JP2018000147A - 船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置 - Google Patents

船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置 Download PDF

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Abstract

【課題】船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置を提供する。
【解決手段】水中カメラで撮影した採貝・採藻状況のライブ映像を、その採貝・採藻作業者が作業船B上で見るためのモニターテレビに表示するテレビモニター装置であって、上記モニターテレビMを防水性バッグE内の底部59に収納設置する一方、そのバッグの剛性な底部受け止めホルダー58を上記作業船の周縁部41に固定支持させて、上記モニターテレビが収納設置された状態にあるバッグの底部を、その底部受け止めホルダーへ上方から抜き差し自在に差し込み固定すると共に、上記バッグの開口部53よりも小さな口径の覗き窓68から先端部へ行く程大きく拡開する形状の防眩フード67を、その大きな口径の先端部がモニターテレビに向かう状態として、上記バッグ内へ上方から抜き差し自在に差し込み、その差し込んだ防眩フードの覗き窓からモニターテレビを目視するように定めた。
【選択図】図11

Description

本発明は船上から海底に生息しているアワビ、ウニ、サザエ、ナマコなどの採貝作業やワカメ、モズクなどの採藻作業を行うためのテレビモニター装置に関する。
本発明者が「船上からの採貝・採藻作業システム」について既に取得した特許第5904567号公報(特許文献1)には、水中テレビカメラ(C)によって撮影した採貝・採藻状況の映像を、船上にあるモニターテレビ(M)の液晶画面(39)に表示するテレビモニター装置が開示されており、作業者はその液晶画面(39)のライブ映像を目視しながら、両手で把持している作業竿(P)を動かして、採貝・採藻作業するようになっている。
特許第5904567号公報
ところが、特許文献1に記載されたテレビモニター装置の構成では、モニターテレビ(M)の設置高さと首振り方角並びに傾斜角度を作業者にとって見やすく調整できる利点があるとしても、そのモニターテレビ(M)の液晶画面(39)は露出状態にあり、太陽光に晒されているため、その目視上まぶしくて眼が早期に疲労してしまうほか、当日の採取作業終了後モニターテレビ(M)の支柱(41)を固定スタンド(43)から抜き取り、そのモニターテレビ(M)を支柱(41)付きのまま持ち帰らなければならず、その携帯上の利便性に劣る問題もある。
他方、水中テレビカメラ(C)が作業竿(P)に取り付け一体化されており、常時一緒に動くため、作業竿(P)を頻繁に動かせば動かす程、その背景となる映像がめまぐるしく動き変化することになり、却って採取目標物(A)をすばやく確実に採取することができない。
更に、上記水中テレビカメラ(C)は海底までの深さ変化に拘らず、そこに居る採取目標物(実物)(A)をありのまま撮影するに過ぎず、その採取目標物(A)の多数を広角度に撮影したり、船上からの見やすくズームアップしたりすることができないため、その採取作業性と採取成果が未だ向上せず、このことは海底の深ければ深い程顕著になる。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では水中カメラで撮影した採貝・採藻状況のライブ映像を、その採貝・採藻作業者が作業船上で見るためのモニターテレビに表示するテレビモニター装置であって、
上記モニターテレビを防水性バッグ内の底部に収納設置する一方、そのバッグの剛性な底部受け止めホルダーを上記作業船の周縁部に固定支持させて、
上記モニターテレビが収納設置された状態にあるバッグの底部を、その底部受け止めホルダーへ上方から抜き差し自在に差し込み固定すると共に、
上記バッグの開口部よりも小さな口径の覗き窓から先端部へ行く程大きく拡開する形状の防眩フードを、その大きな口径の先端部がモニターテレビに向かう状態として、上記バッグ内へ上方から抜き差し自在に差し込み、その差し込んだ防眩フードの覗き窓からモニターテレビを目視するように定めたことを特徴とする。
また、請求項2ではバッグの底部受け止めホルダーをモニターテレビの厚みとほぼ対応する深さの断面U字形として、その断面U字形のバッグ包囲壁面へフラットトルクヒンジにおける一方の羽根板を取り付け固定すると共に、
作業船の周縁部へ取付台を介して着脱自在に取り付けられる脚柱の上端部に、上記フラットトルクヒンジにおける他方の羽根板を取り付け固定することにより、
上記バッグの底部受け止めホルダーを作業者がモニターテレビの目視しやすい傾斜角度に調整できるように定めたことを特徴とする。
請求項3では水中カメラを光学ズーム機能付きのオートフォーカスカメラとして、一定長さを備えた防水筒の先端部へ内蔵設置し、その防水筒の途中を作業船の周縁部に固定支持させると共に、
上記カメラのズーム倍率を変化させるための遠隔操作ロッドを、上記防水筒の根元部から導出させたことを特徴とする。
請求項4ではバッグが伸縮式として、それ自身に封入のコイルバネにより最大深さまで伸張付勢されており、その付勢力に抗して開口部から押し縮めることにより、深さを調整できるものであることを特徴とする。
更に、請求項5では防眩フードが箱眼鏡型として、その長方形に開口する覗き窓の両短辺を二等分する線上から、折り曲げ扁平化できるものであることを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、モニターテレビが収納設置された状態にある防水性バッグの底部を、作業船の周縁部(コベリ)に固定支持された剛性な底部受け止めホルダーへ、上方から抜き差し自在に差し込み固定すると共に、上記バッグの開口部よりも小さな口径の覗き窓から先端部へ行く程大きく拡開する形状の防眩フードを、その大きな口径の先端部がモニターテレビに向かう状態として、上記バッグ内へ上方から抜き差し自在に差し込み、その差し込んだ防眩フードの覗き窓からモニターテレビを目視するようになっているため、そのモニターテレビの映像表示画面が太陽光の侵入を受けて、眩しく輝くおそれはなく、作業者にとって眼を安全に保ちながら、船上からの採貝・採藻作業を快適に行える効果がある。
しかも、その採貝・採藻作業を終えた時には、上記モニターテレビが収納設置された状態にあるバッグを、作業船の周縁部に固定支持されている底部受け止めホルダーから抜き取り、そのバッグに防眩フードも収納した状態として、上記モニターテレビと一緒に持ち帰ることができ、著しく便利である。
その場合、特に請求項2の構成を採用するならば、バッグの底部受け止めホルダーがそのバッグ内にあるモニターテレビの厚みとほぼ対応する深さの断面U字形をなすため、その使用中のモニターテレビを安定良く確固に受け止め保持できるほか、上記底部受け止めホルダーをフラットトルクヒンジにより、作業者がそのモニターテレビの目視しやすい傾斜角度に調整維持することもできるため、上記効果がますます向上する。
また、請求項3の構成を採用するならば、水中カメラが作業竿に取り付け一体化されておらず、作業船の周縁部(コベリ)に固定支持された防水筒の先端部へ、光学ズーム機能付きのオートフォーカス(自動焦点)カメラとして内蔵設置されているため、作業者が作業船上においてモニターテレビを目視しながら、海底の採取目標物を探し出し採取すべく、その把持した作業竿を頻繁に動かしても、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)の撮影映像が一緒にめまぐるしく動き変化するおそれはなく、ズーム倍率の変化(調整)を行えることとも相俟って、常に鮮明な映像を目視できる効果があり、採取成果の向上に役立つ。
請求項4の構成を採用するならば、バッグ内の底部にはモニターテレビが収納設置されているため、そのバッグの深さ調整はモニターテレビを目視する距離の調整を意味し、これを行えることが見やすさの向上に役立つばかりでなく、モニターテレビが収納された状態のバッグを、その開口部から押し縮め扁平化して、便利良く携帯することができる。
更に、請求項5の構成を採用するならば、その箱眼鏡型の防眩フードも折り曲げ扁平化された状態として、上記バッグ内へ収納することにより、そのモニターテレビと一緒に持ち帰ることができ、便利である。
本発明に係る船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置の使用状態を示す全体概略斜面図である。 同じく海底まで作業竿を差し込んだ使用状態の断面図である。 全体的な電気配線状態を示す説明図である。 水中カメラ(オートフォーカスカメラ)を内蔵した防水筒の断面図である。 図4の5−5線に沿う拡大断面図である。 図4の6−6線に沿う拡大断面図である。 上記防水筒を作業船の周縁部(コベリ)へ取り付けた使用状態の斜面図である。 図7の正面図である。 図7の平面図である。 図7の側面図である。 モニターテレビが内蔵されたバッグを作業船の周縁部(コベリ)へ取り付けた使用状態の側断面図である。 図11を分解して示す構成部材の斜面図である。 バッグを最大深さまで伸張した状態の正面図である。 バッグを押し縮めた状態の正面図である。 防眩フードを内側へ折り曲げた状態の斜面図である。 同じく防眩フードを外側へ折り曲げた状態の斜面図である。 作業竿の分解状態を示す斜面図である。 作業竿の先端部にウニ採取用のたも網を取り付けた状態の斜面図である。 作業竿の先端部にアワビ採取用の引っ掛けフックを取り付けた状態の斜面図である。 作業竿の先端部にサザエ採取用の掴みフォークを取り付けた状態の斜面図である。 作業竿の先端部に海藻類採取用のマッカを取り付けた状態の斜面図である。
以下、図面に基いて本発明の好適な実施形態を詳述すると、その船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置を示した図1〜3において、(C)は海底での採貝・採藻状況を撮影する水中カメラ、(M)はその水中カメラ(C)の撮影したライブ映像を作業船(B)上において表示するモニターテレビであり、そのモニターテレビ(M)と上記水中カメラ(C)並びに作業船(B)の搭載バッテリ(10)が、適当な長さのフレキシブルな配線ケーブル(11)を介して、電気的に接続されていることは言うまでもない。
作業者としては図1、2のように、先端部に採取用具(T)が取り付けられた作業竿(P)を手持ち使用し、作業船(B)上からモニターテレビ(M)を目視しながら、その採取用具(T)を海底での巧みに動かして、アワビやウニ、サザエ、ナマコ、ワカメ、モズクなどの採取目標物(A)を採取することになる。
先ず、上記水中カメラ(C)は光学ズーム機能付きのオートフォーカス(自動焦点)カメラとして、図外のズームレンズを内蔵しており、そのズームレンズ支持枠に設置されたズーム用の変換凸片(12)を、後述するようにカメラ(C)の外部から左右方向へ回動操作すれば、上記ズームレンズが光軸に沿って前後方向へ移動し、その光学的なズーム倍率が変化するようになっている。図示実施形態のオートフォーカスカメラ(C)では10倍までの拡大映像を得られるようになっている。
(13)は上記カメラ(C)を水中へ浸漬させるための防水筒であって、好ましくは繊維強化プラスチック(FRP)から図4〜7のような一定長さ(L)(例えば700mm)と一定太さ(D)(例えばφ115mm)の円筒状に造形されている。(14)はその防水筒(13)の内部に敷設固定されたカメラ据付けベースであって、前後方向への細長く延在する金属板から成り、その前端部(先端部)に上記カメラ(C)が据え付け固定されている。
(15)は上記防水筒(13)の前端部(先端部)に被着一体化された補強リングであり、これに前方から透明のレンズ保護板(16)と水密用Oリング(17)を介して、ヘッドカバー(18)が螺合締結されている。レンズ保護板(16)はアクリル樹脂から成り、上記カメラ(C)の直前を遮蔽する状態にある。尚、補強リング(15)とヘッドカバー(18)との締結面に介在する水密用のOリングは、図示省略してある。
そして、上記フレキシブルな配線ケーブル(11)は電源用ケーブル(11a)と映像用ケーブル(11b)とから成り、図3〜6に示す如く、その上記カメラ(C)から接続端子(ジャック)(19)を介して後方へ配線された電源用ケーブル(11a)が、上記防水筒(13)のテールカバー(20)から外部へ導出され、作業船(B)の搭載バッテリ(10)と接続されるようになっている。(21)はその電源用ケーブル(11a)の後端部(根元部)に付属している一対の接続端子(ワニ口クリップ)である。
その場合、電源用ケーブル(11a)の途中に介在するスイッチングレギュレータ(DC/DCコンバータ)(22)が、図4に示すように、上記防水筒(13)内にあるカメラ据付けベース(14)の途中に固定設置されており、そのスイッチングレギュレータ(22)によって上記バッテリ(10)の入力電圧(DC12V)をカメラ(C)側の出力電圧(DC5.3V)に降圧変換するようになっている。
他方、上記配線ケーブル(11)の映像用ケーブル(11b)は同じくカメラ(C)から電源用ケーブル(11a)との言わば左右対称な位置関係として、やはり接続端子(ジャック)(23)を介して後方へ配線され、上記防水筒(13)のテールカバー(20)から外部へ導出した後端部(根元部)が図3のようにモニターテレビ(M)と接続されるようになっている。(24)は上記配線ケーブル(11)の電源用ケーブル(11a)と映像用ケーブル(11b)とを併せて受け持つゴムブッシュであり、テールカバー(20)に嵌め付け固定されている。
(25)は上記オートフォーカスカメラ(C)側のズーム用変換凸片(12)を左右方向へ回動させるための遠隔操作ロッドであって、硬質な合成樹脂から成り、その前端部(先端部)に取り付け固定された二股フォーク片(26)が、図6のように上記ズーム用変換凸片(12)を挟む状態に保たれている。(27)はその硬質な合成樹脂製の二股フォーク片(26)を遠隔操作ロッド(25)に固定するための押圧ビスである。
しかも、その遠隔操作ロッド(25)は上記防水筒(13)の内部を後方に向かって延長されており、その防水筒(13)のテールカバー(20)から外部へ導出された後端部(根元部)がノブ(28)として、ここを握り持った作業者が、上記遠隔操作ロッド(25)を左右方向へ回動させるようになっている。
その場合、上記防水筒(13)内にあるカメラ据付けベース(14)の途中からは、門字形の金属枠柱(29)が一体的に起立されており、これによって遠隔操作ロッド(25)の途中が安定良く支持されている。(30)(31)はその遠隔操作ロッド(25)に通し込まれた上、押圧ビス(32)(33)によって固定された前後一対の軸受ブッシュであり、硬質な合成樹脂から成るが、その何れか一方(図例では前側)の軸受ブッシュ(30)には、図5のような一定開度(α)(例えば約30度)のストッパーピン受け入れ凹溝(34)が切り欠かれている。
そして、そのストッパーピン受け入れ凹溝(34)の中心位置に向かって、上記金属枠柱(29)の背後から回動角度規制用のストッパーピン(35)が差し込み係合されており、これによって上記遠隔操作ロッド(25)が左右方向へ過度に回動操作されず、図例では左右方向へ約15度づつしか回動しないように規制されている。
この点、図例では上記ストッパーピン(35)をビスとして、金属枠柱(29)の背後から軸受ブッシュ(30)のストッパーピン受け入れ凹溝(34)に向かって螺入しているが、そのビスに代るピンなどを打ち込み固定しても良い。(36)は上記遠隔操作ロッド(25)を受け持つゴムブッシュであり、防水筒(13)のテールカバー(20)に嵌め付け一体化されている。尚、防水筒(13)の内部には防水材や衝撃吸収材、結露防止用の乾燥材などが充填されているが、図示省略してある。
上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)を作業船(B)へ固定支持させるための取付台(S1)と、モニターテレビ(M)を作業船(B)へ固定支持させるための取付台(S2)とは、その実質上互いに同じ構成の金属製品(好ましくはステンレス鋼板からの加工品)であって、図7〜11に示すような一定間隔(W)を保つ左右一対の万力(37a)(37b)と、その左右相互間に介挿固定された水平な連結板(38)と、同じく両万力(37a)(37b)の左右相互間に介挿固定された垂直の軸受け管(39)とを備えており、その万力(37a)(37b)となる回動ネジハンドル(40a)(40b)の進退操作によって、作業船(B)の周縁部(コベリ)(41)へ着脱自在に挟み付け固定されるようになっている。
その場合、垂直の軸受け管(39)には押圧ボルト(42)が進退自在に螺入されており、後述する防水筒用支持アームの脚柱を押圧固定できるようになっている。(43a)(43b)は上記回動ネジハンドル(40a)(40b)の筒状軸受けナットであり、その万力(37a)(37b)に溶接されている。(44a)(44b)は同じく回動ネジハンドル(40a)(40b)の先端部(前端部)をなす押圧座金である。
(45)は上記カメラ(C)を内蔵した防水筒(13)の支持アームであって、図7〜10のような平面視のL字状に屈曲された金属管から成り、その一端部(根元部)から一体的に垂下する脚柱(46)が、上記取付台(S1)側の軸受け管(39)へ上方から落し込む如く差し込まれ、その押圧ボルト(42)によって固定維持されるようになっている。その脚柱(46)も金属管から成り、上記軸受け管(39)から引き抜くことができることは言うまでもない。
そして、一定長さ(L)を備えた上記防水筒(13)の途中には、比較的大型のクランプ金具(47)が複数(図例では4個)のボルト・ナット(48)によって締結一体化されており、しかもそのクランプ金具(47)のほぼ中央部には比較的小型のクランプ金具(49)が、上記防水筒(13)とその支持アーム(45)との直交する関係状態に組み付け溶接されている。
そのため、その防水筒(13)側の大型クランプ金具(47)に予じめ付属している小型クランプ金具(49)を、上記支持アーム(45)の他端部(先端部)から抜き差し自在に差し込んだ上、そのクランプ金具(49)を1本のボルト・ナット(50)で締結することにより、作業船(B)への固定支持状態に保つことができる。
上記防水筒(13)側の小型クランプ金具(49)を支持アーム(45)へ差し込む時、その支持アーム(45)の水平な軸線廻りに防水筒(13)を振り動かして、その傾斜角度を変化させることができ、また上記支持アーム(45)の脚柱(46)を取付台(S1)側の軸受け管(39)へ差し込む時、その脚柱(46)を昇降させて、防水筒(13)の設置高さ(水中カメラにおける水面からの浸漬深さ)を調整したり、同じく脚柱(46)を自からの垂直軸線廻りに振り動かして、上記防水筒(13)の設置方角を調整したりすることができる。
次に、上記モニターテレビ(M)は一定な大きさ(例えば16インチ)の映像表示画面(51)を備えており、図11のように、防水性を有するバッグ(E)内の底部(奥部)に予じめ収納設置されている。
そのバッグ(E)としては、モニターテレビ(M)にフイットする適度な軟らかさと硬さや大きさ・平面形状を有することにより、モニターテレビ(M)を固定状態に安定良く包囲し、携帯できるものであれば足りるが、特にそれ自身に封入(例えば縫い込み)されたコイルバネ(52)により、図11〜13のような一定の最大深さ(G)(望ましくは約40cm〜約65cm)まで伸張した保形状態に付勢され、そのバネ付勢力に抗してバッグ(E)を開口部(53)から,図14のように押し縮めることにより、適度な深さに調整維持できる伸縮式(蛇腹式)のものが好適である。
上記バッグ(E)における最大深さ(G)の保形状態は、底部に収納設置されているモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を、その開口部(53)から作業者が目視する適当な距離の確保並びに太陽光や降雨などが開口部(53)からその映像表示画面(51)に到達するまで侵入することの予防を意味する。
そのため、バッグ(E)の深さ調整は上記映像表示画面(51)を目視する距離の調整として役立つほか、モニターテレビ(M)が収納された状態にあるバッグ(E)を、作業者が持ち帰る時の図14に示すような小型扁平化(モニターテレビの厚み程度まで浅く調整維持した折りたたみ状態の確保)にも役立つ。また、上記バッグ(E)はモニターテレビ(M)の目視上、黒色やこげ茶色、濃紺色、その他の暗い色であることが好ましい。
(54)(55)は上記バッグ(E)の収縮状態を維持する雌雄一対づつの締結用具(バックル)であり、バッグ(E)の開口部(53)付近と底部付近との上下位置関係に対応設置されている。(56)は手提げ用把手の左右一対、(57)は前後一対の吊り環であり、ここには肩掛け用のベルト(図示省略)が係脱自在に係止されることになる。
そして、上記バッグ(E)内の底部に収納設置された状態にあるモニターテレビ(M)は、図3から明白なように、そのバッグ(E)を通じて導出された上記フレキシブル配線ケーブル(11)の就中映像用ケーブル(11b)により、上記防水筒(13)内にある水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)と接続される一方、同じく配線ケーブル(11)の電源用ケーブル(11a)を介して、作業船(B)の搭載バッテリ(10)と接続されることになり、上記カメラ(C)が撮影した海底の採取目標物(A)やその採取状況の映像を、そのモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)へリアルタイムに表示する。
その場合、モニターテレビ(M)に電源オン・オフスイッチ(図示省略)を設置しておき、その手動操作によってモニターテレビ(M)と上記カメラ(C)とを一挙同時にオン・オフ作用させてもさしつかえないが、そのモニターテレビ(M)とカメラ(C)とを常時通電状態に接続しておき、上記電源用ケーブル(11a)における接続端子(ワニ口クリップ)(21)の一対を、作業船(B)の搭載バッテリ(10)へ着脱自在に取り付ければ、電源の自動的にスイッチオン作用して、そのカメラ(C)による撮影とモニターテレビ(M)による表示とが、すばやく立ち上がるように定めることが望ましい。尚、図示実施形態ではモニターテレビ(M)として16インチの液晶カラーテレビを採用している。
(58)は上記バッグ(E)の剛性な底部受け止めホルダーであって、図11、12のように、金属板(好ましくはステンレス鋼板)からモニターテレビ(M)の厚み(t)とほぼ対応する深さ(d)の断面ほぼU字形に造形されており、そのフラットな底面(59)が上記バッグ(E)の底面を受け止め得る大きさ・平面形状をなし、これから一体的に起立するバッグ包囲壁面(60)が、モニターテレビ(M)の収納設置された状態にあるバッグ(E)の底部を、位置ズレ遊動したり、まして脱落したりしないよう包囲するようになっている。
その場合、図示の実施形態では特に図12から明白なように、上記ホルダー(58)の底面(59)をバッグ(E)の底面とほぼ対応する大きさの長方形として、その前後一対の短辺と左右一対の長辺とからバッグ包囲壁面(60)を連続一体に曲げ起すと共に、その四隅部の逃し切欠(61)を通じて、上記ケーブル(11)の配線や水抜きなどを便利良く行えるようになっているが、その逃し切欠(61)は無くても良く、またホルダー(58)の底面(59)を上記長方形以外の多角形や楕円形に造形してもさしつかえない。
また、(62)はモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を作業者にとって目視しやすい傾斜角度(θ)に調整するためのフラットトルクヒンジであり、その枢軸(ステンレス鋼棒)(63)を介して連結された一方の羽根板(64a)が、図11のように、上記断面ほぼU字形をなす底部受け止めホルダー(58)のバッグ包囲壁面(60)のうち、就中フラットな底面(59)の長辺から起立するバッグ包囲壁面(60)へ、溶接などによって取り付け固定されている。
そして、同じくフラットトルクヒンジ(62)における他方の羽根板(64b)が図11のように上記底部受け止めホルダー用脚柱(65)の上端部へ、やはり溶接などによって取り付け固定されている。(66)はそのフラットトルクヒンジ(62)におけるトルク値の調整ナットであり、これによって調整された傾斜角度(θ)に、上記バッグ(E)の底部受け止めホルダー(58)が固定保持されることとなり、延いてはこれに受け止められたバッグ(E)内のモニターテレビ(M)が、その傾斜角度(θ)に固定保持されることとなるのである。
ここに、バッグ(E)の底部受け止めホルダー用脚柱(65)は上記防水筒(13)における支持アーム(45)の一端部(根元部)から垂下する脚柱(46)と同じ金属管から成り、作業船(B)の周縁部(コベリ)(41)へ上記モニターテレビ(M)用の取付台(S2)を介して、着脱自在に取り付けられる。
モニターテレビ(M)を作業船(B)へ固定支持させるための取付台(S2)は、先に一言したとおり、水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)を作業船(B)へ固定支持させるための取付台(S1)と同じであるため、その互いに同じ符号を図面へ記入するにとどめて、モニターテレビ用取付台(S2)の詳細な説明は省略するが、上記バッグ(E)の底部受け止めホルダー用脚柱(65)はそのモニターテレビ用取付台(S2)側の垂直な軸受け管(39)へ、上方から落し込む如く差し込まれることとなり、その軸受け管(39)から引き抜くことも可能である。
その場合、上記底部受け止めホルダー(58)の設置高さと延いてはそのバッグ(E)内にあるモニターテレビ(M)の設置高さを、その脚柱(65)の固定用押圧ボルト(42)によって、作業者の目視しやすい適度な高さに昇降調整セットすることができ、またその脚柱(65)を取付台(S2)側の軸受け管(39)へ差し込む時、自からの垂直軸線を中心として360度回動(首振り)させることもでき、上記バッグ(E)内にあるモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)が、作業者にとって目視しやすい適当な方角に指向された状態を、上記押圧ボルト(42)によって固定し得るようになっている。
更に、(67)は上記モニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を目視するために、そのバッグ(E)内へ抜き差し自在に差し込み使用される防眩フードであって、適度な軟らかさと硬さを有する合成樹脂から、所謂箱眼鏡型に造形されており、しかもこれには黒色やこげ茶色、濃紺色、その他の暗い色が施されている。
つまり、防眩フード(67)は図12や図15、16に抽出して示す如く、上記バッグ(E)の開口部(53)よりも小さな口径の長方形な覗き窓(68)から、先端部(下端部)へ行く程徐々に大きく拡開する平面視の台形をなしており、その大きな口径の先端部(下端部)がモニターテレビ(M)に向かう状態として、上記バッグ(E)内へ上方から差し込み使用するようになっている。バッグ(E)の開口部(53)よりも口径が小さい防眩フード(67)の覗き窓(68)から、上記モニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を目視することにより、太陽光の侵入を予防しているのである。
その場合、防眩フード(67)はその覗き窓(68)を長方形の開口形状に保って、ここからモニターテレビ(M)を目視することになるが、バッグ(E)から抜き出した後、これ(防眩フード)をその開口形状が長方形な覗き窓(68)における両短辺の二等分線(Y−Y)上から内側又は外側へ折り曲げ扁平化し、そのバッグ(E)へ収納して持ち帰ることができる。
本発明の図示実施形態に係る船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置は上記の構成を備えており、これを使用して、採貝・採藻作業するに当っては、船外機(図示省略)付きの小型ボート(例えば長さが約8m〜約10m、幅が約2m〜約2.5m)を作業船(B)として、図1、2や図7〜11に示す如く、その作業船(B)における周縁部(コベリ)(41)の適当な個所へ、上記水中カメラ用取付台(S1)とモニターテレビ用取付台(S2)をその万力(37a)(37b)によって安定良く挟み付け固定する。
この点、図1、2では全体を見やすくするための便宜上、その水中カメラ用取付台(S1)とモニターテレビ用取付台(S2)とを必要以上に離隔させて、作業船(B)の周縁部(コベリ)(41)へ並列状態に挟み付け固定しているが、その両取付台(S1)(S2)は実際上作業者のモニターテレビ(M)を目視する位置から、水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)のズーム倍率調整用遠隔操作ロッド(25)まで、操作手が届く距離の作業範囲内に位置決め固定されることとなる。
そして、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)が内蔵されている防水筒(13)の支持アーム(45)から垂下する脚柱(46)を、その水中カメラ用取付台(S1)側の軸受け管(39)へ上方から差し込み固定する一方、上記バッグ(E)の底部受け止めホルダー(58)からフラットトルクヒンジ(62)を介して垂下する脚柱(65)を、そのモニターテレビ用取付台(S2)側の軸受管(39)へ上方から差し込み固定して、予じめモニターテレビ(M)が収納設置された状態にある上記バッグ(E)の底部を、その底部受け止めホルダー(58)へ上方から差し込み固定すると共に、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)とそのモニターテレビ(M)並びに作業船(B)の搭載バッテリ(10)とを図3のように、適当な長さのフレキシブル配線ケーブル(11)によって電気的に接続する。
その際には作業者の希望や必要性などに応じて、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)が内蔵されている防水筒(13)を、その支持アーム(45)の水平軸線廻りに起伏させたり、その支持アーム(45)の脚柱(46)を自らの垂直軸線廻りに振り動かしたり、昇降させたりする一方、上記バッグ用底部受け止めホルダー(58)の脚柱(65)を自らの垂直軸線廻りに振り動かしたり、昇降させたり、更にはその底部受け止めホルダー(58)の傾斜角度(θ)を上記フラットトルクヒンジ(62)によって、作業者がモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を目視しやすい適度に調整したりすれば良い。
また、上記防水筒(13)内の先端部(下端部)にある水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)は、水面から少なくとも(浅くとも)約10cmの深さまで浸漬させることが望ましい。海底の採取目標物(A)が見え難い場所であるような場合、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)の光学的なズーム倍率を適度にアップしたそれとして調整すれば良い。
更に、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)の防水筒(13)やその支持アーム(45)、モニターテレビ(M)が予じめ収納設置されたバッグ(E)、そのバッグ(E)の底部受け止めホルダー(58)などと別個に準備した作業竿(P)の先端部へ、ウニやアワビ、サザエ、ナマコ、ワカメ、モズクなどの採取目標物(A)毎にふさわしい形態の採取用具(T)を取り付け固定する。
その作業竿(P)について言えば、これはガラス繊維クロスや好ましくは剛性に富むカーボン繊維クロスなどのFRPクロスに、フェノール樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂が含浸されたプリプレグを素材として、そのFRPクロスプリプレグの加熱硬化により、数プライの積層状態に製管されたFRPコンポジット品であり、その作業船(B)上から沿岸(磯)の海底まで届く一定な作用長さ(例えば約5m〜約10m)の一本物を使用してもさしつかえないが、図17のような悉く同じ太さの元竿(P1)と少なくとも1本の中継ぎ竿(P2)並びに先竿(P3)と、その先竿(P3)のABS樹脂製やナイロン製などの先端アタッチメント(P4)とから着脱自在に連結一本化することによって、その作用長さを海底までの水深やその他の諸条件に応じて、長く又は短かく調整できるものを使用することが好ましい。
しかも、その場合作業竿(P)の先端アタッチメント(P4)として、その採取用具(T)の取付ベース(69)となる先端部の断面形状が、例えば図18のような円形や図19のようなD字形、図20(a)のような三角形、図20(b)のような四角形、図21のような楕円形などに造形された異なる数種を準備しておき、これらを上記先竿(P3)の先端部へ互換的に連結一本化すると共に、その取付ベース(69)の断面形状が円形の先端アタッチメント(P4)には図18のようなウニの採取用具(T)となるたも網(掬い網)(70)を、同じく断面形状がD字形の先端アタッチメント(P4)には図19のようなアワビの採取用具(T)となる引っ掛けフック(71)を、上記断面形状が三角形や四角形の先端アタッチメント(P4)には図20のようなサザエの採取用具(T)となる弾力性がある掴みフォーク(72)を、同じく上記断面形状が楕円形の先端アタッチメント(P4)には図21のような海藻類の採取用具(T)となるマッカ(73)を、各々結束線材(74)などにより安定良く締め付け固定することができるように設定して、その取り付け上の利便性と取付状態の強度アップなどを図ることが望ましい。
上記作業竿(P)の先端部に取り付け固定された採取用具(T)を、今図18に例示したウニのたも網(掬い網)(70)として、そのウニの採取作業について説明すると、1人の作業者(漁師)が図1、2のような作業船(B)上の作業しやすい適当な場所へ、好ましくは腰掛ける(坐る)姿勢状態に乗り、電源オン操作するほか、作業者が両手で握り持った作業竿(P)を船上から海底に向かって差し込み、その先端部(下端部)の上記たも網(70)を動かして、海底に生息しているウニを採取するのであるが、その作業過程では水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)の撮影しているライブ映像が、上記バッグ(E)内に収納設置されているモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)に表示されるため、作業者がそのバッグ(E)内へ差し込んだ防眩フード(67)を通じて、その覗き窓(68)から目視しながら、ウニを次々と適確に探し出し、作業竿(P)とその先端部のたも網(70)を手技での巧みに動かして、洩れなく掬い入れれば良い。
その場合、作業竿(P)は耐久強度と軽量さを兼備したFRPコンポジット製品であるため、その巧みな手技操作に役立つ。その作業竿(P)として、特に上記したような単位長さが各々異なる数種の元竿(P1)と中継ぎ竿(P2)並びに先竿(P3)とから着脱自在に連結一本化する構成を採用するならば、その船上から海底への差し込み操作時に、万一水深と対応せず、使い難いことが起ったとしても、すぐに手元側から継ぎ足して長くしたり、逆に引き抜いて短かくしたりする調整を行えるため、著しく便利である。
そして、上記たも網(70)の内部に一定量(例えば約20個〜約30個)のウニが入ったことを、モニターテレビ(M)の映像表示画面(51)から目視確認できた時には、上記作業竿(P)を海底から船上まで引き上げ操作して、その先端部のたも網(70)から作業船(B)内へウニを取り込み、適当な容器(図示省略)へ収納すれば良い。
何れにしても、テレビモニター装置の水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)は、作業竿(P)に取り付け一体化されておらず、その作業竿(P)と別個に防水筒(13)を介して、作業船(B)へ固定支持された状態にあるため、作業者が採取目標物(A)の採取上、その握り持った作業竿(P)を頻繁に動かしても、上記カメラ(C)の撮影映像がめまぐるしく動き変化することはない。
しかも、上記水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)は光学ズーム機能付きとして、一定長さを有する防水筒(13)の先端部(下端部)に内蔵設置されており、そのカメラ(C)から防水筒(13)を経て外部へ導出された遠隔操作ロッド(25)を、作業者が船上から左右方向へ振り動かし操作することによって、その光学的なズーム倍率を広角状態と望遠状態に変化させることができるようになっているため、その海底までの水深如何に拘らず、その撮影した映像を常に鮮明に目視することができ、採取目標物(A)を短時間での効率良く採取し得る効果がある。
他方、上記テレビモニター装置のモニターテレビ(M)は防水性バッグ(E)内の底部に予じめ収納設置されており、その状態にあるバッグ(E)の底部が作業船(B)の周縁部(コベリ)(41)に固定支持された底部受け止めホルダー(58)へ、上方から差し込み固定されていると共に、そのバッグ(E)の開口部(53)よりも小さな口径の覗き窓(68)がある防眩フード(67)を、その大きな口径の先端部(下端部)がモニターテレビ(M)に向かう状態として、上記バッグ(E)内へ上方から差し込み、その差し込んだ防眩フード(67)の覗き窓(68)からモニターテレビ(M)の映像表示画面(51)を目視するようになっているため、その映像表示画面(51)が太陽光の侵入を受けて、作業者の眼に眩しく輝くことはなく、安全・快適に採取作業できるのである。
その場合、上記バッグ(E)の底部受け止めホルダー(58)がフラットトルクヒンジ(62)を介して、そのバッグ(E)内にあるモニターテレビ(M)の常時目視しやすい傾斜角度(θ)に調整できるようになっていることも、上記効果の達成に役立つ。
また、上記バッグ(E)はそれ自身に封入(縫い込み)されたコイルバネ(52)によって、最大深さまで伸張した保形状態に付勢されているため、そのバッグ(E)自身も防眩フードとして機能し得るのであり、不使用時にはモニターテレビ(M)を収納設置した状態のままで、押し縮め扁平化することができ、更に上記防眩フード(67)も折り曲げ扁平化して、バッグ(E)内へ収納することができる。
そして、当日の採取作業を終えたならば、上記配線ケーブル(11)における電源用ケーブル(11a)の接続端子(ワニ口クリップ)(21)を、作業船(B)の搭載バッテリ(10)から取りはずしたり、水中カメラ(オートフォーカスカメラ)(C)が内蔵されている防水筒(13)のクランプ金具(49)を、その支持アーム(45)の先端部から抜き出したり、モニターテレビ(M)が内蔵されているバッグ(E)の底部を、その底部受け止めホルダー(58)から上方へ抜き出したり、その他の必要性や翌日以降の都合などに応じた後片付け作業を行った上、そのバッグ(E)へ防眩フード(67)も収納し、上記防水筒(13)と一緒に携帯して帰宅すれば良い。
つまり、上記防水筒(13)の支持アーム(45)から垂下する脚柱(46)が差し込み固定された状態の水中カメラ用取付台(S1)と、上記バッグ(E)の底部受け止めホルダー(58)からフラットトルクヒンジ(62)を介して垂下する脚柱(65)が差し込み固定された状態のモニターテレビ用取付台(S2)は、何れも作業船(B)へ取り付けた状態のままに放置しておいてもさしつかえない意味である。
尚、翌日以降の繰り返し採取作業を行う必要性や希望などがない場合には、その水中カメラ用取付台(S1)とモニターテレビ用取付台(S2)も作業船(B)から取りはずして持ち帰れば良い。
(10)・バッテリ
(11)・配線ケーブル
(13)・防水筒
(14)・カメラ据付けベース
(25)・遠隔操作ロッド
(37a)(37b)・万力
(38)・連結板
(39)・軸受け管
(40a)(40b)・回動ネジハンドル
(41)・作業船の周縁部(コベリ)
(42)・押圧ボルト
(45)・防水筒の支持アーム
(46)(65)・脚柱
(47)(49)・クランプ金具
(51)・映像表示画面
(52)・コイルバネ
(53)・バッグの開口部
(54)(55)・締結用具
(56)・把手
(57)・吊り環
(58)・底部受け止めホルダー
(59)・底面
(60)・バッグ包囲壁面
(61)・逃し切欠
(62)・フラットトルクヒンジ
(63)・枢軸
(64a)(64b)・羽根板
(66)・調整ナット
(67)・防眩フード
(68)・覗き窓
(70)・たも網
(71)・引っ掛けフック
(72) 掴みフォーク
(73)・マッカ
(A)・採取目標物
(B)・作業船
(C)・水中カメラ
(E)・バッグ
(G)・バッグの最大深さ
(M)・モニターテレビ
(P)・作業竿
(P1)・元竿
(P2)・中継ぎ竿
(P3)・先竿
(P4)・先端アタッチメント
(S1)・水中カメラ用取付台
(S2)・モニターテレビ用取付台
(T)・採取用具
(θ)・傾斜角度
上記モニターテレビを防水性バッグ内の底部に収納設置する一方、その剛性な底部受け止めホルダーを上記作業船の周縁部に固定支持させて、

Claims (5)

  1. 水中カメラで撮影した採貝・採藻状況のライブ映像を、その採貝・採藻作業者が作業船上で見るためのモニターテレビに表示するテレビモニター装置であって、
    上記モニターテレビを防水性バッグ内の底部に収納設置する一方、そのバッグの剛性な底部受け止めホルダーを上記作業船の周縁部に固定支持させて、
    上記モニターテレビが収納設置された状態にあるバッグの底部を、その底部受け止めホルダーへ上方から抜き差し自在に差し込み固定すると共に、
    上記バッグの開口部よりも小さな口径の覗き窓から先端部へ行く程大きく拡開する形状の防眩フードを、その大きな口径の先端部がモニターテレビに向かう状態として、上記バッグ内へ上方から抜き差し自在に差し込み、その差し込んだ防眩フードの覗き窓からモニターテレビを目視するように定めたことを特徴とする船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置。
  2. バッグの底部受け止めホルダーをモニターテレビの厚みとほぼ対応する深さの断面U字形として、その断面U字形のバッグ包囲壁面へフラットトルクヒンジにおける一方の羽根板を取り付け固定すると共に、
    作業船の周縁部へ取付台を介して着脱自在に取り付けられる脚柱の上端部に、上記フラットトルクヒンジにおける他方の羽根板を取り付け固定することにより、
    上記バッグの底部受け止めホルダーを作業者がモニターテレビの目視しやすい傾斜角度に調整できるように定めたことを特徴とする請求項1記載の船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置。
  3. 水中カメラを光学ズーム機能付きのオートフォーカスカメラとして、一定長さを備えた防水筒の先端部へ内蔵設置し、その防水筒の途中を作業船の周縁部に固定支持させると共に、
    上記カメラのズーム倍率を変化させるための遠隔操作ロッドを、上記防水筒の根元部から導出させたことを特徴とする請求項1記載の船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置。
  4. バッグが伸縮式として、それ自身に封入のコイルバネにより最大深さまで伸張付勢されており、その付勢力に抗して開口部から押し縮めることにより、深さを調整できるものであることを特徴とする請求項1記載の船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置。
  5. 防眩フードが箱眼鏡型として、その長方形に開口する覗き窓の両短辺を二等分する線上から、折り曲げ扁平化できるものであることを特徴とする請求項1記載の船上からの採貝・採藻作業用テレビモニター装置。
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