JP2007153462A - シート積載装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート後端の整合精度を高めること。
【解決手段】シート積載装置71は、ローラ対11,12から排出されたシートが積載されるトレイ18と、トレイ上のシートをシート排出方向の上流側に搬送するパドルを備えている。さらに、パドルによって逆送されたシートの上面に接触して逆送を継続するローレットベルト19と、ローレットベルトによって逆送されるシートの上流端を受け止める積載壁部20とを備えている。そして、ローラ対より上方の回動中心位置から吊り下げられて中間部分がローラ対に対向し、下端部72aがトレイに略垂直に対向したシート排出方向に回動可能な回動部材72も備えている。回動部材が、ローラ対から排出されるシートの先端に押圧されてシート排出方向に一旦回動し、シートがローラ対から排出された後、元の位置に戻るとき、下端部が、シートの上流端部上面を押圧して上流端部をローレットベルトとトレイとの間に位置させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートの後端を整合するシート積載装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等の画像形成装置における装置本体には、装置本体から搬送されてきたシートの後端の整合を行うシート積載装置が装備されていることがある(特許文献1,2参照)。
従来のシート積載装置は、まず、シートを排出する排出部である例えば排出ローラ対212から排出されたシートが積載トレイ218に積載される。その後、逆送手段である例えばパドル(不図示)がシートをシート排出方向の上流側に引き戻す(逆送する)。そして、パドルによって逆送されたシートの上面に逆送継続手段である例えばローレットベルト219が接触してシートの逆送を継続する。最後、シートの排出方向の上流側に配設された積載壁部220が、逆送されたシートのシート排出方向の上流端(後端)を受け止める。このようにして、従来のシート積載装置は、シートの後端整合を行っていた。
なお、積載トレイに積載されるシートの枚数が増えると、シートの積載高さが高くなり、最上位のシートに対するパドルとローレットベルトとの接触圧が増加してシートの逆送に支障をきたすことがある。このため、従来のシート積載装置は、最上位のシートの高さ位置を同じ位置に保って、上記接触圧をシートの逆送に支障をきたさない最適な圧力に調節するようになっている。それには、従来のシート積載装置は、最上位のシートの高さ位置を紙面検知フラグによって検知し、最上位のシートの高さ位置が所定の位置より高くなったとき、積載トレイを下降させて、最上位のシートの高さ位置を所定の位置に保つようになっている。
特開2005−219909号公報 特開2000−219400号公報
しかし、シート坪量の小さい薄いシート、もしくは上カール癖の強いシートは、ローレットベルトに乗り上げて、積載壁部に当接できないことがある。このため、図14に示すように、従来のシート積載装置は、シートPの上面にローレットベルト219が当接できるように、排出ローラ対212に対向させて回動自在な回動部材213を設けてある。この回動部材213は、排出ローラ対212の上方に設けた支持軸214にシート排出方向に回動自在に支持されている。回動部材213は、排出ローラ対212から排出されるシートPの先端に押圧されてシート排出方向に一旦回動し、シートが排出ローラ対212から排出された後、元の位置に戻る。このとき、回動部材213の下端部213aが、シートの上流端部を押圧するようになっている。
しかし、回動部材213の下端部213aは、ローレットベルト219から離れているため、上カール癖の強いシートの場合、そのシートをローレットベルト219の回転中心より下方のシート受け入れ領域A内に案内することができないことがあった。このため、図15に示すように、シートPのシート排出方向の上流端部(後端部)Paは、ローレットベルト219に乗り上がり、積載壁部220に当接できないことがあった。
したがって、従来のシート積載装置は、シートの後端整合精度が悪かった。
また、従来のシート積載装置を備えた従来の画像形成装置は、シート積載手段から取り出したシートをユーザが整合し直す必要があり取り扱いにくいことがあった。
本発明は、シート後端の整合精度を高めてシート積載装置を提供することにある。
本発明は、取り扱い易い画像形成装置を提供することにある。
本発明のシート積載装置は、排出部から排出されたシートが積載される積載手段と、前記積載手段上の前記シートをシート排出方向に対して上流側に搬送する逆送手段と、前記逆送手段によって逆送された前記シートの上面に接触して前記逆送を継続する逆送継続手段と、前記逆送継続手段によって逆送される前記シートの上流端を受け止める上流端受け止め手段と、を備え、さらに、前記排出部より上方の回動中心位置から吊り下げられて中間部分が前記排出部に対向し、下端部が前記積載手段に略垂直に対向した前記シート排出方向に回動可能な回動部材を備え、前記回動部材が、前記排出部から排出されるシートの先端に押圧されて前記シート排出方向に一旦回動し、前記シートが前記排出部から排出された後、元の位置に戻るとき、前記回動部材の下端部が、前記シートの上流端部上面を押圧して前記上流端部を前記逆送継続手段と前記積載手段との間に位置させる、ことを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、排出部から排出されたシートが積載される積載手段と、前記積載手段上の前記シートをシート排出方向に対して上流側に搬送する逆送手段と、前記逆送手段によって逆送される前記シートの上流端部を受け入れて前記積載手段からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止手段と、を備え、さらに、前記排出部より上方の回動中心位置から吊り下げられて中間部分が前記排出部に対向し、下端部が前記積載手段に略垂直に対向した前記シート排出方向に回動可能な回動部材を備え、前記回動部材が、前記排出部から排出されるシートの先端に押圧されて前記シート排出方向に一旦回動し、前記シートが前記排出部から排出された後、元の位置に戻るとき、前記回動部材の下端部が、前記シートの上流端部上面を押圧して前記上流端部を前記浮き上がり防止手段の受け入れ領域に位置させる、ことを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、回動部材の下端部が、シートの上流端部上面を押圧して上流端部を逆送継続手段と積載手段との間に位置させるようになっている。このため、本発明のシート積載装置は、シートが逆送手段によって逆送継続手段に逆送されたとき、逆送継続手段がシートの上流端部の上面に接触するので、シートの上流端を上流端受け止め手段に確実に当接させることができて、後端整合精度を高めることができる。
本発明のシート積載装置は、回動部材の下端部が、シートの上流端部を押圧してその上流端部が浮き上がり防止手段に受け入れられる位置に押し下げるようになっている。このため、本発明のシート積載装置は、逆送手段によって逆送されたシートの上流端部を浮き上がり防止手段が受け入れるので、シートの上流端を上流端受け止め手段に確実に当接させることができて、後端整合精度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態のシート積載装置を備えたシート処理装置と、このシート処理装置を有する画像形成装置の一例である複写機とを図に基づいて説明する。なお、画像形成装置には、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等があり、シート処理装置が装備される画像形成装置は、複写機に限定されるものではない。
また、本実施形態に記載されている構成部品の寸法、数値、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
シート処理装置は、独立の装置として、画像形成装置の装置本体に着脱自在に構成されたオプション的な装置である。しかし、本発明のシート積載装置を有するシート処理装置は、画像形成装置の装置本体に一体的に備えられ、あるいは組み込まれている場合にも適用されるが、以下に説明するシート処理装置の場合と、機能的に異なることが特にないので、その説明は省略する。
図1は、複写機にシート処理装置が装着された状態を示す模式的断面図である。なお、シート処理装置は、具体的には、例えばフィニッシャである。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態のシート積載装置を有するシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置である複写機の正面概略断面図である。なお、シート積載装置を有するシート処理装置は、装置本体に組み込まれていてもよい。
複写機100は、装置本体101とシート処理装置119とで構成されている。装置本体101の上部には、原稿給送装置102を装備してある。原稿Dは、ユーザによって原稿載置部103に載置されて給送部104により1枚ずつ順次分離してレジストローラ対105に供給される。続いて、原稿Dは、レジストローラ対105によって一旦停止され、ループを形成させられて斜行が矯正される。その後、原稿Dは、導入パス106を通り、読取位置107を通過することで、原稿表面に形成されている画像を読み取られる。読取位置107を通過した原稿Dは、排出パス108を通過して、排出トレイ109上に排出される。
また、原稿の表裏両面を読み取る場合には、まず、上記のようにして原稿Dが読取位置107を通過することで原稿の一方の面の画像が読み取られる。その後、原稿Dは、排出パス108を通り、反転ローラ対110によってスイッチバック搬送されて、表裏反転した状態で、再度レジストローラ対105に送られる。
そして、原稿Dは、一方の面の画像を読み取ったときと同様にして、レジストローラ対105で斜行を矯正されて、導入パス106を通って、読取位置107で他方の面の画像が読み取られる。そして、原稿Dは、排出パス108を通り、排出トレイ109へ排出される。
一方、読取位置107を通過する原稿の画像には、照明系111の光を照射される。原稿から反射した反射光は、ミラー112によって、光学素子113(CCDあるいは他の素子)に導かれて、画像データとして得られる。そして、この画像データに基づいたレーザ光を、画像形成部である例えば感光体ドラム114に照射して潜像を形成する。なお、図示はしないが、上記ミラー112によって、反射光を直接感光体ドラム114に照射して潜像を形成するように構成することもできる。
感光体ドラム114に、形成された潜像は、さらに、図示しないトナー供給装置から供給されたトナーによってトナー像に可視像化される。カセット115には、紙あるいは、プラスチックフィルム等のシートである記録媒体が積載されている。シートは、記録信号に応じてカセット115から送り出されて、レジストローラ対150によって感光体ドラム114と転写器116との間への進入のタイミングをはかられてその間に進入させられる。そして、転写器116によって、感光体ドラム114上のトナー像がシートに転写される。トナー像が転写されたシートは定着器117を通過する間に定着器117の加熱加圧によって、トナー像を定着される。
シートの両面に画像を形成する場合、定着装置117によって片面に画像が定着されたシートは、定着装置117の下流側に設けた両面パス118を通って、再度、感光体ドラム114と転写器116との間に送り込まれて、裏面にも、トナー像が転写される。そして、定着装置117でトナー像が定着されて外部(シート処理119側)に排出される。
(シート処理装置)
図2は、本実施形態のシート積載装置を備えたシート処理装置のシート搬送方向に沿った断面図である。
上段側の上段シート搬送排出経路63の入口には、駆動モータ6の回転力をタイミングベルト5、連結ギヤ4、タイミングベルト3を介して伝達されて駆動回転する上段入口ローラ1及びそれに従動回転する従動ころ2とが設けられている。上段入口ローラ1と従動ころ2に送り込まれたシートは、駆動回転する上段排紙ローラ11とこれに従動する従動ころ12とによって上段トレイ18に排出される。上段排紙ローラ11は、駆動モータ7の回転力をタイミングベルト8、連結ギヤ9、タイミングベルト10を介して受けて回転するようになっている。
上段入口ローラ1の上流側には、入口センサS1が設けられている。入口センサS1は、搬送されてくるシートの先端および後端を検知するようになっている。また、入口センサS1の下流側にはフラッパ13が配設されている。フラッパ13は、駆動用のソレノイド14によって傾動して、シートの搬送経路を上段トレイ18と下段トレイ37とのいずれかに選択できるようになっている。
上段排紙ローラ11の上流側には、搬送されるシートの先端と後端とを検知する上部排紙センサS2が設けられている。上段排紙ローラ11より排出されるシートは、後端を上段排紙センサS2によって検知される。上段排紙センサS2の検知動作によって、上段パドルモータ16が回転する。すると、パドル17が、上段排紙ローラ11により回転しているタイミングベルト15と、上段パドルモータ16とによって回転する。また、回転している上段排紙ローラ11から回転力を受けたタイミングベルト10がローレットベルト19を回転させる。上段トレイ18に落下されたシートは、上段トレイ18上を、パドル17によってシート排出方向の上流側に逆送されて、ローレットベルト19と上段トレイ18との間に送り込まれる。この結果、シートのシート搬送方向の上流端(後端)が積載壁部20に突き当てられて、後端整合される。
また、下段の下段搬送排出経路64の入口近くには、駆動モータ6の回転力をタイミングベルト5、連結ギヤ4を介して受けて駆動回転する下段入口ローラ21とこれに従動回転する従動ころ22とが設けられている。このローラ21ところ22の下流には、駆動回転する下段入口ローラ21の回転力をタイミングベルト23を介して受けて駆動回転する縦パス第1ローラ24とこれに従動回転する従動ころ25とが設けられている。ローラ24ところ25との下流には、縦パス第1ローラ24の回転力を、タイミングベルト26を介して受けて駆動回転する縦パス第2ローラ27とこれに従動回転する従動ころ28とが設けられている。ローラ27ところ28の下流には、上段排紙ローラ11の回転力を、タイミングベルト29を介して受けて駆動回転する下段排紙ローラ30とこれに従動回転する従動ころ31とが設けられている。シートは、これらのローラ21,24,27ところ22,25,28とによって、下段搬送排出経路64の入口から下段トレイ37に搬送される。
縦パス第1ローラ24の上流側には縦パス第1センサS3、縦パス第2ローラ27の上流側には縦パス第2センサS4、下段排紙ローラ30の上流側には下段排紙センサS5が設けられている。これらのセンサS3,S4,S5は、搬送されるシートの先端と後端を検知できるようになっている。
下段排紙センサS5がシートの後端を検出すると下段排紙ローラ30により回転するタイミングベルト32と下段パドルモータ33とによってパドル34が回転する。また、回転している下段排紙ローラ30より回転力を受けたタイミングベルト35がローレットベルト36を回転させる。下段トレイ37に落下されたシートは、下段トレイ37上を、パドル34によってシート排出方向の上流側に逆送されて、ローレットベルト36と下段トレイ37との間に送り込まれる。この結果、シートのシート搬送方向の上流端(後端)が積載壁部38に突き当てられて、後端整合される。
パドル17,34は、回転軸の軸方向に沿って複数、櫛歯状に配列されたゴムのような弾性部材である。ローレットベルト19,36は、リング状に形成されて、図2の紙面の表裏方向に複数配列された、例えば、ゴムのような弾性部材である。
以上説明したシート処理装置119は、トレイ上にシートを排出するとき、通常の排出モードであるノンソート排出の他に、オフセットモードの排出処理もできるようになっている。オフセットモードとは、シートを排出するとき、排紙ローラを左右に移動させて所定量シート幅方向(シート搬送方向と直交する方向)にずらして、シートを排出する動作モードのことである。オフセットモードのとき、シートの前端が排紙ローラの手前にある排紙センサを通過するとオフセット駆動用モータが、排紙ローラを左右方向に移動させて、シートを左右方向へ移動させてトレイにシートを落下させる。
下段トレイ18、下段トレイ37に積載されたシートは、側端整合と、後端整合とが行われる。
図3は、右整合板39と左整合板40の移動機構の平面図である。シート搬送方向に沿ったシートの両側端を整合する幅整合は、右整合板39、左整合板40によって行われる。シートの幅整合は、右整合板駆動用モータ41とタイミングベルト61によって右整合板39が、同様に、左整合板駆動用モータ42とタイミングベルト62によって左整合板40が、左右方向に独立して往復移動して、排出されるシート1枚ずつに対して行われる。
右整合板39には検知板1aが設けられている。この検知板1aが、本体側に設けられているホームポジションセンサS6aの検知部を遮蔽することによって右整合板39のホームポジション(HP)が検知されるようになっている。同様に、左整合板40には検知板1bが設けられている。この検知板1bが、本体側に設けられているホームポジションセンサS6bの検知部を遮蔽することによって左整合板40のホームポジション(HP)が検知されるようになっている。なお、右左の整合板39,40は、サイズの異なるシートであっても両側端を整合することができるようになっていることの他に、左右側端の一方を基準にして整合も行えるようになっている。
シートの後端整合は、後述するシート積載装置71,81によって行われるが、ここでは、シートの後端整合を概略説明する。上、下排紙センサS2,S5が1枚目のシートの後端を検知すると、上、下段排紙ローラ11,30の回転力を受けたタイミングベルト15,32とパドルモータ16,33とによってパドル17,34が回転する。このときシートは、すでに、後端が上、下段排紙ローラ11,30を抜けて、上段、下段トレイ18,37に落とし込まれている。そして、シートは、ローレットベルト19,36の近傍にある。パドル17,34は、シート排出方向に対して逆方向に搬送(逆送)し、ローレットベルト19,36がシートの後端を積載壁部20,38に当接させる。これによって、シートの後端整合が完了する。
なお、図2に示すローレットベルト19,36は、真円になっているが、最上位の積載シートの高さ位置を所定の位置に保つため昇降する上段、下段トレイ18,37に押し潰されて図4に示すように楕円に弾性変形するようになっている。最上位のシートの高さ位置は、センサS7,S8に検知されて、所定の位置に保たれるようになっている。最上位のシートの高さ位置が所定の位置に保たれることによって、最上位のシートに対するローレットベルト19,36の押圧力を一定に保つことができる。
上段トレイ18には、上段トレイシート検知センサS7を有し、下段トレイ37には下段トレイシート検知センサS8を有して、トレイ上にシートが積載されているか否かが検知されるようになっている。
次に、上段、下段トレイ18,37の機構について説明する。図2に示すように、上段、下段トレイ18,37の基部が上段、下段トレイ台44,45の上に固定されている。上段、下段トレイ台44,45には、上段ガイドころ46,47、下段ガイドころ48,49が回転可能に取り付けられている。このガイドころが不図示の上、下段ガイドレールに係合していることによって上段、下段トレイ台44,45とともに上段、下段トレイ18,37が昇降するようになっている。また、上段、下段トレイ台44,45は、トレイモータ56,57の回転力をタイミングベルト58,59、連結ギヤ50,51,52,53、上段、下段タイミングベルト54,55を介して受けて昇降するようになっている。上段、下段トレイ台44,45は、上段、下段タイミングベルト54,55に固定されている。このため、上段、下段タイミングベルト54,55が循環すると上段、下段トレイ台44,45が昇降する。
(シート積載装置)
本発明の実施形態のシート積載装置は、シートの排出方向の上流端部(後端部)のカールを押えて後端を整合するようになっており、実施形態が2つある。2つの実施形態において、同じ部分については、同一符号を付して重複説明をしないようにしている。また、シート積載装置は、上段排紙ローラ11近傍と、下段排紙ローラ30近傍とに組み込まれている。上段排紙ローラ11近傍に組み込まれたシート積載装置のみ説明し、下段排紙ローラ30近傍に組み込まれたシート積載装置の説明は図に符合を括弧書きして説明を省略する。
<第1実施形態のシート積載装置>
図4乃至図6は、第1実施形態のシート積載装置のシート排出方向に沿った断面図である。
シート積載装置71は、シートが排出される排出部である例えば上段排紙ローラ11と従動ころ12から排出されたシートが積載される積載手段である例えば上段トレイ18を備えている。図2示すように、上段トレイ18の上方には、シートをシート排出方向に対して逆送する逆送手段である例えばパドル17が配設されている。上段トレイ18のシート排出方向の上流端部上方には、パドル17によって逆送されたシートPの上面Paに接触して逆送を継続する逆送継続手段である例えばローレットベルト19が配設されている。上段トレイ18のシート排出方向の上流端部には、ローレットベルト19によって逆送されるシートの上流端Pbを受け止める上流端受け止め手段である積載壁部20が配設されている。
上段排紙ローラ11と従動ころ12のシート排出方向の下流側には、回動部材72が配設されている。回動部材72は、上段排紙ローラ11と従動ころ12より上方の回動中心位置73から吊り下げられて、中間部分73bが上段排紙ローラ11と従動ころ12に対向し、下端部72aが略垂直に対向した、シート排出方向に回動自在な部材である。回動部材72の垂下した部分と上段トレイ18との成す角度αは、約80度乃至約90度であることが望ましい。
そして、回動部材72の下端部72aは、シート排出方向に屈曲して逆L字状に形成されている。回動部材72の下端部72aがL字状に形成されていることによって、下端部72aを摺動して通過するシートの傷を付けることがない。
回動部材72の中間部分72bには、固定部材に当接して回動部材72自身の回動を規制する突部74が突設されている。突部74は、上段排紙ローラ11と従動ころ12とのニップより上方に位置している。
回動部材72は、通常、自重によって突部74が固定部材に当接した状態で待機している(図4参照)。このとき、回動部材72の中間部分72bは、上段排紙ローラ11及び従動ころ12のシート排出方向と略直角になっている。また、下端部72aは、上段トレイ18に最も接近している。
上段シート搬送排出経路63を搬送されてきたシートPを上段排紙ローラ11及び従動ころ12が排出し始めると、回動部材72は、シートPの先端Pcに押圧されてシート排出方向に回動して押し上げられる(図4、図5参照)。シートは、上段排紙ローラ11及び従動ころ12から排出されると上段トレイ18に積載される。回動部材72は、シートPが上段トレイ18に排出されると、自重によって元の位置に戻り、上段排紙ローラ11及び従動ころ12に対向する。
回動部材72は、元の位置に戻るとき、下端部72aで、シートの上流端部を押圧する。すると、シートPは、シートの後端部の上面Paにローレットベルト19が接触できる位置に押し下げられる。すなわち、シートの後端Pbが、ローレットベルト19の回転中心より下方のシート受け入れ領域Aに位置することになる(図6参照)。
シートは、パドル17によってシート排出方向とは逆方向に逆送される。このとき、シートの後端Pbが先端になって、ローレットベルト19に接近する。後端Pbは、ローレットベルト19のシート受け入れ領域Aに位置しているため、ローレットベルト19に乗り上がることなく、ローレットベルト19と上段トレイ18との間に進入する。ローレットベルト19は、パドル17によるシートの逆送を引き継いでシートに逆送力を与えて積載壁部20に当接させる。
したがって、シート積載装置71は、排出されるシートを回動部材72によって、シートの後端Pbを積極的にローレットベルト19へ安定して案内することができるようになっている。シート積載装置71は、例えば、シート坪量の小さく薄いシートやシートのカール癖が強い場合でもシート挙動を安定させてシートを積極的案内することができて、シートの条件に影響されることなく高いシート後端整合精度を得ることができる。
ところで、以上のシート積載装置71は、図4に破線で示すようにシートの先端Pcが回動部材72に略直角に勢いよく当接するため、シートの先端に傷を付ける虞がある。また、シート積載装置71は、シートの先端が上方に極端にカールしていると、図7に示すように、シートの先端Pcが突部74を乗り上げて突部74より上方に侵入してシートにジャムが発生するおそれがある。また、図8に示すように、シート坪量の小さい薄いシートが回動部材72に略着直角な状態で当接すると、シートは、回答部材72を押し上げることができないで、上段シート搬送排出経路63内に詰まる虞がある。
<第2実施形態のシート搬送装置>
そこで、これらの現象が発生しないようにしたのが、図9乃至図11に示す第2実施形態のシート搬送装置81である。第1実施形態のシート積載装置71と異なる部分のみ説明する。
図9に示すように、シート排出ローラ11,30の近傍に上下方向に移動可能な案内部材である例えば偏向補助ガイド85が配設されている。偏向補助ガイド85の先端部には、シートを下向きに案内(偏向)する傾斜部85aが形成されている。偏向補助ガイド85は、上段シート搬送排出経路63の近くに設けられている支持部材86に支持軸87によって上下動自在に設けられている。偏向補助ガイド85は、偏向補助ガイド85と支持部材86との間に設けられた圧縮コイルばね88によって下方に付勢されて、支持部材86上の回転規制ピン89によって回転止めされている。
このような構成のシート積載装置81において、通常、回動部材72は、上段シート搬送排出経路63に対して略直角に待機している。この状態で、上段排紙ローラ11と従動ころ12によってシートが排出され始めと、第1実施形態においては、シートが回動部材72に直接、略直角に当接するとジャムを発生する虞がある。しかし、第2実施形態においては、シートの先端Pcが回動部材72に当接する前に、偏向補助ガイド板85の傾斜部85aに当接するので、シートは先端Pcを下向きに案内される。このため、シートにジャムが発生しない。シートは、図9に示すように回動部材72に沿って下向きに移動し、かつ図10に示すように回動部材72を一旦押し上げて、図11に示すように上段トレイ18に排出される。
以上のシート積載装置81は、偏向補助ガイド板85がシートPの先端Pcを下向きに案内するようになっているので、回動部材72にシートの先端が略直角に当たることがなく、シートの先端に傷を付けることがなくなる。また、先端が上方に極端にカールしているシートであっても、シートを下向きに案内してジャムの発生を防止することができる。
また、シート積載装置81は、シート坪量の小さい薄いシートの場合、薄いシートによって偏向補助ガイド板85が圧縮コイルばね88に抗して上方へ押し上げられることがなく、薄いシートを下方に案内することができる。この場合、薄いシートが回動部材72に略直角に当接することがなく、シートにジャムが発生することがない。
さらに、シート積載装置81は、シート坪量の大きい厚紙シートの場合も、厚紙シートを斜め下に案内することができる。この場合、厚紙シートP1によって偏向補助ガイド板85が圧縮コイルばね88に抗して上方へ押し上げられるようになっているので、排出経路を広げた状態で厚紙シートを斜め下に案内することができる。仮に、偏向補助ガイド板85が上方に逃げることができないと、図12に示すように、厚紙シートP1の先端P1aが偏向補助ガイド板85の傾斜部85aに当接して詰まり、ジャムの発生原因になる。したがって、シート積載装置81は、偏向補助ガイド板85が厚紙シートによって上方に移動するようになっているので、厚紙シートの排出経路を妨げることなく厚紙シートを下方に案内してジャムの発生を防止することができる。
さらに、シート積載装置81は、偏向補助ガイド板85によって、シートを上段、下段トレイに確実に積載することができるので、シートの条件に影響されることなく高いシート後端整合精度を得ることができる。
なお、偏向補助ガイド板85は、支持軸87を中心にして上下方向に傾動するようになっているが、上段シート搬送排出経路63と偏向補助ガイド板85との間に所定の隙間G(図11参照)を形成することによって、固定させて使用することもできる。所定の隙間Gとは、薄いシートを斜めして回動部材72に当接させることができ、かつ厚紙シートにジャムを発生させることなく厚紙シートを通過させることができる隙間である。
また、以上のシート搬送装置81において、偏向補助ガイド板85は、圧縮コイルばね89によって厚紙シートの上面を押圧するようになっているが、自重によって押圧するようになっていてもよい。圧縮コイルばね89は、必ずしも必要としない。
以上の実施形態のシート搬送装置は、ローレットベルトによってシートの上流端部(後端部)が上段、下段トレイから浮き上がらないようにしているが、図13に示すように、浮き上がり防止手段である例えば浮き上がり防止部材90によって浮き上がりを防止してもよい。浮き上がり防止部材90は横向きU字状に形成されており、シート受け入れ領域Aは、浮き上がり防止部材90の上片91と、上段、下段トレイ18,37との間の領域である。
本発明の実施形態のシート積載装置を有するシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置である複写機の正面概略断面図である。 本実施形態のシート積載装置を備えたシート処理装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 左、右整合板の移動機構の平面図である。 第1実施形態のシート積載装置のシート排出方向に沿った断面図である。 図4のシート積載装置において、シートを排出している状態の図である。 図4のシート積載装置において、シートを排出した状態の図である。 図4のシート積載装置において、先端が急激にカールしているシートの排出状態を示す図である。 図4のシート積載装置において、シート坪量の小さい薄いシートの排出状態を示す図である。 第2実施形態のシート積載装置のシート排出方向に沿った断面図である。 図9のシート積載装置において、シートを排出している状態の図である。 図9のシート積載装置において、シートを排出した状態の図である。 図9のシート積載装置において、偏向補助ガイド板を固定した場合の動作説明用の図である。 ローレットベルトの代わりに浮き上がり防止部材を用いた場合のシート積載装置の正面図である。 従来のシート積載装置の正面図である。 図14に示すシート積載装置の課題を説明するための図である。
符号の説明
A シート受け入れ領域
P シート
Pa シートの上面
Pb シートの後端(上流端)
Pc シートの先端
G 隙間
α 回動部材の垂下した部分と上段トレイとの成す角度
11 上段排紙ローラ(排出部)
12 従動ころ(排出部)
17 パドル(逆送手段)
18 上段トレイ(積載手段)
19 ローレットベルト(逆送継続手段)
20 積載壁部(上流端受け止め手段)
30 下段排紙ローラ(排出部)
31 従動ころ(排出部)
34 パドル(逆送手段)
36 ローレットベルト(逆送継続手段)
37 下段トレイ(積載手段)
38 積載壁部(上流端受け止め手段)
71 シート積載装置
72 回動部材
72a 回動部材の下端部
72b 回動部材の中間部
73 支持軸(回動部材の回動中心位置)
81 第2実施形態のシート積載装置
85 偏向補助ガイド板(案内部材)
85a 傾斜部
90 浮き上がり防止部材(浮き上がり防止手段)
100 複写機(画像形成装置)
101 装置本体
114 感光体ドラム(画像形成部)

Claims (6)

  1. 排出部から排出されたシートが積載される積載手段と、
    前記積載手段上の前記シートをシート排出方向に対して上流側に搬送する逆送手段と、
    前記逆送手段によって逆送された前記シートの上面に接触して前記逆送を継続する逆送継続手段と、
    前記逆送継続手段によって逆送される前記シートの上流端を受け止める上流端受け止め手段と、を備えたシート積載装置において、
    前記排出部より上方の回動中心位置から吊り下げられて中間部分が前記排出部に対向し、下端部が前記積載手段に略垂直に対向した前記シート排出方向に回動可能な回動部材を備え、
    前記回動部材が、前記排出部から排出されるシートの先端に押圧されて前記シート排出方向に一旦回動し、前記シートが前記排出部から排出された後、元の位置に戻るとき、前記回動部材の下端部が、前記シートの上流端部上面を押圧して前記上流端部を前記逆送継続手段と前記積載手段との間に位置させる、
    ことを特徴とするシート積載装置。
  2. 排出部から排出されたシートが積載される積載手段と、
    前記積載手段上の前記シートをシート排出方向に対して上流側に搬送する逆送手段と、
    前記逆送手段によって逆送される前記シートの上流端部を受け入れて前記積載手段からの浮き上がりを防止する浮き上がり防止手段と、
    を備えたシート積載装置において、
    前記排出部より上方の回動中心位置から吊り下げられて中間部分が前記排出部に対向し、下端部が前記積載手段に略垂直に対向した前記シート排出方向に回動可能な回動部材を備え、
    前記回動部材が、前記排出部から排出されるシートの先端に押圧されて前記シート排出方向に一旦回動し、前記シートが前記排出部から排出された後、元の位置に戻るとき、前記回動部材の下端部が、前記シートの上流端部上面を押圧して前記上流端部を前記浮き上がり防止手段の受け入れ領域に位置させる、
    ことを特徴とするシート積載装置。
  3. 前記回動部材の下端部が、前記シート排出方向に屈曲してL字状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  4. 前記排出部から排出されるシートの先端部を下向きに案内して前記回動部材に下向きに当接させる案内部材を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  5. 前記案内部材が、上下方向に変位可能に備えられて、かつ下方に付勢されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で画像を形成されたシートが積載されるシート積載装置と、を備え、
    前記シート積載装置が、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033066A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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