6a 給紙トレイ
15 転写装置
16 定着装置
30 排紙トレイ
50 トレイ筐体
52 底板
52a 平坦部
53,54 サイドフェンス
53A フェンス構成部材
53Aa ストッパ
53B 加圧部材
53Ba 加圧面
53Bb 傾斜面
53Bc 傾斜面
53C スプリング
60 駆動機構
61 モータ
62 駆動軸
63 回動アーム
70 加圧解除部材
70A 凹部
特許第5450690号

Claims (8)

  1. シート材を積載し、昇降可能なシート材積載部と、前記シート材積載部に積載されたシート材を搬送するシート材搬送方向と直交するシート材幅方向で、前記シート材積載部に積載されたシート材を挟んで対向配置され、該シート材幅方向の位置を規制する一対の第一シート材規制部材と、前記一対の第一シート材規制部材の少なくとも一方の第一シート規制部材に配置され、付勢手段によって前記シート材のシート材幅方向端面を押圧し、該シート材のシート材幅方向位置を規制する第二シート材規制部材とを備えるシート材収納装置において、前記シート材積載部の昇降にかかわらず、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧を解除する第一の加圧解除手段を有することを特徴とするシート材収納装置。
  2. 請求項1に記載のシート材収納装置において、前記シート材積載部の上昇に伴って、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記第二シート材規制部材をシート材幅方向でシート材側とは反対側に移動させ、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧量を減少させる、または、加圧を解除させる第二の加圧解除手段を備えることを特徴とするシート材収納装置。
  3. 請求項2に記載のシート材収納装置において、前記一対の第一シート材規制部材のうち、前記第二シート材規制部材が取り付けられた第一シート材規制部材に一端部が回動可能に固定され、他端部が前記シート材積載部と接触する回動部材を備え、前記第二の加圧解除手段は、前記回動部材の少なくとも一部が、前記シート材積載部の上昇に伴って前記第二シート材規制部材に当接し、前記付勢手段による付勢力に抗して、前記第二シート材規制部材をシート材幅方向でシート材側とは反対側に移動させ、前記第一の加圧解除手段は、前記第二シート材規制部材を移動させてシート材への加圧を解除させる位置に前記回動部材を保持することを特徴とするシート材収納装置。
  4. 請求項3に記載のシート材収納装置において、前記第二シート材規制部材を移動させてシート材への加圧を解除させる位置に前記回動部材が保持されていることを検出する検出手段を備えることを特徴とするシート材収納装置。
  5. 請求項4に記載のシート材収納装置において、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記第二シート材規制部材によるシート材への加圧が前記回動部材によって解除されていることの報知を行う加圧解除報知手段を備えることを特徴とするシート材収納装置。
  6. シート材を収納するシート材収納手段と、前記シート材収納手段に収納されたシート材を搬送する搬送手段とを備えたシート材搬送装置において、前記シート材収納手段として、請求項1乃至5いずれか一に記載のシート材収納装置を用いたことを特徴とするシート材搬送装置。
  7. シート材を収納するシート材収納手段と、シート材に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート材収納手段として、請求項1乃至5いずれか一に記載のシート材収納装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  8. シート材に画像を形成する画像形成手段と、シート材収納手段に収納されたシート材を前記画像形成手段に向けて搬送するシート材搬送手段とを備えた画像形成装置において、前記シート材搬送手段として、請求項6に記載のシート材搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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