JPS61112035A - ココヤシ殻ダストからフエノ−ル類を製造する方法 - Google Patents
ココヤシ殻ダストからフエノ−ル類を製造する方法Info
- Publication number
- JPS61112035A JPS61112035A JP59232875A JP23287584A JPS61112035A JP S61112035 A JPS61112035 A JP S61112035A JP 59232875 A JP59232875 A JP 59232875A JP 23287584 A JP23287584 A JP 23287584A JP S61112035 A JPS61112035 A JP S61112035A
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- Japan
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- dust
- catalyst
- iii
- coconut husk
- lignin
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ココヤシ殻ダストからフェノール類を工業的
に安価にかつ効率よ(製造する方法に関するものである
。
に安価にかつ効率よ(製造する方法に関するものである
。
本発明により得られるフェノール類は、リグニン関連型
のいわゆる4−ヒドロキシフェニル、グアヤシル及びシ
リンギル系フェノール類である。
のいわゆる4−ヒドロキシフェニル、グアヤシル及びシ
リンギル系フェノール類である。
これらのリグニン関連型フェノール類は、高分子合成原
料或いは、香料、医薬品等のファインケミカル原料とし
て利用される産業上有効な物質である。
料或いは、香料、医薬品等のファインケミカル原料とし
て利用される産業上有効な物質である。
従来フェノール類は、石油を出発原料として製造されて
いる。しかし、上記のリグニン関連型フェノール類を製
造するためには多段階の反応を経ることは避けられない
。一方すゲニンを分解する方法は、一段で効率よくリグ
ニン関連型フェノール類が得られるため効率的である。
いる。しかし、上記のリグニン関連型フェノール類を製
造するためには多段階の反応を経ることは避けられない
。一方すゲニンを分解する方法は、一段で効率よくリグ
ニン関連型フェノール類が得られるため効率的である。
このため、バニリンは、パルプ廃液中のりグツスルホン
酸を原料として、対リグニン収率的10%で工業的に製
造されている。
酸を原料として、対リグニン収率的10%で工業的に製
造されている。
一方、化石資源の有限性が指摘され、その代替資源の開
発が強く要望されている。ココヤシにおいては、その果
実を採取した後のヤシ殻のおおくは廃棄されている。現
在、ココヤシ殻ダストの有効利用法はみあたらず、フェ
ノール類製造原料として検討されてはいない。
発が強く要望されている。ココヤシにおいては、その果
実を採取した後のヤシ殻のおおくは廃棄されている。現
在、ココヤシ殻ダストの有効利用法はみあたらず、フェ
ノール類製造原料として検討されてはいない。
本発明者は、このココヤシ殻ダストの有効利用に関して
種々研究を重ねた結果、このものは、約40重量パーセ
ントもの多量なリグニンを含み(通常約30%前後)、
フェノール類製造原料として有効であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
種々研究を重ねた結果、このものは、約40重量パーセ
ントもの多量なリグニンを含み(通常約30%前後)、
フェノール類製造原料として有効であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、ココヤシ殻からダスト部分
を分離し、コバルト(Ill)を触媒としてアルカリ酸
素酸化分解を行った後に抽出法により生成フェノール類
を分離することを特徴とするココヤシ殻ダストからフェ
ノール類を製造する方法が提供される。
を分離し、コバルト(Ill)を触媒としてアルカリ酸
素酸化分解を行った後に抽出法により生成フェノール類
を分離することを特徴とするココヤシ殻ダストからフェ
ノール類を製造する方法が提供される。
本発明の方法を好まし〈実施するには、先ず、ココヤシ
殻を破砕し、この破砕物をダスト部と繊維部分とに分け
、そのダスト部分を回収する。破砕はディスクリファイ
ナ−により行うのが有効であり、また、破砕物からダス
ト部分の分離は、破砕物を水面に浮上させ、水中の沈降
する繊維部分から分離し、回収することによって行うこ
とができる。
殻を破砕し、この破砕物をダスト部と繊維部分とに分け
、そのダスト部分を回収する。破砕はディスクリファイ
ナ−により行うのが有効であり、また、破砕物からダス
ト部分の分離は、破砕物を水面に浮上させ、水中の沈降
する繊維部分から分離し、回収することによって行うこ
とができる。
次にこのようにして分離された、ココヤシ殻ダストは、
風乾などにより乾燥した後、ウィレーミルなどにより粉
末とし、酸化分解に供する。
風乾などにより乾燥した後、ウィレーミルなどにより粉
末とし、酸化分解に供する。
本発明に用いられる分解条件は、2Nないし4Nの水酸
化ナトリウムあるいは水酸化カリウムを媒体として、酸
素圧3〜10kQ10Ta2 、反応温度130℃〜1
65℃である。なお、触媒として用いるコバルト(II
I)はリグニン1gに対して5〜20ミリモルである。
化ナトリウムあるいは水酸化カリウムを媒体として、酸
素圧3〜10kQ10Ta2 、反応温度130℃〜1
65℃である。なお、触媒として用いるコバルト(II
I)はリグニン1gに対して5〜20ミリモルである。
この場合、触媒として用いる水酸化コバルト(III)
は、硫酸コバルト(TI)や塩化コバルト(I[)を反
応容器に入れ、これにアルカリを加えな後、過酸化水素
処理することによって得られる。反応系に存在する水酸
化コバルトの量は、濃度1.1〜5.5重量%、好まし
くは2〜4重量%である。この場合、規定度調節に用い
るアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の強塩基が用いられる。また、本発明における酸化
剤としては、酸素又は空気が用いられる。
は、硫酸コバルト(TI)や塩化コバルト(I[)を反
応容器に入れ、これにアルカリを加えな後、過酸化水素
処理することによって得られる。反応系に存在する水酸
化コバルトの量は、濃度1.1〜5.5重量%、好まし
くは2〜4重量%である。この場合、規定度調節に用い
るアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の強塩基が用いられる。また、本発明における酸化
剤としては、酸素又は空気が用いられる。
実施例1
試料としてインドネシア産のココヤシ殻のダスト部分(
いわゆるコイヤダスト)を用いた。コイヤダストは、デ
ィスクリフッイナーによって繊維部分と分離した後、ウ
ィレーミルによって粉末状にした。アルコール・ベンゼ
ン混合溶媒で脱脂した試料を酸化分解に供した。
いわゆるコイヤダスト)を用いた。コイヤダストは、デ
ィスクリフッイナーによって繊維部分と分離した後、ウ
ィレーミルによって粉末状にした。アルコール・ベンゼ
ン混合溶媒で脱脂した試料を酸化分解に供した。
コイヤダスト脱脂粉末1.Oo、コバルト(I[[)及
び12%水酸化ナトリウム水溶液50mQを100mA
容のステンレス製オートクレーブに入れ、さらに、酸素
を5kMCIl+2圧入した。なお、コバルト(III
)は硫酸コバルト(III)水和物3.0gを5%水酸
化ナトリウム水溶液40mΩ分散させ、これを30%過
酸化水素水10mAで酸化したものを用いた。反応混合
物を145℃に加熱し、撹拌下に6.5時間分解を行っ
た。
び12%水酸化ナトリウム水溶液50mQを100mA
容のステンレス製オートクレーブに入れ、さらに、酸素
を5kMCIl+2圧入した。なお、コバルト(III
)は硫酸コバルト(III)水和物3.0gを5%水酸
化ナトリウム水溶液40mΩ分散させ、これを30%過
酸化水素水10mAで酸化したものを用いた。反応混合
物を145℃に加熱し、撹拌下に6.5時間分解を行っ
た。
反応終了後、反応混合物を遠心分離することによりアル
カリ性水不溶部を分け、さらに水による洗浄を行った。
カリ性水不溶部を分け、さらに水による洗浄を行った。
得られた、水溶液を塩酸でpH1に酸性化し、エーテル
抽出を行った。次に、エーテル抽出液を無水硫酸ナトリ
ウムによって乾燥した後、エーテルを除去することによ
り酸化分解生成物を得た。
抽出を行った。次に、エーテル抽出液を無水硫酸ナトリ
ウムによって乾燥した後、エーテルを除去することによ
り酸化分解生成物を得た。
酸化分解生成物の分析はガスクロマトグラフにより行っ
た。すなわち、酸化分解生成物を乾燥ピリジンに溶解し
、これにビス(トリメチルシリル)アセトアミドを加え
てシリル化を行い、ガスクロマトグラフによる分析に供
した。そのガスクロマトグラムの結果を表1に示す。測
定条件は以下の通りであった。
た。すなわち、酸化分解生成物を乾燥ピリジンに溶解し
、これにビス(トリメチルシリル)アセトアミドを加え
てシリル化を行い、ガスクロマトグラフによる分析に供
した。そのガスクロマトグラムの結果を表1に示す。測
定条件は以下の通りであった。
カラム:ステンレス製2m、充てん材;5ilic。
neo V−1、カラム温度=120〜220℃、昇温
速度:5℃/min 1キャリアガス;窒素表1.
コイヤダスト酸化分解生成物のガスクロマトグラフ分析
結果分析結果を表2に示す。
速度:5℃/min 1キャリアガス;窒素表1.
コイヤダスト酸化分解生成物のガスクロマトグラフ分析
結果分析結果を表2に示す。
実施例2
前処理として、20kQ/ca+2 (およそ210
℃)の加熱水蒸気で処理した後、急激に大気中に放出す
ることによる爆砕を施した試料を、実施例1と同条件で
分解した。その結果を表2にあわせて示す。
℃)の加熱水蒸気で処理した後、急激に大気中に放出す
ることによる爆砕を施した試料を、実施例1と同条件で
分解した。その結果を表2にあわせて示す。
Claims (1)
- (1)ココヤシ殻のダスト(非繊維部分)をコバルト(
III)を触媒として、アルカリ存在下に酸素化分解する
ことを特徴とするフェノール類の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232875A JPS61112035A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ココヤシ殻ダストからフエノ−ル類を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232875A JPS61112035A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ココヤシ殻ダストからフエノ−ル類を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112035A true JPS61112035A (ja) | 1986-05-30 |
JPS6213333B2 JPS6213333B2 (ja) | 1987-03-25 |
Family
ID=16946198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59232875A Granted JPS61112035A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ココヤシ殻ダストからフエノ−ル類を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61112035A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0516801A (ja) * | 1990-09-07 | 1993-01-26 | Hitachi Ltd | 鉄道車両およびその製作方法 |
JPH0620122U (ja) * | 1990-12-03 | 1994-03-15 | 日本トレールモービル株式会社 | ウイング車の屋根又は側壁構造 |
JPH0680079A (ja) * | 1991-04-01 | 1994-03-22 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 超電導磁気浮上用台車枠 |
JP2017533907A (ja) * | 2014-10-30 | 2017-11-16 | オルガノフール スウェーデン エービー | 再利用可能な触媒系を使用したc−o結合およびc=o結合の穏やかな触媒還元 |
CN109721117A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-05-07 | 南京林业大学 | 一种紫丁香醛功能化改性的方法及其获得的产物和应用 |
CN109805406A (zh) * | 2019-02-19 | 2019-05-28 | 广东省农业科学院蚕业与农产品加工研究所 | 一种米糠结合酚超高压-碱-酸水解分步释放的提取方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103626642A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-12 | 上海应用技术学院 | 一种制备香兰素的方法 |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP59232875A patent/JPS61112035A/ja active Granted
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JPH0516801A (ja) * | 1990-09-07 | 1993-01-26 | Hitachi Ltd | 鉄道車両およびその製作方法 |
JPH0620122U (ja) * | 1990-12-03 | 1994-03-15 | 日本トレールモービル株式会社 | ウイング車の屋根又は側壁構造 |
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JP2017533907A (ja) * | 2014-10-30 | 2017-11-16 | オルガノフール スウェーデン エービー | 再利用可能な触媒系を使用したc−o結合およびc=o結合の穏やかな触媒還元 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213333B2 (ja) | 1987-03-25 |
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