JP2018001992A - 乗物用シート - Google Patents

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【課題】個別にカバーリングされたクッションピース間から内部構造が見えることを防止すること。【解決手段】個別にカバーリングされた隣り合う天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20Aとを備えるシート1であって、天板メイン部10と各サイドサポート20Aとの間を裏側から被覆する中見え防止カバー23が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピースを備える乗物用シートに関する。
従来、自動車用のシートにおいて、シートバックの前面の中央部分である天板メインと、シートバックの前面の両サイド部分である天板サイドと、が互いに別体で構成された分割構造とされたものが知られている(特許文献1)。上記天板メインと天板サイドとは、それぞれが個別にカバーリングされて個別にシートフレームに組み付けられた構成とされている。
実公平7−36557号公報
上記従来技術では、天板メインと天板サイドとが互いに隙詰めされた状態に組み付けられてはいるが、外部から押される荷重により隙間が開いて内部構造が見えてしまうおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、個別にカバーリングされたクッションピース間から内部構造が見えることを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピースを備える乗物用シートであって、2つのクッションピースの間を裏側から被覆する被覆材が設けられているものである。
この第1の発明によれば、個別にカバーリングされた2つのクッションピースの間を被覆材によって裏側から被覆することで、これらクッションピースが外部荷重によって互いの間が開かれるように力を受けても、これらクッションピースの間から内部構造が見えることを防止することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。2つのクッションピースが、シート幅方向の中央の支持構造を成す天板メインピースと、シート幅方向の両サイドの支持構造を成す両天板サイドピースと、で構成されている。被覆材が、天板メインピースの裏側を通って天板メインピースの両サイドに位置する両天板サイドピース間に架橋された構成とされている。
この第2の発明によれば、被覆材を両天板サイドピース間に架橋することで、被覆材を天板メインピースに固定することなく、同天板メインピースと両天板サイドピースとの間を被覆材によって裏側から適切に被覆することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。被覆材が、両天板サイドピースの背面間に架橋されている。
この第3の発明によれば、天板メインピースを両天板サイドピースの間に深く入り込ませた状態に設けることができる。したがって、天板メインピースに厚みを持たせたり、両天板サイドピースを天板メインピースに対して相対的に表側へ張り出させた状態に設けたりすることができる。
第4の発明は、上述した第2又は第3の発明において、次の構成とされているものである。被覆材が、両天板サイドピース間において、天板メインピースに裏側からテンションを付与しない形に弛んだ状態として架橋されている。
この第4の発明によれば、両天板サイドピース間に被覆材を架橋しても、天板メインピースが被覆材によって裏側から押し返されるような反発力を受けないため、天板メインピースのクッション性を阻害しないようにすることができる。
第5の発明は、上述した第2から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。天板メインピースがその裏側に位置する被覆材に結合されている。
この第5の発明によれば、天板メインピースと被覆材との間の隙を閉じることができ、指入れ防止や異物の入り込み防止を図ることができる。
第6の発明は、上述した第5の発明において、次の構成とされているものである。天板メインピースがその裏側面における両サイドの縁部が被覆材に結合されている。
この第6の発明によれば、天板メインピースと被覆材との間の隙を表側に近い浅い位置で閉じることができ、指入れ防止や異物の入り込み防止の効果をより高めることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 シートバックの分解斜視図である。 シートバックの正面図である。 図3のIV-IV線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図4を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の左側座席として構成されている。上記シート1は、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れ部となるヘッドレスト4と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、シートクッション3の後端部に、図示しない左右一対のリクライナを介して背凭れ角度の調節を行える状態に連結されている。ヘッドレスト4は、シートバック2の上面部に上側から差し込まれて装着された状態として設けられている。
上述したシートバック2は、具体的には、その前面の中央部分を成す天板メイン部10と、シートバック2の前面の左右両サイド部分を成す天板サイド部20と、を有する構成とされている。上述した天板メイン部10は、着座乗員の背部を後ろ側から支持する構成とされている。また、天板サイド部20は、天板メイン部10の左右両サイド部にそれぞれ山状に膨らむサイドサポート20Aを有して、着座乗員の背部を左右両サイドから斜めに支持する構成とされている。上述した天板メイン部10と天板サイド部20とは、図2に示すように、それぞれが個別にサブアッシ化された構成とされていて、互いに一体的に組み付けられた構成とされている。ここで、上述した天板メイン部10が本発明の「天板メインピース」に相当し、天板サイド部20の各サイドサポート20Aがそれぞれ本発明の「天板サイドピース」に相当する。
具体的には、上述した天板メイン部10は、上述した天板サイド部20に対して、上側からジャケットのように被せ付けられた状態に組み付けられている。上記組み付けにより、天板メイン部10は、上述した天板サイド部20の上面部に対して、その上側の縁部から後下側に向かって鉤状に折れ曲がった形で延び出す肩掛け部10Aを背裏部に跨って引掛けた状態として、天板サイド部20の前面の中央部分に垂れ掛けられた状態にセットされるようになっている。そして、上記天板メイン部10は、上記組み付け後に、天板サイド部20と合わせられた所々の部分がボルト締結されることにより、天板サイド部20と一体的に組み付けられた状態とされている。上記組み付けにより、天板メイン部10は、その肩掛け部10Aの上面中央部に形成された開口部10Bから、天板サイド部20の上面部を上側に露出させた状態とするようになっている。そして、上記開口部10Bから露出する天板サイド部20の上面部に対して、上述したヘッドレスト4が上側から差し込まれて装着されている。
図1〜図4に示すように、天板サイド部20は、上記組み付けられた天板メイン部10の左右両サイドの位置に、前外側に向かって斜めに膨らむ山形状のサイドサポート20Aを有した形に形成されている。前外側に向かって斜めに膨らむ山形状のサイドサポート20Aを有した構成とされている。これらサイドサポート20Aには、それぞれ、着座乗員の背部を弾性的に受け止めることのできるクッション構造(後述する天板サイドパッド21の各サイドパッド部21A)が内装されている。また、上述した天板メイン部10にも、着座乗員の背部を弾性的に受け止めることのできるクッション構造(後述する天板メインパッド11)が内装されている。上記構成により、天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20Aとによって、着座乗員の背部を後側と左右両サイドとからそれぞれ互いに一体感のある形で弾性的に受け止めることができるようになっている。
上述したシートバック2は、上述したようにサブアッシ化された天板サイド部20に対して、同じくサブアッシ化された別体の天板メイン部10が組み付けられて一体化された構成とされている。そのため、天板メイン部10と天板サイド部20の両サイドサポート20Aとの間には、それぞれ、互いが別体で構成されていることに伴う幅方向の隙間Tが形成されてしまう。上記の各隙間Tは、例え両者が幅方向に隙詰めされた形に組み付けられていても、各々のクッション構造の弾性により、外部から押される荷重によって開かれてしまうおそれがある。しかし、本シートバック2は、図2及び図4に示すように、上述した天板サイド部20の両サイドサポート20Aの間に、天板メイン部10の裏側を通るように可撓性面状の中見え防止カバー23が架橋されていることにより、上述した各隙間Tが裏側から被覆された構成とされている。上記構成により、シートバック2は、上述した各隙間Tが開かれた場合でも、中見え防止カバー23によって各隙間Tから天板サイド部20の中身が見えないように適切に被覆される構成とされている。ここで、上述した中見え防止カバー23が本発明の「被覆材」に相当する。
以下、上述したシートバック2の各部の具体的な構成について、詳しく説明していく。先ず、天板メイン部10の構成について説明する。天板メイン部10は、図2及び図4に示すように、着座乗員の荷重を弾性的に受け止めることのできるクッション性を備えた発泡ウレタン製の天板メインパッド11と、天板メインパッド11の外周面全体をカバーリングする可撓性面状の天板メインカバー12と、によって構成されている。上述した天板メイン部10の背裏面、詳しくは上述した天板サイド部20の各サイドサポート20Aと幅方向に隣り合った状態に組み付けられる領域の背裏面には、その左右両側の縁部に、各縁部に沿って高さ方向に長尺状に延びる形とされた帯状の面ファスナ(ループ)12Aが一体的に接合されている。
次に、天板サイド部20の構成について説明する。天板サイド部20は、シートバック2の内部骨格を構成する略逆U字形状に組まれたバックフレーム2Fに組み付けられて構成されている。上述したバックフレーム2Fは、シートバック2の外周部に沿った主要な骨格を形成するメインフレームとして構成され、左右一対の縦長状に延びるサイドフレーム2Faと、各サイドフレーム2Faの上端部間に一体的に架橋されたアッパフレーム2Fbと、を有する構成とされている。
天板サイド部20は、着座乗員の荷重を弾性的に受け止めることのできるクッション性を備えた発泡ウレタン製の天板サイドパッド21と、天板サイドパッド21の外周面全体をカバーリングする可撓性面状の合成皮革材から成る天板サイドカバー22と、上記天板サイド部20の各サイドサポート20A間に架橋された可撓性面状のファブリック材から成る中見え防止カバー23と、によって構成されている。上述した天板サイドパッド21は、上述したバックフレーム2Fの形に沿った略逆U字形状に形作られている。
具体的には、上述した天板サイドパッド21は、上述したバックフレーム2Fの各サイドフレーム2Faに前側から被せ付けられる左右一対のサイドパッド部21Aと、各サイドパッド部21Aの上端部間を繋いでアッパフレーム2Fbに前側から被せ付けられるアッパパッド部21Bと、を有した略逆U字形状に形作られている。上述した天板サイドパッド21は、上述した左右一対のサイドパッド部21Aとアッパパッド部21Bとによって、上述したバックフレーム2Fの各サイドフレーム2Faとアッパフレーム2Fbとをそれぞれ前側と内外周側とからそれぞれ覆いつつ後側からも覆った状態となるように回し込まれて被せ付けられた構成とされている。上述した天板サイド部20は、上述した各サイドパッド部21Aの形状によって、上述した各サイドサポート20Aの山形状を形作った構成とされている。
天板サイドカバー22は、上述した略逆U字形状に形作られた天板サイドパッド21に対して、各サイドパッド部21Aとアッパパッド部21Bとをそれぞれ内周側と外周側とから包んだ形となるように被せ付けられている。具体的には、図4に示すように、上述した天板サイドカバー22は、上述した天板サイドパッド21の各サイドパッド部21Aに対して、次のように被せ付けられている。すなわち、上述した天板サイドカバー22は、上述した天板サイドパッド21の各サイドパッド部21Aにおける着座乗員の背部に両サイドから当てられる内側の傾斜面に被せられるインサイドカバーピース22Aと、各サイドパッド部21Aの外側の側面に被せられるアウトサイドカバーピース22Bと、各アウトサイドカバーピース22Bの後側に引き込まれた先の縁部同士を繋ぐ背裏側カバーピース22Cと、を有する構成とされている。
上述した各インサイドカバーピース22Aには、それらの各サイドパッド部21Aの内側の傾斜面に沿って後側に引き込まれた先の各縁部間に、中見え防止カバー23が縫合されて架橋されている。そして、各インサイドカバーピース22Aは、上記後側に引き込まれた先の各縁部に引込み綿布22A1もそれぞれ縫合されており、これら引込み綿布22A1を介して各サイドパッド部21Aの各サイドフレーム2Faの外側を通って後側に回し込まれた先の箇所にそれぞれ引き込まれて留められた状態とされている。上記引き込みにより、各インサイドカバーピース22Aは、各サイドパッド部21Aの内側の傾斜面に対して、浮きや皺を生じない形に密着した状態として張設された状態とされている。なお、上述した各引込み綿布22A1は、各サイドフレーム2Faに対して引き込まれた状態に留められるようになっていてもよい。
中見え防止カバー23は、上述した各インサイドカバーピース22Aの後側に引き込まれた先の各縁部間、詳しくは、上述した各サイドパッド部21Aへの引き込みにより位置固定された状態とされる各縁部間に架け渡されて設けられている。上述した中見え防止カバー23は、上述した各サイドパッド部21Aの各サイドフレーム2Faの内側を通って後側に張り出す部分の後側の縁部よりも前側の位置で、上述した各インサイドカバーピース22Aの後側に引き込まれた先の縁部と縫合されている。上記中見え防止カバー23は、上記各サイドパッド部21Aに位置固定された状態として設けられる各インサイドカバーピース22Aの後側に引き込まれた先の各縁部間に、弛んだ状態として設けられるようになっている。
上記構成により、中見え防止カバー23は、その前側の領域に設置される天板メイン部10に対して後側からの押圧力を掛けるようなテンションを付与しない形に設けられた状態とされている。また、上記中見え防止カバー23は、その後側の領域に設置される不図示のランバサポート機構が天板メイン部10に後側からの押圧力を掛ける作動を阻害しない状態ともされている。
上述した中見え防止カバー23は、図2及び図4に示すように、上述した天板メイン部10が天板サイド部20に組み付けられるのに伴って、その前面側の左右両側の縁部に沿って高さ方向に長尺状に延びる形に接合された帯状の各面ファスナ(フック)23Aに、天板メイン部10の背裏面の左右両側の縁部に接合された上述した各面ファスナ(ループ)12Aが押し当てられて結合されて、天板メイン部10との間に隙間が形成されない状態に繋ぎ合わされるようになっている。上記各面ファスナ12A,23Aの結合により、上述した天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20Aとの間の隙間Tから指が入れられても、天板メイン部10の裏側までは入らないように抑止することができるようになっている。
詳しくは、上述した各面ファスナ12A,23Aは、天板メイン部10の背裏面の左右両側の縁部と中見え防止カバー23の左右両側の縁部との間に設けられていることで、上記各隙間Tからの指入れを天板メイン部10の背裏面に至る前の浅い位置で適切に食い止めることができるようになっている。また、中見え防止カバー23が、上述した各インサイドカバーピース22Aの間に弛んだ状態で架橋されていても、各インサイドカバーピース22Aとの繋ぎ目に近い、弛みによる位置ズレの影響の少ない箇所で各面ファスナ12A,23A同士の結合を行えることから、これらの結合を天板メイン部10の組み付けに合わせて簡便かつ適切に行うことができる。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピース(天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20A)を備える乗物用シート(シート1)であって、2つのクッションピース(天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20A)の間を裏側から被覆する被覆材(中見え防止カバー23)が設けられているものである。このように、個別にカバーリングされた2つのクッションピース(天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20A)の間を被覆材(中見え防止カバー23)によって裏側から被覆することで、これらクッションピース(天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20A)が外部荷重によって互いの間が開かれるように力を受けても、これらクッションピース(天板メイン部10と天板サイド部20の各サイドサポート20A)の間から内部構造が見えることを防止することができる。
また、上記2つのクッションピースが、シート幅方向の中央の支持構造を成す天板メインピース(天板メイン部10)と、シート幅方向の両サイドの支持構造を成す両天板サイドピース(両サイドサポート20A)と、で構成されている。被覆材(中見え防止カバー23)が、天板メインピース(天板メイン部10)の裏側を通って天板メインピース(天板メイン部10)の両サイドに位置する両天板サイドピース(両サイドサポート20A)間に架橋された構成とされている。このように、被覆材(中見え防止カバー23)を両天板サイドピース(両サイドサポート20A)間に架橋することで、被覆材(中見え防止カバー23)を天板メインピース(天板メイン部10)に固定することなく、同天板メインピース(天板メイン部10)と両天板サイドピース(両サイドサポート20A)との間を被覆材(中見え防止カバー23)によって裏側から適切に被覆することができる。
また、被覆材(中見え防止カバー23)が、両天板サイドピース(両サイドサポート20A)の背面間に架橋されている。このような構成とされていることにより、天板メインピース(天板メイン部10)を両天板サイドピース(両サイドサポート20A)の間に深く入り込ませた状態に設けることができる。したがって、天板メインピース(天板メイン部10)に厚みを持たせたり、両天板サイドピース(両サイドサポート20A)を天板メインピース(天板メイン部10)に対して相対的に表側へ張り出させた状態に設けたりすることができる。
また、被覆材(中見え防止カバー23)が、両天板サイドピース(両サイドサポート20A)間において、天板メインピース(天板メイン部10)に裏側からテンションを付与しない形に弛んだ状態として架橋されている。このような構成とされていることにより、両天板サイドピース(両サイドサポート20A)間に被覆材(中見え防止カバー23)を架橋しても、天板メインピース(天板メイン部10)が被覆材(中見え防止カバー23)によって裏側から押し返されるような反発力を受けないため、天板メインピース(天板メイン部10)のクッション性を阻害しないようにすることができる。
また、天板メインピース(天板メイン部10)がその裏側に位置する被覆材(中見え防止カバー23)に結合されている。このような構成とされていることにより、天板メインピース(天板メイン部10)と被覆材(中見え防止カバー23)との間の隙を閉じることができ、指入れ防止や異物の入り込み防止を図ることができる。
また、天板メインピース(天板メイン部10)がその裏側面における両サイドの縁部が被覆材(中見え防止カバー23)に結合されている。このような構成とされていることにより、天板メインピース(天板メイン部10)と被覆材(中見え防止カバー23)との間の隙を表側に近い浅い位置で閉じることができ、指入れ防止や異物の入り込み防止の効果をより高めることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートは、自動車の左側座席以外のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも適用することができるものである。また、本発明の構成は、シートバックの他、シートクッションやヘッドレスト、オットマン、アームレスト等の他のシート構造物に対しても適用することができるものである。
また、個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピースの隣り合う方向は、シート幅方向に限らず、シート高さ方向や前後方向等の他の方向であってもよい。また、被覆材は、ファブリック材や皮革材等の可撓性の面状材から成るものに限らず、パネル等の硬質材やゴム等の弾性材から成るものであってもよい。また、被覆材は、個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピース間に架橋されたり、一方から片持ち状態で張り出して他方との隙間を裏側から被覆するように設けられたものであってもよい。また、天板メインピースとその裏側に配置される被覆材とを結合する手段は、面ファスナに限らず、線ファスナやホック、掛ボタン構造等の他の結合構造から成るものであってもよい。また、各クッションピースは、皮革材の他、ファブリック材によってカバーリングされていてもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fb アッパフレーム
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
10 天板メイン部(天板メインピース)
10A 肩掛け部
10B 開口部
11 天板メインパッド
12 天板メインカバー
12A 面ファスナ(ループ)
20 天板サイド部
20A サイドサポート(天板サイドピース)
21 天板サイドパッド
21A サイドパッド部
21B アッパパッド部
22 天板サイドカバー
22A インサイドカバーピース
22A1 引込み綿布
22B アウトサイドカバーピース
22C 背裏側カバーピース
23 中見え防止カバー(被覆材)
23A 面ファスナ(フック)
T 隙間

Claims (6)

  1. 個別にカバーリングされた隣り合う2つのクッションピースを備える乗物用シートであって、
    当該2つのクッションピースの間を裏側から被覆する被覆材が設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記2つのクッションピースが、シート幅方向の中央の支持構造を成す天板メインピースと、シート幅方向の両サイドの支持構造を成す両天板サイドピースと、で構成され、
    前記被覆材が、前記天板メインピースの裏側を通って該天板メインピースの両サイドに位置する前記両天板サイドピース間に架橋された構成とされている乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記被覆材が、前記両天板サイドピースの背面間に架橋されている乗物用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記被覆材が、前記両天板サイドピース間において、前記天板メインピースに裏側からテンションを付与しない形に弛んだ状態として架橋されている乗物用シート。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記天板メインピースがその裏側に位置する前記被覆材に結合されている乗物用シート。
  6. 請求項5に記載の乗物用シートであって、
    前記天板メインピースがその裏側面における両サイドの縁部が前記被覆材に結合されている乗物用シート。
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