JP2017533907A5 - - Google Patents

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  1. C=O結合をC−H結合に変換する方法であって、
    i)アルコールを提供し、C=O結合を含む化合物へ前記アルコールを変換するステップであって、C=Oを含む前記化合物はアルデヒドおよびケトンから選択され、C=O結合を含む化合物への前記アルコールの前記変換は、
    酸化剤および触媒を用いた酸化ステップであって、前記酸化剤はH、OおよびNaOClから選択され、前記触媒は不均一系担持金属触媒、均一系有機金属錯体、無金属触媒(メディエータ)、および酵素(EC 1:10:3:2)から選択される酸化ステップを含む、変換するステップと、
    ii)前のステップからのC=O結合を含む前記化合物を提供するステップと、
    iii)C=O結合を含む前記化合物を、還元剤および触媒を含む溶媒中で還元するステップであって、前記触媒は不均一系金属触媒および均一系有機金属錯体から選択され、前記不均一系金属触媒はシリカ含有材料に不均一に担持されたPd(0)−ナノ触媒であり、前記Pd(0)−ナノ触媒はPd(0)−AmP−シリカ担持体であり、前記均一系有機金属錯体はPd、Ir、Ru、Ni、Co、Cu錯体を含む、還元するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記触媒は、Pd(0)−AmP−MCFおよびPd(0)−AmP−CPGから選択されるPd−触媒である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒は再利用可能である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記還元剤はギ酸アンモニウムおよびHガスであり、前記溶媒は好ましくはトルエンである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記還元は、20−80℃の温度において、好ましくは周囲温度または80℃において実行される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記アルコールはステップi)においてアルデヒドに変換され、アルデヒドへの前記アルコールの前記変換は、NaOCl、TEMPO((2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)オキシル)、NaOH、KBrおよびOの存在下で行われる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ステップi)は、
    (a)前記アルコールおよびTEMPOを含む溶液に対してKBrの溶液を添加するステップであって、好ましくは、KBrは水溶液中に存在し、TEMPOはCHCl中に存在する、添加するステップと、
    (b)混合物を、好ましくは0℃において撹拌するステップと、
    (c)前記混合物に対してNaOCl溶液を添加するステップであって、好ましくは前記NaOCl溶液がpH9を有する、添加するステップと、
    (d)Oの存在下で前記混合物に対してNaOHを添加するステップと、
    (e)好ましくは0℃において、より好ましくは0℃において3時間、前記混合物を撹拌するステップと、
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記アルコールはステップi)においてケトンに変換され、ケトンへの前記アルコールの前記変換は、O、TEMPO、HNO、およびHClの存在下で行われる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  9. ステップi)は、
    i.Oの存在下で前記アルコールに対してTEMPOを添加するステップと、
    ii.HNOがアセトニトリル中に存在する混合物を添加するステップと、
    iii.HClがアセトニトリル中に存在する混合物を添加するステップ、好ましくは、水およびアセトニトリルもまた添加するステップと、
    iv.任意で前記混合物を加熱するステップと、
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アルコールはジオールであり、前記ジオールは、ステップi)においてアルドールに変換され、次いで、自発的な触媒レトロアルドール反応を経て対応するアルデヒド部分となり、前記アルデヒドの前記C=O結合が、続いて、ステップiii)においてC−H結合へ還元される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ジオールはリグニンおよびその誘導体から選択され、好ましくは、前記アルコールは、β−O−4アリールエーテル結合を含むベンジル型アルコール、アリル型アルコール、または脂肪族アルコールを含むリグニンであり、より好ましくは、前記リグニンは磨砕リグニン、セルロース分解性リグニン、パルプ化プロセスからのオルガノソルブリグニンおよび工業リグニンから選択される、請求項10に記載の方法。
  12. i.リグニンを提供し、前記リグニンを酸化してアルデヒド基を含むポリマにするステップと、
    ii.前のステップにおいて提供された、アルデヒド基を含む前記ポリマを、続いて、自発的な触媒レトロアルドール反応を経て解重合に至らせるステップと、
    iii.前記アルデヒド基を還元するステップと、
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記アルコールは第一級アルコールであり、前記第一級アルコールはステップi)においてアルデヒドに変換され、前記アルデヒドの前記C=O結合は、続いて、C−H結合へ還元される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記アルコールは、バニリルアルコール、ヒドロキシベンジルアルコール、メトキシベンジルアルコール、およびエトキシベンジルアルコールから選択され、バニリルアルコール、ヒドロキシベンジルアルコール、メトキシベンジルアルコール、およびエトキシベンジルアルコールは、ステップi)において、それぞれの対応するアルデヒドに変換され、前記アルデヒドの前記C=O結合が、続いて、C−H結合へ還元される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記アルコールは第二級アルコールであり、前記第二級アルコールはステップi)においてケトンに変換され、前記ケトンの前記C=O結合は、続いて、C−H結合へ還元される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  16. C−O結合またはC=O結合をC−H結合に変換する方法であって、
    i)C−O結合またはC=O結合を含む化合物を提供するステップであって、前記化合物は、アルデヒド、ケトン、アルコール、アルドール、水酸基に対してベータ位のエーテル結合を有する化合物、または、カルボニル基に対してアルファ位のエーテル結合を有する化合物から選択される、提供するステップと、
    ii)前記C−O結合またはC=O結合を、還元剤および触媒を含む溶媒中でC−H結合へ還元するステップであって、前記触媒は不均一系金属触媒および均一系有機金属錯体から選択され、前記不均一系金属触媒はシリカ含有材料に不均一に担持されたPd(0)−ナノ触媒であり、前記Pd(0)−ナノ触媒はPd(0)−AmP−シリカ担持体であり、前記均一系有機金属錯体はPd、Ir、Ru、Ni、Co,Cu錯体を含む、還元するステップと、
    を含み、
    アルコールを提供し、次いで、C=O結合を含む化合物へと前記アルコールを変換する任意のステップが、ステップi)の前に提供される、方法。
  17. 前記触媒は、Pd(0)−AmP−MCFおよびPd(0)−AmP−CPGから選択されるPd−触媒である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記触媒は再利用可能である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記還元剤は、水素、ギ酸、およびギ酸アンモニウムから選択される、請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の方法。
  20. C−O結合を含む前記化合物がアルコールである場合、前記還元剤はギ酸アンモニウムおよびギ酸である、請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記ギ酸アンモニウムおよびギ酸は、
    前記アルコールに対して、それぞれ、0.25および6.6の比率で添加される、または、
    前記アルコールに対して、それぞれ、0.25および3.3の比率で添加される、請求項19または請求項20に記載の方法。
  22. 前記溶媒は、エタノールおよび水の少なくとも一方、好ましくはエタノールと水の混合物であり、より好ましくは、エタノールと水の前記混合物が、4:1のエタノール:水の比率を有する、請求項20または請求項21に記載の方法。
  23. C=O結合を含む前記化合物がアルデヒド、ケトン、アルドール、水酸基に対してベータ位のエーテル結合を有する化合物、または、カルボニル基に対してアルファ位のエーテル結合を有する化合物である場合、前記還元剤はギ酸アンモニウムおよびHガスであり、前記溶媒は好ましくはトルエンである、請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記還元は、20−80℃の温度において、好ましくは周囲温度または80℃において、最も好ましくは周囲温度において実行される、請求項16から請求項23のいずれか1項に記載の方法。
  25. アルコールを提供し、次いで、C=O結合を含む化合物へ前記アルコールを変換するステップが、ステップi)の前に提供され、前記アルコールは、好ましくは、ジオール、第一級アルコールおよび第二級アルコールから選択される、請求項16から請求項23のいずれか1項に記載の方法。
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