JP2018000863A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンに映像を投影する場合であっても、表示内容を認識しやすいようにすることができる。【解決手段】複数の面の配置が異なる第1の画像表示領域と第2の画像表示領域とを含む複数種類の画像表示領域を、主表示領域として切り替え可能な切り替え手段と、切り替え手段が主表示領域として切り替えた画像表示領域に画像を投影する投影手段と、主表示領域とは異なる副表示領域に画像を表示する副表示手段と、を備え、遊技者が遊技の状況を認識するための特定情報を報知するための特定画像について、主表示領域の態様がいずれの態様であるかに関わらず、副表示手段に表示する。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある。
また、凸部のあるスクリーンに映像を投影する遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−248029号公報
しかしながら、従来知られている遊技機では凸部のあるスクリーンに映像を投影するため、例えばスクリーンの凹凸部に映像が跨った場合、映像が変形し認識し難くなる虞があるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、スクリーンに映像を投影する場合であっても、表示内容を認識しやすいようにすることができる遊技機を提供することを目的とする。
(1) 遊技が可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ)であって、
複数の面の配置が異なる第1の画像表示領域(例えば、第1スクリーン5)と第2の画像表示領域(例えば、第2スクリーン71)とを含む複数種類の画像表示領域を、主表示領域として切り替え可能な切り替え手段(例えば、スクリーン駆動機構72)と、
前記切り替え手段が前記主表示領域として切り替えた前記画像表示領域に画像を投影する投影手段(例えば、プロジェクタ632)と、
前記主表示領域とは異なる副表示領域に画像を表示する副表示手段(例えば、サブ液晶表示器700)と、
を備え、
遊技者が遊技の状況を認識するための特定情報を報知するための特定画像(例えば、押し順画像5151L,5151C,5151R、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153)について、前記主表示領域の態様がいずれの態様であるかに関わらず、前記副表示手段に表示する
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(2) 上記(1)に記載の遊技機において、
前記特定画像は、前記切り替え手段による前記主表示領域の切り替え中においても前記副表示手段に表示されるようにしてもよい。
このような構成によれば、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記主表示領域にも前記特定画像を表示するようにしてもよい。
このような構成によれば、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(4) 上記(3)に記載の遊技機において、
前記主表示領域と前記副表示手段に前記特定画像を表示するにあたり、同じ画像データを用いるようにしてもよい。
このような構成によれば、画像データの容量を削減することができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定画像は遊技者に有利となる操作手順を報知するための画像(例えば、押し順画像5151L,5151C,5151R)であってもよい。
このような構成によれば、特定情報を認識しやすくなり、遊技者が操作手順を誤認して不利益になることを抑止することができる。
(6) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定画像は遊技の進行に応じて更新される履歴(例えば、残りゲーム数表示5152や獲得枚数表示5153)を報知するための画像であってもよい。
このような構成によれば、特定情報を認識しやすくなり、遊技者が状況認識を誤ることを抑止することができる。
(7) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定画像は異常条件が成立したことを報知する画像(例えば、エラー報知画像)であってもよい。
このような構成によれば、異常条件が成立したことを外部より認識しやすくなる。
(8) 遊技が可能な遊技機(スロットマシン1、パチンコ)であって、
所定の表示画像(例えば、プロジェクタ632から投影されて第1スクリーン5の表示される画像)を表示する画像表示領域(例えば、第1スクリーン5に形成された画像表示領域5X)に対して斜めの投影方向から前記画像表示領域に表示画像を投影する投影手段(例えば、プロジェクタ632)と、
前記表示画像に応じた表示画像データを記憶するフレームバッファ(例えば、SDRAM263に割り当てられたフレームバッファ領域)と、
原画像データ(例えば、画像データROM261に記憶された原画像データ)に基づいて表示画像データを生成し、前記フレームバッファに記憶させる投影制御手段(例えば、VDP262)と、
を備え、
前記投影手段が正位置(例えば、実描画領域262Aに記憶された表示画像データに基づく表示画像を第1スクリーン5に表示したときに、表示画像が適切に表示される位置)にあるときに、前記原画像データを変換せずに生成した表示画像データを前記フレームバッファのうちの第1データ記憶領域(例えば、SDRAM263に割り当てられた実描画領域262A)に記憶させて表示画像を投影した場合は、該表示画像は前記画像表示領域内に表示され(例えば、実描画領域262Aに記憶された表示画像は画像表示領域5Xに表示され)、
前記投影制御手段は、前記原画像データを変換せずに生成した表示画像データを前記フレームバッファのうちの第1データ記憶領域に記憶させて表示画像を投影したときに、該表示画像が前記画像表示領域外に投影される場合(例えば、プロジェクタ632が正位置になく、実描画領域262Aに記憶された表示画像が画像表示領域5Xに表示されない場合)に、該表示画像が前記画像表示領域内に表示されるように前記原画像データを変換して表示画像データを生成(例えば、第1スクリーン5に表示される画像を調整)し、該生成した表示画像データを前記フレームバッファのうちの第1データ記憶領域及び該第1データ記憶領域とは異なる第2データ記憶領域(例えば、描画領域262Rのうち、実描画領域262Aを除いた領域)にわたって記憶可能である
ことを特徴としてもよい。
このような構成によれば、投影手段での画像の補正によらずに正常な画像を投影できる。
なお、「斜めの投影方向」とは、被投影領域に直交する軸と、投影手段から投影される投影光の光軸とが平行とならない方向をいう。
(9) 遊技が可能な遊技機(スロットマシン1、パチンコ)であって、
所定の表示画像(例えば、プロジェクタ632から投影されて第1スクリーン5の表示される画像)を表示する画像表示領域(例えば、第1スクリーン5に形成された画像表示領域5X)に対して斜めの投影方向から前記画像表示領域に表示画像を投影する投影手段(例えば、プロジェクタ632)と、
原画像データ(例えば、画像データROM261に記憶された原画像データ)に基づいて前記表示画像に応じた表示画像データを生成し、フレームバッファ(例えば、SDRAM263に割り当てられたフレームバッファ領域)に記憶させる投影制御手段(例えば、VDP262)と、
を備え、
前記投影制御手段は、前記表示画像における特定部分(例えば、立体表示領域5Bに表示される画像)に応じた、原画像データ中の特定原画像データ(例えば、立体表示領域5Bに表示される画像に応じた表示画像データであり、特定分割領域262Bに記憶される原画像データ等)と、前記表示画像における前記特定部分を除いた非特定部分(例えば、立体表示領域5B以外の領域に表示される画像)に応じた、原画像データ中の非特定原画像データ(例えば、立体表示領域5B以外の領域に表示される画像に応じた表示画像データであり、非特定分割領域262Cに記憶される原画像データ等)を含む画像データと、を独立して変換可能である
ことを特徴としてもよい。
このような構成によれば、画像の調整をしたときに、画像の一部における歪みの発生を抑制できる。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 投影筐体の断面を示した断面図である。 (A)は、立体表示領域に映像を投影した第1スクリーンの正面図、(B)は、立体表示領域に映像を投影していない第1スクリーンの正面図である。 映像を投影した第1スクリーンの正面図である。 映像を投影した第2スクリーンの正面図である。 映像を表示したサブ液晶表示器の正面図である。 画像表示領域と投影可能領域との関係を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 演出制御基板の表示制御部等を示す構成図である。 描画領域と実描画領域との関係を示す図である。 表示画像の調整を行う際にスクリーンに表示される画像の説明図である。 画像を調整する際のプロジェクタの動作を示す図である。 プロジェクタの動作に応じた画像の変化を示す図である。 特定部分の調整を行う際にスクリーンに表示される画像の説明図である。 実描画領域における特定分割領域と非特定分割領域を説明する図である。 (A)(B)は、表示画像の調整の順序を説明する図である。
本発明に係る遊技機の一例であるスロットマシンを実施するための形態を以下に説明する。
[スロットマシンの構成]
図1は、本実施の形態に係るスロットマシン1の全体構造を示す正面図である。本実施の形態のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。
本実施の形態のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図3に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、互いに識別可能な複数種類の図柄(識別情報)が所定の順序で、それぞれ所定数ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。図2は、各リールの図柄配列を示す図である。リール2L〜2Rには、各々が識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L、32C、32R(図10参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L、33C、33Rと、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。
前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51(図1参照)の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51b及び透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。また、前面扉1bの透視窓3の右側には、サブ液晶表示器700が配置されている。サブ液晶表示器700は表示領域を有しており、各種画像を表示領域に表示することが可能である。なお、本実施形態では、サブ液晶表示器700の表示領域を、副表示領域とする。
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図10参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図10参照)がそれぞれ設けられている。
前面扉1bの内側には、図3に示すように、所定のキー操作により後述するエラー状態及び後述する打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、後述する設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、所定の契機に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36a、所定の契機に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1aの内部に設けられた後述のホッパータンク34a(図3参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31、投入メダルセンサ31の上流側で異物の挿入を検出する投入口センサ26を有するメダルセレクタ29、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図10参照)が設けられている。
筐体1aの内部には、図3に示すように、前述したリール2L、2C、2R、リールモータ32L、32C、32R(図10参照)、各リール2L、2C、2Rのリール基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L、33C、33R(図10参照)からなるリールユニット2、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図10参照)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34aに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図10参照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34c(図10参照)からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。
ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留されるオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、貯留されたメダルが満タン状態となったことを検出する満タンセンサ35a(図10参照)が設けられている。
電源ボックス100の前面には、図3に示すように、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をON/OFFする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
本実施の形態のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLN(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組合せ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施の形態では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLN上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。
これら入賞役には、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行を伴う特別役、メダルなどの遊技用価値の付与を伴う小役、遊技用価値を用いずにゲームを行うことが可能な再遊技の付与を伴う再遊技役などがある。これら入賞役は、スタートスイッチ7の操作と同時に行われる内部抽選に当選したことを条件に当選役の入賞が可能となる。内部抽選は、メイン制御部41が、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。
尚、本実施の形態では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。
また、本実施の形態では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良く、2以上のリールを用いた構成においては、2以上の全てのリールに導出された表示結果の組合せに基づいて入賞を判定する構成とすれば良い。また、本実施の形態では、物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示装置が構成されていても良い。
また、本実施の形態では、図1に示すように、スロットマシン1には投影筐体626が設けられている。図4は、投影筐体626の断面を示した断面図である。役物用筐体626Bは、前面側が開口した箱状をなしており、開口した部分に装飾材626Aが嵌め込まれている。役物用筐体626Bの裏面略中央位置には、プロジェクタ632から投影される投影光LPが通過する開口部が形成されており、役物用筐体626Bの裏面下側及び下面裏側には、反射ミラー628が反射した投影光(映像)LPが通過する開口部が形成されている。また、投影筐体626における役物用筐体626Bの内側に反射ミラー628が固定された状態で取り付けられている。役物用筐体626Bの内側及び反射ミラー628の裏面側は白色であり、反射率が高くなっている。なお、反射ミラー628はスロットマシン1の後方を向いているので、反射ミラー628の裏面は、スロットマシン1の前方を向いている。
また、本実施の形態では、投影筐体626は、第1スクリーン5と第2スクリーン71とを備えており、第1スクリーン5の背面側に第2スクリーン71が設けられている。また、第1スクリーン5と第2スクリーン71とは平行に設けられている。また、投影筐体626は、スクリーン駆動機構72を備えている。スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5を上下に移動させることができる。これにより、スクリーン駆動機構72は、プロジェクタ632が投影した投影光を第1スクリーン5と第2スクリーン71とのいずれかに投影されることを切り替えることができる。すなわち、スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5と第2スクリーン71とを投影領域として切り替えることができる。なお、本実施形態では、投影領域を主表示領域とする。また、上述したとおり、サブ液晶表示器700の表示領域を副表示領域とする。
具体的には、スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5を最も上方の配置位置(以下、「最上方位置」という)に移動させることで、プロジェクタ632が投影した投影光を第1スクリーン5に投影させることができる。すなわち、スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5と第2スクリーン71とのうち、第1スクリーン5を投影領域として切り替えることができる。また、スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5を最も下方の配置位置(以下、「最下方位置」という)に移動させることで、プロジェクタ632が投影した投影光を第2スクリーン71に投影させることができる。すなわち、スクリーン駆動機構72は、第1スクリーン5と第2スクリーン71とのうち、第2スクリーン71を投影領域として切り替えることができる。
プロジェクタ632は、第1スクリーン5および第2スクリーン71の上方位置において、投影した投影光LPが反射ミラー628に到達する向きで配置されている。また、反射ミラー628は、プロジェクタ632が投影した投影光が第1スクリーン5および第2スクリーン71に向かう向きで配置されている。プロジェクタ632と、反射ミラー628と、第1スクリーン5と、第2スクリーン71とは、筐体1aに取り付けられた投影筐体626に設けられている。このため、スロットマシン1を移動させたり、前面扉1bを開閉させたりしたとしてもプロジェクタ632と反射ミラー628との相対的な位置関係、さらには、プロジェクタ632と第1スクリーン5および第2スクリーン71との相対的な位置関係は変化せずに維持される。したがって、スロットマシン1の移動や前面扉1bの開閉があったとしても、第1スクリーン5および第2スクリーン71における適切な位置にプロジェクタ632から画像を投影することができる。
プロジェクタ632は、プロジェクタ移動装置632Aに搭載されている。プロジェクタ移動装置632Aは、基台と、基台に対して前後上下左右に移動可能とされた移動部材とを備えている。プロジェクタ移動装置632Aにおける基台が投影筐体626に取り付けられており、プロジェクタ632が移動部材に取り付けられている。このため、プロジェクタ632は、投影筐体626に対して上下前後左右に移動可能とされている。ここで、プロジェクタ632の第1スクリーン5および第2スクリーン71に対する上下前後左右の相対位置、プロジェクタ632の第1スクリーン5および第2スクリーン71に対する相対距離などを投影姿勢といい、プロジェクタ632が上下前後左右に移動すると、プロジェクタ632の投影姿勢が変化する。逆に、プロジェクタ632が移動しないと、プロジェクタ632の投影姿勢は変化せずに維持される。
反射ミラー628は、ミラー移動装置628Aに取り付けられている。ミラー移動装置628Aは、役物用筐体626Bに吊下げられた固定部と、固定部に対して相対的に上下左右に移動する移動部と、を備えている。固定部は、投影筐体626の内側に固定されており、移動部に反射ミラー628が取り付けられている。このため、反射ミラー628は、投影筐体626に対して相対的に上下左右に移動可能とされている。これらのプロジェクタ移動装置632A及びミラー移動装置628Aは、作業員等が手動で操作可能とされている。
プロジェクタ632は、プロジェクタ移動装置632Aによって移動可能とされているが、プロジェクタ632には、正位置が設定されている。プロジェクタ632は、正位置にあるときには、プロジェクタ632から投影される画像が、第1スクリーン5および第2スクリーン71に適切に表示される。換言すれば、プロジェクタ632の正位置は、プロジェクタ632から投影される画像が第1スクリーン5および第2スクリーン71に適切に表示される位置である。
第1スクリーン5および第2スクリーン71は、スロットマシン1の上側中央に形成されたスクリーン取付孔2Aに設けられており、筐体1aの奥方に配置されている。第1スクリーン5および第2スクリーン71は、横長の長方形状をなし、押し順画像の表示や各種の演出表示などの各種表示を行う。また、第1スクリーン5は、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bを備えている(図5参照)。これらの平面表示領域5A及び立体表示領域5Bによって画像表示領域5Xが構成される。画像表示領域5Xには、種々の画像が表示される。立体表示領域5Bは、中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLを備えている。これらの中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLは、いずれもフィギア状をなしている。第1スクリーン5は、平面板にフィギア状の立体物が貼り付けられて形成されており、立体物が貼り付けられていない位置が平面表示領域5Aとなり、立体物が貼り付けられた位置が立体表示領域5Bとなる。
第2スクリーン71は、平面表示領域71A及び立体表示領域71Bを備えている(図7参照)。これらの平面表示領域71A及び立体表示領域71Bによって画像表示領域71Xが構成される。画像表示領域71Xには、種々の画像が表示される。立体表示領域71Bは、第2スクリーン71の周囲に設けられている。第2スクリーン71は、平面板に岩石状の立体物が貼り付けられて形成されており、立体物が貼り付けられていない位置が平面表示領域71Aとなり、立体物が貼り付けられた位置が立体表示領域71Bとなる。
平面表示領域5A、71Aには、後に説明する特定画像や背景画像などが主に表示される。また、中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLには、それぞれの立体表示領域に対応するキャラクタが主に表示される。図1に示す例では、中央立体表示領域5BCにメインキャラクタ画像MCが表示され、左立体表示領域5BLに第1サブキャラクタ画像SC1が表示され、右立体表示領域5BRに第2サブキャラクタ画像SC2が表示される。
第1スクリーン5上における画像表示領域5Xおよび第2スクリーン71上における画像表示領域71Xは、プロジェクタ632から投影される映像(画像)が表示される投影領域となる。プロジェクタ632から投影された映像は、反射ミラー628で反射されて第1スクリーン5上の画像表示領域5Xや第2スクリーン71上における画像表示領域71Xに表示される。第1スクリーン5上の画像表示領域5Xおよび第2スクリーン71上における画像表示領域71Xに表示される画像は、プロジェクタ632が投影する映像によって形成されることとなる。画像表示領域5Xは、第1スクリーン5の平面表示領域5A及び立体表示領域5Bの双方に形成され、プロジェクタ632からの映像によるいわゆるプロジェクションマッピングによって演出が実行される。また、画像表示領域71Xは、第2スクリーン71の平面表示領域71A及び立体表示領域71Bの双方に形成され、プロジェクタ632からの映像によるいわゆるプロジェクションマッピングによって演出が実行される。
第1スクリーン5における立体表示領域5Bに映像が投影されることにより、図5(A)に示すように、立体表示領域5Bには、立体形状に合わせた立体画像に見える画像は表示される。また、立体表示領域5Bに映像が投影されていない状態では、図5(B)に示すように、立体表示領域5Bにおける立体形状は視認困難な状態であり、遊技者が立体表示領域5Bの立体形状を認識することは難しい状態となっている。
立体表示領域5Bが設けられていることにより、プロジェクタ632と第1スクリーン5との間の距離は一様ではない。具体的には、第1スクリーン5の表面にプロジェクタ632を配置した場合には、立体表示領域5Bの方が、平面表示領域5Aよりも近くなる。また、立体表示領域71Bが設けられていることにより、プロジェクタ632と第2スクリーン71との間の距離は一様ではない。具体的には、第2スクリーン71の表面にプロジェクタ632を配置した場合には、立体表示領域71Bの方が、平面表示領域71Aよりも近くなる。また、第1スクリーン5の背面側に第2スクリーン71が配置されているため、プロジェクタ632と第1スクリーン5との間の距離と、プロジェクタ632と第2スクリーン71との距離とは一様ではない。具体的には、第1スクリーン5の方が第2スクリーン71よりもプロジェクタ632に近くなる。
このため、プロジェクタ632から投影される映像の焦点は、第1スクリーン5と第2スクリーン71との間の位置、例えばその中間位置に設定されている。これにより、第1スクリーン5と第2スクリーン71とのそれぞれにおいて、映像の歪みを小さくすることができる。また、第1スクリーン5と第2スクリーン71との間に焦点を設定する代わりに焦点を調節可能としてもよいし、第1スクリーン5と第2スクリーン71との間に焦点を設定し、さらに焦点を調節可能としてもよい。
また、第1スクリーン5における平面表示領域5Aの隅部には、マーカ635A〜635Dが描かれている。マーカ635A〜635Dは、肉眼では視認しにくい色、例えば白色で描かれており、第1スクリーン5に画像が投影されているときには、遊技者がそのマーカを視認することは非常に難しくされている。マーカ635A〜635Dは、後に説明する表示画像の調整の際に利用される。なお、マーカは、白色などで描かれたもののほか、第1スクリーン5に形成された小孔やくぼみなどであってもよい。
また、プロジェクタ632及びプロジェクタ632が投影した映像を反射する反射ミラー628は第1スクリーン5および第2スクリーン71の上方に配置されており、プロジェクタ632から投影される映像は、反射ミラー628に反射して第1スクリーン5および第2スクリーン71の前上方から第1スクリーン5や第2スクリーン71に投影される。こうして、プロジェクタ632は、投影光LPの光軸と第1スクリーン5の表示面(平面表示領域5A)とが直交せず、第1スクリーン5の表示面に対して斜めの投影方向から第1スクリーン5に画像を投影する。また、プロジェクタ632は、投影光LPの光軸と第2スクリーン71の表示面(平面表示領域71A)とが直交せず、第2スクリーン71の表示面に対して斜めの投影方向から第2スクリーン71に画像を投影する。
プロジェクタ632は、斜めの投影方向から画像を投影することから、第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示される画像は台形状となる。また、第1スクリーン5は長方形状であり、第1スクリーン5とプロジェクタ632から投影される画像の領域とは一致せず、第1スクリーン5は、第1スクリーン5に表示される画像よりも広くなっている。
このため、図5(A)に示すように、第1スクリーン5における平面表示領域5Aの範囲内における画像表示領域5Xのうち、平面表示領域5Aの下方の部分に形成される領域は、幅が広い幅広部5XWとされ、平面表示領域5Aの上方の部分に形成される領域は、幅広部5XWよりも幅が狭い幅狭部5XNとされる。幅狭部5XNは台形状をなし、幅広部5XWは長方形状をなしており、画像表示領域5Xは六角形状をなしている。なお、以下の説明では、画像表示領域5Xの形状は、六角形状を概略化して台形状であると称することもある。また、第1スクリーン5は長方形状をなすことから、幅狭部5XNの左右位置は、プロジェクタ632から投影された映像が届かないか、届いたとしても映像を表示しない非投影領域5NL,5NRとなる。
非投影領域5NL,5NRは、幅狭部5XNの外の領域に相当し、画像表示領域5Xにおける幅広部5XWと幅狭部5XNとの幅の差分を有する領域である。言い換えると、幅広部5XWの幅と、幅狭部5XNのうちの最も幅が狭い部分の幅との差が、非投影領域5NL,5NRの最大幅となる。投影筐体626の内側に設けられたサブLED633は、この非投影領域5NL,5NRに照射光LLを照射して非投影領域5NL,5NRを発光させ、第1スクリーン5の全面において、映像(光)が表示されない範囲をなくしている。なお、平面表示領域5Aの多くの部分が幅狭部5XNに含まれ、わずかな部分が幅広部5XWに含まれている。また、立体表示領域5Bは、全て幅広部5XWに含まれている。ただし、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bが幅広部5XW及び幅狭部5XNのいずれに含まれるかについては他の態様としてもよい。例えば、幅広部5XWまたは幅狭部5XNに平面表示領域5Aの全体または立体表示領域5Bの全体が含まれていてもよいし、それらの各一部分が含まれていてもよい。また、第2スクリーン71についても同様である。例えば、投影筐体626の内側に設けられたサブLED633は、第2スクリーン71における非投影領域71NL,71NRに照射光LLを照射して非投影領域71NL,71NRを発光させ、第2スクリーン71の全面において、映像(光)が表示されない範囲をなくしている。
また、第1スクリーン5には、図6に示すように、押し順画像表示エリア5L,5C,5R、残りゲーム数表示エリア5H、獲得枚数表示エリア5Fが配置されている。また、第2スクリーン71には、図7に示すように、押し順画像表示エリア71L,71C,71R、残りゲーム数表示エリア71H、獲得枚数表示エリア71Fが配置されている。また、サブ液晶表示器700には、図8に示すように、押し順画像表示エリア700L,700C,700R、残りゲーム数表示エリア700H、獲得枚数表示エリア700Fが配置されている。
本実施の形態では、メイン制御部41は、ATに制御している場合には、遊技状態に応じたナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行して、当選したナビ報知役の当選番号に基づいて遊技者にとって有利となる停止順を報知するとともに、当該当選番号に基づいて遊技者にとって有利となる停止順を特定可能な押し順コマンドをサブ制御部91に対して送信することで、プロジェクタ632と第1スクリーン5や、プロジェクタ632と第2スクリーン71や、サブ液晶表示器700等を用いたナビ演出を実行させる。これにより、ナビ演出の実行時には、押し順画像表示エリア5L,5C,5Rや、押し順画像表示エリア71L,71C,71Rや、押し順画像表示エリア700L,700C,700Rに、リール2L、2C、2Rの停止順を示す押し順画像5151L,5151C,5151Rを表示する。これにより、遊技者は、リール2L、2C、2Rの停止順を示す画像5151に基づいてストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を行うことで、遊技者にとって有利となるようにリール2L、2C、2Rを停止させることができる。すなわち、リール2L、2C、2Rの停止順を示す押し順画像5151L,5151C,5151Rは、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作順を示す画像でもある。
また、本実施の形態では、サブ制御部91は、押し順画像5151L,5151C,5151Rのうち、次に操作することを示す押し順画像5151L,5151C,5151Rの周囲にエフェクト画像5161を表示する。これにより、遊技者は、次に操作するストップスイッチ8L、8C、8Rを容易に認識することができる。図6に示す例では、押し順画像5151Cの周囲にエフェクト画像5161が表示されている。また、図7に示す例では、押し順画像5151Rの周囲にエフェクト画像5161が表示されている。また、図8に示す例では、押し順画像5151Cの周囲にエフェクト画像5161が表示されている。
また、メイン制御部41は、ATに制御している場合には、ATの残りゲーム数を示すコマンドをサブ制御部91に対して送信することで、プロジェクタ632と第1スクリーン5や、プロジェクタ632と第2スクリーン71や、サブ液晶表示器700等を用いた残りゲーム数の報知演出を実行させる。これにより、メイン制御部41がATに制御している場合には、ATの残りゲーム数を示す残りゲーム数表示5152を、残りゲーム数表示エリア5H,71H,700Hに表示する。よって、遊技者は、ATの残りゲーム数を把握することができる。
また、メイン制御部41がATに制御している場合には、サブ制御部91は、AT中に獲得したメダルの枚数をカウントし、プロジェクタ632と第1スクリーン5や、プロジェクタ632と第2スクリーン71や、サブ液晶表示器700等を用いてAT中に獲得したメダルの枚数を報知する演出を実行させる。これにより、メイン制御部41がATに制御している場合には、AT中に獲得したメダル枚数を示すメダル獲得枚数表示5153を、獲得枚数表示エリア5F,71F,700Fに表示する。よって、遊技者は、AT中に獲得したメダルの枚数を把握することができる。
これらの押し順画像表示エリア5L,5C,5R、残りゲーム数表示エリア5H、獲得枚数表示エリア5Fは、いずれも平面表示領域5Aに表示されている。このため、押し順画像表示エリア5L,5C,5Rに表示される押し順画像、残りゲーム数表示エリア5Hに表示される残りゲーム数、獲得枚数表示エリア5Fに表示される獲得枚数は、いずれも平面状の平面表示領域5Aに表示される。また、押し順画像表示エリア71L,71C,71R、残りゲーム数表示エリア71H、獲得枚数表示エリア71Fは、いずれも平面表示領域71Aに表示されている。このため、押し順画像表示エリア71L,71C,71Rに表示される押し順画像、残りゲーム数表示エリア71Hに表示される残りゲーム数、獲得枚数表示エリア71Fに表示される獲得枚数は、いずれも平面状の平面表示領域71Aに表示される。なお、エフェクト画像5161は、平面表示領域5A,71Aだけではなく、立体表示領域5B,71Bに跨って表示されてもよい。図6に示す例では、エフェクト画像5161は、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bに跨って表示されている。また、図7に示す例では、エフェクト画像5161は、平面表示領域71Aのみに表示されている。
また、図9に破線で示すように、プロジェクタ632による画像の投影可能領域632Rは、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bを含む画像表示領域5Xよりも広くされている。特に、プロジェクタ632による画像の投影可能領域632Rは、平面表示領域5Aにおける上方において、非投影領域5NL,5NRの一部を含む領域まで含んでいる。ここで、投影可能領域632Rに含まれる領域であっても、画像表示領域5Xには含まれない部分もある。また、第2スクリーン71についても同様である。
図10は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図10に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。
電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び演出制御基板90に供給されるようになっている。また、電源基板101には、前述したホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、前述したMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述した払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。また、遊技制御基板40には、前述したクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述したホッパーモータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、遊技の進行に関する処理を行うメイン制御部41、制御用クロックCCLKを生成する制御用クロック生成回路42、乱数用クロックRCLKを生成する乱数用クロック生成回路43、スイッチ類から入力された検出信号を取り込んでメイン制御部41に伝送するスイッチ検出回路44、モータ駆動信号(ステッピングモータの位相信号)をリールモータ32L、32C、32Rに伝送するモータ駆動回路45、ソレノイド駆動信号を流路切替ソレノイド30に伝送するソレノイド駆動回路46、LED駆動信号を各種表示器やLEDに伝送するLED駆動回路47、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48、電源投入時または電源遮断時などの電源が不安定な状態においてメイン制御部41にシステムリセット信号を与えるリセット回路49が搭載されている。
演出制御基板90には、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55、投影筐体626、サブ液晶表示器700等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成され、演出の制御を行うサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51と、投影筐体626が備えるプロジェクタ632やサブLED633と、サブ液晶表示器700との表示制御を行う表示制御回路92、演出効果LED52、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95、演出制御基板90に接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96、日付情報及び時刻情報を含む時間情報を出力する時計装置97(RTC、リアルタイムクロック)、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する電断検出回路98、その他の回路等、が搭載されており、サブCPU91aは、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
演出制御基板90における表示制御回路92は、図11に示すように、プロジェクタ制御部260、サブLED制御部270、液晶表示制御部271を備えている。また、プロジェクタ制御部260は、画像データROM261、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)262、及びSDRAM263を備えている。画像データROM261は、原画像データを予め格納しておくためのROMである。原画像データには、キャラクタ画像データや動画像データ、具体的には、人物、文字、図形や記号等(押し順画像を含む)、および背景画像の画像データが含まれる。
VDP262は、本発明の投影制御手段であり、画像データROM261に記憶された原画像データを読み出し、プロジェクタ632に投影する表示画像に応じた表示画像データを原画像データから生成する。サブCPU91aは、受信した演出制御コマンドに従って各種の画像データが記憶された画像データROM261から必要な原画像データを読み出すための指令をVDP262に出力する。VDP262は、サブCPU91aの指令に応じて、画像データROM261から原画像データを読み出す。そして、VDP262は、読み出した原画像データに基づいて表示画像データを生成する。
VDP262は、VDP262の各種設定などが格納されるシステムレジスタ202、アトリビュート(キャラクタを描画する際に使用されるパラメータであり、キャラクタの描画順序や、色数、拡大縮小率、パレット番号、座標などを指定するデータ)が格納されるアトリビュートレジスタ203、フレームバッファ領域の後述する描画領域への画像の描画制御を行う描画制御部206、画像データROM261に格納されている原画像データをフレームバッファ領域に転送する制御を行うデータ転送制御部211、フレームバッファ領域に格納されている表示画像データを表示するためのビデオ信号(R(赤)、G(緑)、B(青))信号及び同期信号を出力するプロジェクタ表示制御部213、プロジェクタ表示制御部213から出力されたビデオ信号をプロジェクタ632に出力する出力部214、フレームバッファ領域に格納されている表示画像データを表示するためのビデオ信号(R(赤)、G(緑)、B(青))信号及び同期信号を出力するサブ液晶表示制御部701、サブ液晶表示制御部701から出力されたビデオ信号をサブ液晶表示器700に出力するサブ出力部702などが搭載された集積回路である。
VDP262の内部には、システムバス、画像バスが設けられており、システムバス及び画像バスはCPUインタフェース201を介してサブCPU91a(図10参照)と接続されているとともに、画像バスは画像バスインタフェース204を介して画像データROM261に接続されている。システムバスにはシステムレジスタ202が接続されているとともに、画像バスにはアトリビュートレジスタ203が接続されており、サブCPU91aは、システムレジスタ202及びアトリビュートレジスタ203にアクセスできるようになっている。
また、描画制御部206、データ転送制御部211、プロジェクタ表示制御部213、サブ液晶表示制御部701はシステムバスに接続されており、システムレジスタ202にアクセスできるようになっている。また、描画制御部206、データ転送制御部211は画像バスに接続されており、画像データROM261、アトリビュートレジスタ203にアクセスできるようになっている。
また、VDP262の内部には、VRAMバスが設けられており、VRAMバスは、VRAMバスインタフェース209を介してSDRAM263と接続されている。VRAMバスには、描画制御部206、データ転送制御部211、プロジェクタ表示制御部213、サブ液晶表示制御部701が接続されており、VRAMバスを介してSDRAM263のフレームバッファ領域にアクセスできるようになっている。
このように、本実施の形態では、VDP262の内部において、プロジェクタ表示制御部213とサブ液晶表示制御部701は、同一の画像データROM261、アトリビュートレジスタ203、SDRAM263のフレームバッファ領域にアクセスすることができる。よって、プロジェクタ表示制御部213がプロジェクタ632に特定画像を投影させる際に用いる画像データと同一の画像データを用いて、サブ液晶表示制御部701は、サブ液晶表示器700に特定画像を表示させることができる。これにより、画像データの容量を削減することができる。
システムレジスタ202には、初期設定、描画、データ転送などの命令を格納するシステム制御レジスタ、後述する割込信号の出力命令などを格納する割込制御レジスタ、フレームバッファ領域における描画領域、パレットデータの配置領域などを格納する描画レジスタ、データ転送時の転送元のアドレス、転送先のアドレスなどを格納するデータ転送レジスタ、フレームバッファ領域などを格納する表示レジスタなどが割り当てられている。
CPUインタフェース201は、Vブランク(画像を更新する周期)の開始毎にサブCPU91aに対してVブランク割込信号を出力するとともに、その他各種割込信号を、サブCPU91aに対して出力する。プロジェクタ表示制御部213は、表示レジスタにて指定されているフレームバッファ領域の画像データをビデオ信号として出力する表示処理を行う。
なお、SDRAM263のフレームバッファ領域には、パレットデータが配置されるパレット領域、必要なキャラクタの原画像データが画像データROM261から読み出されて格納されるキャラクタ用バッファ、描画制御部206が画像を描画する際にパレットデータ(キャラクタの表示色が定義されたデータ)を一時的に保存するため、及び描画制御部206が画像を描画する際に表示画像データを一時的に保存するための画像用バッファなどの各領域が割り当てられている。
また、フレームバッファ領域には、プロジェクタ632から投影されて第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示される画像の表示画像データを記憶する描画領域が割り当てられている。フレームバッファ領域には、図12に示すように、描画領域262Rと実描画領域262Aとが割り当てられている。実描画領域262Aは、描画領域262Rの一部に割り当てられている。プロジェクタ632が正位置にあるときに描画領域262Rに描画された画像をプロジェクタ632から第1スクリーン5に投影すると、図9に示す投影可能領域632Rに画像が投影される。実描画領域262Aに描画された画像をプロジェクタ632から第1スクリーン5に投影すると、図9に示す画像表示領域5Xに画像が投影される。また、第2スクリーン71についても同様である。
実描画領域262Aが本発明の第1データ記憶領域であり、描画領域262Rから実描画領域262Aを除いた領域が本発明の第2データ記憶領域である。原画像データを変換して生成された表示画像データは、第2データ記憶領域を含む描画領域262Rにわたって記憶可能である。VDP262は、生成した表示画像データをSDRAM263の描画領域262Rに記憶させる。
実描画領域262Aはポリゴン分割されており、各ポリゴンにおいてアトリビュートが設定されて画像領域における画像が形成されている。実描画領域262Aでは、所定の領域、例えば立体表示領域5BCに表示される画像が描画されている領域については、他の領域とは異なるポリゴンとして調整可能とされている。実描画領域262Aが表示レジスタによって指定されることにより、実描画領域262Aに描画されて記憶されている画像がプロジェクタ632から投影される。プロジェクタ632から投影された画像は、第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示される。なお、実描画領域262Aに描画されている画像や表示領域に表示される表示画像は、それぞれを変換することで調整可能とされている。
サブCPU91aは、CPUインタフェース201を介してシステムレジスタ202及びアトリビュートレジスタ203にアクセスできるようになっており、プロジェクタ632の投影パターンを定めたプロセスデータに従ってこれらシステムレジスタ202及びアトリビュートレジスタ203に実行命令や必要なデータを格納することで、VDP262を間接的に制御する。
プロセスデータには、Vブランク毎にサブCPU91aがシステムレジスタ202やアトリビュートレジスタ203に対して行う設定内容が定められている。システムレジスタ202の設定内容としては、描画、データ転送命令や、データ転送を行う画像データやパレットデータ、アトリビュートの設定などがある。また、アトリビュートレジスタ203の設定内容は、アトリビュート、すなわちキャラクタを描画する際に使用されるパラメータそのものである。
また、プロセスデータには、Vブランク毎に画像の更新が行われるようにアトリビュートが設定されている。このため、画像の更新は、Vブランク毎に行われることとなる。
ここで、描画制御について簡潔に説明する。描画制御部206が描画処理を行うためには、描画に必要なキャラクタなどの原画像データがフレームバッファ領域に配置されている必要がある。このため、表示画像データのソースデータとなるキャラクタなどの原画像データをフレームバッファ領域に配置する必要がある。
このため、サブCPU91aは、各種の演出を実行する際に、当該演出の実行に必要な全てのキャラクタの原画像データを画像データROM261からフレームバッファ領域へ転送するための転送命令を行う。この転送命令に伴いデータ転送制御部211によって演出の実行に必要な全てのキャラクタの原画像データがフレームバッファ領域に配置されることとなる。演出を実行する場合には、何度も繰り返して同じキャラクタを描画に用いることが多いが、画像データROM261に格納されたデータは圧縮されており、これを読み出すのに時間を要するので、演出を実行する最初の段階で、必要な全てのキャラクタの原画像データをフレームバッファ領域に配置することにより、各フレーム毎に画像データROM261からデータを読み出すのに比較して描画に要する時間が少なくて済むこととなる。なお、サブCPU91aが演出を実行する際に、当該動画再生に必要な全てのキャラクタの原画像データを画像データROM261からフレームバッファ領域へ転送する転送命令を行うようになっているが、描画に必要なキャラクタの原画像データに対する転送命令をその都度行うようにしても良い。
また、描画制御部206が描画処理を行うためには、アトリビュートレジスタ203にアトリビュートが設定されている必要がある。アトリビュートは、Vブランク毎に異なるため、Vブランク毎にプロセスデータに従ったアトリビュートをアトリビュートレジスタ203に格納する。
そして、サブCPU91aは、演出を開始した後、Vブランク毎に、アトリビュートをアトリビュートレジスタ203に設定した後、アトリビュートの読込の実行を命令する。これに伴い描画制御部206は、アトリビュートレジスタ203のアトリビュートを読み込んで、読込が終了すると読込終了割込信号の出力を命令する。これを受けてサブCPU91aは描画の実行を命令し、描画制御部206は、読み込んだアトリビュートに従ってプロジェクタ632が投影して第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示される画像の表示画像データの描画を行う。
サブLED制御部270は、サブCPU91aからの指令や制御データ等に基づいて、各種の演出に応じたサブLED633の点灯、点滅等を制御する。液晶表示制御部271は、サブCPU91aからの指令や制御データ等に基づいて、各種の演出に応じた画像を液晶表示器51に表示させる制御を行う。
本実施の形態に係るスロットマシン1では、プロジェクタ632から投影された映像が第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示されることによって演出が実行される。プロジェクタ632から投影された映像は、まず、投影筐体626の内側に配置された反射ミラー628に到達する。反射ミラー628では、投影された映像が第1スクリーン5および第2スクリーン71に向けて反射される。第1スクリーン5では、投影された映像が平面表示領域5Aや立体表示領域5Bに映し出され、さまざまな演出が実行される。また、第2スクリーン71では、投影された映像が平面表示領域71Aや立体表示領域71Bに映し出され、さまざまな演出が実行される。
このうち、立体表示領域5B,71Bに映像が投影されたときには、立体表示領域5B,71Bにおける立体形状と投影された映像とが組み合わされて形成されるいわば立体画像表示による演出が実行される。このような立体画像表示による演出が実行されることにより、平面的な画像を用いた演出よりも興趣の高めた演出を実行することができる。特に、スクリーンが立体的であることから、平面的なスクリーンにいわゆる3D表示を行った場合よりもリアルに立体形状を表現することができるので、平面的な画像を用いた演出よりも興趣の高めた演出を実行することができる。
また、平面表示領域5Aには、プロジェクタ632から投影された映像による画像表示での演出が実行される。ここで、第1スクリーン5における平面表示領域5Aには、図1に示すように、プロジェクタ632の性質等により、プロジェクタ632から投影される映像が届かない非投影領域5NL,5NRが生じてしまう。
このような非投影領域5NL,5NRに対しては、サブLED633から照射される照射光が映されている。このように、非投影領域5NL,5NRにサブLED633の照射光を照射することにより、プロジェクタ632が映像を投影できない領域があるものの好適に演出を実行することができる。
また、平面表示領域71Aにおいても同様に、非投影領域71NL,71NRにサブLED633の照射光を照射することにより、プロジェクタ632が映像を投影できない領域があるものの好適に演出を実行することができる。なお、非投影領域5NL,5NR,71NL,71NRには、サブLED633による照射光を単に照射する態様のほか、非投影領域5NL,5NR,71NL,71NRの映像をサブLED633の照射光で補完するようにしてもよい。
さらに、AT中には、第1スクリーン5の平面表示領域5Aの押し順画像表示エリア5L,5C,5Rや、第2スクリーン71の平面表示領域71Aの押し順画像表示エリア71L,71C,71Rに、押し順画像5151L,5151C,5151Rが表示される。また、AT中には、第1スクリーン5の平面表示領域5Aの残りゲーム数表示エリア5Hや、第2スクリーン71の平面表示領域71Aの残りゲーム数表示エリア71Hに、残りゲーム数表示5152が表示される。また、AT中には、第1スクリーン5の平面表示領域5Aの獲得枚数表示エリア5Fや、第2スクリーン71の平面表示領域71Aの獲得枚数表示エリア71Fに、獲得枚数表示5153が表示される。
また、本実施の形態では、AT中には、第1スクリーン5や第2スクリーン71だけではなく、サブ液晶表示器700の押し順画像表示エリア700L,700C,700Rにも押し順画像5151L,5151C,5151Rが表示される。また、AT中には、第1スクリーン5や第2スクリーンだけではなく、サブ液晶表示器700の残りゲーム数表示エリア700Hにも残りゲーム数表示5152が表示される。また、AT中には、第1スクリーン5や第2スクリーン71だけではなく、サブ液晶表示器700の獲得枚数表示エリア71Fにも獲得枚数表示5153が表示される。
これらの押し順画像5151、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153(以下「特定情報画像」という)は、遊技の進行の上で遊技者に確実に伝えることが求められる情報を含んでいる。サブ液晶表示器700は、常に遊技者から見える位置に配置されている。一方、第1スクリーン5や第2スクリーン71は、スクリーン駆動機構72によって切り替えられている場合には、遊技者から見えない位置となる場合もある。よって、このような特定情報画像が第1スクリーン5や第2スクリーン71だけではなくサブ液晶表示器700にも表示することにより、第1スクリーン5や第2スクリーン71の態様がどのような態様であっても、遊技者から常に見える位置に特定情報画像を表示することができるため、特定情報画像に含まれる情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
例えば、スクリーン駆動機構72が第1スクリーン5を移動させることによる主表示領域の切り替え中においても、サブ液晶表示器700に特定情報画像を表示するようにしてもよい。これにより、主表示領域の切り替え中においても、遊技者から常に見える位置に特定情報画像を表示することができるため、特定情報画像に含まれる情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
また、例えば、上述したように、主表示領域として選択された第1スクリーン5または第2スクリーン71と、サブ液晶表示器700との両方に特定情報画像を表示するようにしてもよく、サブ液晶表示器700のみに特定情報画像を表示するようにしてもよい。なお、主表示領域として選択された第1スクリーン5または第2スクリーン71と、サブ液晶表示器700との両方に特定情報画像を表示した場合、複数箇所に特定情報画像が表示されるため、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
また、例えば、第1スクリーン5において、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示した場合、特定情報画像が歪んでしまうため認識し難い。また、第2スクリーン71において、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示した場合、特定情報画像が歪んでしまうため認識し難い。
しかしながら、本実施形態では、プロジェクタ632は、第1スクリーン5に画像を投影する場合、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示せずに、平面表示領域5Aに特定情報画像を表示する。また、プロジェクタ632は、第2スクリーン71に画像を投影する場合、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示せずに、平面表示領域71Aに特定情報画像を表示する。これにより、特定情報画像を歪むことなく表示させることができる。従って、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
また、特定画像の外縁と、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境にまでに所定幅の間隙が設けられるようにしてもよい。同様に、特定画像の外縁と、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境にまでに所定幅の間隙が設けられるようにしてもよい。図6に示す例では、押し順画像5151L,5151C,5151Rの外縁や、残りゲーム数表示5152の外縁や、獲得枚数表示5153の外縁と、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境にまでに所定幅の間隙が設けられている。また、図7に示す例では、押し順画像5151L,5151C,5151Rの外縁や、残りゲーム数表示5152の外縁や、獲得枚数表示5153の外縁と、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境にまでに所定幅の間隙が設けられている。これにより、例えば、特定画像が、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境や、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境に跨ることがなくなる。また、例えば、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境や、平面表示領域71Aと立体表示領域71Bとの境に特定画像が隠れてしまうことがなくなる、よって、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
なお、エフェクト画像5161(関連画像)は歪んで表示されても遊技者に誤認識される虞がない。そのため、エフェクト画像5161は、平面表示領域5A,71Aだけではなく、立体表示領域5B,71Bに跨って表示されてもよい。これにより、エフェクト画像5161など、特定情報画像に関連する関連画像を制限無く表示することができ、演出を多様化することができる。図6に示す例では、エフェクト画像5161は、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bに跨って表示されている。また、図7に示す例では、エフェクト画像5161は、平面表示領域71Aのみに表示されている。
なお、上述した例では、プロジェクタ632は、第1スクリーン5に画像を投影する場合、平面表示領域5Aに特定情報画像を表示しているが、これに限らない。例えば、立体表示領域5Bの中央立体表示領域5BCと、右立体表示領域5BRと、左立体表示領域5BLとのそれぞれの面を跨がない位置に特定情報画像を表示してもよい。例えば、中央立体表示領域5BCの面はなだらかな曲面であるため、特定情報画像を歪むことなく表示させることができる。よって、プロジェクタ632は、中央立体表示領域5BCの面内に、特定情報画像を表示してもよい。また、右央立体表示領域5BRの面はなだらかな曲面であるため、特定情報画像を歪むことなく表示させることができる。よって、プロジェクタ632は、右央立体表示領域5BRの面内に、特定情報画像を表示してもよい。また、左立体表示領域5BLの面はなだらかな曲面であるため、特定情報画像を歪むことなく表示させることができる。よって、プロジェクタ632は、左立体表示領域5BLの面内に、特定情報画像を表示してもよい。このように、プロジェクタ632は、投影領域が曲面であっても特定情報画像を歪むことなく表示されることができる。
なお、例えば、右立体表示領域5BRと中央立体表示領域5BCとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示した場合には特定画像が歪んでしまう。よって、プロジェクタ632は、右立体表示領域5BRと中央立体表示領域5BCとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示しない。同様に、プロジェクタ632は、左立体表示領域5BLと中央立体表示領域5BCとの境に跨った箇所に特定情報画像を表示しない。
同様に、プロジェクタ632は、第2スクリーン71に画像を投影する場合、平面表示領域71Aに特定情報画像を表示しているが、これに限らず、立体表示領域71Bのうち他の面の境に跨らない箇所に特定情報画像を表示してもよい。またプロジェクタ632は、第2スクリーン71に画像を投影する場合、立体表示領域71Bのうち他の面に跨る箇所に特定情報画像を表示しない。
このように、本実施形態では、プロジェクタ632は、第1スクリーン5に画像を投影する場合であっても、第2スクリーン71に画像を投影する場合であっても、面の境を跨がない箇所に特定情報を表示する。これにより、特定情報画像を歪むことなく表示させることができる。従って、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
なお、面の境は、プロジェクタ632が投影した画像が歪む箇所である。例えば、面の曲率が変化する箇所であってもプロジェクタ632が投影した画像が歪まない箇所であれば、曲率が変化する箇所は面の境ではなく同一の面である。また、例えば、面の曲率が変化する箇所であって、プロジェクタ632が投影した画像が歪む箇所であれば、曲率が変化する箇所は面の境であり、異なる面である。
なお、特定情報画像が表示される領域(例えば、押し順画像表示エリア5L,5C,5R,71L,71C,71R、残りゲーム数表示エリア5H,71H、獲得枚数表示エリア5F,71F)については、複数の面のうち、プロジェクタ632の投影方向に向いている面(例えば、平面表示領域5A、平面表示領域71A)に設けられるようにしてもよい。プロジェクタ632の投影方向から光が照射されるため、投影方向に向いている面に表示される画像は明るく表示されたり、歪みなく表示されたりする。これにより、特定情報が明るく表示がされたり、歪みなく表示されたりすることとなり、特定情報を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
なお、本実施形態では、プロジェクタ632の投影方向は、第1スクリーン5および第2スクリーン71の前方上部方向である。よって、例えば、第1スクリーン5や第2スクリーン71に、プロジェクタ632の投影方向に正対する面を設け、特定情報画像が表示される領域をこの面に設けることで、さらに、特定情報が明るく表示がされたり、歪みなく表示されたりすることも可能である。
なお、特定情報画像には、上記の画像のほかの情報の画像が含まれるようにしてもよい。例えば、スロットマシン1において異常条件が成立したことを報知するエラー報知画像、音量調整の案内を行う音量調整表示の画像、光量調整の案内を行う光量調整表示の画像などを含んでもよい。特定情報画像は、第1スクリーン5の平面表示領域5Aにおける画像表示領域5X内や、第2スクリーン71の平面表示領域71Aにおける画像表示領域71X内において、プロジェクタ632から投影される映像による画像にすべてが含まれて表示されている。このような画像の表示態様に変えて、平面表示領域5Aにおける画像表示領域5Xを外れた非投影領域5NL,5NRや、平面表示領域71Aにおける画像表示領域71Xを外れた非投影領域71NL,71NRに特定情報画像を表示するようにしてもよい。ただし、サブLED633では画像を表示することは難しいので、この場合には、非投影領域5NL,5NR,71NL,71NRには、プロジェクタ632以外の他のプロジェクタや液晶表示装置などの表示装置によって画像を表示することが好適となる。
また、特定情報画像は、全部が平面表示領域5Aや平面表示領域71Aに表示されるのではなく、例えばその一部が立体表示領域5Bや立体表示領域71Bに表示されたり、全てが立体表示領域5Bや立体表示領域71Bに表示されたりするようにしてもよい。また、遊技の進行における関与は小さいが、画像表示が乱れることにより不具合が生じる画像、例えば著名人の肖像やキャラクタなどの完全な表示が要望される画像である完全表示要望画像についても平面表示領域5Aや平面表示領域71Aに表示し、立体表示領域5Bや立体表示領域71Bに表示しないようにしてもよい。特定画像には、特定情報画像と完全表示要望画像とが含まれる。また、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bや、平面表示領域71A及び立体表示領域71Bでは、種々の演出が実行されるが、これらの演出は、平面表示領域5Aや平面表示領域71Aのみで実行されてもよいし、立体表示領域5Bや立体表示領域71Bのみで行われてもよい。
また、平面表示領域5Aは、第1スクリーン5の上方に形成され、立体表示領域5Bは第1スクリーン5の下方に形成されているが、その他の位置に形成されていてもよい。例えば、平面表示領域5Aが下方に配置され、立体表示領域5Bが上方に配置されていてもよいし、平面表示領域5Aが右側または左側、立体表示領域5Bがその反対の左側または右側に配置されていてもよい。あるいは、中央に平面表示領域5Aが形成され平面表示領域5Aの周りを囲むようにして立体表示領域5Bが形成されていてもよいし、中央に立体表示領域5Bが形成され立体表示領域5Bの周りを囲むようにして平面表示領域5Aが形成されていてもよい。
また、平面表示領域71Aは、第2スクリーン71の中央に形成され、立体表示領域71Bは第2スクリーン71の周囲に形成されているが、その他の位置に形成されていてもよい。例えば、平面表示領域71Aが第2スクリーン71の周囲に配置され、立体表示領域71Bが第2スクリーン71の中央に配置されていてもよいし、平面表示領域71Aが右側または左側、立体表示領域71Bがその反対の左側または右側に配置されていてもよい。あるいは、平面表示領域71Aは、第2スクリーン71の上方に形成され、立体表示領域71Bは第2スクリーン71の下方に形成されていてもよいし、平面表示領域71Aが下方に配置され、立体表示領域71Bが上方に配置されていてもよい。
また、プロジェクタ632から第1スクリーン5や第2スクリーン71に投影される画像の一部は台形状を成している。本実施の形態において第1スクリーン5や第2スクリーン71は長方形であることから、第1スクリーン5や第2スクリーン71に投影される画像の台形の長辺の長さを短辺の長さに合わせるいわゆる台形補正を行うことが考えられる。ところが、台形補正を行うための第1スクリーン5とプロジェクタ632との距離関係等の制約から、台形補正によっても画像を長方形にまでは補正できず、台形の上方左右位置にプロジェクタ632の映像が表示できない非投影領域5NL,5NRが生じている。また、台形補正を行うための第2スクリーン71とプロジェクタ632との距離関係等の制約から、台形補正によっても画像を長方形にまでは補正できず、台形の上方左右位置にプロジェクタ632の映像が表示できない非投影領域71NL,71NRが生じている。
本実施の形態では、この非投影領域5NL,5NRにサブLED633の照射光を照射することによって、長方形状の第1スクリーン5の全体に光があてられることにより、第1スクリーン5が長方形であることを遊技者に認識させることができる。また、この非投影領域71NL,71NRにサブLED633の照射光を照射することによって、長方形状の第2スクリーン71の全体に光があてられることにより、第2スクリーン71が長方形であることを遊技者に認識させることができる。また、横長の長方形状をなす第1スクリーン5や第2スクリーン71の全ての領域に画像を表示することができるので、プロジェクタが投影できない領域があったとしても好適に演出を実行することができる。したがって、興趣の低下を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、サブLED633がスクリーン取付孔2Aの内側下前方に配置されており、第1スクリーン5および第2スクリーン71との相対的な位置関係としては、第1スクリーン5および第2スクリーン71の下側前面にサブLED633が配置されている。サブLED633の配置位置はその他の位置としてもよく、例えば、第1スクリーン5および第2スクリーン71の上側前面としてもよいし、右方前面または左方前面としてもよい。
また、非投影領域5NL,5NR,71NL,71NRに表示される画像は、サブLED633以外の表示装置によって形成してもよい。例えば、サブLED633に代えて、プロジェクタ632とは異なる他のサブプロジェクタを用いてもよい。また、第1スクリーン5の非投影領域5NL,5NRに液晶表示装置を配置して、液晶表示装置で画像を表示してもよい。また、第2スクリーン71の非投影領域71NL,71NRに液晶表示装置を配置して、液晶表示装置で画像を表示してもよい。また、液晶表示装置の代わりに、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやELディスプレイなど他の表示装置であってもよい。
また、非投影領域5NL,5NR,71NL,71NRは、平面領域に形成されているが、非投影領域に役物などの立体物を設けて、サブLEDで照射して立体物を発光させるようにしてもよい。あるいは、立体物を光透過性材料で構成して、立体物の裏側にサブLED等を配置して立体物を発光させるようにしてもよい。
また、プロジェクタ632は、第1スクリーン5および第2スクリーン71から見て相対的に上方に配置されているが、第1スクリーン5および第2スクリーン71から見て下方に配置されていてもよいし、右方又は左方に配置されていてもよい。また、プロジェクタ632から第1スクリーン5や第2スクリーン71に映像を投影する場合、第1スクリーン5や第2スクリーン71とプロジェクタ632との距離をある程度確保することが好適である。
プロジェクタ632と第1スクリーン5との位置関係がずれていると、プロジェクタ632から投影された映像が第1スクリーン5の適切な位置に投影されないことがある。また、プロジェクタ632と第2スクリーン71との位置関係がずれていると、プロジェクタ632から投影された映像が第2スクリーン71の適切な位置に投影されないことがある。そこで、プロジェクタ632の投影姿勢やSDRAM263に記憶される表示画像データなどを調整して、第1スクリーン5や第2スクリーン71に表示される画像を調整する調整作業が行われる。調整作業は、スロットマシン1の出荷前あるいはスロットマシン1を遊技場に設置した後、時間が経過してプロジェクタ632と第1スクリーン5および第2スクリーン71との位置にずれが生じた場合に実行される。以下、表示画像の調整について説明する。
図13は、表示画像の調整を行う際にスクリーンに表示される画像を説明する図である。なお、スロットマシン1では、画像表示領域5Xは台形状をなしているが、説明を容易にするために、画像表示領域5Xを長方形状に見立てて説明する。表示画像の調整を行う際には、SDRAM263(図11参照)に割り当てられた描画領域262R(図12参照)において、表示画像データに頂点変形を行って表示画像の大きさを調整する。
表示画像の大きさを調整するために、図4に示すプロジェクタ632から第1スクリーン5に対して、描画領域262Rに記憶された表示画像データに基づく画像を図13(A)に示す画像表示領域5Xに投影する。第1スクリーン5には、画像表示領域5Xよりも広い投影可能領域632Rが設定されており、描画領域262Rに記憶される表示画像データは、例えば、投影可能領域632Rの内側に投影されて表示される。
表示画像の調整では、描画領域262Rに所定の調整画像データを記憶させておき、調整画像データに基づく調整画像を第1スクリーン5に投影する。調整画像を第1スクリーン5に投影すると、例えば、図13(B)に示すように、投影可能領域632Rの内側に調整画像645が表示される。調整画像645は、文字画像645Aとフレーム画像645Bを含んでいる。ここでは、投影可能領域632Rの内側に表示される文字のぼやけ具合を作業員が目視して、フォーカス調整を行う。
フォーカス調整は、第1スクリーン5に対するプロジェクタ632(図4参照)からの距離を調整することで行う。第1スクリーン5に対するプロジェクタ632からの距離の調整は、プロジェクタ移動装置632Aでプロジェクタ632を移動させることによって行う。なお、フォーカス調整は、プロジェクタ632が焦点調整機能を備えている場合には、当該焦点調整機能で行ってもよい。
フォーカス調整が済んだら、図13(C)に示すように、調整画像645の四隅に位置調整用のパターン646A〜646Dを表示させる。ここで、表示画像を調整するにあたり、プロジェクタ632をプロジェクタ移動装置632Aで移動させることによる表示画像の調整について説明する。プロジェクタ移動装置632Aによってプロジェクタ632を図14に示すように移動させると、調整される画像は、図15に示すようになる。例えば、図14に示すように、プロジェクタ632を左方向632YLに移動させると、図15(A)に示すように、表示画像632Pは左方向632PLに移動する。一方、プロジェクタ632を右方向632YRに移動させると、表示画像632Pは左方向632PRに移動する。
また、図14に示すように、プロジェクタ632を上方向632ZUに移動させると、図15(B)に示すように、表示画像632Pは上方向632PUに移動する。一方、プロジェクタ632を下方向632ZDに移動させると、図15(B)に示すように、表示画像632Pは下方向632PDに移動する。
また、図14に示すように、プロジェクタ632を第1スクリーン5に対して近づける方向である手前方向632XN方向に移動させると、図15(C)に示すように、表示画像632Pは、収縮方向632PNに縮んで収縮する。一方、図14に示すように、プロジェクタ632を第1スクリーン5に対して遠ざける方向である奥行方向632XF方向に移動させると、図15(C)に示すように、表示画像632Pは、拡大方向632PFに広がって拡大する。なお、表示画像の回転は、描画領域262Rに記憶される表示画像データを描画し直すことで行われる。例えば、描画領域262Rに記憶される表示画像データを時計回り方向に回転させると、図14に示すように、投影される画像が時計回り方向632XM1に回転される。このとき、図15(D)に示すように、表示画像632Pは、時計回り方向632PM1に回転する。また、描画領域262Rに記憶される表示画像データを時計回り方向に回転させると、投影される画像が反時計回方向632XM2に回転される。このとき、図15(D)に示すように、表示画像632Pは、反時計回方向632PM2に回転する。
プロジェクタ632の移動に伴い、ミラー移動装置628A(図4)によって、反射ミラー628の位置調整も行う。反射ミラー628の位置調整は、プロジェクタ632の位置調整に伴い、プロジェクタ632から投影された映像が第1スクリーン5に到達する位置に反射ミラー628が配置されるように行う。ただし、反射ミラー628は固定として、プロジェクタ632の位置調整によって表示画像の調整を行ってもよい。
図13(C)に戻り、調整画像645にパターン646A〜646Dを表示させたら、プロジェクタ移動装置632A(図4)によってプロジェクタ632を移動させて、第1スクリーン5に設けられたマーカ635A〜635Dのいずれかにパターン646A〜646Dのいずれかを合わせる。ここでは、図13(D)に示すように、左上マーカ635Aに左上パターン646Aを合わせている。
続いて、調整画像645におけるパターン646B〜646Dをそれぞれマーカ635B〜635Dに合わせる。パターン646B〜646Dをそれぞれマーカ635B〜635Dに合わせる際には、まず、描画領域262Rに描画された調整画像データについて、左上パターン646Aを回転中心として回転させるように描画し直し、左上パターン646Aと左下パターン646Bとがそれぞれ左上マーカ635Aと左下マーカ635Bを結んだ直線上に位置するようにする。次に、第1スクリーン5に対するプロジェクタ632からの距離を調整し、左上パターン646Aと左下パターン646Bとをそれぞれ左上マーカ635Aと左下マーカ635Bとに合わせる。続いて、描画領域262Rに描画された調整画像データについて、残りの右上パターン646Cと右下パターン646Dとをそれぞれ右上マーカ635Cと右下マーカ635Dに合わせるように描画し直す。こうして、図13(E)に示すように調整画像645におけるパターン646A〜646Dを第1スクリーン5上のマーカ635A〜635Dに合わせる。
こうして、表示画像の調整を行ったら、必要に応じて、図16(A)に示すように、画像表示領域5Xにおける中央などの重要な領域に表示される画像が当該領域に表示されるように特定部分の調整を行う。ここでの重要な領域には、例えば、立体表示領域5BCや特定画像(特定情報画像や完全表示要望画像)が表示される領域などが含まれるようにしてもよい。また、各画像は、各種演出が実行される際に表示される画像であり、特定部分の調整では、例えば、立体表示領域5BCなどの画像表示領域にキャラクタなどが確実に表示されるようにするための調整がVDP262によって行われる。特定部分の調整を行うに当たって、各種画像の中からいくつかのサンプル画像を用意し、このサンプル画像に含まれる特定の画像が、立体表示領域などの所定の表示領域に表示されるように調整を行う。
なお、ここで説明した表示画像の調整では、マーカ635A〜635Dとパターン646A〜646Dの中の一組の位置を合わせてから画像を回転させるなどして他のマーカとパターンとを合わせるようにしているが、他の態様としてもよい。例えば、マーカとパターンとを合わせる前に調整画像645と第1スクリーン5との相対位置を大まかに位置合わせし、続いて画像を回転させるなどしてマーカとパターンとを合わせるようにしてもよい。この場合、画像の中心に他のマーカ及びパターンなどを設けてもよい。
VDP262は、図17に示すように、実描画領域262Aを分割している。実描画領域262Aは、中央の特定分割領域262Bと、特定分割領域262Bの周囲における非特定分割領域262Cを備えている。このうち、特定分割領域262Bと、非特定分割領域262Cとは、独立して変換可能である。実描画領域262Aの分割に伴い、実描画領域262Aに記憶される原画像データも同様に分割される。また、特定分割領域262Bに記憶される表示画像データに応じた表示画像が特定部分となり、非特定分割領域262Cに記憶される表示画像データに応じた表示画像が特定部分以外の非特定部分となる。なお、特定分割領域262Bは、立体表示領域5BCや特定画像(特定情報画像や完全表示要望画像)が表示される領域などの重量な領域が含まれるようにしてもよい。
特定分割領域262Bのポリゴンは、非特定分割領域262Cよりも細かいポリゴンに分割されている。図17に示すように、画像表示領域5Xには、実描画領域262Aにおける中央の特定分割領域262Bに記憶された原画像データまたは表示画像データ(以下「原画像データ等」ともいう)の画像が表示される特定表示領域635Tが設定され、その周囲には、非特定分割領域262Cに記憶された原画像データ等の画像が表示される非特定表示領域635Uが設定される。これらの特定表示領域635T及び非特定表示領域635Uによって画像表示領域5Xが形成される。
図16(A)に示すように、特定表示領域635Tに表示された画像が所定領域に合っている場合には、特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等の調整は不要である。一方、特定表示領域635Tに表示された画像が所定領域に合っていない場合には、特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等の調整を行う。特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等の調整を行う際には、図16(B)に示すように、特定表示領域635Tの周囲の非特定表示領域635Uにおける四隅の位置は変更せず、特定分割領域262Bにおける原画像データ等について、順次変換して調整を行う。
ここで、図17に示すように、特定分割領域262Bにおけるポリゴンは、非特定分割領域262Cにおけるポリゴンよりも細かくされている。このため、特定分割領域262Bにおける位置合わせなどを行う際の特定部分の調整を細かく行うことができる。また、非特定分割領域262Cについては、ポリゴンが大まかにされている。非特定表示領域635Uに表示される情報は、特定表示領域635Tに表示される情報よりも重要度が低いので、重要度が低い情報が表示される領域のポリゴンを大きくすることで、演算処理負荷を軽減することができる。
なお、特定分割領域262Bの調整を行うにあっては、図18(A)に示すように、特定分割領域262Bを除いて非特定分割領域262Cの調整を行った後、特定分割領域262Bの調整を行ってもよい。あるいは、図18(B)に示すように、特定分割領域262B及び非特定分割領域262Cを合わせて調整を行った後、特定分割領域262Bについての調整を行ってもよい。
こうして、必要に応じて特定部分の調整を行ったら、図16(C)に示すように、文字を表示させて再度フォーカス調整を行う。その後、図16(D)に示すように、所定の確認画像(ターゲット画像)を画像表示領域5Xに表示して、画像の最終確認を行う。最終確認が行われた後、表示画像の調整が終了する。
以上の構成を有するスロットマシン1において、プロジェクタ632は、第1スクリーン5の画像表示領域5Xに対して斜めの投影方向から画像表示領域に表示画像を投影している。このため、表示画像の調整を行う前段階では、調整画像データに基づく画像は台形状をなすので、この画像が長方形状になるように調整画像データを調整すると、調整された長方形状の画像は、調整画像データに基づく画像の範囲内での長方形状の画像となる。したがって、描画領域262Rが実描画領域262Aと共通であるとすると、画像表示領域5Xの全域にわたって画像を表示できないこととなる。
この点、上記のスロットマシン1では、描画領域262Rが実描画領域262Aよりも広い領域として割り当てられている。このため、表示画像の調整を行って台形状の画像を長方形状に調整したときに、画像表示領域5Xの範囲内に調整された画像を表示することができる。したがって、プロジェクタ632での画像の補正によらずに正常な画像を投影できる。ただし、描画領域262Rに表示する画像をプロジェクタ632の補正機能によって補正して投影できるようにしてもよい。
また、上記のスロットマシン1では、表示画像の調整を行うにあたり、プロジェクタ632を上下左右に移動させたり、描画領域262Rに記憶された表示画像データを回転させたりしている。このため、表示画像を効率よく調整することができる。また、表示画像の調整を行うにあたり、上下左右の位置はプロジェクタ632を移動させて調整し、表示画像の回転位置は、表示画像データを回転させて調整している。プロジェクタ632の上下左右方向への移動は比較的容易であるが、回転方向への移動は、プロジェクタ632を保持する必要が生じるなどの困難性がある。このような回転方向の調整を表示画像データで行うことにより、表示画像をさらに効率よく調整することができる。
また、第1スクリーン5には、マーカ635A〜635Dが設けられている。マーカ635A〜635Dが設けられていることにより、表示画像の調整を行う際の目印としてマーカ635A〜635Dを利用することができる。したがって、表示画像をさらに効率よく調整することができる。
なお、本実施の形態ではマーカ635A〜635Dが第1スクリーン5の隅部が設けられているが、他の位置に設けられていてもよい。例えば、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとのそれぞれに設けられていてもよいし、平面表示領域5Aにおける特定の位置、例えば平面表示領域の中央位置に設けられていてもよい。また、立体表示領域5Bにおける特徴部分、例えばキャラクタの顔が表示される部分に設けられていてもよいし、平面表示領域5Aと立体表示領域5Bとの境目に設けられていてもよい。あるいは、複数のマーカが所定の形状、例えば正六角形や楕円形などを描くように設けられていてもよい。
また、上記のスロットマシン1では、第1スクリーン5に表示される画像の特定部分に相当する特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等と、第1スクリーン5に表示される画像の非特定部分に相当する非特定分割領域262Cに記憶された原画像データ等とを独立して調整可能とされている。このため、特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等について、非特定分割領域262Cに記憶された原画像データとは独立して特定部分についての調整を行うことができる。したがって、特定部分における画像の歪みの発生を抑制することができる。
また、特定分割領域262Bに記憶された原画像データ等の調整は、非特定分割領域262Cに記憶された原画像データ等の調整を行った後に行われている。このため、全体的な非特定分割領域262Cについて調整が行われた後に、部分的な特定分割領域262Bについての調整が行われる。したがって、表示画像を効率よく調整できる。
また、特定分割領域262B及び非特定分割領域262Cでは、原画像データを複数部分に分割して変換している。このため、表示画像を細やかに調整することができる。特に、特定分割領域262Bについては非特定分割領域262Cよりも細かく分割されている。このため、特定分割領域262Bに相当する表示画像について、より細かく調整することができる。
また、特定部分は、表示画像のうちの立体表示領域5Bに表示される画像とされている。立体表示領域5Bでは、平面表示領域5Aよりも特徴的な演出が実行されることが多いので、演出表示において重要度が高い部分となる。このような重要度が高い立体表示領域5Bにおける画像についての歪みの発生を抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、第1スクリーン5に表示される表示画像の調整の作業を作業員が手動で行っているが、表示画像の調整の作業を行う自動調整装置を用いてもよい。自動調整装置を用いて表示画像の調整を行うことにより、手動でプロジェクタ移動装置632Aを移動させるよりも正確かつ確実にプロジェクタ移動装置632Aを移動させることができる。
また、上記実施の形態では、第1スクリーン5を用いて表示画像の調整を行っているが、第2スクリーン71を用いて表示画像の調整を行ってもよい。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 本実施の形態におけるスロットマシン1(遊技機)において、スクリーン駆動機構72(切り替え手段)は、複数の面の配置が異なる第1スクリーン5(第1の画像表示領域)と第2スクリーン71(第2の画像表示領域)を、主表示領域として切り替え可能である。また、プロジェクタ632(投影手段)は、スクリーン駆動機構72が主表示領域として切り替えた第1スクリーン5または第2スクリーン71に画像を投影する。また、サブ液晶表示器700(副表示手段)は、主表示領域とは異なる副表示領域に画像を表示する。また、第1スクリーン5や第2スクリーン71の態様がいずれの態様であるかに関わらず、押し順画像5151L,5151C,5151R、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153(特定画像)をサブ液晶表示器700に表示する。
これにより、押し順画像5151L,5151C,5151Rや、残りゲーム数表示5152や、獲得枚数表示5153を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(2) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、スクリーン駆動機構72が第1スクリーン5を移動させることによって主表示領域を切り替えているときにおいても、押し順画像5151L,5151C,5151R、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153をサブ液晶表示器700に表示するようにしてもよい。
これにより、押し順画像5151L,5151C,5151Rや、残りゲーム数表示5152や、獲得枚数表示5153を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(3) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、主表示領域として選択された第1スクリーン5または第2スクリーン71と、サブ液晶表示器700との両方に、押し順画像5151L,5151C,5151R、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153を表示するようにしてもよい。
これにより、押し順画像5151L,5151C,5151Rや、残りゲーム数表示5152や、獲得枚数表示5153を認識しやすくなり、遊技者による誤認識を抑止することができる。
(4) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、主表示領域として選択された第1スクリーン5または第2スクリーン71と、サブ液晶表示器700との両方に、押し順画像5151L,5151C,5151R、残りゲーム数表示5152、獲得枚数表示5153を表示するときに、同じ画像データを用いるようにしてもよい。
これにより、画像データの容量を削減することができる。
(5) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、特定画像は押し順画像5151L,5151C,5151R(遊技者に有利となる操作手順を報知するための画像)であってもよい。
このような構成によれば、押し順を認識しやすくなり、遊技者が操作手順を誤認して不利益になることを抑止することができる。
(6) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、特定画像は残りゲーム数表示5152や獲得枚数表示5153(遊技の進行に応じて更新される履歴)を報知するための画像であってもよい。
このような構成によれば、残りゲーム数などの特定情報を認識しやすくなり、遊技者が状況認識を誤ることを抑止することができる。
(7) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、特定画像はエラー報知画像(異常条件が成立したことを報知する画像)であってもよい。
このような構成によれば、エラーが発生したこと(異常条件が成立したこと)を外部より認識しやすくなる。
(8) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、プロジェクタ632(投影手段)は、第1スクリーン5に形成された画像表示領域5Xに対して斜めの投影方向から表示画像を投影する。また、SDRAM263に割り当てられたフレームバッファ領域(フレームバッファ)は、表示画像に応じた表示画像データを記憶する。また、VDP262は(投影制御手段)は、画像データROM261に記憶された原画像データに基づいて表示画像データを生成し、フレームバッファに記憶させる。また、プロジェクタ632が正位置にあるときに、原画像データを変換せずに生成した表示画像データをフレームバッファのうちの実描画領域262A(第1データ記憶領域)に記憶させて表示画像を投影した場合、表示画像は画像表示領域5Xに表示される。また、プロジェクタ632は、原画像データを変換せずに生成した表示画像データをフレームバッファのうちの実描画領域262A(第1データ記憶領域)に記憶させて表示画像を投影したときに、該表示画像が画像表示領域5Xに表示されない場合に、該表示画像が画像表示領域5X内に表示されるように原画像データを変換して表示画像データを生成し、該生成した表示画像データを実描画領域262A及び描画領域262Rのうち、実描画領域262Aを除いた領域にわたって記憶可能であるようにしてもよい。
このような構成によれば、投影手段での画像の補正によらずに正常な画像を投影できる。
なお、「斜めの投影方向」とは、被投影領域に直交する軸と、投影手段から投影される投影光の光軸とが平行とならない方向をいう。
(9) また、本実施の形態におけるスロットマシン1では、プロジェクタ632(投影手段)は、第1スクリーン5に形成された画像表示領域5Xに対して斜めの投影方向から表示画像を投影する。また、VDP262は(投影制御手段)は、画像データROM261に記憶された原画像データに基づいて表示画像データを生成し、フレームバッファに記憶させる。また、VDP262は、表示画像における立体表示領域5Bに表示される画像(特定部分)に応じた原画像データ中の特定原画像データと、表示画像における立体表示領域5B以外の領域に表示される画像に応じた表示画像データを含む画像データと、を独立して変換可能であるようにしてもよい。
このような構成によれば、画像の調整をしたときに、画像の一部における歪みの発生を抑制できる。
以上、本発明の実施例及び変形例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、本実施の形態では、複数種類の画像表示領域の例として、第1スクリーン5と第2スクリーン71とを備える例を用いて説明したがこれに限らず、例えば、3つ以上のスクリーンを備えるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、スクリーン駆動機構72が第1スクリーン5を上下に移動させることで、第1スクリーン5と第2スクリーン71とを投影領域として切り替える例を用いて説明したが、これに限らず、どのような方法を用いて投影領域を切り替えるようにしてもよい。例えば、第1スクリーン5を左右に移動させることで、第1スクリーン5と第2スクリーン71とを投影領域として切り替えるようにしてもよい。また、第1スクリーン5と第2スクリーン71との位置を逆にし、第2スクリーン71を上下や左右に移動させることで投影領域を切り替えるようにしてもよい。また、例えば、複数のスクリーン領域を有し、各スクリーン領域を切り替え可能な多面スクリーンを用いることで、投影領域を切り替えるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、例えば遊技球を用いるパチンコ遊技機に上記の実施形態で示した構成を適用して、請求項に係る発明を実現することが可能である。
また、上記の実施の形態では、メダル並びにクレジットを用いて賭数を設定するスロットマシンを例に挙げて説明したが、これに限定されることなく、例えば、パチンコ遊技機で用いられている遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、クレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに上記の実施の形態で示した構成を適用して、請求項に係る発明を実現することが可能である。遊技球を遊技媒体として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させた場合に、上記の実施の形態で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得る遊技機も本発明の遊技機に含まれるものである。
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
40 遊技制御基板
41 メイン制御部
51 液晶表示器
90 演出制御基板
91 サブ制御部
91a サブCPU
91b ROM
91c RAM

Claims (1)

  1. 遊技が可能な遊技機であって、
    複数の面の配置が異なる第1の画像表示領域と第2の画像表示領域とを含む複数種類の画像表示領域を、主表示領域として切り替え可能な切り替え手段と、
    前記切り替え手段が前記主表示領域として切り替えた前記画像表示領域に画像を投影する投影手段と、
    前記主表示領域とは異なる副表示領域に画像を表示する副表示手段と、
    を備え、
    遊技者が遊技の状況を認識するための特定情報を報知するための特定画像について、前記主表示領域の態様がいずれの態様であるかに関わらず、前記副表示手段に表示する
    ことを特徴とする遊技機。
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