JP2017538081A - 摺動部品及びその形成方法 - Google Patents

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Abstract

摺動層と、少なくとも1つのアンダーカット部を含み、上記摺動層に結合された中間部品と、を備え、上記中間部品は、厚みTを有し、上記中間部品の露出された厚みTEは、Tよりも小さい摺動部品。摺動部品を形成する方法であって、少なくとも1つのアンダーカット部を含み、厚みがTである中間部品を設けることと、上記中間部品に摺動層を連結することと、を含み、上記中間部品は、部分的に上記摺動層内に埋め込まれ、上記中間部品の露出された厚みTEは、Tよりも小さい、方法。【選択図】 図1

Description

本開示は、摺動部品に関し、特に、アンダーカット部を有する中間部品を含む摺動部品に関する。
滑り軸受は、一般的に剛性の構成要素によって支持される摺動層を含む。高速または高応力操作などで行う特定の用途では、従来の滑り軸受は、剥離または故障などのおそれがある。故障は、摺動層と剛性部品との間に形成された界面上または界面に沿って生じるおそれがある。この欠陥を解決するべく試みているが、現在のところ不十分である。
業界では、軸受と軸受部品の改善が要望され続けている。
実施形態は、例示を意図するものであり、添付の図面に限定することを意図するものではない。
実施形態に係る摺動部品の簡略化した側面図である。 実施形態に係る摺動部品の底面図である。 図2の線A−Aに沿って見た、実施形態に係る摺動部品の側断面図である。 別の実施形態に係る摺動部品の上面斜視図である。 図4の線B−Bに沿って見た、実施形態に係る摺動部品の側断面図である。 実施形態に係る軸受の簡略化した側面図である。 実施形態に係る軸受の斜視図である。 図7の線C−Cに沿って見た、実施形態に係る軸受側壁の断面図である。
下記の図面に関連付けた説明は、ここで開示された教示の理解を助けるためのものである。下記の説明では、その教示の特定の実施及び実施形態に焦点を当てる。この焦点は、その教示を説明するのを助けるために提供するものであり、その教示の範囲や応用性を限定するものとして理解されるべきではない。しかしながら、開示された教示に基づき、他の実施形態も利用可能である。
備える、含む、有する、などの語、または他の変形は、非排他的な含有を意味するよう意図して使用している。例えば、一連の特徴を有する方法、物品、または装置は、必ずしもこれらの特徴のみに限定されるものではなく、それらの方法、物品、または装置に明示的に列記または付随していなくても、他の特徴を含んでいてもよい。さらに、明らかに反対のことを述べない限り、「または」は、包括的な「または」であり、排他的な「または」ではない。例えば、条件AまたはBとは、下記のうちのいずれか1つを満たすものである。Aは、真(または存在する)そしてBは偽(または存在しない)、Aは偽(または存在しない)そしてBは真(または存在する)、及び、AとBともに真(または存在する)。
また、不定冠詞も、ここで説明する要素や構成要素を説明する際に使用する。これは、単に便宜上、また、本発明の範囲の一般的な意味を与えるために使用するものである。この説明は、そうでないことが明らかでない限りは1つ、少なくとも1つ、または単数を含むだけでなく、複数、またはその逆も含むものとして読取るべきである。例えば、単数の項目をここで説明した場合、単数の項目の代わりに2つ以上の項目を使用してもよい。同様に、2つ以上の項目をここで説明した場合、2つ以上の項目の代わりに単一の項目に置き換えてもよい。
特に定義しない限り、ここで使用するすべての技術的、科学的用語は、本発明が帰属する分野の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を持つものとする。材料、方法、及び例は、単に例示を意図するものであり、限定することを意図するものではない。ここでは説明しないが、特定の材料に関する多くの詳細と処理作業は従来どおりであり、摺動部品分野の教本や他の資料で見つけることができよう。
図1を参照すると、摺動部品100は概して、摺動層102と、以下でより詳細に説明するように少なくとも1つのアンダーカット部を有する中間部品104とを含むことができる。
摺動層102は主表面106と主表面108とを有するシート材を含んでいてもよい。第1及び第2の主表面106及び108は、厚み分離間させることができる。実施形態では、シートに沿った第1の位置における摺動層102の厚みは、シートに沿った第2の位置における摺動層102の厚みと等しくてもよい。より詳細な実施形態では、主表面106は、第1の面に沿って位置することができ、主表面108が第2の面に沿って位置することができ、第1及び第2の面は、任意のそれに沿った位置で交差することはない。
別の実施形態では、摺動層102は、不均一な厚み、すなわち、第1の位置での摺動層102の厚みが第2の位置での摺動層102の厚みとは異なるような厚みを有していてもよい。
主表面106及び108の少なくとも一方は、中間部品104と係合する前には、平面または比較的滑らかであってもよい。以下でより詳細に説明するように、主表面106は、中間部品104と係合した後でも平面または比較的滑らかであってもよい。
実施形態では、摺動層102は、連続的であってもよい、すなわち、摺動層102が知覚できるほどの隙間または内部を貫通して延在する開口を有していなくてもよい。このように、主表面106または108のうちの一方に沿って摺動層に塗布された液体は、主表面106または108の他方に向けて、その厚みを貫通することはない。当業者は、水などの流体の透過性を許容するほど、気孔率が十分な大きさである場合を除き、製造プロセスに起因する固有の材料の気孔率は、隙間または開口のレベルまで上昇しないことを認識するであろう。
摺動層102は、モノリシック構造を含んでいてもよい。実施形態では、摺動層102はほぼ均一な組成を有していてもよい、すなわち、摺動層102は、本質的に単一の材料で構成する。さらなる実施形態では、摺動層102は、均一な組成を有していてもよい。
摺動層102は、低摩擦材料を含んでいてもよい。例えば、摺動層102は、フッ素重合体のようなポリマーを含んでいてもよい。例示の材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレン−プロピレン(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、ペルフルオロアルコキシ重合体、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
ある実施形態では、摺動層102を充填剤で含浸または飽和させていてもよい。例示の充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、ケイ素、PEEK、芳香族ポリエステル、炭素粒子、青銅、フッ素重合体、熱可塑性充填剤、酸化アルミニウム、ポリアミドイミド(PAI)、PPS、ポリフェニレンスルホン(PPSO)、液晶ポリマー(LCP)、芳香族ポリエステル系、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グラファイト、グラフェン、膨張グラファイト、窒化ホウ素、タルク、フッ化カルシウム、またはそれらの任意の組み合わせを含む。また、充填剤は、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、フッ化カルシウム、窒化ホウ素、雲母、珪灰石、炭化珪素、窒化珪素、ジルコニア、カーボンブラック、顔料、またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
非図示の実施形態では、摺動層は、さらに、主表面の間に配置された材料の、少なくとも部分的に封入された層を含んでいてもよい。例えば、摺動層は、薄いシートまたは完全に封入されたメッシュ織物を含んでいてもよい。少なくとも部分的に封入された材料の層は、摺動層の剛性を高めることができる。
中間部品104は、主表面108に隣接する位置において摺動層102に結合することができる。実施形態では、中間部品104は、部分的に摺動層102に埋め込まれてもよい。別の実施形態では、中間部品104は、接着剤(図示せず)によって摺動層102に取り付けられてもよい。また別の実施形態では、中間部品104は、部分的に摺動層102に埋め込まれ、そこに接着されてもよい。
実施形態では、接着層は、ホットメルト接着剤でもよい。好適な接着剤の例としては、フッ素重合体、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル/ポリアミドコポリマー、エチレンビニルアセテート、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ETFE共重合体、パーフルオロアルコキシ(PFA)、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられる。また、接着剤は、−C=O、−C−O−R、−COH、−COOH、−COOR、−CF=CF−OR、またはそれらの任意の組み合わせから選択される少なくとも1つの官能基を含んでいてもよい。ここでRは、1〜20個の炭素原子を含有する環状または直鎖状有機基である。また、接着剤は、共重合体を含んでいてもよい。実施形態では、ホットメルト接着剤は、220℃以下など、250℃以下の溶融温度を有していてもよい。別の実施形態において、接着剤は、220℃以上など、200℃以上で分解するようにしてもよい。さらなる実施形態では、ホットメルト接着剤の溶融温度は、250℃より高く、さらには300℃よりも高くすることができる。
中間部品104は、その全体の厚みT以下の露出厚みTを有していてもよい。例えば、Tは、0.85T未満、0.8T未満、0.75T未満、0.7T未満、0.65T未満、0.6T未満、0.55T未満、0.5T未満、0.45T未満、0.4T未満、0.35T未満、またはさらに0.3T未満などのように、0.9T未満でもよい。実施形態では、Tは、少なくとも0.01T、例えば、少なくとも0.05T、少なくとも0.1T、少なくとも0.15T、少なくとも0.2T、またはさらに少なくとも0.25Tでよい。ある実施形態では、Tは、0.25Tと0.75Tとの間でもよい。このように、中間部品104は、摺動層102内に埋め込むことができる。
中間部品104は、摺動層102内に摺動層102の厚みよりも小さい距離だけ延在してもよい。例えば、中間部品104は、摺動層に、その厚みの少なくとも1%、例えば、その厚みの少なくとも2%、その厚みの少なくとも3%、その厚みの少なくとも4%、その厚みの少なくとも5%、その厚みの少なくとも6%、その厚みの少なくとも7%、その厚みの少なくとも8%、その厚みの少なくとも9%、その厚みの少なくとも10%、その厚みの少なくとも15%、またはさらにその厚みの少なくとも20%だけ摺動層内に延在してもよい。実施形態では、中間部品104は、その厚みの95%以下、例えば、その厚みの90%以下、その厚みの85%以下、その厚みの80%以下、その厚みの75%以下、その厚みの70%以下、その厚みの65%以下、その厚みの60%以下、その厚みの55%以下、その厚みの50%以下、その厚みの45%以下、その厚みの40%以下、その厚みの35%以下、またはさらにその厚みの30%以下だけ摺動層102内に延在してもよい。
実施形態では、中間部品104は、摺動層102内に、摺動層102の厚み20%及び、摺動層102の厚みの75%の範囲内の距離だけ延在してもよい。
実施形態では、中間部品104は、摺動層102に比べてより高い剛性を有する材料を含む。別の実施形態では、中間部品104は、金属または硬質ポリマーを含んでいてもよい。特定の実施形態では、中間部品104は、金属を含む。例示の金属には、炭素鋼、ばね鋼など、鉄、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、またはこれらの任意の組み合わせを含む。ある実施形態では、中間部品104は、鉄合金などの金属(金属合金を含む)でもよい。
ある実施形態では、中間部品104は、低い降伏強度を有する材料から構成してもよい。例えば、中間部品104は、降伏強度が500MPa以下、例えば、475MPa以下、450MPa以下、425MPa以下、400MPa以下、375MPa以下、350MPa以下、325MPa以下、300MPa以下、275MPa以下、250MPa以下、225MPa以下、200MPa以下、175MPa以下、150MPa以下、125MPa以下、100MPa以下、または75MPa以下などの材料から構成してもよい。実施形態では、中間部品104は、降伏強度が、少なくとも5MPa、例えば、少なくとも10MPa、少なくとも15MPa、少なくとも20MPa、少なくとも25MPa、少なくとも30MPa、少なくとも35MPa、少なくとも40MPa、少なくとも45MPa、少なくとも50MPa、または少なくとも55MPaの材料から構成してもよい。上述のような低降伏強度は、積層プロセス中に高い降伏強度を有する材料の能動変形により、以下に説明するように、完成した積層体中に残留応力を生じる場合があるので、ある実施形態では望ましい。これらの残留応力は、長時間の使用で剥離や破損として現れる場合もある。逆に、低い降伏強度は、積層中、より激しい塑性変形や、弾性変形の減少として現れ、それにより中間部品104が積層前の状態にスプリングバックする傾向が低減する。
ある実施形態では、中間部品104は、2材料構造を有していてもよい。さらにある実施形態では、中間部品104は、2種類の金属からなるものでもよい。
ある実施形態では、中間部品104は、1層以上の一時的な腐食保護層で被覆して処理前に腐食を防止してもよい。層の各々は、1ミクロンから50ミクロンの範囲、例えば、7ミクロンから15ミクロンの範囲の厚みでもよい。層は、リン酸亜鉛、鉄、マンガンまたはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。また、層は、ナノセラミック層でもよい。さらに、層は、官能性シラン、ナノスケールのシラン系プライマー、加水分解されたシラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水ベースのシランプライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化表面、市販の亜鉛(機械的/ガルバニック)または亜鉛−ニッケルコーティング、またはこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。一時的な腐食防止層は、処理中に除去しても保持してもよい。
ある実施形態では、中間部品104は、さらに、永久耐腐食性コーティングを含んでいてもよい。耐腐食性コーティングは、1ミクロンから50ミクロンの範囲、例えば、5ミクロンから20ミクロン、または7ミクロンから15ミクロンの範囲の厚みでもよい。耐腐食性コーティングは、接着促進層、及びエポキシ層を含んでいてもよい。接着促進層は、リン酸亜鉛、鉄、マンガン、すずまたはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。さらに、接着促進層は、ナノセラミック層でもよい。接着促進層は、官能性シラン、ナノスケールのシラン系層、加水分解されたシラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水ベースのシランプライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化表面、市販の亜鉛(機械的/ガルバニック)または亜鉛−ニッケルコーティング、またはこれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
エポキシ層は、熱硬化エポキシ、UV硬化エポキシ、IR硬化エポキシ、電子線硬化エポキシ、放射線硬化エポキシ、または空気硬化エポキシとすることができる。さらに、エポキシ樹脂は、ポリグリシジルエーテル、ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA、ビスフェノールF、オキシラン、オキサシクロプロパン、エチレンオキシド、1,2−エポキシプロパン、2−メチルオキシラン、9,10−エポキシ−9,10−ジヒドロアントラセン、またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。エポキシ樹脂は、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ホルムアルデヒドを含むベンゾグアナミン、またはそれらの任意の組み合わせに基づいてエポキシを変形した合成樹脂を含んでいてもよい。一例として、エポキシは、
モノエポキソイド(mono epoxoide)
ビスエポキシド
直鎖状トリスエポキシド
分枝トリスエポキシド
またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよく、Cは、任意でハロゲン原子X置換水素原子を有する直鎖状または分枝の飽和または不飽和炭素鎖であり、任意で窒素、リン、ホウ素などのような原子が存在し、Bは、炭素、窒素、酸素、リン酸、ホウ素、硫黄などのうちの1つである。
エポキシ樹脂は、さらに、硬化剤を含んでいてもよい。硬化剤は、アミン類、酸無水物、フェノールノボラック硬化剤、例えば、フェノールノボラックポリ[N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド](PHPMI)、レゾールフェノールホルムアルデヒド、脂肪族アミン化合物、ポリ炭酸無水物(polycarbonic anhydride)、ポリアクリレート、イソシアネート、カプセル型ポリイソシアネート、三フッ化ホウ素アミン錯体、クロム系硬化剤、ポリアミド、またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。概して、酸無水物は、上記の式R−C=O−O−C=O−R’に適合できる。ここでRは、上記のようにCである。アミンは、モノエチルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン等のような脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、脂環式アミン、アミドアミン、ポリアミド、ジシアンジアミド、イミダゾール誘導体等のような芳香族アミン、またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。一般的に、アミンは、式RNに適合する第1級アミン、第2級アミン、または第3級アミンであってもよく、上記のようにRはCであってもよい。
実施形態では、エポキシ層は、導電性を向上させる充填剤、例えば、炭素充填剤、炭素繊維、炭素粒子、グラファイト、例えば青銅、アルミニウム、及び他の金属及びそれらの合金等の金属充填剤、金属酸化物充填剤、金属被覆炭素充填剤、金属被覆ポリマー充填剤、またはそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。導電性充填剤により、電流がエポキシ被覆を通過できるようにするとともに、導電性充填剤なしの被覆ブッシュと比較して、被覆ブシュの導電率を高めることができる。
実施形態では、エポキシ層は、中間部品102の耐腐食性を高めることができる。例えば、エポキシ層は、水、塩等の腐食性要素が中間部品104に接触するのを実質的防ぎ、それにより、その化学的腐食を阻止することができる。また、エポキシ層は、異種金属間の接触を防止することによって、中間部品104のガルバニック腐食を阻止することができる。例えば、マグネシウム材に対するエポキシ層なしでアルミニウム中間部品104を配置すると、マグネシウムが酸化させてしまう。しかし、エポキシ層は、アルミニウム中間部品がマグネシウム筐体に接触することを防止し、ガルバニック反応による腐食を阻止することができる。
耐食層の塗布には、エポキシコーティングを適用することができる。エポキシは二成分エポキシまたは単一成分のエポキシでよい。単一成分エポキシは、寿命が長いという利点がある。寿命とは、エポキシを作成してから、そのエポキシがもはやコーティングとして適用することができなくなるまでの時間であり得る。例えば、単一成分エポキシは、寿命が数時間である二成分エポキシに比べて数ヶ月の寿命とすることができる。
実施形態では、エポキシ層は、スプレーコーティング、e−コーティング、ディップスピンコーティング、静電コーティング、フローコーティング、ロールコーティング、ナイフコーティング、コイルコーティングまたは同種のものによって塗布できる。また、エポキシ層は、熱硬化、UV硬化、IR硬化、電子線硬化、放射線硬化、またはそれらの任意の組み合わせなどによって、硬化させることができる。好ましくは、硬化は、摺動層、接着層、メッシュ織物、または接着促進層の任意の層の分解温度より部品の温度を上げることなく達成できる。従って、エポキシは、約250℃未満で、または約200℃未満であっても硬化させることができる。
好ましくは、耐腐食性コーティング、及び特にエポキシ層は、中間部品104の露出した縁部を覆うように塗布できる。e−コーティング及び静電コーティングは、非導電性摺動層をコーティングすることなく、全ての露出金属表面に耐腐食性コーティング層を塗布する場合に特に有用であり得る。さらに、耐腐食性コーティングは、ひび割れや空隙なしに、中間部品104の露出面を連続的に覆うのが好ましい。中間部品104の連続的な、共形被覆は、塩及び水のような腐食性の要素が中間部品104に接触するのを実質的に防ぐことができる。実施形態では、そのような耐腐食性コーティングを有する中間要素104は、かなりの長寿命化が可能であり、特に、中間部品は、少なくとも約120時間、例えば、少なくとも約168時間、少なくとも約240時間、さらには少なくとも約288時間の耐腐食性評価を有することができる。耐腐食性評価は、ISO9227:2006「人工雰囲気での腐食試験−塩水噴霧試験(Corrosion tests in artificial atmospheres−salt spray tests)」第2版、2007年7月15日発行によって定義された塩水噴霧試験に従って判定される。概して、テスト中間部品は、塩水噴霧チャンバに入れ、表面の少なくとも10%が鉄錆によって覆われるまで、塩水スプレーに供される。
代替実施形態では、耐腐食性の層は、摺動層の塗布前または摺動層の塗布後を含む、中間部品の処理中の任意の時点で塗布できる。
実施形態では、図2に示されているように、中間部品104は、複数の相互接続した糸110を含む拡張メッシュ105である。糸110は、少なくとも1つのアンダーカット部114を含む少なくとも1つの開口112を画定してもよい。よりある実施形態において、複数の糸110は、複数の開口122を画定でき、その全てが少なくとも1つのアンダーカット部114を含む。
図3は、摺動部品100の側断面図を示す。アンダーカット部114は摺動層102の第2の主表面108を基準に測定される。実施形態では、アンダーカット部114の少なくとも1つは、90°未満の角度、例えば、85°未満、80°未満、75°未満、70°未満、65°未満、60°未満、55°未満、50°未満、さらには45°未満である。別の実施形態では、アンダーカット部114の角度は、少なくとも1°、例えば、少なくとも2°、少なくとも3°、少なくとも4°、少なくとも5°、少なくとも6°、少なくとも7°、少なくとも8°、少なくとも9°、少なくとも10°、少なくとも15°、少なくとも20°、少なくとも25°、少なくとも30°、少なくとも35°、更には少なくとも40°である。
実施形態では、アンダーカット部114の少なくとも1つは1°から90°の範囲の角度、例えば、5°から85°の範囲、10°から80°の範囲、15°から75°の範囲、20°から70°の範囲、25°から65°の範囲、30°から60°の範囲、35°から55°の範囲、さらには40°から50°の範囲でもよい。
拡張メッシュ105は、非線形断面形状、例えば、断面視で楕円または多角形の形状を有する拡張メッシュを有し、アンダーカット部114の角度は、摺動層102の主表面108から延在する拡張メッシュの部分に沿って測定するように、摺動層102の第2の主表面108と、拡張メッシュ105の外面に最も近い線116との間で測定することができる。
ある実施形態では、拡張メッシュ105の少なくとも2つの開口112は、同一の、または実質的に同一の、角度の付いたアンダーカット部114を有していてもよい。さらにある実施形態では、拡張メッシュ105のすべてのアンダーカット部114が、同一の、または実質的に同一の角度を有していてもよい。本明細書で使用する、「実質的に同一の角度」とは、傾斜したアンダーカット部114の間の偏差が5°以下、例えば、4°以下、3°以下、2°以下、さらには1°以下であることを意味する。
別の実施形態では、アンダーカット部114の少なくとも2つは異なる角度を有していてもよい。例えば、第1のアンダーカット部114は、第2のアンダーカット部114の角度とは異なる第1の角度を有していてもよい。
拡張メッシュ105は、いくつかの異なる工程で製造できる。整形前に、拡張メッシュはシート材でよい。シート材は、対向する主表面を画定する厚みが均一でよい。シート材は、連続的、例えば、そこを通過する穴または開口がなくてもよい。
当業者が理解できるように、シート材は、いくつかの方法のうちの少なくとも1つによって整形すればよい。例えば、複数の開口を、シートを打ち抜いて形成してもよい。打ち抜きには、材料の大部分を除去することなく、シート内で材料を除去することまたはスリットを形成することのいずれかが含まれる。実施形態では、開口は、互いに均等間隔で形成してもよい。別の実施形態では、開口は、異なる空間間隔で互いに離隔されていてもよい。
ある実施形態では、シートは、打ち抜き中に、拡張しても延伸してもよい。例えば、鋸歯状プレスを開位置と閉位置との間で往復運動させて開口を形成し、同時にシートに波状の表面プロファイルを形成してもよい。あるいは、シートを打ち抜いて、第1の工程において開口を形成し、次いで第2の工程で拡張してもよい。シートの拡張は、単一方向または二または他の多方向において可能である。例えば、一実施形態では、シートは、例えば、相対する方向、例えば、第一の方向と、第一の方向から180°オフセットされた第2の方向とに拡張可能である。別の実施形態では、シートは、双方向拡張、例えば、第1、第2、第3、及び第4の方向に拡張することができる。第1及び第3の方向は互いに反対であってもよく、第2及び第4の方向が互いに反対であってもよい。より具体的には、第1及び第3の方向のそれぞれは、第2及び第4の方向のそれぞれから90°オフセットされてもよい。
形成後、拡張メッシュ105は、例えば、1平方メートル(m)を測定した平均密度が、同じ面積、例えば、1mを測定した拡張前のシートの平均密度より小さくてもよい。この点において、拡張メッシュは拡張前に測定された、シートの密度Dの100%未満である密度DEMを有していてもよい。例えば、DEMは、0.99Dより小さく、例えば、0.98D未満、0.97D未満、0.96D未満、0.95D未満、0.9D未満、0.85D未満、0.8D未満、0.75D未満、0.7D未満、0.65D未満、0.6D未満、0.55D未満、0.5D未満、0.45D未満、さらには0.4D未満でもよい。実施形態では、DEMは、少なくとも0.01D、例えば、少なくとも0.1D、少なくとも0.2D、さらには少なくとも0.3Dでよい。
ある実施形態では、DEMは0.4Dから0.8Dの範囲内としてもよい。さらにある実施形態では、DEMは0.5Dから0.7Dの範囲内としてもよい。DEMがDより小さいことにより、非拡張シートに比べて軽量の拡張メッシュを得ることができる。これにより、摺動部品100の重量を減少させることができる。
実施形態では、拡張メッシュ105は、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも101%である厚み、例えば、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも101%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも102%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも103%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも104%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも105%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも110%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも115%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも120%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも125%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも130%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも135%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも140%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも145%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも150%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも160%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも170%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも180%、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも190%、さらには、予備拡張メッシュの厚みの少なくとも200%を有していてもよい。さらなる実施形態では、拡張メッシュ105の厚みは、予備拡張メッシュの厚みの1000%以下、例えば、予備拡張メッシュの厚みの900%以下、予備拡張メッシュの厚みの800%以下、予備拡張メッシュの厚みの700%以下、予備拡張メッシュの厚みの600%以下、さらには、予備拡張メッシュの厚みの500%以下でもよい。
図2を再び参照すると、実施形態では、拡張メッシュ105によって形成される平面に対して垂直に見た場合、開口112は、台形である。他の実施形態では、開口112は、他の多角形状を有してもよい。例えば、開口112は、延長メッシュによって形成される平面に対して垂直に見た場合、三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、または十二角形の形状から選択された形状を有していてもよい。
実施形態では、延長メッシュによって形成される平面に対して垂直に見た場合、開口は、楕円形でもよい。例えば、開口は卵形または円形であってもよい。
図4を参照すると、別の実施形態では、中間部品104は、少なくとも1つのテクスチャ部130を有するシート128を含む。実施形態では、テクスチャ部130は、シート128に沿って均等にまたは対称に離間されていてもよい。別の実施形態では、テクスチャ部130は、互いの間の隔離や間隔が変化していてもよい。
非限定的な例として、テクスチャ部130は、シート128の(第1の)表面126に沿って配置された凹部118、突起120、または変形122のいずれか1つを含んでいてもよい。凹部118、突起120、及び変形122は、さらに、シート128の厚みを少なくとも部分的に通って延在する1つの以上の開口124を含んでいてもよい。実施形態では、開口124が完全にシート128の厚みを貫通して延在してもよい。
実施形態では、テクスチャ部130は、全てが凹部118でもよい。別の実施形態では、テクスチャ部130は、全てが突起120でもよい。さらなる実施形態では、テクスチャ部130は、全てが変形122でもよい。さらに別の実施形態では、テクスチャ部130は、凹部、突起、及び変形118、120及び122の組み合わせでもよい。
実施形態では、少なくとも1つの凹部118aが非線形に表面126に沿って延在していてもよい。凹部118aは、それらの間の相対角度によってオフセットする1つ以上の部分を含んでいてもよい。さらなる実施形態では、少なくとも1つの凹部118bが線形に表面126に沿って延在していてもよい。同様に、突起120は、線形または非線形的に表面126に沿って延在してもよい。当業者は、本明細書に含まれる全体の開示を読んだ後に、追加の形状及び構造もまた可能であり得ることを認識するであろう。
テクスチャ部130は、アンダーカット部114と同様のアンダーカット部132を有していてもよい。図5は、例示のアンダーカット部132の側断面図を示す。図示のように、アンダーカット部132は、シート128の厚みを通して部分的または全体的に延在していてもよい。当業者は、本明細書に含まれる全体の開示を読んだ後に、アンダーカット部132の追加の形状及び配置もまた可能であり得ることを認識するであろう。
テクスチャ部130は、例えば、打ち抜き、研磨、ソーイング、掻き取り、または切除などの機械加工によって、または酸洗やエッチングなどの化学プロセスによって形成することができる。実施形態では、テクスチャ部130の全てを同様に形成することができる。別の実施形態では、テクスチャ部130を少なくとも2つ、別の工程で形成することができる。
図4及び5に示すように、シート128の表面134はそれらの間に形成された接触界面136に沿って摺動層102に連結することができる。実施形態において、シート128は摺動層102に直接連結することができる。接着剤を接触界面136の少なくとも一部に沿って配設してもよい。接着剤は接触界面136全体に沿って配設してもよい。1つ以上の接着促進層をシート128または摺動層102の少なくとも一方と接着剤との間に配設してもよい。
別の実施形態では、中間部品104は、例えば、多孔質金属片または固体材料と大量のガス充填孔とを有する発泡構造の多孔質構造を含んでもよい。例示的な発泡構造は、金属発泡体、例えば、銅発泡体、アルミニウム発泡体及び鋼発泡体、ポリマー発泡体、並びにセラミック発泡体などを含む。ガス充填孔は、密封してクローズドセル発泡体を形成しても、または、互いに繋げてオープンセル発泡体を形成してもよい。発泡構造の外面は、摺動層102と係合するため、上述したように、バック角度を形成する露出孔または凹部を有していてもよい。実施形態では、発泡構造の体積の25%から95%の間が空隙である。よりある実施形態では、体積の少なくとも30%が、空隙であってもよく、例えば、体積の少なくとも35%が空隙であっても、体積の少なくとも40%が空隙であっても、体積の少なくとも45%が空隙であっても、体積の少なくとも50%が空隙であっても、体積の少なくとも55%が空隙であっても、体積の少なくとも60%が空隙であっても、体積の少なくとも65%が空隙であっても、さらには、体積の少なくとも70%が空隙であってもよい。さらなる実施形態では、体積の94%以下が空隙であってもよく、例えば、体積の93%以下が空隙であってもよく、体積の92%以下が空隙であってもよく、体積の91%以下が空隙であってもよく、体積の90%以下が空隙であってもよく、体積の85%以下が空隙であってもよく、体積の80%以下が空隙であってもよく、さらには、体積の75%以下が空隙であってもよい。
本明細書に記載の実施形態によれば、摺動層と中間部品の組立のとき、摺動部品は、第1の側に摺動面、反対側に係合面を有していてもよい。摺動面は、低摩擦特性を有していてもよいが、係合面は基板または他の構造に固定するためのインターフェースを提供することができる。このように、摺動部品は、構造に固定し、適当な位置にそれに沿って低摩擦表面を提供してもよい。非限定的な例として、本明細書に記載のように、摩耗した軸受面は、構造から既存の摺動層を除去し、摺動部品を取り付けることによって置き換えることができる。適切な用途では、摺動部品を適用する前に構造を軟化することができる。摺動部品を構造に押し付けて、アンダーカット部を構造の一部の材料で充填することができる。この点で、構造と摺動部品との間の耐剥離性を、構造に対する既存の摺動層の耐剥離性と比べて強くすることができる。
図6を参照すると、摺動部品100を基板200に結合して露出摺動面106を有する軸受300を形成してもよい。図6に示すように、摺動面106は、平面に沿って位置する。
基板200は、ポリマー、金属、合金、セラミック、または他の適切な材料で構成できる。特定の実施形態では、基板200は、ポリマーを含む。例示的なポリマーには、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、液晶ポリマー、ポリフタルアミド、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリオキシメチレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、またはこれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
実施形態において、基板200は主表面108の少なくとも一部に沿って摺動層102の主表面108に接触してもよい。さらなる実施形態では、基板200は、全体の主表面108に接触してもよい。図示のように、中間部品104は、部分的に内部に埋め込まれるように、基板200内に延在してもよい。この点において、中間部品104は、摺動層102と基板200の両方に部分的に埋め込んでもよい。
実施形態において、基板200は、例えば、蒸着、溶射、メッキ、粉末コーティングのようなコーティング技術、または他の化学的もしくは電気化学的技術によって摺動部品100に塗布することができる。ある実施形態において、基板200は、例えば、押出コーティングを含む、ロールツーロールコーティング処理によって塗布することができる。例えば、材料を溶融または半溶融状態まで加熱し、材料が硬化して基板200を形成できる摺動層102の主表面108上にスロットダイにより押出すことができる。
別の実施形態において、基板200は、例えば、射出成形、ブロー成形、または圧力鋳造のような、成形または鋳造プロセスによって摺動部品100に塗布してもよい。
さらに別の実施形態において、基板200は、圧縮によって摺動部品100に塗布してもよい。このように、基板200は、摺動部品100に対して加圧された、例えば、高温または低温で加圧されたシート材を含んでいてもよい。
中間部品104のアンダーカット部114は、塗布中に基板200が流入できるキャビティを形成できる。キャビティは、少なくとも部分的に摺動層102及び中間部品104の主表面108によって画定することができる。実施形態では、キャビティ内に引っ掛かった基板200の部分が摺動層102と基板200との間の耐剥離性を増加させる。この点に関して、本明細書に記載の実施形態の少なくとも1つによると、基板200に結合された摺動部品100の耐剥離性は、キャビティのない摺動層に結合された基板を有する組立体の耐剥離性よりも少なくとも101%大きく、例えば、少なくとも102%大きく、少なくとも103%大きく、少なくとも104%大きく、少なくとも105%大きく、少なくとも110%大きく、少なくとも115%大きく、少なくとも120%大きく、少なくとも125%大きく、少なくとも130%大きく、少なくとも135%大きく、少なくとも140%大きく、少なくとも145%大きく、さらには少なくとも150%大きくすることができる。
図7は、軸受300の斜視図である。軸受300は、第1及び第2の対向軸端304及び306と中心軸302を含む略環状体を有することができる。上述したように、一実施形態では、軸受300の外面308は、摺動層を含んでもよい。上述したように、別の実施形態では、軸受300の内面310は、摺動層を含んでもよい。
図8は、摺動層102、中間部品104、及び基板200を含む軸受300の略環状体の断面図である。中間部品104は、基板200と摺動層102との間で測定されるような強化された耐剥離性を提供してもよい。
多くの異なる局面及び実施形態が可能である。多くの異なる局面及び実施形態のいくつかを下記に説明する。本明細書を読んだ後、当業者は、これらの態様及び実施形態は単なる例示であり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、下記に列挙した実施形態いずれか1つ以上に従うことができる。
実施形態1.摺動部品であって
摺動層と、
少なくとも1つのアンダーカット部を含み、前記摺動層に結合された中間部品と、を備え、
前記中間部品は、厚みTを有し、前記中間部品の露出された厚みTは、Tよりも小さい、摺動部品。
実施形態2.軸受であって、
摺動層と、
基板と、
少なくとも1つのアンダーカット部を含み、前記摺動層と前記基板との間に配置され、前記摺動層と前記基板のそれぞれに部分的に埋め込まれた中間部品とを含む、軸受。
実施形態3.軸受であって、
内面と外面とを有する環状基板と、
前記環状基板の前記内面及び外面の一方に沿って配置され、開口を画定する摺動層と、
少なくとも1つのアンダーカット部を有し、前記環状基板と前記摺動層との間に配設され、少なくとも部分的に前記環状基板と前記摺動層とのそれぞれの内部に延在する中間部品とを備える、軸受。
実施形態4.摺動部品を形成する方法であって、
少なくとも1つのアンダーカット部を含み、厚みがTである中間部品を設けることと、
前記中間部品に摺動層を連結することと、を含み、
前記中間部品は、部分的に前記摺動層内に埋め込まれ、前記中間部品の露出された厚みTは、Tよりも小さい、方法。
実施形態5.軸受を形成する方法であって、
少なくとも1つのアンダーカット部を含む中間部品を設けることと、
前記中間部品に摺動層を連結することと、
前記中間部品が、少なくとも部分的に基板内に埋め込まれるように、摺動部品に前記基板を塗布することとによって前記摺動部品を形成することを含む、方法。
実施形態6.基板に摺動層を係合する方法であって、
摺動層と、前記摺動層に部分的に埋め込まれ、少なくとも1つのアンダーカット部を有する露出した部分を有する中間部品とを有する摺動部品を設けることと、
前記中間部品の前記露出した部分が少なくとも部分的に前記基板に埋め込まれるように前記摺動部品を前記基板に抗して付勢することとを含む、方法。
実施形態7.基板に摺動層を係合する方法であって、
第1及び第2の対向する主表面を有する摺動層と、少なくとも1つのアンダーカット部を有する中間部品であって、前記中間部品の一部が前記摺動層の第1の主表面から露出するように前記摺動層に連結された前記中間部品とを備えた摺動部品を設けることと、
一部で前記アンダーカット部の少なくとも1つを充填する基板を前記中間部品に塗布することとを含む、方法。
実施形態8.前記中間部品は、鋼またはアルミニウムなどのような金属を含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態9.前記中間部品は合金を含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態10.前記中間部品の少なくとも一部が、耐腐食性コーティングをさらに含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態11.前記中間部品全体が耐腐食性コーティングを含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態12.前記中間部品は拡張メッシュを含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態13.前記拡張メッシュは、複数の相互接続した糸をさらに含む、実施形態12に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態14.前記複数の相互接続した糸が、前記拡張メッシュの厚みを貫通して延在する少なくとも1つの開口を画定する、実施形態12及び13のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態15.前記複数の相互接続した糸が、前記拡張メッシュの厚みを貫通して延在する複数の開口を画定する、実施形態12〜14のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態16.前記開口の少なくとも1つの部分は、それに垂直に延在する平面に沿って見たときに多角形である、実施形態14及び15のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態17.前記開口の少なくとも1つの部分は、それに垂直に延在する平面に沿って見たときに楕円形である、実施形態14〜16のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態18.前記中間部品は、それに沿って配設する少なくとも1つのテクスチャ部を有するシートを備える、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態19.前記中間部品が、それに沿って配設された複数のテクスチャ部を有するシートを備える、実施形態1〜11及び12のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態20.前記テクスチャ部の大部分が前記シートの1つの主表面に沿って配設された、実施形態18及び19のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態21.前記テクスチャ部全体が前記シートの1つの主表面に沿って配設された、実施形態18〜20のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態22.前記テクスチャ部の少なくとも1つが凹部を有する、実施形態18〜21のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態23.前記テクスチャ部の少なくとも1つが突起を有する、実施形態18〜22のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態24.前記テクスチャ部の少なくとも1つが変形を有する、実施形態18〜23のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態25.前記テクスチャ部の少なくとも1つが開口をさらに有する、実施形態18〜24のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態26.前記開口は、前記シートの厚みを貫通して延在する、実施形態25に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態27.前記中間部品の前記アンダーカット部は前記テクスチャ部の少なくとも1つによって画定される、実施形態18〜26のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態28.前記摺動層はモノリシック構造を含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態29.前記摺動層はほぼ均一の組成である、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態30.前記摺動層はPTFEなどのフッ素重合体などのポリマーを含む、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態31.前記摺動層は均一の厚みを有する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態32.前記摺動層は充填材をさらに有する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態33.前記中間部品は前記摺動層からそれに垂直な方向に前記中間部品が延在する最大距離によって測定されるような厚みT、及び露出した厚みTを画定し、Tは、T未満、例えば、0.9T未満、0.85T未満、0.8T未満、0.75未満、0.7T未満、0.65T未満、0.6T未満、0.55T未満、0.5T未満、0.45T未満、0.4T未満、0.35T未満、さらには0.3T未満である、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、又は方法。
実施形態34.前記中間部品は前記摺動層からそれに垂直な方向に前記中間部品が延在する最大距離によって測定されるような厚みT、及び露出した厚みTを画定し、Tは、少なくとも0.01T、例えば、少なくとも0.05T、少なくとも0.1T、少なくとも0.15T、少なくとも0.2T、さらには少なくとも0.25Tである、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態35.前記中間部品が、複数の開口を含み、各開口は、少なくとも1つのアンダーカット部を画定し、前記アンダーカット部のうちの少なくとも1つの角度は前記アンダーカット部と前記摺動層との間で測定して、90°未満、例えば、85°未満、80°未満、75°未満、70°未満、65°未満、60°未満、55°未満、50°未満、さらには45°未満である、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態36.前記中間部品が、複数の開口を含み、各開口は、少なくとも1つのアンダーカット部を画定し、前記アンダーカット部のうちの少なくとも1つの角度は、少なくとも1°、例えば、少なくとも5°、少なくとも10°、少なくとも15°、少なくとも20°、少なくとも25°、少なくとも30°、少なくとも35°、さらには少なくとも40°である、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態37.前記中間部品は、前記摺動層の厚みより小さい距離だけ前記摺動層の内部に延在する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態38.前記中間部品は、前記摺動層の厚みの75%未満、例えば、60%未満、50%未満、40%未満、さらには、30%未満だけ前記摺動層の内部に延在する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態39.前記中間部品は、前記摺動層の厚みの少なくとも1%、例えば、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも10%、さらには少なくとも20%だけ前記摺動層の内部に延在する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態40.前記摺動層と中間部品とは接触界面に沿って当接し、接着剤が前記接触界面の少なくとも一部に沿って配設されている、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態41.前記摺動層と中間部品とは接触界面に沿って当接し、接着剤が前記接触界面全体に沿って配設されている、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態42.前記接着剤の少なくとも一部と、前記中間部品と前記摺動層の少なくとも一方との間に配設された接着促進層をさらに備える、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態43.前記接着剤全部と、前記中間部品と前記摺動層の少なくとも一方との間に配設された接着促進層をさらに備える、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態44.前記接着剤はETFEまたはPFAのようなフルオロポリマーなどのポリマーを含む、実施形態24及び25のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態45.前記摺動層と前記中間部品は、前記摺動層に垂直な方向に100Nの力を加えた際に測定して、少なくとも0.1mm、例えば、少なくとも0.2mm、少なくとも0.3mm、少なくとも0.4mm、さらには少なくとも0.5mmだけ圧縮可能である、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態46.基板をさらに有し、前記中間部品が前記摺動層と前記基板との間に配設された、実施形態1、3、及び4のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態47.前記中間部品が前記基板に部分的に埋め込まれた、実施形態2及び5〜46のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態48.前記基板は剛性材で構成された、実施形態2及び5〜47のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態49.前記基板はポリマーで構成された、実施形態2及び5〜48のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態50.前記基板は金属または合金で構成された、実施形態2及び5〜49のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態51.前記基板は、前記基板の一部が前記アンダーカット部の少なくとも1つの下方を流れるように前記中間部品に連結された、実施形態2及び5〜50のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態52.前記基板の塗布は、高温、例えば、最低50℃、最低75℃、さらには最低100℃の温度で行われる、実施形態2及び5〜51のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態53.前記基板を塗布することは、少なくとも部分的に積層によって行われる、実施形態2及び5〜52のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態54.前記基板を塗布することは、少なくとも部分的にカレンダリングによって行われる、実施形態2及び5〜53のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態55.前記基板を塗布することは、少なくとも部分的に成形によって行われる、実施形態2及び5〜54のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態56.前記基板を塗布することは、前記基板の可塑性を上げることをさらに含む、実施形態2及び5〜55のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態57.前記基板の前記可塑性を上げる工程は、前記基板に抗して前記摺動層を付勢する前に行われる、実施形態56に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態58.前記基板の前記可塑性を上げる工程は、熱をそこに加えることによって行う、実施形態56及び57のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態59.前記基板を塗布することは、前記基板の前記可塑性を下げることをさらに含む、実施形態56〜58のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態60.前記基板の前記可塑性を下げる工程は、前記可塑性を上げた後に行う、実施形態59に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態61.前記基板の前記可塑性を下げる工程は、前記基板を200℃未満の温度、例えば、150℃未満、100℃未満、50℃未満、さらには30℃未満の温度に露出することによって行う、実施形態59及び60のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態62.前記基板を前記中間部品に取り付けるのに必要な力は、5000N/mm以下、例えば、2000N/mm以下、1000N/mm以下、500N/mm以下、250N/mm以下、100N/mm以下、さらには、50N/mm以下である、実施形態2及び5〜61のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態63.前記基板を前記中間部品に取り付けるのに必要な力は、少なくとも0.5N/mm、例えば、少なくとも1N/mm、少なくとも2N/mm、少なくとも3N/mm、少なくとも4N/mm、少なくとも5N/mm、少なくとも10N/mm、さらには、少なくとも25N/mmである、実施形態2及び5〜62のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態64.前記中間部品は、少なくとも部分的に発泡構造を有する、前記実施形態のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態65.前記発泡構造は、クローズドセル発泡である、実施形態64に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態66.前記発泡構造は、オープンセル発泡である、実施形態64に記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態67.発泡は、少なくとも部分的にアルミニウムまたは鋼で構成された、実施形態64〜66のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
実施形態68.前記中間部品の体積の25%〜95%の間が空隙である、実施形態64〜67のいずれか1つに記載の摺動部品、軸受、または方法。
なお、上記の特徴のすべてが必要なわけでなく、特定の特徴の一部は必要ない場合もあり、また、1つ以上の特徴を説明したものにさらに設けてもよい。さらに、特徴を説明した順番は、その特徴が設置された順番とは必ずしも限らない。
明確にするために別の実施形態の内容でここで説明したある特徴を、単一の実施形態に組み合わせて設けてもよい。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の内容で説明した様々な特徴を、別々に、または任意の小結合として設けてもよい。
利得、他の長所、及び問題の解決について、ある実施形態を参照しながら説明した。しかしながら、その利得や利点、問題の解決、及びなんらかの利得、利点、もしくは解決法を引き出す、またはより顕著にする特徴は、いかなる、またはすべての特許請求の範囲の重要な、必要な、または本質的な特徴として解釈しないものとする。
ここで説明した実施形態の明細や図示は、各種実施形態の構造を概ね理解できるようにすることを意図している。明細や図示は、ここで説明する構造や方法を使用する装置やシステムのすべての要素と特徴とを徹底的にまた、理解しやすいように説明することを意図したものではない。別の実施形態を単一の実施形態に組み合わせて設けてもよく、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の内容で説明した様々な特徴を別々に、または小結合として設けてもよい。さらに、範囲で示された数値を参照する場合、その範囲のそれぞれの、またすべての数値を含む。多くの別の実施形態については、この明細書を読んだ後は、当業者には明らかであり得る。他の実施形態は、本開示を使って、導き出すことができ、本開示の範囲を逸脱することなく、構造的代替、論理的代替、またはいかなる変更も行うことができる。よって、本開示は、限定的と言うよりはむしろ例示的なものである。

Claims (15)

  1. 摺動層と、
    少なくとも1つのアンダーカット部を含み、前記摺動層に結合された中間部品と、を備え、
    前記中間部品は、厚みTを有し、前記中間部品の露出された厚みTは、Tよりも小さい、摺動部品。
  2. 摺動層と、
    基板と、
    少なくとも1つのアンダーカット部を含み、前記摺動層と前記基板との間に配置され、前記摺動層と前記基板のそれぞれに部分的に埋め込まれた中間部品とを含む、軸受。
  3. 摺動層と基板とを互いに係合する方法であって、
    摺動層と、前記摺動層に部分的に埋め込まれ、少なくとも1つのアンダーカット部を有する露出した部分を有する中間部品とを有する摺動部品を設けることと、
    前記中間部品の前記露出した部分が少なくとも部分的に前記基板に埋め込まれるように前記摺動部品と前記基板とを互いに合わせることとを含む、方法。
  4. 前記基板の可塑性を上げることをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記基板の前記可塑性を上げることは、前記摺動部品と基板を互いに合わせる前に実行する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記中間部品は金属を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  7. 前記中間部品の少なくとも一部が、耐腐食性コーティングをさらに含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  8. 前記中間部品は拡張メッシュを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  9. 前記拡張メッシュが、複数の相互接続した糸と前記拡張メッシュの厚みを貫通して延在する少なくとも1つの開口とをさらに備える、請求項8に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  10. 前記中間部品は、それに沿って配設される少なくとも1つのテクスチャ部を有するシートを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  11. 前記テクスチャ部の少なくとも1つが凹部、突起、変形、開口、またはそれらの組み合わせを含む、請求項10に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  12. 前記中間部品は前記摺動層からそれに垂直な方向に前記中間部品が延在する最大距離によって測定されるような厚みT、及び露出した厚みTを画定し、Tは、T未満である、請求項2及び3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  13. 前記中間部品が、複数の開口を含み、各開口は、少なくとも1つのアンダーカット部を画定し、前記アンダーカット部のうちの少なくとも1つの角度は前記アンダーカット部と前記摺動層との間で測定して、90°未満である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  14. 前記摺動層と中間部品とは接触界面に沿って当接し、接着剤が前記接触界面の少なくとも一部に沿って配設されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。
  15. 前記摺動部品と基板とはカレンダリングにより少なくとも部分的に互いに取り付けられている、請求項2及び3のいずれか1項に記載の摺動部品、軸受、または方法。

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