JP2017525650A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 積層ガラス製品であって、
   第１のイオン交換拡散率Ｄ_０を有する第１の層、及び
   前記第１の層に隣接し、第２のイオン交換拡散率Ｄ_１を有する第２の層を備え、
   Ｄ_０／Ｄ_１ が１．２〜１０であることを特徴とする積層ガラス製品。
2. 前記積層ガラス製品の中心張力が、下式（２）を用いて算出した閾値中心張力（ＴＣＴ）を下回ることを特徴とする、請求項１記載の積層ガラス製品：
   

   

   ここで、ｔは前記積層ガラスの厚さである。
3. ８μｍ〜１５０μｍの層深さを有する圧縮応力層を備え、該圧縮応力層が、３００ＭＰａ〜１０００ＭＰａの最大圧縮応力を有することを特徴とする、請求項１又は２項記載の積層ガラス製品。
4. 前記積層ガラス製品の厚さが０．０７５ｍｍ〜４ｍｍであることを特徴とする、請求項１〜３いずれか１項記載の積層ガラス製品。
5. 前記第２の層の厚さが、３μｍ〜１００μｍであることを特徴とする、請求項１〜４いずれか１項記載の積層ガラス製品。
6. Ｄ_０／Ｄ_１が５〜１０であり、
   ８μｍ〜８０μｍの層深さの圧縮応力層を備え、
   前記圧縮応力層の最大圧縮応力が、６００ＭＰａ〜９００ＭＰａであり、
   中心張力が、下式（２）を用いて算出した閾値中心張力を下回ることを特徴とする、請求項１記載の積層ガラス製品：
   

   

   ここで、ｔは前記積層ガラス製品の厚さである。
7. 積層ガラス製品を製造するための方法であって、
   第１のイオン交換拡散率Ｄ_０を有する、第１の層を形成するステップ、及び
   前記第１の層に隣接し、第２のイオン交換拡散率Ｄ_１を有する、第２の層を形成するステップを備え、
   Ｄ_０／Ｄ_１が、１．２〜１０であることを特徴とする方法。
8. 前記積層ガラス製品を強化するステップが、該積層ガラス製品を、実質的に純粋な溶融ＫＮＯ_３浴に、３７０℃〜５３０℃の温度で、２時間〜１６時間浸漬するステップを含むことを特徴とする、請求項７記載の方法。
9. 前記積層ガラス製品を強化するステップが、該積層ガラス製品を、Ｋ^＋の有効モル分率が９０％未満の第２の溶融ＫＮＯ_３浴に、４００℃の温度で、０．２時間〜１時間浸漬するステップを含むことを特徴とする、請求項８記載の方法。
10. Ｄ_０／Ｄ_１が５〜１０であり、
    前記層深さが８μｍ〜８０μｍであり、
    前記圧縮応力層の最大圧縮応力が、５００ＭＰａ〜９００ＭＰａであり、
    前記積層ガラス製品の中心張力が、下式（２）を用いて算出した閾値中心張力を下回ることを特徴とする、請求項７記載の方法：
    

    

    ここで、ｔは前記積層ガラス製品の厚さである。