JP2018001954A - ハーネスの配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの剛性を損ねることなく外部からの水の浸入を効果的に抑制する。【解決手段】車両のインナパネルの凸部12の表面にハーネス16を配策するハーネスの配索構造であって、凸部12の表面に凹部が形成され、配索されるハーネス16が挿入される貫通孔13yが凹部内に形成され、配策されたハーネス16の湾曲点Pが貫通孔13yより車両の下方に位置するようハーネスを固定するクランプ14を備えたこと。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両のドア内におけるハーネスの配索に用いられるハーネスの配索構造に関する。
図5は、従来の車両のバックドアにおけるハーネスの配索構造の構成を示す正面図である。図5に示すように、ハーネスの配索構造100においては、バックドア101の下部には、電装品としてのワイパーモータ102が取付けられ、このワイパーモータ102に対してバックドア101の上部からハーネス103が配索されている。
他方、バックドア101のインナパネル101aにはワイパーモータ102の取付あるいは103の配索作業等を行うための作業孔104が設けられている。また、作業孔104の下開口縁104aにはバックドア101のアウタパネル101bの内面に向かって斜上方に延びるマスチックフランジ105が設けられ、その先端部は図示しないマスチックシーラを介してアウタパネル101bに接合されている。
更に、ハーネス103はクランプ106によりインナパネル101a側に保持されており、クランプ106が、マスチックフランジ105に対してワイパーモータ102とは反対側にオフセットした位置に設けた構成としている。
このようなハーネスの配索構造100によれば、外部から侵入してハーネス103を伝ってくる水は、クランプ106に阻まれるとともに、クランプ106からオフセットされたマスチックフランジ105を避けて下方に滴下し、車内へ侵入することが抑制される、とされる(例えば特許文献1を参照)。
実開平7−37823号公報
しかしながら、従来の技術によるハーネスの配索構造には、以下のような課題があった。すなわち、上記の構成においては、クランプ106を設けるために、インナパネル101aにマスチックフランジ105を考慮して作業孔104を設ける必要があるが、マスチックフランジ105を含めた大面積の作業孔104を開口することはバックドア101の剛性を低下させる恐れがあった。更に、外部から侵入する水の滴下はマスチックフランジ105に対するクランプ106のオフセットの程度に依存するもので、確実に水の浸入を抑制することができるとは言えなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ドアの剛性を損ねることなく外部からの水の浸入を効果的に抑制することが可能なハーネスの配索構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両のドアインナの表面にハーネスを配策するハーネスの配索構造であって、前記ドアインナの表面に凹部が形成され、前記ドアインナに配索されるハーネスが挿入される挿入孔が前記凹部内に形成され、配策された前記ハーネスの湾曲点が前記挿入孔より前記車両の下方に位置するよう前記ハーネスを固定する固定手段を備えた、ハーネスの配索構造である。
更に、本発明は他の側面として、前記凹部は箱状の外形を有し、前記挿入孔は、箱の各側面毎に形成されているものとしてもよい。
更に、本発明は他の側面として、前記固定手段は前記凹部内に設けられているものとしてもよい。
更に、本発明は他の側面として、前記凹部の周縁に形成されたリブを備えたものとしてもよい。
以上のような本発明は、ドアの剛性を損ねることなく外部からの水の浸入を効果的に抑制することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るハーネスの配索構造の構成を示す正面図 本発明の実施の形態に係るハーネスの配索構造の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るハーネスの配索構造の要部の構成の概略を示す断面図 本発明の実施の形態に係るハーネスの配索構造の要部の構成の概略を示す断面図 従来のハーネスの配索構造の構成を示す正面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るハーネスの配索構造1を有する、車両のバックドアのインナパネルの構成の概略を示す平面図である。図1に示すように、バックドアのインナパネル10は、合成樹脂製のパネル本体11において、上部にリアウィンドシールドが配設される開口10xが形成され、開口10xの周縁からは、開口10xの輪郭に対応した環状のリブ11aが突設している。また、開口10xの下方にはパネル本体11の裏面の凹みの反転形状としての、平面形状略矩形の凸部12が形成される。凸部12は、パネル本体11の裏面側にてバックドアに配設される電装部品を収納する空間として用いられ、凸部12の周囲には複数のリブ11aと同一高で複数のリブ11bが突設され、凸部12及びパネル本体11の剛性を保持している。
更に、凸部12の左端には凹部13が設けられる。図2の斜視図に示すように、凹部13は凸部12の表面Sから側面にかけて形成された凹みであって、パネル本体11と平行をなす平面形状矩形の底面13aと、底面13aの3辺からリブ11a及び11bと同一方向にて凸部12の表面に延出する内壁を有する開口箱状の空間である。
凹部13においては、車高方向上側に位置する内壁13bにはパネル本体11の裏面に連通する貫通孔13xが開口され、車幅方向に沿って内寄りに位置する内壁13cにおいてもパネル本体11の裏面に連通する貫通孔13yが開口される。また、底面13a上には後述するハーネスを固定するためのクランプ14が配置される。
再び図1に戻って、パネル本体11の開口10x上方からは、車室側から導入されたハーネス15及び16が、リブ11a及び凸部12の側面に沿って配索され、凹部13の開放端から凹部13内に導かれ、貫通孔13x及び13yを通じてパネル本体11の裏面側へ引き出され、凸部12内に配設された電装部品と電気的に接続される。
このとき、ハーネス15及び16は凹部13に導かれる手前で湾曲するよう長さに余裕をもって配策され、したがって図2のハーネス16の湾曲点Pにて例示するように、各ハーネスは湾曲点が凹部13の貫通孔13x及び13yの位置よりも車高方向下方となるように配策される。
更に、ハーネス16を凹部13内に保持するクランプ14は、図中矢印Dにて示すように、保持したハーネス16の向きが貫通孔13yに対して仰角をなす角度で固定される。これにより、ハーネス16の湾曲形状は、湾曲点Pの位置が車高方向下方になるよう規制される。
以上の構成において、インナパネル10は本発明のドアインナに相当し、凹部13は本発明の凹部に相当する。また、貫通孔13x及び13yはそれぞれ本発明の挿入孔に相当し、クランプ14は本発明の固定手段に相当する。
このような構成を有する本発明の実施の形態のハーネスの配索構造は、ハーネスを湾曲させた状態で凹部13内の貫通孔13x及び13yに挿入させるとともに、各ハーネスの湾曲点が各貫通孔よりも車高方向下側に位置するようにしたことを特徴とする。
すなわち、本実施の形態においては、図2に示すように、配策されたハーネス16は蛇行しつつ湾曲点Pまで車高方向下方に延出し、湾曲点Pから車高方向上方に向かって延出して貫通孔13yに挿入される。したがって、外部から侵入してハーネス16を伝ってくる水は、重力に従い湾曲点Pに滞留した後に自重にて下方に滴下することとなり、貫通孔13yを越えて、電装部品が配設された凸部12内へ侵入することが抑制される。
また、図1に示すハーネス15は、貫通孔13yが車高方向上下に沿って開口されているため、湾曲点は必ず貫通孔13yよりも車高方向下方となるよう湾曲した態様で配策されることとなり、ハーネス16と同様、外部から伝ってくる水は貫通孔13xに侵入する前に湾曲点から下方に滴下することとなり、電装部品が配設された凸部12内へ侵入することが抑制される。
更に、本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、凹部13が凸部12の表面Sより車長方向に沿って奥行きをもって形成されることにより、配策されたハーネス15及び16は凹部13の内部空間Hに引き込まれた状態で、貫通孔13x及び13yにそれぞれ挿入される。したがって、ハーネス15又は16から滴下して凸部12の表面Sを伝う水があった場合でも、水は凹部13の周縁Eに滞留して重力に従って下方へ滴下することとなり、凹部13への内部空間Hへの侵入の恐れは軽減されることとなり、水の凸部12内への侵入が更に抑制されることとなる。
なお、図4に示すように、凹部13は、その周縁Eと一致又は近接した周囲にリブ13dを設けた構成としてもよく、凸部12の表面を伝う水が凹部13内へ侵入する恐れを更に低減することが可能となる。
更に、本実施の形態においては、凹部13が内壁を有する開口箱状の空間であるとし、図示のように直交する内壁13b及び13cにそれぞれ貫通孔13x及び貫通孔13yを開口する構成としたことにより、隣接する貫通孔の間はリブとして働き、凹部13の剛性を保持して、バックドアの強度が損なわれることを抑制することが可能となる。
このように、本発明の各実施の形態のハーネスの配索構造によれば、ドアの剛性を損ねることなく外部からの水の浸入を効果的に抑制することが可能になるという効果を奏する。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、クランプ14は凹部13内の底面13a内に配置するものとしたが、本発明の固定手段は、配策されたハーネスの湾曲点が挿入孔より車両の下方に位置するようハーネスを固定することができればよく、その他の具体的な態様によって限定されるものではない。したがって、凸部12の表面S上やパネル本体11上の任意の箇所に設けるようにしてもよい。また、ハーネスを固定するための具体的な手段によって限定されるものではなく、クランプによるもののほか、フック、締結、その他の任意の手段により実施してもよい。
更に、上記の説明においては、凹部13は開口箱状の構成としたが、本発明の凹部は任意の形状であってもよく、凹部内に形成される貫通孔の形状、凹部内における位置によって限定されるものではない。
更に、上記の説明においては車両のバックドアを例に取ったが、本発明はドアインナであれば車両の任意のドアにおいて実施するようにしてもよい。
以上のように、本発明は、車両のドアインナの表面にハーネスを配策するハーネスの配索構造であって、前記ドアインナの表面に凹部が形成され、前記ドアインナに配索されるハーネスが挿入される挿入孔が前記凹部内に形成され、配策された前記ハーネスの湾曲点が前記挿入孔より前記車両の下方に位置するよう前記ハーネスを固定する固定手段を備えたものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、ドアの剛性を損ねることなく外部からの水の浸入を効果的に抑制することが可能になるという効果を有し、例えば乗用車等の車両への適用において有用である。
1 ハーネスの配索構造
10 インナパネル
10x 開口
11 パネル本体
11a、11b、13d リブ
12 凸部
13 凹部
13a 底面
13b、13c 内壁
13x、13y 貫通孔
14 クランプ
15、16 ハーネス

Claims (1)

  1. 車両のドアインナの表面にハーネスを配策するハーネスの配索構造であって、
    前記ドアインナの表面に凹部が形成され、
    前記ドアインナに配索されるハーネスが挿入される挿入孔が前記凹部内に形成され、
    配策された前記ハーネスの湾曲点が前記挿入孔より前記車両の下方に位置するよう前記ハーネスを固定する固定手段を備えた、
    ハーネスの配索構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10181477A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造
JPH11321485A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Yazaki Corp リモコンミラー用コネクタの簡易防水構造
JP2002274289A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd ドアモジュールパネル

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