本発明の目的は、アセンブリの部品数を減少させ、組み立て工程を最適化し、加工・組み立てコストを低減可能なロール軸アセンブリおよびそれを用いた雲台を提供することにある。
本発明の実施形態は、第1の支持アームと、前記第1の支持アームと対称に設けられた第2の支持アームと、前記第1の支持アームと第2の支持アームを連結する連結アームと、第1の駆動装置とを備え、前記第1の支持アームに第1の軸受孔が開設されており、前記第2の支持アームは、前記連結アームから遠い一端に連結ベースが設けられており、前記連結ベースに第2の軸受孔と収容溝が開設されており、前記第2の軸受孔は前記収容溝と連通し、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが一体成形され、前記ロータアセンブリは前記収容溝内に直接収容される回転軸アセンブリとして実現される。
ここで、前記第1の支持アームは前記第2の支持アームとほぼ平行に設けられ、前記第1の支持アームと、第2の支持アームと、前記連結アームとが逆U字形構造を共に形成する。
ここで、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが、マグネシウム・アルミニウム合金ダイカストを用いて製造される。
ここで、前記第2の軸受孔は前記第1の軸受孔と対向して設けられかつ同軸に設けられる。
ここで、前記ロータアセンブリは、第1のモータ軸受と、ロータスチールリングと、磁石リングと、モータ回転軸とを備え、前記第1のモータ軸受は前記第2の軸受孔内に固定され、前記ロータスチールリングは前記収容溝内に収容され、前記収容溝内で回動することができ、前記ロータスチールリングは、中心に中心孔を開設した中空の円柱状であり、前記モータ回転軸は前記中心孔内に固定される。
ここで、前記モータ回転軸は、接着の方式により前記中心孔内に固定される。
ここで、前記ステータアセンブリは、ステータベースと、第2のモータ軸受と、ステータコイルベースと、回路基板と、ホールセンサと、電子ガバナ基板と、後蓋とを備え、前記ステータベースは前記連結ベースに固定され、前記第2のモータ軸受は前記ステータベース内に固定され、前記モータ回転軸の固定端は、前記第2の軸受孔と前記第1のモータ軸受を通過して前記第2のモータ軸受内に固定され、前記ステータコイルベースは前記第2のモータ軸受の外輪に嵌設され、前記ステータコイルベースに複数のコイルが設けられており、前記回路基板は前記ステータベース内に設けられ、前記ホールセンサは前記固定端に固定され、前記ホールセンサは、前記モータ回転軸の回転した角度を検出するために用いられ、前記電子ガバナ基板は前記後蓋内に固定され、前記後蓋は前記ステータベースに固定される。
ここで、前記ホールセンサは、ホール磁石と、前記ホール磁石を収容するためのホール磁石ベースとを備え、前記ホール磁石ベースは前記固定端に固定される。
ここで、前記ロータアセンブリは付勢ばねをさらに備え、前記付勢ばねは前記モータ回転軸に嵌設され、前記第1の駆動装置はスプリングワッシャをさらに備え、前記スプリングワッシャは、一端が前記第2のモータ軸受に当接保持され、他端が前記付勢ばねの、前記収容部から遠い一端に当接保持される。
本発明の実施形態は、第1の支持アームと、前記第1の支持アームと対称に設けられた第2の支持アームと、前記第1の支持アームと第2の支持アームを連結する連結アームと、第1の駆動装置とを備え、前記第1の支持アームに第1の軸受孔が開設されており、前記第2の支持アームは、前記連結アームから遠い一端に連結ベースが設けられており、前記連結ベースに第2の軸受孔と収容溝が開設されており、前記第2の軸受孔は前記収容溝と連通し、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが一体成形され、前記ロータアセンブリは前記収容溝内に直接収容される、画像形成装置を支持するための雲台として実現される。
ここで、前記第1の支持アームは前記第2の支持アームとほぼ平行に設けられ、前記第1の支持アームと、第2の支持アームと、前記連結アームとが逆U字形構造を共に形成する。
ここで、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが、マグネシウム・アルミニウム合金ダイカストを用いて製造される。
ここで、前記第2の軸受孔は前記第1の軸受孔と対向して設けられかつ同軸に設けられる。
ここで、前記ロータアセンブリは、第1のモータ軸受と、ロータスチールリングと、磁石リングと、モータ回転軸とを備え、前記第1のモータ軸受は前記第2の軸受孔内に固定され、前記ロータスチールリングは前記収容溝内に収容され、前記収容溝内で回動することができ、前記ロータスチールリングは、中心に中心孔を開設した中空の円柱状であり、前記モータ回転軸は前記中心孔内に固定される。
ここで、前記モータ回転軸は、接着の方式により前記中心孔内に固定される。
ここで、前記ステータアセンブリは、ステータベースと、第2のモータ軸受と、ステータコイルベースと、回路基板と、ホールセンサと、電子ガバナ基板と、後蓋とを備え、前記ステータベースは前記連結ベースに固定され、前記第2のモータ軸受は前記ステータベース内に固定され、前記モータ回転軸の固定端は、前記第2の軸受孔と前記第1のモータ軸受を通過して前記第2のモータ軸受内に固定され、前記ステータコイルベースは前記第2のモータ軸受の外輪に嵌設され、前記ステータコイルベースに複数のコイルが設けられており、前記回路基板は前記ステータベース内に設けられ、前記ホールセンサは前記固定端に固定され、前記ホールセンサは、前記モータ回転軸の回転した角度を検出するために用いられ、前記電子ガバナ基板は前記後蓋内に固定され、前記後蓋は前記ステータベースに固定される。
ここで、前記ホールセンサは、ホール磁石と、前記ホール磁石を収容するためのホール磁石ベースとを備え、前記ホール磁石ベースは前記固定端に固定される。
ここで、前記ロータアセンブリは付勢ばねをさらに備え、前記付勢ばねは前記モータ回転軸に嵌設され、前記第1の駆動装置はスプリングワッシャをさらに備え、前記スプリングワッシャは、一端が前記第2のモータ軸受に当接保持され、他端が前記付勢ばねの、前記収容部から遠い一端に当接保持される。
ここで、前記回転軸アセンブリは前記雲台のロール軸アセンブリであり、前記雲台は、前記ロール軸アセンブリと枢接されるピッチ軸アセンブリと、前記ロール軸アセンブリと枢接される平行移動軸アセンブリと、前記画像形成装置を支持するための支持体アセンブリとをさらに備える。
ここで、前記ピッチ軸アセンブリは、2つの第1の支柱と、2つの走行案内柱と、2つの第1の位置係止装置とを備え、前記走行案内柱は前記2つの第1の支柱に対してほぼ垂直であり、2つの前記走行案内柱は前記第1の位置係止装置を介して前記第1の支柱の長さ方向に沿って移動可能である。
ここで、前記第1の位置係止装置はスリーブリングを備え、前記スリーブリングに、係止保持孔と、前記係止保持孔の両側にそれぞれ設けられた2つの収容孔とが開設されており、前記係止保持孔の軸方向は前記収容孔の軸方向に対してほぼ垂直であり、前記係止保持孔の形状およびサイズはそれぞれ前記第1の支柱の形状およびサイズに対応しており、2つの前記第1の支柱が前記係止保持孔内にそれぞれ嵌設され、各々の前記収容孔は、2つの前記走行案内柱がほぼ平行に設けられるよう、前記走行案内柱の一端を収容するためにそれぞれ用いられる。
ここで、前記第1の位置係止装置は締め付け部品をさらに備え、前記締め付け部品を解放するかまたは締め付けることによって、2つの前記走行案内柱の、前記第1の支柱上での取り付け位置を調節する。
ここで、前記支持体アセンブリは、取り付け板と、前記取り付け板に摺動可能に設けられた支持板と、掛止押圧装置とをさらに備え、前記取り付け板は前記第1のアダプタに固定され、前記支持板は前記取り付け板に摺動可能に設けられ、前記掛止押圧装置は前記取り付け板の一つの側に設けられ、前記掛止押圧装置は前記支持板を前記取り付け板に固定するために用いられる。
ここで、前記支持体アセンブリは、前記走行案内柱に摺動可能に設けられた2つの第1のアダプタを備え、各々の前記第1のアダプタは、対向して設けられる第1の押圧体と第2の押圧体をいずれも備え、前記第1の押圧体と前記第2の押圧体との間に2つの円形挿入溝を形成し、前記走行案内柱は前記円形挿入溝に挿入され、前記第1の押圧体と前記第2の押圧体は共に第1のボルトを締め込み、前記第1のボルトを締め付けると、前記第1のアダプタが前記走行案内柱に固定され;前記第1のボルトを緩めると、前記第1のアダプタが前記走行案内柱上で前記走行案内柱の長さ方向に沿って摺動する。
ここで、前記第1のボルトのナットは第1のスパナに固設される。
ここで、各々の前記第1の支柱は連結端をいずれも備え、前記連結端に貫通孔が開設されており、前記貫通孔の軸方向は、前記第1の支柱の長さ方向に対してほぼ垂直であり、前記貫通孔内に回動軸を設け、前記回動軸の一端は前記第1の軸受孔内に収容されかつ前記軸受孔内で回動可能であり、前記回動軸の他端は前記貫通孔内に固定される。
ここで、前記モータ回転軸の、前記固定端から遠い回動端が、前記第1の軸受孔から遠い第1の支柱の貫通孔内に固定される。
ここで、前記連結アームに連結孔が開設されており、前記平行移動軸アセンブリは第2の駆動装置をさらに備え、前記第2の駆動装置の回転軸が前記連結孔内に回動連結され、前記ロール軸アセンブリを駆動して回動させるために用いられる。
ここで、前記平行移動軸アセンブリは、前記ロール軸アセンブリと連結される第3の支持アームと、バッテリとを備え、前記第2の駆動装置は前記第3の支持アーム内に設けられ、前記バッテリは前記第3の支持アームに設けられ、雲台全体が動作するときのために電気エネルギーを提供するために用いられる。
ここで、前記第2の駆動装置は、ロータアセンブリとステータアセンブリがいずれも前記第3の支持アーム内に直接収容されるブラシレスモータである。
ここで、前記第3の支持アームの、前記ロール軸アセンブリから遠い一端が連結板に連結され、前記連結板は前記第3の支持アームに対してほぼ垂直であり前記第2の駆動装置の回転軸に対してほぼ平行である。
ここで、前記雲台は駆動部と把持部とをさらに備え、前記駆動部はブラシレスモータであり、ロータアセンブリが前記連結板に連結される一方、ステータアセンブリは前記把持部内に固定され、前記駆動部は、前記平行移動軸アセンブリを駆動して回転させるために用いられる。
ここで、前記把持部は折れ曲がった棒状を呈し、前記把持部は第1の連結部と第1の支持部と手持ち部とを備え、前記第1の支持部は棒部品であり、前記第1の連結部は前記第1の支持部の幾何学的中心に固定連結され、前記第1の連結部は前記駆動部に連結される。
ここで、前記手持ち部は2つの柱形グリップであり、前記手持ち部は前記第1の支持部の両端に固定される。
ここで、前記把持部は提げ手を固設し、前記提げ手は前記第1の支持部の一つの側に固定され、前記第1の連結部に対向して設けられる。
従来技術に対し、本発明の前記回転軸アセンブリの前記第2の軸受孔は前記収容溝と連通し、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが一体成形され、前記ロータアセンブリは前記収容溝内に直接収容され、前記第2の軸受孔と前記第1の軸受孔との同軸度精度を保証することができ、アセンブリの部品数を減少させるとともに組み立て工程を最適化し、前記第1の駆動装置の回動抵抗を低減し、前記第1の駆動装置と前記回転軸アセンブリの回動円滑性を高め、また、前記ロータアセンブリを前記収容溝内に直接収容し、一方では材料を節約することができ、他方では組み立て工程を減少させている。
以下、本発明の実施形態における図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術案について明確かつ十分に記述するが、当然ながら、記述される実施形態は本発明の一部の実施形態であるに過ぎず、すべての実施形態ではない。本発明における実施形態に基づき、当業者が、進歩性を有する作業を行っていない前提の下で得た他のあらゆる実施形態は、本発明が保護する範囲にいずれも含まれる。
以下、具体的な実施形態を参照しながら、本発明の実現について詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明による雲台100は、画像形成装置(図示せず)を支持するために用いられる。前記画像形成装置は、カメラ、ビデオカメラまたはレンズ等であってよい。
前記雲台100は、ピッチ軸アセンブリ10と、前記ピッチ軸アセンブリ10に移動可能に設けられる支持体アセンブリ20と、前記ピッチ軸アセンブリ10と枢接し前記ピッチ軸アセンブリ10を駆動して回動させることができるロール軸アセンブリ40と、前記ロール軸アセンブリ40と枢接し前記ロール軸アセンブリ40を駆動して回動させることができる平行移動軸アセンブリ50と、前記平行移動軸アセンブリ50を駆動して回動させる駆動部40bと、把持部60とを備える。
前記ピッチ軸アセンブリ10は、2つの第1の支柱11と、2つの走行案内柱12と、2つの第1の位置係止装置13とを備える。2つの前記走行案内柱12は前記2つの第1の支柱11に垂直に設けられる。2つの前記走行案内柱12は、前記第1の位置係止装置13を介して前記第1の支柱11の長さ方向に沿って移動することができ、前記第1の位置係止装置13を介して2つの前記走行案内柱12を前記第1の支柱11の任意の位置に固定することができる。
具体的には、前記第1の支柱11は円柱状であり、各々の前記第1の支柱11は連結端110をいずれも備える。前記連結端110には貫通孔111が開設されている。本実施形態において、前記貫通孔111の軸方向は、前記第1の支柱11の長さ方向に対してほぼ垂直である。ここで、前記貫通孔111内には回動軸112が設けられる。前記第1の支柱11は他の形状であってもよいことが理解され得る。
本実施形態において、2つの走行案内柱12はいずれも円柱状である。前記走行案内柱12は他の形状であってもよいことが理解され得る。
2つの前記第1の位置係止装置13は、スリーブリング13aと、締め付け部品134とを備える。前記スリーブリング13aには、係止保持孔130と、前記係止保持孔130の両側にそれぞれ設けられた2つの収容孔132とが開設されている。前記係止保持孔130の軸方向は、前記収容孔132の軸方向に対してほぼ垂直である。前記係止保持孔130の形状およびサイズはそれぞれ前記第1の支柱11の形状およびサイズに対応している。2つの前記第1の支柱11が前記係止保持孔130内にそれぞれ嵌設される。各々の前記収容孔132は、2つの前記走行案内柱12がほぼ平行に設けられるよう、前記走行案内柱12の一端を収容するためにそれぞれ用いられる。前記第1のねじ孔136の軸方向は、前記収容孔132の軸方向に対してほぼ垂直である。
前記締め付け部品134は、前記第1の位置係止装置13を前記第1の支柱11の任意の位置に締め付けるために用いられる。具体的には、前記締め付け部品134はクリップであり、金属材料を用いる。前記締め付け部品134は、前記スリーブリング13aに圧力を加えて、前記第1の支柱11を挟み付けるために前記スリーブリング13aの係止保持孔130の孔径を縮小させることができる。本実施形態において、前記締め付け部品134を緩めるかまたは締め付けることによって、2つの前記走行案内柱12の、前記第1の支柱11上での取り付け位置を調節することができる。
前記支持体アセンブリ20は、前記走行案内柱12に摺動可能に設けられた2つの第1のアダプタ23と、取り付け板24と、前記取り付け板24に摺動可能に設けられた支持板25と、掛止押圧装置26とを備える。前記取り付け板24は前記第1のアダプタ23に固定される。本実施形態において、前記取り付け板24はボルトによって前記第1のアダプタ23に固定される。前記支持板25は前記取り付け板24に摺動可能に設けられる。前記掛止押圧装置26は前記取り付け板24の一側に設けられ、前記掛止押圧装置26は、前記支持板25を前記取り付け板24の任意の位置に固定するために用いられる。
前記第1のアダプタ23の摺動を調節できるように、各々の前記第1のアダプタ23はいずれも、対向して設けられる第1の押圧体231と第2の押圧体232とを備え、前記第1の押圧体231と前記第2の押圧体232との間に2つの円形挿入溝230を形成し、前記走行案内柱12は前記円形挿入溝230内に挿入され、前記第1の押圧体231と前記第2の押圧体232には共に第1のボルト233を締め込む。前記第1のボルト233を締め付けると、前記第1のアダプタ23が前記走行案内柱12に固定されており、前記第1のボルト233を緩めると、前記第1のアダプタ23が前記走行案内柱12上で前記走行案内柱12の長さ方向に沿って摺動する。
本実施形態において、前記第1のボルト233のナットは第1のスパナ234に固設され、前記第1のスパナ234は前記第1のボルト233の長さ方向に垂直に延び、前記第1のスパナ234を回して前記第1のボルト233の締め付け方向に回転させて前記第1のボルト233の締め付けを実現し、逆に、前記第1のスパナ234を回して前記第1のボルト233の締め付け方向と逆向きに回転させて前記第1のボルト233の緩めを実現し、ひいては、前記第1のアダプタ23の摺動と固定を調節する。
前記取り付け板24は、前記第2の押圧体232に固定される。前記取り付け板24には、第1の摺動溝2430が設けられている。
前記支持板25には、長さに沿って均等に配列された複数のボルト孔25aが設けられており、前記画像形成装置をボルトで連結するために用いられる。複数の前記ボルト孔25aを利用して、多くの異なる規格の画像形成装置に適合させることができる一方、複数の前記ボルト孔25aを利用して、前記支持板25上での前記画像形成装置の位置を調節することもできる。本実施形態において、前記支持板25の2つの外側壁には、前記第1の摺動溝2430に対応する位置に、前記第1の摺動溝2430と適合する第2の摺動溝250が設けられている。本実施形態において、前記第2の摺動溝250は摺動蟻溝である。
前記掛止押圧装置26は、前記支持板25と前記取り付け板24との間の締め付けの緩めを実現し、ひいては、前記取り付け板24上での前記支持板25の摺動と固定を調節するために用いられる。
図2〜5を併せて参照すると、前記ロール軸アセンブリ40は、第1の支持アーム41と、前記第1の支持アーム41と対称に設けられた第2の支持アーム42と、前記第1の支持アーム41と第2の支持アーム42を連結する連結アーム43と、第1の駆動装置44とを備える。
前記第1の支持アーム41は前記第2の支持アーム42とほぼ平行に設けられる。前記第1の支持アーム41と、第2の支持アーム42と、前記連結アーム43とが逆U字形構造を共に形成する。前記第1の支持アーム41に第1の軸受孔410が開設されている。前記第2の支持アーム42は、前記連結アーム43から遠い一端に連結ベース42aが設けられており、前記連結ベース42aに第2の軸受孔420と収容溝421が開設されている。前記第2の軸受孔420は前記収容溝421と連通する。前記第2の軸受孔420は前記第1の軸受孔410と対向して設けられかつ同軸に設けられる。本実施形態において、前記第2の軸受孔420と前記第1の軸受孔410の同軸度精度を保証し、アセンブリの部品数を減少させるとともに組み立て工程を最適化し、前記第1の駆動装置44の回動抵抗を低減し、前記第1の駆動装置44と前記ロール軸アセンブリ40の回動円滑性を高めるために、前記第1の支持アーム41と連結アーム43と第2の支持アーム42とが一体成形され、マグネシウム・アルミニウム合金ダイカストを用いて製造される。前記回動軸112の一端は前記第1の軸受孔410内に収容されかつ前記軸受孔410内で回動可能であり、前記回動軸112の他端は前記第1の支柱11の貫通孔111内に固定される。前記連結アーム43に連結孔430が開設されている。
本実施形態において、前記第1の駆動装置44は、ロータアセンブリ441とステータアセンブリ442を備えるブラシレスモータである。
前記ロータアセンブリ441は、第1のモータ軸受4410と、ロータスチールリング4411と、磁石リング4412と、モータ回転軸4413と、付勢ばね4414とを備える。前記第1のモータ軸受4410は前記第2の軸受孔420内に固定される。前記ロータスチールリング4411は前記収容溝421内に収容され、前記収容溝421内で回動することができる。前記ロータスチールリング4411は、中心に中心孔441bを開設した中空の円柱状である。前記ロータスチールリング4411は収容部441aを備え、前記収容部441aは前記中心孔441bを取り囲む。本実施形態において、前記モータ回転軸4413は、接着の方式により前記ロータスチールリング4411の中心孔441b内に固定される。前記付勢ばね4414は前記モータ回転軸4413に嵌設され、一端が前記収容部441aに当接保持される。
前記ステータアセンブリ442は、ステータベース4421と、第2のモータ軸受4422と、ステータコイルベース4424と、回路基板4425と、ホールセンサ4426と、電子ガバナ基板4427と、後蓋4428とを備える。本実施形態において、前記ステータベース4421はボルトによって前記連結ベース42aに固定される。前記第2のモータ軸受4422は前記ステータベース4421内に固定される。前記モータ回転軸4413の固定端4419は、前記第2の軸受孔420と前記第1のモータ軸受4410を通過して前記第2のモータ軸受4422内に固定される。前記モータ回転軸4413の、前記固定端4419から遠い回動端4419aが、前記第1の軸受孔410から遠い第1の支柱11の貫通孔内111に固定される。前記ステータコイルベース4424は前記第2のモータ軸受4422の外輪に嵌設され、前記ステータコイルベース4424に複数のコイル(図示せず)が設けられている。前記回路基板4425は前記ステータベース4421内に設けられる。前記ホールセンサ4426は、ホール磁石442aと、前記ホール磁石442aを収容するためのホール磁石ベース442bとを備える。前記ホール磁石ベース442bは前記モータ回転軸4413の前記固定端4419に固定される。前記ホールセンサ4426は、前記モータ回転軸4413の回転した角度を検出する、角度センサとしての役割のために用いられる。前記電子ガバナ基板4427は前記後蓋4428内に固定され、前記電子ガバナ基板4427は前記第1の駆動装置44の回転数を制御するために用いられる。前記後蓋4428は前記ステータベース4421に固定される。
本実施形態において、前記第1の駆動装置44はスプリングワッシャ47をさらに備え、前記スプリングワッシャ47は、一端が前記第2のモータ軸受4422に当接保持され、他端が前記付勢ばね4414の他端、すなわち前記収容部441aから遠い一端に当接保持される。前記第1の駆動装置44内に前記スプリングワッシャ47と付勢ばね4414を設ければ、前記第1のモータ軸受4410と前記第2のモータ軸受4422の隙間を解消し、2つの軸受の内外輪の接触剛性を高め、ひいては、雲台100の剛性を高めることができる。
他の実施形態において、材料を節約し生産コストを低減するために、前記スプリングワッシャ47と付勢ばね4414とを設けなくてもよいことが理解され得る。
本実施形態において、前記第1の駆動装置44のロータアセンブリ441の前記第1のモータ軸受4410と、ロータスチールリング4411と、磁石リング4412と、モータ回転軸4413と、付勢ばね4414とが前記ロール軸アセンブリ40の第2の支持アーム42の連結ベース42a内に直接収容される。第1のモータ軸受4410と、ロータスチールリング4411と、磁石リング4412と、モータ回転軸4413と、付勢ばね4414とを収容するように、ロータベースを追加することを避けることができ、材料を節約している。一方、組み立てる際に、一体に組み立てられたロータベースと、第1のモータ軸受4410と、ロータスチールリング4411と、磁石リング4412と、モータ回転軸4413と、付勢ばね4414とを前記第2の支持アーム42の連結ベース42a内に再び組み付けることを減少させ、組み立て工程を減少させている。
前記第1の駆動装置44のモータ回転軸4413は、そのうちの1つの前記第1の支柱11の前記貫通孔111と固接され、前記ピッチ軸アセンブリ10を動かして回動させるように前記第1の支柱11を駆動して回動させるために用いられる。本実施形態において、前記第1の駆動装置44のモータ回転軸4413の軸方向は、前記第2の支持アーム42の長さ方向に対してほぼ垂直である。前記第1の駆動装置44は、画像形成装置の撮影角度を調整するとともにさまざまな姿勢に適応するために回転数の大きさを適時調整するように前記ピッチ軸アセンブリ10を駆動して回動させる。
前記第1の駆動装置44はブラシ付きモータまたはモータ等であってもよく、本実施形態に限定されないことが理解され得る。
前記平行移動軸アセンブリ50は、第3の支持アーム53と、第2の駆動装置54と、連結板55と、バッテリ57とを備える。前記第2の駆動装置54は前記第3の支持アーム53内に設けられ、前記バッテリ57は前記第3の支持アーム53に設けられ、前記雲台100全体が作動するときのために電気エネルギーを提供するために用いられる。本実施形態において、前記第2の駆動装置54は、ロータアセンブリとステータアセンブリがいずれも前記第3の支持アーム53内に直接収容されるブラシレスモータでもあり、すなわち、前記第3の支持アーム53がそのまま、前記第2の駆動装置54のロータアセンブリとステータアセンブリを収容するためのハウジングになることにより、ハウジングをさらに追加的に設ける必要がなくなり、コストを節約している。
他の実施形態において、前記第2の駆動装置54にハウジングを追加的に設けてもよく、組み立てる際に、ロータアセンブリとステータアセンブリを収容するためのハウジングを前記第3の支持アーム53に組み付けることが理解され得る。
前記第2の駆動装置54は、前記ロール軸アセンブリ40を駆動して回動させるために用いられる。具体的には、前記第2の駆動装置54の回転軸540が前記連結アーム43の前記連結孔430内に固定され、前記ロール軸アセンブリ40を駆動して回動させるために用いられる。
前記第3の支持アーム53の、前記ロール軸アセンブリ40から遠い一端が前記連結板55に連結される。前記連結板55は、前記第3の支持アーム53に対してほぼ垂直であり、前記第2の駆動装置54の回転軸に対してほぼ平行である。
本実施形態において、前記駆動部40bは、ロータアセンブリとステータアセンブリがいずれも前記連結板55内に直接収容されるブラシレスモータでもあり、すなわち、前記連結板55がそのまま、前記駆動部40bのロータアセンブリとステータアセンブリを収容するためのハウジングになることにより、ハウジングをさらに追加的に設ける必要がなくなり、コストを節約している。
他の実施形態において、前記駆動部40bにハウジングを追加的に設けてもよく、組み立てる際に、ロータアセンブリとステータアセンブリを収容するためのハウジングを前記連結板55に組み付けることが理解され得る。前記駆動部40bは、前記平行移動軸アセンブリ50を駆動するために用いられ、水平方向に360°回転可能である。
前記把持部60は折れ曲がった棒状を呈する。具体的には、前記把持部60は、第1の連結部601と、第1の支持部602と、手持ち部603とを備える。前記第1の支持部602は棒部品であり、前記第1の連結部601は前記第1の支持部602の幾何学的中心に固定連結される。前記第1の連結部601は前記駆動部40bに連結される。
前記手持ち部603は2つの柱形グリップであり、前記手持ち部603は前記第1の支持部602の両端に固定される。
前記把持部60に提げ手604を固設し、前記提げ手604は、前記第1の支持部602の一つの側に固定され、前記第1の連結部601に対向して設けられ、前記雲台100を使用しないときに任意に携帯することができ、力を節約するのに便利である。当然ながら、他の実施形態において、前記把持部60に締め付け機構を設けることによりラダーに固定し、機械を利用して前記雲台100を自動的に移動させることも実現可能である。
本発明の前記ロール軸アセンブリの前記第2の軸受孔は前記収容溝と連通し、前記第1の支持アームと、連結アームと、第2の支持アームとが一体成形され、前記ロータアセンブリは前記収容溝内に直接収容され、前記第2の軸受孔と前記第1の軸受孔との同軸度精度を保証することができ、アセンブリの部品数を減少させるとともに組み立て工程を最適化し、前記第1の駆動装置の回動抵抗を低減し、前記第1の駆動装置と前記回転軸アセンブリの回動円滑性を高め、また、前記ロータアセンブリを前記収容溝内に直接収容し、一方では材料を節約することができ、他方では組み立て工程を減少させている。
上記は本発明の実施形態であるに過ぎず、それゆえに本発明の特許請求の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書および図面の内容を利用して行われる、同等の構造または同等のプロセス変換、もしくは他の関連する技術分野に直接的または間接的に応用される場合はすべて、同じ理由で、いずれも本発明の特許保護の範囲に含まれる。